JP5494227B2 - 図形学習装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、幾何図形の面積の適切な計算方法を学習するための図形学習装置およびそのプログラムに関する。
従来の電子式計算機(例えば関数電卓)において、幾何図形を描画するアプリケーションを搭載したものがある。また、描画した図形の面積を計算して出力することが可能な図形表示装置も考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−161395号公報
関数電卓を教育現場で使用し、幾何図形の面積計算を学習することが行われている。
前記従来の関数電卓に搭載された図形面積計算機能にて図形の面積を計算させると、対象となる図形の面積を自動的に計算してその面積値を出力する。
このため前記従来の図形面積計算機能では、特に、変則的な四角形以上の多角形の面積計算を学習する場合、その適切な計算過程が分からず適当でない。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、図形面積の適切な計算方法を容易に且つ見易く学習することが可能になる図形学習装置およびそのプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の図形学習装置は、複数の要素図形を組み合わせてなる多角形の問題図形を同要素図形毎に色分けして表示する問題図形表示手段と、この問題図形表示手段により表示された問題図形に含まれる要素図形をユーザ操作に応じて指定する要素図形指定手段と、この要素図形指定手段により指定された要素図形についてユーザ操作に応じて色を指定する色指定手段と、この色指定手段により指定された色が前記指定された要素図形に隣接する要素図形の色と一致した場合に、当該指定された要素図形と隣接する要素図形とを統合した図形が面積計算可能な図形か否かを判断する計算可否判断手段と、この計算可否判断により前記統合した図形が面積計算可能な図形と判断された場合に、前記指定された要素図形の色を前記指定された色に変更し同統合した図形を統合した色にして表示させる統合表示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の図形学習装置は、前記請求項1に記載の図形学習装置において、前記計算可否判断手段は、面積公式を対応付けた要素図形を予め記憶する要素図形記憶手段を有し、前記色指定手段により指定された色が前記指定された要素図形に隣接する要素図形の色と一致した場合に、当該指定された要素図形と隣接する要素図形とを統合した図形が前記要素図形記憶手段により記憶された面積公式を対応付けた要素図形か否かを判断し、面積計算可能な図形か否かを判断する、ことを特徴としている。
請求項3に記載の図形学習装置は、前記請求項1に記載の図形学習装置において、前記問題図形表示手段は、色分けされた複数の要素図形を組合せてなる多角形の問題図形を予め記憶する問題図形記憶手段を有し、この問題図形記憶手段により記憶された問題図形を読み出して表示する、ことを特徴としている。
請求項4に記載の図形学習装置は、前記請求項1に記載の図形学習装置において、前記問題図形表示手段は、多角形の図形を表示する図形表示手段と、この図形表示手段により表示された多角形の図形をユーザ操作に応じて複数の色分けした要素図形に分割して表示させる分割表示制御手段とを有する、ことを特徴としている。
請求項5に記載の図形学習装置は、前記請求項1から請求項4の何れか1項に記載の図形学習装置において、色の代わりに模様あるいは線種により要素図形を区別するようにした、ことを特徴としている。
請求項6に記載のプログラムは、コンピュータを、複数の要素図形を組み合わせてなる多角形の問題図形を同要素図形毎に色分けして表示部に表示させる問題図形表示手段、この問題図形表示手段により表示された問題図形に含まれる要素図形をユーザ操作に応じて指定する要素図形指定手段、この要素図形指定手段により指定された要素図形についてユーザ操作に応じて色を指定する色指定手段、この色指定手段により指定された色が前記指定された要素図形に隣接する要素図形の色と一致した場合に、当該指定された要素図形と隣接する要素図形とを統合した図形が面積計算可能な図形か否かを判断する計算可否判断手段、この計算可否判断により前記統合した図形が面積計算可能な図形と判断された場合に、前記指定された要素図形の色を前記指定された色に変更し同統合した図形を統合した色にして表示させる統合表示制御手段、として機能させることを特徴としている。
本発明によれば、図形面積の適切な計算方法を容易に且つ見易く学習することが可能になる図形学習装置およびそのプログラムを提供できる。
本発明の実施形態に係る図形学習機能を搭載した小型電子式計算機(グラフ関数電卓)10の外観構成を示す正面図。 前記グラフ関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記グラフ関数電卓10の要素図形データメモリ27cに記憶される要素図形データベースの内容を示す図。 前記グラフ関数電卓10の計算機制御プログラムに従った幾何図形学習モードにおいて実行される面積計算学習処理を示すフローチャート。 前記グラフ関数電卓10の面積計算学習処理に伴う図形表示動作の具体例(その1)を示す図。 前記グラフ関数電卓10の面積計算学習処理に伴う図形表示動作の具体例(その2)を示す図。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る図形学習機能を搭載した小型電子式計算機(グラフ関数電卓)10の外観構成を示す正面図である。
この関数電卓10は、その携帯性の必要からユーザが片手で十分把持し片手で操作可能な小型サイズからなり、この関数電卓10の本体正面にはキー入力部11およびカラー表示部16が設けられる。
キー入力部11には、数値や数式を入力したり計算の実行を指示したりするための数値・演算記号キー群12、各種の関数を入力したりメモリ機能を立ち上げたりするための関数機能キー群13、各種動作モードのメニュー画面を表示させたり幾つかの動作を直接指示したりするための動作設定キー群14、カラー表示部16に表示されたポインタPの移動操作やデータ項目を選択する反転カーソルCuの移動操作などを行うためのカーソルキー15、カラー表示部16の下端に沿ってメニュー表示される各種の機能を選択的に指定するためのファンクションキーF1〜F6が備えられる。
前記数値・演算記号キー群12としては、「0」〜「9」(数値)キー、「+」「−」「×」「÷」(算術記号)キー、「Exp」(指数)キー、「EXE」(実行)キー、「AC」(クリア)キー、「DEL」(削除)キーなどが配列される。
前記関数機能キー群13としては、「切替」(表示切り替え)キー、「√」キー、「s/b」(分数)キー、「sin」キー、「cos」キー、「M+」(メモリプラス)キーなどが配列される。
前記動作設定キー群14としては、「Menu」(メニュー画面表示)キー、「Color」(カラー指定画面表示)キー、「Grph」(グラフ画面表示)キー、「Captr」(画像取り込み)キーなどが配列される。
前記カラー表示部16は、ドットマトリクス型のカラー液晶表示ユニットからなる。
この関数電卓10は、前記メニュー画面から選択可能な幾何図形学習モードにおいて、三角形や四角形などの色分けされた要素図形が複数組み合わされてなる多角形の問題図形(例えば、5角形ABCDE)を表示させる機能、表示された問題図形に含まれるユーザ指定(P)の要素図形(AED)を隣接する要素図形(ACE)と統合した場合に、その統合された図形(ACED)が面積公式を有する要素図形となり得るか判断する機能、統合された図形(ACED)が面積公式を有する要素図形となり得ると判断された場合に、前記ユーザ指定された要素図形(AED)の表示色(Red)を前記隣接する統合相手の要素図形(ACE)の表示色(Blue)に変更し1つの要素図形(ACED)として表示させる機能、色分けされた要素図形毎の面積公式に従い問題図形(ABCDE)の面積を計算して表示させる機能などを有する。
図2は、前記グラフ関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図である。
この関数電卓10は、コンピュータである制御部(CPU)21を備えている。
制御部(CPU)21は、記憶装置(フラッシュROM)22に予め記憶されているシステムプログラム、あるいはメモリカードなどの外部記憶媒体23から記憶媒体読み書き部24を介して記憶装置22に読み込まれた計算機制御プログラム、あるいは通信ネットワークN上のWebサーバ(プログラムサーバ)25から通信制御部26を介してダウンロードされ前記記憶装置22に読み込まれた計算機制御プログラムに従い、RAM27を作業用メモリとして回路各部の動作を制御し各種の機能を実行する。そして、前記記憶装置22に予め記憶されたシステムプログラムや計算機制御プログラムは、キー入力部11からのキー入力信号に応じて起動される。
前記制御部(CPU)21には、前記記憶装置22、記憶媒体読み書き部24、通信制御部26、RAM27、キー入力部11が接続される他に、カラー液晶表示部(LCD)16が接続される。
RAM27には、表示データメモリ27a、問題図形データメモリ27b、要素図形データメモリ27c、面積計算データメモリ27dなどが確保される。
表示データメモリ27aには、前記カラー表示部16に表示させる数式やその演算結果のデータ、図形やその面積のデータなどが、同カラー表示部16の表示領域に相当するビットマップデータに展開されて記憶される。
問題図形データメモリ27bには、例えば図形の面積を計算する方法を学習するための多様な多角形の問題図形が予めあるいは外部から入力されて記憶される。この問題図形データメモリ27bに記憶される四角形以上の多角形からなる問題図形は、予め適当な要素図形に分割され色分けされている。
図3は、前記グラフ関数電卓10の要素図形データメモリ27cに記憶される要素図形データベースの内容を示す図である。
この要素図形データベースは、面積公式に基づいて計算可能な図形を記憶したもので、具体的には、各種の図形が[点][線][多角形][円形]の項目に分類され、その項目毎に形状の異なる複数種類の要素図形が階層的に記憶される。
このうち、公式による面積計算が可能な[多角形]である[三角形]の階層には、[直角三角形][二等辺三角形][正三角形][その他の三角形]が何れも面積公式を対応付けて記憶される。
また同様に、[多角形]である[四角形]の階層には、[正方形][長方形][台形][平行四辺形][ひし形]がそのそれぞれの面積公式を対応付けて記憶され、[その他の四角形]は面積公式なしの情報を対応付けて記憶される。
また同様に、[円形]の階層には、[正円][半円][扇形]がそのそれぞれの面積公式を対応付けて記憶され、[楕円]は面積公式なしの情報を対応付けて記憶される。
面積計算データメモリ27dには、前記問題図形に基づいた面積計算処理に関わる演算データが記憶される。
次に、前記構成のグラフ関数電卓10による幾何図形学習機能について説明する。
図4は、前記グラフ関数電卓10の計算機制御プログラムに従った幾何図形学習モードにおいて実行される面積計算学習処理を示すフローチャートである。
図5は、前記グラフ関数電卓10の面積計算学習処理に伴う図形表示動作の具体例(その1)を示す図である。
キー入力部11のユーザ操作に応じて、問題図形データメモリ27bに記憶されている各種の問題図形データの中から所望の形状の問題図形データが呼び出され、例えば図5(A)に示すような問題図形(5角形ABCDE)がカラー表示部16に表示される(ステップS1)。
この問題図形(5角形ABCDE)は、3つの三角形(一般三角形ABC/直角三角形ACE/直角三角形ADE)である要素図形に分割された形態で表示され、三角形ABCは緑色(Green)、ACEは青色(Blue)、ADEは赤色(Red)に色分けされて表示される。
ユーザは、この問題図形(5角形ABCDE)の表示画面において、赤色の三角形ADEをこれに隣接する青色の三角形ACEと統合して面積計算可能か否かを知るために、先ず、カーソルキー15を操作してポインタPを移動させ赤色の三角形ADE(要素図形)を指定する(ステップS2)。
そして、「Color」キーを操作して、図5(B)に示すように色指定ウインドウWを表示させた後、この色指定ウインドウWにおいて、カーソルキー15を操作して反転カーソルCuを移動させ、前記隣接する青色の三角形ACEの表示色である[2:Blue]を指定する(ステップS3)。
すると、前記色指定ウインドウWにて指定された表示色について、ポインタPにより現在指定中の要素図形に隣接する要素図形の表示色と一致するか否か、つまり当該隣接する要素図形との統合をユーザが希望しているか否かが判断される(ステップS4)。
ここで、前記色指定ウインドウWにて指定された表示色について、ポインタPにより現在指定中の要素図形に隣接する要素図形の表示色と一致しないと判断された場合は(ステップS4(No))、単なる表示色の変更操作と判断される。そして、前記現在指定中の要素図形の表示色が、前記ユーザにより指定された表示色に変更されて表示される(ステップS5)。
一方、前記図5(A)(B)で示したように、色指定ウインドウWにて指定された表示色[2:Blue]について、ポインタPにより現在指定中の要素図形(直角三角形ADE)に隣接する要素図形(直角三角形ACE)の表示色(Blue)と一致すると判断された場合は(ステップS4(Yes))、前記指定中の要素図形と隣接する要素図形との統合処理に移行される(ステップS6)。そして、前記指定中の要素図形(直角三角形ADE)と隣接する要素図形(直角三角形ACE)とを統合した統合図形(長方形ACDE)について、その面積公式が存在するか否かが、要素図形データメモリ27cに記憶されているデータベース(図3参照)に基づき判断される(ステップS7)。
ここで、指定中の要素図形と隣接する要素図形とを統合した統合図形について、その面積公式が存在しないと判断された場合は(ステップS7(No))、統合処理はキャンセルされ(ステップS8)、前記ステップS2からの処理に戻る。
一方、前記指定中の要素図形(直角三角形ADE)と隣接する要素図形(直角三角形ACE)とを統合した統合図形(長方形ACDE)について、その面積公式が存在すると判断された場合は(ステップS7(Yes))、当該指定中の要素図形(直角三角形ADE)の表示色(Red)が、図5(C)に示すように前記色指定ウインドウWにて指定された表示色[2:Blue]に変更される。そして、隣接する青色(Blue)の要素図形(直角三角形ACE)と統合した青色(Blue)の統合図形(長方形ACDE)として表示され、ユーザは、この統合図形(長方形ACDE)にて面積計算可能であると知ることができる(ステップS9)。
ここで、「EXE」(実行)キーが操作されたか否かの判断待機状態となり(ステップS10)、この「EXE」(実行)キーの操作が判断されない状態では(ステップS10(No))、別の要素図形に対するユーザ指定の待機状態になる(ステップS2)。
一方、「EXE」(実行)キーが操作されたと判断されると(ステップS10(Yes))、前記統合処理されて現在表示中の問題図形において、さらに別の統合対象になる要素図形が存在するか否かが判断される(ステップS11)。
ここで、前記統合処理されて現在表示中の問題図形において、さらに別の統合対象になる要素図形が存在すると判断された場合は(ステップS11(Yes))、統合対象になる残りの要素図形が有ることのメッセージが表示され(ステップS12)、別の要素図形に対するユーザ指定の待機状態になる(ステップS2)。
一方、前記図5(C)で示したように統合処理された統合図形(長方形ACDE)を含む現在表示中の問題図形(5角形ABCDE)において、さらに別の統合対象になる要素図形は存在しないと判断された場合は(ステップS11(No))、当該問題図形(5角形ABCDE)を構成する各要素図形(一般三角形ABCと統合処理された長方形ACDE)の面積公式に基づき、同問題図形(5角形ABCDE)の面積計算処理が実行される(ステップS13)。そして、前記面積計算処理された問題図形(5角形ABCDE)の面積がカラー表示部16に表示される(ステップS14)。
これにより、ユーザは、前記3つの要素図形(一般三角形ABC/直角三角形ACE/直角三角形ADE)からなる問題図形(5角形ABCDE)について、当該各要素図形毎の3つの面積を計算してその総面積を算出する必要なく、一般三角形ABCと統合処理された長方形ACDEとの2つの面積を計算してその総面積が算出可能であることを容易に且つ見易く学習することができる。
図6は、前記グラフ関数電卓10の面積計算学習処理に伴う図形表示動作の具体例(その2)を示す図である。
この具体例(その2)では、前記具体例(その1)(図5(A)参照)と同じ問題図形(5角形ABCDE)を、図6(A)に示すようにカラー表示部16に表示させ(ステップS1)、その上部を構成する緑色の要素図形(一般三角形ABC)をポインタPにより指定する(ステップS2)。
そして、指定の緑色の要素図形(一般三角形ABC)をこれに隣接する青色の要素図形(直角三角形ACE)と統合して面積計算可能か否かを知るために、図6(B)に示すように色指定ウインドウWを表示させ、反転カーソルCuにより[2:Blue]を指定する(ステップS3)。
すると、前記色指定ウインドウWにて指定された表示色[2:Blue]について、ポインタPにより現在指定中の要素図形(一般三角形ABC)に隣接する要素図形(直角三角形ACE)の表示色(Blue)と一致すると判断され(ステップS4(Yes))、前記指定中の要素図形と隣接する要素図形との統合処理に移行される(ステップS6)。そして、前記指定中の要素図形(一般三角形ABC)と隣接する要素図形(直角三角形ACE)とを統合した統合図形(一般四角形ABCE)について、その面積公式が存在するか否かが、要素図形データメモリ27cに記憶されているデータベース(図3参照)に基づき判断される(ステップS7)。
この場合、前記指定中の要素図形(一般三角形ABC)と隣接する要素図形(直角三角形ACE)とを統合した統合図形(一般四角形ABCE)について、その面積公式は存在しないと判断され(ステップS7(No))、統合処理はキャンセルされる(ステップS8)。
このため、図6(C)に示すように、前記指定中の要素図形(一般三角形ABC)の表示色は変更されず緑色のまま表示され、ユーザは、隣接する青色の要素図形(直角三角形ACE)と統合しての面積計算が不可能であることを容易に且つ見易く学習できる。
したがって、前記構成のグラフ関数電卓10による幾何図形学習機能によれば、複数の要素図形(一般三角形ABC(Green)/直角三角形ACE(Blue)/直角三角形ADE(Red))に色分けされて組み合わされた多角形の問題図形(5角形ABCDE)の表示画面において、任意の要素図形(直角三角形ADE)を指定すると共に、同指定の要素図形(直角三角形ADE)と統合したい隣接する要素図形(直角三角形ACE)の表示色[2:Blue]を指定する。すると、指定の表示色[2:Blue]が隣接する要素図形(直角三角形ACE)の表示色[Blue]と一致することで当該要素図形(直角三角形ACE)が統合対象として判断され、前記指定の要素図形(直角三角形ADE)と統合対象の要素図形(直角三角形ACE)とを統合した統合図形(長方形ACDE)が面積公式のある図形か否か、各種の要素図形にその面積公式を対応付けた要素図形データベース(27c)に基づき判断される。そして、前記統合図形(長方形ACDE)が面積公式のある図形と判断されると、前記指定の要素図形(直角三角形ADE)の表示色が前記指定の表示色[2:Blue]に変更され、一体にして面積計算可能な統合図形(長方形ACDE(Blue))として表示される。
このため、ユーザは、前記複数の要素図形(一般三角形ABC/直角三角形ACE/直角三角形ADE)からなる問題図形(5角形ABCDE)について、当該各要素図形毎に面積を計算してその総面積を算出する必要なく、統合処理された図形(長方形ACDE(Blue))と残りの要素図形(一般三角形ABC(Green))だけの面積を計算してその総面積が算出可能であることを容易に且つ見易く学習できる。
なお、前記実施形態では、問題図形データメモリ27bに記憶される各種の問題図形において、当該問題図形を構成する複数の色分け表示される要素図形は、予め分割されて記憶されるものとした。これに対し、前記問題図形データメモリ27bには、色分け分割のない各種の問題図形を記憶させる。そして、ユーザ所望の問題図形を選択して表示させた後に、ユーザ操作に応じて、同問題図形を複数に色分けした要素図形に分割し、前記同様に指定の要素図形と隣接要素図形との面積計算可能な統合可否判断処理を行わせる構成としてもよい。また、前記実施形態では、要素図形を色分けして表示するようにしたが、異なる模様や、線の種類により要素図形を識別させるようにしても良い。この場合は、前記ステップS3において、色指定ウインドウWに代えて模様等の識別子を指定する指定ウインドウを表示してユーザに指定させるようにすれば良い。
前記実施形態において記載した電子式計算機(グラフ関数電卓)10による各処理の手法、すなわち、図4のフローチャートに示す面積計算学習処理などの各手法、及び各種のデータ(27b,27c)は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶媒体23に格納して配布することができる。そして、カラー表示部(16)を有する電子機器のコンピュータは、この外部記憶媒体23に記憶されたプログラムを記憶装置(22,27)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した幾何図形学習機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてネットワークN上を伝送させることができ、このプログラムデータを、ネットワークNに接続されたカラー表示部(16)を有する電子機器のコンピュータに通信制御部(26)によって取り込むことで、前述した幾何図形学習機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
10 …関数電卓(電子式計算機)
11 …キー入力部
12 …数字・演算記号キー群
13 …関数機能キー群
14 …動作設定キー群
15 …カーソルキー
16 …ドットマトリクス型カラー液晶表示部
21 …制御部(CPU)
22 …記憶装置
23 …外部記憶媒体
24 …記憶媒体読み書き部
25 …Webサーバ
26 …通信制御部
27 …RAM
27a…表示データメモリ
27b…問題図形データメモリ
27c…要素図形データメモリ
27d…面積計算データメモリ
N …通信ネットワーク
Cu …反転カーソル
P …ポインタ

Claims (6)

  1. 複数の要素図形を組み合わせてなる多角形の問題図形を同要素図形毎に色分けして表示する問題図形表示手段と、
    この問題図形表示手段により表示された問題図形に含まれる要素図形をユーザ操作に応じて指定する要素図形指定手段と、
    この要素図形指定手段により指定された要素図形についてユーザ操作に応じて色を指定する色指定手段と、
    この色指定手段により指定された色が前記指定された要素図形に隣接する要素図形の色と一致した場合に、当該指定された要素図形と隣接する要素図形とを統合した図形が面積計算可能な図形か否かを判断する計算可否判断手段と、
    この計算可否判断により前記統合した図形が面積計算可能な図形と判断された場合に、前記指定された要素図形の色を前記指定された色に変更し同統合した図形を統合した色にして表示させる統合表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする図形学習装置。
  2. 前記計算可否判断手段は、
    面積公式を対応付けた要素図形を予め記憶する要素図形記憶手段を有し、前記色指定手段により指定された色が前記指定された要素図形に隣接する要素図形の色と一致した場合に、当該指定された要素図形と隣接する要素図形とを統合した図形が前記要素図形記憶手段により記憶された面積公式を対応付けた要素図形か否かを判断し、面積計算可能な図形か否かを判断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の図形学習装置。
  3. 前記問題図形表示手段は、
    色分けされた複数の要素図形を組合せてなる多角形の問題図形を予め記憶する問題図形記憶手段を有し、この問題図形記憶手段により記憶された問題図形を読み出して表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の図形学習装置。
  4. 前記問題図形表示手段は、
    多角形の図形を表示する図形表示手段と、
    この図形表示手段により表示された多角形の図形をユーザ操作に応じて複数の色分けした要素図形に分割して表示させる分割表示制御手段とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の図形学習装置。
  5. 色の代わりに模様あるいは線種により要素図形を区別するようにした請求項1から請求項4の何れか1項に記載の図形学習装置。
  6. コンピュータを、
    複数の要素図形を組み合わせてなる多角形の問題図形を同要素図形毎に色分けして表示部に表示させる問題図形表示手段、
    この問題図形表示手段により表示された問題図形に含まれる要素図形をユーザ操作に応じて指定する要素図形指定手段、
    この要素図形指定手段により指定された要素図形についてユーザ操作に応じて色を指定する色指定手段、
    この色指定手段により指定された色が前記指定された要素図形に隣接する要素図形の色と一致した場合に、当該指定された要素図形と隣接する要素図形とを統合した図形が面積計算可能な図形か否かを判断する計算可否判断手段、
    この計算可否判断により前記統合した図形が面積計算可能な図形と判断された場合に、前記指定された要素図形の色を前記指定された色に変更し同統合した図形を統合した色にして表示させる統合表示制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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