JP5489358B2 - 銅配線の形成方法、配線基板の製造方法および配線基板 - Google Patents
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Description
パターン形成工程は、基板上に銅配線のパターンを形成する工程である(図1(a))。
まず、基板上に付与する炭素被膜銅粒子14が分散している分散液12について説明する。分散液12は、炭素被膜銅粒子14、分散剤、溶媒、酸素プラズマ処理ないし還元プラズマ処理で除去が可能な添加剤から構成される。なお、図1においては、分散液12の構成材料として本発明に特に関係する炭素被膜銅粒子14のみを図示して説明する。
炭素被膜銅粒子の粒径としては100nm以下であることが好ましい。ここで、粒径の測定は比表面積測定法であるMacsorb HM model−1208から測定された際の粒径である。粒径を100nm以下とすることで、緻密な配線を形成することができるとともに、炭素で被膜されているため、粒径の小さい銅粒子においても、酸化されずにパターンを形成することができる。
分散剤としては、特に制限されずに用いることができるが、分散安定性が良好なものであることが好ましく、配線を形成した際に導電性に関与しないものであることが好ましい。
分散液中の溶媒としては、炭素被覆銅粒子が分散可能であれば特に制限されず用いることができる。
分散液には、他に、酸素プラズマ処理ないし還元プラズマ処理で除去が可能な添加剤を加えることができる。
本発明に用いられる基板10は特に限定されず用いることができる。特に、本発明においては、各工程の温度を100℃以下とすることができるので、基板の選択性を向上させることができる。
パターン形成工程終了後、分散液12の乾燥を行い、溶媒を除去する(図1(b))。乾燥工程は、炭素被膜銅粒子14が燃焼することを防止するため、100℃以下の温度で乾燥を行うことが好ましく、加熱をせずに乾燥することがより好ましい。なお、乾燥のための送風は、適宜、行うことができる。
加圧工程は、乾燥後の配線パターンに加圧装置16により加圧を行う工程である(図1(c))。加圧を行うことで、炭素被膜銅粒子14を緻密化させ、銅粒子間の空隙を小さくすることができるので、各炭素被膜銅粒子14同士の接触面積を増やすことができ、導電性を向上させることができる。また、接触面積が増えるので、経時変化による導電性の低下も抑えることができる。
加圧工程後、形成された配線パターンの酸素プラズマ処理を行う(図1(d))。酸素プラズマ処理を行うことにより、銅粒子に被覆された炭素被膜の除去をすることができる。また、銅粒子18同士も酸化によりつながり、各銅粒子18間に導電性を付与することができる。
酸素プラズマ処理によって、被膜された炭素が除去されるとともに銅粒子が酸化され、酸化銅が形成されている。したがって、水素還元プラズマ処理により、酸化銅の還元を行う(図1(e))。
<実施例1>
炭素被膜銅粒子を用いて、銅配線の形成を行った。炭素被覆銅粒子は粒径30nm、炭素被膜の膜厚5nmの粒子を用い、以下の処方で分散液の製造をした。
・炭素被膜銅粒子 ・・・25wt%
・シクロヘキサノン・・・75wt%
製造した分散液を、インクジェットにより塗布し、銅配線パターンの形成を大気中で行った。パターン形成後、大気中で乾燥を行った。
また、加圧処理のみ行ったものを比較例1、加圧処理と水素還元プラズマ処理を行ったものを比較例2とした。
Claims (7)
- 粒子径が100nm以下の炭素被膜銅粒子を、基板上に配線パターンを形成するパターン形成工程と、
前記配線パターンを酸素プラズマ処理する酸素プラズマ処理工程と、
前記配線パターンを還元プラズマ処理する還元プラズマ処理工程と、を有することを特徴とする銅配線の形成方法。 - 前記パターン形成工程を大気中で行うことを特徴とする請求項1に記載の銅配線の形成方法。
- 前記パターン形成工程の後に、前記配線パターンを乾燥する乾燥工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の銅配線の形成方法。
- それぞれの工程を100℃以下の温度で行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の銅配線の形成方法。
- 前記配線パターンは、インクジェットにより前記炭素被膜銅粒子を吐出して形成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の銅配線の形成方法。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載の銅配線の形成方法を用いることを特徴とする配線基板の製造方法。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載の銅配線の形成方法により得られた銅配線を備えることを特徴とする配線基板。
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