JP5488551B2 - 受液器および受液器一体型凝縮器 - Google Patents

受液器および受液器一体型凝縮器 Download PDF

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Description

本発明は、例えば車両用の冷凍サイクルにおいて、凝縮された冷媒を気液分離して流出される受液器およびこの受液器を備える受液器一体型凝縮器に関するものである。
従来の受液器として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。特許文献1の受液器は、受液器本体と、雌ねじ部材と、キャップ本体部と、フィルタ部とを備えている。受液器本体は、一端側(下側)が開口した金属製筒状の細長容器である。雌ねじ部材は、金属製筒状の部材であり、軸方向の一端側(下側)の内周面に雌ねじ部が形成されて、受液器本体の開口端側の内周面に嵌め込まれてろう付けされている。雌ねじ部材の軸方向寸法は、以下のキャップ本体部とフィルタ部とを含む軸方向寸法と同等に形成されている。
キャップ本体部は、樹脂製の円柱状部材であり、軸方向の一端側(下側)の外周面に雄ねじ部が形成されており、雌ねじ部材の内側に挿入されて、雌ねじ部と雄ねじ部とが螺合されるようになっている。また、キャップ本体部の挿入時の先端側の外周にはOリングが装着されており、雌ねじ部材の内周面とキャップ本体部の外周面との間がシールされている。
フィルタ部は、樹脂製の有底円筒状の枠体の外周面に複数の開口部が形成されると共に、この開口部にネットが設けられて形成されている。フィルタ部の底部側が、キャップ本体部の先端側端部に接合されて、キャップ本体部とフィルタ部とは一体で形成されている。
そして、フィルタ部の先端側は、雌ねじ部材によって保持されており、フィルタ部の先端側外周面と、受液器本体の内周面との間は雌ねじ部材によって閉塞された形となっている。
特許文献1の受液器においては、凝縮器によって凝縮された冷媒が、フィルタ部よりも上側となる位置から受液器本体内に流入される。そして、受液器本体内で凝縮冷媒は気液分離され、液相冷媒がフィルタ部の先端側から円筒状内部に至り、外周面の開口部においてネットを通過して、雌ねじ部材および受液器本体を貫通する孔から受液器本体の外部に流出されるようになっている。冷媒中の異物等は、フィルタ部を通過する際にネットによって捕捉されるようになっている。
特開2001−33121号公報
しかしながら、引用文献1における受液器においては、雌ねじ部材は、内周面に雌ねじ部が形成されると共に、キャップ本体部およびフィルタ部を保持するキャップホルダの機能を果たすようにしているので、雌ねじ部材の厚さおよび軸方向寸法が大きくなり、重量増加、コスト増加を招いている。尚、この受液器が凝縮器に一体的にろう付けされて、凝縮器一体型受液器とする場合には、雌ねじ部材の重量が大きいと、ヒートマスが大きくなり、雌ねじ部材と受液器本体とのろう付け性、更には受液器と凝縮器とのろう付け性が低下する。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、受液器本体に雌ねじ形成部を設けるものにおいて、雌ねじ形成部の小型化を図り軽量化、低コスト化を可能とする受液器および受液器一体型凝縮器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、筒状を成して、筒状の長手方向の一端側が開口する受液器本体部(210)と、
筒状を成して、筒状の軸線方向の一方の端部側内周面に雌ねじ部(221)が形成され、雌ねじ部(221)が受液器本体部(210)の開口位置よりも奥側に位置するように受液器本体部(210)の開口側内周面に設けられた雌ねじ形成部(220)と、
柱状を成して、雌ねじ形成部(220)内に挿入されて、一方の端部側外周面に雌ねじ部(221)に螺合する雄ねじ部(231)が形成されたキャップ(230)と、
キャップ(230)に設けられて、雌ねじ形成部(220)の他方の端部側内周面と、キャップ(230)の他方の端部側外周面との間をシールするシール部材(240)と、
キャップ(230)に設けられて、冷媒中の異物を捕捉するフィルタ部とを備え、
受液器本体部(210)内に流入された凝縮冷媒の気液を分離して、気液分離された冷媒のうち、液相冷媒をフィルタ部を通過させて、受液器本体部(210)の外部へ流出させる受液器において、
フィルタ部は、
キャップ(230)の一方の端部から、キャップ(230)の内部を通り、雄ねじ部(231)とシール部材(240)との間の外部に連通する内部流路(23)と、
内部流路(23)を介して受液器本体部(210)の内部から外部へ流出される冷媒中の異物を捕捉するネット部(251、251A、251B)とを備えて形成されたことを特徴としている。
この発明によれば、キャップ(230)の雄ねじ部(231)とシール部材(240)との間に内部流路(23)を形成し、内部流路(23)を介して受液器本体部(210)の内部から外部へ流出される冷媒中の異物を捕捉するネット部(251、251A、251B)をキャップ(230)に設けることで、フィルタ部を形成している。このようなフィルタ部とすることによって、キャップ(230)における内部流路(23)の周りの部位を従来技術におけるフィルタ部の枠体に相当する部位とすることができ、従来技術のように、キャップ(230)の先端側にフィルタ部(枠体)を設けるものに対して、フィルタ部の枠体に相当する部位の寸法分だけ、軸方向の長さを短くすることができる。
これに伴い、キャップ(230)とフィルタ部とを保持する雌ねじ形成部(220)の全長を短くすることができるので、雌ねじ形成部(220)の小型化による軽量化、および低コスト化を図ることができる。
請求項2に記載の発明では、雌ねじ形成部(220)は、受液器本体部(210)に対して、別部材によって形成されており、受液器本体部(210)内に挿入されて、受液器本体部(210)の開口側内周面に接合されたことを特徴としている。
この発明によれば、受液器本端部(210)に部分的に雌ねじ形成部(220)に相当する厚肉となる部位を一体的に設ける必要がなく、受液器本端部(210)を単純な筒状部材として形成することができ、別部材によって形成された雌ねじ形成部(220)を受液器本端部(210)に接合すればよいので、受液器本体部(210)の加工が容易となり、受液器本体部(210)の加工費を低減することができる。
請求項3に記載の発明では、ネット部(251)は、平板状に形成されており、内部流路(23)の開口部(233a)を覆うようにキャップ(230)の一方の端部に配設されたことを特徴としている。
この発明によれば、ネット部(251)を非常にシンプルかつ小型な形状で形成できる。
請求項4に記載の発明では、キャップ(230)の一方の端部において内部流路(23)の開口部(233a)の周囲には、平板状のネット部(251)が挿入される溝部(235)が形成されたことを特徴としている。
この発明によれば、ネット部(251)を溝部(235)に挿入してネット部(251)の外周部(251a)の位置決めすることができるので、キャップ(230)に対するネット部(251)の配設が容易となる。
請求項5に記載の発明では、内部流路(23)は、柱状のキャップ(230)の軸線方向において、キャップ(230)の一方の端部から途中部位まで延びる第1流路(233)と、
キャップ(230)の外周面に開口されて、第1流路(233)から連通する第2流路(234)とから形成されており、
ネット部(251A)は、筒状に形成されて、第2流路(234)の開口部(234a)を覆うように第1流路(233)内に配設されると共に、
筒状のネット部(251A)の軸線方向の両端部は、前記第1流路(233)の内壁に接合されたことを特徴としている。
この発明によれば、筒状に形成されたネット部(251)での対応が可能となる。
請求項6に記載の発明では、筒状のネット部(251A)の軸線方向の少なくとも一方の端部に対応する第1流路(233)の内壁には、第1流路(233)の径方向に突出して周方向に延びる突起部(236)が形成されており、
ネット部(251A)の軸線方向の両端部は、突起部(236)および第1流路(233)の内壁に、あるいは突起部(236)に接合されており、
ネット部(251A)の軸線方向の中間部と、前記第1流路(233)の内壁との間には隙間部(225)が形成されたことを特徴としている。
この発明によれば、冷媒は第1流路(233)から第2流路(234)に至る間に、ネット部(251A)と第1流路(233)の内壁との間の隙間部(225)を流通することができるので、筒状のネット部(251A)の表面全体に渡って冷媒を通過させることができ、異物の捕捉効果を高めることができる。
請求項7に記載の発明では、内部流路(23)は、柱状のキャップ(230)の軸線方向において、キャップ(230)の一方の端部から途中部位まで延びる第1流路(233)と、
キャップ(230)の外周面に開口されて、第1流路(233)から連通する第2流路(234)とから形成されており、
ネット部(251B)は、円錐状に形成されて、
円錐状のネット部(251B)の底面側の外周が、キャップ(230)の一方の端部における第1流路(233)の開口部(233a)周囲に接合されたことを特徴としている。
この発明によれば、円錐状に形成されたネット部(251B)での対応が可能となる。
請求項8に記載の発明では、円錐状のネット部(251B)の頂点は、第1流路(233)の終端となる終端壁(233b)に接合されたことを特徴としている。
この発明によれば、円錐状のネット部(251B)を安定して固定することができる。
請求項9に記載の発明では、円錐状のネット部(251B)の底面側の外周には、径方向外方に延設される鍔状部(251b)が形成されており、
キャップ(230)の一方の端部における第1流路(233)の開口部(233a)の周囲には、鍔状部(251b)が挿入される溝部(235)が形成されたことを特徴としている。
この発明によれば、ネット部(251B)の鍔状部(251b)を溝部(235)に挿入して位置決めすることができるので、キャップ(230)に対するネット部(251)の配設が容易となる。
請求項10に記載の発明では、キャップ(230)は、樹脂材によって形成されたことを特徴としている。
この発明によれば、金属材によってキャップ(230)を形成する場合に比べて、キャップ(230)の質量を低減すると共に、材料および成形に係る費用を低減し、軽量、低コストのキャップ(230)とすることができる。
請求項11に記載の発明では、キャップ(230)およびネット部(251、251A、251B)は、樹脂材によって形成されており、
ネット部(251、251A、251B)は、キャップ(230)に溶着されたことを特徴としている。
この発明によれば、容易にキャップ(230)をキャップ(230)に接合することができる。
請求項12に記載の発明では、キャップ(230)のネット部(251、251A、251B)が溶着される部位には、ネット部(251、251A、251B)側へ突出する突起部(236、237)が形成されており、
ネット部(251、251A、251B)は、突起部(236、237)に溶着されたことを特徴としている。
この発明によれば、突起部(236、237)を溶着部位として狙い易くなり、ネット部(251、251A、251B)の溶着が容易となる。
請求項13に記載の発明では、筒状を成して、筒状の長手方向の一端側が開口する受液器本体部(210)と、
筒状を成して、筒状の軸線方向の一方の端部側内周面に雌ねじ部(221)が形成され、他方の端部が受液器本体部(210)の開口位置よりも奥側に位置するように受液器本体部(210)の開口側内周面に設けられた雌ねじ形成部(220)と、
柱状を成して、雌ねじ形成部(220)内に挿入されて、一方の端部側外周面に雌ねじ部(221)に螺合する雄ねじ部(231)が形成されたキャップ(230)と、
キャップ(230)に設けられて、雌ねじ形成部(220)の他方の端部側内周面と、キャップ(230)の他方の端部側外周面との間をシールするシール部材(240)と、
キャップ(230)の雌ねじ部材(220)への挿入方向における先端部に設けられて、冷媒中の異物を捕捉するフィルタ部(250)とを備え、
受液器本体部(210)内に流入された凝縮冷媒の気液を分離して、気液分離された冷媒のうち、液相冷媒をフィルタ部(250)を通過させて、受液器本体部(210)の外部へ流出させる受液器において、
フィルタ部(250)は、キャップ(230)とは反対側において開口する有底筒状に形成されて、筒状の外周面において内部と外部とを連通させる連通孔(252a)を有するフィルタ本体部(252)と、有底筒状のフィルタ本体部(252)の開口側から筒状の内部を通り、連通孔(252a)に流出される冷媒中の異物を捕捉するネット部(251C、251、251B)とを備えており、
フィルタ本体部(252)の先端側外周面と受液器本体部(210)の内周面との間を閉塞するリング状の板部材(260)を備えることを特徴としている。
この発明によれば、リング状の板部材(260)を、フィルタ本体部(252)の先端側外周部と受液器本体部(210)の内周面との間に設けるようにしているので、受液器本体部(210)内の冷媒は、フィルタ本体部(252)の外周側を通ることなく、有底筒状の内部に確実に導かれ、ネット部(251C、251、251B)を通過することができる。よって、従来技術のように、雌ねじ形成部(220)によってフィルタ部(250)の端部まで保持することで、フィルタ部(250)の先端側外周部と受液器本体部(210)の内周面との間を閉塞させる必要がなく、雌ねじ形成部(220)のフィルタ部(250)に相当する分の全長を短くすることができるので、雌ねじ形成部(220)の小型化による軽量化、および低コスト化を図ることができる。
請求項14に記載の発明では、雌ねじ形成部(220)は、受液器本体部(210)に対して、別部材によって形成されており、受液器本体部(210)内に挿入されて、受液器本体部(210)の開口側内周面に接合されたことを特徴としている。
この発明によれば、受液器本端部(210)に部分的に雌ねじ形成部(220)に相当する厚肉となる部位を一体的に設ける必要がなく、受液器本端部(210)を単純な筒状部材として形成することができ、別部材によって形成された雌ねじ形成部(220)を受液器本端部(210)に接合すればよいので、受液器本体部(210)の加工が容易となり、受液器本体部(210)の加工費を低減することができる。
請求項15に記載の発明では、リング状の板部材(260)の内側の孔(261)の内周面、およびフィルタ本体部(252)の先端側外周面には、キャップ(230)の雌ねじ形成部(220)への挿入方向に向けて径寸法が小さくなるテーパ部(261a、252b)が設けられたことを特徴としている。
この発明によれば、キャップ(230)を雌ねじ形成部(220)に挿入する際に、テーパ部(261a、252b)によって、フィルタ本体部(252)の先端側をリング状の板部材(260)の内側の孔(261)に容易に嵌め込むことができる。
請求項16に記載の発明では、ネット部(251)は、平板状に形成されており、有底筒状のフィルタ本体部(252)の開口側を覆うように配設されたことを特徴としている。
この発明によれば、ネット部(251)を非常にシンプルかつ小型な形状で形成できる。
請求項17に記載の発明では、フィルタ本体部(252)およびネット部(251)は、樹脂材によって形成されており、
ネット部(251)は、フィルタ本体部(252)に溶着されたことを特徴としている。
この発明によれば、樹脂材によって形成されたフィルタ本体部(252)とネット部(251)とを溶着することで、両者を容易に接合できる。
請求項18に記載の発明では、ネット部(251B)は、円錐状に形成され、フィルタ本体部(252)の内側に配設され、
円錐状のネット部(251B)の底面側の外周が、フィルタ本体部(252)の先端側の開口部(252c)周囲に接合されたことを特徴としている。
この発明によれば、円錐状に形成されたネット部(251B)での対応が可能となる。
請求項19に記載の発明では、円錐状のネット部(251B)の底面側の外周には、径方向外方に延設される鍔状部(251b)が形成されており、
フィルタ本体部(252)の先端側の開口部(252c)周囲には、前記鍔状部(251b)が挿入される溝部(252d)が形成されたことを特徴としている。
この発明によれば、ネット部(251)の鍔状部(251b)を溝部(252d)に挿入して位置決めすることができるので、フィルタ本体部(252)に対するネット部(251)の配設が容易となる。
請求項20に記載の発明では、円錐状のネット部(251B)の頂点は、フィルタ本体部(252)の内側底面(252e)に接合されたことを特徴としている。
この発明によれば、円錐状のネット部(251B)を安定して固定することができる。
請求項21に記載の発明では、フィルタ本体部(252)およびネット部(251B)は、樹脂材によって形成されており、
フィルタ本体部(252)の内側底面(252e)には、開口側に突出する突起部(252f)が設けられており、
円錐状のネット部(251B)の頂点は、突起部(252f)に溶着されたことを特徴としている。
この発明によれば、突起部(252f)を溶着部位として、ネット部(251B)の頂点の溶着が容易となる。
請求項22に記載の発明では、キャップ(230)およびフィルタ本体部(252)は、樹脂材によって形成されており、
フィルタ本体部(252)は、キャップ(230)と一体で成形されたことを特徴としている。
この発明によれば、キャップ(230)とフィルタ本体部(252)とを同時に雌ねじ形成部(220)内に挿入することができるので、組付け工数を低減することができる。
請求項23に記載の発明では、キャップ(230)の雌ねじ形成部(220)への挿入方向における後端部には、径方向外側に突出するキャップ鍔状部(238)が設けられ、
キャップ鍔状部(238)の雌ねじ形成部(220)に対向する面には、挿入方向に突出する凸部(238a)が設けられて、
凸部(238a)が雌ねじ形成部(220)の端部(223A)に当接して、キャップ鍔状部(238)と雌ねじ形成部(220)の端部(223A)との間がシールされていることを特徴としている。
この発明によれば、凸部(238a)が端部(223A)に当接することから、キャップ鍔状部(238)の面全体が端部(223A)に当接する場合よりも、面圧を高めることができ、シール性を向上させることができる。よって、外部からの雨水などが、雌ねじ形成部(220)とキャップ(230)との間に浸入するのを抑制することができるので、雌ねじ形成部(220)の内周面側の腐食を抑制することができる。
請求項24に記載の発明では、キャップ(230)の雌ねじ形成部(220)への挿入方向における後端部と、シール部材(240)との間となるキャップ(230)の外周面には、雌ねじ形成部(220)の内周面側に突出して、キャップ(230)の外周面と、雌ねじ形成部(220)の内周面との間を防水シールする防水シール部(239)が設けられたことを特徴としている。
この発明によれば、雌ねじ形成部(220)の後端部側からシール部材(240)へ至る間の雨水等の浸入を抑制することができるので、雌ねじ形成部(220)の内周面側の腐食を抑制することができる。
請求項25に記載の発明では、キャップ(230)の雌ねじ形成部(220)への挿入方向における後端部の外周には、雌ねじ形成部(220)の内周面側に突出して、キャップ(230)の外周面と、雌ねじ形成部(220)の内周面との間を防水シールする防水シール部(239A)が設けられたことを特徴としている。
この発明によれば、雌ねじ形成部(220)の後端部側からシール部材(240)へ至る間の雨水等の浸入を抑制することができるので、雌ねじ形成部(220)の内周面側の腐食を抑制することができる。
請求項26に記載の発明では、防水シール部(239A)の突出する先端側は、挿入方向とは反対側に湾曲していることを特徴としている。
この発明によれば、キャップ(230)を雌ねじ形成部(220)内へ挿入する際の抵抗を小さくすることができるので、キャップ(230)の挿入力を小さくすることができ、キャップ(230)の組付け性を向上させることができる。
また、防水シール部(239A)は、キャップ(230)の後端部の外周に設けるようにしているので、例えば、キャップ(230)と防水シール部(239A)とを金型で一体成形する際に、防水シール部(239A)が湾曲するように設定されていても、金型の抜き方向(金型を開く方向)を、無理なく設定することができ、工程を増加させることなく成形することができる。
請求項27に記載の発明では、防水シール部(239A)は、キャップ(230)とは別体で形成されており、
キャップ(230)と防水シール部(239A)とは、互いに嵌合可能とする嵌合部(230c、230d)を備えており、
キャップ(230)は、嵌合の解除により、防水シール部(239A)を有さない場合を設定可能とすることを特徴としている。
この発明によれば、シール機能がさほど要求されない環境下においては、防水シール部(239A)を意図的に設けない形にして使用することができ、防水ニーズに応じた機能、およびコストを備える受液器とすることができる。
請求項28に記載の発明では、キャップ(230)の雌ねじ形成部(220)への挿入方向における後端部の外周には、雌ねじ形成部(220)の内周面側に突出すると共に、突出する先端側が雌ねじ形成部(220)の内周面に当たることで潰されて、キャップ(230)の外周面と、雌ねじ形成部(220)の内周面との間を防水シールする防水シール部(239C)が設けられたことを特徴としている。
この発明によれば、防水シール部(239C)の突出する先端部が潰されて防水シールすることにより、互いに面全体が当接する場合に比べて面圧を高めることができ、シール性を向上させることができる。よって、外部からの雨水などが、雌ねじ形成部(220)とキャップ(230)との間に浸入するのを抑制することができるので、雌ねじ形成部(220)の内周面側の腐食を抑制することができる。
請求項29に記載の発明では、キャップ(230)および防水シール部(239、239A、239C)は、樹脂材によって形成されており、
防水シール部(239、239A、239C)は、キャップ(230)と一体成形、あるいは二色成形されたことを特徴としている。
この発明によれば、キャップ(230)に防水シール部(239、239A、239C)を容易に形成することができる。
請求項30に記載の発明では、受液器一体型凝縮器の形成にあたっては、冷媒を凝縮液化する凝縮器(100、100A)に、
請求項1〜請求項29のいずれか1つに記載された受液器(200、200A)を設けるようにすると良い。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における受液器一体型凝縮器を示す正面図である。 図1のII部を示す拡大断面図である。 キャップを示す断面図である。 図3のIV部を示す断面図である。 雌ねじ形成部とキャップとの隙間を防水シールする防水シール部を示す断面図である。 第2実施形態におけるキャップを示す断面図である。 第3実施形態におけるキャップを示す断面図である。 第4実施形態におけるキャップを示す断面図である。 第5実施形態におけるキャップを示す断面図である。 第6実施形態におけるネットを示す側面図である。 第6実施形態におけるキャップを示す断面図である。 第6実施形態におけるキャップおよびネットを示す断面図である。 第7実施形態におけるキャップおよびフィルタ部を示す断面図である。 図13におけるセパレータを示す平面図である。 第8実施形態におけるキャップおよびフィルタ部を示す断面図である。 第9実施形態におけるフィルタ部を示す断面図である。 第10実施形態における雌ねじ部の後端部とキャップの鍔状部を示す断面図である。 第11実施形態におけるキャップを示す断面図である。 図18のXIV部を示す断面図である。 キャップの雌ねじ部材への挿入力をしめす確認データである。 キャップの金型の抜き方向を示す説明図である。 第12実施形態におけるキャップを示す断面図である。 第13実施形態におけるキャップを示す断面図である。 図23のIIXIV部を示す断面図である。 第14実施形態の雌ねじ形成部を示す断面図である。 第15実施形態(その1)における受液器一体型凝縮器を示す断面図である。 第15実施形態(その2)における受液器一体型凝縮器を示す断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態における受液器一体型凝縮器10を図1〜図5に示す。受液器一体型凝縮器10は、自動車用空調装置の冷凍サイクルを構成する機器であり、圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒を外気との熱交換により冷却することで凝縮液化させ、凝縮液化された冷媒を気液分離し、更に、気液分離された冷媒のうち、液相冷媒を外気との熱交換により過冷却するものである。図1は受液器一体型凝縮器10を示す正面図、図2は図1のII部を示す拡大断面図、図3はキャップ230を示す断面図、図4は図3のIV部を示す断面図、図5は雌ねじ部材220とキャップ230との隙間を防水シールする防水シール部239を示す断面図である。
冷凍サイクルは圧縮機、受液器一体型凝縮器10、膨張弁および蒸発器等を冷媒配管によって順次接続した閉回路より構成されている。
受液器一体型凝縮器10は、自動車のエンジンルーム内の走行風を受け易い場所、通常はエンジン冷却水冷却用ラジエータの前方側に位置するように取付けブラケット(図示せず)を介して車体に取り付けられる。受液器一体型凝縮器10は、図1に示すように、凝縮器100と受液器200とを備えている。受液器一体型凝縮器10を構成する各部材は、後述する受液器200用のキャップ230、ネット部251、および乾燥剤270を除いて、アルミニウム材あるいはアルミニウム合金材から形成されており、受液器一体型凝縮器10の形状に仮組付けされた後に、炉中内において一体ろう付けされることで形成されている。
凝縮器100は、コア部110、左ヘッダタンク120、および右ヘッダタンク130を備えている。コア部110は、冷媒と外気との熱交換を行う熱交換部であり、更に、凝縮部110Aおよび過冷却部110Bを備えている。コア部110において、上側に凝縮部110Aが配置され、その下側に過冷却部110Bが配置されている。凝縮部110Aおよび過冷却部110Bは、水平方向に延びる複数のチューブ111とフィン(コルゲートフィン)112とが交互に上下方向に積層されて形成されている。また、交互に積層されたチューブ111とフィン112のうち、積層方向の最外方のフィン112の更に外方(凝縮部110Aの上側および過冷却部110Bの下側)には、補強部材としてのサイドプレート113が設けられている。各チューブ111、フィン112、およびサイドプレート113は、互いに当接する部位においてろう付けにより接合されている。
左ヘッダタンク120は、コア部110の左側端部において上下方向に延びる円筒状のタンクであって、複数のチューブ111の左側端部が接続されている。左ヘッダタンク120の内部にはセパレータ121、122が設けられており、このセパレータ121、122によって左ヘッダタンク120の内部が上下方向に3つの空間に仕切られている。コア部110のうち、セパレータ122より上側に凝縮部110Aが形成され、セパレータ122より下側に過冷却部110Bが形成されている。
図2に示すように、セパレータ121とセパレータ122との間において、左ヘッダタンク120のチューブ111とは反対側となる天井部には、凝縮液化された冷媒を左ヘッダタンク120内から流出させる流出孔123が穿設されている。また、セパレータ122よりも下側において、左ヘッダタンク120のチューブ111とは反対側となる天井部には、受液器200から流出される液相冷媒を左ヘッダタンク120内に流入させる流入孔124が穿設されている。
そして、セパレータ121よりも上側において、左ヘッダタンク120の側面には、圧縮機から吐出された高温高圧の冷媒を左ヘッダタンク120内に流入させる入口側コネクタ125が設けられている。
右ヘッダタンク130は、コア部110の右側端部において上下方向に延びる円筒状のタンクであって、複数のチューブ111の右側端部が接続されている。右ヘッダタンク130の内部にはセパレータ131が設けられており、このセパレータ131によって右ヘッダタンク130の内部が上下方向に2つの空間に仕切られている。セパレータ131は、左ヘッダタンク120のセパレータ122と上下方向において同一の位置に配置されており、コア部110を凝縮部110Aと過冷却部110Bとに仕切っている。そして、セパレータ131よりも下側において、右ヘッダタンク130の側面には、過冷却部110Bによって過冷却された冷媒を右ヘッダタンク130の外部へ流出させる出口側コネクタ132が設けられている。
受液器200は、冷凍サイクル内を流通する冷媒を貯留する貯留手段、および凝縮部110Aから流出された冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに気液分離し、冷媒中の異物等をネット部251で捕捉した後、液相冷媒のみを過冷却部110Bに供給する気液分離手段として機能するものである。
受液器200は、図2に示すように、受液タンク210、雌ねじ部材220、キャップ230、フィルタ部としてのネット部251、および乾燥剤270を備えている。
受液タンク210は、受液器本体部を成すものであり、長手方向の一端側が開口した有底筒状のタンクから形成されている。受液タンク210は、開口側が下側となるようにして、左ヘッダタンク120の天井部に接合されている。受液タンク210の外周面において、左ヘッダタンク120の流出孔123に対応する位置には、流入孔211が穿設されており、左ヘッダタンク120の上下方向の真ん中の空間と、受液タンク210の内部とが連通するようになっている。また、受液タンク210の外周面において、左ヘッダタンク120の流入孔124に対応する位置には、流出孔212が穿設されており、左ヘッダタンク120の上下方向の一番下側の空間と、受液タンク210の内部とが連通するようになっている。
雌ねじ部材220は、内周面に雌ねじ部221が形成される雌ねじ形成部であり、ここでは受液タンク210に対して別部材によって形成されている。図2に示すように、雌ねじ部材220は、後述するキャップ230をねじ締結するための円筒状の部材であって、外周部には周方向に延びる溝が筒軸方向に複数形成されている。また雌ねじ部材220の内周面において、筒軸方向の一方の端部側には、雌ねじ部221が形成されている。また、雌ねじ部材220の筒軸方向の中間位置には、筒軸方向に直交する流出孔222が穿設されている。流出孔222は、受液タンク210の流出孔212と対向するように配置されている。また、雌ねじ部材220の筒軸方向の他方の端部223は、径方向外側に向かうほど、筒軸方向の長さが長くなるテーパ状に形成されている。
雌ねじ部材220は、雌ねじ部221が受液タンク210の開口位置よりも奥側に位置するように、受液タンク210の開口側内周面に設けられている。つまり、雌ねじ部材220は、雌ねじ部221側が先端側、端部223が後端側となって、上記受液タンク210の開口側から、端部223の位置が受液タンク210の開口側端部とほぼ一致する位置まで挿入されて、受液タンク210の内周面と雌ねじ部材220の外周面(複数の溝における凸部面)が接合されている。以下、端部223を後端部223と呼ぶことにする。
キャップ230は、図2、図3に示すように、受液タンク210の一端側開口部を閉塞する円柱状の蓋部材であり、雌ねじ部材220の内側に挿入されて、装着されている。キャップ230は、冷媒とともに冷凍サイクル内を流通する圧縮機潤滑オイルおよび冷媒に対する耐劣化性、および耐熱性に優れた樹脂、例えばナイロン、ポリエステル等から成る。キャップ230の円柱状における軸線方向の寸法は、雌ねじ部材220の筒軸方向の寸法と同等に設定されて、雌ねじ部材220とキャップ230とが軸方向にほぼ重なるように装着されている。
キャップ230の軸線方向の一方の端部側には、雌ねじ部221に螺合する雄ねじ部231が形成されている。また、キャップ230の軸線方向の中間位置には、シール部材としてのOリング240を装着するためのOリング溝232が形成されている。
キャップ230の内部には、内部流路23が形成されている。内部流路23は、キャップ230の軸線方向の一方の端部から、キャップ230の内部を通り、雄ねじ部231とOリング溝232(Oリング240)との間の外部に連通する流路となっている。内部流路23は、第1流路233と第2流路234とから形成されている。
第1流路233は、キャップ230の軸線方向において、キャップ230の一方の端部から内部の途中部位まで延びる流路である。第1流路233において、キャップ230の一方の端部において開口する部位が開口部233aとなっており、また逆側で流路の行き止まりとなる部位が終端壁233bとなっている。
一方、第2流路234は、上記第1流路233から、キャップ230の雄ねじ部231とOリング溝232との間となる外周面に開口される流路である。第2流路234は、キャップ230の周方向において対向するように2つ形成されている。尚、第2流路234は、2つの設定に限らず、少なくとも1つ形成するようにすれば良い。そして、キャップ230の軸線方向において、第2流路234が形成される部位(雄ねじ部231とOリング溝232との間)は、直径が一回り小さく設定された小径部となっており、この小径部の外周面と雌ねじ部材220の内周面との間には隙間部224が形成されている。この隙間部224は、雌ねじ部材220の流出孔222と連通している。
第1流路233の開口部233aの周囲には、開口部233aの内径よりも一回り大きく設定された内径で所定量のへこみ段差が設けられた溝部235が形成されており、後述する円形平板状のネット部251が挿入可能となっている。
キャップ230の軸線方向の他方の端部には、径方向の外方に延びるキャップ鍔状部238が形成されている。キャップ鍔状部238は、径方向外方に向けてその厚さ寸法が小さくなるように設定されており、鍔状の先端側は、キャップ230の軸線方向に撓むことができるようになっている。ここでは、キャップ鍔状部238の雌ねじ部材220の後端部223と対向する側の面が、径方向外側に向かうほど、キャップ鍔状部238の厚さ寸法が小さくなるテーパ状に形成されている。キャップ鍔状部238は、図4に示すように、キャップ230が雌ねじ部材220内に挿入されて、雌ねじ部221と雄ねじ部231とが螺合されるときに、キャップ230の筒軸方向(図4(a)中の矢印)に移動し、撓みを伴って、雌ねじ部材220のテーパ状の後端部223に面接触し(密着し)、雌ねじ部材220とキャップ230との間を塞ぐようになっている。
Oリング溝232とキャップ鍔状部238との間において、キャップ230の外周面には、径方向の外方に延びるひだ状の防水シール部239が、軸線方向に複数設けられている。防水シール部239は、キャップ230と同一の樹脂材料で一体成形されている。防水シール部239の径方向の寸法は、防水シール部239の形成されたキャップ230の外周面と、これに対向する雌ねじ部材220の内周面との隙間寸法よりも大きくなるように設定されている。防水シール部239の先端部は、撓みを伴って確実に雌ねじ部材220の内周面に接触して、雌ねじ部材220の内周面とキャップ230の外周面との間を、シールして、外部からの雨水等の浸入を阻止するようにしている。尚、防止シール部239は、キャップ230を形成する樹脂材料よりも硬度の低い樹脂材料を選定して、二色成形によってキャップ230に一体形成するようにしても良い。
そして、キャップ230の軸線方向の他方の端部には、内部に向けてへこむ凹部230aが形成されている。凹部230aは、キャップ230の全体の肉厚を均一化すると共に、六角レンチの挿入を可能として、雌ねじ部221と雄ねじ部231との締結、あるいは緩めを行う際に使用される。
ネット部251は、全体に細かな網目が形成され、ここを通過する冷媒中の塵等の異物を捕捉する部材であり、上記キャップ230と同様の樹脂材から形成されている。ネット部251は、キャップ230の開口部233aを覆うようにして、溝部235に挿入され、ネット部251の外周部251aがキャップ230(溝部235)に溶着されている。ネット部251は、内部流路23(第1流路233、第2流路234)と共に、フィルタ部を形成している。即ち、キャップ230の内部流路23の周りの部位が枠体に相当する部位となっており、この枠体に形成された内部流路23の一方の開口部233aにネット部251が設けられることで、フィルタ部を形成するものとなっている。
乾燥剤270は、袋体の内部に吸水用の粒状ゼオライトが収納されたものであり、冷媒中の水分を吸収するようになっている。これは、冷媒中の水分により冷凍サイクルを構成する各機能部品が腐食したり、膨張弁の細孔で凍結して冷媒流れが滞ったりするのを防止するためのものである。乾燥剤270は、受液タンク210の雌ねじ部材220およびキャップ230よりも上側の空間内に収容されている。
次に、上記構成に基づく作動について説明する。
冷凍サイクル内の圧縮機から吐出される高温高圧の気相冷媒は、凝縮器100の入口側コネクタ125、左ヘッダタンク120の一番上側の空間を通り、図1中の矢印のごとく、凝縮部110Aの上側を流通し、更に、右ヘッダタンク130の上側の空間を介して凝縮部110Aの下側を流通し、左ヘッダタンク120の真ん中の空間に至り、外気との熱交換によって冷却されて凝縮し、気相冷媒を一部含む飽和液冷媒となる。この飽和液冷媒は、左ヘッダタンク120の真ん中の空間、流出孔123、受液タンク210の流入孔211を通って、受液器200の受液器タンク210内に流入し、気液分離される。これと同時に、受液器タンク210内に流入した冷媒の水分は、乾燥剤270によって吸収される。
受液タンク210内で気液分離された冷媒のうち、液相冷媒は、ネット部251、キャップ230の内部流路23(第1流路233、第2流路234)、隙間部224、雌ねじ部材220の流出孔222、受液タンク210の流出孔212、左ヘッダタンク120の流入孔124を介して左ヘッダタンク120の一番下の空間に至る。液相冷媒が、ネット部251を通過する際に、冷媒中の塵等の異物がネット部251に捕捉される。更に液相冷媒は、過冷却部110Bを流通し、過冷却され、右ヘッダタンク130の下側の空間を介して出口側コネクタ132から流出される。
本実施形態においては、キャップ230の雄ねじ部231とOリング240との間に内部流路23を形成し、内部流路23を介して受液タンク210の内部から外部へ流出される冷媒中の異物を捕捉するネット部251をキャップ230に設けることで、フィルタ部を形成している。このようなフィルタ部とすることによって、キャップ230における内部流路23の周りの部位を従来技術におけるフィルタ部の枠体に相当する部位とすることができ、従来技術のように、キャップ230の先端側にフィルタ部(枠体)を設けるものに対して、フィルタ部250の枠体に相当する部位の寸法分だけ、軸方向の長さを短くすることができる。これに伴い、キャップ230とフィルタ部250とを保持する雌ねじ部材220の全長を短くすることができるので、雌ねじ部材220の小型化による軽量化、および低コスト化を図ることができる。
また、雌ねじ部材220は、受液タンク210に対して、別部材によって形成されており、受液タンク210内に挿入されて、受液タンク210の開口側内周面に接合されるようにしている。これにより、受液タンク210に部分的に雌ねじ形成部に相当する厚肉となる部位を一体的に設ける必要がなく、受液タンク210を単純な筒状部材として形成することができ、別部材によって形成された雌ねじ部材220を受液タンク210に接合すればよいので、受液タンク210の加工が容易となり、受液タンク210の加工費を低減することができる。
また、ネット部251は、円形平板状に形成されており、内部流路23の開口部233aを覆うようにキャップ230の一方の端部に配設されるようにしており、これにより、ネット部251を非常にシンプルかつ小型な形状で形成できる。
また、キャップ230の一方の端部において内部流路23の開口部233aの周囲には、円形平板状のネット部251が挿入されて溶着される溝部235が形成されているので、ネット部251を溝部235に挿入してネット部251の外周部251aの位置決めすることができ、キャップ230に対するネット部251の配設および溶着が容易となる。
また、キャップ230は、樹脂材によって形成されるようにしているので、金属材によってキャップ230を形成する場合に比べて、キャップ230の質量を低減すると共に、材料および成形に係る費用を低減し、軽量、低コストのキャップ230とすることができる。
また、キャップ230において、キャップ鍔状部238が雌ねじ部材220の後端部223に面接触(密着)するようにしているので、外部からの雨水等が雌ねじ部材220の内周面と、キャップ230の外周面との間に浸入することを抑制することができる。
更に、キャップ230において、キャップ鍔状部238とOリング240との間に、防水シール部239を設けて、雌ねじ部材220の内周面とキャップ230の外周面との間を防止シールするようにしているので、仮に上記キャップ鍔状部238と後端部223との密着度合いが経年変化と共に低下したとしても、図5に示すように、防水シール部239によって、雌ねじ部材220の後端部223側からOリング240へ至る間の雨水等の浸入を抑制することができるので、雌ねじ部材220の内周面側の腐食(特にOリング240近傍の隙間腐食)を抑制することができる。
また、上記防水シール部239は、キャップ230と同一の樹脂材から形成されるようにしてキャップ230に対して一体成形される、あるいはキャップ230とは異なる(硬度の低い)樹脂材から形成されるようにしてキャップ230に対して二色成形されるようにしているので、キャップ230に防水シール部239を容易に形成することができる。
また、キャップ230軸線方向において先端側に雄ねじ部231を配置し、また、後端側にOリング240を配置するようにしているので、キャップ230を雌ねじ部材220に装着する際に、Oリング240が雌ねじ部221と干渉することがなく、Oリング240に傷などのダメージを与える心配がない。
尚、本実施形態(図1〜図5)において、ネット部251は、第1流路233の開口部233aを覆うように設けられていれば良く、溝部235を廃止しても良い。
(第2実施形態)
第2実施形態のキャップ230を図6に示す。第2実施形態のキャップ230は、上記第1実施形態(図1〜図5)のネット部251の形状を変更し、ネット部251Aとしたものである。
ネット部251Aは、キャップ230と同一の樹脂材から成り、筒状に形成されており、キャップ230の第1流路233に配設されている。ネット部251Aの軸線方向の寸法は、第1流路233の軸線方向の寸法と同等に形成されている。また、ネット部251Aの外径寸法は、後述する突起部236の内径寸法と同等に設定されている。
一方、第1流路233の内壁には、第1流路233の径方向に突出して周方向に延びる突起部236が形成されている。本実施形態では、第1実施形態で説明した溝部235は廃止されている。突起部236は、第1流路233の開口部233aにおける内壁周囲と、第1流路233の終端壁233bに隣接する内壁周囲に形成されている。2ヶ所の突起部236の位置は、ネット部251Aの軸線方向の両端部の位置に対応している。
そして、ネット部251Aの軸線方向の両端部は、各突起部236に当接されて、溶着により接合されている。ネット部251Aは、第2流路234の内側の開口部234aを覆うように配設されている。ネット部251Aの軸線方向の中間部と、第1流路233の内壁との間には各突起部236によって、隙間部225が形成されている。
本実施形態では、筒状に形成されたネット部251Aでの対応を可能としており、気液分離された液相冷媒は、第1流路233の開口部233aから流入して、ネット部251Aを通過して、第2流路234を通り、左ヘッダタンク120に流入される。
このとき、冷媒は第1流路233から第2流路234に至る間に、ネット部251Aと第1流路233の内壁との間の隙間部225を流通することができるので、筒状のネット部251の表面全体に渡って冷媒を通過させることができ、異物の捕捉効果を高めることができる。
尚、本実施形態(図6)では、突起部236は、第1流路233の開口部233aにおける内壁周囲と、第1流路233の終端壁233bに隣接する内壁周囲に形成され、ネット部251Aの軸線方向の両端部が各突起部236に溶着されるようにしたが、これに限らず、第1流路233の開口部233aにおける内壁周囲だけに形成されるようにする、あるいは、第1流路233の終端壁233bに隣接する内壁周囲だけに形成されるようにしても良い。即ち、ネット部251Aの軸線方向の一端側が突起部236に溶着され、ネット部251Aの軸線方向の他端側が第1流路233の内壁に溶着されるようにしても良い。
このような場合であっても、ネット部251Aと第1流路233の内壁との間に隙間部225を形成することができるので、筒状のネット部251の表面全体に渡って冷媒を通過させることができ、異物の捕捉効果を高めることができる。
また、本実施形態(図6)において、第1流路233の内周面に突起部236を設けて、この突起部236にネット部251Aを溶着するようにしたが、突起部236を廃止し、第1流路233の内周面にネット部251Aを直接溶着しても良い。この場合は、隙間部225が形成されない形となる。
(第3実施形態)
第3実施形態のキャップ230を図7に示す。第3実施形態のキャップ230は、上記第1実施形態(図1〜図5)のネット部251の形状を変更し、ネット部251Bとしたものである。
ネット部251Bは、キャップ230と同一の樹脂材から成り、円錐状に形成されており、キャップ230の第1流路233に配設されている。ネット部251Bは、頂点側が下を向き、底面側が上を向く方向で使用される。ネット部251Bの底面側の円周の外径寸法は、第1流路233の内径寸法と同等に設定されている。また、ネット部251Bの高さ寸法は、第1流路233の軸線方向の寸法と同等に形成されている。そして、ネット部251Bの底面側の外周には、径方向外方に延設されるネット鍔状部251bが形成されている。
一方、第1流路233の開口部233aの周囲には、第1実施形態で説明したものと同様の溝部235が形成されており、この溝部235にネット鍔状部251bが収容されるようになっている。また、第1流路233の終端壁233bの中央部には、開口部233a側に向けて突出する突起部237が形成されている。
そして、ネット部251Bのネット鍔状部251bは、溝部235に挿入されて、溶着され、またネット部251Bの頂点は、突起部237に溶着されることで、ネット部251Bは、第1流路233内に接合されている。
本実施形態では、円錐状に形成されたネット部251Bでの対応を可能としており、気液分離された液相冷媒は、第1流路233の開口部233aから流入して、ネット部251Bを通過して、第2流路234を通り、左ヘッダタンク120に流入される。
本実施形態では、円錐状のネット部251Bの底面側にネット鍔状部251bを形成して、キャップ230の溝部235に挿入して、溶着するようにしているので、位置決めが容易となり、キャップ230に対するネット部251Bの接合が容易となる。
また、円錐状のネット部251Bの頂点を突起部237に当接させて、溶着するようにしているので、突起部237を溶着部位として狙い易くなり、ネット部251Bの頂点の溶着が容易となる。そして、円錐状のネット部251Bを安定して固定することができる。
尚、円錐状のネット部251Bの接合要領として、ネット鍔状部251bを廃止して、第1流路233の開口部233aの内壁に第2実施形態における突起部236を設けて、この突起部236に円錐状のネット部251Bの底面側の外周を溶着するようにしても良い。これにより、突起部236を溶着部位として狙い易くなり、ネット部251Bの底面側の外周の溶着が容易となる。
あるいは、ネット部251Bには、ネット鍔状部251bを設けずに、また第1流路233には、溝部235、突起部237を設けずに、ネット部251Bを第1流路233の内壁および終端壁233bに直接溶着するようにしても良い。
(第4実施形態)
第4実施形態のキャップ230を図8に示す。第4実施形態のキャップ230は、上記第1実施形態(図1〜図5)のネット部251の形状を変更し、ネット部251Cとしたものである。
ネット部251Cは、キャップ230と同一の樹脂材から成り、第2流路234の外側の開口部234aを覆うように、キャップ230の外周側に設けられている。ネット部251Cは、例えば、開口部234aの面積よりもひとまわり大きく板状に形成されて、開口部234aを覆うようにして、キャップ230の小径部となる外周面に溶着されている。あるいは、ネット部251Cは、帯板状に形成されて、開口部234aを覆うようにしてキャップ230の小径部となる外周面に巻かれて、キャップ230の小径部となる外周面に溶着されている。
本実施形態(図8)では、キャップ230の外周面へのネット部251Cの接合による対応を可能としており、気液分離された液相冷媒は、第1流路233の開口部233aから流入して、第2流路234を通り、ネット部251Cを通過して、左ヘッダタンク120に流入される。本実施形態においても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
第5実施形態のキャップ230を図9に示す。第5実施形態のキャップ230は、上記第1実施形態(図1〜図5)のネット部251の形状を変更し、ネット部251Dとしたものである。
ネット部251Dは、キャップ230と同一の樹脂材から成り、ネットの部分が有底筒状に形成されると共に、ネット部分の開口側に径方向外方に延設される円形板状のネット鍔状部251bが形成されている。
一方、キャップ230の第1流路233の開口部233aの周囲には、第1実施形態で説明したものと同様の溝部235が形成されている。溝部235の内径寸法は、ネット鍔状部251bの外径寸法よりもわずかに小さく設定されている。ネット部251Dにおけるネットの部分は、第1流路233内に挿入され、更に溝部235にネット鍔状部251bが嵌め込まれることで、ネット部251Dは、キャップ230に接合されている。
本実施形態(図9)では、気液分離された液相冷媒は、第1流路233の開口部233a側からネット部251D内に流入し、ネット部251Dを通過して、第2流路234を通り、左ヘッダタンク120に流入される。本実施形態では、溶着等の設備を用いた接合を不要として、ワンタッチでネット部251Dをキャップ230に装着することができる。
(第6実施形態)
第6実施形態のキャップ230を図10〜図12に示す。第6実施形態のキャップ230は、上記第5実施形態(図9)のネット部251Dのキャップ230との嵌めあいの形状を変更し、ネット部251Eとしたものである。
ネット部251Eは、キャップ230と同一の樹脂材から成り、ネットの部分が有底筒状に形成され、ネット部分の開口側に径方向外方に延設される円形板状のネット鍔状部251bが形成されると共に、更にネット鍔状部251bの外周部にキャップ230側に突出するリング状のネット凸部251cが形成されている。
一方、キャップ230の第1流路233の開口部233a側となる端面には、上記ネット凸部251cと対応するように、リング状の凹部230bが形成されている。リング状のネット凸部251cの径方向における幅寸法は、リング状の凹部230bの径方向における幅寸法よりもわずかに大きく設定されている。ネット部251Eにおけるネットの部分は、第1流路233内に挿入され、更に凹部230bにネット凸部251cが嵌め込まれることで、ネット部251Eは、キャップ230に接合されている。
本実施形態(図10〜図12)では、上記第5実施形態(図9)と同様に、気液分離された液相冷媒は、第1流路233の開口部233a側からネット部251E内に流入し、ネット部251Eを通過して、第2流路234を通り、左ヘッダタンク120に流入される。本実施形態においても、溶着等の設備を用いた接合を不要として、ワンタッチでネット部251Eをキャップ230に装着することができる。
(第7実施形態)
第7実施形態のキャップ230およびフィルタ部250を図13、図14に示す。第7実施形態は、キャップ230の先端側にフィルタ部250を設けて、フィルタ部250の先端部と受液タンク210との隙間をセパレータ260によって閉塞したものである。
雌ねじ部材220は、筒軸方向のほぼ半分程度が受液タンク210内に挿入されて、受液タンク210の内周面に接合されている。雌ねじ部221は、雌ねじ部材220の後端側に設けられている。後端部223Aは、筒軸方向に直交する平面として形成されている。本実施形態の雌ねじ部材220には、上記第1実施形態で説明した流出孔222は、設けられていない。
キャップ230は、円柱状を成しており、軸線方向の先端側の直径が後端側より小さく設定されている。キャップ230の先端側には、Oリング溝232が形成されて、Oリング240が装着されている。Oリング240は、雌ねじ部材220の内周面とキャップ230の先端側外周面との間をシールしている。またキャップ230の後端側に雄ねじ部231が形成されて、この雄ねじ部231は、雌ねじ部221に螺合している。また、キャップ230の後端には、キャップ鍔状部238が設けられており、雌ねじ部材220の後端部223Aに当接している。
そして、キャップ230の雄ねじ部231とOリング240との間となる外周面には、ひだ状の防水シール部239が軸線方向に複数形成されている。防水シール部239は、雄ねじ部231とOリング240との間において、雌ねじ部材220の内周面とキャップ230の外周面との間をシールして、外部からの雨水等の浸入を阻止するようにしている。
フィルタ部250は、キャップ230と同一の樹脂材によって形成されており、キャップ230の先端部にキャップ230と一体で設けられている。フィルタ部250は、フィルタ本体部252とネット部251Fとを備えている。フィルタ本体部252は、一端側が開口した底筒状の枠体であり、有底側がキャップ230の先端部に接続されており、開口側が、キャップ230とは反対側を向くように配設されている。
フィルタ本体部252の内部空間は円周方向に複数分割され、外周面には分割された各内部空間と外部とを連通させる複数の連通孔252aが形成されている。内部空間および連通孔252aは、例えば周方向に4つ形成されている。フィルタ本体部252の開口側となる先端側外周面には、先端側に向けて外径寸法が小さくなるようなテーパ部252bが形成されている。フィルタ252の先端側で開口している部位は、開口部252cとなっている。
ネット部251Fは、細かな網目状を成す部材であり、フィルタ本体部252の連通孔252aを覆うようにフィルタ本体部252の内周面に接合されている。
セパレータ260は、リング状の板部材であって、フィルタ部250の先端部に設けられている。セパレータ260の中心側には、内側孔261が穿設されており、この内側孔261の内周面はフィルタ部250の先端側に向かうほど内径寸法が小さくなるようなテーパ部261aとして形成されている。フィルタ部250の先端部は、セパレータ260の内側孔261に挿入され、フィルタ部250の先端部のテーパ部252bは、セパレータ260のテーパ部261aに当接している。そして、セパレータ260の外周側は、受液タンク210の内周面に接合され、このセパレータ260によって、受液タンク210の内周面とフィルタ部250の先端側外周面との間は閉塞されている。
本実施形態(図13、図14)では、気液分離された液相冷媒は、フィルタ部250のフィルタ本体部252の開口部252cから流入して、ネット部251Fを通過して、連通孔252aを通り、流出孔212から左ヘッダタンク120に流入される。
本実施形態では、セパレータ260を、フィルタ本体部252の先端側外周部と受液タンク210の内周面との間に設けるようにしているので、受液タンク210内の冷媒は、フィルタ本体部252の外周側を通ることなく、有底筒状の内部に確実に導かれ、ネット部251Fを通過することができる。よって、従来技術のように、雌ねじ部材220によってフィルタ部250の端部まで保持することで、フィルタ部250の先端側外周部と受液タンク210の内周面との間を閉塞させる必要がなく、雌ねじ部材220のフィルタ部250に相当する分の全長を短くすることができるので、雌ねじ部材220の小型化による軽量化、および低コスト化を図ることができる。
また、キャップ230およびフィルタ本体部252(フィルタ部250)は、樹脂材によって形成されており、フィルタ本体部252は、キャップ230と一体で成形されるようにしているので、キャップ230とフィルタ本体部252とを同時に雌ねじ部材220内に挿入することができるので、組付け工数を低減することができる。
また、フィルタ本体部252の先端部、およびセパレータ260の内側孔261の内周面にテーパ部252b、261aを設けるようにしているので、キャップ230を雌ねじ部材220に挿入する際に、テーパ部252b、261a、によって、フィルタ本体部252の先端側をセパレータ260の内側孔261に容易に嵌め込むことができる。
尚、本実施形態(図13、図14)において、フィルタ本体部252のテーパ部252bおよびセパレータ260のテーパ部261aは、必要に応じて設ければ良く、軸線方向に平行な面としても良い。
(第8実施形態)
第8実施形態のキャップ230およびフィルタ部250を図15に示す。第8実施形態は、上記第7実施形態(図13、図14)のネット部251Fの形状を変更してネット部251としたものである。
ネット部251は、上記キャップ230と同様の樹脂材から形成されており、上記第1実施形態(図1〜図5)と同様に円形平板状に形成されている。また、フィルタ本体部252の先端部の開口部252cの周囲には、開口部252cの内径よりも一回り大きく設定された内径で所定量のへこみ段差が設けられた溝部252dが形成されており、円形平板状のネット部251が挿入可能となっている。ネット部251は、フィルタ本体部252の開口部252cを覆うようにして、溝部252dに挿入され、ネット部251の外周部251aがフィルタ本体部252(溝部252d)に溶着されている。
本実施形態(図13、図14)では、気液分離された液相冷媒は、フィルタ部250のフィルタ本体部252の開口部252cから流入して、ネット部251を通過して、連通孔252aを通り、流出孔212から左ヘッダタンク120に流入される。
本実施形態では、円形平板状のネット部251での対応を可能としており、ネット部251を非常にシンプルかつ小型な形状で形成できる。また、ネット部251をフィルタ本体部252に溶着する際に、溝部252dによって位置決めすることができ、両者を容易に接合できる。
尚、本実施形態(図15)において、フィルタ本体部252に溝部252dを設けて、ネット部251を溶着するようにしたが、溝部252dは廃止しても良い。
(第9実施形態)
第9実施形態のキャップ230およびフィルタ部250を図16に示す。第9実施形態は、上記第7実施形態(図13、図14)のネット部251Fの形状を変更してネット部251Bとしたものである。
ネット部251Bは、上記キャップ230と同様の樹脂材から形成されており、上記第3実施形態(図7)と同様に円錐状に形成されている。ネット部251Bの底面側の外周には、径方向外方に延設されるネット鍔状部251bが形成されている。
フィルタ本体部252の開口部252cの周囲には、開口部252cの内径よりも一回り大きく設定された内径で所定量のへこみ段差が設けられた溝部252dが形成されており、円錐状のネット部251Bのネット鍔状部251bが挿入可能となっている。また、フィルタ本体部252の内側底面252eの中央部には、開口部252c側に向けて突出する突起部252fが形成されている。
そして、ネット部251Bのネット鍔状部251bは、溝部252dに挿入されて、溶着され、またネット部251Bの頂点は、突起部252fに溶着されることで、ネット部251Bは、フィルタ本体部252内に接合されている。
本実施形態(図16)では、気液分離された液相冷媒は、フィルタ部250のフィルタ本体部252の開口部252cから流入して、ネット部251Bを通過して、連通孔252aを通り、流出孔212から左ヘッダタンク120に流入される。
本実施形態では、円錐状に形成されたネット部251Bでの対応を可能としており、ネット部251Bのネット鍔状部251bを溝部252dに挿入して位置決めすることができるので、フィルタ本体部252に対するネット部251Bの接合(溶着)が容易となる。
また、円錐状のネット部251Bの頂点を突起部252fに溶着するようにしているので、円錐状のネット部251Bを安定して固定することができ、また、突起部252fを溶着部位として狙い易くなり、ネット部251Bの頂点の溶着が容易となる。
尚、本実施形態(図16)において、ネット部251Bにネット鍔状部251bを設け、また、フィルタ本体部252に溝部252d、突起部252fを設けて、ネット部251Bとフィルタ本体部252とを溶着するようにしたが、ネット鍔状部251b、溝部252d、突起部252fは廃止しても良い。
(第10実施形態)
第10実施形態のキャップ230を図17に示す。第10実施形態は、上記第7〜第9実施形態(図13〜図16)に対して、キャップ230のキャップ鍔状部238に凸部238aを設けたものである。
凸部238aは、キャップ鍔状部238の雌ねじ部材220の後端部223Aと対向する位置に設けられている。凸部238は、キャップ230が雌ねじ部材220に装着される際に、後端部223Aに当たって、ある程度潰されて、あるいは潰されることなく後端部223Aに当接して、雌ねじ部材220とキャップ230との間をシールしている。
本実施形態(図17)によれば、凸部238aが後端部223Aに(潰されて、あるいは潰されずに)当接することから、キャップ鍔状部238の面全体が後端部223Aに当接する場合よりも、面圧を高めることができ、シール性を向上させることができる。よって、外部からの雨水などが、雌ねじ部材220とキャップ230との間に浸入するのを抑制することができるので、雌ねじ部材220の内周面側の腐食を抑制することができる。
(第11実施形態)
第11実施形態の雌ねじ部材220、およびキャップ230を図18、図19に示す。第11実施形態では、雌ねじ部材220の後端側の形状を変更すると共に、上記第1実施形態(図1〜図5)で説明したキャップ230の防水シール部239を、防水シール部239Aに変更している。
雌ねじ部材220の後端は、筒軸方向に直交する平面を成す後端部223Aとなっており、後端部223Aは、受液タンク210の一端側開口部から外方に飛び出した位置に配設されている。また、雌ねじ部材220の内周面には、後端部223Aと、Oリング240が対応する位置との間において、段部226が形成されており、雌ねじ部材220の内径は、後端部223A側よりもOリング240側が、一段、小さくなるように設定されている。
キャップ230の他方の端部には、キャップ鍔状部238が形成されている。キャップ鍔状部238のOリング240側の面は、当接部238bとなっており、当接部238bは、段部226に当接している。キャップ鍔状部238の外周面と雌ねじ部材220の内周面との間には隙間が形成されている。
防水シール部239Aは、キャップ鍔状部238の外周に設けられている。防水シール部239Aは、キャップ230と同一の樹脂材料で一体成形されている。防水シール部239Aは、キャップ鍔状部238の外周部から雌ねじ部材220の内周面側に突出すると共に、先端部がキャップ230の挿入方向とは反対側に湾曲するように形成されている。防水シール部239Aの径方向の寸法は、雌ねじ部材220にキャップ230が装着される前の段階で、キャップ鍔状部238の外周面と、これに対向する雌ねじ部材220の内周面との隙間寸法よりも大きくなるように設定されている。防水シール部239Aの先端部は、撓みを伴って確実に雌ねじ部材220の内周面に接触して、雌ねじ部材220の内周面とキャップ鍔状部238の外周面との間をシールして、外部からの雨水等の浸入を阻止するようにしている。そして、キャップ鍔状部238と防水シール部239Aは共に、雌ねじ部材220の先端側に向けて入り込んだ形となっている。尚、防止シール部239Aは、キャップ230を形成する樹脂材料よりも硬度の低い樹脂材料を選定して、二色成形によってキャップ230に一体形成するようにしても良い。
本実施形態では、防水シール部239Aによって、雌ねじ部材220の後端部223AからOリング240へ至る間の雨水等の浸入を抑制することができるので、雌ねじ部材220の内周面側の腐食を抑制することができる。
ここでは、防水シール部239Aの突出する先端側は、挿入方向とは反対側に湾曲するようにしているので、キャップ230を雌ねじ部材220内へ挿入する際の抵抗を小さくすることができ、キャップ230の挿入力を小さくすることができ、キャップ230の組付け性を向上させることができる。
図20は、防水シール部239Aの形状を、第1実施形態のもの(1)、半円形断面にしたもの(2)、本実施形態のもの(3)としたときの、それぞれの挿入力を比較確認したデータを示したものである。挿入力の比較にあたり、各サンプルのそれぞれについてn=20個ずつのデータからその平均値をとり、サンプル(1)の挿入力を1としたときのサンプル(2)、(3)の挿入力を指数で表している。本実施形態では、第1実施形態のものよりも挿入力を約80%低減することができた。
また、防水シール部239Aは、キャップ230の後端部(キャップ鍔状部238)の外周に設けるようにしているので、キャップ230と防水シール部239Aとを金型で一体成形する際に、防水シール部239Aが湾曲するように設定されていても、図21に示すように、金型の抜き方向(金型を開く方向)を、無理なく設定することができ、工程を増加させることなく成形することができる。
(第12実施形態)
第12実施形態のキャップ230を図22に示す。第12実施形態のキャップ230は、上記第11実施形態(図18、図19)に対して、防水シール部239Aをキャップ230とは別体成形される防水キャップ239Bに形成するようにしたものである。
キャップ230には、防水シール部239Aは形成されておらず、キャップ鍔状部238の当接面238bとは反対側の面(端面)には、凹状を成して、端面の周方向に連続する嵌合用の嵌合部230cが形成されている。
防水キャップ239Bは、キャップ鍔状部238と同等の外径を有する円板状の部材であり、キャップ230と同一の樹脂材料で成形されている。そして、防水キャップ239Bの外周部に、防水シール部239Aが一体で形成されている。防水キャップ239Bは、キャップ鍔状部238の端面と対向配置され、防水キャップ239Bのキャップ鍔状部238と対向する面には、凹状の嵌合部230cに対応する凸状の嵌合部230dが形成されている。嵌合部230dの径方向における幅寸法は、嵌合部230cの径方向における幅寸法よりもわずかに大きく設定されている。防水キャップ239Bは、嵌合部230c、および嵌合部230dが互いに嵌合されることで、キャップ230に接合され、上記第11実施形態と同様のキャップ230が形成される。逆に、嵌合部230c、および嵌合部230dの嵌合を解除することで、つまり、防水キャップ239Bを取り外すことで、防水シール部239Aを有さない場合のキャップ230の設定が可能となっている。尚、防止キャップ239Bは、キャップ230を形成する樹脂材料よりも硬度の低い樹脂材料を選定して、形成するようにしても良い。
本実施形態では、シール機能がさほど要求されない環境下においては、キャップ230から防水キャップ239Bを取り外すことで、防水シール部239Aを意図的に設けない形にして使用することができ、防水ニーズに応じた機能、およびコストを備える受液器200とすることができる。
(第13実施形態)
第13実施形態のキャップ230を図23、図24に示す。第13実施形態のキャップ230は、上記第11実施形態(図18、図19)に対して、防水シール部239Aを防水シール部239Cに変更したものである。
防水シール部239Cは、キャップ鍔状部238の外周面から雌ねじ部材220の内周面に突出するように形成されている。防水シール部239Cの径方向の寸法は、雌ねじ部材220にキャップ230が装着される前の段階で、キャップ鍔状部238の外周面と、これに対向する雌ねじ部材220の内周面との隙間寸法よりも大きくなるように設定されている。防水シール部239Cの先端部は、雌ねじ部材220の内周面に当たって、潰されて、雌ねじ部材220の内周面とキャップ鍔状部238の外周面との間をシールして、外部からの雨水等の浸入を阻止するようにしている。尚、防止シール部239Cは、キャップ230を形成する樹脂材料よりも硬度の低い樹脂材料を選定して、二色成形によってキャップ230に一体形成するようにしても良い
本実施形態によれば、防水シール部239Cの突出する先端部が潰されて防水シールすることにより、互いに面全体が当接する場合に比べて面圧を高めることができ、シール性を向上させることができる。よって、外部からの雨水などが、雌ねじ部材220とキャップ230との間に浸入するのを抑制することができるので、雌ねじ部材220の内周面側の腐食を抑制することができる。
(第14実施形態)
第14実施形態の雌ねじ形成部を図25に示す。第14実施形態の雌ねじ形成部は、上記第1〜第13実施形態(図1〜図24)に対して、雌ねじ部221を受液タンク210に直接形成するようにしたものである。
本実施形態では、雌ねじ部材220は、廃止されている。それに代えて、受液タンク210の一端側開口部の内周部が一般部位よりも厚肉となる雌ねじ形成部220Aとして形成されている。つまり、受液タンク210は、上記第1〜第13実施形態で説明したような雌ねじ部材220に相当する部位が、厚く形成されて、雌ねじ形成部220Aを形成している。雌ねじ形成部220Aには、雌ねじ部材220と同様に、流出孔212、雌ねじ部221、Oリング232とのシール面、段部226、および防水シール部239Aとのシール面が形成されている。
本実施形態では、雌ねじ部材220を廃止することができるので、部品点数の低減、組付け工数の低減が可能となり、受液器200のコストを低減することができる。
(第15実施形態)
第15実施形態の受液器一体型凝縮器10Aを図26に示す。図26の第15実施形態は、上記第2実施形態(図6)に対して、受液器一体型凝縮器10の天地方向を逆にした受液器一体型凝縮器10Aとしている。
一般的に、凝縮部と過冷却部とを備える凝縮器において、例えば、凝縮器およびラジエータを通過した高温の空気が、凝縮器の下側を通って再び凝縮器の上流側に逆流するような現象が発生して、凝縮器内の冷媒を冷却する外気の温度が、凝縮器の上側に対して下側の方が比較的高くなる場合では、過冷却部を下側に配置すると過冷却部での冷却効果が低下してしまう。よって、受液器一体型凝縮器10Aにおいては、凝縮器100Aの下側に凝縮部110Aが配置され、凝縮器100Aの上側に過冷却部110Bが配置されている。凝縮器100Aにおいては、図示しない入口側コネクタ、および出口側コネクタの配置によって、冷媒は下側の凝縮部110Aを流通した後に、上側の過冷却部110Bを流通するようになっている。
これに伴い、受液器200Aにおいても、構造的には受液タンク210の開口側が上側となり、この上側の開口部に雌ねじ部材220、およびキャップ230が装着されている。雌ねじ部材220、およびキャップ230の構成は、上記第2実施形態(図2、図6)の天地方向を逆にしたものとなっている。キャップ230におけるネット部251Aは、筒状を成して第1流路233内に接合されている。
ただし、受液タンク210内においては、気液分離された冷媒のうち、液相冷媒は受液タンク210の下側に溜まるため、キャップ230には、受液タンク210の底部からキャップ230の内部流路23(第1流路233)に連通するパイプ280が設けられている。パイプ280の一端側には、フランジ部281が設けられており、このフランジ部281は、キャップ230が雌ねじ部材220へ挿入される際のキャップ230の先端部に接合されている。
本実施形態(図26)においては、凝縮部110Aで凝縮された冷媒は、左ヘッダタンク120の流出孔123、受液タンク210の流入孔211を通り、受液タンク210内に溜められ、受液タンク210内の内圧によってパイプ280を介して受液タンク210下側からキャップ230の第1流路233へ流入するようになっている。そして、第1流路233へ流入した冷媒は、ネット部251Aを通過して、第2流路234を通り、流出孔212から左ヘッダタンク120に流入される。
本実施形態においては、上記第2実施形態(図6)と天地方向が逆になるのみであって、同様の効果を得ることができる。
尚、ネット部251Aについては、第1、第2〜第6実施形態で説明したネット部251、251B、251C、251D、251Eとしても良い。
また、受液タンク210の上側に雌ねじ部材220、およびキャップ230を設けるものにおいて、図27に示すように、上記第7実施形態(図13、図14)で説明したものを基にして天地方向を逆にしたものとしても良い。尚、フィルタ部250には、上記で説明したパイプ280が設けられている。更には、第8、第9実施形態(図15、図16)で説明したものの天地方向を逆にしたものとしても良い。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、凝縮器100(100A)と受液器200(200A)とが一体形成された受液器一体型凝縮器10(10A)を対象として説明したが、凝縮器100と受液器200とが別々に形成された場合の受液器200を対象として、本発明を適用しても良い。
また、凝縮器100は、コア部110に凝縮部110Aと過冷却部110Bとを備えるものとして説明したが、凝縮部110Aのみを備えるものに適用しても良い。この場合は、受液器200で気液分離された液冷媒は、冷凍サイクルの膨張弁に流出されるようにすれば良い。
また、キャップ230、フィルタ本体部252、およびネット部251、251A〜251Fは、樹脂材から形成されるものとして説明したが、樹脂材に限らず金属材としても良い。
また、キャップ230とネット部251、251A〜251E、およびフィルタ本体部252とネット251F、251、251Bは、溶着によって接合されるものとして説明したが、溶着に限らず、接着剤などを用いた接合としても良い。
また、第7〜第11実施形態(図13〜図17、図27)において、雌ねじ部材220の筒軸方向の後端側に雌ねじ部221を設け、キャップ230の軸線方向において、Oリング240を先端側に、雄ねじ部231を後端側に設けたが、雌ねじ部材220の筒軸方向の先端側に雌ねじ部221を設け、キャップ230の軸線方向において、Oリング240を後端側に、雄ねじ部231を先端側に設けるようにしても良い。
また、キャップ230とフィルタ部250とを樹脂材の一体成形によって形成するものとして説明したが、キャップ230とフィルタ部250とを別々に成形した後に、溶着、接着等で接合して、一体化したものとしても良い。
10、10A 受液器一体型凝縮器
100、100A 凝縮器
200、200A 受液器
210 受液タンク(受液器本体部)
220 雌ねじ部材(雌ねじ形成部)
221 雌ねじ部
223A 後端部(端部)
230 キャップ
230a 凹部
230c、230d 嵌合部
231 雄ねじ部
23 内部流路
233 第1流路
233a 開口部
233b 終端壁
234 第2流路
234a 開口部
235 溝部
236 突起部
237 突起部
238 キャップ鍔状部(鍔状部)
238a 凸部
239、239A、239C 防水シール部
240 Oリング(シール部材)
250 フィルタ部
251、251A、251B、251C、251D、251E、251F ネット部
251a 外周部
251b ネット鍔状部(鍔状部)
252 フィルタ本体部
252a 連通孔
252b テーパ部
252d 溝部
252e 内側底面
252f 突起部
260 セパレータ(リング状の板部材)
261 内側孔
262 テーパ部

Claims (30)

  1. 筒状を成して、筒状の長手方向の一端側が開口する受液器本体部(210)と、
    筒状を成して、筒状の軸線方向の一方の端部側内周面に雌ねじ部(221)が形成され、前記雌ねじ部(221)が前記受液器本体部(210)の開口位置よりも奥側に位置するように前記受液器本体部(210)の開口側内周面に設けられた雌ねじ形成部(220)と、
    柱状を成して、前記雌ねじ形成部(220)内に挿入されて、一方の端部側外周面に前記雌ねじ部(221)に螺合する雄ねじ部(231)が形成されたキャップ(230)と、
    前記キャップ(230)に設けられて、前記雌ねじ形成部(220)の他方の端部側内周面と、前記キャップ(230)の他方の端部側外周面との間をシールするシール部材(240)と、
    前記キャップ(230)に設けられて、冷媒中の異物を捕捉するフィルタ部とを備え、
    前記受液器本体部(210)内に流入された凝縮冷媒の気液を分離して、気液分離された冷媒のうち、液相冷媒を前記フィルタ部を通過させて、前記受液器本体部(210)の外部へ流出させる受液器において、
    前記フィルタ部は、
    前記キャップ(230)の一方の端部から、前記キャップ(230)の内部を通り、前記雄ねじ部(231)と前記シール部材(240)との間の外部に連通する内部流路(23)と、
    前記内部流路(23)を介して前記受液器本体部(210)の内部から外部へ流出される冷媒中の異物を捕捉するネット部(251、251A、251B)とを備えて形成されたことを特徴とする受液器。
  2. 前記雌ねじ形成部(220)は、前記受液器本体部(210)に対して、別部材によって形成されており、前記受液器本体部(210)内に挿入されて、前記受液器本体部(210)の開口側内周面に接合されたことを特徴とする請求項1に記載の受液器。
  3. 前記ネット部(251)は、平板状に形成されており、前記内部流路(23)の開口部(233a)を覆うように前記キャップ(230)の一方の端部に配設されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受液器。
  4. 前記キャップ(230)の一方の端部において前記内部流路(23)の開口部(233a)の周囲には、平板状の前記ネット部(251)が挿入される溝部(235)が形成されたことを特徴とする請求項3に記載の受液器。
  5. 前記内部流路(23)は、柱状の前記キャップ(230)の軸線方向において、前記キャップ(230)の一方の端部から途中部位まで延びる第1流路(233)と、
    前記キャップ(230)の外周面に開口されて、前記第1流路(233)から連通する第2流路(234)とから形成されており、
    前記ネット部(251A)は、筒状に形成されて、前記第2流路(234)の開口部(234a)を覆うように前記第1流路(233)内に配設されると共に、
    筒状の前記ネット部(251A)の軸線方向の両端部は、前記第1流路(233)の内壁に接合されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受液器。
  6. 筒状の前記ネット部(251A)の軸線方向の少なくとも一方の端部に対応する前記第1流路(233)の内壁には、前記第1流路(233)の径方向に突出して周方向に延びる突起部(236)が形成されており、
    前記ネット部(251A)の軸線方向の両端部は、前記突起部(236)および前記第1流路(233)の内壁に、あるいは前記突起部(236)に接合されており、
    前記ネット部(251A)の軸線方向の中間部と、前記第1流路(233)の内壁との間には隙間部(225)が形成されたことを特徴とする請求項5に記載の受液器。
  7. 前記内部流路(23)は、柱状の前記キャップ(230)の軸線方向において、前記キャップ(230)の一方の端部から途中部位まで延びる第1流路(233)と、
    前記キャップ(230)の外周面に開口されて、前記第1流路(233)から連通する第2流路(234)とから形成されており、
    前記ネット部(251B)は、円錐状に形成されて、
    円錐状の前記ネット部(251B)の底面側の外周が、前記キャップ(230)の一方の端部における前記第1流路(233)の開口部(233a)周囲に接合されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受液器。
  8. 円錐状の前記ネット部(251B)の頂点は、前記第1流路(233)の終端となる終端壁(233b)に接合されたことを特徴とする請求項7に記載の受液器。
  9. 円錐状の前記ネット部(251B)の底面側の外周には、径方向外方に延設される鍔状部(251b)が形成されており、
    前記キャップ(230)の一方の端部における前記第1流路(233)の開口部(233a)の周囲には、前記鍔状部(251b)が挿入される溝部(235)が形成されたことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の受液器。
  10. 前記キャップ(230)は、樹脂材によって形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載の受液器。
  11. 前記キャップ(230)および前記ネット部(251、251A、251B)は、樹脂材によって形成されており、
    前記ネット部(251、251A、251B)は、前記キャップ(230)に溶着されたことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載の受液器。
  12. 前記キャップ(230)の前記ネット部(251、251A、251B)が溶着される部位には、前記ネット部(251、251A、251B)側へ突出する突起部(236、237)が形成されており、
    前記ネット部(251、251A、251B)は、前記突起部(236、237)に溶着されたことを特徴とする請求項11に記載の受液器。
  13. 筒状を成して、筒状の長手方向の一端側が開口する受液器本体部(210)と、
    筒状を成して、筒状の軸線方向の一方の端部側内周面に雌ねじ部(221)が形成され、他方の端部が前記受液器本体部(210)の開口位置よりも奥側に位置するように前記受液器本体部(210)の開口側内周面に設けられた雌ねじ形成部(220)と、
    柱状を成して、前記雌ねじ形成部(220)内に挿入されて、一方の端部側外周面に前記雌ねじ部(221)に螺合する雄ねじ部(231)が形成されたキャップ(230)と、
    前記キャップ(230)に設けられて、前記雌ねじ形成部(220)の他方の端部側内周面と、前記キャップ(230)の他方の端部側外周面との間をシールするシール部材(240)と、
    前記キャップ(230)の前記雌ねじ部材(220)への挿入方向における先端部に設けられて、冷媒中の異物を捕捉するフィルタ部(250)とを備え、
    前記受液器本体部(210)内に流入された凝縮冷媒の気液を分離して、気液分離された冷媒のうち、液相冷媒を前記フィルタ部(250)を通過させて、前記受液器本体部(210)の外部へ流出させる受液器において、
    前記フィルタ部(250)は、前記キャップ(230)とは反対側において開口する有底筒状に形成されて、筒状の外周面において内部と外部とを連通させる連通孔(252a)を有するフィルタ本体部(252)と、有底筒状の前記フィルタ本体部(252)の開口側から筒状の内部を通り、前記連通孔(252a)に流出される前記冷媒中の異物を捕捉するネット部(251C、251、251B)とを備えており、
    前記フィルタ本体部(252)の先端側外周面と前記受液器本体部(210)の内周面との間を閉塞するリング状の板部材(260)を備えることを特徴とする受液器。
  14. 前記雌ねじ形成部(220)は、前記受液器本体部(210)に対して、別部材によって形成されており、前記受液器本体部(210)内に挿入されて、前記受液器本体部(210)の開口側内周面に接合されたことを特徴とする請求項13に記載の受液器。
  15. 前記リング状の板部材(260)の内側の孔(261)の内周面、および前記フィルタ本体部(252)の先端側外周面には、前記キャップ(230)の前記雌ねじ形成部(220)への挿入方向に向けて径寸法が小さくなるテーパ部(261a、252b)が設けられたことを特徴とする請求項13または請求項14に記載の受液器。
  16. 前記ネット部(251)は、平板状に形成されており、有底筒状の前記フィルタ本体部(252)の開口側を覆うように配設されたことを特徴とする請求項13〜請求項15のいずれか1つに記載の受液器。
  17. 前記フィルタ本体部(252)および前記ネット部(251)は、樹脂材によって形成されており、
    前記ネット部(251)は、前記フィルタ本体部(252)に溶着されたことを特徴とする請求項16に記載の受液器。
  18. 前記ネット部(251B)は、円錐状に形成され、前記フィルタ本体部(252)の内側に配設され、
    円錐状の前記ネット部(251B)の底面側の外周が、前記フィルタ本体部(252)の先端側の開口部(252c)周囲に接合されたことを特徴とする請求項13〜請求項15のいずれか1つに記載の受液器。
  19. 円錐状の前記ネット部(251B)の底面側の外周には、径方向外方に延設される鍔状部(251b)が形成されており、
    前記フィルタ本体部(252)の先端側の開口部(252c)周囲には、前記鍔状部(251b)が挿入される溝部(252d)が形成されたことを特徴とする請求項18に記載の受液器。
  20. 円錐状の前記ネット部(251B)の頂点は、前記フィルタ本体部(252)の内側底面(252e)に接合されたことを特徴とする請求項18または請求項19に記載の受液器。
  21. 前記フィルタ本体部(252)および前記ネット部(251B)は、樹脂材によって形成されており、
    前記フィルタ本体部(252)の内側底面(252e)には、開口側に突出する突起部(252f)が設けられており、
    円錐状の前記ネット部(251B)の頂点は、前記突起部(252f)に溶着されたことを特徴とする請求項20に記載の受液器。
  22. 前記キャップ(230)および前記フィルタ本体部(252)は、樹脂材によって形成されており、
    前記フィルタ本体部(252)は、前記キャップ(230)と一体で成形されたことを特徴とする請求項13〜請求項21のいずれか1つに記載の受液器。
  23. 前記キャップ(230)の前記雌ねじ形成部(220)への挿入方向における後端部には、径方向外側に突出するキャップ鍔状部(238)が設けられ、
    前記キャップ鍔状部(238)の前記雌ねじ形成部(220)に対向する面には、前記挿入方向に突出する凸部(238a)が設けられて、
    前記凸部(238a)が前記雌ねじ形成部(220)の端部(223A)に当接して、前記キャップ鍔状部(238)と前記雌ねじ形成部(220)の端部(223A)との間がシールされていることを特徴とする請求項1〜請求項22のいずれか1つに記載の受液器。
  24. 前記キャップ(230)の前記雌ねじ形成部(220)への挿入方向における後端部と、前記シール部材(240)との間となる前記キャップ(230)の外周面には、前記雌ねじ形成部(220)の内周面側に突出して、前記キャップ(230)の外周面と、前記雌ねじ形成部(220)の内周面との間を防水シールする防水シール部(239)が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項23のいずれか1つに記載の受液器。
  25. 前記キャップ(230)の前記雌ねじ形成部(220)への挿入方向における後端部の外周には、前記雌ねじ形成部(220)の内周面側に突出して、前記キャップ(230)の外周面と、前記雌ねじ形成部(220)の内周面との間を防水シールする防水シール部(239A)が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項22のいずれか1つに記載の受液器。
  26. 前記防水シール部(239A)の突出する先端側は、前記挿入方向とは反対側に湾曲していることを特徴とする請求項25に記載の受液器。
  27. 前記防水シール部(239A)は、前記キャップ(230)とは別体で形成されており、
    前記キャップ(230)と前記防水シール部(239A)とは、互いに嵌合可能とする嵌合部(230c、230d)を備えており、
    前記キャップ(230)は、前記嵌合の解除により、前記防水シール部(239A)を有さない場合を設定可能とすることを特徴とする請求項25または請求項26に記載の受液器。
  28. 前記キャップ(230)の前記雌ねじ形成部(220)への挿入方向における後端部の外周には、前記雌ねじ形成部(220)の内周面側に突出すると共に、突出する先端側が前記雌ねじ形成部(220)の内周面に当たることで潰されて、前記キャップ(230)の外周面と、前記雌ねじ形成部(220)の内周面との間を防水シールする防水シール部(239C)が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項22のいずれか1つに記載の受液器。
  29. 前記キャップ(230)および前記防水シール部(239、239A、239C)は、樹脂材によって形成されており、
    前記防水シール部(239、239A、239C)は、前記キャップ(230)と一体成形、あるいは二色成形されたことを特徴とする請求項24〜請求項28のいずれか1つに記載の受液器。
  30. 冷媒を凝縮液化する凝縮器(100、100A)と、
    請求項1〜請求項29のいずれか1つに記載された受液器(200、200A)と、を備えることを特徴とする受液器一体型凝縮器。
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