JP5491078B2 - 地上設備取り外し失念防止システム - Google Patents

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Description

本発明は、整備中の鉄道車両に接続されて用いられる地上設備の鉄道車両からの取り外しの失念をより確実に防止する技術に関する。
鉄道車両の整備作業の一つとして、鉄道車両の床下に設置されて運行中に発生した汚物を貯留しておく汚物タンクから汚物を抜き取るとともに汚物タンク内を洗浄する汚物抜き取り作業がある。
この作業は、次のように行われる。まず、汚物タンクから汚物を抜き取るための地上側の汚物抜き取りホースの先端部を汚物タンク下部の排出口に接続するとともに、汚物タンクに洗浄水を供給するための地上側の洗浄水供給ホースの先端部を汚物タンクの上部の給水口に接続する。次に、汚物タンクの排出口から汚物タンク内の汚物を抜き取る。このとき、汚物タンクから抜き取られた汚物は汚物抜き取りホースを経由して地上側の貯留タンクに貯留される。さらに、洗浄水供給ホースから洗浄水を勢いよく供給することで汚物タンク内を洗浄する。そして、洗浄水による洗浄が終了したら、汚物タンクの排出口から汚物抜き取りホースを取り外して閉口し、洗浄水供給ホースから洗浄水を供給して所定量の洗浄水を汚物タンクに蓄積させる。さらに、洗浄水供給ホースを汚物タンクの給水口から取り外して閉口する。
しかし、この種の作業では、汚物抜き取りホースや洗浄水供給ホースの汚物タンクからの取り外しを失念し、作業終了後も汚物抜き取りホースや洗浄水供給ホースが汚物タンクに接続されたままとなることがある。すると、汚物排出ホースや洗浄水供給ホースを汚物タンクに接続したままで鉄道車両を移動させてしまい、地上設備と汚物タンクとに両端がそれぞれ接続された汚物抜き取りホースや洗浄水供給ホースを引きちぎってしまう。
このような事故の原因は、汚物抜き取りホースや洗浄水供給ホースを汚物タンクから取り外したことの確認作業が確実に実行されていないことにある。そのため、作業遂行上のソフト面での対策を行うことが考えられる。一例を挙げると、マニュアルの整備やチェック表の活用などである。
しかし、上述のようなソフト面での対策では、事故絶滅の決め手とはならなかった。
そこで、ハード面での対策として、例えば汚物抜き取りホースの収納台にリミットスイッチ付きの受台を取り付け、汚物抜き取りホースが受台に収納されていないときには、知らせ灯(回転灯)が点灯して作業者に汚物抜き取りホースが収納されていないことを知らせる汚物抜き取りホース格納検出装置が開発されている(例えば、非特許文献1,2参照。)。より具体的には、上記装置の受台には、動作テコが備えられており、動作テコに汚物抜き取りホースを吊下げると、動作テコの動作をリミットスイッチが検知するようになっている。そして、動作テコの動作をリミットスイッチが検知しないときには、汚物抜き取りホースが受台に収納されていないことから、汚物抜き取りホースが汚物タンクの排出口に接続されている可能性があり、鉄道車両を移動させると汚物抜き取りホースが破損するおそれがあると判定する。一方、動作テコの動作をリミットスイッチが検知したときには、汚物抜き取りホースが受台に収納されていることから、汚物抜き取りホースが汚物タンクの排出口から取り外されており、鉄道車両を移動させても問題ないと判定する。
なお、本装置は、汚物抜き取りホースの取り外し失念防止に限らず洗浄水供給ホースの取り外し失念防止にも適用可能と考えられる。
「せいび」2009年3月号(社団法人車両整備協会)「汚物抜き取りホース格納検出装置の経過」第6頁〜第7頁 「JRガゼット」2009年2月号(交通新聞社)「きれいな車両を提供するために」第47頁〜第49頁
しかし、上述の汚物抜き取りホース格納検出装置においては次のような問題があった。
(1)動作テコに雪が積もった場合や動作テコが強風であおられた場合などの自然要因で動作テコが動作し、汚物抜き取りホースが受台に収納されていると判定されることがある。この場合、汚物抜き取りホースが汚物タンクに接続されていても、汚物抜き取りホースが受台に収納されていると判定され、鉄道車両を誤って移動させてしまって汚物抜き取りホースを引きちぎってしまうことになりかねない。
(2)動作テコに汚物抜き取りホースを吊下げた際に、汚物抜き取りホースの一部が他の地上設備等に引っ掛かった場合には動作テコが十分に動作しないことがある。この場合、汚物抜き取りホースが受台に収納されていても、汚物抜き取りホースが汚物タンクに接続されていると判定され、鉄道車両の発車を遅らせることになりかねない。
なお、このような問題は、上記装置を汚物抜き取りホースの取り外し失念防止に適用した場合に限られず、上記装置を洗浄水供給ホースの取り外し失念防止に適用した場合や、鉄道車両の清掃および整備作業時に鉄道車両に接続されたり引き込まれたりする各種ホースや各種コードなどの地上設備の取り外し失念防止に適用した場合にも同様に発生し得る。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、整備中の鉄道車両に接続されて用いられる地上設備の鉄道車両からの取り外しの失念をより確実に防止する技術を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係る地上設備取り外し失念防止システムは、整備中の鉄道車両に接続されて用いられる地上設備を内包状態で載置可能であり、前記鉄道車両に接続された状態の前記地上設備は載置されず、前記鉄道車両から取り外された状態の前記地上設備は載置可能な載置部と、前記載置部に載置される前記地上設備を検知可能な検知部と、前記検知部によって前記載置部に載置される前記地上設備が検知される場合に、前記地上設備が前記鉄道車両に接続されていないと判定し、一方、前記検知手段によって前記載置部に載置される前記地上設備が検知されない場合に、前記地上設備が前記鉄道車両に接続されている可能性があると判定する判定部と、少なくとも前記判定部によって前記地上設備が前記鉄道車両に接続されている可能性があると判定された場合にその旨を報知する報知部と、を備える地上設備取り外し失念防止システムであって、前記検知部は、前記載置部に載置される前記地上設備へ向けて光線を照射可能な照射部と、前記載置部に前記地上設備が載置されない場合に、前記照射部によって照射された光線を受光する受光部と、を有し、前記受光部が前記照射部によって照射された光線を受光する場合に、前記載置部に載置される前記地上設備を検知せず、一方、前記受光部が前記照射部によって照射された光線を受光しない場合に、前記載置部に載置される前記地上設備を検知することを特徴とする。
このように構成された本発明の地上設備取り外し失念防止システムによれば、載置部が、整備中の鉄道車両に接続されて用いられる地上設備を内包状態で載置可能であり、鉄道車両に接続された状態の地上設備は載置されず、鉄道車両から取り外された状態の地上設備は載置可能である。そして、検知部が照射部と受光部とを有し、照射部が、載置部に載置される地上設備へ向けて光線を照射可能であり、受光部が、載置部に地上設備が載置されない場合に、照射部によって照射された光線を受光する。
このように載置部に載置された地上設備の検出に光線を用いることで、従来構成のような自然要因による誤動作が発生しにくい。また、仮に地上設備が他の地上設備等に引っ掛かった場合でも、受光部による光線の受光が妨げられにくく、この点でも誤動作が発生しにくくなる。
また、本発明の地上設備取り外し失念防止システムによれば、受光部が照射部によって照射された光線を受光する場合には、検知部が、載置部に載置される地上設備を検知せず、判定部が、地上設備が鉄道車両に接続されている可能性があると判定する。一方、受光部が照射部によって照射された光線を受光しない場合には、検知部が、載置部に載置される地上設備を検知し、判定部が、地上設備が鉄道車両に接続されていないと判定する。
したがって、整備中の鉄道車両に接続されて用いられる地上設備の鉄道車両からの取り外しの失念を、より確実に防止することができる。
この場合、照射部および受光部が、載置部内部に配置されており、載置部が、照射部によって照射された後に受光部に至る光線の軌道上に配置され、光線を透過する透過部を有することが考えられる(請求項2)。
このように構成すれば、照射部および受光部が載置部内部に配置されるので、水滴やほこりが透過部を通過したとしても照射部および受光部までは届きにくく、照射部および受光部に水滴やほこりが付着するのを防ぐことができる。したがって、照射部および受光部への水滴やほこりの付着に起因する誤動作を防止することができる。
また、載置部内部に配置され、照射部によって照射される光線を受光部へ向けて反射する反射部を備え、透過部が、照射部によって照射された後に反射部に至る光線の軌道上に配置されることが考えられる(請求項3)。
このように構成すれば、反射部が載置部内部に配置されるので、水滴やほこりが透過部を通過したとしても反射部までは届きにくく、反射部に水滴やほこりが付着するのを防ぐことができる。したがって、反射部への水滴やほこりの付着に起因する誤動作を防止することができる。
汚物抜き取りホース取り外し失念防止システムの概略構成を示すブロック図 汚物抜き取りホース取り外し失念防止システムの各部構成の概略構成図(1) 汚物抜き取りホース取り外し失念防止システムの各部構成の概略構成図(2) 洗浄水給水ホース取り外し失念防止システムの各部構成の概略構成図
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
[1.汚物抜き取りホース取り外し失念防止システム1の構成の説明]
図1,2に示すように、地上設備取り外し失念防止システムとしての汚物抜き取りホース取り外し失念防止システム1は、汚物抜き取りホース100を載置可能な載置部10と、載置部10に載置された汚物抜き取りホース100を検知可能な検知部20と、判定部30と、報知部40と、を備える。
載置部10は、載置部本体11と、一対のガイド部12,13と、を備える。このうちの載置部本体11は、中空の角柱材で構成される。また、ガイド部12,13は、載置部本体11と同様に中空の角柱材で構成され、載置部本体11の両端それぞれに互いに平行となるように取り付けられている。
なお、載置部本体11の長手方向の長さ寸法は、汚物抜き取りホース100の径寸法よりも大きく設定されており、ガイド部12とガイド部13との間の間隔についても、汚物抜き取りホース100の径寸法よりも大きくなっている。
また、ガイド部12の上端部は、吊り下げられたシャフト200の先端に固定される。
このように構成された載置部10は、載置部本体11に汚物抜き取りホース100を載置可能であり、ガイド部12とガイド部13とが、載置部本体11に載置された汚物抜き取りホースが脱落しないようガイドするようになっている。
また、ガイド部12のガイド部13と対向する面には、開口部12aが形成されている。そして、ガイド部12には、検知部20が内蔵されている。この検知部20は、開口部12aの後方に配置され、載置部本体11に載置される汚物抜き取りホース100へ向けて光線を開口部12a経由で照射可能な照射部21と、照射部21によって照射された光線を開口部12a経由で受光可能な受光部22とが一体となっている。
また、ガイド部13のガイド部12と対向する面には、開口部13aが形成されている。そして、ガイド部13には反射部23が内蔵されている。反射部23は、開口部13aの後方に配置され、照射部21によって照射されて開口部13aからガイド部13内部に入光した光線を受光部22へ向けて開口部13a経由で反射する。
なお、開口部12aおよび開口部13aは特許請求の範囲の透過部に該当する。
なお、ガイド部12の開口部12a、照射部21、受光部22、ガイド部13の開口部13aおよび反射部23は、載置部本体11に汚物抜き取りホース100が載置されない場合に、照射部21から照射された光線が、開口部12aからガイド部12の外部に出て載置部本体11上を通過し、開口部13aからガイド部13の内部に入って反射部23に反射された後に、開口部13aからガイド部13の外部に再び出て載置部本体11上を通過し、開口部12aからガイド部12の内部に再び入って受光部22に受光されるように設定されている。
そのため、載置部本体11に汚物抜き取りホース100が載置されない場合には、照射部21から照射された光線は、反射部23に反射された後に受光部22に受光される。一方、載置部本体11に汚物抜き取りホース100が載置される場合には、照射部21から照射された光線は、開口部12aからガイド部12の外部に出た際に汚物抜き取りホース100に反射されるために受光部22には戻ってこない。
そして、検知部20は、照射部21から照射された光線が受光部22に受光された場合に、載置部11に載置される汚物抜き取りホース100を検知せず、一方、照射部21から照射された光線が受光部22に受光されない場合に、載置部11に載置される汚物抜き取りホース100を検知する。
また、検知部20は、載置部11に載置される汚物抜き取りホース100を検知しない場合に、その旨を示す信号を判定部30に出力する。
図1に示すように、報知部40は、回転灯やスピーカー、ブザーなどから構成され、判定部30による判定結果に基づき、回転灯を所定時間回転させながら点灯させることや、スピーカーから所定時間放音させること、ブザーを所定時間鳴らすことなどの報知動作を行う。
判定部30は、電気回路で構成され、検知手段20によって載置部11に載置される汚物抜き取りホース100が検知されない場合に、汚物抜き取りホース100が鉄道車両に接続されている可能性があると判定し、報知部40を制御して上述の報知動作を実行させる。また、判定部30は、検知部20によって載置部11に載置される汚物抜き取りホース100が検知される場合に、汚物抜き取りホース100が鉄道車両に接続されていないと判定し、報知部40に上述の報知動作を実行させている場合には報知部40を制御して上述の報知動作を停止させる。
[2.実施形態の効果]
(1)このように本実施形態の汚物抜き取りホース取り外し失念防止システム1によれば、検知部20が照射部21と受光部22とを有し、照射部21が、載置部10に載置される汚物抜き取りホース100へ向けて光線を照射可能であり、受光部22が、載置部10に汚物抜き取りホース100が載置されない場合に、照射部21によって照射された光線を受光する。
このように載置部10に載置された汚物抜き取りホース100の検出に光線を用いることで、従来構成のような自然要因による誤動作が発生しにくい。また、仮に汚物抜き取りホース100が他の地上設備等に引っ掛かった場合でも、受光部22による光線の受光が妨げられにくく、この点でも誤動作が発生しにくくなる。
また、本実施形態の地上設備取り外し失念防止システム1によれば、受光部22が照射部21によって照射された光線を受光する場合には、検知部20が、載置部10に載置される汚物抜き取りホース100を検知せず、判定部30が、汚物抜き取りホース100が鉄道車両に接続されている可能性があると判定する。一方、受光部22が照射部21によって照射された光線を受光しない場合には、検知部20が、載置部10に載置される汚物抜き取りホース100を検知し、判定部30が、汚物抜き取りホース100が鉄道車両に接続されていないと判定する。
したがって、整備中の鉄道車両に接続されて用いられる汚物抜き取りホース100の鉄道車両からの取り外しの失念を、より確実に防止することができる。
(2)また、本実施形態の汚物抜き取りホース取り外し失念防止システム1によれば、照射部21および受光部22が、載置部10のガイド部12内部に配置されており、反射部23が、載置部10のガイド部13内部に配置されている。そして、照射部21から照射された光線が、開口部12aからガイド部12の外部に出て載置部本体11上を通過し、開口部13aからガイド部13の内部に入って反射部23に反射された後に、開口部13aからガイド部13の外部に再び出て載置部本体11上を通過し、開口部12aからガイド部12の内部に再び入って受光部22に受光されるように設定されている。
このことにより、照射部21、受光部22および反射部23が載置部10内部に配置されるので、水滴やほこりが開口部12a,13aを通過したとしても照射部21、受光部22および反射部23までは届きにくく、照射部21、受光部22および反射部23に水滴やほこりが付着するのを防ぐことができる。したがって、照射部21、受光部22および反射部23への水滴やほこりの付着に起因する誤動作を防止することができる。
[3.他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
(1)上記実施形態では、本発明を汚物抜き取りホース100の取り外し失念防止に適用した例を説明したが、本発明は、洗浄水供給ホースの取り外し失念防止や、鉄道車両の清掃および整備作業時に鉄道車両に接続されたり引き込まれたりする各種ホースや各種コードなどの地上設備の取り外し失念防止に適用することも可能である。
(2)上記実施形態では、載置部10が汚物抜き取りホース100を横向きの姿勢で載置可能に構成されているが、これには限られず、汚物抜き取りホース100を縦向きの姿勢で載置可能に構成してもよい。
具体的には、図3に示すように、本実施形態の載置部50は、載置部本体51と、一対のガイド部52,53と、を備える。
このうちの載置部本体51は、箱形状に形成され、その上部に、横向きの姿勢の汚物抜き取りホース100の先端部を載置可能な凹部51aが形成されている。また、ガイド部52,53は、中空の角柱材で構成され、載置部本体51上部の両端それぞれに互いに平行となるように取り付けられている。
なお、ガイド部52とガイド部53との間の間隔についても、汚物抜き取りホース100の径寸法よりも大きくなっている。
また、載置部50の下部は、整備スペースの床面などに固定される。
また、ガイド部52のガイド部53と対向する面には、開口部52aが形成されている。そして、ガイド部52には、検知部20が内蔵されている。この検知部20は、開口部52aの後方に配置され、載置部本体51に載置される汚物抜き取りホース100へ向けて光線を開口部52a経由で照射可能な照射部21と、照射部21によって照射された光線を開口部52a経由で受光可能な受光部22とが一体となっている。
また、ガイド部53のガイド部52と対向する面には、開口部53aが形成されている。そして、ガイド部53には反射部23が内蔵されている。反射部23は、開口部53aの後方に配置され、照射部21によって照射されて開口部53aからガイド部53内部に入光した光線を受光部22へ向けて開口部53a経由で反射する。
なお、開口部52aおよび開口部53aは特許請求の範囲の透過部に該当する。
なお、ガイド部52の開口部52a、照射部21、受光部22、ガイド部53の開口部53aおよび反射部23は、載置部本体51に汚物抜き取りホース100が載置されない場合に、照射部21から照射された光線が、開口部52aからガイド部52の外部に出て載置部本体51の内部を通過し、開口部53aからガイド部53の内部に入って反射部23に反射された後に、開口部53aからガイド部53の外部に再び出て載置部本体51の内部を通過し、開口部52aからガイド部52の内部に再び入って受光部22に受光されるように設定されている。
そのため、載置部本体51に汚物抜き取りホース100が載置されない場合には、照射部21から照射された光線は、反射部23に反射された後に受光部22に受光される。一方、載置部本体51に汚物抜き取りホース100が載置される場合には、照射部21から照射された光線は、開口部52aからガイド部52の外部に出た際に汚物抜き取りホース100に反射されるために受光部22には戻ってこない。
そして、このような汚物抜き取りホース100を検知するための検知部20は、照射部21から照射された光線が受光部22に受光された場合に、載置部51に載置される汚物抜き取りホース100を検知せず、一方、照射部21から照射された光線が受光部22に受光されない場合に、載置部51に載置される汚物抜き取りホース100を検知する。
なお、判定部30および報知部40については既述したのでここではその詳細な説明は省略するが、本実施形態では、載置部本体51に内蔵される。
このように構成すれば、載置部本体51の凹部51aに工具などの汚物抜き取りホース100以外の物体が載置された場合に、その物体を汚物抜き取りホース100と誤って検知することがない。したがって、装置による汚物抜き取りホース100の検知の精度を向上させることができる。
また、載置部50の下部が整備スペースの床面などに固定されるので、整備スペースの何れのサイドに停車する鉄道車両に対しても、載置部50から取り外した汚物抜き取りホース100を容易に接続することができる。
また、ガイド部53は、洗浄水給水ホース110を載置可能に構成されている。
具体的には、本実施形態の載置部50のガイド部53には、洗浄水給水ホース110の先端部を内包可能な取付部54が形成されている。この取付部54は、その内径寸法が洗浄水給水ホース110の先端部の外径寸法よりも若干大きく設定されており、洗浄水給水ホース110の先端部を内挿することで、洗浄水給水ホース110を載置可能である。
また、取付部54の後部側の面には開口部54aが形成されている。そして、ガイド部53の取付部54よりも後方部分には、検知部55が内蔵されている。この検知部55は、開口部54aの後方に配置され、取付部54に載置される洗浄水給水ホース110へ向けて光線を開口部54a経由で照射可能な照射部56と、照射部56によって照射された光線を開口部54a経由で受光可能な受光部57とが一体となっている。
また、取付部54の前部側の面には開口部54bが形成されている。そして、ガイド部53の取付部54よりも前方部分には反射部58が内蔵されている。反射部58は、開口部54bの後方に配置され、照射部56によって照射されて開口部54bからガイド部53の前部内に入光した光線を受光部57へ向けて開口部54b経由で反射する。
なお、開口部54aおよび開口部54bは特許請求の範囲の透過部に該当する。
なお、ガイド部53の開口部54a、照射部56、受光部57、ガイド部53の開口部54bおよび反射部58は、取付部54に洗浄水給水ホース110が載置されない場合に、照射部56から照射された光線が、開口部54aからガイド部53の外部に出て取付部54の内部を通過し、開口部54bからガイド部53の内部に入って反射部58に反射された後に、開口部54bからガイド部53の外部に再び出て取付部54の内部を通過し、開口部54aからガイド部53の内部に再び入って受光部57に受光されるように設定されている。
そのため、取付部54に洗浄水給水ホース110が載置されない場合には、照射部56から照射された光線は、反射部58に反射された後に受光部57に受光される。一方、取付部54に洗浄水給水ホース110が載置される場合には、照射部56から照射された光線は、開口部54aからガイド部53の外部に出た際に洗浄水給水ホース110に反射されるために受光部57には戻ってこない。
そして、このような洗浄水給水ホース110を検知するための検知部55は、照射部56から照射された光線が受光部57に受光された場合に、取付部54に載置される洗浄水給水ホース110を検知せず、一方、照射部56から照射された光線が受光部57に受光されない場合に、取付部54に載置される洗浄水給水ホース110を検知する。
また、検知部55は、取付部54に載置される洗浄水給水ホース110を検知しない場合に、その旨を示す信号を判定部30に出力する。
このように構成すれば、整備中の鉄道車両に接続されて用いられる洗浄水給水ホース110の鉄道車両からの取り外しの失念を、より確実に防止することができる。
(3)上記実施形態では、載置部10が汚物抜き取りホース100を載置可能に構成されているが、これには限られず、洗浄水給水ホース110を載置可能に構成してもよい。
具体的には、図4に示すように、本実施形態の載置部60は、その側面の一部が開放された円筒状の載置部本体61の両側に、箱形状のガイド部62,63を連結した形状を有している。
また、載置部60の背面は、整備スペースの柱などに固定される。
載置部本体61は、その内径寸法が洗浄水給水ホース110の先端部の外径寸法よりも若干大きく設定されており、洗浄水給水ホース110の先端部を内挿することで、洗浄水給水ホース110を載置可能である。
また、ガイド部62のガイド部63と対向する面には、開口部62aが形成されている。そして、ガイド部62には、検知部20が内蔵されている。この検知部20は、開口部62aの後方に配置され、載置部本体61に載置される洗浄水給水ホース110へ向けて光線を開口部62a経由で照射可能な照射部21と、照射部21によって照射された光線を開口部62a経由で受光可能な受光部22とが一体となっている。
また、ガイド部63のガイド部62と対向する面には、開口部63aが形成されている。そして、ガイド部63には反射部23が内蔵されている。反射部23は、開口部63aの後方に配置され、照射部21によって照射されて開口部63aからガイド部63内部に入光した光線を受光部22へ向けて開口部63a経由で反射する。
なお、開口部62aおよび開口部63aは特許請求の範囲の透過部に該当する。
なお、ガイド部62の開口部62a、照射部21、受光部22、ガイド部63の開口部63aおよび反射部23は、載置部本体61に洗浄水給水ホース110が載置されない場合に、照射部21から照射された光線が、開口部62aからガイド部62の外部に出て載置部本体61の内部を通過し、開口部63aからガイド部63の内部に入って反射部23に反射された後に、開口部63aからガイド部63の外部に再び出て載置部本体61の内部を通過し、開口部62aからガイド部62の内部に再び入って受光部22に受光されるように設定されている。
そのため、載置部本体61に洗浄水給水ホース110が載置されない場合には、照射部21から照射された光線は、反射部23に反射された後に受光部22に受光される。一方、載置部本体61に洗浄水給水ホース110が載置される場合には、照射部21から照射された光線は、開口部62aからガイド部62の外部に出た際に洗浄水給水ホース110に反射されるために受光部22には戻ってこない。
そして、検知部20は、照射部21から照射された光線が受光部22に受光された場合に、載置部本体61に載置される洗浄水給水ホース110を検知せず、一方、照射部21から照射された光線が受光部22に受光されない場合に、載置部本体61に載置される洗浄水給水ホース110を検知する。
また、検知部20は、載置部本体61に載置される洗浄水給水ホース110を検知しない場合に、その旨を示す信号を判定部30に出力する。
なお、判定部30および報知部40については既述したのでここではその詳細な説明は省略する。
このように構成すれば、整備中の鉄道車両に接続されて用いられる洗浄水給水ホース110の鉄道車両からの取り外しの失念を、より確実に防止することができる。
1…汚物抜き取りホース取り外し失念防止システム、10…載置部、11…載置部本体、12,13…ガイド部、12a,13a…開口部、20…検知部、21…照射部、22…受光部、23…反射部、30…判定部、40…報知部、50…載置部、51…載置部本体、51a…凹部、52,53…ガイド部、52a,53a…開口部、54…取付部、54a,54b…開口部、55…検知部、56…照射部、57…受光部、58…反射部、60…載置部、61…載置部本体、62,63…ガイド部、62a,63a…開口部、100…汚物抜き取りホース、110…洗浄水給水ホース、200…シャフト

Claims (3)

  1. 整備中の鉄道車両に接続されて用いられる地上設備を内包状態で載置可能であり、前記鉄道車両に接続された状態の前記地上設備は載置されず、前記鉄道車両から取り外された状態の前記地上設備は載置可能な載置部と、
    前記載置部に載置される前記地上設備を検知可能な検知部と、
    前記検知部によって前記載置部に載置される前記地上設備が検知される場合に、前記地上設備が前記鉄道車両に接続されていないと判定し、一方、前記検知手段によって前記載置部に載置される前記地上設備が検知されない場合に、前記地上設備が前記鉄道車両に接続されている可能性があると判定する判定部と、
    少なくとも前記判定部によって前記地上設備が前記鉄道車両に接続されている可能性があると判定された場合にその旨を報知する報知部と、
    を備える地上設備取り外し失念防止システムであって、
    前記検知部は、
    前記載置部に載置される前記地上設備へ向けて光線を照射可能な照射部と、
    前記載置部に前記地上設備が載置されない場合に、前記照射部によって照射された光線を受光する受光部と、
    を有し、前記受光部が前記照射部によって照射された光線を受光する場合に、前記載置部に載置される前記地上設備を検知せず、一方、前記受光部が前記照射部によって照射された光線を受光しない場合に、前記載置部に載置される前記地上設備を検知すること
    を特徴とする地上設備取り外し失念防止システム。
  2. 前記照射部および前記受光部は前記載置部内部に配置されており、
    前記載置部は、前記照射部によって照射された後に前記受光部に至る光線の軌道上に配置され、前記光線を透過する透過部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の地上設備取り外し失念防止システム。
  3. 前記載置部内部に配置され、前記照射部によって照射される光線を前記受光部へ向けて反射する反射部を備え、
    前記透過部は、前記照射部によって照射された後に前記反射部に至る光線の軌道上に配置されること
    を特徴とする請求項2に記載の地上設備取り外し失念防止システム。
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