JP5495053B2 - アスベスト含有材除去用の酸性液注入冶具 - Google Patents
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Description
ところで、一般的に、アスベスト含有材の除去方法として、ケレン棒等の工具による粗落し後、例えばブラシ等を用いてセメント成分を主体とした残留付着物を削ぎ落して磨き上げる作業が行われている。また、人力の場合に比べて作業効率を高めた除去方法として、除去装置等を使用するものが例えば特許文献1、2に開示されている。
本発明では、注入部に接続する液送管を適宜な長さに延ばしておくことで、注入部に酸性液を注入するための注入操作装置を手元で操作することができ、これにより凹空間においてアスベスト含有材に挿入した注入部に酸性液を容易に供給することができる。
ここで、上記狭隘部Kは、H型鋼をなす梁5の下フランジ51の端部51aからカーテンウォール3までの間隔が略150mm程度の隙間(入口部Ka)を有する凹空間である。
そして、酸性液注入冶具1には、図1に示す酸性液供給部20を備えている。
張出片15は、一端15aがアーム先端13aに対して所定角度をもって固定され、他端側を「くの字」状に屈折したアーム13の内角側に張出した状態で取り付けられている。つまり、張出片15の突出方向は、アーム13全体を含む平面と同一平面内に設けられている。
先ず、図3(a)に示すように、梁5の下フランジ51の下面51bに吹き付けられているアスベスト含有材を除去しておく。その後、カーテンウォール3、スラブ4、および梁5によって囲まれた凹空間の狭隘部Kにアーム13とともに注入針10を進入させつつ、狭隘部Kの入口部Kaに位置する梁5の下フランジ51のカーテンウォール3側の端部51aに酸性液注入冶具1の固定部11を係止部112、113によって挟持して固定する。
そして、図1に示す注入操作装置23の操作部23aを操作して注入針10の挿入先端10aより酸性液Tをその周囲へ向けて注入し、注入した酸性液Tをアスベスト含有材2と梁5の鋼材との付着面5aに沿って浸透させる。
また、本実施の形態では、予めアスベスト含有材2の表面に飛散抑制剤を散布しておくことで、アスベスト含有材2が剥離落下する際に生じるアスベストの飛散を抑制することも可能である。
また、注入針10には酸性液Tを供給および停止を操作するための注入操作装置23が液送管22を介して設けられており、注入針10に接続する液送管22を適宜な長さに延ばしておくことで、注入針10に酸性液Tを注入するための注入操作装置23を手元で操作することができ、これにより狭隘部Kにおいてアスベスト含有材2に挿入した注入針10に酸性液Tを容易に供給することができる。
さらに、本実施の形態では「くの字」状に屈折させたアーム13を採用しているが、これに限らず、例えば直線状のものでも良いし、長手方向全体にわたって緩やかに湾曲するものであってもかまわない。
そして、アーム13の長さ寸法や、太さは任意に設定が可能であり、またリング部材12の形状も円形に限らず、楕円、四角形などの形状のものを用いることが可能である。
2 アスベスト含有材
3 カーテンウォール
5 梁
5a 付着面
10 注入針(注入部)
10a 挿入先端
11 固定部
12 リング部材
13 アーム
13a アーム先端
13b 基端
13c 当接部
20 酸性液供給部
21 薬品槽
22、22A、22B 液送管
23 注入操作装置
K 狭隘部(凹空間)
Ka 入口部
T 酸性液
Claims (2)
- 下地材に被覆されたアスベスト含有材を有する凹空間に進入させて前記アスベスト含有材を除去するための酸性液注入冶具であって、
前記凹空間の入口部に着脱可能な固定部と、
該固定部に設けられたリング部材と、
該リング部材に非固定状態で全方向に移動自在に挿通されるとともに、長手方向で略中間部で前記リング部材に当接可能な長尺のアームと、
このアーム先端に設けられるとともに、前記アスベスト含有材内に挿入可能であり、その挿入先端から周囲に向けて酸性液を注入させるための注入部と、
を備え、
前記アームの基端を押すことにより、前記アームと前記リング部材との当接部を支点として前記アーム先端を移動させ、前記注入部を前記アスベスト含有材に挿入させる構成としたことを特徴とするアスベスト含有材除去用の酸性液注入冶具。 - 前記注入部には、前記酸性液を供給および停止を操作するための注入操作装置が液送管を介して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアスベスト含有材除去用の酸性液注入冶具。
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