JP5492650B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
また、上記構成によれば、ダンパは側面及び対向面のいずれか一方に接触する接触部を備え、ばね部の基端部が側面及び対向面のいずれか他方に固定される。そのため、例えば側面と対向面との間に、同側面又は対向面に対してばね部の基端部がそれぞれ固定される2つのダンパを設け、これらダンパ同士が互いに摺動可能に接触する場合に比べ、部品点数の増大を抑制できる。
さらに、上記構成によれば、ダンパは、ばね部の基端部が凹部に圧入可能に構成されているため、コマ部材をカム溝に挿入する前の状態、すなわちダンパが側面と対向面との間に挟まれていない状態で、容易にダンパをカム部材又はコマ部材に固定することができ、組み付け性の向上を図ることができる。
図1に示すように、ステアリング装置1において、一端(同図中、右側の端部)にステアリングホイール2が固定されるステアリングシャフト3を構成するコラムシャフト4は、その両端部が軸受5a,5bに軸支されることによりステアリングコラム6内において回転可能に収容されている。このコラムシャフト4の他端(同図中、左側の端部)は、舵角比可変機構7を介して、同コラムシャフト4の軸線L1からその径方向に所定量偏心して配置された出力軸8の一端に回転伝達可能に連結されている。そして、出力軸8の他端は、自在継手(図示略)を介してインターミディエイトシャフト(図示略)に連結されることにより、そのステアリング操作に伴う回転(操舵トルク)が、ステアリングギヤ(ラック&ピニオン機構)等の図示しない転舵輪の舵角を変更する転舵機構へと伝達されるように構成されている。
次に、本実施形態における舵角比可変機構の異音抑制構造について説明する。
上述のように、カム溝22の長手方向に沿った一対の側面と、コマ部材23における各側面と対向する一対の対向面との間に隙間が存在すると、同隙間に起因して異音が発生するといった問題が生じる。
(1)ステアリング装置1の舵角比可変機構7は、カム溝22を有するカム部材21と、カム溝22内を移動可能に設けられたコマ部材23と、コマ部材23が回転可能に設けられる偏心ピン24とを備えた。また、カム溝22の一対の側面51と、コマ部材23の各側面51と対向する一対の対向面52との間に、金属材料により構成されたばね部61を有するダンパ53をそれぞれ設けた。そして、ばね部61を幅方向に弾性変形可能に構成し、ダンパ53を側面51と対向面52との間でばね部61が圧縮状態となるように設けた。
・上記実施形態では、コマ部材23を、焼結含油金属により構成し、同コマ部材23の挿入孔68に偏心ピン24を摺動可能に挿入したが、これに限らず、コマ部材23を焼結含油金属以外の材料で構成し、偏心ピン24との間にニードルベアリング等の軸受を介在させる構成としてもよい。
・上記実施形態では、対向面52に凹部67を形成し、ばね部61の基端部61bを、同凹部67に圧入可能に形成したが、これに限らず、ばね部61の基端部61bが凹部67に圧入されない構成としてもよい。なお、この場合には、ダンパ53は側面51と対向面52とに挟持されることにより、ばね部61の基端部61bが対向面52に固定され、コマ部材23と同ダンパ53とが一体でカム溝22内をその長手方向に移動するようになる。この変形例は、本発明とは別に参考例として示すものである。
Claims (4)
- 互いに所定量偏心して配置された第1軸及び第2軸と、これら前記第1軸及び前記第2軸を回転伝達可能に連結する舵角比可変機構とを備え、
前記舵角比可変機構は、前記第1軸に連結されるとともに前記各軸の軸線方向と直交する方向に延びたカム溝を有するカム部材と、前記カム溝内を移動可能に設けられたコマ部材と、前記コマ部材が回転可能に設けられる偏心ピンとを備えてなり、
前記偏心ピンは、前記第2軸から前記所定量よりも大きく偏心した位置において該第2軸と一体回転可能に連結されたステアリング装置において、
前記カム溝における該カム溝の長手方向に延びた一対の側面と、前記コマ部材の前記各側面と対向する対向面との間の少なくとも一方には、金属材料により構成されたばね部を有するダンパが設けられ、
前記ばね部は、前記軸線方向及び前記長手方向と直交する幅方向に弾性変形可能に構成され、
前記ダンパは、前記側面と前記対向面との間で前記ばね部が圧縮状態となるように設けられ、
前記ダンパは、前記ばね部の先端部に設けられる接触部を備え、該接触部は前記側面及び前記対向面のいずれか一方に摺動可能に接触するものであり、
前記ダンパは、前記側面と前記対向面とに挟まれた状態で、前記ばね部の基端部が前記側面及び前記対向面のいずれか他方に固定されるものであり、
前記側面及び前記対向面のいずれか他方には、凹部が形成され、
前記ばね部の基端部は、前記凹部に圧入可能に形成されたことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記接触部は、前記側面及び前記対向面のいずれか一方に面接触するように形成されたことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1又は2に記載のステアリング装置において、
前記接触部の前記側面及び前記対向面のいずれか一方側の表面は、低摩擦係数を有する材料により構成されたことを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のステアリング装置において、
前記コマ部材は、潤滑油が含浸された焼結材料により構成され、
前記コマ部材には、前記偏心ピンが摺動可能に挿入される挿入孔が形成されたことを特徴とするステアリング装置。
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