JP5487539B2 - 不揮発性半導体記憶素子 - Google Patents

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Description

本発明は、主に標準CMOSプロセスを用いたトランジスタにより構成される不揮発性半導体記憶素子に関する。
近年、電源の供給を止めても記憶する情報が消えず、書き換えが容易であることから、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)に代表される不揮発性メモリは、マイクロコンピュータ内のマスクROMに置き換えて用いられたり、またICカードなどに用いられたりしている。さらに、不揮発性メモリは、システムLSIや論理ICに不揮発性メモリを埋め込む為のロジック混載メモリ(Embedded Memory)の需要が高まるなど、多くの製品に用いられている。また、さらに、高精度が要求されるアナログ回路に数百ビットから数キロビットの不揮発性メモリを組み込み、製造後にアナログ回路の特性を調整するためのスイッチとして用いる需要もあり、不揮発性メモリの応用範囲は広がりをみせている。
従来の不揮発性メモリは3層ポリシリコン又は2層ポリシリコンを用いたセル構成が一般的であり、製造工程は標準CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)プロセスに比べ複雑で工程数も多いものであった。そのため、標準CMOSロジック製品の製造に比べ、不揮発性メモリと標準CMOSロジックを混載した製品は、製造工程の増加と歩留まりの低下とを招き、製品価格が高くなるという問題があった。
この問題を解決する手段の一つとして、製造工程数を減らすことで、歩留まりの低下と製品価格の上昇を抑える1層ポリシリコンを用いた不揮発性メモリの開発が提案されている(特許文献1を参照)。
特開平10−289959号公報
しかしながら、1層ポリシリコン不揮発性メモリを用いても、標準CMOSプロセスに比べ、依然として製造工程数は多いものであるため、標準CMOSロジックと不揮発性メモリを混載した製品の製造において、標準CMOSロジック製品の製造に比べ製造工程の増加と歩留まりの低下とを招き、製品価格が高くなるという問題が未だにある。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、デジタル回路の製造に用いられる標準CMOSプロセスで製造できる1トランジスタ型の不揮発性半導体記憶素子を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、半導体基板上に形成されたトランジスタを備え前記トランジスタが標準CMOSプロセスで構成される不揮発性半導体記憶素子であって、前記トランジスタの半導体基板とゲート酸化膜の界面のゲート酸化膜側境界にある結晶欠陥に正孔をトラップする場合、前記トランジスタのゲートに第1の電圧を印加し前記トランジスタのソース又はドレインのいずれか一方の端子に第2の電圧を印加し当該端子と前記半導体基板の間にバンド間トンネル電流を発生させ前記結晶欠陥に高エネルギーを持つ正孔であるホットホールを発生させ、前記結晶欠陥に正孔をトラップし、前記結晶欠陥に電子をトラップする場合、前記トランジスタのゲートに第3の電圧を印加し前記トランジスタのソース又はドレインのいずれか一方の端子に第4の電圧を印加し当該端子と前記半導体基板の間にバンド間トンネル電流を発生させ前記結晶欠陥に電子をトラップし、前記結晶欠陥に正孔又は電子をトラップすることにより情報を記憶させ、前記第1の電圧は前記第2の電圧より低く、前記第3の電圧は前記第4の電圧より低く、前記第1の電圧は前記第3の電圧より低前記第1の電圧は前記トランジスタの半導体基板に印加する電圧以下であることを特徴とする不揮発性半導体記憶素子である。
この発明では、半導体基板上に形成されたトランジスタにソース・半導体基板間のバンド間トンネル電流、又はソース・ドレイン間のチャネル電流を発生させ、トランジスタの半導体基板とゲート酸化膜の境界付近にある結晶欠陥に、電子又は正孔をトラップすることで、トランジスタの閾値が変化することを利用し、情報を記憶させる。また、このように動作するトランジスタを備える不揮発性半導体記憶素子を提供する。
この発明によれば、従来の不揮発性メモリのフローティングゲートを備える不揮発性半導体記憶装置に比べ、製造において複雑な工程数を増やさずともすむ標準CMOSプロセスで製造できる1トランジスタ型不揮発性半導体記憶素子を実現できる。
また、標準CMOSロジックと当該不揮発性半導体記憶素子を混載した製品は、標準CMOSプロセスを用いて製造ができるため、製造工程を増加させず歩留まりの低下を抑える効果がある。
(本実施形態の原理)
図1は標準的なCMOSプロセスによるNMOSトランジスタである。また、図1は半導体基板とゲート酸化膜の境界付近には結晶欠陥(図1においては界面準位と記載)が存在することを模式的に示している。結晶欠陥は、電子や正孔がトラップされやすくなっている。
本実施形態は、半導体基板とゲート酸化膜の境界付近に存在する結晶欠陥に電子又は正孔をトラップすることで、ソース・ドレイン間のチャネル電流の流れ始めるゲート電圧(以下、閾値という)を変化させ利用することで、後述するような不揮発性半導体記憶素子を構成する。
図2は、NMOSトランジスタを例にして、チャネルホットエレクトロンを利用し結晶欠陥に電子をトラップする動作について示している。NMOSトランジスタのドレインに5V、ソースに0V、ゲートに7Vを印加する。このようにすることで、ドレイン近傍の空乏層領域で高エネルギーを持った電子が衝突電離を起こし、電子と正孔の対を発生する。このとき、ゲートに正の高電圧が印加されているので、発生した電子の一部がゲートへ移動し、結晶欠陥にトラップされる。また、発生した正孔は、半導体基板に移動する。
図3は、NMOSトランジスタを例にして、ソース・半導体基板間のバンド間トンネル電流を利用し、半導体基板とゲート酸化膜の境界付近に存在する結晶欠陥に正孔をトラップする動作について示している。NMOSのドレインをオープンにし、ゲートに0V、ソースに7Vを印加する。すると、ソースに高電圧を印加するので、ソースの拡散層付近には空乏層が広がり、ゲートエッジ付近の空乏層ではゲート変調されて、表面付近で空乏層に高電界が加わり、バンド間トンネル電流が流れ、高エネルギーの電子と正孔が発生する。これをホットエレクトロンとホットホールと言う。発生したホットホールの一部がゲートに引かれ、ソース近傍の結晶欠陥にトラップされる。
このようにして、NMOSトランジスタの半導体基板とゲート酸化膜の境界付近に存在する結晶欠陥に正孔又は電子をトラップさせることで、閾値をわずかに変更させることができる。本実施形態では、トランジスタ二つを一組として不揮発性半導体記憶素子を構成する。情報を記憶させるには、不揮発性半導体記憶素子が備えるトランジスタの閾値を異なる方向へ変化させ行う。情報を読み出すには、当該トランジスタのソース及びゲートに電圧を印加し、当該トランジスタのドレインそれぞれに流れる電流の差を検出することで行う。
図4に示すように、NMOSトランジスタにおいて、半導体基板とゲートをグランド電圧にし(Vsub=Vg=0V)、図3とは逆にソースをオープンにし、ドレインに正の電圧を印加すると、ドレイン近傍でホットホールが発生し、ドレイン・半導体基板間に正孔によるバンド間トンネル電流が流れる。
この電流が流れ始める時のドレイン電圧をVBtoBとし、アバランシェブレイクダウンが起こる時のドレイン電圧をVBDとし、ドレインに印加する電圧をVdとしたとき、VBtoB<Vd<VBDが成り立つ範囲のドレイン電圧Vdでは、電流Idはゲート・ドレイン間電圧に依存する。すなわち、NMOSトランジスタにおいては、図4に示すように、ゲートに正の電圧を印加すると、VBtoB及びVBDが高くなり、ゲート電圧Vgを負の電圧を印加するとVBtoB及びVBDが低くなる。ゲート電圧Vgを変化させることで、バンド間トンネル電流が流れ始める電圧VBtoBとアバランシェブレイクダウン電流が流れるブレークダウン電圧VBDを変化させ、バンド間トンネル電流を増減させることができる。(舛岡富士雄編、「フラッシュメモリ技術ハンドブック」、第1版、株式会社サイエンスフォーラム、1993年8月15日、p.206−215参照)
本実施形態では、VBtoB<Vd<VBDが成り立つ範囲のドレイン電圧Vdで発生するホットホールをドレイン近傍又はソース近傍の結晶欠陥にトラップさせることで、閾値を変化させトランジスタにデータを記憶させることができる。また、本実施形態では、バンド間トンネル電流を用いることで、アバランシェブレイクダウンによる閾値の不可逆的変化及び劣化を避けることができ、データの書き換えることができる。
次に、図5(a)〜(b)を参照し、バンド間トンネル電流を用いたデータを書き込む際のトランジスタの動作を説明する。まず、図5(a)を参照して、結晶欠陥に電子をトラップする動作例を説明する。半導体基板に0Vを印加し、ドレインをオープンにし、ソースに9Vを、ゲートに2Vを印加する。ソースに9Vを印加するのは、ゲートに2Vを印加しているので、前述した図3のホットホールがトラップされる場合の半導体基板とゲート酸化膜の境界付近の電界の条件と本構成における条件とを同一にするためである。このように電圧を印加することで、ソース近傍の拡散層に広がる空乏層に電界集中が起こり、バンド間トンネル電流が流れる。また、ゲートに半導体基板に比べ高い電圧を印加しているので、ソース近傍の結晶欠陥には電子がトラップされる。結晶欠陥に電子がトラップされた状態を、書き込み状態という。
また、図5(b)では、結晶欠陥に正孔をトラップする例を説明する。半導体基板に0Vを印加し、ドレインをオープンにし、ソースに7Vを、ゲートに0Vを印加する。このようにすることで、ソース近傍の拡散層に広がる空乏層に電界集中が起こり、バンド間トンネル電流が流れ、ホットホールが発生する。このとき、ゲート電圧が半導体基板電圧と同じなので、ソース近傍の結晶欠陥にホットホールがトラップされる。結晶欠陥に正孔がトラップされた状態を、消去状態という。また、ゲートに負の電圧を印加すると、ホットホールはソース近傍の結晶欠陥にさらにトラップされやすくなる。
次に、図6(a)〜(d)を参照して、トランジスタに記憶したデータを読み出す方法について説明する。図5の動作によりトランジスタはソース近傍の結晶欠陥に正孔又は電子をトラップしているとする。図6(a)は、ソース近傍の結晶欠陥に電子がトラップされている状態を示した図である。このとき、半導体基板に0Vを印加し、ソースに0Vを、ゲートに3Vを、ドレインに3Vを印加するとドレイン付近の空乏層は広がるが、結晶欠陥に電子がトラップされているのでソース近傍の空乏層の広がりは抑えられる。このため、閾値は高くなる。図6(b)は、ソース近傍の結晶欠陥に正孔がトラップされている状態を示した図である。このとき、半導体基板に0Vを印加し、ソースに0Vを印加し、ゲートに3Vを印加し、ドレインに3Vを印加すると、ドレイン近傍の空乏層は広がり、結晶欠陥に正孔がトラップされているのでソース近傍の空乏層はさらに広がる。このため、閾値は低くなる。本実施形態では、正孔又は電子を結晶欠陥にトラップさせることで情報を記憶させ、閾値が変化することに伴うソース・ドレイン間のチャネル電流の変化を、センスアンプ回路を用い検出することで、情報を読み出す。
ここで、図6(c)及び図6(d)は、ソース側にドレイン側よりも高い電圧を印加した場合を示す図である。また、図6(c)において、ソース近傍の結晶欠陥に電子がトラップされている状態で、半導体基板に0Vを印加し、ソースに3Vを、ゲートに3Vを、ドレインに0Vを印加すると、ソース近傍に空乏層は半導体基板の深い領域まで広がる。このためソース近傍の結晶欠陥にトラップされている電子の影響が、ほとんど現れず閾値の変化が、図6(a)の場合に比べ小さくなる。また同様に、図6(d)において、ソース近傍の結晶欠陥に正孔がトラップされている状態で、半導体基板に0Vを印加し、ソースに3Vを印加し,ゲートに3Vを印加し、ドレインに0Vを印加すると、ソース近傍に空乏層が半導体基板の深い領域まで広がる。このため、ソース近傍の結晶欠陥にトラップされている正孔の影響が、図6(b)の場合に比べ小さくなり、閾値の変化は小さくなる。
以上、図6(a)〜図6(d)に示したように、ソース近傍の結晶欠陥に正孔又は電子をトラップした場合、ソースにドレインより高い電圧を印加するときと、ドレインにソースより高い電圧を印加するときとで、ソース・ドレイン間の電流の変化に違いがある。そこで、本実施形態の不揮発性半導体記憶素子から情報を読み出す場合、図6(a)及び図6(b)で示した、結晶欠陥に正孔又は電子をトラップしている側の空乏層が浅くなるようにソース及びドレインに電圧を印加し、電流の変化が大きく現れるようにすることで、センスアンプ回路での検出をしやすくする。
また、図7は、NMOSトランジスタの初期状態、結晶欠陥に正孔をトラップした状態(ホールトラップ状態)、結晶欠陥に電子をトラップした状態(エレクトロントラップ状態)におけるドレイン電流Idとゲート電圧Vgの特性を示したグラフである。ホールトラップ状態においては、閾値が低くなり、或いはトランジスタの電流駆動能力が向上し(グラフの傾きが急になる)ゲート電圧Vgが同じときには初期状態に比べ電流が流れやすくなる。また、エレクトロントラップ状態においては、閾値が高くなり、或いはトランジスタの特性劣化により電流駆動能力が低下し(グラフの傾きが緩くなる)、ゲート電圧Vgが同じときには、初期状態に比べ電流が流れにくくなることを示している。
図8は、図5(a)、図5(b)、図6(a)及び図6(b)の動作を一覧としてまとめたものである。「書き込み禁止」は、不揮発性半導体記憶素子をアレイ状に並べて使うときの一括書き込みを意識している動作で、複数の不揮発性半導体記憶素子に同時に書き込みを行う場合に特定の不揮発性半導体記憶素子に書き込みをしないバイアス条件を示している。当該バイアス条件はゲートに4Vを印加し、ドレインに9Vを印加することであり、ゲート電圧を高くすることでソース・半導体基板間に流れるバンド間トンネル電流の発生を抑え、記憶する情報の変更を行わないようにできる。ここで、「消去」動作におけるゲート電圧を−2〜0Vとしているのは、ゲートに−2Vを印加すると、ゲートに0Vを印加した場合に比べ、正孔を結晶欠陥にトラップする消去状態は強くなるので、閾値とドレイン電流Idの変化量は大きくなり、後述する不揮発性半導体記憶装置の構成などにおいてセンスアンプ回路で記憶する情報を検出しやすくなる。
なお、本発明に記載の第1の低電圧は2Vに対応し、本発明に記載の第1の高電圧は9Vに対応し、本発明に記載の第2の低電圧は−2V〜0Vに対応し、本発明に記載の第2の高電圧は7Vに対応する。また、本発明に記載の半導体回路の電源電圧は3Vに対応する。
(第1実施形態)
図9は、第1実施形態の不揮発性半導体記憶装置1に係る記憶部200とSRAM部100との内部構成と接続構成を示した図である。
記憶部200はNMOSトランジスタ201とNMOSトランジスタ202を備える。NMOSトランジスタ201のソースは端子Sに、ゲートは端子CGに、ドレインは信号線BitBに接続している。またNMOSトランジスタ202のソースは端子SBに、ゲートは端子CGBに、ドレインは信号線Bitに接続している。
また、SRAM部100は、ワード線WLで駆動されるNMOSトランジスタ101及びNMOSトランジスタ102を備え、PMOSトランジスタ103、PMOSトランジスタ104、NMOSトランジスタ105及びNMOSトランジスタ106で構成されるラッチ型センスアンプ回路を備える。当該ラッチ型センスアンプ回路で信号線Bitと信号線BitBの電流の差を検出し、記憶部200の記憶する情報を記憶する。
PMOSトランジスタ103のソースは電源電圧を供給する端子に接続され、PMOSトランジスタ103のドレインはNMOSトランジスタ105のドレインと接続点Aで接続される。NMOSトランジスタ105のソースは接地される。またPMOSトランジスタ103のゲートとNMOSトランジスタ105のゲートは信号線BitBに接続される。また、PMOSトランジスタ104のソースは電源電圧を供給する端子に接続され、PMOSトランジスタ104のドレインはNMOSトランジスタ106のドレインと接続点Bで接続される。NMOSトランジスタ106のソースは接地される。また、PMOSトランジスタ104とNMOSトランジスタ106のゲートは信号線Bitに接続される。
NMOSトランジスタ101のドレインはデータ線DLに接続され、NMOSトランジスタ101のソースは、接続点Aに接続される。NMOSトランジスタ102のドレインはデータ線DLBに接続され、NMOSトランジスタ102のソースは、接続点Bに接続される。また、NMOSトランジスタ101とNMOSトランジスタ102のゲートはワード線WLに接続される。また、接続点Aは信号線Bitと接続され、接続点Bは信号線BitBと接続される。
また、本発明に記載の検出回路は、SRAM部100に対応する。
次に、図10(a)及び図10(b)を参照して、第1実施形態の動作を説明する。図10(a)は、第1実施形態に係る記憶部200へのデータの記憶動作及び読み出し動作における、半導体基板に0Vを印加している場合の各端子のバイアス条件を示している。また、当該動作は、ソース・半導体基板間のバンド間トンネル電流、発生するホットホールを用いて、データを記憶する動作である。なお、“0”は対となる信号線より電圧が低いことを示し、“1”は対となる信号線より電圧が高いことを示す。ここで、対となる信号線とは、ビット線Bitとビット線BitBの対、及びデータ線DLとデータ線DLBの対である。
(書き込み動作)
第1実施形態に係る記憶部200にデータ“0”を記憶させる「書き込み」は、端子CGに2Vを、端子CGBに−2Vを、端子Sに9Vを、端子SBに7Vを印加し行う。また、ワード線WLに0Vを印加する。このようにすることで、NMOSトランジスタ201のソース・半導体基板間にバンド間トンネル電流が発生し、半導体基板に対し高い電圧がゲートに印加されているので、結晶欠陥には電子がトラップされる。また、NMOSトランジスタ202のソース・半導体基板間にバンド間トンネル電流及びホットホールが発生する。NMOSトランジスタ202のゲートは、半導体基板に対し低い電圧が印加されているので、結晶欠陥にはホットホールがトラップされる。この結果、NMOSトランジスタ201は書き込み状態となり、NMOSトランジスタ202は消去状態となる。このようにして、NMOSトランジスタ201の閾値はNMOSトランジスタ202の閾値に比べ高くなり、記憶部200がデータ“0”を記憶した状態となる。
(“0”読み出し)
第1実施形態に係る記憶部200にデータ“0”を記憶した状態における、記憶されたデータの読み出しを説明する。ワード線WLにSRAM部100の電源電圧を印加し、端子CG及び端子CGBに3Vを印加することで、記憶部200に記憶されたデータは、データ線DLとデータ線DLBとの電圧差から得られる。端子CG、端子CGB及びワード線WLに上述のバイアス条件の電圧を印加すると、信号線Bitに流れる電流は信号線BitBに比べ大きくなり、接続点Aの電圧が接続点Bの電圧より低くなる。ワード線WLが電源電圧に印加されているので、NMOSトランジスタ101及びNMOSトランジスタ102がオンであり、接続点A及び接続点Bの電圧の差はデータ線DL及びデータ線DLBに電圧の差として現れる。記憶部200の記憶するデータ“0”を、データ線DL及びデータ線DLBから、得ることができる。このとき、PMOSトランジスタ103からNMOSトランジスタ202を経由して電流が流れるので、PMOSトランジスタ103よりNMOSトランジスタ202の電流駆動能力を強く設定することで、SRAM部にデータがラッチされ、接続点Aが“1”、接続点Bが“0”にセットされる。
(消去動作)
第1実施形態に係る記憶部200にデータ“1”を記憶させる動作(以下、「消去」という)は、端子CGに−2Vを印加し、端子CGBに2Vを印加し、端子Sに7Vを印加し、端子SBに9Vを印加し行う。NMOSトランジスタ201は消去状態に、NMOSトランジスタ202は書き込み状態になる。
この結果、NMOSトランジスタ201とNMOSトランジスタ202の状態は、データ“0”を記憶した状態とは逆にNMOSトランジスタ201の閾値がNMOSトランジスタ202の閾値に比べ低くなる。
(“1”の読み出し)
第1実施形態に係る記憶部200の記憶するデータ“1”の読み出しは、端子CGに3Vを印加し、端子CGBに3Vを印加し、端子Sに0Vを印加し、端子SBに0Vを印加し、ワード線WLに電源電圧を印加し行う。この結果、接続点Aの電圧が接続点Bの電圧より高くなり、データ線DL及びデータ線DLBからデータ“1”を記憶している状態を、得ることができる。
図10(b)は、図2に示したチャネルホットエレクトロンを利用し、記憶部200にデータを記憶させる動作を示している。なお、図10(b)ではSRAM部100の電源電圧を2Vとしている。
(書き込み動作)
記憶部200にデータ“0”を記憶させる、図10(b)に示す「書き込み」動作は、端子CGに5Vを印加し、端子CGBに−2Vを印加し、端子Sに5Vを印加し、端子SBに7Vを印加する。また、ワード線WLには電源電圧である2Vを印加する。また、ビット線Bitに2Vを印加し、ビット線BitBに0Vを印加する。このようにすることで、NMOSトランジスタ201のソース近傍で発生したホットエレクトロンの一部がゲートへ移動し、結晶欠陥にトラップされる。また、NMOSトランジスタ202のソース近傍の拡散層に広がる空乏層で、バンド間トンネル電流が流れ、ホットホールが発生する。NMOSトランジスタ202の結晶欠陥にホットホールがトラップされる。この結果、NMOSトランジスタ201は書き込み状態に、NMOSトランジスタ202は消去状態になる。また、NMOSトランジスタ201の閾値はNMOSトランジスタ202の閾値に比べ高く、記憶部200がデータ“0”を記憶した状態となる。
なお、NMOSトランジスタ202の閾値が負の値になるまで消去が行われても、ゲートに負の電圧を印加しているため、チャネル電流は流れない。
(“0”読み出し動作)
図10(b)に示す「“0”読み出し」は、端子CGに2Vを印加し、端子CGBに2Vを印加し、端子Sに0Vを印加し、端子SBに0Vを印加し、ワード線WLに2Vを印加し行う。上述の条件で端子CG、端子CGB及びワード線WLを印加すると、信号線Bitに流れる電流は信号線BitBに比べ大きくなり、接続点Aの電圧が接続点Bの電圧より低くなる。ワード線WLが電源電圧に印加されているので、接続点A及び接続点Bの電圧の差はデータ線DL及びデータ線DLBに現れる。このようにして、記憶部200の記憶するデータ“0”を、ビット線Bit及びビット線BitBの電流の差をSRAM部100で検出し、データ線DL及びデータ線DLBから出力することで、得ることができる。
(消去動作)
チャネルホットエレクトロンを利用し、記憶部200にデータ“1”を記憶させる、図10(b)に示す「消去」動作は、端子CGに−2Vを印加し、端子CGBに5Vを印加し、端子Sに7Vを印加し、端子SBに5Vを印加し行う。これにより、NMOSトランジスタ201の結晶欠陥に正孔がトラップされ、NMOSトランジスタ202の結晶欠陥に電子がトラップされる。この結果、NMOSトランジスタ201の閾値はNMOSトランジスタ202の閾値に比べ低くなり、記憶部200がデータ“1”を記憶した状態となる。
(“1”読み出し)
図10(b)に示す「“1”読み出し」は、端子CGに2Vを印加し、端子CGBに2Vを印加し、端子Sに0Vを印加し、端子SBに0Vを印加し、ワード線WLに2Vを印加し行う。上述の条件で端子CG、端子CGB及びワード線WLを印加すると、記憶部200の記憶するデータ“1”を、ビット線Bit及びビット線BitBの電流の差をSRAM部100で検出し、データ線DL及びデータ線DLBから出力することで、得ることができる。
本第1実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、標準CMOSロジックを製造するプロセスで製造することができ、製造工程数も増加しないため、歩留まりの低下及び製品コストの増加を抑える効果がある。
(第2実施形態)
図11は、第2実施形態の不揮発性半導体記憶装置2に係る記憶部200とSRAM部110との内部構成と接続構成を示した図である。SRAM部110は、第1実施形態のSRAM部100にPMOSトランジスタ117を加える変更をしている。
PMOSトランジスタ113、PMOSトランジスタ114、NMOSトランジスタ115及びNMOSトランジスタ116で構成されるラッチ型センスアンプ回路にスイッチ用のPMOSトランジスタ117を備えることで、記憶部200の書き込み及び消去動作において、NMOSトランジスタ201とNMOSトランジスタ202のドレインを完全にオープンにすることができ、本実施形態の原理で説明した構成を利用できる。また、SRAM部110に流れるリーク電流を抑えることができる。
なお、本発明に記載の電源スイッチ用トランジスタはPMOSトランジスタ117に対応する。また、本発明に記載の検出回路は、SRAM部110に対応する。
記憶部200はNMOSトランジスタ201とNMOSトランジスタ202を備える。NMOSトランジスタ201のソースは端子Sに、ゲートは端子CGに、ドレインは信号線BitBに接続している。またNMOSトランジスタ202のソースは端子SBに、ゲートは端子CGBに、ドレインは信号線Bitに接続している。
また、SRAM部110は、ワード線WLで駆動されるNMOSトランジスタ111及びNMOSトランジスタ112を備え、PMOSトランジスタ113、PMOSトランジスタ114、NMOSトランジスタ115、NMOSトランジスタ116及びPMOSトランジスタ117で構成されるラッチ型センスアンプ回路を備える。当該ラッチ型センスアンプ回路は信号線Bitと信号線BitBの電流の差を検出し、記憶部200の記憶する情報を読み出し、記憶する。
PMOSトランジスタ113のソースはPMOSトランジスタ117のドレインに接続され、PMOSトランジスタ113のドレインはNMOSトランジスタ115のドレインと接続点Cで接続される。NMOSトランジスタ115のソースは接地される。またPMOSトランジスタ103のゲートとNMOSトランジスタ105のゲートは信号線BitBに接続される。また、PMOSトランジスタ114のソースはPMOSトランジスタ117のドレインに接続され、PMOSトランジスタ114のドレインはNMOSトランジスタ116のドレインと接続点Dで接続される。NMOSトランジスタ116のソースは接地される。また、PMOSトランジスタ114とNMOSトランジスタ116のゲートは信号線Bitに接続される。また、PMOSトランジスタ117のソースは電源電圧を供給する端子に接続され、PMOSトランジスタ117のゲートは検出制御線SETに接続される。
NMOSトランジスタ111のドレインはデータ線DLに接続され、NMOSトランジスタ111のソースは、接続点Cに接続される。NMOSトランジスタ112のドレインはデータ線DLBに接続され、NMOSトランジスタ102のソースは接続点Dに接続される。また、NMOSトランジスタ111とNMOSトランジスタ112のゲートはワード線WLに接続される。また、接続点Cは信号線Bitと接続され、接続点Dは信号線BitBと接続される。
図12は、第2実施形態に係る記憶部200へのデータの記憶動作及び読み出し動作における、半導体基板に0Vを印加している場合の、各端子のバイアス条件を示している。また、記憶部200を構成するトランジスタの状態及び各信号線の状態を示している。
なお、“0”は対となる信号線より電圧が低いことを示し、“1”は対となる信号線より電圧が高いことを示す。ここで、対となる信号線とは、ビット線Bitとビット線BitBの対、データ線DLとデータ線DLBの対である。また、「H」はPMOSトランジスタ117のゲートに接続された検出制御信号SETにSRAM部110の電源電圧を印加することを示し、「L↓」はPMOSトランジスタ117のゲートに接続された検出制御信号SETを電源電圧から半導体基板と同じ電圧0Vに変化させることを示している。
(書き込み動作)
第2実施形態に係る記憶部200にデータ“0”を記憶させる「書き込み」は、端子CGに2Vを、端子CGBに−2Vを、端子Sに9Vを、端子SBに7Vを印加し行う。このようにすることで、NMOSトランジスタ201の結晶欠陥には電子がトラップされ、NMOSトランジスタ202の結晶欠陥にホットホールがトラップされ、NMOSトランジスタ201は書き込み状態に、NMOSトランジスタ202は消去状態になる。この結果、NMOSトランジスタ201の閾値はNMOSトランジスタ202の閾値に比べ高くなり、記憶部200がデータ“0”を記憶した状態となる。
(消去動作)
第2実施形態に係る記憶部200にデータ“1”を記憶させる「消去」は、端子CGに−2Vを、端子CGBに2Vを、端子Sに7Vを、端子SBに9Vを印加し行う。このようにすることで、NMOSトランジスタ201は消去状態になり、NMOSトランジスタ202は書き込み状態になる。この結果、NMOSトランジスタ201の閾値はNMOSトランジスタ202の閾値に比べ低くなり、記憶部200がデータ“1”を記憶した状態となる。
(“0”読み出し及び“1”読み出し動作)
図12に示す、「“0”読み出し」及び「“1”読み出し」は、端子CG及び端子CGBに3Vを印加し、端子S及び端子SBに0Vを印加し、ワード線WLに電源電圧を印加し、検出制御線SETの電圧を電源電圧から半導体基板に印加する電圧であるグランド電圧に変化させることで行う。
記憶部200がデータ“0”を記憶している状態で、当該バイアス条件で端子及び信号線を印加すると、ビット線Bitの電圧はビット線BitBに比べ低くなる。この結果、データ線DLの電圧はデータ線DLBの電圧より低くなり、記憶部200が記憶するデータ“0”を、ビット線Bit及びビット線BitBの電流の差をSRAM部110で検出し、データ線DL及びデータ線DLBから出力することで、得ることができる。
また、記憶部200がデータ“1”を記憶している状態で、当該バイアス条件で端子及び信号線を印加すると、ビット線Bitの電圧はビット線BitBに比べ高くなる。この結果、データ線DLの電圧はデータ線DLBの電圧より高くなり、記憶部200が記憶するデータ“1”を、ビット線Bit及びビット線BitBの電流の差をSRAM部110で検出し、データ線DL及びデータ線DLBから出力することで、得ることができる。
この実施例では、記憶部200の微小な電位差をSRAM部へ転送し、SET信号で活性化させることで、増幅及びラッチすることが出来るので、記憶部200のトランジスタ201、202は小さく出来る。
(書き込み動作)
また、第1実施形態と同様にチャネルホットエレクトロンを利用し、第2実施形態の不揮発性半導体記憶装置2に係る記憶部200にデータ“0”を記憶させる動作である書き込み動作について説明する。
ワード線WLには電源電圧である2Vを印加し、データ線DLに2Vを印加し、データ線DLBに半導体基板に印加される電圧である0Vを印加する。更にSRAM部110に電源を供給するPMOS117を通電状態にするためグランド電圧に印加する。これにより、ビット線Bitの電圧は2Vになり、ビット線BitBの電圧は0Vになる。また、端子CGに5Vを印加し、端子CGBに−2Vを印加し、端子Sに5Vを印加し、端子SBに7Vを印加する。このようにすることで、NMOSトランジスタ201のソース近傍で発生したホットエレクトロンの一部がゲートへ移動し、結晶欠陥に電子がトラップされる。また、NMOSトランジスタ202のソース近傍の拡散層に広がる空乏層で、バンド間トンネル電流が流れ、ホットホールが発生する。NMOSトランジスタ202の結晶欠陥に正孔がトラップされる。この結果、NMOSトランジスタ201は書き込み状態に、NMOSトランジスタ202は消去状態になる。また、NMOSトランジスタ201の閾値はNMOSトランジスタ202の閾値に比べ高く、記憶部200がデータ“0”を記憶した状態となる。
(消去動作)
また、第1実施形態と同様にチャネルホットエレクトロンを利用し、第2実施形態の不揮発性半導体記憶装置2に係る記憶部200にデータ“1”を記憶させる動作である書き込み動作について説明する。
ワード線WLには0Vを印加し、データ線DLに2Vを印加し、データ線DLBに0Vを印加する。更にSRAM部110に電源を供給するPMOS117を通電状態にするためグランド電圧に印加する。これにより、ビット線Bitの電圧は0Vになり、ビット線BitBの電圧は2Vになる。また、端子CGに−2Vを印加し、端子CGBに5Vを印加し、端子Sに7Vを印加し、端子SBに5Vを印加する。これにより、NMOSトランジスタ201の結晶欠陥に正孔がトラップされ、NMOSトランジスタ202の結晶欠陥に電子がトラップされる。この結果、NMOSトランジスタ201の閾値はNMOSトランジスタ202の閾値に比べ低くなり、記憶部200がデータ“1”を記憶した状態となる。
本第2実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、本第1実施形態の不揮発性半導体記憶装置が備えるセンスアンプ回路の構成に変更を加えているが、標準CMOSロジックを製造するプロセスで製造することができ、製造工程数も増加しないため、歩留まりの低下及び製品コストの増加を抑える効果がある。
(第3実施形態)
図13は、第3実施形態の不揮発性半導体記憶装置3に係る記憶部600−m(m=1,2,…,n)を用いたメモリアレイ600とセンスアンプ部400と出力用のMainAmp300の接続構成を示している。
記憶部600−m(m=1,2,…,n)が一列に配列され、それぞれの不揮発性半導体記憶素子が備えるNMOSトランジスタ61−m(m=1,2,…,n)のソースはソース線Sに接続され、ドレインはデータ信号線Dに接続され、ゲートはそれぞれの不揮発性半導体記憶素子に対応するワード線WLm(m=1,2,…,n)に接続される。また、それぞれの不揮発性半導体記憶素子を構成するNMOSトランジスタ62−m(m=1,2,…,n)のソースは信号線SBに接続され、ドレインはデータ信号線DBに接続され、ゲートはそれぞれ別のワード線WLmB(m=1,2,…,n)に接続される。記憶部600−m(m=1,2,…,n)は上述のように接続され、メモリアレイ600を構成している。
メモリアレイ600の出力であるデータ線Dとデータ線DBは、カラム信号COLiでON/OFFされるカラム選択用のNMOSトランジスタ501とNMOSトランジスタ502を介して、センスアンプ部400に入力される。メモリアレイ600の記憶するデータは、センスアンプ部400の出力が出力線SO及び出力線SOBを介してMainAmp300に入力され、MainAmp300から出力される。
センスアンプ部400は、PMOSトランジスタ41と、PMOSトランジスタ42と、NMOSトランジスタ43と、NMOSトランジスタ44とから構成されるラッチ型センスアンプ回路のON/OFFを選択する検出制御線SENにゲートが接続されたNMOSトランジスタ45で構成される。当該ラッチ型センスアンプ回路は、データ線D及びデータ線DBの電流の差を検出し、記憶する。MainAmp300は、センスアンプ部400の記憶する情報を増幅し、出力端子OUTへ出力する。
なお、本発明に記載の第1のトランスファゲートは、NMOSトランジスタ501に対応し、本発明に記載の第2のトランスファゲートは、NMOSトランジスタ502に対応する。また、検出回路は、センスアンプ部400に対応する。
図14は、第3実施形態に係る記憶部600−1へのデータ記憶動作及び読み出し動作における、半導体基板に0Vを印加した場合の、各端子のバイアス条件を示している。また、記憶部600−1のNMOSトランジスタの状態及び各信号線の状態を示している。
なお、“0”は対となる信号線より電圧が低いことを示し、“1”は対となる信号線より電圧が高いことを示す。ここで、対となる信号線とは、データ線Dとデータ線DBの対、出力線SOと出力線SOBの対である。また、「H」は検出制御線SENに電源電圧を印加することであり、「H↑」は検出制御線SENをグランド電圧から電源電圧に変化させることを示している。
(書き込み動作)
第3実施形態の不揮発性半導体記憶装置に係るメモリアレイ600を構成する記憶部600−1を選択しデータ“0”を記憶させる「書き込み」は、カラム信号COLiに0Vを印加し、ワード線WL1に2Vを印加し、ワード線WL1Bに−2Vを印加し、ソース線Sに9Vを印加し、ソース線SBに7Vを印加し、検出制御線SENに0Vを印加し行う。このようにすることで、NMOSトランジスタ61−1の結晶欠陥には電子がトラップされ、NMOSトランジスタ62−1の結晶欠陥にホットホールがトラップされる。NMOSトランジスタ61−1は書き込み状態になり、NMOSトランジスタ62−1は消去状態になる。
この結果、NMOSトランジスタ61−1の閾値はNMOSトランジスタ62−1の閾値に比べ高くなり、記憶部600−1がデータ“0”を記憶した状態となる。
このとき、非選択不揮発性半導体記憶素子に接続されたワード線WLn及びワード線WLmB(m=2,3,…,n)に4Vを印加する。非選択不揮発性半導体記憶素子を構成するNMOSトランジスタのゲートに4Vを印加することで、ソース近傍の電界が緩和されバンド間トンネル電流の発生を抑え、他の不揮発性半導体記憶素子は記憶する内容が変更されない書込み禁止状態となる。
(消去動作)
記憶部600−1を選択しデータ“1”を記憶させる「消去」は、同様に図14に示すバイアス条件で行う。NMOSトランジスタ61−1は消去状態になり、NMOSトランジスタ62−1は書き込み状態になる。消去動作の結果、NMOSトランジスタ61−1の閾値はNMOSトランジスタ62−1の閾値に比べ低くなり、記憶部600−1がデータ“1”を記憶した状態となる。
また、他の不揮発性半導体記憶素子へのデータを記憶させる動作は、不揮発性半導体記憶素子を選択するワード線WLnに2Vを印加し、これと対になるワード線WLnBに−2Vを印加し、他の端子は同様のバイアス条件を与えることで行う。
(“0”読み出し及び“1”読み出し)
次いで、記憶部600−1が記憶するデータを読み出す動作について説明する。
図14に示す、「“0”読み出し」及び「“1”読み出し」は、カラム信号COLiに電源電圧を印加し、ワード線WL1に3Vを印加し、ワード線WL1Bに3Vを印加し、ソース線S及びソース線SBに0Vを印加し、検出制御線SENに電源電圧を印加し行う。また非選択の記憶部600−m(m=2,3,…,n)に接続されるワード線WLn及びワード線WLnBに0Vを印加し、非選択不揮発性半導体記憶素子を構成するNMOSトランジスタをオフにする。
記憶部600−1がデータ“0”を記憶している状態で、当該バイアス条件で端子及び信号線を印加すると、データ線Dに流れる電流はデータ線DBに流れる電流に比べ小さい。当該電流差は、NMOSトランジスタ501及びNMOSトランジスタ502を介してセンスアンプ部400に入力される。ここで、検出制御線SENが電源電圧に切り換わると、センスアンプ部400がデータ“0”を検出し、出力線SO及び出力線SOBを介してMainAmp300に出力する。MainAmp300は、入力されたデータ“0”を増幅し出力する。
また、記憶部600−1がデータ“1”を記憶している場合も、同様である。
また、他の不揮発性半導体記憶素子のデータを読み出す動作は、選択する記憶部600−mに接続されたワード線WLm及びワード線WLmBに3Vを印加し、他の端子は同様のバイアス条件を与えることで行う。
(書き込み動作)
チャネルホットエレクトロンを利用し、第3実施形態の不揮発性半導体記憶装置3に係る記憶部600−1を選択し、データ“0”を記憶させる動作である書き込み動作について説明する。
MainAmp300は、出力線SOにセンスアンプ部400の電源電圧である2Vを印加し、出力線SOBに半導体基板が印加される電圧である0Vを印加する。また、検出制御線SENに2Vを印加する。また、カラム信号COLiに2Vを印加する。これにより、データ線Dの電圧は0Vになり、データ線DBの電圧は2Vになる。また、ワード線WL1に5Vを印加し、ワード線WL1Bに−2Vを印加し、ソース線Sに5Vを印加し、ソース線SBに7Vを印加する。この結果、NMOSトランジスタ61−1のソース近傍で発生したホットエレクトロンの一部がゲートへ移動し、結晶欠陥に電子がトラップされる。また、NMOSトランジスタ62−1のソース近傍の拡散層に広がる空乏層で、バンド間トンネル電流が流れ、ホットホールが発生する。NMOSトランジスタ62−1の結晶欠陥に正孔がトラップされる。この結果、NMOSトランジスタ61−1は書き込み状態に、NMOSトランジスタ62−1は消去状態になる。また、NMOSトランジスタ61−1の閾値はNMOSトランジスタ62−1の閾値に比べ高く、記憶部600−1がデータ“0”を記憶した状態となる。
なお、非選択不揮発性半導体記憶素子に接続されたワード線WLmB(m=2,3,…,n)に4Vを印加する。非選択不揮発性半導体記憶素子を構成するNMOSトランジスタ62−m(m=2,3,…,n)のゲートに4Vを印加することで、ソース近傍の電界が緩和されバンド間トンネル電流の発生を抑える。また、ワード線WLm(m=2,3,…,n)にチャネル電流が流れない電圧、例えば0V、を印加する。これにより、他の不揮発性半導体記憶素子は記憶する内容が変更されない書込み禁止状態となる。
(消去動作)
チャネルホットエレクトロンを利用し、第3実施形態の不揮発性半導体記憶装置3に係る記憶部600−1を選択し、データ“1”を記憶させる動作である消去動作について説明する。
MainAmp300は、出力線SOに半導体基板が印加される電圧である0Vを印加し、出力線SOBにセンスアンプ部400の電源電圧である2Vを印加する。また、検出制御線SENに2Vを印加する。また、カラム信号COLiに2Vを印加する。これにより、データ線Dの電圧は2Vになり、データ線DBの電圧は0Vになる。また、ワード線WL1に−2Vを印加し、ワード線WL1Bに5Vを印加し、ソース線Sに7Vを印加し、ソース線SBに5Vを印加する。この結果、NMOSトランジスタ62−1のソース近傍で発生したホットエレクトロンの一部がゲートへ移動し、結晶欠陥に電子がトラップされる。また、NMOSトランジスタ61−1のソース近傍の拡散層に広がる空乏層で、バンド間トンネル電流が流れ、ホットホールが発生する。NMOSトランジスタ61−1の結晶欠陥に正孔がトラップされる。この結果、NMOSトランジスタ61−1は消去状態に、NMOSトランジスタ62−1は書き込み状態になる。また、NMOSトランジスタ62−1の閾値はNMOSトランジスタ61−1の閾値に比べ高く、記憶部600−1がデータ“1”を記憶した状態となる。
なお、非選択不揮発性半導体記憶素子に接続されたワード線WLm(m=2,3,…,n)に4Vを印加する。非選択不揮発性半導体記憶素子を構成するNMOSトランジスタ61−m(m=2,3,…,n)のゲートに4Vを印加することで、ソース近傍の電界が緩和されバンド間トンネル電流の発生を抑える。また、ワード線WLmB(m=2,3,…,n)にチャネル電流が流れない電圧、例えば0V、を印加する。これにより、非選択不揮発性半導体記憶素子を構成するNMOSトランジスタ61−mとNMOSトランジスタ62−m(m=2,3,…,n)は記憶する内容が変更されない書込み禁止状態となる。
なお、記憶部200とメモリアレイ600を構成する記憶部600−m(m=1,2,…,n)のデータ記憶動作及び読み出し動作において、高電圧を印加しないSRAM部100、SRAM部110、センスアンプ部400及びMainAmp300を、例えば図15に示すプロセス構造を用いることで、微細化加工CMOSプロセスにて製造することができる。ここでは、図15を用いて、第1実施形態の不揮発性半導体記憶装置を高電圧が印加される記憶部200と、高電圧が印加されないSRAM部110とに分け、同一半導体基板上に構成する例を説明する。
P型不純物がドーピングされた基板P−sub上に、本第1実施形態のSRAM部100を構成する低電圧系のウェル構造Memoryと、本第1実施形態の記憶部200を構成する高電圧系トランジスタを構成するウェル構造HV−Trを採用する。なお、ウェルとは基板に特定の不純物を加えることで形成されたP型半導体またはN型半導体の領域である。
SRAM部100を構成するトランジスタは、PMOSトランジスタを形成するためのN型ウェルNWとNMOSトランジスタを形成するためのP型ウェルPWを、基板P−sub上に形成されたディープN型ウェルDNW内に形成し構成される(ウェル構造Memory)。
一方、記憶部200を構成するトランジスタは、基板P−sub上にNMOSトランジスタを形成するためのP型ウェルHNWとPMOSトランジスタを形成するためのN型ウェルHPWを形成し構成される(ウェル構造HV−Tr)。
また、高電圧系のN型ウェル及びP型ウェルからディープN型ウェルDNW領域を絶縁するために、絶縁物を埋め込んだ分離溝TIを形成する。
第2実施形態及び第3実施形態においても同様に、記憶部200及び記憶部600−m(m=1,2,…,n)を高電圧系のウェル構造HV−Trに形成し、他の部分低電圧系のウェル構造Memoryに形成できる。当該構成を用い、本実施形態の不揮発性半導体記憶素子以外の回路を微細化加工CMOSプロセスにて製造することで、面積を小さくすることができる。
また、第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態で不揮発性半導体記憶素子を構成するNMOSトランジスタのゲートに負の電圧を印加していたが、半導体基板(図15におけるHPW)に正の電圧を印加することで、ゲートに印加する電圧は正の範囲になり、電圧の制御が容易になる。例えば、実施形態においてゲートに−2Vを印加する場合では、半導体基板に2Vを印加することで、ゲートに0Vを印加しても半導体基板との電圧差は2V得ることができる。
以上説明したように、従来のEEPROM等では、フローティングゲートを用い不揮発性半導体記憶素子を構成していた。これに対して、本実施形態では、半導体基板とゲート酸化膜との境界付近に存在する結晶欠陥に電子または正孔をトラップさせ閾値が変化することを利用する。逆方向に閾値を変化させた二つのトランジスタを一組として記憶部を構成し、当該トランジスタに生じる電圧差を利用してデータを記憶する。この不揮発性半導体記憶素子は標準的なCMOSプロセスを用いて製造できる。また、電子又は正孔をトラップする際に流す電流は、ゲートの電圧で制御することができるのでアバランシェブレイクダウン電流を流さず行え、トランジスタを劣化させずにデータの変更ができる。
本発明で利用する結晶欠陥を示す模式図である。 第1実施形態におけるチャネルホットエレクトロンを用いて電子を結晶欠陥にトラップする動作を示す図である。 第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態におけるバンド間トンネル電流を用いて結晶欠陥に電子又は正孔をトラップする動作を示す図である。 バンド間トンネル電流の特性を示す図である。 第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態における不揮発性半導体記憶素子にデータを記憶させる際のNMOSトランジスタの動作を示す図である。 第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態における不揮発性半導体記憶素子に記憶されるデータを読み出す際のNMOSトランジスタの動作を示す図である。 第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態における不揮発性半導体記憶素子にデータを記憶させた際のNMOSトランジスタの特性を示す図である。 第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態における不揮発性半導体記憶素子が備えるNMOSトランジスタの動作を示す図である。 第1実施形態の不揮発性半導体記憶装置1に係る記憶部200とSRAM部100との内部構成と接続構成を示した図である。 第1実施形態の各動作を示す図である。 第2実施形態の不揮発性半導体記憶装置2に係る記憶部200とSRAM部110との内部構成と接続構成を示した図である。 第2実施形態の各動作を示す図である。 第3実施形態の不揮発性半導体記憶装置3に係るメモリアレイが備える記憶部600−mとセンスアンプ部400と出力用のMainAmp300の内部構成及び接続構成を示している。 第3実施形態の各動作を示す図である。 本実施形態の各実施形態を構成する半導体プロセス例を示す図である。
符号の説明
1 不揮発性半導体記憶装置
2 不揮発性半導体記憶装置
3 不揮発性半導体記憶装置
100 SRAM部
101 NMOSトランジスタ
102 NMOSトランジスタ
103 PMOSトランジスタ
104 PMOSトランジスタ
105 NMOSトランジスタ
106 NMOSトランジスタ
110 SRAM部
111 NMOSトランジスタ
112 NMOSトランジスタ
113 PMOSトランジスタ
114 PMOSトランジスタ
115 NMOSトランジスタ
116 NMOSトランジスタ
117 PMOSトランジスタ
200 記憶部
201 NMOSトランジスタ
202 NMOSトランジスタ
300 MainAmp
41 PMOSトランジスタ
42 PMOSトランジスタ
43 NMOSトランジスタ
44 NMOSトランジスタ
45 NMOSトランジスタ
400 センスアンプ部
501 NMOSトランジスタ
502 NMOSトランジスタ
600 メモリアレイ
600−m 記憶部
61−m NMOSトランジスタ
62−m NMOSトランジスタ

Claims (1)

  1. 半導体基板上に形成されたトランジスタを備え前記トランジスタが標準CMOSプロセスで構成される不揮発性半導体記憶素子であって、
    前記トランジスタの半導体基板とゲート酸化膜の界面のゲート酸化膜側境界にある結晶欠陥に正孔をトラップする場合、前記トランジスタのゲートに第1の電圧を印加し前記トランジスタのソース又はドレインのいずれか一方の端子に第2の電圧を印加し当該端子と前記半導体基板の間にバンド間トンネル電流を発生させ前記結晶欠陥に高エネルギーを持つ正孔であるホットホールを発生させ、前記結晶欠陥に正孔をトラップし、
    前記結晶欠陥に電子をトラップする場合、前記トランジスタのゲートに第3の電圧を印加し前記トランジスタのソース又はドレインのいずれか一方の端子に第4の電圧を印加し当該端子と前記半導体基板の間にバンド間トンネル電流を発生させ前記結晶欠陥に電子をトラップし、
    前記結晶欠陥に正孔又は電子をトラップすることにより情報を記憶させ、
    前記第1の電圧は前記第2の電圧より低く、前記第3の電圧は前記第4の電圧より低く、前記第1の電圧は前記第3の電圧より低前記第1の電圧は前記トランジスタの半導体基板に印加する電圧以下である
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶素子。
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