JP5222472B2 - 画像処理装置、画像復元方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、劣化関数を用いた画像復元アルゴリズムに基づいて劣化画像から復元画像を生成する技術に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置で撮像された画像がピンボケ、手ぶれ、収差等により劣化が生じている場合に劣化画像を復元するための画像復元アルゴリズムが従来より知られている。
画像復元アルゴリズムとしては、例えば、撮影時のぶれによる画像劣化を劣化関数(点像分布関数(PSF))で表し、劣化関数に基づいてぶれのない画像に回復する手法が知られている。
劣化関数を用いた画像復元アルゴリズムとしては、例えば、ウィナーフィルタ、一般逆フィルタ、射影フィルタ等が知られている。特許文献1には、ウィナーフィルタを用いた画像復元の手法が開示されおり、特許文献2には、一般逆フィルタを用いた画像復元の手法が開示されている。
ここで、劣化画像を復元する手法で用いる劣化関数について説明する。
f(x、y)を理想画像とし、g(x、y)を劣化画像としたとき、
の関係があると仮定する。ここで、h(x、y、x′、y′)は劣化関数、v(x、y)は出力画像におけるランダム雑音を表す。
平行移動を除いて、点の劣化した像がその点の位置に依存しないならば、劣化関数は、h(x−x’、y−y’)の形となり、式(1)は、
となる。雑音がないとき、式(2)の両辺のフーリエ変換を行い、畳み込み定理より、 G(u、v)=H(u、v)F(u、v) ・・・(3)
となる。G(u、v)、F(u、v)、H(u、v)はそれぞれg(x、y)、f(x、y)、h(x、y)のフーリエ変換を表す。ここで、H(u、v)は、理想画像f(x、y)を劣化画像g(x、y)に変換するシステムの伝達関数である。
ここでは、カメラと風景との相対的な運動による劣化についてのみ取り上げるため、その劣化モデルについて以下に説明する。もし、相対運動が平面内におけるイメージセンサの撮像面の運動によるものと近似的に等しいならば、撮像面の点における露光量の総計は、瞬時的な露光量をシャッタが開いている時間だけ積分することによって求められる。この場合、シャッタの開閉に要する時間は無視できるものとする。α(t)、β(t)をそれぞれ変位のx、y方向の成分であるとすると、
となる。この場合、Tは露光時間で、便宜的に−T/2からT/2までであるとした。式(4)の両辺をフーリエ変換すると、
となる。x−α(t)=ξ、y−β(t)=ηと置くと、上式は
となる。この式(5)から、劣化は式(3)またはこれに等しい式(2)でモデル化されることがわかる。そこで、劣化関数H(u、v)は次式で与えられる。
従って、X軸に対して、角度θ、一定の速度Vで時間Tだけぶれた場合の劣化関数は、 H(u、v)=sin πωT/πω ・・・(7)
で与えられる。ここで、
ω=(u−u0)Vcosθ+(v−v0)Vsinθ・・・(8)
で、u0、v0は画像の中心座標である。尚、ωが微小な時はH(u、v)=Tと近似する。
このようにして求められた劣化関数Hを用いた画像復元アルゴリズムとして、劣化画像に対してフーリエ変換して周波数空間での演算を行う、あるいは実空間の画像に対して最急降下法の反復計算を行う、等の手法が提案されている。
ここで、劣化画像に対してフーリエ変換して周波数空間での演算を行う手法について説明する。
すなわち、劣化画像g(x、y)と元の画像f(x、y)が上記式(2)のモデルに従うと仮定する。このとき、雑音が無いならば、g(x、y)、f(x、y)及び劣化画像H、h(x、y)のフーリエ変換は上記式(3)を満たす。ここで、式(3)を変形すると、 F(u、v)=G(u、v)/H(u、v) ・・・(9)
となる。この式(9)から、H(u、v)が既知であれば、劣化した画像のフーリエ変換G(u、v)に1/H(u、v)をかけて逆フーリエ変換することによって、f(x、y)を復元することができる。
また、他の例として、最急降下法による反復計算を用いて画像復元を行う手法について、以下、図18を用いて説明する。
図18は、最急降下法による反復計算を用いて画像復元を行う画像復元処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
図18において、画像復元処理装置は、劣化画像g(x、y)を0回目の復元画像(つまり、初期画像)としてRAMにセットする(S10)。次に、反復回数を示すパラメータnを0に初期化し、さらに最大反復回数nMAXをROMから読み込み(S12)、所定の収束パラメータεをROMから読み込む(S14)。また、終了判定パラメータとして閾値ThrをROMから読み込む(S16)。次に、反復回数nが所定の最大反復回数より小さい場合(ステップS18の判定結果が、肯定「Y」)、反復回数nをインクリメントした後(S20)、∇J(ナブラ)を算出し(S22)、∇Jのノルムの2乗を算出してこれをパラメータtとする(S24)。
ここで、Jは一般逆フィルタの評価量であり、劣化画像g(x、y)、復元画像f(x、y)、劣化関数h(x、y)とした場合に、
J=‖g(x、y)−h(x、y)*f(x、y)‖
(*は畳み込み積分を表す。)で与えられる。上式は、評価量Jは、復元画像f(x、y)に劣化関数h(x、y)を作用させて得られる画像h(x、y)*f(x、y)と実際の劣化画像g(x、y)との差分の大きさで与えられることを意味する。復元画像が正しく復元されていれば、理論的にはh(x、y)*f(x、y)=g(x、y)であって評価量は0である。評価量Jが小さいほど、復元画像f(x、y)はより良く復元されたことになる。最急降下法では、この評価量Jの勾配である∇Jの大きさ、すなわち∇Jのノルムの2乗が閾値以下となるまで反復計算を繰り返し、閾値以下となった時点で反復計算を終了して復元画像f(x、y)を得るものである。なお、評価量Jとして一般逆フィルタの場合を例示したが、g(x、y)とh(x、y)*f(x、y)との差を評価する任意の評価量に適用できることは言うまでもなく、g(x、y)とh(x、y)*f(x、y)との差を演算するTiknohov−Miller正規化法やベイズ復元法における評価量も含まれる。
さて、図18に戻り、画像復元処理装置は、tが閾値Thrを超えているか否かを判定し(S26)、閾値Thrを超えている場合には復元が未だ十分ではないとして∇Jに収束パラメータεを乗じて(S28)、復元画像からε∇Jを差し引くことで新たな復元画像を生成し(S30)、tが閾値Thr以下となるまでステップS18〜ステップS30の処理を反復する。tが閾値Thr以下となった場合(ステップS26の判定結果が、肯定「Y」)、あるいはtは閾値Thr以下とならない場合でも最大反復回数に達してしまった場合(ステップS18の判定結果が、否定「N」)に処理を終了する。
以上の手法が、最急降下法による反復計算を用いて画像復元を行う手法である。なお、反復計算を伴う画像復元処理の原理は、例えば、非特許文献1に記載されている。
特開2004−205802号公報 特開2002−288653号公報 M.Elad and A.Feuer;Super-Resolution of An Image Sequence - Adaptive Filtering Approach;Technion - Israel Institute of Technology,4 April 1997
一般に上記のような画像復元アルゴリズムを用いて復元画像を得るには演算処理の負担が大きい。
本発明は、画像復元アルゴリズムに基づく演算処理の負担を抑えながら必要に応じて画像復元を行う画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、撮影された劣化画像を構成する複数の色成分画像を、輝度成分への寄与度に応じて、第1画像と前記第1画像より輝度成分への寄与度が小さい第2画像とに分離する画像分離部と、少なくとも前記第1画像に対して、撮影条件に基づいて定められる点像分布関数を表すPSF画像を用いて所定の画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行う画像復元処理部と、前記画像復元処理を行った前記第1画像と、前記第2画像とに基づいて、前記劣化画像に対応する復元画像を生成する復元画像生成部と、を備え、前記画像復元処理部は、前記PSF画像のサイズが所定のサイズ以下である場合に前記第2画像に対して前記画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行わず、前記PSF画像のサイズが所定のサイズより大きい場合に前記第2画像に対しても前記画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置の1つの態様によれば、前記画像復元アルゴリズムは、前記PSF画像を用いた反復計算を含むアルゴリズムであって、前記画像復元処理部が前記第2画像に対して行う反復計算の回数は、前記第1画像に対して行う反復計算の回数よりも少ないことを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置の1つの態様によれば、撮影された劣化画像を構成する複数の色成分画像を、輝度成分への寄与度に応じて、第1画像と前記第1画像より輝度成分への寄与度が小さい第2画像とに分離する画像分離部と、前記第1画像及び前記第2画像に対して、撮影条件に基づいて定められる点像分布関数を表すPSF画像を用いて反復計算を含む所定の画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行う画像復元処理部であって、前記第2画像に対する反復計算の回数が前記第1画像に対する反復計算の回数より小さくなるように画像復元処理を行う画像復元処理部と、前記画像復元処理を行った前記第1画像及び前記第2画像とに基づいて、前記劣化画像に対応する復元画像を生成する復元画像生成部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置の1つの態様によれば、前記画像復元処理部は、前記第2画像に対して行う反復計算の最大反復回数を前記第1画像に対して行う反復計算の最大反復回数よりも小さくすることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置の1つの態様によれば、前記画像復元アルゴリズムは、劣化画像をG、復元画像をF、PSF画像をHとした場合、復元画像FにPSF画像Hを作用させて得られる画像HFと劣化画像Gとの差の大きさに基づいて評価値Jを算出し、前記評価値Jの勾配の大きさが閾値以下となるまで前記復元画像Fの算出及び評価値Jの算出処理を繰り返し実行することで画像復元処理を行う最急降下法による反復計算を用いたアルゴリズムであって、前記第2画像に対する閾値は前記第1画像に対する閾値よりも大きいことを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置の1つの態様によれば、前記画像復元処理部は、前記第2画像からエッジ部分を抽出し、抽出したエッジ部分について前記画像復元処理を行い、前記画像復元生成部は、前記画像復元処理を行った前記第1画像と、前記エッジ部分について画像復元処理を行った前記第2画像とに基づいて、前記劣化画像に対応する復元画像を生成することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置の1つの態様によれば、前記画像復元処理部は、前記第2画像の解像度を前記第1画像の解像度より低くなるように解像度変換し、解像度変換された前記第2画像に対して画像復元処理を行い、前記画像復元生成部は、前記画像復元処理を行った前記第1画像と、解像度変換された後に画像復元処理を行った前記第2画像とに基づいて、前記劣化画像に対応する復元画像を生成することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置の1つの態様によれば、前記画像復元処理部は、前記PSF画像の重心が前記PSF画像を構成する特定画素の中心に位置するように前記PSF画像を修正し、修正したPSF画像を用いて画像復元処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置の1つの態様によれば、前記画像復元処理部が画像復元処理を行う前に前記劣化画像に対して線形補間の画素補間のみ行う画素補間部を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置の1つの態様によれば、前記第1画像はG成分画像であり、前記第2画像はR成分画像及びB成分画像であることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置の1つの態様によれば、前記第1画像は輝度成分画像であり、前記第2画像は色差成分画像であることを特徴とする。
本発明によれば、画像復元アルゴリズムに基づく演算処理の負担を抑えながら必要に応じて画像復元を行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態について(以下、実施形態とする)について、以下図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラの機能ブロックを示す図である。なお、本実施形態では、画像処理装置の一例として民生用のデジタルカメラを例に説明するが、監視用カメラ、テレビ用カメラ、内視鏡カメラ、等他の用途のカメラとしたり、顕微鏡、双眼鏡、さらにはNMR撮影等の画像診断装置等、カメラ以外の機器にも適用することができる。
図1において、撮像部10は、CPU20の制御の下、被写体からの光を受光して、受光した光に応じたRAWデータを出力する。撮像部10は、図2に示すように、光学系12、イメージセンサ14、及びCDS(Correlated Double Sampling)−A/D(Analog/Digital)回路16を含む。
イメージセンサ14はカラーフィルタを備え、カラーフィルタは、赤色フィルタ(R)と、R列の緑色フィルタ(Gr)と、青色フィルタ(B)と、B列の緑色フィルタ(Gb)がベイヤ配列で配置される。イメージセンサ14からは、赤色フィルタ(R)の画素の信号であるR信号と、R列の緑色フィルタ(Gr)の画素の信号であるGr信号と、青色フィルタ(B)の画素の信号であるB信号と、B列の緑色フィルタ(Gb)の画素の信号であるGb信号とが出力される。以下、R信号、Gr信号、B信号、Gb信号を含めてRAWデータと称する。CDS(Correlated Double Sampling)−AD(Analog/Digital)回路16は、相関二重サンプリングによりイメージセンサ14から出力されたRAWデータのノイズを低減し、RAWデータをアナログ信号からデジタル信号へ変換する。
CPU20は、デジタルカメラ全体を制御する中央処理装置である。CPU20は、ROM22に格納された各種プログラムやパラメータをRAM24に展開して各種演算を行う。画像処理部30は、RAWデータに対してRGB補間、ホワイトバランスなどの各種画像処理を行い、その結果として得られる画像データを出力する。表示装置40は、画像データに基づく映像を表示することで、撮影用のビューファインダーとして機能する。また、記録媒体50は、画像データを記録する。手ぶれ検出部60は、デジタルカメラの光軸であるZ軸に対して垂直方向となるX軸およびY軸回りの角速度を検出する2つの角速度センサを備え、撮影時におけるユーザの手ぶれにより生じるX軸周り及びY軸周りにおける角速度dθx/dt、dθy/dtを出力する。
図3Aは、画像処理部30のさらに詳細の機能ブロックを示す図である。ここで、画像処理部30は、手ぶれにより劣化が生じている劣化画像に対して、一般逆フィルタ等の周知の画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行う画像復元処理部36を含む。なお、一般逆フィルタ等の画像復元アルゴリズムを用いる場合、予め劣化関数を求めておく必要がある。この場合、CPU20が図4に示すフローチャートに基づいて劣化関数を求める。すなわち、CPU20は、手ぶれ検出部60から角速度dθx/dt、dθy/dtの入力を受けて(S100)、時系列の変位角θx(t)、θy(t)を算出する(S102)。さらに、CPU20は、現時点でのズーム位置に基づいて求められたレンズの焦点距離、撮影時における露出時間と、変位角θx、θyとに基づいてイメージセンサ14上のぶれの変位軌跡を算出し(S104)、算出されたイメージセンサ14上のぶれ軌跡から劣化関数を求めて(S106)、RAM24に保持しておく(S108)。このようにして、撮影条件としての撮影時の手ぶれが手ぶれ検出部60により検出され劣化関数が決定される。なお、後述のように劣化関数は一般的に点像分布関数PSF(Point Spread Function)として一義的に表現される。
さて、従来の画像復元処理は、劣化画像に対して画像復元を行う場合、劣化画像を構成するR,G,Bの各色成分画像に対して一律に所定の画像復元アルゴリズムに基づいて画像復元処理を行う。しかしながら、本実施形態における画像復元処理部36は、劣化画像を構成する色成分画像のうちG成分画像に対して画像復元処理を行い、R成分画像及びB成分画像に対しては画像復元処理を行わない。
以下、画像処理部30が、CPU20の制御の下、CDS−AD回路16から出力されたRAWデータに対して行う各種画像処理について、図3A及び図3Bを参照して説明する。なお、図3Bは、画像処理部30が行う処理手順を示すフローチャートである。
まず、RAWデータは、第1画像メモリ32aに一旦記録された後(S200)、順次再生され(S202)、RGB補間部34に入力される。RGB補間部34は、RAWデータに対して周知の画素補間処理により画素補間を行い、RAWデータを構成する各画素に欠けている色成分を、周辺画素の色成分を参照して補間する(S204)。さらに、RGB補間部34は、各画素に含まれる各色成分を分離して色成分ごとに色成分画像を生成し出力する(S206)。RGB補間部34から出力された色成分画像は、画像復元処理部36に入力され、画像復元処理部36が各色成分画像に対して画像復元処理を行う(S208)。
ここで、画像復元処理部36が行う画像復元処理についてさらに説明する。なお、本実施形態では、画像復元処理アルゴリズムとして、図18において説明した最急降下法による反復計算を用いた画像復元処理アルゴリズムを用いる。図5Aは、本実施形態における画像復元処理部36の動作について説明するための機能ブロックを示す。また、図5Bは、画像復元処理部36が、G成分画像に対して行う画像復元処理の処理手順を示す図である。上記の通り、本実施形態では、R、B成分画像に対して画像復元処理は行わない。よって、画像復元処理部36は、RGB補間部34から入力されたR、B成分画像は、画像復元処理を行わずにそのまま出力する。一方、G成分画像については画像復元処理を施す。
図5Bにおいて、画像復元処理部36は、まず、パラメータ設定部361において、反復計算に必要な初期パラメータを設定する(S300)。つまり、パラメータ設定部361は、ROM22から、最大反復回数nMAX、収束パラメータε、閾値Thrを読み込む。また、0回目の復元画像として復元処理前のG成分画像をセットし、反復回数nを0に初期化する。続いて、画像復元処理部36は、G復元処理部362aにおいて、G成分画像に対して反復計算を伴う画像復元処理を実行する(S302)。つまり、図18におけるステップS18〜ステップS30の処理を繰り返す。その後、画像復元処理部36は、画像復元処理が終了すると(ステップS304の判定結果が、肯定Y)、復元処理後のG成分画像を出力する。以上の処理が、画像復元処理部36が行う画像復元処理である。
さて、図3Bに戻り、画像復元処理部36から出力されたG成分画像、R成分画像及びB成分画像はRGBtoYC部38aに入力され、各色成分画像に対して下記に示すホワイトバランス調整等の補正処理が行われる(S210)。
すなわち、RGBtoYC部38aは、G成分画像、R成分画像及びB成分画像を、輝度成分画像Y、色差成分画像CR、色差成分画像CBに変換し、出力する。輝度成分画像Y、色差成分画像CR、色差成分画像CBは、YCCtoRGB部38bに入力され、再びR成分画像、G成分画像、B成分画像に変換される。輝度成分画像Yは、エッジ処理部38gにも入力され、エッジ処理が行われる。R成分画像、G成分画像、B成分画像は、その後、WB部38cでホワイトバランス調整、色補正部38dで色補正、さらにγ補正部38eでγ補正が行われた後、再度、RGBtoYCC部fで輝度成分画像YH、色差成分画像CR、色差成分画像CBに変換される。輝度成分画像YLに対してはエッジ処理部38gから出力されたエッジ処理済みの輝度成分画像YHが加算される。その後、輝度成分画像Y、色差成分画像CR、色差成分画像CBは一旦第2画像メモリ32bに記録された後(S212)、JPEG等に圧縮され、記録媒体50に復元画像の画像データとして記録される(S214)。あるいは、輝度成分画像Y、色差成分画像CR、色差成分画像CBは合成され、復元画像として表示装置40に出力され画面表示される。
以上、本実施形態では、RGB補間部34から出力される各色成分画像のうち、G成分画像に対してのみ所定の画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理が行われる。人間の目は輝度成分に非常に敏感であり、R,G,Bの各色成分のうち、G成分が輝度成分に最も寄与する。そこで、本実施形態によれば、G成分画像を優先的に画像復元処理することで、すべての色成分画像について画像復元処理を行う場合よりも、画像復元処理に関する回路を小型化、つまりゲート規模を小型化し、比較的短時間に画像復元処理を実行することができる。よって、消費電力を低減することができる。また、本実施形態によれば、画像復元処理に利用されるメモリ容量が少なくて済む。そのため、例えば、連写時の撮影枚数を増やすことができる。
上記の実施形態では、画素補間後に劣化画像を構成する各画素に含まれるG成分を取り出して画像復元処理を実行する例について説明した。しかし、例えば、第1の変形例として、画素補間を行う前のRAWデータからG成分をもつGr成分画像及びGb成分画像を抽出して、Gr成分画像及びGb成分画像に対してのみ所定の画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行ってもよい。図6Aは、第1の変形例における画像処理部30の機能ブロックを示す。また、図6Bは、第1の変形例における画像処理部30の処理手順を示すフローチャートである。第1の変形例では、図6Aに示すように、RGB補間部34の前段に画像復元処理部36が設けられる。
以下、図6Bを参照して第1の変形例おける画像処理部30の処理手順について、図3Bに示した実施形態における画像処理部30の処理手順と異なる部分を中心に簡単に説明する。第1の変形例では、画像処理部30は、第1画像メモリに記録されたRAWデータに対して画像復元処理を行い(S204−1)、画像復元処理が行われたRAWデータに対して画素補間行い(S206−1)、各色成分画像を生成し(S208−1)、上記の実施形態と同様に各種補正処理が行われる(S210−1)。
図7は、第1の変形例における画像復元処理部36の機能ブロックを示す。図7に示す通り、第1の変形例では、分離部363において、まず、RAWデータが、Gr、Gb成分画像と、R、B成分画像に分離され、Gr、Gb成分画像がGr・Gb復元処理部362bにおいて、画像復元処理が行われる。なお、Gr・Gb復元処理部362bで行われる画像復元処理は、G復元処理部362aで行われる復元処理と同様でよい。つまり、Gr・Gb復元処理部362bは、図5Bに示すフローチャートに基づく復元処理を実行する。その後、画像復元処理部36は、復元処理が施されたGr、Gb成分画像と、復元処理が施されていないR、B成分画像とを併せて、復元処理済みのRAWデータとして出力する。
また、第2の変形例として、RAW信号を画素補間して得られる各色成分画像を輝度成分画像Yと色差成分画像CR、CBに変換した後、輝度成分画像Yに対してのみ画像復元処理を行ってもよい。図8Aは、第2の変形例における画像処理部30の機能ブロックを示す。また、図8Bは、第2の変形例における画像処理部30の処理手順を示す。第2の変形例では、RGB補間部34と、画像復元処理部36との間に、WB部38cとRGBtoYCC部38bが設けられる。図8Bに示すように、第2の変形例では、RGB補間部34で生成された各色成分画像に対して、ホワイトバランス調整が行われ、さらに各色成分画像を輝度成分画像Yと、色差成分画像CR、CBとに変換した後に(S207−2)、画像復元処理が行われる(S208−2)。なお、上記では、RGBtoYCC部38aにおけるYCC変換の確度を上げるため画素補間後の各色成分画像に対してホワイトバランス調整を行っているが、ホワイトバランス調整は、画像復元処理後でも構わない。
図9は、第2の変形例おける画像復元処理部36の機能ブロックを示す。図9に示す通り、画像復元処理部36は、輝度成分画像Yに対してY復元処理部362cにおいて、図5Bに示すフローチャートに基づく画像復元処理を行う。
さて、上記の実施形態等では、G成分画像や輝度成分画像Yのみ画像復元処理を行う例について説明した。しかし、例えばG成分画像のみ画像復元を行った後に、各色成分画像を合成して復元画像を生成すると、復元画像に色ずれが生じ、十分な画像品質を得られない場合がある。特に、エッジ部分は色ずれの影響が大きくなる。そこで、第3の変形例として、R成分画像及びB成分画像のエッジ部分については画像復元処理を施してもよい。
図10Aは、第3の変形例における画像復元処理部36の機能ブロックを示す。また、図10Bは、第3の変形例における画像復元処理部36がR成分画像及びB成分画像のエッジ部分について行う画像復元処理の手順を示すフローチャートを示す。
以下、図10Bを参照して、第3の変形例における画像復元処理部36の処理手順について説明する。
G復元処理部362aがG成分画像に対して図5Bに示すフローチャートに基づく画像復元処理を行った後(S300)、エッジ抽出部364が、RGB補間部34が出力されるG成分画像からフィルタなどを用いてエッジ部分を抽出して、復元処理前のエッジ部分画像を生成する(S302)。さらに、エッジ抽出部364は、画像復元処理後のG成分画像からエッジ部分を抽出して、復元処理後のエッジ部分画像を生成する(S304)。差分画像生成部365は、復元処理前のエッジ部分画像と、復元処理後のエッジ部分画像との差分画像を生成する(S306)。画像復元処理部36は、生成された差分画像をR成分画像及びB成分画像に加算することで、R成分画像及びB成分画像のエッジ部分に画像復元処理を施す(S308)。なお、画素補間前に画像復元処理を行う場合にも、R成分画像およびB成分画像のエッジ部分については、画像復元処理を行ってもよい。
ところで、劣化画像を構成する各色成分画像のうちG成分画像のみ画像復元処理を行う場合、劣化画像のぶれ量が大きいほど色ずれが大きくなる。そのため、ぶれ量が大きい場合には、R成分画像及びB成分画像についても画像復元処理を施すほうが望ましい。
そこで、ぶれ量が大きいほど劣化関数のサイズが大きくなることを考慮して、第4の変形例として、劣化関数が所定の値以上の場合には、R成分画像及びB成分画像についても画像復元処理を施してもよい。なお、劣化関数のサイズは、例えば、以下のように求めればよい。
すなわち、画像復元処理に用いられる劣化関数は、一般に画像(PSF画像)として表現される。以下、第4の変形例について説明する前にPSF画像について説明する。
本実施形態では、PSF画像、つまり劣化関数は、図4に示すようにぶれ軌跡に基づいて求められる。図11Aは、CCD(イメージセンサ)上での点光源の軌跡、つまり、ぶれ軌跡の一例を示す図である。また、図11Bは、図11Aに示すぶれ軌跡に対応するPSF画像を3次元で表現した場合のイメージ図である。図11Bにおいて、Z軸成分は各画素の輝度値(強度)を示す。PSF画像を構成する各画素の輝度値は、ぶれ軌跡に基づいて定まり、点光源の軌跡上の画素が0より大きい輝度値を持ち、輝度値の大きさは、点光源が留まった時間が長いほど高い値を示す。そこで、劣化関数のサイズは、例えば、0より大きい輝度値を持つ画素の数を尺度とすればよい。つまり、PSF画像から0より大きい輝度値を持つ画素の数をカウントして、そのカウント数のより、PSF画像のサイズを求めればよい。
ここで、第4の変形例について説明をする。図12Aは、第4の変形例における画像復元処理部36の機能ブロックを示す。また、図12Bは、第4の変形例おける画像復元処理部36の処理の手順を示すフローチャートを示す。
図12Bにおいて、画像復元処理部36は、サイズ判定部366において劣化関数のサイズが所定サイズより大きいか否かを判定する(S400)。つまり、サイズ判定部366は、PSF画像を構成する画像群のうち、0より大きい輝度値をもつ画素の数をカウントして、そのカウント数が所定値より大きいか否かを判定する。そして、劣化関数のサイズが所定サイズより大きい場合には(ステップS400の判定結果が、肯定「Y」)、G成分画像の他に、R成分画像及びB成分画像についても画像復元処理を行う(S402)。一方、画像復元処理部36は、劣化関数のサイズが所定サイズ以下の場合には(ステップS400の判定結果が、否定「N」)、G成分画像のみ画像復元処理を行う(S404)。これにより、復元画像に色ずれが生じる確率を低く抑えることができる。
また、第5の変形例として、画像復元処理部36によって実行される画像復元アルゴリズムが、劣化画像と劣化関数とから反復計算を用いて画像復元を行うアルゴリズムであれば、反復計算を行う上限回数等の各種パラメータを色成分画像ごとに変更してもよい。すなわち、反復計算を伴う画像復元処理では、画像を構成する空間周波数成分のうち低い空間周波数成分から復元処理を行う。よって、比較的低い空間周波数成分を多く含むR成分画像やB成分画像については、比較的高い空間周波数成分を多く含むG成分画像よりも、反復計算の回数を少なくしても復元画像の品質に問題が生じにくい。
そこで、例えば、画像復元処理部36が、最急降下法による反復計算を用いて画像復元を行う場合には、パラメータ設定部361において、R成分画像およびB成分画像に対する最大反復回数をG成分画像に対する最大回復回数よりも少ない回数に設定する。これにより、R成分画像およびB成分画像に対する反復回数をG成分画像に対する反復回数よりも低く抑えることができる。あるいは、R成分画像およびB成分画像に対する閾値ThrをG成分画像に対する閾値Thrよりも大きな値に設定する。これにより、パラメータtが閾値Thr以下となる確率が高まるため、R成分画像およびB成分画像に対する反復回数をG成分画像に対する反復回数よりも低く抑えることができる。ここで、画像復元処理部36は、例えば、図18に示す処理手順を、色成分画像ごとに並列して実行すればよい。図13は、第5の変形例における画像復元処理部36の機能ブロックを示す。図13において、パラメータ設定部361は、R復元処理部362d、G復元処理部362a、B復元処理部362eに対して予め色成分画像ごとに定められている最大反復回数や閾値Thrなどの各種パラメータの設定を行う。G復元処理部362a、R復元処理部362d、B復元処理部362eは、各々R成分画像、G成分画像、B成分画像に対して、パラメータ設定部361により定められた各パラメータを用いて、図18に基づく反復計算に伴う画像復元処理を行う。
さらに、第6の変形例として、画像復元処理部36は、色成分画像ごとに異なる解像度により画像復元処理を行ってもよい。図14Aは、第6の変形例における画像復元処理部36の機能ブロックを示す。図14Bは、第6の変形例において、画像復元処理部36が、R、B成分画像に対して行う画像復元処理の手順を示す。上記の通り、R、B成分画像は、G成分画像に比べて、高い空間周波数成分を多く含まない。よって、R、B成分画像は、G成分画像に比べて、解像度が低くても復元画像の品質に問題が生じにくい。そこで、第6の変形例において、画像復元処理部36は、各色成分画像に対して画像復元処理を行う前に、解像度変換部367において、R、B成分画像の解像度を、G成分画像の解像度より低くなるように、例えば、1/4に変換する(S500)。また、解像度変換部367は、R、B成分画像に対して画像復元処理を行う場合に用いるPSF画像の解像度も、G成分画像に対するPSF画像のPSF画像よりも低くなるように、例えば、1/4に変換する(S502)。その後、画像復元処理部36は、上記と同様に、画像復元処理を実行する(S504〜S508)。なお、画像復元後に解像度変換部367はR、B成分画像の解像度を戻す。このように、R、B成分画像の解像度の低く変換することで、画像復元処理の時間を短くすることができ、メモリ容量も抑えることができる。なお、図14Aに示す画像復元処理部36に設けられた解像度変換部367は、図6Aや図8Aに示す画像復元処理部36にも設けてもよい。図8Aの画像復元処理部36に設ける場合には、解像度変換部367は、R、B成分画像をCR、CB成分画像に置き換えてCR、CB成分画像の解像度を低くする。
ところで、画素補間は、一般に、線形補間および非線形補間が知られている。一方、一般逆フィルタ等の周知の画像復元アルゴリズムは、線形処理である。そのため、非線形補間が行われた後の画像に対して、線形処理の画像復元アルゴリズムに基づく処理を行うと、処理に時間がかかるか、あるいは、画像復元自体が困難になる。そこで、第7の変形例として、画像復元処理を行う場合には、RGB補間部34での画素補間処理を線形処理だけに制限してもよい。この場合、例えば、RGB補間部34は、図15に示すように、画素補間処理を行う前に、PSF画像のサイズが所定サイズより大きいか否かを判定して(S600)、PSF画像のサイズが所定サイズより大きい場合には(ステップS600の判定結果が、肯定「Y」)、画像復元処理を行うと判定して、画素補間を線形処理に制限して画素補間を行う(S602)。一方、RGB補間部34は、PSF画像のサイズが所定サイズ以下の場合には(ステップS600の判定結果が、否定「N」)、非線形処理を含めて通常通り画素補間を行う(S604)。これにより、画像復元処理にかかる時間を短縮することができる。
また、上記の通り、色成分画像ごとに画像復元処理の内容を変更する場合、復元画像に色ずれが生じるおそれがある。これは、PSF画像(劣化関数)を用いた画像復元処理により、各色成分画像の空間領域での位相ずれが生じることで起こる。この位相ずれは、PSF画像の重心が、PSF画像を構成する特定画素の中心に位置していないことで生じする。そこで、第8の変形例として、色ずれを低減するために、画像復元処理を行う前に、PSF画像の重心が特定画素の中心に位置するようにPSF画像を修正してもよい。
以下、PSF画像の重心の算出手法及びPSF画像の修正手法について、図16Aおよび図16Bを用いて説明する。
図16A及び16Bには、紙面上端から、横軸を時間軸として縦軸を点光源のX方向の原点からの距離として表したX方向の点光源の軌跡L1を示す図、横軸を時間軸とし縦軸を点光源のY方向の原点からの距離として表したY方向の点光源の軌跡L2を示す図、さらに、点光源のX方向及びY方向の軌跡に基づいて求められるPSF画像を示す図が示される。なお、図16Aでは、点光源の始点を原点としている。また、PSF画像を構成する画素に示される数値は、画素の輝度値(強度)を示し、点光源が存在する時間が長いほど大きな値を示す。つまり、図16A、16Bに示すPSF画像は、図11Bで示した3次元のPSF画像を、2次元で表した図に相当する。
ここで、PSF画像の各画素が持つ輝度値を重さとして捉え、PSF画像を構成する全画素の輝度値を合計した値が「1」となるように正規化している場合、PSF画像の各画素のx座標値と輝度値とを乗じた値がx座標の重心C、PSF画像の各画素のy座標値と輝度値とを乗じた値がy座標の重心Cとなる。よって、例えば、PSG画像の重心Cは、下記の式で求められる。
式(10)において、PSF画像の各画素をxy座標で表した場合の各画素の座標値を(x,y)、各画素の輝度値をP(x,y)とする。なお、i、jはx座標、y座標のインデックスである。
上記の通り求められるPSF画像の重心Cは、図16AのPSF画像に示す通り、画素の中心にあるとは限らない。そこで、画像復元処理部36は、PSF画像の重心がPSF画像を構成する特定画素の中心に位置するように修正する。例えば、図16Aでは、点光源の始点を原点としてPSF画像を求めているが、図16Bに示す通り、原点を点光源の始点の位置から重心Cの位置に移動させた後、PSF画像を求める。これにより、新たに求められる重心C’は、原点を含む画素の中心、つまり特定画素の中心に位置するため、画像復元処理を行っても位相ずれを起こさない。
図17は、重心が特定画素(原点を含む画素)の中心となるPSF画像の算出手順を示すフローチャートである。なお、図17において、図4に示すPSG画像(劣化関数)の算出手順と同一な処理内容については同一符号を付して説明を省略する。
図17において、CPU20は、ステップS106においてぶれ軌跡に基づいてPSF画像を求めた後、PSF画像の重心Cを例えば、式(10)に基づいて算出する(S107−1)。次いで、重心Cが原点となるようにぶれ軌跡を補正する(S107−2)。さらに、CPU20は、補正されたぶれ軌跡に基づいて改めてPSF画像を求め(S107−3)、そのPSF画像をRAM24に格納する(S108)。以上の手順により、重心が特定画素の中心となるPSF画像を求めることができる。
以上の通り、PSF画像の重心を特定画素の中心にすることで、色成分画像ごとに画像復元処理の内容を変更しても、色ずれを低減することができる。
なお、上記で説明した実施形態や各変形例は、それぞれ独立して実施してもよいが、複数の変形例を組み合わせて用いてもよい。すなわち、画像復元処理部36は、例えば、PSF画像のサイズが大きい場合に、R、B成分画像に対して画像復元処理を行うのであれば、R、B成分画像のエッジ部分だけ画像復元処理を行ってもよいし、あるいは、R、B成分画像の解像度を変換した後に画像復元処理を行ってもよい。
また、上記の画像処理部30は、マイクロコンピュータに画像復元処理等の各種処理を具現化させるプログラムをインストールし、このプログラムを実行することによって実現することができる。
すなわち、マイクロコンピュータはCPU、ROM、RAM、EEPROM等の各種メモリ、通信バス及びインタフェースを有し、予めファームウェアとしてROMに格納された画像復元アルゴリズム等の画像処理プログラムを読み出してCPUが順次実行する。CPUはインタフェースを介してCCD(Charge Coupled Devices)やCOMS等のイメージセンサから劣化画像の入力を受けて、劣化画像をR成分画像、G成分画像、B成分画像に分離する。さらに、CPUはG成分画像に対してPSF画像を用いて画像復元処理を行い、その後画像復元処理が行われたG成分画像と、画像復元処理が行われていないR,B成分画像とを併せて、ホワイトバランス調整、色補正、γ補正等の各種画像処理を行い、劣化画像に対する復元画像を生成する。
本実施形態に係るデジタルカメラの機能ブロックを示す図である。 本実施形態における撮像部について説明するための機能ブロックを示す図である。 本実施形態おける画像処理部について説明するための機能ブロックを示す図である。 本実施形態における画像処理部の処理手順を示すフローチャートである。 劣化関数(PSF画像)の算出手順を示すフローチャートである。 本実施形態における画像復元処理部について説明するための機能ブロックを示す図である。 本実施形態における画像復元処理部の画像復元処理の手順を示すフローチャートである。 第1の変形例における画像処理部について説明するための機能ブロックを示す図である。 第1の変形例における画像処理部の処理手順を示すフローチャートである。 第1の変形例における画像復元処理部について説明するための機能ブロック図である。 第2の変形例における画像処理部について説明するための機能ブロックを示す図である。 第2の変形例における画像処理部の処理手順を示すフローチャートである。 第2の変形例における画像復元処理部について説明するための機能ブロックを示す図である。 第3の変形例における画像復元処理部について説明するための機能ブロックを示す図である。 第3の変形例における画像復元処理部がR成分画像及びB成分画像のエッジ部分について行う画像復元処理の手順を示すフローチャートである。 CCD上での点光源の軌跡の一例を示す図である。 PSF画像について説明するための図である。 第4の変形例における画像復元処理部について説明するための機能ブロックを示す図である。 第4の変形例における画像復元処理部が行う画像復元処理の手順を示すフローチャートである。 第5の変形例における画像復元処理部について説明するための機能ブロックを示す図である。 第6の変形例における画像復元処理部について説明するための機能ブロックを示す図である。 第6の変形例における画像復元処理部がR成分画像及びB成分画像に対して行う画像復元処理の手順を示すフローチャートである。 第7の変形例におけるRGB補間部が行う画素補間の処理手順を示すフローチャートである。 PSF画像の重心について説明するための図である。 PSF画像の重心を特定画素の中心に移動する場合について説明するための図である。 重心が特定画素の中心となるPSF画像の算出手順を示すフローチャートである。 最急降下法による反復計算を用いて画像復元を行う画像復元処理装置の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 撮像部、12 光学系、14 イメージセンサ、16 CDS−AD回路、30 画像処理部、34 画素補間部、36 画像復元処理部、40 表示装置、50 記録媒体、60 手ぶれ検出部。

Claims (12)

  1. 撮影された劣化画像を構成する複数の色成分画像を、輝度成分への寄与度に応じて、第1画像と前記第1画像より輝度成分への寄与度が小さい第2画像とに分離する画像分離部と、
    少なくとも前記第1画像に対して、撮影条件に基づいて定められる点像分布関数を表すPSF画像を用いて所定の画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行う画像復元処理部と、
    前記画像復元処理を行った前記第1画像と、前記第2画像とに基づいて、前記劣化画像に対応する復元画像を生成する復元画像生成部と、
    を備え
    前記画像復元処理部は、
    前記PSF画像のサイズが所定のサイズ以下である場合に前記第2画像に対して前記画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行わず、前記PSF画像のサイズが所定のサイズより大きい場合に前記第2画像に対しても前記画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記画像復元アルゴリズムは、前記PSF画像を用いた反復計算を含むアルゴリズムであって、
    前記画像復元処理部が前記第2画像に対して行う反復計算の回数は、前記第1画像に対して行う反復計算の回数よりも少ないことを特徴とする画像処理装置。
  3. 撮影された劣化画像を構成する複数の色成分画像を、輝度成分への寄与度に応じて、第1画像と前記第1画像より輝度成分への寄与度が小さい第2画像とに分離する画像分離部と、
    前記第1画像及び前記第2画像に対して、撮影条件に基づいて定められる点像分布関数を表すPSF画像を用いて反復計算を含む所定の画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行う画像復元処理部であって、前記第2画像に対する反復計算の回数が前記第1画像に対する反復計算の回数より小さくなるように画像復元処理を行う画像復元処理部と、
    前記画像復元処理を行った前記第1画像及び前記第2画像とに基づいて、前記劣化画像に対応する復元画像を生成する復元画像生成部と、
    を備える画像処理装置。
  4. 請求項2または3に記載の画像処理装置において、
    前記画像復元処理部は、前記第2画像に対して行う反復計算の最大反復回数を前記第1画像に対して行う反復計算の最大反復回数よりも小さくすることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の画像処理装置において、
    前記画像復元アルゴリズムは、劣化画像をG、復元画像をF、PSF画像をHとした場合、復元画像FにPSF画像Hを作用させて得られる画像HFと劣化画像Gとの差の大きさに基づいて評価値Jを算出し、前記評価値Jの勾配の大きさが閾値以下となるまで前記復元画像Fの算出及び評価値Jの算出処理を繰り返し実行することで画像復元処理を行う最急降下法による反復計算を用いたアルゴリズムであって、
    前記第2画像に対する閾値は前記第1画像に対する閾値よりも大きいことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記画像復元処理部は、
    前記第2画像からエッジ部分を抽出し、抽出したエッジ部分について前記画像復元処理を行い、
    前記画像復元生成部は、
    前記画像復元処理を行った前記第1画像と、前記エッジ部分について画像復元処理を行った前記第2画像とに基づいて、前記劣化画像に対応する復元画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記画像復元処理部は、
    前記第2画像の解像度を前記第1画像の解像度より低くなるように解像度変換し、解像度変換された前記第2画像に対して画像復元処理を行い、
    前記画像復元生成部は、
    前記画像復元処理を行った前記第1画像と、解像度変換された後に画像復元処理を行った前記第2画像とに基づいて、前記劣化画像に対応する復元画像を生成することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の画像処理装置において、
    前記画像復元処理部は、
    前記PSF画像の重心が前記PSF画像を構成する特定画素の中心に位置するように前記PSF画像を修正し、修正したPSF画像を用いて画像復元処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  9. 撮影された劣化画像を構成する複数の色成分画像を、輝度成分への寄与度に応じて、第1画像と前記第1画像より輝度成分への寄与度が小さい第2画像とに分離する画像分離工程と、
    前記第1画像及び前記第2画像に対して、撮影条件に基づいて定められる点像分布関数を表すPSF画像を用いて、反復計算を含む所定の画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行う画像復元工程であって、前記第2画像に対する反復計算の回数が前記第1画像に対する反復計算の回数より小さくなるように画像復元処理を行う画像復元工程と、
    前記画像復元処理を行った前記第1画像及び前記第2画像とに基づいて、前記劣化画像に対応する復元画像を生成する復元画像生成工程と、
    を含むことを特徴とする画像復元方法。
  10. 請求項9に記載の画像復元方法において、
    前記画像復元工程では、
    前記PSF画像の重心が前記PSF画像を構成する特定画素の中心に位置するように前記PSF画像を修正し、修正したPSF画像を用いて画像復元処理を行う、
    ことを特徴とする画像復元方法。
  11. 撮影条件に基づき定められる劣化関数を用いた所定の画像復元アルゴリズムに基づいて、撮影された劣化画像から復元画像を生成する画像処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記劣化画像を構成する複数の色成分画像を、輝度成分への寄与度に応じて、第1画像と前記第1画像より輝度成分への寄与度が小さい第2画像とに分離する画像分離部と、
    前記第1画像及び前記第2画像に対して、前記点像分布関数を表すPSF画像を用いて、反復計算を含む所定の画像復元アルゴリズムに基づく画像復元処理を行う画像復元処理部であって、前記第2画像に対する反復計算の回数が前記第1画像に対する反復計算の回数より小さくなるように画像復元処理を行う画像復元処理部と、
    前記画像復元処理を行った前記第1画像及び前記第2画像とに基づいて、前記劣化画像に対応する復元画像を生成する復元画像生成部と、
    として機能させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムにおいて、
    前記画像復元処理部は、
    前記PSF画像の重心が前記PSF画像を構成する特定画素の中心に位置するように前記PSF画像を修正し、修正したPSF画像を用いて画像復元処理を行う、
    ことを特徴とするプログラム。
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