JP5494798B2 - 樹脂判別装置および樹脂判別方法 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂材料の判別が簡易に行える樹脂判別装置および樹脂判別方法に関するものである。
近年、地球環境に対する意識の向上から、製品に使用される多種多様な部材、材料の再利用を行う取り組みが世界で盛んに行われている。そして、国内でも、リサイクルに関する法律等が施行され、製品における各種部材、材料の再利用が今後さらに求められると予想される。再利用の取り組みの中で、製品の各種部材、材料を判別することが重要となってきている。例えば、特許文献1には、各種部材、材料を判別する簡易なプラスチック成形体の分別方法として、プラスチック成形体に鉛筆等の荷重を加えることによって、プラスチック成形体の表面硬度を測定して分別している。
しかし、美観を整える、樹脂の性能を上げる、などの目的で、プラスチック成形体において樹脂基材とは異なる材料で樹脂基材の表面がコーティングされている場合がある。さらに、樹脂基材の表面がコーティングされていないプラスチック成形体と混在している場合がある。そのため、特許文献1のプラスチック成形体の分別方法では、樹脂基材の表面がコーティングされていても、プラスチック成形体の材料が樹脂基材の表面をコーティングしている材料から形成される、といった誤った判別をしてしまう。したがって、樹脂基材に使われる樹脂を正確に判別することができない。
特開2008−164485号公報
本発明の樹脂判別装置は、基材である第1樹脂部と、第1樹脂部の表面に形成された表面部材とを備える樹脂成形品を判別する樹脂判別装置であって樹脂成形品の第1樹脂部の硬度を判定する硬度判定部を有し、硬度判定部は、表面部材を突き破り、第1樹脂部の表面に接触し、その後、第1樹脂部に一定の荷重を加え、第1樹脂部の硬度を判定する。
また、本発明の樹脂判別方法は、基材である第1樹脂部と、第1樹脂部の表面に形成された表面部材とを備える樹脂成形品を判別する樹脂判別方法であって、表面部材を突き破る衝撃ステップと、衝撃ステップの後に前記第1樹脂部の表面に接触する接触ステップと、
接触ステップの後に第1樹脂部の表面に一定の荷重を加え、第1樹脂部の表面の硬度を判定する硬度判定ステップと、を有する。
本発明によれば、基材である樹脂を簡単かつ正確に判別することができ、効率よく樹脂成形品を分別回収することができる。
図1は第1実施形態における樹脂判別装置を示す概略斜視図である。 図2Aは第1実施形態における樹脂成形品を示す図である。 図2Bは第1実施形態における他の樹脂成形品を示す図である。 図2Cは第1実施形態における他の樹脂成形品を示す図である。 図3Aは第1実施形態における樹脂成形品を判別する様子を示す樹脂判別装置の概略斜視図である。 図3Bは第1実施形態における樹脂成形品の表面部材を硬度判定部が突き抜けた状態を示す樹脂成形品の概略図である。 図3Cは第1実施形態における樹脂成形品の基材に硬度判定部が接触した状態を示す樹脂成形品の概略図である。 図4は点荷重が与えられた部位を示す樹脂成形品の平面図である。 図5Aは点荷重が与えられた部位と衝撃痕を示す樹脂成形品の平面図である。 図5Bは点荷重が与えられた部位と衝撃痕を示す他の樹脂成形品の平面図である。 図5Cは点荷重が与えられた部位と衝撃痕を示す他の樹脂成形品の平面図である。 図6は第1実施形態における樹脂判別方法のフローチャートである。 図7は第2実施形態における樹脂判別方法のフローチャートである。 図8は第3実施形態における樹脂判別装置を示す概略斜視図である。
以下、一実施の形態における樹脂判別装置および樹脂判別方法について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
[樹脂判別装置の概略および樹脂成形品2について]
図1は第1実施形態における樹脂判別装置を示す概略斜視図、図2Aは第1実施形態における樹脂成形品を示す図、図2Bは第1実施形態における他の樹脂成形品を示す図、図2Cは第1実施形態における他の樹脂成形品を示す図である。
近年、家電製品等に用いられる外装用筐体としては、薄肉状の成形樹脂を基材とした樹脂成形品が用いられる。また、樹脂成形品の表面には、デザインや機能性等に応じた表面部材がコーティングされている。
第1実施形態では、図1に示すように、樹脂判別装置1に樹脂成形品2が配置される。この樹脂判別装置1は、樹脂成形品2の基材である樹脂を判別する。
また、樹脂成形品2は、図2Aに示すように、第1樹脂部3に表面部材4がコーティングされたり、図2Bに示すように、第1樹脂部3に表面部材5がコーティングされたり、図2Cに示すように、第1樹脂部3に表面部材4がコーティングされ、さらに、表面部材5がコーティングされたりする。
図2Aにおける樹脂成形品2は、第1樹脂部3の表面にシート状の表面部材4がコーティングされている。また、図2Bにおける樹脂成形品2は、第1樹脂部3の表面に発泡状の表面部材5がコーティングされている。また、図2Cにおける樹脂成形品2は、第1樹脂部3の表面にシート状の表面部材4と発泡状の表面部材5の2層がコーティングされている。
図2A〜図2Cでは、3種類の表面部材4または表面部材5等が第1樹脂部3にそれぞれコーティングされている。本実施の形態では、厚さ2〜3mmの樹脂成形品2を第1樹脂部3としている。
なお、本実施の形態における樹脂成形品2はどのような樹脂を用いて形成してもよい。
また、本実施の形態における樹脂成形品2は外装用筐体用の樹脂成形品に限るものでもない。
また、本実施の形態では、上記3つの樹脂成形品2を例に挙げたが、用途に応じて他の形態であってもよい。
[樹脂判別装置1の構成について]
図3Aは第1実施形態における樹脂成形品を判別する様子を示す樹脂判別装置の概略斜視図、図3Bは第1実施形態における樹脂成形品の表面部材を硬度判定部が突き抜けた状態を示す樹脂成形品の概略図、図3Cは第1実施形態における樹脂成形品の基材に硬度判定部が接触した状態を示す樹脂成形品の概略図である。
[硬度判定部6について]
図1において、樹脂判別装置1は硬度判定部6を備えている。
この硬度判定部6によって、樹脂成形品2の第1樹脂部3の表面硬度が判定される。そして、第1樹脂部3の表面硬度の判定結果に基づいて、第1樹脂部3がどんな樹脂で形成されているのか、樹脂の判別が可能となる。
本実施の形態では、図3Aに示すように、一定の速度で樹脂成形品2の面に対して垂直に接触するように、鉛直方向に硬度判定部6が降りる。
なお、樹脂成形品2に対する硬度判定部6の接触速度は、コーティングの状況や第1樹脂部3の種類によって変更できるように、スピードコントロールがついていてもよい。
例えば、金属系やウレタン系の表面部材がコーティングされている場合、樹脂系の表面部材よりも硬度が大きい。そのため、表面部材を突き破るスピードは金属系やウレタン系の表面部材がコーティングされている場合の方が、樹脂系の表面部材よりも速い。
図3Bや図3Cに示すように、硬度判定部6の先端は、第1樹脂部3にコーティングされた表面部材を突き破る。すると、突き破られた部分は第1樹脂部3が露出した状態となる。つまり、露出した第1樹脂部3の表面に硬度判定部6の先端が接触する。そして、硬度判定部6は、第1樹脂部3の表面の硬度を判定する。硬度を判定する際、硬度判定部6が第1樹脂部3に一定の荷重を加える。その結果、第1樹脂部3の硬度が判定できる。
より具体的には、第1樹脂部3の硬度は、測定値として数字で表される場合や、一定の荷重になれば、ランプのような発光素子12が光るようにしてその荷重より大きい硬度であるかどうかを判定する場合がある。
また、樹脂判別装置1は、判別部(図示せず)をさらに備えてもよい。この判別部は、硬度判定部6による判定に基づいて、第1樹脂部3の種類を自動的に判別することができる。その結果、第1樹脂部3をより正確に判別することができる。
例えば、第1樹脂部3として、PMMA、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)等を用いることができる。これらの樹脂のうち、硬度判定部6で判定できるのは、PMMAである。第1樹脂部3がPMMAである場合、第1樹脂部3がポリスチレン(PS)やポリカーボネート(PC)である場合と比べて硬度が大きい。しかし、ポリスチレン(PS)又はポリカーボネート(PC)からなる第1樹脂部3を備えた樹脂成形品2は、複数の樹脂成形品2を硬度判定すると、硬度が重なる部分があるので、正確に樹脂を判定することができない。
つまり、硬度判定部6による判別だけでは、第1樹脂部3を正確に判別することができず、樹脂成形品2を分別することができない。そこで、次に説明する点荷重部7によって、第1樹脂部3を判別する。
[点荷重部7について]
本実施形態における樹脂判別装置1は、点荷重部7をさらに備えている。
点荷重部7について、図3A、図4および図5A〜図5Cを用いて詳細に説明する。
図4は点荷重が与えられた部位を示す樹脂成形品の平面図であり、図5Aは点荷重が与えられた部位と衝撃痕を示す樹脂成形品の平面図であり、図5Bは点荷重が与えられた部位と衝撃痕を示す他の樹脂成形品の平面図であり、図5Cは点荷重が与えられた部位と衝撃痕を示す他の樹脂成形品の平面図である。
図3Aおよび図4に示すように、樹脂判別装置1は、点荷重部7によって、第1樹脂部3の表面に荷重を加える。一定の荷重が加わったところで、点荷重部7の先端を高速度で第1樹脂部3の表面に打ちつける。
この結果、点荷重部7が与える荷重の力は、第1樹脂部3の表面の点に集中する。そのため、図4に示すように、第1樹脂部3の表面において荷重が与えられた荷重点8は、図5A〜図5Cに示すように、荷重点8を基点に、第1樹脂部3の種類によって特徴ある衝撃痕が形成される。衝撃痕が形成されるため、第1樹脂部3の衝撃痕の様子を目視によって観察することができる。
形成された衝撃痕は、例えば、図5Aに示すように「割れ9」や、図5Bに示すように「ひび10」や、図5Cに示すように「白濁11」等がある。
これらの衝撃痕の有無によって、硬度判定部6では判別できなかった第1樹脂部3の種類をさらに判別することができる。
なお、衝撃痕の種類は、樹脂材料だけによって決まるものではない。衝撃痕は、同じ樹脂材料であっても樹脂材料の混練状態や添加物の有無により、異なることがある。
例えば、ポリスチレン(PS)とポリカーボネート(PC)は、硬度判定部6では判別できない。しかし、点荷重部7により、容易に判別することができる。ポリスチレン(PS)は、点荷重部7により、「割れ9」、「ひび10」、「白濁11」等の衝撃痕が形成される。一方、ポリカーボネート(PC)は、点荷重部7が突いた痕の穴のみが形成される単純な衝撃痕であり、「割れ9」、「ひび10」、「白濁11」等の衝撃痕が形成されない。
よって、これらの衝撃痕の有無により、ポリスチレン(PS)とポリカーボネート(PC)の判別が容易に行える。
なお、点荷重部7による荷重動作の開始は、硬度判定部6による硬度判定が終わった後、手動で開始を設定してもよい。また、硬度判定が終わり次第、自動で開始されるようにしてもよい。
また、硬度判定部6で判別可能な第1樹脂部3に、さらに点荷重部7による荷重を与えて、衝撃痕の存在および種類からより正確に第1樹脂部3を判別することも可能である。例えば、PMMAについて硬度判定部6による硬度判定の後、点荷重部7によって荷重を与えると、PMMAには、「割れ9」、「ひび10」、「白濁11」等の衝撃痕が形成される。
また、第1樹脂部3が受ける衝撃痕を検知して、第1樹脂部3の種類を判別する第2の判別部をさらに備えていてもよい。その結果、さらにより正確に第1樹脂部3の種類を判別することができる。
[樹脂判別方法について]
図6は第1実施形態における樹脂判別方法のフローチャートである。
図6において、一重線の四角枠は、第1樹脂部3を判別する各ステップを示している。二重線の四角枠は、各ステップにおいて、第1樹脂部3の判別に必要な樹脂判別装置1の各部を示している。
樹脂判別装置1による樹脂判別方法は、図6に示すように、第1樹脂部3の硬度を測定する硬度判定ステップ(図面では「S1」と略記する。以下、同様とする)と、第1樹脂部3へ点荷重をかける点荷重ステップ(S2)と、により構成される。
より具体的には、S1において、第1樹脂部3の表面にコーティングされた表面部材4または表面部材5等を突き破る衝撃ステップと、衝撃ステップの後に第1樹脂部3の表面に接触する接触ステップと、接触ステップで接触した第1樹脂部3の表面硬度を判定する硬度判定ステップと、を備える。
この樹脂判別方法によれば、表面部材4または表面部材5等の存在の有無にかかわらず、基材である第1樹脂部3の種類を正確に判別し、樹脂成形品2を効率よく分別することができる。
[硬度判定ステップについて]
まず、樹脂判別装置1に樹脂成形品2を設置する。
次に、樹脂成形品2のコーティング状況に応じて、硬度判定部6の接触速度をコントロールする。
次に、硬度判定部6は一定速度で樹脂成形品2の面に対して垂直に、かつ、鉛直方向へ樹脂成形品2の表面に接触する。そして、薄肉成形樹脂にコーティングされた表面部材4を突き破る。さらに、基材である第1樹脂部3の表面に接触する。なお、第1樹脂部3に表面部材4または表面部材5等がコーティングされていない場合は、直接、基材である第1樹脂部3の表面に硬度判定部6が接触する。
次に、接触後、硬度判定部6は、第1樹脂部3の表面に一定の荷重を与えることによって、硬度を判定する(S1)。
次に、硬度の判定結果に基づいて、第1樹脂部3を大まかに判別することができる。
なお、例えば、予め入力された一定の標準硬度になればランプのような発光素子12を光らせるようにしておき、標準硬度以上であるか以下であるかを判定することもできる。
また、より正確に第1樹脂部3の種類を判別するために、測定された硬度に基づいて第1樹脂部3の種類を判別する第1判別ステップをさらに備えてもよい。
このようなステップを経て、第1樹脂部3を判別することにより、効率的に樹脂成形品2を分別することができる。
一方、硬度判定部6によって、第1樹脂部3を判定できない樹脂成形品2については、点荷重ステップによって第1樹脂部3を判別することができる。
[点荷重ステップについて]
硬度判定部6による硬度判定によって、第1樹脂部3が判定できない第1樹脂部3については、さらに点荷重ステップで点荷重を与え、第1樹脂部3の樹脂を判別する(S2)。点荷重ステップで形成された衝撃痕を目視で観察することで、第1樹脂部3の種類を正確に判別することができる。
さらに、より正確に第1樹脂部3の種類を判別するために、点荷重部7による衝撃を検知することによって、第1樹脂部3の種類を判別する第2判別ステップを備えていてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。
図7は第2実施形態における樹脂判別方法のフローチャートである。
第2実施形態における樹脂判別方法では、第1実施形態における樹脂判別方法と異なる点についてのみ説明し、その他の説明は省略する。
図7に示すように、第2実施形態における樹脂判別方法は、点荷重部7による作動の後に硬度判定部6の作動が開始される。
まず、点荷重部7による衝撃で第1樹脂部3の第1樹脂部3に衝撃痕が形成される(S3)。
点荷重部7によりできた衝撃痕から判別ができなかった第1樹脂部3については、次ステップとして、硬度判定部6により硬度を判定する(S4)。
硬度を測定する際、第1樹脂部3に形成される衝撃痕と異なる場所に、硬度判定部6の先端が接触するように配置を変更する。
それにより、第1樹脂部3に形成される「割れ9」、「ひび10」、「白濁11」等による、硬度低下を防止して、より正確に第1樹脂部3を判定することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について図面を参照しながら説明する。
第3実施形態における樹脂判別装置1では、第1実施形態における樹脂判別装置1と異なる点についてのみ説明し、その他の説明は省略する。
図8は第3実施形態における樹脂の判別装置を示す概略斜視図である。
第1、第2実施形態とは異なり、樹脂判別装置1は、硬度判定部6と点荷重部7をそれぞれ独立して備える。
そのため、硬度判定と点荷重とを同時に行なうことが可能となり、第1樹脂部3を判別するための判別時間の短縮を行うことができる。
なお、本実施の形態では、硬度判定と点荷重とを同時に行っているが、硬度判定後、点荷重を行ってもよいし、点荷重を与えた後、硬度判定を行ってもよい。
[まとめ]
上記実施形態において特徴的な部分を以下に列記する。なお、上記実施形態に含まれる発明は、以下に限定されるものではない。なお、各構成の後ろに括弧で記載したものは、各構成の具体例である。各構成はこれらの具体例に限定されるものではない。
以上、第1〜第3実施形態で説明したように、本実施形態の樹脂判別装置1は、基材である第1樹脂部3と、第1樹脂部3の表面に形成された表面部材4または表面部材5等とを備える樹脂成形品2から第1樹脂部3を判別する装置である。この樹脂判別装置1は、表面部材4または表面部材5等を突き破り、第1樹脂部3の表面に接触して、第1樹脂部3の硬度を検知する硬度判定部6を備えている。
これにより、第1樹脂部3を判別する際、第1樹脂部3の表面の状態にかかわらず、硬度を判定することが可能となる。そして、硬度の違いにより第1樹脂部3を正確に判別することで、高品質なリサイクル材料を容易に回収することができる。
また、本実施形態の樹脂判別装置1であって、硬度判定部6で測定された第1樹脂部3の硬度に基づいて、第1樹脂部3の種類を判別する第1判別部をさらに備えてもよい。
これにより、より正確に硬度判定に基づく第1樹脂部3の種類を大まかに判別することができる。
また、本実施形態の樹脂判別装置1であって、第1樹脂部3の表面に点荷重を与える点荷重部7をさらに備えてもよい。
これにより、第1樹脂部3を判別する際、第1樹脂部3の表面の状態にかかわらず、点荷重を与えることが可能となる。そして、点荷重の結果の違いにより、第1樹脂部3を正確に判別することで、高品質なリサイクル材料を容易に回収することができる。
また、本実施形態の樹脂判別装置1であって、点荷重部7は、第1樹脂部3の表面に衝撃痕を作ってもよい。
これにより、第1樹脂部3を判別する際、点荷重部7からなる衝撃痕が残ることから、目視で第1樹脂部3を判別することが可能となる。そして、高品質なリサイクル材料を容易に回収することができる。
また、本実施形態の樹脂判別装置1であって、点荷重部7は、点荷重部7による衝撃を検知して第1樹脂部3の種類を判別する第2判別部と、をさらに備えてもよい。
これにより、より正確に第1樹脂部3の種類を判別することができる。
また、本実施形態の樹脂判別装置1であって、点荷重部7は、硬度判定部6と同一であってもよい。
これにより、第1樹脂部3を判別する際、樹脂判別装置1の駆動部分を1つにすることができ、装置のコンパクト化をはかることが可能となる。そして、高品質なリサイクル材料を容易に回収することができる。
また、本実施形態の樹脂判別方法は、基材として第1樹脂部3と、第1樹脂部3の表面に形成された表面部材4または表面部材5等とを備える樹脂成形品2から第1樹脂部3を判別する方法である。この樹脂判別方法は、表面部材4または表面部材5等を突き破る衝撃ステップと、衝撃ステップの後に第1樹脂部3の表面に接触する接触ステップと、接触ステップで接触された第1樹脂部3の表面の硬度を判定する硬度判定ステップと、を備えている。
これにより、第1樹脂部3を判別する際、第1樹脂部3の表面の状態にかかわらず、硬度を判定することが可能となる。そして、硬度の違いにより第1樹脂部3を正確に判別することで、高品質なリサイクル材料を容易に回収することができる。
また、本実施形態の樹脂判別方法において、硬度判定ステップで測定された第1樹脂部3の硬度に基づいて、第1樹脂部3の種類を判別する第1判別ステップをさらに備えてもよい。
これにより、より正確に硬度判定に基づく第1樹脂部3の種類を大別することができる。
また、本実施形態の樹脂判別方法において、第1樹脂部3の表面に点荷重を与える点荷重ステップをさらに備えてもよい。
これにより、第1樹脂部3を判別する際、第1樹脂部3の表面の状態にかかわらず、点荷重を与えることが可能となる。そして、点荷重の結果の違いにより、第1樹脂部3を正確に判別することで、高品質なリサイクル材料を容易に回収することができる。
また、本実施形態の樹脂判別方法において、点荷重ステップは、点荷重部7による衝撃を検知して第1樹脂部3の種類を判別する第2判別ステップをさらに備えてもよい。
これにより、より正確に第1樹脂部3の種類を判別することができる。
また、本実施形態の樹脂判別方法であって、点荷重ステップは、硬度判定ステップによる第1樹脂部3の表面の硬度を検知する硬度判定の後に作動させてもよい。
これにより、第1樹脂部3を判別する際、硬度を測定した後、同じ硬度であっても、次に点荷重をかけた時の第1樹脂部3の結果の違いから、第1樹脂部3を正確に判別することが可能となる。そして、第1樹脂部3を正確に判別することで、類似を持つ中での高品質なリサイクル材料を容易に回収することができる。
また、本実施形態の樹脂判別方法であって、硬度判定部6は、点荷重部7による第1樹脂部3の点荷重を与えた後に作動させてもよい。
これにより、第1樹脂部3を判別する際、点荷重をかけた後、同じ様な結果であっても、次に硬度を測定した時の第1樹脂部3の硬度の違いから、第1樹脂部3を正確に判別することが可能となる。そして、第1樹脂部3を正確に判別することで、類似性質を持つ中での高品質なリサイクル材料を容易に回収することができる。
また、本実施形態の樹脂判別方法であって、点荷重ステップは、硬度判定ステップと同時にしてもよい。
これにより、第1樹脂部3を判別する際、硬度と点荷重をかけた結果がほぼ同時にわかり、硬度と点荷重の結果の違いから、第1樹脂部3を正確に短時間で判別することが可能となる。そして、高品質なリサイクル材料を容易に回収することができる。
本発明にかかる樹脂判別装置および樹脂判別方法は、樹脂の表面の状態にかかわらず、樹脂の基材を簡易に判別することができる。
1 樹脂判別装置
2 樹脂成形品
3 第1樹脂部
4 表面部材
5 表面部材
6 硬度判定部
7 点荷重部
8 荷重点
9 割れ
10 ひび
11 白濁
12 発光素子

Claims (13)

  1. 基材である第1樹脂部と、前記第1樹脂部の表面に形成された表面部材とを備える樹脂成形品を判別する樹脂判別装置であって
    前記樹脂成形品の前記第1樹脂部の硬度を判定する硬度判定部を有し、
    前記硬度判定部は、前記表面部材を突き破り、前記第1樹脂部の表面に接触し、その後、前記第1樹脂部に一定の荷重を加え、前記第1樹脂部の硬度を判定する、
    樹脂判別装置。
  2. 前記硬度判定部で判定された前記第1樹脂部の硬度に基づいて、
    前記第1樹脂部の種類を判別する第1判別部をさらに備える
    請求項1に記載の樹脂判別装置。
  3. 前記第1樹脂部の表面に点荷重を与える点荷重部をさらに備える
    請求項1に記載の樹脂判別装置。
  4. 前記点荷重部は、前記第1樹脂部の表面に衝撃痕を形成する
    請求項3に記載の樹脂判別装置。
  5. 前記点荷重部は、前記点荷重部による衝撃を検知して前記第1樹脂部の種類を判別する第2判別部と、をさらに備える
    請求項4に記載の樹脂判別装置。
  6. 前記点荷重部は、前記硬度判定部と同一である
    請求項3に記載の樹脂判別装置。
  7. 基材である第1樹脂部と、前記第1樹脂部の表面に形成された表面部材とを備える樹脂成形品を判別する樹脂判別方法であって
    前記表面部材を突き破る衝撃ステップと、
    前記衝撃ステップの後に前記第1樹脂部の表面に接触する接触ステップと、
    前記接触ステップの後に前記第1樹脂部の表面に一定の荷重を加え、前記第1樹脂部の表面の硬度を判定する硬度判定ステップと、を有する
    樹脂判別方法。
  8. 前記硬度判定ステップで判定された前記第1樹脂部の硬度に基づいて、
    前記第1樹脂部の種類を判別する第1判別ステップをさらに備える
    請求項7に記載の樹脂判別方法。
  9. 前記第1樹脂部の表面に点荷重を与える点荷重ステップをさらに備える
    請求項7に記載の樹脂判別方法。
  10. 前記点荷重ステップは、前記点荷重部による衝撃を検知して前記第1樹脂部の種類を判別する第2判別ステップをさらに備える
    請求項9に記載の樹脂判別方法。
  11. 前記点荷重ステップは、前記硬度判定ステップによる前記第1樹脂部の硬度を判定した後に作動する
    請求項9に記載の樹脂判別方法。
  12. 前記点荷重ステップは、前記硬度判定ステップによる前記第1樹脂部の表面の硬度を検知する硬度判定の後に作動する
    請求項9に記載の樹脂判別方法。
  13. 前記点荷重ステップは、前記硬度判定ステップと同時である
    請求項9に記載の樹脂判別方法。
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