JP5488337B2 - 車両の動力装置 - Google Patents

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本発明は、例えば特に電動モータを駆動源とする車両に好適な動力装置に関する。
電動車両をエンジン車両に置き換えて場合、モータはエンジンに該当する。エンジン車両では温度上昇によって生じたギア室の内圧変化をブリーザホースを介して密閉された空間、例えばエアクリーナボックスで吸収する構造を有している。これは、ギア室の周辺に密閉空間を有する場合に成り立つ構造である。
一方、ギア室の周辺に密閉空間がない場合には、長尺のブリーザホースを用いて大気開放構造とする等の手法が採用される。また、特許文献1に記載されるように密閉容器型の可変容積室で内圧変化を吸収する等の構造が用いられる。
特開2005−28921号公報
ところが、大気開放型の場合には異物混入の可能性があり、更に静粛な電動車両にあってはモータ内部からの音の発生が問題となる。一方、密閉容器型の可変容積室の場合にはデザイン面上、車両の外観への影響や、小石等の飛来物から保護する必要性が生じる。
本発明は上記のような点に鑑み、デザイン性や安全性に優れ、適正且つ有効機能を発揮する車両の駆動装置を提供することを目的とする。
本発明による車両の動力装置は、車両の駆動輪をインホイルモータで直接駆動する車両の動力装置であって、前記インホイルモータを前記駆動輪の左右方向一方側に配置すると共に、前記駆動輪に対向するモータケースの側壁と前記駆動輪を構成するタイヤホイルとで囲まれた空間に、前記インホイルモータのギヤ室内圧を調整するブリーザ室を配置し、前記ブリーザ室は、前記モータケースとは別体で、外壁が伸縮自在な蛇腹状に成形された容積可変式密閉容器で形成され、前記ブリーザ室は、前記モータケースの側壁に設けたガイド溝内に伸縮可能に保持されて該モータケースの側壁に支持され、前記ガイド溝は、前記インホイルモータの出力軸側から放射状に伸びる少なくとも一対のリブによって形成されることを特徴とする。
また、本発明の車両の駆動装置において、前記インホイルモータと前記駆動輪のタイヤホイルとの間にドラム式ブレーキ装置が配置され、このドラム式ブレーキ装置を作動させるブレーキカムレバーと前記容積可変式密閉容器のブリーザ室とを、側面視で前記インホイルモータの出力軸よりも上方で、且つ該出力軸を挟んで前後に配置したことを特徴とする。
本発明によれば、ブリーザ室は実質的に外観に現れないため、車両のデザインに全く影響を与えることがなく、車両の外観構成上において極めて有利である。また、ブリーザ室は、外観に現れないレイアウト構造であるため、車両外部からは隠れたスペースもしくは部位に配置され、外部からの小石等の飛来物あるいは泥水等々に対して高い防護機能が確保される。
本発明の実施形態に係る電動式自動二輪車の左側面図である。 本発明に係る電動式自動二輪車のパワーユニットを搭載したスイングアームまわりを示す左側面図である。 本発明に係る電動式自動二輪車のパワーユニットを搭載したスイングアームまわりを示す右側面図である。 本発明に係る電動式自動二輪車における後輪まわりを示す後方斜視図である。 本発明に係る電動式自動二輪車におけるパワーユニット及びドラム式ブレーキ等の配置構成例を示す図3のB−B線に沿う断面図である。 本発明に係る電動式自動二輪車のパワーユニットを搭載したスイングアームまわりを示す後方斜視図である。 本発明に係る電動式自動二輪車のパワーユニットまわりを示す後方斜視図である。 本発明に係る電動式自動二輪車のパワーユニットを搭載したスイングアームまわりを示す後方斜視図である。 本発明に係る電動式自動二輪車のパワーユニットを搭載したスイングアームまわりを示す後方斜視図である。 本発明に係る電動式自動二輪車におけるブリーザ室の構成例を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による車両の駆動装置の好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明を適用した電動車両、即ちスクータ型の電動式自動二輪車100の左側面図を示す。ここで先ず、電動式自動二輪車100の全体構成について概略説明する。なお、以下の説明において必要に応じて、車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrによりそれぞれ示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lによりそれぞれ示す。
電動式自動二輪車の車体フレーム101は、不図示のヘッドパイプと、このヘッドパイプから下方に延び、途中から後方に向かって略水平に延設されるダウンチューブ101Aと、ダウンチューブ101Aの後端部から後上方に延設される左右のリヤフレーム101Bとを含んで構成される。また、ダウンチューブ101Aの下部から左右の補助フレームが水平あるいはやや後上がりに延設され、それぞれリヤフレーム101Bに繋がっている(なお、これについては図示を省略する)。
車体フレーム101のヘッドパイプによって左右2本のフロントフォーク102が左右に回動可能に支持される。フロントフォーク102の下部には前輪103が回転自在に支持されており、ハンドルバー104により前輪103が左右に操舵される。
左右のリヤフレーム101Bの下部にそれぞれ設けたブラケット104には、ピボット軸105を介してスイングアーム106の前端部が軸支され、スイングアーム106は上下に揺動可能(矢印A参照)となる。スイングアーム106は車両左側でのみ後方に延伸し、その後端部にホイル107に取り付けた後輪108が片持ち式に支持される。また、スイングアーム106の後端とリヤフレーム101Bとの間にリヤサスペンション109が装架される。リヤサスペンション109もまた、車両の左側にのみ配置される。また、スイングアーム106の途中には左右の支持用ブラケット110が設けられ、この支持用ブラケット110にスタンド111が回動可能に装着される。
車体フレーム101は樹脂製の車体カバーにより覆われ、この車体カバーによって車両の外観が構成される。車体カバーとしてフロントレッグシールド112、リヤレッグシールド113、ロアカバー114及びリヤフレームカバー115等を含み、これらを所定の形態、配置関係で組み合わせ、あるいは結合することにより、外観ばかりでなく諸機能を備えたものとして構成される。
フロントレッグシールド112は車体前部を覆うように配置され、前輪103の上部を覆うフロントフェンダとしても機能する。リヤレッグシールド113はフロントレッグシールド112の裏側を覆うように配置され、収納用のポケット部113aが形成されている。ロアカバー114はフロントレッグシールド112に連設され、左右の補助フレームから運転シート116の最下方を覆うように配置される。ロアカバー114には、ライダーが足を載せるステップフロアが設けられており、ステップフロアに形成された凹部に、後述する当該車両の動力装置、即ちパワーユニット10の電動モータを制御するコントローラユニットが収納される。リヤフレームカバー115は、運転シート116の下方でリヤフレーム101Bを覆うように配置される。更に、後輪108の上方にはリヤフェンダ117が配置される。
ハンドルバー104の中央部にはスピードメータ等を含むメータユニット118が配置される。車両前部には大型のバスケット119が取り付けられると共に、車両後部のリヤフェンダ117上方にはキャリヤ120を有する。
次に、図2〜図4等を参照して、本発明の主要構成及びこれに関連する構成について説明する。スイングアーム106は図2に示されるように、その前端部にピボット軸105が設定され、後端部には後輪108の車軸121が設定される。車軸121が設定される後端部側は図2の側面視で、図示のように概略円形状に形成され、内側にパワーユニット10が収容保持されるようになっている。車軸121は軸受機構を介してスイングアーム106の後端部にて回転自在に支持され、図3及び図4にも示されるように車軸121に結合するホイル107及びホイルハブ107aによって後輪108が支持される。
図5及び図6を参照して、車軸121の周囲にはパワーユニット10及びブレーキ装置200が配置構成される。パワーユニット10の支持構造において図5及び図6に示されるようにスイングアーム106の後端部に固定されたホルダ11を有し、このホルダ11によって電動モータ12を固定支持する。この例では電動モータ12はホイル107の左側に配置される。ホルダ11は複数のボルト13によってスイングアーム106の後端部に締着固定され、その中空内部に電動モータ12を収容する。電動モータ12はインホイルモータとして構成され、概略高さの低い円柱状あるいは薄い太鼓状を呈し、後輪108の車軸121と同軸に搭載される。
ここで、パワーユニット10の構成例について説明する。図5において電動モータ12として、コイルが内側にあり固定子として機能すると共に、外側に配置されたマグネットが回転子として機能する所謂、アウタロータタイプ、あるいは逆にコイルが外側にあり、マグネットが内側にあるインナーロータタイプのいずれであってもよい。ケーシング内の中心に左右方向に横架されたモータ軸14が、軸受15を介して回転自在に支持される。モータ軸14の一端側はギヤ室16まで延出し、ギヤ室16内に配設されたギヤ群でなる減速機を介して車軸121と同軸に連結される。なお、ギヤ室16はオイルシール17,18によって密閉される。
また、ブレーキ装置200の構成例について説明する。先ず、図5において車軸121はモータ軸14と同心に、軸受122,123を介してホルダ11により回転自在に支持され、このホルダ11から右方へ突出し、この突出部にて後輪108のホイル107と結合する。この場合、車軸121の突出端側には例えばセレーション等の係合手段を有し、この係合手段を介してホイルハブ107aの中心に軸着するボス124と係合する。ボス124、従ってホイル107及びホイルハブ107aは、ナット125(図6参照)によって車軸121に締着固定される。電動モータ12が作動しモータ軸14が回転することで、ギヤ室16内の減速機を介して車軸121、従って後輪108が回転する。なお、ホイル107の円周上適所位置にタイヤバルブ126が設けられる。
また、図5に示したように、スイングアーム106とスイングアーム106の後端部に支持された後輪108のホイル107との間にドラム式のブレーキ装置200が配置構成される。図5において、ホイルハブ107aはホルダ11に対向する側が凹状に形成されており、両者間に空間もしくはスペースが形成されている。そして、このスペース内においてホイルハブ107a側へ、図7にも示すようにホルダ11のボス部11aが突出する。ここで、ホルダ11は電動モータ12を収容するための収容ケースとして機能し、図7に示されるようにその側壁には電動モータ12のモータ軸14、即ち車軸121側から放射状に伸びる少なくとも一対のリブ19が形成される。リブ19はそれぞれホルダ11の側壁から立ち上がり、ボス部11aから外周へ向けて延出する相互に平行な内幅を有している。リブ19は側面視にてモータ軸14よりも上方であって、その後方に配置される。なお、ホルダ11の側壁にはリブ19の他、大小複数のリブ20(20a,20b,20c,..)を有し、これらのリブ19,20によりホルダ11は必要且つ十分な剛性強度が確保される。
次に、図8にも示されるようにボス部11aには概略円盤状のブレーキプレート201が同心に固定される。ブレーキプレート201上において車軸121の下方にブレーキシュー202を支持するためのアンカピン203が植設される。概略半月型円弧状の一対のブレーキシュー202を有し、それぞれの基端部がアンカピン203のまわりに回動可能に支持される。ブレーキプレート201上にはまた、車軸121を挟んでアンカピン203の反対側にブレーキカム204が回転可能に支持される。ブレーキカム204は、ブレーキシュー202との当接部となる、大小径の異なるカム面を有する。そして、その回転角度に応じて、ブレーキシュー202の当接部の相互間隔を広狭させ、ブレーキシュー202全体としての径を大小変化させることができる。なお、ブレーキシュー202相互間に引張りスプリング205等の弾機手段を装架し、その先端部がブレーキカム204に当接するように付勢され、常態(非制動時)ではブレーキシュー202が、後述するブレーキドラムの内周面に当たらないようにする。
図8及び図9に示されるように、ブレーキカム204を回転駆動するためのブレーキカムレバー206を有する。このブレーキカムレバー206の基端部は図9に示されるように、ホルダ11に植設された支軸207のまわりに回転可能に支持される。ブレーキカムレバー206は側面視にてモータ軸14よりも上方であって、その前方に配置される。更に、ブレーキカムレバー206の基端部はブレーキカム204と同心に結合し、両者は一体的に回転する。ブレーキカムレバー206のブレーキプレート201側にはレバーガード208が敷設されており、ブレーキカムレバー206をガイド保護するようになっている。レバーガード208はボルト209によってホルダ11に締着固定される。なお、ブレーキカムレバー206は、ハンドル104に配設されたブレーキ操作レバー210(図1)によって操作されるようになっている。
一方、ブレーキプレート201に対向して、図5に示されるようにブレーキシュー202の外周に沿ってブレーキドラム211が配置される。ブレーキドラム211はホイルハブ107aと一体的に結合し、これらは車軸121と共に一体回転する。ブレーキシュー202の外周面がブレーキドラム211の内周面に圧接することで、車軸121従って後輪108に対して制動力が作用するようになっている。
さて、本発明において、電動モータ12を駆動輪である後輪108の左右方向一方側、本実施形態では左側に配置すると共に、後輪108に対向するホルダ11の側壁と駆動輪を構成するホイル107とで囲まれた空間に、ギヤ室16の内圧を調整するブリーザ室が配置される。具体的にはこのブリーザ室は図7等に示されるように、ホルダ11とは別体で容積可変式密閉容器1により形成され、ホルダ11の側壁に支持される。
ブリーザ室の更に具体的構成において、図10に示されるように容積可変式密閉容器1の外壁は伸縮自在な蛇腹状に形成され、図7等に示されるようにホルダ11の側壁に設けたガイド溝2内に伸縮可能(図7、矢印C)に保持される。容積可変式密閉容器1は中空構造を有し、概略箱状を呈する。また、容積可変式密閉容器1は図10に示されるようにその蛇腹伸縮方向一端側に接続口1aが突出形成され、この接続口1aには図7に示すようなクリップ3が付設される。図5に示されるようにホルダ11の側壁にはギヤ室16に連通する連通孔4が形成され、この連通孔4に取り付けたニップル5に接続口1aが接続される。これにより容積可変式密閉容器1とギヤ室16とが相互に連通する。
また、この実施形態において容積可変式密閉容器1のガイド溝2は図7に示されるように、ホルダ11の側壁にて電動モータ12のモータ軸14側から放射状に伸びる一対のリブ19により構成される。容積可変式密閉容器1はリブ19の内幅内に適度な隙間を以ってスッポリと収容され、伸縮する際にはガイド溝2の溝方向に移動可能である。
上記の場合、容積可変式密閉容器1はその周囲の部材あるいは部品によって覆われて配置される。即ち、前述のようにブレーキカムレバー206を保護するレバーガード208は、車軸121の上方にて略円弧状に敷設されるが、その後端部が図9のようにガイド溝2まで延出する。そして、このレバーガード208の延出部がガイド溝2の開口を塞ぐように蓋う。また、ホルダ11のボス部11aに取り付けられた概略円盤状のブレーキプレート201は、図8のようにガイド溝2を蓋うように配置される。このように容積可変式密閉容器1は両側一対のリブ19、レバーガード208及びブレーキプレート201等によって周囲を覆われる。
本発明による電動車両の駆動装置において、先ず電動モータ12を後輪108の左側に配置すると共に、電動モータ12のホルダ11の側壁とホイル107及びホイルハブ107aとで囲まれた空間に、容積可変式密閉容器1でなるブリーザ室が配置される。
このようにブリーザ室をコンパクトな容積可変式密閉容器1によって構成し、且つ後輪108と電動モータ12の間に配置することで、ブリーザ室は実質的に外観に現れない。これにより車両、特に後輪108まわりのデザイン上、ブリーザ室は全く影響を与えることがなく、車両の外観構成上において極めて有利である。
また、ブリーザ室は、上記のように外観に現れないレイアウト構造であるため、車両外部からは言わば隠れたスペースもしくは部位に配置され、外部からの小石等の飛来物あるいは泥水等々に対して高い防護機能が確保される。
また、ブリーザ室は、モータケースであるホルダ11とは別体で容積可変式密閉容器1によりコンパクトに構成される。その場合、ホルダ11の側壁に支持されるため、ニップル4を介するだけでギヤ室16と連通する。このように長い配管の引回しを不要とし、また大気開放型とすることなく、密閉構造を実現する。
容積可変式密閉容器1は伸縮自在な蛇腹状に形成され、ギヤ室16の温度変化により生じる空気の膨張等に対応して適宜伸縮する。そして、ギヤ室16の内圧変化を有効且つ的確に吸収し、即ち優れたブリーザ機能を発揮することができる。また、密閉構造であるからギヤ室16内の潤滑油の流出を防止するのは勿論、電動モータ12内部の音が外部に放出されるのを有効に防ぐことができる。
更に、蛇腹状の容積可変式密閉容器1は一対の放射状リブ19により形成されるガイド溝2内に収容されるかたちで配置され、このようにリブ19を有効利用しながらスペース効率よくブリーザ室を配置構成することができる。その場合、容積可変式密閉容器1はリブ19やレバーガード208等の周辺部材により覆われる。後輪108と電動モータ12の間に配置されるという基本的なレイアルト構造に加えて、周辺部材による高い保護機能が得られる。
上記の場合、ブレーキカムレバー206や容積可変式密閉容器1は、電動モータ12のモータ軸14よりも上方で、且つこれを挟んで前後に配置される。これらの部材を路面から高所位置に配置し、路面とのクリアランスを十分に確保することができる。これにより走行中に、路面から突出した障害物や車輪が跳ね上げた小石等が当たる心配がなく、高い走行安全性を保証することができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
上記実施形態においてスイングアーム106やパワーユニット200等を車両の左側に配置構成する例を説明したが、左右反対にすることも可能である。
また、本発明の実施形態としてスクータ型の電動式自動二輪車100の例を説明したが、その他所謂、モーターチェア、セニアカーあるいは自転車系の車両等に対しても本発明は上記実施形態と同様に適用可能であり、同様な作用を得ることができる。
1 容積可変式密閉容器、2 ガイド溝、4 連通孔、5 ニップル、10 パワーユニット、11 ホルダ、12 電動モータ、14 モータ軸、15 軸受、16 ギヤ室、17,18 オイルシール、100 電動式自動二輪車、101 車体フレーム、102 フロントフォーク、103 前輪、104 ハンドルバー、106 スイングアーム、107 ホイル、108 後輪、109 リヤサスペンション、111 支持用ブラケット、 112 フロントレッグシールド、113 リヤレッグシールド、115 リヤフレームカバー、116 運転シート、117 リヤフェンダ。

Claims (2)

  1. 車両の駆動輪をインホイルモータで直接駆動する車両の動力装置であって、
    前記インホイルモータを前記駆動輪の左右方向一方側に配置すると共に、前記駆動輪に対向するモータケースの側壁と前記駆動輪を構成するタイヤホイルとで囲まれた空間に、前記インホイルモータのギヤ室内圧を調整するブリーザ室を配置し
    前記ブリーザ室は、前記モータケースとは別体で、外壁が伸縮自在な蛇腹状に成形された容積可変式密閉容器で形成され、
    前記ブリーザ室は、前記モータケースの側壁に設けたガイド溝内に伸縮可能に保持されて該モータケースの側壁に支持され、
    前記ガイド溝は、前記インホイルモータの出力軸側から放射状に伸びる少なくとも一対のリブによって形成されることを特徴とする車両の動力装置。
  2. 前記インホイルモータと前記駆動輪のタイヤホイルとの間にドラム式ブレーキ装置が配置され、このドラム式ブレーキ装置を作動させるブレーキカムレバーと前記容積可変式密閉容器のブリーザ室とを、側面視で前記インホイルモータの出力軸よりも上方で、且つ該出力軸を挟んで前後に配置したことを特徴とする請求項に記載の車両の動力装置。
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