JP2010087614A - 画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】単板イメージセンサにより取得される各色の情報から、本来の解像度を有効に活用して、解像度が劣化しないボケ復元を実現する画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラムを提供すること。
【解決手段】単板イメージセンサから入力される入力画像データに対し、レンズの所定の光学ボケを再現させてボケ再現画像データを出力するボケ再現部と、ボケ再現部から出力されるボケ再現画像データと入力画像データとの二乗誤差が小さくなる補正によりボケ再現画像を補正したボケ補正画像データを出力するボケ補正部と、ボケ補正画像データの複数の色コンポーネントのそれぞれの画素値による曲面形状が、色コンポーネント間で同一になるように、色コンポーネント毎の曲面形状を変更することにより、ボケ補正画像データを更新する曲面フィッティング部と、を有する画像処理装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラムに関する。
従来から、イメージセンサから出力される画像に含まれる様々な収差を補正する技術がある。イメージセンサは、外部の光線がレンズによりイメージセンサ上に集光されることにより、光電変換され電荷として蓄積されるものである。イメージセンサが高解像度に対応する場合でも、レンズの集光がその解像度に対応しなければ、ボケが生じる。
例えば、非特許文献1には、Landweber Methodによるボケ画像を復元することが開示されている。非特許文献1には、さらに、正則化によりノイズを抑えることが開示されている。Landweber Methodを用いることで、レンズの相対的な性能の低下を補償することができるが、Landweber Methodは、ノイズに弱い。そこで正則化によりノイズを抑えることにより、ボケ補正を好適に行うことができる。
例えば、特開2005−354610号公報(特許文献1)は、入力されるカラー画像に対して単板イメージセンサによる撮像をシミュレートした推定画像を生成し、推定画像に対して光学ボケをシミュレートし、シミュレート画像と撮像画像とを比較してボケ補正量を算出し、さらに色の相関を用いて不自然応答に対するペナルティを算出し、ボケ補正量とペナルティとに基づいて、ボケを補正する画像処理装置等の発明が開示されている。特許文献1に開示の画像処理装置等の発明は、色の相関の有無により適応的に正則化を行う手法である。
特開2005−354610号公報 J. Biemond, R.L. Lagendijk, R.M. Mersereau, "Iterative methods for image deblurring", Proceedings of the IEEE, Volume 78, Issue 5, Page(s):856 - 883, May 1990
ところで、画像処理における正則化は、近傍の画素値の変動が滑らかであるという制約がある。単板イメージセンサによる画像データは、各画素位置に単色しか存在しないため、隣接する画素間の相関の有無を判断する際には、画素補間が必要となる。したがって、単板イメージセンサによる画像データは、正則化を制御する解像度が補間の精度に依存し、本来の解像度が有効に活用されないという課題があるが、上記特許文献1に開示の画像処理装置等の発明では、そのようなことは考慮されていない。
本発明は、上記の点に鑑みて、これらの問題を解消するために発明されたものであり、単板イメージセンサにより取得される各色の情報から、本来の解像度を有効に活用して、解像度が劣化しないボケ復元を実現する画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、単板イメージセンサから入力される入力画像データに対し、レンズの所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力するボケ再現部と、前記ボケ再現部から出力されるボケ再現画像データと前記入力画像データとの二乗誤差が小さくなる補正により前記ボケ再現画像を補正したボケ補正画像データを出力するボケ補正部と、前記ボケ補正画像データの複数の色コンポーネントのそれぞれの画素値による曲面形状が、前記色コンポーネント間で同一になるように、前記色コンポーネント毎の曲面形状を変更することにより、前記ボケ補正画像データを更新する曲面フィッティング部と、を有し、前記ボケ再現部は、さらに、前記曲面フィッティング部により更新されたボケ補正画像データに対し、前記所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力する構成とすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理方法は、単板イメージセンサから入力される入力画像データに対し、レンズの所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力するボケ再現ステップと、前記ボケ再現ステップにおいて出力されるボケ再現画像データと前記入力画像データとの二乗誤差が小さくなる補正により前記ボケ再現画像を補正したボケ補正画像データを出力するボケ補正ステップと、前記ボケ補正画像データの複数の色コンポーネントのそれぞれの画素値による曲面形状が、前記色コンポーネント間で同一になるように、前記色コンポーネント毎の曲面形状を変更することにより、前記ボケ補正画像データを更新する曲面フィッティングステップと、を有し、前記ボケ再現ステップにおいて、さらに、前記曲面フィッティングステップにおいて更新されたボケ補正画像データに対し、前記所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力する構成とすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理プログラムは、単板イメージセンサから入力される入力画像データに対し、レンズの所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力するボケ再現ステップと、前記ボケ再現ステップにおいて出力されるボケ再現画像データと前記入力画像データとの二乗誤差が小さくなる補正により前記ボケ再現画像を補正したボケ補正画像データを出力するボケ補正ステップと、前記ボケ補正画像データの複数の色コンポーネントのそれぞれの画素値による曲面形状が、前記色コンポーネント間で同一になるように、前記色コンポーネント毎の曲面形状を変更することにより、前記ボケ補正画像データを更新する曲面フィッティングステップと、を有し、前記ボケ再現ステップにおいて、さらに、前記曲面フィッティングステップにおいて更新されたボケ補正画像データに対し、前記所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力する画像処理方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムとすることができる。
本発明の画像処理装置、画像処理方法、及び、プログラムによれば、単板イメージセンサにより取得される各色の情報から、本来の解像度を有効に活用して、解像度が劣化しないボケ復元を実現することが可能になる。
以下、本実施の形態を図面に基づき説明する。本実施例の構成は、例えば、デジタルカメラ等で用いられるイメージセンサ用の画像処理装置である。本実施の形態によれば、外部の光線が、レンズによりイメージセンサ上に集光され、それがイメージセンサにより光電変換されて電荷として蓄積される。蓄積された電荷は、本実施の形態に係る画像処理装置に入力され光学ボケが補正される。なお、以下の実施の形態では、単板イメージセンサによるカラー画像としてRGBを用いて説明する。しかしながら、本発明の実施の形態は、RGBに限らず補色系でもよい。
半導体プロセスで製造されるイメージセンサは、半導体のプロセスルールが微細化するほどイメージセンサ上に作り込まれるトランジスタの密度が増加し、生成する画像の高解像度化が実現される。しかしながら、イメージセンサ上に光を集光するレンズの性能は、光学設計の複雑さやレンズシステムの小型化要求等により、イメージセンサに比して向上の程度が少ない。そこで、イメージセンサが高解像度化してもレンズによる集光がそれに追いつかなければ、解像感のある絵が得られず、生成される画像がボケた画像となる。
以下の実施の形態では、局所的な多項式近似(Kernel Regression)を用いることにより、RGBの曲面形状を連動させることによって、単板イメージセンサ上のすべての情報を有効に活用し、解像度の劣化しないボケ復元方法等について説明する。
〔第1の実施の形態〕
(本実施形態の画像処理装置の機能ブロック)
図1は、本実施形態の画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。図1の画像処理装置100は、イメージセンサ110、微分部120、画像構造パラメータ算出部130、ボケ再現部141、ボケ再現部143、ボケ再現部145、ボケ補正部151、ボケ補正部153、ボケ補正部155、マルチプレクサ160、曲面フィッティング部170、及び、デマルチプレクサ199を有する。
イメージセンサ110は、光電変換によりレンズにより集光される光を電荷に変換してRGBの画像データを出力する。出力される画像データは、RAWデータである。微分部120は、画像のRAWデータから、x方向及びy方向の一次微分を算出する。画像構造パラメータ算出部130は、一次微分から、画像構造のパラメータを算出する。画像構造のパラメータは、例えば、異方性ガウス関数により表される。
ボケ再現部141は、RAWデータのうち、Rコンポーネントに対してイメージセンサによるボケをシミュレートする。ボケ補正部151は、ボケ再現部141により生成されたRコンポーネントのボケ再現画像とボケが補正されたボケ補正画像との最小二乗誤差が最小になるボケ補正画像を出力する。
ボケ再現部143とボケ補正部153とは、Gコンポーネントに対するボケ再現とボケ補正との処理を行い、ボケ再現部145とボケ補正部155とは、Bコンポーネントに対するボケ再現とボケ補正との処理を行う。マルチプレクサ160は、ボケ補正された色コンポーネント毎の補正画像のデータをエンコードしてRAWデータとする。
曲面フィッティング部170は、色コンポーネント毎に画素値を結ぶ曲面形状をRGB間において同一にすることにより、正則化を好適に行わせる。なお、「色コンポーネント毎に画素値を結ぶ曲面形状をRGB間において同一にすること」を、「曲面形状をRGBで連動させる」という。
(本実施形態による画像処理方法の概略)
図2は、本実施形態による画像処理装置100における画像処理方法の概略を説明する図である。本実施の形態ではLandweber Methodによるボケ復元アルゴリズムを用い、正則化としてKernel Regressionによる曲面フィッティングを行う。
Landweber Methodのボケ復元アルゴリズムは、ボケ再現ステップ240とボケ補正ステップ250とを有する。Landweber MethodはRGBの色コンポーネント毎に、それぞれ独立に行う。
また、Kernel Regressionによる曲面フィッティングは、微分ステップ220、画像構造パラメータ算出ステップ230、曲面フィッティングステップ270、及び、判断ステップ275を有する。曲面フィッティングはRGBの色コンポーネントを全て使って行う。
微分ステップ220、及び、画像構造パラメータ算出ステップ230は、入力されたRAWデータに対して一回だけ行われる。ボケ再現ステップ240、ボケ補正ステップ250、及び、曲面フィッティングステップ270は、任意のイテレーション回数ITEまで繰り返し処理される。イテレーション回数の判断は、判断ステップ275において実行される。最後にボケ補正された画像が出力される。
(イメージセンサから得られる画像データの例)
図3及び図4は、イメージセンサから得られる画像データを説明する図である。図3では、連続する16箇所の画素位置における、3つの色コンポーネントの画素値が示されている。図3の画素値は、例えば、図4に示すベイヤ配列を有するイメージセンサにより得られた画像データである。図4のベイヤ配列では、ドットのハッチングがGの画素値を取得する画素位置であり、斜線のハッチングがRの画素値を取得する画素位置であり、斜線が交叉するハッチングがBの画素値を取得する画素位置である。
図3では、各画素位置には、1色のデータしか存在しない。そこで、色コンポーネント毎に画素値を結ぶ曲面形状をRGBで連動させることにより、イメージセンサ上のすべてのデータを利用して正則化をおこなうことができる。
本実施の形態では、カラーフィルタ配列がベイヤ配列の単板イメージセンサから得られた画像データを処理するが、本発明の実施の形態は、ベイヤ配列に限らず、他のカラーフィルタ配列でもよい。
(本実施形態における画像処理方法の詳細)
以下は、本実施形態における画像処理方法の詳細について、図2に示すステップ毎に説明する。ここでは、イメージセンサから出力される画像データを、RAWデータと呼ぶ。画素位置i=(i,j)のRAWデータをyとする。カラーフィルタ配列をc∈{R,G,B}とする。また、求めるべき補正された画像をχとする。光学ボケにより画像がどのようにぼけるかは、例えば、Point Spread Function(以下、「PSF」という。)によって記述することができる。画素位置iを中心とした局所位置s=(s,t)の色cのPSFをh(s,i,c)とする。またこのPSFは既知である。PSFはレンズの設計地によるシミュレーションや測定などによって事前に求めておくことができる。
(微分ステップ220)
図5は、微分部120により行われる微分ステップ220の詳細を説明するフロー図である。微分ステップ220では、画素位置毎の一次微分を求める。図5のステップS101では、一次微分を求める画素位置を(i,j)とする。ステップS101に続いてステップS102に進み、変数srcの値を、画素位置(i,j)のRAWデータとする。さらに、画素位置(i,j)におけるx方向の微分データを出力するための変数diffxと、画素位置(i,j)におけるy方向の微分データを出力するための変数diffyとの領域を確保する。
ステップS102に続いてステップS103に進み、画素位置(i,j)における色コンポーネントに応じて、図6に示す方法により、微分値dx及びdyを得る。図6では、一次微分を、RGBそれぞれ独立に求める。RAWデータは、RGBの配列がそれぞれ異なるため、そのための処理をおこなう必要がある。
図6(a)は、ベイヤ配列を示す。また、図6(c)及び(d)は、ベイヤ配列における、RとBとの一次微分を求める例を示す図である。RとBはGよりもサンプリングの粗い正方の格子配列である。図6(c)及び(d)において、x方向の一次微分とy方向の一次微分は、それぞれの方向の差分で近似する。x方向の一次微分とy方向の一次微分をそれぞれdx,dyとすると、c==R又はc==Bのとき、dx及びdyは、次式(1)で計算することができる。
Figure 2010087614
一方、図6(b)に示すGは、ベイヤ配列において斜め格子であり、RとBとは異なる処理を行う。テーラー展開の1次成分が1次微分であることに着目し、テーラー展開を1次で打ち切った平面を2点のGによって当てはめることにより1次微分を求める。図6(b)に示す2つの三角形を考え、それぞれの三角形に対する平面当てはめによる1次微分の和を求めることとする。
先ず、一つめの三角形に対して次式(2)が成り立ち、式(2)を解くことにより、一つ目の三角形による一次微分が得られる。式(3)は、一つ目の三角形による一次微分である。
Figure 2010087614
二つ目の三角形に対しても、対しても同様に、式(4)が成り立ち、式(4)を解くことにより、二つ目の三角形による一次微分が得られる。式(5)は、二つ目の三角形による一次部分である。
Figure 2010087614
さらに、次式(6)により、式(3)及び式(5)の和を求めることにより、Gの一次微分が得られる。
Figure 2010087614
図5に戻り、ステップS103に続くステップS104では、変数diffx及びdiffyの値が、それぞれdxとdyとなり、処理を終了する。
(画像構造パラメータ算出ステップ)
図7及び図8は、画像構造パラメータ算出ステップ230において用いられる異方性ガウス関数を説明する図である。画像の局所構造を表す統計量として、例えば、構造テンソルがある。Cumaniらは構造テンソルの固有値・固有ベクトルを用いて詳細なエッジの強度・方向を算出した[A. Koschan, M. Abidi, “Detection and classification of edges in color images”, Signal Processing Magazine, IEEE, Volume 22, Issue 1, Jan 2005, Page(s):64 - 73]。
また、構造テンソルからフィッティングの際の重みを決定してもよい。これは構造テンソルを共分散行列とする異方性ガウス関数を用いたものである。異方性ガウス関数を図7に示す。図7(a)は、異方性ガウス関数の平面図であり、図7(b)は、異方性ガウス関数の俯瞰図である。
図8は、本実施の形態による画像構造カーネルパラメータを説明する図である。図8(a)において、λ及びλは、それぞれ、大なる固有値と小なる固有値とであり、θは固有ベクトルとx軸とのなすを表す。固有ベクトルは、エッジに沿う方向となる。構造テンソルを共分散行列とした異方性ガウス関数は、エッジ強度の強い方向に沿って楕円がつぶれるため、エッジを跨いだフィッティングを防止し先鋭度が保たれる。
ここでは微分ステップ220において求められたx方向の1次微分とy方向の1次微分とを用いて、Cumaniらと同様に位置iにおけるエッジの方向・大きさを示した画像構造カーネルパラメータを算出する。画像構造カーネルは図8(a)に示す異方性のガウス関数で表され、微分値の構造テンソルHは、次式(7)により定義される。
Figure 2010087614
式(7)において、s∈Nは、位置iを中心とした局所近傍N内の点の位置である。また、グローバルスムースh>0は、異方性ガウス関数の標準偏差を表す。グローバルスムースhにより、平滑化の強度を設定することができる。すなわち、hが大きい値の場合に、平滑化が強くなる。図8(b)から図8(g)は、エッジと画像構造カーネルとの関係を示す図である。これらの画像構造カーネルは、エッジの法線方向成分が強い、つまりエッジが明確なほど、エッジの接線方向に潰れた楕円形状となる。
式(7)の構造テンソルHより、画像構造カーネルパラメータの算出は次式(8)及び(9)により行うことができる。
Figure 2010087614
式(8)において、画像構造角θが画像のx軸と画像構造カーネルの長軸方向とのなす角を表し、λが長軸方向の長さ、λが短軸方向の長さを表す。なお、λ及びλは構造テンソルの固有値である。画像構造カーネルの長軸はエッジの接線方向であり、画像構造カーネルの短軸はエッジの法線方向に一致する。
式(8)及び(9)は、画像に含まれるノイズにより、画像構造カーネルパラメータが安定して算出されない。そこで次式(10)による、位置iを中心とした局所近傍N内の点に関して畳み込んだ構造テンソルを用いてもよい。
Figure 2010087614
式(10)において、局所近傍Nは任意の形状を考えることができる。例えば、位置iを中心とした5x5タップの矩形領域などを用いてもよい。
(ボケ再現処理及びボケ補正処理)
Landweber Methodのボケ復元アルゴリズムは、ボケ再現ステップとボケ補正ステップとからなる。Landweber Methodは、PSFを用いてボケ補正画像をぼかしたボケ再現画像とRAWデータとの二乗誤差が最小となるように、ボケ補正画像を反復的に更新する手法である。
(ボケ再現ステップ240)
ボケ再現ステップ240は、ボケ補正画像に対してPSFを適用してぼかしボケ再現画像を生成する。ボケ再現画像bは、画素位置iを中心とした局所領域Nの画素をPSFの重み付けて畳み込むことにより次式(11)により得られる。
Figure 2010087614
式(11)において、局所領域N内の局所位置をsとする。
(ボケ再現処理のフロー)
図9は、ボケ再現部141等により行われるボケ再現ステップ240の詳細を説明するフロー図である。図9のステップS201では、ボケ再現処理が行われる画素位置(i,j)が定められる。ステップS201に続いてステップS202に進み、各変数に所定の値が代入される。
より詳細には、配列変数procに、画素位置(i,j)のRAWデータの値が設定され、変数blurredは、画素位置(i,j)のボケRAWデータが代入される変数として設定される。また、画素位置(i,j)のPSFデータが読み込まれて、配列変数filterに代入される。図10は、色コンポーネント毎のPSFを説明する図である。図10において、各色コンポーネントのPSFはベイヤ配列に対応し、正規化されている。
さらに、PSFデータの半径r、画素位置(i,j)の色コンポーネント種別が設定される。
ステップS202に続いてステップS203に進み、フィルタリング処理が開始される。初期値として、変数sumに値0が代入され、フィルタリングを行う範囲m及びnを、−r≦m≦r,−r≦n≦rとする。ステップS203に続いてステップS204に進み、変数sumの値に、配列変数filterの値と変数procの値とを乗じた数が加算される。すなわち、sum=sum+(filter(m,n))*(proc(i+m,j+n))なる式により、変数sumの値が更新される。
ステップS204に続いてステップS205に進み、配列変数filterの各変数を用いる処理が全て終了している場合には、ステップS206に進み、終了していない場合には、ステップS204に戻って処理を繰り返す。
ステップS205に続くステップS206では、変数blurred(i,j)に、変数sumの値が代入され、処理を終了する。
(ボケ補正ステップ)
ボケ補正ステップ250では、ボケ再現画像とRAWデータとの二乗誤差が小さくなるようにボケ補正画像を更新する。二乗誤差最小化問題は式(12)となる。式(12)の最急降下法による更新式は式(13)及び式(14)となる。
Figure 2010087614
式(13)及び式(14)の微分方程式を差分方程式により置き換えると式(15)ののLandweber Methodによる更新式が得られる。
Figure 2010087614
式(15)中、上付き添え字(l)はイテレーションの回数を示す数である。
(ボケ補正処理のフロー)
図11は、ボケ補正部151等により行われるボケ補正ステップ250の詳細を説明するフロー図である。図11のステップS301では、ボケ補正処理が行われる画素位置(i,j)が定められる。ステップS301に続いてステップS302に進み、各変数に所定の値が代入される。
より詳細には、配列変数srcに、画素位置(i,j)を中心とするRAWデータが代入され、配列変数blurredに、ボケ再現ステップ240により得られた画素位置(i,j)のボケRAWデータが代入される。
また、配列変数procは、画素位置(i,j)の補正後のRAWデータの値が代入される変数として設定され、画素位置(i,j)のPSFデータが読み込まれて、配列変数filterに代入される。
図12は、色コンポーネント毎のPSFを説明する図である。図12において、各色コンポーネントのPSFはベイヤ配列に対応し、正規化されている。図11に戻り、ステップS302では、さらに、PSFデータの半径r、画素位置(i,j)の色コンポーネント種別C、ステップ幅step_sizeが設定される。
ステップS302に続いてステップS303に進み、フィルタリング処理が開始される。初期値として、変数sumに値0が代入され、フィルタリングを行う範囲m及びnを、−r≦m≦r,−r≦n≦rとする。
ステップS303に続いてステップS304に進み、変数sumの値に、配列変数filterの値と変数srcの値とを乗じた数に配列変数blurredの値を減算した数が加算される。すなわち、sum=sum+(filter(m,n))*(src(i+m,j+n))−(blurred(i+m,j+n))なる式により、変数sumの値が更新される。
ステップS304に続いてステップS305に進み、配列変数filterの各変数を用いる処理が全て終了している場合には、ステップS306に進み、終了していない場合には、ステップS304に戻って処理を繰り返す。
ステップS305に続くステップS306では、変数procの値が、proc(i,j))=proc(i,j))+step_size*sumなる式により更新され、処理を終了する。
(曲面フィッティングステップ270)
曲面フィッティングステップ270では、図3に示すRGBの連動した曲面モデルを用いて、ボケ補正画像に対して曲面フィッティングすることにより、ノイズの抑えられた滑らかなボケ補正画像を得る。このような連動を実現するモデルは、例えば、次式(16)に示す多項式関数がある。
Figure 2010087614
ここでa=(aR,aG,aB,a,a,a,aTは、曲面モデルのパラメータであり、定数項(aR,aG,aBTは、フィッティング後のボケ補正画像の画素値となる。局所位置sは、画像の基準座標(x,y)Tと平行に設定されることがあるが、その場合は、画像の局所構造を反映していない。一方、画像の局所構造は、画像構造パラメータステップで算出した構造テンソルの固有値と回転角によって表すことができるので、これらの画像構造を反映させた曲面モデルを設定することにより、画像の構造にマッチした曲面フィッティングを行うことができる。
そこで、回転角θに応じて画素位置iの局所位置sを、画像構造カーネルの局所座標uvへ座標変換する。画像のst座標から回転カーネルの局所座標uvへの座標変換を、次式(17)に示す。
Figure 2010087614
ここでu=(u,v)は、画像構造カーネルの局所座標であり、uが楕円の長軸方向、vが楕円の短軸方向を示す。
本実施形態の画像構造パラメータ算出ステップでは、構造テンソルを用いて画像の局所的な特徴を表現するエッジの接線方向、楕円の長軸、短軸といったパラメータを算出している。ところで、Harrisらは構造テンソルから画像の特徴分類を行っている[C. Harris and M. Stephens (1988). “A Combined Corner and Edge Detector”. Proc. of the 4th ALVEY Vision Conference: pp. 147−151]。
図13は、Harrisらによる画像特徴分類を説明する図であり、λ,λは、構造テンソルの固有値である。図13では、画像特徴が、エッジ領域と、フラット領域と、コーナー領域とに分類されている。どちらかの固有値が大きく、もう片方が小さければ、楕円はつぶれており、エッジ領域であることを示す。両方の固有値が大きければ、楕円は等方の円形で小さくなり、角や尖端等のコーナー領域を示している。両方の固有値が小さければ楕円は等方の円形で大きくなり、フラットな領域を示している。
エッジ領域では、エッジ法線方向、すなわち、v軸に情報が集中しているため、次式(18)のモデルを当てはめることができる。
Figure 2010087614
一方、コーナー領域とフラット領域とは、等方的な楕円であるため、情報が短軸であるv軸に集中していない。そこで、u軸とv軸との両方を使う方がよい。コーナー領域は画素の変化も大きいため曲面モデルの自由度は高い方が適している。そこで、次式(19)のモデルを当てはめることができる。
Figure 2010087614
フラット領域は、なるべくノイズを押さえたいので曲面モデルを低次とする。フラット領域は、次式(20)のモデルを当てはめることができる。
Figure 2010087614
曲面モデル選択ステップでは、構造テンソルの固有値λ,λに基づき、例えば図13に示す分類に従い、対象画素の分類を行い、その分類に応じて上記曲面モデルを選択する。次式(21)は、曲面モデルのベクトル表記である。
Figure 2010087614
曲面フィッティング処理では、観測されるRAWデータにノイズが含まれる状況で、未知の曲面パラメータaを求める。これは最小二乗法によって解くとよい。最小二乗問題を、次式(22)及び(23)に示す。
Figure 2010087614
ここでサーカムフレックス(a)が最小二乗フィッティングパラメータ、k(i,s)は、点sにおける重みである。ここでは回転カーネルの式(7)を用いる。またcをカラーフィルタベクトルとし、次式(24)で定義する。
Figure 2010087614
カラーフィルタベクトルは、RAWデータとRGB曲面モデルとを接続するために用いる。局所近傍Nは任意の形状を考えることができるが、例えば位置xを中心とした5x5タップの矩形領域などを用いるとよい。
さらにカラー毎のPSFの違いを、重みとして反映させてもよい。RGBの色コンポーネント毎にPSFが異なり、レンズによっては、例えば、GはボケていないがRとBはボケている状況が発生することがある。
図14及び図15は、RGBで曲面形状を連動させる前後のRGBの曲面を示す図である。図14は、RGB間のPSFの違いを考慮しないで曲面形状を連動させる処理を示す図であり、図14(a)が、曲面フィッティング前の曲面形状を表し、図14(b)が、曲面フィッティング後の曲面形状を表す。PSFの違いを考慮していないと、図14(b)に示すようにR,G,Bの平均曲率曲面にフィッティングされることになり、Gがボケてしまう。
一方、図15は、RGBのPSFの違いを考慮して曲面形状を連動させる処理を示す図である。図15(b)に示すように、RGBのPSFの違いを考慮し、Gの曲率に沿った曲面形状でフィッティングをおこなえば、Gがボケることはなく、RとBのボケも解消できる。次式(25)は、PSFの違いを考慮して曲面フィッティングを行う際の誤差関数である。
Figure 2010087614
ここでrCi≧0は、色コンポーネント毎のPSFによる補正係数であり、ボケの少ない色コンポーネントでは重みを大きくし、それ以外の色コンポーネントは重みを小さくする。記述を簡単にするため式(25)を、行列形式の式(26)及び(27)にする。
Figure 2010087614
ここで局所近傍N内の点をN={s,・・・,s}である。行列形式を用いると最小二乗法の解は次式(28)により一意に求められる。
Figure 2010087614
式(28)は、正規方程式と呼ばれ、線形の最小二乗法の場合にはこれが最適解となる。逆行列はLU分解や特異値分解などにより数値計算することができる。サーカムフレックス(a)内の(aR,aG,aBTがフィッティング後の画素値である。また、次式(29)のように、ボケ補正画像を、曲面フィッティング処理した画素値によって更新する。
Figure 2010087614
また(aR,aG,aBTをそのまま出力すればRGB全部の値を取得できデモザイキングも行うことができる。
(曲面フィッティングステップ270の詳細)
図16は、曲面フィッティングステップ270の詳細等を示すフロー図である。図16の処理は、主として曲面フィッティング部170により行われる。
ステップS401では、微分部120が、画像のRAWデータから、x方向及びy方向の一次微分を算出する。ステップS401に続いてステップS402に進み、画像構造パラメータ算出部230が、カーネル内のx方向微分とy方向の微分との構造テンソルから、画像構造パラメータを算出する。
ステップS402に続くステップS403からステップS410の処理は、曲面フィッティングステップ270において行われる。ステップS403では、構造テンソルの固有値から、図13等に従い画像特徴によりクラス分けして曲面モデルを選択する。
ステップS403に続いてステップS404に進み、式(17)により回転補正を行う。ステップS404に続いてステップS405に進み、式(27)によりPを計算する。ステップS405に続いてステップS406に進み、画像構造パラメータを用いる式(27)により、Wを計算する。
ステップS406に続くステップS407及びステップS408では、それぞれ、PWPとPWYとを計算する。ステップS408に続いてステップS409に進み、(PWP)−1を計算する。ステップS409に続いてステップS410に進み、サーカムフレックス(a)を計算する。
〔第2の実施の形態〕
(ルックアップテーブルを用いる処理)
図17は、第2の実施の形態の画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。図17の画像処理装置100aは、イメージセンサ110、微分部120、画像構造パラメータ算出部130、ボケ再現部141、ボケ再現部143、ボケ再現部145、ボケ補正部151、ボケ補正部153、ボケ補正部155、マルチプレクサ160、フィルタ選択部180、フィルタリング部190、及び、デマルチプレクサ199を有する。
図17において、図1の画像処理装置100と同一の機能及び構成を有するブロックは、図1と同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
フィルタ選択部180は、図示しない記憶部等に保存されている正規方程式を解いた結果のフィルタ係数が格納されているをルックアップテーブル(以下、「LUT」という。)から、フィルタを選択する。これにより、回路による実装を容易にする構成となる。フィルタリング部190は、フィルタ選択部180において選択されたフィルタにより、フィルタリング処理を行う。
(本実施形態における画像処理方法の概略)
図18は、本実施形態による画像処理装置100aにおける画像処理方法の概略を説明する図である。本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、Landweber Methodによるボケ復元アルゴリズムを用い、正則化としてKernel Regressionによる曲面フィッティングを行う。
Landweber Methodのボケ復元アルゴリズムは、ボケ再現ステップ340とボケ補正ステップ350とを有する。Landweber MethodはRGBの色コンポーネント毎に、それぞれ独立に行う。
また、Kernel Regressionによる曲面フィッティングは、微分ステップ320、画像構造パラメータ算出ステップ330、フィルタ選択ステップ380、フィルタリングステップ390、及び、判断ステップ395を有する。
以下の説明では、図2の画像処理方法と異なるステップである、フィルタ選択ステップ380、及び、フィルタリングステップ390について説明し、他のステップの説明は省略する。
フィルタ選択ステップ380は、予め正規方程式が解かれ、その結果としてLUTに保存されているフィルタから、一のフィルタを選択する。これにより、回路による実装を容易にする構成となる。フィルタリングステップ390は、フィルタ選択ステップ380において選択されたフィルタにより、フィルタリング処理を行う。
図19は、本実施形態の処理の概略を説明するフロー図である。図19のステップS501では、微分部120が、画像のRAWデータから、x方向及びy方向の一次微分を計算する。ステップS501に続いてステップS502に進み、画像構造パラメータ算出部130が、カーネル内のx方向微分とy方向微分との構造テンソルにより、画像構造パラメータを算出する。
ステップS502に続いてステップS503に進み、フィルタ選択部180が、ステップS502で取得された構造テンソルの固有値から、画像特徴を、例えば図13に従いクラス分けし、曲面モデルを選択する。ステップS503に続いてステップS504に進み、フィルタ選択部180が、ステップS502で取得された画像構造パラメータにより、フィルタX(λ,λ,θ)を選択する。
ステップS504に続いてステップS505に進み、フィルタリング部190が、サーカムフレックス(a)を計算する。
(フィルタ選択ステップ380)
フィルタ選択ステップ380では、画像構造パラメータ算出ステップ330において算出された画像構造パラメータに基づき、正規方程式を解いた結果のLUTから適切なフィルタを選択する。
正規方程式は式(28)により与えられる。式(27)より、Yは、画素値を表しており入力画像に依存して変化する。それに対して(PWP)−1(PW)は画像構造パラメータ(λ,λ,θ)のみに依存する部分であり、画像には依存しない。画像構造カーネルは式(7)に示す入力画像の微分の構造テンソルにより、次式(30)となる。
Figure 2010087614
式(30)を画像構造パラメータにより書き直すと、式(31)となる。また、回転カーネルは、式(32)となる。
Figure 2010087614
行列Wは、式(33)となり、画像構造パラメータのみに依存する。同様に、行列Pは、式(34)となり、画像構造パラメータのみに依存する。
Figure 2010087614
ゆえに、次式(35)も、画像構造パラメータのみに依存する。
Figure 2010087614
式(35)より、任意の離散化を行った画像構造パラメータの組(λ,λ,θ),(m=0,・・・M)に対して事前にX(λ,λ,θ),(m=0,・・・M)を計算しておけば、追加計算をすることなく解を次式(36)により求めることができる。
Figure 2010087614
そこで、フィルタ選択ステップ380では、画像構造パラメータの組(λ,λ,θ),(m=0,・・・M)に対して事前にX(λ,λ,θ),(m=0,・・・M)を計算して、LUTに登録しておく。LUTは、フィルタバンクともいう。より詳細には、算出された画像構造パラメータ(λ,λ,θ)に基づき、LUTから対応するX(λ,λ,θ)を選択する処理を行う。
(フィルタリングステップ390)
フィルタリングステップ390は、フィルタ選択ステップ380で選択されたフィルタX(λ,λ,θ)を用いて画素値ベクトルYとの畳み込み演算を行ない最小二乗フィッティングされた出力画素を計算する。具体的には次式(37)に示す行列演算を行う。
Figure 2010087614
(フィルタリングステップ390の詳細)
図20は、フィルタリングステップ390の詳細を示すフロー図である。図20のステップS601からステップS606は、図9のステップS201からステップS206とほぼ同一であるが、フィルタ係数を事前に計算されLUTに格納されている値を用いる点が異なる。
図20のステップS601では、ボケ再現処理が行われる画素位置(i,j)が定められる。ステップS601に続いてステップS602に進み、各変数に所定の値が代入される。
より詳細には、配列変数procに、画素位置(i,j)のRAWデータの値が設定される。また、画素位置(i,j)のフィルタ係数が読み込まれて、配列変数filterに代入される。図21は、色コンポーネント毎のPSFを説明する図である。図21において、各色コンポーネントのPSFはベイヤ配列に対応し、正規化されている。図21には、さらに、ベイヤ配列における色コンポーネント毎のフィルタ中心を示す。フィルタ中心は、4×4のベイヤ配列における中心4画素の何れか一である。図20に戻り、さらに、画素位置(i,j)の色コンポーネント種別Cが設定される。
ステップS602に続いてステップS603に進み、フィルタリング処理が開始される。初期値として、変数sumに値0が代入されフィルタリングを行う範囲m及びnを、−r≦m≦r,−r≦n≦rとする。ステップS603に続いてステップS604に進み、変数sumの値に、配列変数filterの値と変数procの値とを乗じた数が加算される。すなわち、sum=sum+(filter(m,n))*(proc(i+m,j+n))なる式により、変数sumの値が更新される。
ステップS604に続いてステップS605に進み、配列変数filterの各変数を用いる処理が全て終了している場合には、ステップS606に進み、終了していない場合には、ステップS604に戻って処理を繰り返す。
ステップS605に続くステップS606では、配列変数procの所定の配列位置に、変数sumの値が代入される。所定の配列位置は、proc−r*h_size−rなる式により得られる。ステップS606の後、処理を終了する。
(コンピュータ等による実現)
図22は、本実施形態の画像処理装置を実現するコンピュータ400のハードウェア構成を示したブロック図である。図22に示すように、コンピュータ400は、CPU(Central Processing Unit)401、操作部402、表示部403、ROM(Read Only Memory)404、RAM(Random Access Memory)405、信号入力部406、及び、記憶部407を有し、各部はバス408により接続されている。
CPU401は、RAM405の所定領域を作業領域として、ROM404等に予め記憶された各種プログラムとの協働により各種処理を実行し、コンピュータ400を構成する各部の動作を統括的に制御する。CPU401は、また、ROM404等に予め記憶されたプログラムとの協働により、本実施形態に係る画像処理方法を実行する。なお、本実施形態に係る画像処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムは、ドライブに挿入されることによりコンピュータに読み取り可能となる情報記録媒体に格納されてよい。
操作部402は、各種入力キー等を備え、ユーザーから操作入力された情報を入力信号として受け付け、その入力信号をCPU401に出力する。
表示部403は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示手段により構成され、CPU401からの表示信号に基づいて、各種情報を表示する。なお、表示部403は、操作部402と一体的にタッチパネルを構成する態様としてもよい。
ROM404は、コンピュータ400の制御に係るプログラムや各種設定情報等を書き換え不可能に記憶する。RAM405は、例えば、SDRAM等の記憶手段であって、CPU401の作業エリアとして機能し、バッファ等の役割を果たす。
信号入力部406は、動画像や音声を電気信号に変換し、映像信号としてCPU401に出力するものである。信号入力部406は、放送番組受信機(チューナー)等を用いてもよい。
記憶部407は、磁気的又は光学的に記録可能な記憶媒体を有し、信号入力部406を介して取得された映像信号、又は、図示しない通信部やI/F(インターフェース)等を介して外部から入力される映像信号等のデータを記憶する。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
第1の実施の形態の画像処理装置の機能構成を示すブロック図。 第1の実施の形態による画像処理方法の概略。 イメージセンサから得られる画像データ(その1)。 イメージセンサから得られる画像データ(その2)。 微分ステップ220の詳細を説明するフロー図。 ベイヤ配列における一次微分の演算例。 異方性ガウス関数の例。 異方性ガウス関数による画像構造カーネルパラメータ。 ボケ再現ステップ240の詳細を説明するフロー図。 色コンポーネント毎のPSFを説明する図(その1)。 ボケ補正ステップ250の詳細を説明するフロー図。 色コンポーネント毎のPSFを説明する図(その2)。 Harrisらによる画像特徴分類を説明する図。 RGBで曲面形状を連動させる前後のRGBの曲面を示す図(その1)。 RGBで曲面形状を連動させる前後のRGBの曲面を示す図(その2)。 曲面フィッティングステップ270の詳細等を示すフロー図。 第2の実施の形態の画像処理装置の機能構成を示すブロック図。 第2の実施の形態による画像処理方法の概略。 第2の実施の形態の処理の概略を説明するフロー図 フィルタリングステップ390の詳細を示すフロー図。 色コンポーネント毎のPSFを説明する図(その3)。 画像処理装置400のハードウェア構成例。
符号の説明
100、100a画像処理装置
110 イメージセンサ
120 微分部
130 画像構造パラメータ算出部
141 ボケ再現部
143 ボケ再現部
145 ボケ再現部
151 ボケ補正部
153 ボケ補正部
155 ボケ補正部
160 マルチプレクサ
170 曲面フィッティング部
180 フィルタ選択部
190 フィルタリング部
199 デマルチプレクサ
400 画像処理装置
402 操作部
403 表示部
406 信号入力部
407 記憶部
408 バス

Claims (10)

  1. 単板イメージセンサから入力される入力画像データに対し、レンズの所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力するボケ再現部と、
    前記ボケ再現部から出力されるボケ再現画像データと前記入力画像データとの二乗誤差が小さくなる補正により前記ボケ再現画像を補正したボケ補正画像データを出力するボケ補正部と、
    前記ボケ補正画像データの複数の色コンポーネントのそれぞれの画素値による曲面形状が、前記色コンポーネント間で同一になるように、前記色コンポーネント毎の曲面形状を変更することにより、前記ボケ補正画像データを更新する曲面フィッティング部と、
    を有し、
    前記ボケ再現部は、さらに、前記曲面フィッティング部により更新されたボケ補正画像データに対し、前記所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力する画像処理装置。
  2. 前記曲面フィッティング部は、最小二乗法により、前記曲面形状を前記色コンポーネント間で同一にする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記曲面フィッティング部は、前記色コンポーネント毎の局所領域に対応する前記ボケ補正画像データの領域の画素値に対して重み付けして曲面形状を変更する請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記曲面フィッティング部は、前記局所領域が有するエッジの強度及びエッジの方向に基づいて、前記ボケ補正画像データの領域の画素値に対して重みを付する請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記曲面フィッティング部は、複数の前記色コンポーネント間で一以上のパラメータを共有させることにより、前記曲面形状を前記色コンポーネント間で同一にする請求項1ないし4何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記曲面フィッティング部は、さらに、前記曲面形状を前記色コンポーネント間で同一にする最小二乗法の行列式における、前記ボケ補正画像データの色コンポーネント毎の値が除かれた部分式が計算されて得られるフィルタ値が保持されたテーブルから前記フィルタ値を取得し、前記ボケ補正画像データの色コンポーネント毎の画素値に対して前記フィルタ値を乗じることにより、曲面フィッティングを行う請求項3又は4記載の画像処理装置。
  7. 前記フィルタ値を保持する記憶手段を有する請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記フィルタ値が、前記局所領域が有するエッジの強度及びエッジの方向に基づく分類がなされる場合に、
    前記曲面フィッティング部は、前記エッジの強度及び前記エッジの方向に基づいて、前記フィルタ値を選択して取得する請求項6又は7記載の画像処理装置。
  9. 単板イメージセンサから入力される入力画像データに対し、レンズの所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力するボケ再現ステップと、
    前記ボケ再現ステップにおいて出力されるボケ再現画像データと前記入力画像データとの二乗誤差が小さくなる補正により前記ボケ再現画像を補正したボケ補正画像データを出力するボケ補正ステップと、
    前記ボケ補正画像データの複数の色コンポーネントのそれぞれの画素値による曲面形状が、前記色コンポーネント間で同一になるように、前記色コンポーネント毎の曲面形状を変更することにより、前記ボケ補正画像データを更新する曲面フィッティングステップと、
    を有し、
    前記ボケ再現ステップにおいて、さらに、前記曲面フィッティングステップにおいて更新されたボケ補正画像データに対し、前記所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力する画像処理方法。
  10. 単板イメージセンサから入力される入力画像データに対し、レンズの所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力するボケ再現ステップと、
    前記ボケ再現ステップにおいて出力されるボケ再現画像データと前記入力画像データとの二乗誤差が小さくなる補正により前記ボケ再現画像を補正したボケ補正画像データを出力するボケ補正ステップと、
    前記ボケ補正画像データの複数の色コンポーネントのそれぞれの画素値による曲面形状が、前記色コンポーネント間で同一になるように、前記色コンポーネント毎の曲面形状を変更することにより、前記ボケ補正画像データを更新する曲面フィッティングステップと、
    を有し、
    前記ボケ再現ステップにおいて、さらに、前記曲面フィッティングステップにおいて更新されたボケ補正画像データに対し、前記所定のボケを再現させてボケ再現画像データを出力する画像処理方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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