JP5487106B2 - 画像処理装置および方法、ならびに、画像表示装置 - Google Patents

画像処理装置および方法、ならびに、画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置および方法、ならびに、画像表示装置に関する。
特許文献1は、ノイズの無い理想の画像表面をパラメトリックな曲面によって最小二乗フィッティングする技術を開示している。本手法では、Kernel Regressionという方法が用いられており、通常の線形フィルタリングよりも、入力画像の形状やエッジを精度良く抽出することができる。
米国特許出願公開第2007/0047838号明細書
しかしながら、特許文献1では、低次の多項式曲面では平滑化により画像がボケ過ぎ、高次の多項式曲面では過フィッティングにより画像にノイズが発生しやすいという問題がある。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、入力画像の形状やエッジを精度よく抽出すると共に、画像のノイズを抑えることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、入力画像の処理対象画素の周辺に位置する画素の画素値の勾配の方向及び大きさを用いて、処理対象画素周辺でのエッジの接線方向および法線方向のうち少なくとも一方を演算する演算部と、処理対象画素の周辺画素の座標を、エッジの接線方向または法線方向に従った座標軸に回転させた2次元の回転座標に変換する変換部と、処理対象画素の周辺での局所的な画素値の分布を、回転座標での位置を変数とする2次元の曲面モデルで近似した曲面を求め、曲面における処理対象画素の位置の画素値から、補正後の処理対象画素の画素値を求めるフィッティング部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置は、入力画像の処理対象画素の周辺に位置する画素の画素値の勾配の方向及び大きさを演算する演算部と、画像のエッジの接線方向または法線方向に従った方向の座標軸上での変位を変数とする2次元の曲面モデルであって、エッジの接線方向の座標軸上での変位を示す変数の自由度よりもエッジの法線方向の座標軸上での変位を示す変数の自由度の方が高い曲面モデルを用いて近似した曲面によって定まるフィルタ係数を、画素値の勾配の方向及び大きさの複数の組合せ毎に記憶する記憶部と、記憶部を参照し、処理対象画素について求めた勾配の方向及び大きさに基づいてフィルタ係数を選択する選択部と、選択されたフィルタ係数によるフィルタリングによって補正後の処理対象画素の画素値を算出する畳み込み演算部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、入力画像の形状やエッジを精度よく抽出できると共に、画像のノイズが抑えられるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る画像処理装置の構成を示す図。 図2は、第1の実施形態に係る画像処理部の構成を示す図。 図3は、第1の実施形態に係る画像処理部の動作を示す図。 図4は、2次元ガウス関数とエッジの接線方向及び法線方向との関係を示す図。 図5は、画像のx軸と2次元ガウス関数の長軸方向とがなす回転角を示す図。 図6は、第1の実施形態に係る画像処理部における曲面フィッティングの動作を示す図。 図7Aは、原画像を示す図。 図7Bは、原画像上の各点での2次元ガウス関数の形状を示す図。 図8Aは、従来のKernel Regressionによるx−y軸に対するフィッティングの結果を示す図。 図8Bは、従来のKernel Regressionによるx−y軸に対するフィッティングの結果を示す図。 図8Cは、u−v軸に対するフィッティングの結果を示す図。 図8Dは、u−v軸に対するフィッティングの結果を示す図。 図9は、従来の方式と本実施形態の方式との違いを示す図。 図10は、第2の実施形態に係る画像処理部を示す図。 図11は、第2の実施形態に係る画像処理部の動作を示す図。 図12は、Harrisによる画像特徴分類を示す図。 図13は、第3の実施形態に係る画像処理部を示す図。 図14は、第3の実施形態に係る画像処理部の動作を示す図。 図15は、第4の実施形態に係る画像処理部を示す図。 図16は、第4の実施形態に係る画像処理部の動作を示す図。 図17は、第5の実施形態に係る画像処理部を示す図。 図18は、第5の実施形態に係る画像処理部の動作を示す図。 図19は、第6の実施形態に係る画像表示装置を示す図。
(第1の実施形態)
図1に示すように、画像処理装置100は、入力インターフェース部101と、画像処理部102と、記憶部103と、出力インターフェース部104と、を備える。
入力インターフェース部101は、画像を入力する入力装置に接続される。入力インターフェース部101は、入力装置から入力画像を取得する。画像処理部102は、入力画像に対してフィルタリングなどの処理を行なう。これにより、画像処理部102は、ノイズが除去された画像を生成する。記憶部103は、入力インターフェース部101で取得した入力画像や画像処理部102で処理された画像等を記憶する。出力インターフェース部104は、画像を出力する出力装置に接続される。出力インターフェース部104は、記憶部103に記憶された画像を出力装置に出力する。
なお、入力装置及び出力装置の少なくとも一方は、画像処理装置100の外部に設けられてもよいし、画像処理装置100の内部に設けられてもよい。
図2に示すように、図1の画像処理部102に対応する画像処理部102aは、演算部201と、パラメータ算出部202と、変換部203と、フィッティング部204とを備える。
図2の画像処理部102aの動作を図3を参照して説明する。ここで、入力画像中の位置をx∈Ω、入力画像の位置全体の集合をΩ⊂R、入力画像の位置xにおける画素値をI(x)とする。画素値は、スカラー値(例えば、輝度値など)であってもよいし、ベクトル値(例えば、RGBカラー信号など)であってもよい。また、行列・ベクトルの転置を、行列・ベクトルに上付文字の「T」を添えて表す。Num(N)は、集合Nの要素数とする。
ステップS301では、演算部201は、入力画像の各画素に対してその周辺の画素値の勾配の方向及び大きさを求める。本実施形態では、画素値の勾配の方向及び大きさを求めるために、離散化された1階の微分演算を用いる例について述べる。離散化された1階の微分演算としては、例えば、Sobelオペレータを用いることができる。演算部201は、Sobelオペレータを用いた場合、数式1に示す演算を行う。
Figure 0005487106
(x)は、位置xにおけるx方向微分値である。d(x)は、位置xにおけるy方向微分値である。「*」は畳み込み演算である。d(x)は、数式2のように表される。
Figure 0005487106
なお、Sobelオペレータ以外の離散化された微分演算を用いてもよい。例えば、前進差分、後退差分でも中心差分のいずれであっても構わない。
ステップS302では、パラメータ算出部202は、d(x)及びd(x)を用いて、位置xにおけるエッジの方向及び大きさを示す画像特徴パラメータを算出する。まず、パラメータ算出部202は、エッジの方向及び大きさに従って、非等方のガウシアン分布で表される2次元ガウス関数を算出する。2次元ガウス関数は、微分値の構造テンソルH(x)によって数式3のように定義される。
Figure 0005487106
ここで、s∈Nは位置xを中心として予め定められた範囲(以下「局所近傍」という。)内にある点の位置を示す。h(>0)は非等方ガウシアン分布の標準偏差である。2次元ガウス関数は、エッジの法線方向の成分に強く影響される。図4に示すように、2次元ガウス関数は、画素値の変化が小さい方向と長軸とがほぼ平行で、画素値の変化が大きい方向と短軸とがほぼ平行な楕円形状となる。2次元ガウス関数は、エッジが鮮明であるほど短径がより短くなり、エッジの接線方向に潰れた楕円形状となる。画像特徴パラメータは、構造テンソルH(x)から数式4により算出される。
Figure 0005487106
ここで、H(x)を数式5のように表した。
Figure 0005487106
図5に示すように、回転角θは、画像のx軸と2次元ガウス関数の長軸方向とがなす角を表す。λは2次元ガウス関数による楕円の長径の長さ、λは短径の長さを表す。なお、λ、λは構造テンソルの固有値である。2次元ガウス関数の長軸は、エッジの接線方向にほぼ一致する。2次元ガウス関数の短軸は、エッジの法線方向にほぼ一致する。このままでは、画像に含まれるノイズにより、画像特徴パラメータが安定して算出されない。そこで、数式6に示すように、位置xを中心とした局所近傍N内の点に関して畳み込んだ構造テンソルを用いてもよい。
Figure 0005487106
局所近傍Nは、任意の形状であってよい。例えば、位置xを中心とした5x5(画素を単位とする。以下省略。)タップの矩形領域などを局所近傍Nとして用いてもよい。
ステップS303では、変換部203は、回転角θに応じて、位置xに関する局所近傍N内における位置sの座標(以下、局所座標sと呼ぶ)を、回転座標による局所座標uへ座標変換する。画像のx−y座標から2次元ガウス関数のuv局所座標への座標変換は数式7で表される。
Figure 0005487106
ここで、u=(u、v)は、2次元ガウス関数の局所座標である。
ステップS304では、フィッティング部204は、最小二乗法による曲面フィッティングにより、フィッティングを行う曲面のパラメータを求める。ここで、特許文献1で用いられている、n次多項式の曲面モデルによる曲面フィッティングについて説明する。例えば、n次多項式の曲面モデルは、数式8で表される。
Figure 0005487106
ここで、s=(s、t)Tは、局所座標である。位置xを中心として、局所近傍Nに対して曲面モデルによる曲面フィッティングを行う。曲面フィッティング後の出力画素値は、I(x)=aとなる。
特許文献1に示された曲面フィッティングには、以下に示す問題点がある。
例えば、斜め方向のエッジがあるとする。これを2次曲面でフィッティングするには、パラメータa、a、a、a、a、aが全て必要である。これに対し、縦方向のエッジであれば、パラメータa、a、aのみでよい。縦方向のエッジに関しては、局所座標のt成分が必要ないからである。同様に、横方向のエッジであれば、パラメータa、a、aのみでよい。
このように、特許文献1のフィッティングでは、エッジに対する方向依存性がある。フィッティングに必要なパラメータ数が増加すると、フィッティングの安定性が低下するおそれがある。全方向をカバーしようとすると、必要以上のパラメータを用いることとなり、過フィッティングになるおそれがある。最小二乗法によるフィッティングの安定性は、推定したいパラメータ数と当てはめに用いることのできるサンプル点の数とにより決定される。サンプル点の数に対して必要以上のパラメータ数を用いると、フィッティングが不安定になる。
2次元ガウス関数の長軸方向は、エッジの接線方向に対応する。2次元ガウス関数の短軸方向は、エッジの法線方向に対応する。画素値の変化は、エッジの法線方向では大きく、エッジの接線方向では小さい。この特性を曲面のフィッティングで考える。エッジの法線方向では画素値の変化が大きいため、曲面のパラメータ数が多くなる。これにより、自由度が高まり、フィッティングが高精度に行われる。これに対し、エッジの接線方向では画素値の変化が小さいため、曲面のパラメータ数が少なくて済む。以上により、曲面モデルは数式9のように表される。
Figure 0005487106
ここで、2次元ガウス関数の局所座標u=(u、v)を用いた。uは2次元ガウス関数の長軸、vは2次元ガウス関数の短軸である。ここでは、2次元ガウス関数の短軸方向のみに曲面の自由度を設定し、長軸方向では0次の多項式にしている。短軸方向でエッジの鮮鋭度を調整し、長軸方向でノイズ除去性能を高めている。回転角θによる曲面モデルとすることにより、エッジの方向に依存しないフィッティングが可能となる。また、特許文献1よりも少ないパラメータでエッジの鮮鋭度を高め、同じサンプル点を用いてもフィッティングの安定性を向上させることができる。
例えば、特許文献1では、2次曲面精度のエッジを表現するのに6パラメータが必要である。これに対し、本実施形態では、3パラメータが必要である。また、特許文献1では4次曲面精度のエッジを表現するのに15パラメータが必要である。これに対し、本実施形態では5パラメータが必要である。このように、必要とされるパラメータ数に関し、曲面の自由度を増やすほど、両者の差が大きくなる。
曲面フィッティングは、最小二乗法を用いて行われる。曲面モデルは、以下のように定義される。
Figure 0005487106
数式10では、4次多項式曲面モデルを示したが、0次〜5次又は7次以上の多項式曲面モデルであってもよい。また、多項式ではなく、数式11に示すように正弦波をベースとした曲面モデルであってもよい。
Figure 0005487106
位置xを中心とした局所近傍N内における位置sの画素の画素値を、I(x+s)とする(ここで、s∈N)。局所座標sに対する回転角θによる座標変換は、回転行列による座標変換ステップにより数式12で求められる。
Figure 0005487106
この数式12によって、画素値I(x+s)と曲面f(R−1(θ)s)とが対応付けられる。最小二乗法は、この対応における二乗誤差が最小となるようなパラメータを求める方法であり、数式13のように定義される。
Figure 0005487106
ここで、a^(x)は、最小二乗法によるフィッティングのパラメータである。K(x、s)は、点sにおける重みである。ここでは、2次元ガウス関数を用いている。局所近傍Nは、任意の形状を用いることができる。例えば、位置xを中心とした5x5タップの矩形領域などを用いることができる。ここでは、説明を簡略化するため、数式13を数式14のように行列形式で表す。
Figure 0005487106
ここで、局所近傍N内の点をN={s、…、s}とした。行列形式を用いると、最小二乗法の解は、数式15のように行列計算により一意に求められる。
Figure 0005487106
数式15は、正規方程式と呼ばれる。線形の最小二乗法の場合には、これが最適解となる。逆行列は、LU分解や特異値分解などにより数値計算可能である。ここで、a^(x)が数式16に示すように求まったとする。
Figure 0005487106
フィッティング後の出力画素は、数式17で与えられる。
Figure 0005487106
図6を参照して、ステップS304の曲面フィッティングステップの動作を説明する。ステップS601では、フィッティング部204は、数式14の行列Pを計算する。ステップS602では、フィッティング部204は、数式4の画像特徴パラメータを用いて、数式14の行列Wを計算する。ステップS603では、フィッティング部204は、LU分解や特異値分解などを用いて、(PWP)−1を計算する。ステップS604では、フィッティング部204は、数式15のa^(x)を計算する。
図7と図8を用いて、従来のKernel Regressionによるフィッティング結果と本実施形態のフィッティング結果とを説明する。
図8A及び図8Bは、図7Bに対して最小二乗法により曲面フィッティングを行い、それぞれx方向及びy方向に1次微分した結果を示す。図8Aおよび図8Bを参照すると、曲面パラメータが各軸に分散しており、モデルパラメータが2次元ガウス関数の回転角に依存していることが分かる。そのため、全方向のエッジを同じレベルで再現しようとすると、2次曲面全てのパラメータが必要となる。
図8C及び図8Dは、図7Bに対して最小二乗法により曲面フィッティングを行い、それぞれu方向(2次元ガウス関数の長軸方向)及びv方向(2次元ガウス関数の短軸方向)に1次微分した結果を示す。図8Cおよび図8Dを参照すると、エッジの主成分軸に曲面モデルの軸が一致していることが分かる。そのため、エッジの成分はv軸(2次元ガウス関数の短軸)に集中している。このことから、全方向のエッジを再現する場合にも、v軸のみを使えばよい。
図9を用いて、従来の方式と本実施形態の方式との違いを説明する。従来では、Kernel Regressionによるフィッティングをx−y軸に対して行っている。これに対し、本実施形態では、Kernel Regressionによるフィッティングをu−v軸に対して行う。u−v軸は、エッジの主成分軸であるため、情報の最大振幅方向(主成分)に自由度を配分することができる。
このように、本実施形態によれば、画像の形状やエッジを保持しながら、画像のノイズを効果的に除去することが可能となる。
(第2の実施形態)
図10に示す本実施形態の画像処理部102bの各部について、図2の画像処理部102aと同一部分は同一符号で示す。第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、選択部1001を備える点である。
第1の実施形態では、エッジの接線方向に曲面モデルを回転させることにより、エッジの再現性に優れたフィルタリングを行った。エッジ部分では、上述した2次元ガウス関数による楕円の短軸方向、すなわちエッジの法線方向に情報が集中しているため、短軸成分に自由度を与えた曲面がよく当てはまるからである。
しかし、画像には、エッジ領域だけではなく、フラットな領域やコーナーの領域(角や尖端など)なども存在する。これらの領域では、必ずしも短軸成分に情報が集中していない。第2の実施形態では、画像特徴に応じて当該領域を分類し、その分類に応じて適した曲面モデルを割り当てる。本実施形態では、x方向の微分値とy方向の微分値とを用いて画像特徴を求める。より具体的には第1の実施形態でも説明した構造テンソルを用いて画像特徴を求める。
図11に示すように、図10の画像処理部102bによる動作は、少なくとも、曲面モデル選択ステップS1103を座標変換ステップ及び曲面フィッティングステップの前に行う点で、図3による動作とは相違する。他のステップについては、図3と相違する点を中心に説明する。
ステップS1102では、画像の局所的な特徴を表現するエッジの接線方向、楕円の長軸、短軸などのパラメータを、構造テンソルを用いて算出する。Harrisらは、構造テンソルから画像の特徴分類を行っている(C.Harris and M.Stephens(1988)、“A Combined Corner and Edge Detector”、Proc. of the 4th ALVEY Vision Conference、pp.147−151)。
これによれば、構造テンソルの固有値をλ、λとすると、画像の各部分は、固有値λ、λに応じて、図12に示すようにエッジ領域(Edge)、フラット領域(Flat)及びコーナー領域(Corner)に分類される。固有値λ、λのうち一方の値が大きく、他方が小さければ、2次元ガウス関数による楕円は潰れた形状となる。その場合には、その画像部分がエッジ領域であることを示す。両方の固有値が大きければ、2次元ガウス関数による楕円は等方の円形で小さくなる。その場合には、その画像部分がコーナー(角や尖端)であることを示す。両方の固有値が小さければ、2次元ガウス関数による楕円は等方の円形で大きくなる。その場合には、その画像部分がフラットな領域であることを示す。
第1の実施形態の曲面モデルは、2次元ガウス関数による楕円の短軸成分のみを使った曲面モデルとなっている。これは、エッジ領域ではエッジ法線方向に情報が集中していることに基づき、上記領域のうちエッジ領域に適したものとなっている。例えば、第1の実施形態によれば、以下のようなエッジ領域曲面モデルが考えられる。
Figure 0005487106
これに対し、コーナー領域及びフラット領域は、2次元ガウス関数による楕円が等方的となり、情報が短軸(v軸)に集中しているわけではない。したがって、コーナー領域及びフラット領域では、u軸およびv軸の両方を用いる方が適当である。これらのうち、コーナー領域は、画素値の変化が大きいため、曲面モデルの自由度は高い方が適している。例えば、以下のようなコーナー領域曲面モデルが考えられる。
Figure 0005487106
これに対し、フラット領域ではなるべくノイズを抑えたいので、数式20に示されるような、低次の多項式からなるフラット領域曲面モデルが考えられる。
Figure 0005487106
ステップS1103では、選択部1001は、対象画素を予め定められた複数のクラス(領域)に分類する。選択部1001は、分類した複数のクラスに一対一に対応する曲面モデルを対象画素の曲面モデルとして選択する。具体的には、選択部1001は、構造テンソルの固有値λ、λに基づいて対象画素の分類を行う。分類は、例えば図12を用いて説明した分類に従って行われる。そして、選択部1001は、その分類結果に応じて上記曲面モデルを選択する。
ステップS1105では、フィッティング部204は、ステップS1103で選択された曲面モデルを用いて、最小二乗法によるフィッティングを行う。
(第3の実施形態)
図13に示す本実施形態の画像処理部102cの各部について、図2の画像処理部102aと同一部分は同一符号で示す。第3の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、変換部203及び曲面フィッティンブ部204に代えて、フィルタ選択部1301及び畳み込み演算部1302を備える点である。
第1の実施形態では、フィルタリング対象となる画素毎に、正規方程式を解く必要がある。具体的には、逆行列をLU分解や特異値分解で数値計算する必要がある。処理コストを減らすために、第3の実施形態では、正規方程式を事前に解いた結果を、LUT(ルックアップテーブル)に保存する。これにより、回路などでの実現性が高められる。
図14に示す図13の画像処理部102cの動作は、少なくとも、座標変換ステップS303及び曲面フィッティングステップS304に代えて、フィルタ選択ステップS1403及び畳み込み演算ステップS1404を含む点で、図3で説明した動作とは相違する。他のステップについては、図3と同様である。
ステップS1403では、フィルタ選択部1301は、ステップS1402で算出された画像特徴パラメータに基づいて、正規方程式を解いた結果のLUTから適切なフィルタを選択する。
正規方程式は数式15により与えられる。Yは数式14に示すように画素値を表し、入力画像に応じて変化する。(PWP)−1Wは、画像特徴パラメータλ、λ、θのみに依存し、画像には依存しない。2次元ガウス関数は、数式21に示すように、入力画像の微分の自己相関係数によって表される。
Figure 0005487106
数式21を画像特徴パラメータによって書き直すと、数式22で表される。
Figure 0005487106
2次元ガウス関数も数式23のように書き直される。
Figure 0005487106
行列Wは、数式24のように表される。
Figure 0005487106
行列Wは、画像特徴パラメータのみに依存していることが分かる。同様に、行列Pは、数式25のように表される。
Figure 0005487106
行列Pは、画像特徴パラメータのみに依存していることが分かる。従って、数式26も画像特徴パラメータのみに依存することが分かる。
Figure 0005487106
離散化された任意の画像特徴パラメータの組(λ、λ、θ)、(l=0、…、L)に対して、事前にX(λ、λ、θ)、(l=0、…、L)を計算しておけば、追加計算をすることなく、解を数式27によって求めることができる。
Figure 0005487106
すなわち、フィルタ選択ステップS1403では、(λ、λ、θ)、(l=0、…、L)に対して、事前にX(λ、λ、θ)、(l=0、…、L)を計算し、LUT(フィルタバンク)に登録する。そして、実際の処理では、算出された画像特徴パラメータ(λ、λ、θ)に基づいて、対応するX(λ、λ、θ)をLUTから選択する。
ステップS1404では、畳み込み演算部1302は、フィルタ選択ステップS1403で選択されたフィルタX(λ、λ、θ)を用いて、画素値ベクトルYとの畳み込み演算を行う。そして、畳み込み演算部1302は、最小二乗法により、曲面がフィッティングされた出力画素を計算する。具体的には、畳み込み演算部1302は、数式28に示す行列計算を行う。
Figure 0005487106
(第4の実施形態)
図15に示す本実施形態の画像処理部102dの各部について、図2の画像処理部102aと同一部分は同一符号で示す。第4の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、重み算出部1501を備える点である。
第1、第2の実施形態では、2次元ガウス関数を用いて入力画像のエッジに適応したフィルタリング処理を行った。しかし、三角形の先端部分などは2次元ガウス関数では表現できないため、鈍った画像となってしまう。そこで、第4の実施形態では、2次元ガウス関数を三角形の先端部分などにある画素の画素値からロバスト化することにより、先端部分などが鈍ってしまうという問題を解決可能である。
図16に示すように、図15の画像処理部102dの動作は、少なくとも、曲面フィッティングステップS1605の後に、重み算出ステップS1606を含む点で、図3で説明した動作とは相違する。他のステップについては、図3と相違する点を中心に説明する。
ステップS1605は、基本的には第1の実施形態と同様であるが、フィッティング部204が、行列Wを数式29に従って計算する。
Figure 0005487106
ステップS1606では、重み算出部1501は、局所座標の中心に位置する処理対象画素からの距離に応じて、局所近傍内の入力画像の画素値に重み付けをする。例えば、局所近傍内において、入力画像の処理対象画素の画素値との差が大きいほど重みを小さくし、差が小さいほど重みを大きくする。2次元ガウス関数は、画像のステップエッジ部分では当てはまるが、先端部分や角などにおいては当てはまらないことがある。このような2次元ガウス関数が当てはまらない領域で最小二乗法によるフィッティングを行うと、関数が当てはまらない外れ値の画素値によって画像が大きく歪んでしまい、その結果、角が鈍ってしまうといった弊害が現れる。そのような外れ値となる領域は、処理対象画素の画素値と値が離れている画素値の画素による領域ということができる。画素値の差による重みは、数式30のようにガウシアン関数を用いて以下のように定義できる。
Figure 0005487106
ここで、σ>0はガウシアン関数の標準偏差であり、どの程度の画素値の差で重みを小さくするかのパラメータである。
一方、符号化された画像のようにブロック歪が発生するような状況では、数式30の重みではブロック歪みにも反応してしまい、ブロック歪みが解消されない。そこで、ブロック境界では画素値の差の重みを用いないように、数式31のようなデブロッキング型の重みを用いることもできる。
Figure 0005487106
(第5の実施形態)
図17に示す本実施形態の画像処理部102eの各部について、図2の画像処理部102aと同一部分は同一符号で示す。第5の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、差分算出部1701を備える点である。
本実施形態では、第1〜第4の実施形態によってフィッティングされた曲面の画素値と入力画像の画素値との差分をとり、この差分に対して再度フィッティングすることにより細かいテクスチャなどの再現性を高めることができる。
図18に示すように、図17の画像処理部102eの動作は、少なくとも、曲面フィッティングステップS1805の後に、差分算出ステップS1806、座標算出ステップS1807、曲面フィッティングステップS1808を含む点で、図3で説明した動作とは相違する。他のステップについては、図3と相違する点を中心に説明する。
ここで、入力画像が骨格成分とテクスチャ成分とノイズとで構成されるとすると、画素I(x)は、数式32のようにモデル化できる。
Figure 0005487106
ここで、S(x)は骨格成分、T(x)はテクスチャ成分、n(x)はノイズである。これは加算モデルであるが、数式33のように乗算モデルも可能である。
Figure 0005487106
第1〜第4の実施形態では、曲面の自由度をエッジの法線方向に設定し、接線方向には設定していない。これは、エッジの接線方向の凹凸を無視しており、骨格成分を抽出していることと等価である。従って、最小二乗法による曲面フィッティング結果を、数式34のように画像の骨格成分と見なすことができる。
Figure 0005487106
ステップS1806では、差分算出部1701は、入力画像の画素値と骨格成分の画素値の差分を算出する。まず、数式32及び数式34より、テクスチャ成分は、数式35のようになる。
Figure 0005487106
これにより、テクスチャ成分を求めるためには、入力画像の画素値と骨格成分の画素値の差分が必要だと分かる。フィッティング曲面は、数式36で表される。
Figure 0005487106
よって、差分は、数式37で表される。
Figure 0005487106
ここで、sは局所近傍N内の点とする。
ステップS1808では、曲面フィッティング部204は、ステップS1806で求められた差分に対してステップS1807で座標変換がなされた局所座標に対して最小二乗法により曲面フィッティングを行いテクスチャ成分を算出する。テクスチャ曲面モデルは、数式38で表される。
Figure 0005487106
第1〜第4の実施形態では、エッジの法線方向にモデルを設定したが、ここではエッジの接線方向にモデルを設定している。これは、画像の骨格成分が抜かれるエッジの法線方向に直交しているエッジの接線方向で、テクスチャ成分を抽出するためである。差分に対する最小二乗法は、数式39のように表される。
Figure 0005487106
これを行列形式にすると、数式40のように表される。
Figure 0005487106
従って、正規方程式は、数式41のように表される。
Figure 0005487106
逆行列は、LU分解や特異値分解などにより数値計算可能である。ここで、b^(x)が、数式42のように求まったとする。
Figure 0005487106
この場合、テクスチャ成分は、数式43で与えられる。
Figure 0005487106
画像処理部102eは、曲面モデルとテクスチャ曲面モデルとを加算して、出力画像を生成する。すなわち、フィルタリング後の出力画像は、数式44で表される。
Figure 0005487106
(第6の実施形態)
図19は、本実施形態に係る画像表示装置を示す図である。本実施形態の画像表示装置は、画像処理装置1900と、画像を表示する表示部1903を有する。図19に示す画像処理装置1900の各部について、図13の画像処理部102cと共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
画像処理装置1900は、入力されたデータを復号し、入力画像を得る復号部1901と、フィルタ選択部1902と、LUT1903を有する。なお、フィルタ選択部1902とLUT1903は、図13のフィルタ選択部1301と同様の動作を行う。
フィルタ選択部1902は、入力されたデータの符号化方式に応じて選択するフィルタを変える。
LUT1903には、あらかじめ算出されたフィルタ係数が保持されている。フィルタ係数は、符号化方式毎に用意されている。例えば、LUT1903は、画像のエッジの接線方向または法線方向に従った方向の座標軸上での変位を変数とする曲面モデルであって、エッジの接線方向の座標軸上での変位を示す変数の自由度よりも当該エッジの法線方向の座標軸上での変位を示す変数の自由度の方が高い曲面モデルを用いて近似した曲面によって定まるフィルタ係数を、画素値の勾配の方向及び大きさの複数の組合せ毎に記憶している。
例えば、入力されたデータがH.264のように符号化の効率の良い符号化方式に従って符号化されていた場合に用いるフィルタ係数として、高い自由度に基づく曲面モデルによって近似して求められた曲面によるフィルタ係数がLUT1903に保持されている。また、符号化効率がH.264に比較して低い、H.263のような符号化方式で符号化されていた場合に用いるフィルタ係数として、H.264で符号化されていた場合よりも低い自由度に基づく曲面モデルによって生成したフィルタ係数がLUT1903に保持されている。
なお、符号化方式によってフィルタ係数を切り替える方法を前述したが、入力画像のサイズに応じてフィルタを切り替える構成であっても構わない。例えば、画像サイズが小さい場合に用いるために、畳み込み演算で用いる対象の領域の大きさが小さくなるようなフィルタ係数を生成し、LUT1903に保持しておく。また、入力画像のサイズが大きい場合に用いるために、畳み込み演算で用いる対象の大きさが大きくなるようなフィルタ係数を生成し、LUT1903に保持しておく。
本実施形態の画像処理装置1900によれば、入力画像の符号化方式や画像サイズに応じて好適な画像処理を行うことができる。例えば、様々な符号化方式や画像サイズのものがインターネットによって配信される。入力されるデータの符号化方式や画像サイズが種々異なる場合であったとしても高画質な画像を得ることが出来る。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で変更されうる。また、上述した各実施形態による画像処理装置で各処理ステップを実行するための画像処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。
また、各実施形態による画像処理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
上述した各実施形態による画像処理装置で実行される画像処理プログラムは、上述した画像処理部102あるいは画像処理装置1900の各部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしては、それぞれ図示されないCPU(プロセッサ)が記憶媒体から画像処理プログラムを読み出して実行することにより、画像処理部102あるいは画像処理装置1900の各部が図示されない主記憶装置上にロードされ、画像処理部102あるいは画像処理装置1900の各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。

Claims (10)

  1. 入力画像の処理対象画素の周辺に位置する画素の画素値の勾配の方向及び大きさを用いて、前記処理対象画素周辺でのエッジの接線方向および法線方向のうち少なくとも一方を演算する演算部と、
    前記処理対象画素の周辺画素の座標を、前記エッジの接線方向または法線方向に従った座標軸に回転させた2次元の回転座標に変換する変換部と、
    前記処理対象画素の周辺での局所的な画素値の分布を、前記回転座標での位置を変数とする2次元の曲面モデルで近似した曲面を求め、前記曲面における前記処理対象画素の位置の画素値から、補正後の前記処理対象画素の画素値を求めるフィッティング部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記処理対象画素の周辺の画素値の勾配の方向及び大きさを用いて、前記処理対象画素を予め定められた複数のクラスに分類し、前記複数のクラスに対応する曲面モデルを当該処理対象画素の曲面モデルとして選択する選択部を更に備え、
    前記フィッティング部は、前記選択部により選択された曲面モデルに従って前記曲面を求める
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記フィッティング部は、前記回転座標において、前記エッジの法線方向の座標軸上での変位を示す変数の自由度の方が、前記エッジの接線方向の座標軸上での変位を示す変数の自由度よりも高い前記曲面モデルを用いることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記入力画像の周辺の画素に対して、前記処理対象画素からの距離に応じた重みを与える重み算出部を更に備え、
    前記フィッティング部は、前記入力画像の画素値に対して前記重みを乗じた画素値に基づいて近似した曲面を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記重み算出部は、前記処理対象画素の画素値との差が大きい画素値の画素程、小さな重みを与える
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 入力画像の処理対象画素の周辺に位置する画素の画素値の勾配の方向及び大きさを演算する演算部と、
    画像のエッジの接線方向または法線方向に従った方向の座標軸上での変位を変数とする2次元の曲面モデルであって、前記エッジの接線方向の座標軸上での変位を示す変数の自由度よりも前記エッジの法線方向の座標軸上での変位を示す変数の自由度の方が高い前記曲面モデルを用いて近似した曲面によって定まるフィルタ係数を、画素値の勾配の方向及び大きさの複数の組合せ毎に記憶する記憶部と、
    前記記憶部を参照し、前記処理対象画素について求めた勾配の方向及び大きさに基づいてフィルタ係数を選択する選択部と、
    選択された前記フィルタ係数によるフィルタリングによって補正後の前記処理対象画素の画素値を算出する畳み込み演算部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 入力データを復号して入力画像を得る復号部をさらに備え、
    前記記憶部は、符号化方式毎にフィルタ係数を保持し、
    前記選択部は、前記入力データの符号化方式に応じて前記フィルタ係数を選択する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 入力データを復号して入力画像を得る復号部をさらに備え、
    前記記憶部は、画像のサイズ毎にフィルタ係数を保持し、
    前記選択部は、前記入力画像のサイズに応じて前記フィルタ係数を選択する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  9. 入力画像の処理対象画素の周辺に位置する画素の画素値の勾配の方向及び大きさを用いて、前記処理対象画素周辺でのエッジの接線方向および法線方向のうち少なくとも一方を演算する演算ステップと、
    前記処理対象画素の周辺画素の座標を、前記エッジの接線方向または法線方向に従った座標軸に回転させた2次元の回転座標に変換する変換ステップと、
    前記処理対象画素の周辺での局所的な画素値の分布を、前記回転座標での位置を変数とする2次元の曲面モデルで近似した曲面を求め、前記曲面における前記処理対象画素の位置の画素値から、補正後の前記処理対象画素の画素値を求めるフィッティングステップと、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項6に記載の画像処理装置と、
    画像を表示する表示部と、
    を更に備えたことを特徴とする画像表示装置。
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