JP5494993B1 - 海砂の除塩方法 - Google Patents

海砂の除塩方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5494993B1
JP5494993B1 JP2012265851A JP2012265851A JP5494993B1 JP 5494993 B1 JP5494993 B1 JP 5494993B1 JP 2012265851 A JP2012265851 A JP 2012265851A JP 2012265851 A JP2012265851 A JP 2012265851A JP 5494993 B1 JP5494993 B1 JP 5494993B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sea sand
water tank
salt
water
desalting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012265851A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014108919A (ja
Inventor
みつる 高崎
博久 市村
武美 伊藤
峨 熊谷
剛史 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP2012265851A priority Critical patent/JP5494993B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5494993B1 publication Critical patent/JP5494993B1/ja
Publication of JP2014108919A publication Critical patent/JP2014108919A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Abstract

【課題】海砂から短時間で効率良くヘドロ成分および塩分を除去することができる海砂の除塩方法を提供する。
【解決手段】除塩水槽2に海砂8を投入する海砂投入工程と、除塩水槽2に液体を投入する液体投入工程と、海砂8に含有されているヘドロ成分を除塩水槽2の上部に浮遊させるヘドロ浮遊工程と、除塩水槽2内の海砂8上部に浮遊しているヘドロ成分を液体とともに排出するヘドロ排出工程と、除塩水槽2の液体を排出する液体排出工程と、除塩水槽2に脱塩用水9を投入する脱塩用水投入工程と、除塩水槽2内の脱塩用水9を除塩水槽2の底面に設けられた有孔管18から濾過層20を介し海砂8に含まれる塩分とともに排出する脱塩用水排出工程と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、海砂から塩分を除去する海砂の除塩方法に関する。
東日本大震災によって地盤沈下が広範囲に起こり、地盤沈下箇所の盛土、および築堤などの対策が必要となってきている。そのためには多量の土砂が必要となることから、土砂不足が深刻な問題となっている。また、東日本大震災で津波の引き波によって、沿岸域では大量のヘドロを含む海砂が航路を埋め、その海砂が港湾内に堆積している。これら海砂には塩分が含まれており、ナトリウム(Na)はほとんど高等植物の弊害になり、また塩素(Cl)は鉄筋など金属の腐食原因物質となり、構造物の材料に適さない。このことにより海砂を盛土に使用するためには、除塩をした後でなければ使用できないというのが現状である。
海砂の除塩の方法としては、最も簡便なものとして海砂を陸上に長期間仮置きし、雨水に晒し海砂中の塩分を抜くことが行われている。ただし、これには、広大な敷地と長期間の仮置きが不可欠であり、また天候により必要仮置き期間が異なるなど、大量かつ迅速な除塩はできないものである。
また、より早期に機械的に除塩する方法としては、トロンメル(回転式スクリーン)を用いて砂に付着している有機物(塩等)を除去する方法が知られている。これは、洗浄トロンメルと濯ぎトロンメルとをそれぞれ、回転可能に外周側で保持し、中心部に通水口を有する堰板を同心的に複数内設し、堰板により区分された各洗浄槽の末端側内周壁に複数のバケットを配設し、各洗浄槽において先端側から導入された汚砂を末端側より導入され順次堰板の通水口を溢流する洗浄水との向流接触で洗浄するようにした2台のトロンメルの回転数を別個に制御できるようにして、トロンメル(回転式スクリーン)を用いて砂に付着している有機物(塩等)を除去するものである(例えば、特許文献1)。
また、従来から水溶液中の酸素がナノバブルとして保持されている酸素バブル水が知られている。ここで、ナノバブルとは気泡径が50〜500nmの大きさを持っている気泡のことである。以下で、この酸素ナノバブルの製造方法を特許文献2に従って説明する。
酸素ナノバブル水の製造方法においては、直径が10〜50μmの酸素微小気泡を物理的な刺激によって急速に縮小させる。酸素微小気泡が含まれる水溶液中の電気伝導度が300μS/cm以上となるように鉄、マンガン、カルシウム、ナトリウム、マグネシウムイオン、その他ミネラル類のイオン等の電解質を混入させると、これらの静電気的な反発力により気泡の縮小を阻害する。この静電気的な反発力とは、球形をした微小気泡において縮小に伴い球の曲率が増加することにより、球の反対面に存在する同符号のイオン同士に作用する静電気力のことである。縮小した酸素微小気泡は加圧されているため、酸素微小気泡が縮小するほど、より縮小しようとする傾向が強まるが、気泡径が500nmよりも小さくなるとこの静電気的な反発力が顕在化してきて、気泡の縮小が停止する。
水溶液中に電気伝導度が3mS/cm以上になるように鉄、マンガン、カルシウム、ナトリウム、マグネシウムイオン、ミネラル類のイオン等の電解質を混入させると、この静電気的な反発力が十分に強く働き、気泡は縮小する力と反発力のバランスを取って安定化する。この安定化したときの気泡径(ナノバブルの気泡径)は電解質イオンの濃度や種類により異なるが、50〜500nmの大きさである。
図8は放電装置を用いて酸素ナノバブル水を製造する装置の側面図である。微小気泡発生装置103は、取水口131によって容器101内の水溶液が取り込まれ、微小気泡発生装置103内に酸素微小気泡を製造するための酸素を注入する注入口(図示せず)から酸素が注入され、取水口131によって取り込んだ水溶液と混合させて、酸素ナノバブル含有水溶液排出口132から微小気泡発生装置103で製造した酸素微小気泡が容器101内へ送られる。これにより容器101内に酸素微小気泡が存在するようになる。容器101内には、陽極121と陰極122があり、陽極121と陰極122は放電発生装置102に接続されている。
まず、水溶液の入った容器101内に微小気泡発生装置103を用いて酸素微小気泡を発生させる。次に、鉄、マンガン、カルシウムその他ミネラル類の電解質を加えて水溶液の電気伝導度が3mS/cm以上になるように電解質を加える。放電発生装置102を用いて、容器101内の酸素微小気泡が含まれる水溶液に水中放電を行う。より効率的に酸素ナノバブルを製造させるため、容器101内の酸素微小気泡の濃度が飽和濃度の50%以上に達している場合が好ましい。また、水中放電の電圧は2000〜3000Vが好ましい。
水中放電に伴う衝撃波の刺激(物理的刺激)により、水中の酸素微小気泡は急速に縮小され、ナノレベルの気泡となる。この時に気泡周囲に存在しているイオン類は、縮小速度が急速なため、周囲の水中に逸脱する時間が無く、気泡の縮小に伴って急速に濃縮する。濃縮されたイオン類は気泡周囲に極めて強い高電場を形成する。この高電場の存在のもとで気液界面に存在する水素イオンや水酸化物イオンは気泡周囲に存在する反対符号を持つ電解質イオンと結合関係を持ち、気泡周囲に無機質の殻を形成する。この殻は気泡内の酸素の水溶液中への自然溶解を阻止するため、酸素ナノバブルは溶解することなく安定的に
水溶液中に含まれる。なお、製造される酸素ナノバブルは50〜500nm程度の極めて
微小な気泡であるため、水中における浮力をほとんど受けることが無く、通常の気泡で認
められる水表面での破裂は皆無に近い。
また、特許文献2には、渦流を起こすことにより酸素ナノバブル水を製造する方法や、容器内に渦流を発生させるための回転体を取り付けることによって酸素ナノバブルを製造する方法も記載されているが、説明は省略する。
また、ナノ気泡の生成方法という技術が知られている。この技術は、液体中において、液体を分解ガス化する工程と、その液体中で超音波を印加する工程からなるもので、液体を分解ガス化する工程では、分解ガス化の方法としては、電気分解法の他、光分解法等が用いられる。このようにして液体中でその液体を分解ガス化する場合、その液体中にはナノ気泡が生成される。液体中の気泡数は、液体1ml中、直径50nmから直径1000nmの気泡が104個以上の割合である。また、超音波を印加する工程では、超音波の周波数は、約20kHz以上(好ましくは約28kHz以上)で、超音波振動子を固体壁面に接続し、固体壁面を高周波で振動させることにより、ナノ気泡を液体中に生成するものである。この場合のナノ気泡の成分としては、空気、酸素、窒素等がある。その気泡直径が1000nm以下、特に50nmまでのナノ気泡を、1ml当り、103個以上、ホイド率で10-11以上のナノ気泡を得ることができるというものであった(たとえば、特許文献3)。
特開2011−235232号公報 特許2005−246294号公報 特開2003−334548号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術においては、大量の淡水が必要で、かつ同時に発生する多量の濁水の処理が必要であるという問題を有していた。また、津波堆積物や港内堆積土砂のヘドロ成分には多量の有機物や重金属類が含まれている場合があるが、この有機物は盛土等に多量に含まれると地盤沈下の原因になり、また重金属類は人体や環境に有害である。このことから、ヘドロ成分を含む海砂を利用する際にはこれら有機物や重金属類の除去が必要となるが、海砂を陸上に長期間仮置きし、雨水に晒し海砂中の塩分を抜く方法では、雨水の浸潤水を集めて処理することはできるが、仮置き土砂の中のヘドロ成分を直接分別、重金属類の除去することはできないという問題があった。このことから、これまでヘドロ含有海砂を水洗いして土木資材にあまり用いられなかった。
本発明は、海砂から短時間で効率良くヘドロ成分および塩分を除去することができる海砂の除塩方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本発明のうち第1の態様に係るものは、海砂から塩分を除去する海砂の除塩方法であって、底面に濾過層が敷かれた除塩水槽に海砂を投入する海砂投入工程と、除塩水槽に液体を投入する液体投入工程と、海砂に含有されているヘドロ成分を除塩水槽の上部に浮遊させる噴射力で除塩水槽の底面上部に設けられたエアー管から気泡を噴出することにより海砂に含有されているヘドロ成分を除塩水槽内の海砂上部に浮遊させるヘドロ浮遊工程と、除塩水槽内の海砂上部に浮遊しているヘドロ成分を液体とともに排出するヘドロ排出工程と、除塩水槽の液体を排出する液体排出工程と、除塩水槽に、気泡の直径が50〜500nmであって、該気泡内に酸素もしくは空気を含有するナノバブルが含まれる水溶液からなる脱塩用水を投入する脱塩用水投入工程と、除塩水槽内の脱塩用水を除塩水槽の底面に設けられた有孔管から濾過層を介し海砂に含まれる塩分とともに排出する脱塩用水排出工程と、を有し、脱塩用水排出工程は、脱塩用水に溶け込んだ海砂に含まれる塩分を脱塩用水とともに短時間で除塩水槽外に排水させることを特徴とするものである。

本発明によれば、除塩水槽に海砂および脱塩用水を投入し、その除塩水槽内の脱塩用水をその除塩水槽の底面に設けられた有孔管から濾過層を介し排出することにより、脱塩用水に溶け込んだ海砂に含まれる塩分が脱塩用水とともに短時間で除塩水槽外に排水させることができる。これにより、短時間で効率よく海砂から塩分を除塩することができる。また、海砂に含有されているヘドロ成分を除塩水槽の上部に浮遊させる噴出力でエアー管から気泡を噴出することにより海砂に含有されているヘドロ成分を除塩水槽内の海砂上部に浮遊させ、海砂上部のヘドロ成分を排出させるので、粒径が大きい海砂を除塩水槽の底面に沈めた状態で、微細な粒径からなるヘドロ成分を除塩水槽から排出させることができる。これにより、有機質の多いヘドロ成分が海砂に含まれる場合でもヘドロ成分を素早く取り除くことができるので、造成後にヘドロ成分が原因で地盤沈下が生じることもなくなる。
本発明のうち第2の態様に係るものは、第1の態様に係る海砂の除塩方法であって、エアー管から気泡を噴出させることにより除塩水槽内に投入されている海砂および脱塩用水を攪拌する脱塩用水攪拌工程を、さらに有することを特徴とするものである。
本発明によれば、除塩水槽の底面上部に設けられたエアー管から気泡を噴出することにより除塩水槽内に投入されている海砂および脱塩用水が攪拌されるので、除塩水槽内の脱塩用水混じりの海砂が除塩水槽中を広く散布され、海砂に含まれる塩分を多く脱塩用水に溶け込ませることができる。これにより、より短時間で海砂から塩分を除塩することができる。
本発明によれば、脱塩用水に溶け込んだヘドロ成分および海砂に含まれる塩分が短時間で除塩水槽外に排水させることができるので、短時間で効率よく海砂からヘドロ成分および塩分を除去することができる。
本発明の一実施形態における海砂の除塩方法に用いられる除塩装置を示す図である。 同除塩装置の除塩水槽の断面図である。 図2のA−A断面を示す図である。 図2のB−B断面を示す図である。 本発明の一実施形態における海砂の除塩方法のフローチャートを示す図である。 濾過層を介して濾過された脱塩用水の塩分濃度を示す図である。 脱塩用水攪拌工程を行って濾過された脱塩用水の塩分濃度を示す図である。 放電装置を用いて酸素ナノバブル水を製造する装置の側面図である。
以下、本発明の除塩方法の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態における海砂の除塩方法に用いられる除塩装置を示す図である。
図1に示すように、除塩装置1は、除塩水槽2と、洗浄水溜3と、淡水揚水ポンプ4と、空気溜5と、排水貯水槽6と、ヘドロ沈殿槽7などを有している。
除塩水槽2は、海砂から塩分を除塩するとともに、海砂がヘドロ成分をも含有するときにはヘドロ成分も取り除くための水槽である。海砂から塩分を除塩するときには、この除塩水槽2に海砂8がバックホウ等の重機(図示略)により投入されるとともに、洗浄水溜3内の脱塩用水9も除塩水槽2に投入される。ここで、脱塩用水9を除塩水槽2に投入する際には、淡水揚水ポンプ4により脱塩用水9を洗浄水溜3へ汲み上げて、洗浄水切替バルブ10を操作して除塩水槽2に投入される。ここで、洗浄水切替バルブ10を操作するとは、洗浄水切替バルブ10を開閉することを意味し、上述の場面では、洗浄水切替バルブ10を開放させている。なお、以下で説明するバルブについても同様である。
空気溜5は、エアーホース11を介しコンプレッサー12から送られてくる圧縮空気を収納する容器である。この空気溜5を用いることにより、圧縮空気が安定化した状態で除塩水槽2の底部に送られる。除塩水槽2の底部に圧縮空気が送られてきた後については、図3および図4を用いて後述する。なお、コンプレッサー12から空気溜5に送られる圧縮空気のエアー圧は変更制御可能となっている。
排水貯水槽6は、除塩水槽2内から排水された脱塩用水9を貯水させるための水槽である。除塩水槽2の下部に設けられた有孔管(図4参照)に集まった脱塩用水9は、排水バルブ13を操作して排水貯水槽6に排水される。
ヘドロ沈殿槽7は、除塩水槽2から流れ出たヘドロ成分を回収する槽である。具体的には、排泥バルブ14を操作することにより、除塩水槽2内のヘドロ成分が海水(液体)と一緒にヘドロ移送管15を介しヘドロ沈殿槽7に運ばれる。このヘドロ沈殿槽7では、ヘドロ成分に含まれている水分とヘドロ成分が重力沈殿によって固−液分離され、上部の水分は排水される。
海水揚水ポンプ16は、海水を除塩水槽2内に投入させるためのポンプである。海水を除塩水槽2に投入する際には、海水揚水ポンプ16を駆動させることにより海水が汲み上げられ、海水バルブ17を操作することにより、除塩水槽2に海水が投入される。なお、本実施形態では、海水を除塩水槽2に投入することについて説明するが、海水に限定されず、他の液体であってもよい。
次に、本発明の一実施形態における海砂の除塩方法に用いられる除塩装置の除塩水槽について説明する。ここで、図2は、本発明の一実施形態における海砂の除塩方法に用いられる除塩装置の除塩水槽の断面図であり、図3は図2のA−A断面を示す図であり、図4は図2のB−B断面を示す図である。
図2に示すように、除塩水槽2は、上部が開口した四角柱形状をしている。図2では、除塩水槽2内にはヘドロ成分が含有した海砂8と脱塩用水9が投入されている。除塩水槽2の底部には、除塩水槽2と連通する多数の孔を有する有孔管18(集水管)が設けられ、排水バルブ13を操作することにより、この有孔管18から除塩水槽2内の脱塩用水9が排水される(図3参照)。なお、本実施形態では、有孔管18を除塩水槽2の底部(図3参照)に設けたが、これに限らず、除塩水槽2の他の場所に設けてもよい。
除塩水槽2の底部の有孔管18の上部には、エアー管19が設けられている(図4参照)。このエアー管19には空気溜5からエアーホース11を介し圧縮空気が送られ、その圧縮空気はエアー管19から除塩水槽2内に気泡として広く散布される。
除塩水槽2の底部の有孔管18とエアー管19の間の底面全面には、濾過層20が敷かれている。濾過層20は、長辺が5〜10cm、短辺が1〜2cmの扁平な木質チップから形成されている。除塩水槽2内の脱塩用水9が除塩水槽2から排水されることにより、海砂8に含まれる塩分は脱塩用水9とともに排出され、海砂8が濾過層20上部に載置されることとなる。
次に、本発明の一実施形態における海砂の除塩方法について説明する。ここで、図5は、本発明の一実施形態における海砂の除塩方法のフローチャートを示す図である。
次に、本実施形態における海砂の除塩方法について図5を参照にして説明する。ここで、図5は、本発明の一実施形態における海砂の除塩方法のフローチャートを示す図である。
図5に示すように、海砂の除塩処理は、まずS1により、海砂投入工程が行われる。この海砂投入工程は、除塩水槽2に海砂8を投入する工程である。具体的には、バックホウ等の重機を用いて除塩水槽2の上部の開口部から海砂8が投入され、投入された海砂8が濾過層20上に載置される。なお、本実施形態では、ヘドロ成分を含む海砂(ヘドロ含有浚渫海砂)を投入すると説明したが、ヘドロ成分を含まない海砂を投入するようにしてもよいし、その他塩分を含む砂であればどんな砂でもよい。
次に、S2において、海水投入工程(液体投入工程)が行われる。この海水投入工程は、除塩水槽2に海水を投入する工程である。具体的には、除塩水槽2の上部の開口部から海水が投入され、除塩水槽2内に海砂8を含んだ海水が充填される。なお、上述したように、本実施形態では、海水を除塩水槽2に投入することについて説明したが、海水である必要はなく、脱塩用水9でもよく、それ以外の液体であってもよい。
S3において、ヘドロ浮遊工程が行われる。このヘドロ浮遊工程は、海砂8内に含まれるヘドロ成分を除塩水槽2内の海砂8上部に浮遊させる工程であり、後述する脱塩用水攪拌工程により噴出される気泡の噴出力より弱い噴出力(微細な粒径からなるヘドロ成分だけが除塩水槽2内の海砂8上部に浮遊する噴射力)でエアー管19から気泡を噴出することにより海砂8に含有されているヘドロ成分を除塩水槽2内の海砂8上部に浮遊させる。具体的には、空気溜5から送られてきた圧縮空気が除塩水槽2の底部のエアー管19から除塩水槽2内に気泡として広く散布される。これにより、粒径が大きな海砂8成分を除塩水槽2下層に沈めた状態で、粒径が微細なシルト、粘土から構成されているヘドロ成分だけを除塩水槽2内の海砂8の上部に浮遊させることができる。そして、S4に進む。
S4において、ヘドロ排水工程が行われる。このヘドロ排水工程は、除塩水槽2上部の排泥バルブ14を開放させることにより、除塩水槽2内の海砂8上部に浮遊しているヘドロ成分を海水と一緒に排出させる工程である。具体的には、海水バルブ17を開放させながら海水揚水ポンプ16を駆動させることにより海水(液体)を除塩水槽2内に送水し、排泥バルブ14を開放させることにより、海砂8上部に浮遊しているヘドロ成分が海水と一緒に除塩水槽2からヘドロ沈殿槽7に送られる。このように、粒径が大きい海砂8を除塩水槽2の底面に沈めた状態で、微細な粒径からなるヘドロ成分を除塩水槽2の上部から排出させることができる。これにより、有機質の多いヘドロ成分が海砂8に含まれる場合でもヘドロ成分を素早く取り除くことができるので、造成後にヘドロ成分が原因で地盤沈下が生じることを防止することができる。そして、S5に進む。
S5において、海水排水工程が行われる。この海水排水工程は、除塩水槽2内の海水を除塩水槽2の底面に設けられた有孔管18から濾過層20を介し排出する工程である。これにより、除塩水槽2内の海水が排出される。具体的には、排水バルブ13を駆動させることにより、有孔管18に集まった海水が排水貯水槽6に排水される。次に、S6において、ヘドロ成分の排出処理が終了したかが判断され、ヘドロ排出処理が終了していないと判断された場合はS2に進み、再び海水投入工程が実施される。また、ヘドロ排出処理が終了していると判断された場合はS7に進む。なお、ヘドロ浮遊工程(S3)、ヘドロ排水工程(S4)および海水排水工程(S5)は、海砂8にヘドロ成分が含有している場合に行う工程であって、海砂8にヘドロ成分が含有しない場合は行う必要がない。その意味で、ヘドロ浮遊工程(S3)およびヘドロ排水工程(S4)は任意の工程である。
次に、S7において、脱塩用水投入工程が行われる。この脱塩用水投入工程は、除塩水槽2に脱塩用水9を投入する工程である。具体的には、除塩水槽2の上部の開口部から脱塩用水9が投入され、除塩水槽2内に脱塩用水9が充填される。本実施形態では、脱塩用水9として、気泡の直径が50〜500nmであって、該気泡内に酸素もしくは空気を含有するナノバブルが含まれる水溶液(高機能水)を用いている。具体的には、特許文献2または特許文献3記載の製造方法を用いて、特許文献2または特許文献3記載の製造方法で製造された高機能水(ナノバブル水)を用いている。なお、高機能水(ナノバルブ水)は、特許文献2または特許文献3記載の製造方法に限らず、他の製造方法で製造してもよい。また、本実施形態では、気泡内に酸素もしくは空気を含有するナノバブルが含まれる水溶液(高機能水)を用いているが、これに限らず、気泡内に炭酸ガスを含有するナノバブルが含まれる水溶液(高機能水)を用いてもよい。この高機能水は、後述するように、浸透性や溶解特性に優れた性状を持つので、海砂に含まれる多くの塩分を脱塩用水9に溶け込ませることができる。特に、酸素や空気や炭酸ガスは、オゾンや水素や窒素より水に溶けやすく、本実施形態では、気泡内に酸素、空気、炭酸ガスを含有するナノバブルを含有する水溶液を用いているので、海砂に含まれる多くの塩分を脱塩用水9により多く溶け込ませることができる。そして、S8に進む。
S8において、脱塩用水攪拌工程が行われる。この脱塩用水攪拌工程は、除塩水槽2の底面上部に設けられたエアー管19から気泡を噴出することにより除塩水槽2内に投入されている海砂8および脱塩用水9を攪拌する工程である。具体的には、除塩水槽2の底部のエアー管19から空気溜5から送られてきた圧縮空気が除塩水槽2内に気泡として広く散布される。これにより、除塩水槽2内の脱塩用水9混じりの海砂8が除塩水槽2中を広く散布され、海砂8に含まれる塩分をより多く脱塩用水9に溶け込ませることができる。ここで、除塩水槽2内の脱塩用水9が少ない場合は、その除塩水槽2に脱塩用水9が送り込み、脱塩用水攪拌工程が行われる。このようにすることにより、除塩水槽2内の海砂8が脱塩用水9中を気泡によって十分浮遊移動することができる。なお、濾過層20の濾材が極端に脱塩用水9中を浮遊移動することを防止するために、本実施形態では、濾過層20の濾材を、比重、粒径を考慮して、海砂8より沈殿速度の大きい濾材を用いている。そして、S9に進む。
S9において、脱塩用水排水工程が行われる。この脱塩用水排水工程は、除塩水槽2内の脱塩用水9を除塩水槽2の底面に設けられた有孔管18から濾過層20を介し排出する工程である。これにより、除塩水槽2内の海砂8が濾過層20の上部に載置され、海砂8に含まれる塩分は脱塩用水9とともに排出される。具体的には、排水バルブ13を駆動させることにより、有孔管18に集まった脱塩用水9が排水貯水槽6に排水される。このように、脱塩用水9に溶け込んだ海砂8に含まれる塩分が脱塩用水9とともに短時間で除塩水槽2外に排水させることができる。これにより、短時間で効率よく海砂から塩分を除塩することができる。次に、S10において、海砂8の除塩処理が終了したかが判断され、除塩処理が終了していないと判断された場合はS7に進み、再び脱塩用水投入工程が実施される。また、除塩処理が終了していると判断された場合はS11に進む。
S11において、海砂搬出工程が行われる。この海砂搬出工程では、濾過層20の上部に載置された海砂8を重機を用いて除塩水槽2から外部に搬出される。海砂の除塩処理が終了する。
次に、海砂の除塩方法の除塩効率等について、高機能水と河川水を比較して実験を行った。以下、説明する。
まず最初に、除塩水槽2に海砂8と脱塩用水9を投入して、除塩水槽2の底面全体に敷いた濾過層20を介して排水する脱塩用水9中の塩分濃度を調べた。ここで、脱塩用水9として、高機能水、北上川の河川水を用い、海砂8として、宮城県石巻市佐須の海砂を用いた。この実験では、1回の濾過に用いる脱塩用水9は、除塩水槽2内の海砂8の重量の1/2とし、濾過層20を介して排水する脱塩用水9を採取して、その中の塩分を測定した。
図6に示すように、高機能水、河川水ともに、1回目の濾過時に排水される脱塩用水9の塩分濃度が最も高く、2回目以降では塩分濃度は減少している。そして、3回目濾過時に高機能水の塩分が検出されなくなった。このように、濾過層20を1回だけ浸透させる濾過実験では。浸透性および溶解特性に優れた性状を有する高機能水は、河川水に比べて、塩分の除去特性が優れていることが示された。また、この実験で、濾過後に採取された脱塩用水9中の塩分濃度がゼロになる必要な通水量を比較すると、高機能水は河川水と比較して、およそ2/3の水量であった。ここで、図6は濾過層を介して濾過された脱塩用水の塩分濃度を示す図である。以上のように、高機能水は、河川水より、塩分の除塩効果が優れているとともに、濾過に必要な脱塩用水9の水量も少なくすることができる。
次に、除塩水槽2に海砂8と脱塩用水9を投入した後に脱塩用水攪拌工程(S8)を行い、除塩水槽2の底面全体に敷いた濾過層20を介して排水する脱塩用水9中の塩分濃度を調べた。ここで、脱塩用水9として、高機能水、北上川の河川水を用い、海砂8として、宮城県石巻市佐須の海砂と用いた。この実験では、1回の濾過に用いる脱塩用水9は、除塩水槽2内の海砂8の重量の1/2とし、濾過層20を介して排水する脱塩用水9を採取して、その中の塩分を測定した。
図7に示すように、高機能水、河川水ともに、1回目の濾過時に排水される脱塩用水9の塩分濃度は、上述した図6の実験(脱塩用水攪拌工程(S8)なしの実験)より、塩分濃度が低い値を示した。これは、図7の実験は図6の実験より、除塩水槽2に海砂8と脱塩用水9を投入した後に短時間(早期)の内に濾過層20を介して排水したことが原因であると考えられる。しかしながら、2回目以降では1回目より優れた塩分濃度を示している。このように、本実験結果から、脱塩用水攪拌工程(S8)を行って濾過した場合には、全体的に濾過により排水された脱塩用水9中の塩分濃度に急激な変化が少なく、平均した除塩効果が得られた。また、本実験では、高機能水および河川水のいずれを用いた場合でも、4回目以降の濾過により排水された脱塩用水9中に塩分は検出されなかった。このように、脱塩用水攪拌工程(S8)を行って濾過層20を浸透させる濾過実験では。浸透性および溶解特性に優れた性状を有する高機能水は、河川水に比べて、塩分の除去特性が優れている。ここで、図7は脱塩用水攪拌工程を行って濾過された脱塩用水の塩分濃度を示す図である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。さらに本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の範囲の記載によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 除塩装置
2 除塩水槽
3 洗浄水溜
4 淡水揚水ポンプ
5 空気溜
6 排水貯水槽
7 ヘドロ沈殿槽
8 海砂
9 脱塩用水
10 洗浄水切替バルブ
11 エアーホース
12 コンプレッサー
13 排水バルブ
14 排泥バルブ
15 ヘドロ移送管
16 海水揚水ポンプ
17 海水バルブ
18 有孔管
19 エアー管
20 濾過層

Claims (2)

  1. 海砂から塩分を除去する海砂の除塩方法であって、
    底面に濾過層が敷かれた除塩水槽に海砂を投入する海砂投入工程と、
    前記除塩水槽に液体を投入する液体投入工程と、
    海砂に含有されているヘドロ成分を除塩水槽の上部に浮遊させる噴射力で前記除塩水槽の底面上部に設けられたエアー管から気泡を噴出することにより海砂に含有されているヘドロ成分を前記除塩水槽内の海砂上部に浮遊させるヘドロ浮遊工程と、
    前記除塩水槽内の海砂上部に浮遊しているヘドロ成分を液体とともに排出するヘドロ排出工程と、
    前記除塩水槽の液体を排出する液体排出工程と、
    前記除塩水槽に、気泡の直径が50〜500nmであって、該気泡内に酸素もしくは空気を含有するナノバブルが含まれる水溶液からなる脱塩用水を投入する脱塩用水投入工程と、
    前記除塩水槽内の脱塩用水を該除塩水槽の底面に設けられた有孔管から前記濾過層を介し海砂に含まれる塩分とともに排出する脱塩用水排出工程と、を有し、
    該脱塩用水排出工程は、脱塩用水に溶け込んだ海砂に含まれる塩分を脱塩用水とともに短時間で除塩水槽外に排水させることを特徴とする海砂の除塩方法。
  2. 前記エアー管から気泡を噴出させることにより前記除塩水槽内に投入されている海砂および脱塩用水を攪拌する脱塩用水攪拌工程を、さらに有することを特徴とする請求項1記載の海砂の除塩方法。

JP2012265851A 2012-12-04 2012-12-04 海砂の除塩方法 Active JP5494993B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012265851A JP5494993B1 (ja) 2012-12-04 2012-12-04 海砂の除塩方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012265851A JP5494993B1 (ja) 2012-12-04 2012-12-04 海砂の除塩方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5494993B1 true JP5494993B1 (ja) 2014-05-21
JP2014108919A JP2014108919A (ja) 2014-06-12

Family

ID=50941614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012265851A Active JP5494993B1 (ja) 2012-12-04 2012-12-04 海砂の除塩方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5494993B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107876204A (zh) * 2017-11-10 2018-04-06 四川理工学院 一种耦合式多级分离选矿系统及方法
CN115917117A (zh) * 2020-01-30 2023-04-04 巴西石油公司 纳米流体用于去除来自石油系统的岩石样品中的石油和盐的用途

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101762583B1 (ko) 2015-08-12 2017-07-28 삼성중공업 주식회사 회수 대상 물질의 회수 공정에 구비되는 고용해도 염 제거 장치
CN106345742A (zh) * 2016-10-17 2017-01-25 中国能源建设集团广东电力工程局有限公司 一种海砂脱氯装置
US11345635B2 (en) 2016-10-21 2022-05-31 Tech Corporation Co., Ltd. Surface treatment method for sand aggregate and method for producing ready-mixed concrete
CN108480031B (zh) * 2018-03-08 2020-03-17 泉州台商投资区忆品茶业有限公司 谷物种子筛选装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS547767A (en) * 1977-06-17 1979-01-20 Inoue Kensetsu Kk Method of and device for cleaning sea sand
JPS55116450A (en) * 1979-02-28 1980-09-08 Shigetada Miyoshi Removing of salt from sea sand and device therefor
JPS608869B2 (ja) * 1981-04-25 1985-03-06 重忠 三好 海砂の塩分除去方法
JPS6235644U (ja) * 1985-08-20 1987-03-03
JPH024638U (ja) * 1988-06-24 1990-01-12
JPH02218444A (ja) * 1989-02-17 1990-08-31 Wahei Miyagawa 海砂の除塩方法
JP4081726B2 (ja) * 1996-12-16 2008-04-30 丸山工業株式会社 海砂からの塩分の除去装置
JP4137194B2 (ja) * 1997-04-30 2008-08-20 株式会社アステック入江 海砂の処理方法
JP2006095401A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Sanki Eng Co Ltd し渣処理装置
JP2008272650A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Sekisui Chem Co Ltd 脱塩処理方法及び脱塩処理装置
CN101805137A (zh) * 2010-03-24 2010-08-18 陈慧玲 一种海砂淡化方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107876204A (zh) * 2017-11-10 2018-04-06 四川理工学院 一种耦合式多级分离选矿系统及方法
CN107876204B (zh) * 2017-11-10 2019-09-27 四川理工学院 一种耦合式多级分离选矿系统及方法
CN115917117A (zh) * 2020-01-30 2023-04-04 巴西石油公司 纳米流体用于去除来自石油系统的岩石样品中的石油和盐的用途

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014108919A (ja) 2014-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5494993B1 (ja) 海砂の除塩方法
JP5822623B2 (ja) 海水の浸透ろ過方法及び浸透取水ユニット
US8522459B2 (en) Submergible densification cell, sediment separator and sediment densification method
MX2007003412A (es) Solucion de mineria para reflotacion y colocacion de una estructura de flotacion mar adentro.
JP2009000638A (ja) 濁水の浄化方法
JP6847565B1 (ja) プラスチック廃物除去装置
JP2012035173A (ja) 水の浄化処理装置及び浄化処理方法
JP6871552B2 (ja) 河川や湖沼、池、海洋の区域閉鎖式浄化工法
CN110272143A (zh) 用于净化页岩气开采过程中的污水的装置
JP5799451B1 (ja) 区域閉鎖式ヘドロ浚渫工法
CN110183074A (zh) 一种河道清淤方法
KR102091254B1 (ko) 해상 파일 암반 굴착시 발생된 탁수를 연속적으로 재사용하는 장치
CN210105794U (zh) 一种多功能孔隙含水层洗井装置
JP2005218903A (ja) 植物繊維を含む有機土の処理方法及び有機土処理装置
US11248357B1 (en) High density fluid recovery of sunken material
CA3090073C (en) High density fluid recovery of sunken material
JP2005058957A (ja) 浮体式水域浄化処理装置
CN1536175A (zh) 一种用高压水和压缩空气来清除水下泥沙的装置
CN211774011U (zh) 一种水利工程用水沟清淤设备
KR101129852B1 (ko) 강변여과수의 여과층 조성방법 및 그 방법을 이용한 강변여과수의 처리장치
JP2862820B2 (ja) 土砂礫等を含む泥水の分離方法および装置
JP6746556B2 (ja) 湖沼除染工法
WO2004110660A1 (ja) 土壌洗浄方法及び土壌洗浄装置
JP2005334846A (ja) 溜池の堆積物処理方法
CN206486364U (zh) 页岩气废水处理用隔油池

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121213

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20121229

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20130122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130719

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20130719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130719

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20131129

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20131204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5494993

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250