JP5495277B2 - 自動倉庫システム - Google Patents

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Description

本発明は、スタッカクレーンによりワークの入出庫を行う自動倉庫システムに関し、より具体的には、スタッカクレーンの故障時でも、ワークの入出庫を継続できる自動倉庫システムに関する。
従来の自動倉庫システムを図11A、図11Bに示す。自動倉庫システムは、通路1を間にして対向するように設けられた一対のラック2と、通路1の床面FLに敷設された走行レール10と、走行レール10上を走行するスタッカクレーン3と、ラック2の端部に隣接して設置された入出庫ステーション11とを備える。
ラック2は、パレットに載置した状態でワークWを保管するための複数の収納部20を備えた多段多列式のラックである。スタッカクレーン3は、走行レールを自走する台車30、台車に立設されたマスト31、マスト31に案内されて昇降するキャリッジ32、キャリッジ32に設けられ、ワークWの受け渡しのために一対のラック2に向かって進退移動可能なスライドフォーク33などを備える。スタッカクレーン3は、上記構成により、走行レール10を走行し、ワークWをラック2の収納部20へ収納することができ、また収納部20に保管されたワークWを取り出すことができる。
スタッカクレーン3は、入出庫ステーション11に設置された操作パネル(不図示)から出庫の指示を受けると、走行レール10上を走行して、指示されたラック2の収納部20からワークWを取り出して入出庫ステーション11まで搬送する。入出庫ステーション10まで搬送されたワークWは、有人または無人の荷役車両により倉庫外へと搬送される。
スタッカクレーン3は、入出庫ステーション11から入庫の指示を受けると、荷役車両により搬送され入出庫ステーション11に置かれたワークWを取り上げ、走行レール10上を走行して、ワークWを指示された収納部20に収納する。
このような自動倉庫システムでは、従来から、作業効率、収納効率を上げるために、様々なラック2の構造や、スタッカクレーン3の構造及び制御が提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献3など)。
ところで、自動倉庫システムにおける一番大きな問題というのは、スタッカクレーン3の故障である。作業効率の向上のためにスタッカクレーン3に改良を加えたとしても、スタッカクレーン3が故障し停止してしまえば、ワークWの入出庫作業が継続できなくなるからである。
例えば、インバータなどのスタッカクレーン3を構成する部品が故障して、スタッカクレーン3が停止した場合、その場に予備品があれば、すぐに部品交換してスタッカクレーン3を速やかに復旧させることができる。しかしながら、予備品がその場になければ、予備品を取り寄せるまでの長い間、スタッカクレーン3による入出庫作業はできない。
従来では、スタッカクレーン3が復旧するまでの間、図11Aに示す通り、作業者Oがメンテナンス用の扉12から通路1内に進入し、ピッキングにより入出庫作業を行っていた。しかしながら、作業者Oによる入出庫作業では、スタッカクレーン3のようにパレット単位でワークWを搬送できない。さらに、図11Bから明らかなように、作業者Oでは、ラック2の低層部の入出庫作業はできるが、ラック2の中層部及び高層部の入出庫作業はできない。そのため、作業者Oによる入出庫作業は非効率的である。
スタッカクレーン3が復旧するまでの間、フォークリフトを通路1内に進入させて、ワークWを搬送することが考えられる。しかしながら、上記のとおり床面FLにはスタッカクレーン3の走行レール10が敷設されているので、フォークリフトは走行レール10に干渉されて通路1内を走行できないので、フォークリフトによる入出庫作業はできなかった。
特開2003−252406号公報 特開2004−106945号公報 特開2004−269141号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、スタッカクレーンが故障しても入手庫作業を効率的に継続できる自動倉庫システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る自動倉庫システムは、
通路の両側に設けられ、複数のワークを保管する一対の多段多列式のラックと、ラックに沿って通路に設けられた走行レールと、走行レール上を走行し、ラックとの間でワークの受け渡しをするスタッカクレーンと、を備え、スタッカクレーンによってワークの入出庫を行う自動倉庫システムであって、
ワークを搬送するためのフォークと、車体の下部に設けられた走行輪とを有するフォークリフトを備え、フォークリフトが通路を走行するために、走行輪が接地する接地面をラックに沿って通路に備え、走行レールは接地面よりも上方に突出しないように設けられ、スタッカクレーンが故障したときに、フォークリフトが接地面上を走行してワークを搬送することにより、ワークの入出庫を継続できることを特徴とする。
好ましくは、通路の両側に設けられ、ラックに沿ってのびるガイドレールと、フォークリフトの両側に設けられ、ガイドレールに係合するガイドローラとを備え、フォークリフトが、ガイドレールに案内されることでラックに沿って走行する。
好ましくは、走行レールと、フォークリフトが走行するためのフォークリフト用レールとを通路の床面に備え、フォークリフト用レールは走行レールの高さ以上に設定された高さを有し、フォークリフト用レールの上面が接地面として構成されている。
好ましくは、通路の床面にラックに沿ってのびる凹部を備え、凹部内に走行レールを備え、床面が接地面として構成されている。
好ましくは、床面と走行レールの上面とが同じ高さとなるように走行レールが設けられ、床面及び上面の双方が接地面として構成されている。
本発明に係る自動倉庫システムは、上記構成を備えることにより、フォークリフトがスタッカクレーン用の走行レールに干渉されることなく通路内を走行できる。したがって、スタッカクレーンが故障した時には、フォークリフトによるワークの入出庫作業が可能である。
フォークリフトによる入出庫作業ができることにより、スタッカクレーンの故障時でも、パレット単位でのワークの入出庫作業ができる。また、フォークリフトの性能にもよるが、作業者による入出庫作業とは違って、ラックの中層部及び高層部の入出庫作業ができる。したがって、本発明に係る自動倉庫システムでは、スタッカクレーンが故障した時でも、復旧までの間、入出庫作業を効率的に継続することができる。
本発明に係る自動倉庫システムの第1実施形態の部分平面図である。 図1の自動倉庫システムのレール及びタイヤの位置関係を示す図である。 第1及び第2実施形態に用いるフォークリフトの概略側面図である。 本発明に係る自動倉庫システムの第2実施形態の部分平面図である。 図4の自動倉庫システムのレール及びタイヤの位置関係を示す図である。 本発明に係る自動倉庫システムの第3実施形態の部分平面図である。 図6の自動倉庫システムのレール及びタイヤの位置関係を示す図である。 第3及び第4実施形態に用いるフォークリフトの斜視図である。 本発明に係る自動倉庫システムの第4実施形態の部分平面図である。 図9の自動倉庫システムのレール及びタイヤの位置関係を示す図である。 従来の自動倉庫システムの図であって、図11Aは部分平面図、図11Bは図11AのA−A線矢視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る自動倉庫システムについて説明する。なお、従来技術と同一の構成については、同一の符号を付している。
[第1実施形態]
図1の通り、自動倉庫システムは通路1を間にして対向するように設置された一対のラック2を備える。各ラック2は、高さ方向及び長手方向に区画されており、ワークWを収納するための複数の収納部20を有する多段多列式である。ワークWは、パレットに載置された状態でラック2の収納部20に収納される。
自動倉庫システムは、ラック2の端部に隣接して入出庫ステーション11(荷捌き装置)を備える。入出庫ステーション11では、倉庫外から搬入されるワークW及びラック2から搬出されるワークWが一時的に載置される。
自動倉庫システムは、ラック2に沿って通路1の床面FLに敷設された走行レール10と、走行レール10上を走行してラック2の収納部20と入出庫ステーション11との間でワークWを搬送するスタッカクレーン3とを備える。
スタッカクレーン3は、走行レール10に沿って自走する台車30と、台車30上に立設された一対のマスト31と、マスト31に案内されて上下方向に昇降し、ワークWを載置するためのキャリッジ32とを備える。なお、自動倉庫システムは、通路1の床面FLだけでなく上側にもラック2に沿ってのびるレール(不図示)を備えており、マスト31の上端は当該レールに取り付けられ、レールに沿って移動可能である。キャリッジ32には、両側にあるラック2に向かって進退移動可能なスライドフォーク33が設けられている。スタッカクレーン3は、スライドフォーク33によって、ラック2の収納部20との間でワークWの受け渡しを行う。
スタッカクレーン3は、図2に示すように、走行レール10上を走行するために、ドライブタイヤ34と、一対のガイドローラ35とを備える。また、スタッカクレーン3は、ドライブタイヤ34を駆動するための走行用モータ、走行用モータに制動をかけるブレーキ装置などを備える。
自動倉庫システムのスタッカクレーン3による入出庫は次の通りである。まず、作業者が入出庫ステーション11に設けた操作パネル(不図示)により入庫または出庫の指示をする。入庫の指示が与えられた場合、スタッカクレーン3が走行レール10を走行し入出庫ステーション11のところにまで来て、入出庫ステーション11にあるパレットに載置されたワークWをスライドフォーク33によってパレットごとすくい上げ、キャリッジ32に載置する。
それから、再び走行レール10を走行し、キャリッジ32をマスト31に沿って昇降させて、指示された収納部20のところまで移動させる。そして、スライドフォーク33によってワークWをパレットごと荷受材21上に載せて収納棚20へ収納する。
一方、出庫の指示が与えられた場合、スタッカクレーン3は走行レール10を走行して、キャリッジ32を指示された収納部20のところまで移動させる。そして、スタッカクレーン3は、ワークWを収納部20から取り出してキャリッジ32に載せ、入出庫ステーション11まで走行し、ワークWを入出庫ステーション11へ渡す。入出庫ステーション11まで搬送されたワークWは、不図示の有人または無人の搬送車両によって倉庫外へ搬送される。
自動倉庫システムは、上記の通り、スタッカクレーン3によってワークWの入出庫作業を行う。しかしながら、スタッカクレーン3が何らかの原因で故障し、停止することがある。本発明に係る自動倉庫システムでは、図1に示す通り、フォークリフト4が通路1内を走行できるようになっており、スタッカクレーン3が復旧するまでの間、フォークリフト4により入出庫作業を継続することができる。以下、フォークリフト4が、走行レール10に干渉されることなく通路1内を走行するための構成について説明する。
図1及び図2の通り、通路1の床面FLには、走行レール10を間にして、フォークリフト4が走行するためのフォークリフト用レール13がラック2に沿って敷設されている。図2の通り、フォークリフト用レール13の上面の高さは、走行レール10の上面の高さ以上に設定されている。さらに、通路1の両側には、フォークリフト4の走行のためのガイドレール14がラック2に沿って敷設されている。ガイドレール14はそれぞれラック2の側面に取り付けられている。
本実施形態のフォークリフト4は、図3に示すような三方向スタッキングトラック型のフォークリフトである。フォークリフト4は、車体40と、車体40に立設されたマスト41と、フォーク42を有する荷役装置43とを備える。荷役装置43は、マスト41に案内されて上下に昇降することができる。
フォークリフト4は、荷役装置43によってフォーク42を左右にシフト及びローテート(旋回)させることができ、図1の一点鎖線で示すように、フォーク42を走行方向及び左右方向の3方向に向けることができ、パレット作業ができる。
フォークリフト4は、走行輪として、ドライブタイヤ44、ロードタイヤ45、キャスタ46を車体40の下部に備える。さらに、フォークリフト4は、回転自在に支持されたガイドローラ47を車体40の左右両側面に備える。
そして、フォークリフト4は、フォークリフト用レール13の上面を走行輪が接地する接地面50にして、通路1内を走行する。すなわち、フォークリフト4は、図2の通り、ドライブタイヤ44、ロードタイヤ45及びキャスタ46をフォークリフト用レール13の上面に接地させて走行する。走行レール10はフォークリフト用レール13よりも上方に突出しないように設けられているので、フォークリフト4は走行レール10に干渉されることなく通路1内を走行できる。
さらに、フォークリフト4の走行時には、ガイドローラ47がガイドレール14に係合して回転するようになっている。これにより、フォークリフト4は、ラック2に接触することなくラック2に沿って走行するように案内される。
なお、上記の構成では、図2の通り、床面FLとフォークリフト用レール13の上面との間に段差があるので、フォークリフト4が入口から通路1に進入するときに、当該段差が障害になってしまう。そこで、フォークリフト4がスムーズに通路1内へ進入できるように、通路1の入口ではスロープ15(図1)を取り外し可能に設置できる。フォークリフ4が通路1に進入する際には、作業者が扉12を開けてスロープ15を入口に設置する。なお、スロープ15の一端部はフォークリフト4が進入しやすいように横幅が広がっている。
自動倉庫システムでは、上記の構成を備えることで、フォークリフト4が入口から進入し、ラック2に沿って通路1内を走行できるようになっている。従って、スタッカクレーン3が故障したときには、フォークリフト4によってワークWを搬送できる。
なお、スタッカクレーン3が通路1の入口付近で故障し停止したときは、作業者がブレーキ装置によるブレーキを手動で解除して、スタッカクレーン3をフォークリフト4による作業の邪魔にならないように、通路1の入口と反対側へ移動させる。それから、フォークリフト4に搭乗して入出庫作業を行う。
[第2実施形態]
図4及び図5を参照して、自動倉庫システムの第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を可能な限り省略する。
本実施形態では、第1実施形態と異なり、通路1がピット構造になっている。すなわち、通路1の床面FLの中央にはラック2に沿ってのびる凹部16が設けられる。走行レール10は、床面FLよりも上方に突出しないように凹部16内に敷設される。本実施形態のフォークリフト4は、第1実施形態と同じ図3の三方向スタッキングトラック型のフォークリフトである。
フォークリフト4は、床面FLを走行輪の接地面50にして、通路1内を走行する。すなわち、フォークリフト4は、ドライブタイヤ44、ロードタイヤ45及びキャスタ46を床面FLに接地させて走行する。走行レール10は床面FLから上方に突出していないので、フォークリフト4は走行レール10に干渉されることなく通路1内を走行でき、スタッカクレーン3の故障時に入出庫作業ができる。
本実施形態では、通路1をピット構造にしたことで、フォークリフト4が床面FLを走行できるので、第1実施形態と異なり、フォークリフト用レール13及びスロープ15は不要である。
[第3実施形態]
さらに、図6〜図8を参照して、自動倉庫システムの第3実施形態を説明する。第1及び第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を可能な限り省略する。
本実施形態のフォークリフト4は、図8に示すようなピッキングリフトである。フォークリフト4は、車体40と、車体40に立設されたマスト41と、作業者が搭乗して操縦をするための操縦室48と、操縦室48の下部から後方に突出するフォーク42とを備える。操縦室48はマスト41に案内されてフォーク42ともに昇降し、これによりピッキング作業ができる。
フォークリフト4は、走行輪として、ドライブタイヤ44及びロードタイヤ45を車体40の下部に備える。ドライブタイヤ44は車体40の幅方向の中央に設けられ、ロードタイヤ45は車体40の幅方向の両側に設けられている。さらに、フォークリフト4は、回転自在に支持されたガイドローラ47を車体40の左右両側面に備える。ガイドローラ47は、第1実施形態と同様に、フォークリフト4の走行時に通路1の両側にあるガイドレール14に係合する。
本実施形態のフォークリフト4は、図3のフォークリフト4と異なり、車体40の幅方向の中央にドライブタイヤ44が設けられる。そして、スタッカクレーン3の走行レール10は通路1の中央に敷設されている。そのため、第1及び第2実施形態の構成だけでは、ドライブタイヤ44のための接地面50が確保できず、フォークリフト4は通路1内を走行できない。
そこで、第3実施形態では次のような構成を備える。床面FLの中央に敷設された走行レール10は、図7の通り、上下一対の水平部と、その間の垂直部とからなるH型レールである。スタッカクレーン3は、ドライブタイヤ34を水平部の上面に接地させ、ガイドローラ35を垂直部の両側面に接地させて、走行レール10を自走する。
フォークリフト用レール13は、走行レール10を間にして通路1の両側に敷設される。本実施形態では、フォークリフト用レール13もH型レールである。走行レール10の上面の高さとフォークリフト用レール13の上面の高さとは同じになるように構成される。
本実施形態では、フォークリフト4は、フォークリフト用レール13の上面及び走行レール10の上面を走行輪の接地面50にして通路1内を走行する。すなわち、図7の通り、フォークリフト4は、ロードタイヤ45をフォークリフト用レール13の上面に接地させ、そしてドライブタイヤ44を走行レール10の上面に接地させて走行する。上述の通り、走行レール10はH型レールで構成され、フラットな上面を有するので、ドライブタイヤ44は走行レール10の上面に接地でき、転動することができる。
すなわち、走行レール10をH型レールにし、スタッカクレーン3とフォークリフト4が兼用することにより、車体40の中央にドライブタイヤ44があるフォークリフト4でも通路1内を走行できるようにしている。これにより、スタッカクレーン3の故障時でも、フォークリフト4により入出庫作業を継続できる。
[第4実施形態]
さらに、図9及び図10を参照して、自動倉庫システムの第4実施形態を説明する。第1〜第3実施形態と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を可能な限り省略する。
本実施形態では、第2実施形態と同様に、通路1がピット構造になっている。走行レール10はH型レールであり、凹部16内に敷設されている。走行レール10の上面の高さは床面FLの高さと同じになるように設定され、走行レール10の上面と床面FLとがフラットに構成されている。フォークリフト4は、図8のピッキングリフトである。
本実施形態では、フォークリフト4は、床面FL及び走行レール10の上面を走行輪の接地面50にして通路1内を走行する。すなわち、フォークリフト4は、ロードタイヤ45を床面FLに接地させ、ドライブタイヤ44を走行レール10の上面に接地させて走行する。第3実施形態と同様に、スタッカクレーン3とフォークリフト4とが走行レール10を兼用することにより、フォークリフト4が通路1内を走行できるようにしている。これにより、スタッカクレーン3の故障時でも、フォークリフト4により入出庫作業を継続できる。
以上の第1〜第4実施形態に示すように、本発明の自動倉庫システムは、フォークリフト4の走行輪が接地する接地面50を通路1に設け、スタッカクレーン3の走行レール10が接地面50より上方に突出しないようにすることで、フォークリフト4が通路1内を走行してワークWを搬送できるようにしている。
したがって、スタッカクレーン3が故障し停止しても、パレット単位での入出庫作業ができる。また、フォークリフト4の性能にもよるが、ラック2の低層部だけでなく、中層部及び高層部のワークWの入出庫作業もできる。これにより、スタッカクレーン3が故障した時でも、復旧までの間、効率的に入出庫作業を継続できる。
なお、第1及び第3実施形態のように、床面FLがピット構造でない自動倉庫システムは、既存の自動倉庫システムにフォークリフト用レール13、ガイドレール14などを設置するだけで簡単に構成できる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の構成は本実施形態に限定されるものではない。
例えば、フォークリフト4は、図3の三方向スタッキングトラック型のフォークリフト、図8のピッキングリフトだけでなく、他の構成のフォークリフトでもよい。
また、第3及び第4実施形態では、走行レール10をH型レールにすることでフォークリフト4が通路内を走行できるようにした。しかしながら、走行レール10は、ドライブタイヤ44が接地できるフラットな上面を有し、スタッカクレーン3及びフォークリフト4が兼用できるものであれば、H型レールに限定されるものではない。
1 通路
10 走行レール
13 フォークリフト用レール
14 ガイドレール
16 凹部
2 ラック
3 スタッカクレーン
4 フォークリフト
40 車体
42 フォーク
44 ドライブタイヤ
45 ロードタイヤ
46 キャスタ
47 ガイドローラ
50 接地面
FL 床面
O 作業者

Claims (5)

  1. 通路の両側に設けられ、複数のワークを保管する一対の多段多列式のラックと、前記ラックに沿って前記通路に設けられた走行レールと、前記走行レール上を走行し、前記ラックとの間で前記ワークの受け渡しをするスタッカクレーンと、を備え、前記スタッカクレーンによって前記ワークの入出庫を行う自動倉庫システムであって、
    前記ワークを搬送するためのフォークと、車体の下部に走行輪とを有するフォークリフトを備え、
    前記フォークリフトが前記通路を走行するために、前記走行輪が接地する接地面を前記ラックに沿って前記通路に備え、前記走行レールは前記接地面よりも上方に突出しないように設けられ、
    前記スタッカクレーンが故障したときに、前記フォークリフトが前記接地面上を走行して前記ワークを搬送することにより、前記ワークの入出庫を継続できることを特徴とする自動倉庫システム。
  2. 前記通路の両側に設けられ、前記ラックに沿ってのびるガイドレールと、前記フォークリフトの両側に設けられ、前記ガイドレールに係合するガイドローラとを備え、前記フォークリフトが、前記ガイドレールに案内されることで前記ラックに沿って走行することを特徴とする請求項1に記載の自動倉庫システム。
  3. 前記走行レールと、前記フォークリフトが走行するためのフォークリフト用レールとを前記通路の床面に備え、前記フォークリフト用レールは前記走行レールの高さ以上に設定された高さを有し、前記フォークリフト用レールの上面が前記接地面として構成されていることを特徴する請求項1または請求項2に記載の自動倉庫システム。
  4. 前記通路の床面に前記ラックに沿ってのびる凹部を備え、前記凹部内に前記走行レールを備え、前記床面が前記接地面として構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動倉庫システム。
  5. 前記床面と前記走行レールの上面とが同じ高さになるように前記走行レールが設けられ、前記床面及び前記上面の双方が前記接地面として構成されていることを特徴とする請求項4に記載の自動倉庫システム。
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