JP5486815B2 - パチンコ玉の案内ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機の下皿から落下するパチンコ玉を受け入れて、このパチンコ機に隣接して設けられた例えば玉貸機内の玉計数手段へとパチンコ玉を導く案内ユニットに関する。
パチンコ店において遊技客がゲームを行って獲得したパチンコ玉を計数する方法として、パチンコ島の島端や店内カウンターなどに設置した玉計数機にパチンコ玉を投入して計数するという方法が広く知られている。これに対して最近では、遊技客に対するサービスの一環として、パチンコ機ごとに玉計数手段を設けて居ながらにして計数を行うことができる遊技設備が普及してきた。このような各台計数という考え方は結構古くからあり、その関連技術についても数多くの提案がなされている。
例えば、特許文献1に記載されたパチンコ玉の計数装置は、本発明の案内ユニットに相当する製品に玉計数センサを組み込んで、計数装置と称して提供するものである。玉計数センサは、この計数装置内に傾斜して形成した整列レールの下流部に配設されており、整列レールを流下して計数を終えたパチンコ玉は、パチンコ機に隣設させた玉貸機内に設けた計数玉排出路を通じて玉貸機の後背部より排出され、パチンコ島に回収される。この計数装置は、下流端部においてヒンジを介して玉貸機と連結され、パチンコ機の入替えの際には、計数装置の玉受皿側を手前に回動させて入替え作業の邪魔にならないように構成されている。
しかしながら、遊技客の身近なところに設置されるパチンコ玉の計数装置は、不正行為の標的とされやすい。特に上記に引例の計数装置の場合は、パチンコ玉に類似する球を数珠状に繋ぐなどした不正具を進入させて玉計数センサに検知させることによって、計数値を不当に増やすといった不正行為が比較的簡単に行える構造となっている。また、片持ち梁のような計数装置の取付構造は、小さな力で壊れやすいし、壊しやすい。
上記のような不正行為の防止を解決課題の一つとして掲げた従来技術の例として、特許文献2に記載された台間玉貸機がある。この玉貸機は、玉計数器を玉貸機の内部に収納し、玉計数器の前面を、パチンコ機の下皿から落下するパチンコ玉を玉計数器に導く玉シュート(本発明の案内ユニットに該当)によって塞いだうえ、鍵を掛けるという装着構造の採用によって、不正行為の防止を図るようにしたものである。さらに、玉計数器の内部に、進入された不正具を引き抜くことができないようにする不正具使用防止爪を設けて、不正行為をより困難にする工夫が付け加えられている。
図7は、特許文献2に記載された玉シュートの概要を示す正面図である。本図において玉シュート50の玉受皿51は、パチンコ機の下皿52の直下に置かれるものである。そして、詳細な説明の記載はないが、図で明らかなように、玉受皿51のさらに下方には、玉シュート50の底部より下に向かって突出する段付きの突起53が設けられている。一方、パチンコ島の膳板54には、突起53に対向する位置に板金製の台座55が固定されており、この台座55の上面に穿設された穴に突起53が上方から差し込まれることによって、玉受皿51の側が支持される構成となっている。一方、パチンコ玉の流下先となる下流端部56には、錠57の回動によって玉貸機58に収納された玉計数器59の前面への下流端部56の着脱が自在となるように形成された着脱機構60が備えられており、錠57を施錠することによって、玉シュート50の装着が終了するようになっている。なお、玉受皿51の上縁には、下皿52から落下するパチンコ玉の跳び出しを防止する縁取り61が、上方に向けて設けられている。
特開平7−185122号公報(図1、図2) 特開平10−249047号公報
特許文献2に記載された玉シュートをパチンコ島に装着するには、まず、パチンコ機の下皿とパチンコ島の膳板との間に玉シュートの玉受皿側を緩挿させ、上から下ろしながら玉シュート底部の突起を膳板に固定した台座の穴に嵌挿させるという作業が必要となる。しかしながら、パチンコ玉の跳び出し防止用に設けた縁取りの高さが、パチンコ機の下皿の底部に近い高さに設定されるために、上下に動かせるだけの余裕が小さく、かつ突起の係合相手となる穴の位置が見にくいところでの作業となるから、作業に手間取るという問題がある。対象となるパチンコ機の数が多いときは、累積される損失時間の大きさは馬鹿にならない。本発明は、このような問題の解決を図るとともに、案内ユニットの下流端部の取付状態についても従来以上に安定かつ強固な取り付けが行われるようにすることで、作業性や防犯性に優れた案内ユニットを提供することを目的とするものである。
本発明のパチンコ玉の案内ユニットは、上記の如き課題に鑑みなされたもので、パチンコ機の下皿から落下するパチンコ玉を受け入れる玉受皿と、前記玉受皿が受け入れたパチンコ玉を前記パチンコ機に隣接させて設置した玉計数手段へと流下させる玉流路とを備えたパチンコ玉の案内ユニットにおいて、前記玉受皿の下部と、パチンコ機と玉計数手段との並列によって形成されるパチンコ島の膳板との間に、前記案内ユニットを前記膳板の長手方向にスライドさせることによって係合して前記膳板の幅方向への前記案内ユニットの移動および前記膳板の前記長手方向への前記案内ユニットの移動が拘束されるように形成した第1係合手段と、前記玉流路の下流端部と前記玉計数手段との間に、前記玉流路の下流端部を前記玉計数手段と連結させることによって前記玉計数手段からの前記下流端部の水平方向への移動が拘束されるように形成した第2係合手段と、前記第2係合手段が係合状態にあるときに施錠する施錠手段とを備え、前記第1係合手段は、前記玉受皿の下部に高さ調整可能に垂設されて接地部に鍔を備えた調整ボルトと、前記膳板に固着されて前記調整ボルトの鍔を両側から抱え込むように配設された2つのガイド溝とによって構成されるとともに、前記ガイド溝の一方は、前記膳板の長手方向に沿って前記膳板の奥側に設けられ、前記ガイド溝の他方は、前記膳板の奥側に設けたガイド溝との間隔が、係合時の案内ユニットのスライド方向に次第に狭まるように前記膳板の手前側に設けられることを特徴とする。
このように構成されたパチンコ玉の案内ユニットを装着する際の作業手順としては、まず案内ユニットをパチンコ島の膳板の長手方向にスライドさせる動作によって、第1係合手段において案内ユニットの玉受皿の位置が決定される。次に第2係合手段において玉流路の下流端部と玉計数手段とを係合させることによって案内ユニット全体の位置が決定され、最後に施錠することにより案内ユニットが安定かつ強固に固定されたこととなる。これにより、不正やいたずらなどによる案内ユニットの勝手な取り外しができなくなる。したがって、例えば玉貸機内に収納されてその筐体によって保護されている玉計数手段に対する不正な行為を困難にする。また、パチンコ機の下皿の下方に設置される玉受皿は、スライドによる設置動作なので、膳板との間の狭いスペースでも迅速に作業することができる。
また、前記第1係合手段は、前記玉受皿の下部に高さ調整可能に垂設されて接地部に鍔を備えた調整ボルトと、前記膳板に固着されて前記調整ボルトの鍔を両側から抱え込むように配設された2つのガイド溝とによって構成されるとともに、前記ガイド溝の一方は、前記膳板の長手方向に沿って前記膳板の奥側に設けられ、前記ガイド溝の他方は、前記膳板の奥側に設けたガイド溝との間隔が、係合時の案内ユニットのスライド方向に次第に狭まるように前記膳板の手前側に設けられることを特徴とする。
このような構成により、膳板の奥側と手前側との間に設けられる段差の大きさに違いがあっても、調整ボルトによる高さ調整によって、案内ユニットを水平に設置することができる。また、2つのガイド溝に調整ボルトの鍔を係合させるときに、2つのガイド溝の間口が調整ボルトの鍔のスライド動作の開始側で広くなるように形成されているので、膳板の長手方向に沿って設けた奥側のガイド溝に調整ボルトの鍔を当接させながらスライドさせるだけで、調整ボルトの鍔と2つのガイド溝とを容易に係合させることができる。
また、前記調整ボルトの鍔と前記ガイド溝とは、前記第2係合手段における係合動作が可能な範囲で前記玉流路の下流端部を上下させることができるだけのクリアランスを有していることを特徴とする。このような構成により、玉受皿側の狭い設置スペースの有効利用を損なうことなく、第2係合手段における係合作業を可能とする。
また、前記2つのガイド溝は1枚の板状体と一体に形成され、前記板状体は両面粘着シートによって前記膳板に貼着されることを特徴とする。このような構成により、膳板に穴を開けるなどの追加工を施す必要がなく、パチンコ機の設置の際や機種の入替えの際の作業性を向上させることができる。また、膳板は、無傷の状態のまま繰り返し使用することができるようになる。なお、両面粘着シートによる板状体の貼着が強度的に問題ないことは、実機にて確認できている。
また、前記第2係合手段は、前記玉流路の下流端部のパチンコ玉の流下方向と交わる面または前記玉計数手段の前面の上下2ヶ所に水平に架設された係合軸と、前記係合軸に対向して対面に配設され、前記玉流路の下流端部を上方から下方へと押し下げたときに前記係合軸を嵌入させるように形成された係合凹部とによって構成されるとともに、前記膳板の長手方向への前記玉流路の下流端部の移動を拘束する嵌合部材が前記玉流路の下流端部と前記玉計数手段との間に形成されていることを特徴とする。
このような構成のうち、係合軸と係合凹部との係合については、膳板の幅方向に玉流路の下流端部が移動するのを拘束するとともに、係合箇所を上下の位置に2ヶ所設けたことで、強固で安定した係合状態を作り出す。また、嵌合部材による嵌合に関しては、膳板の長手方向への移動が拘束されるので、前記係合軸と係合凹部との係合関係と相まって、案内ユニットの水平方向への全ての移動が拘束されることとなる。さらに施錠が加わることによって案内ユニットの上方への移動が拘束されるので、案内ユニットが完全に固定されたこととなる。
本発明のパチンコ玉の案内ユニットは、第1係合手段における着脱作業の容易さ、第1係合手段および第2係合手段によって係合したあとの装着状態の安定性の高さと強固さ、そして最後に鍵を掛けて装着が終了したあとの不正防止効果などに優れる。また、膳板を追加工することがないので、無傷の状態のまま繰り返し使用することができる。膳板の段差の違いには調整ボルトにて対応することができるから、少ない部品点数で対応でき、その分コストダウンできる。なお、案内ユニットを取り外して代わりに下皿からドル箱にパチンコ玉を移すこともできるので、玉計数手段の故障などの際には、玉計数機能のない状態のままパチンコ機を継続して使用することが可能であるから、店の稼働率を下げることがない。
本発明の案内ユニットが装着されたパチンコ島の一部を示す斜視図である。 本発明の案内ユニットの(a)は平面図,(b)は正面図,(c)は(b)のA−A線に沿った断面図である。 第1係合手段における係合前後の状態を説明する斜視図である。 第1係合手段の係合状態を示す右側面図である。 本発明の案内ユニットと玉計数手段との関係を示す平面図である。 第2係合手段を示す斜視図であって、(a)は玉計数手段の一部、(b)は案内ユニットの一部を示すものである。 従来例を示す正面図である。
次に、本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。図1は、パチンコ機1とその正面左隣りに隣接して設けられた玉貸機2とを対として横一列に並べて形成したパチンコ島の斜視図であって、さらにそのパチンコ島の膳板3より上の一部分を示したものである。本図に示すように、膳板3は、一般的に、パチンコ機や玉貸機を載置する奥側が高く、手前側が低い段差を有して形成されている。手前側を低くする理由の一つは、ドル箱を置くスペースの確保にあるが、段差の大きさは、パチンコ島の製造業者によって統一されていないのが現状である。
パチンコ機1の前面下部には下皿4が設けられ、さらに下方の下皿4と膳板3との間のスペースには、本発明のパチンコ玉の案内ユニット10が装着されている。案内ユニット10は、下皿4の直下に配設されて下皿4から落下するパチンコ玉を受け入れる玉受皿11と、玉受皿11が受け入れたパチンコ玉を玉貸機2に収納されている玉計数手段5(図5参照)へと下り傾斜を利用して流下させる玉流路12(図2参照)とを備えている。この案内ユニット10は、パチンコ玉の流下先となる下流端部13において玉計数手段5に連結されている。遊技客がゲームを行った結果として下皿4に貯まったパチンコ玉は、下皿4に設けた排出レバー6をスライドさせることによって下皿4の底面に設けたシャッター7が開き、現れた開口を通じて玉受皿11に落下する。玉受皿11に落下したパチンコ玉は、玉流路12を2列に整列しつつ流下し、下流端部13より玉計数手段5に向けて送り出される。
玉計数手段5の内部構造については特に図示しないが、2列に整列して通過するパチンコ玉をそれぞれ検知して計数する計数センサが、玉通路の一端に配設されたものである。計数センサには、遮光型や反射型のフォトセンサのほか、パチンコ玉が通過する際にコイルに生じるインダクタンスの変化を電気的に検知して計数する近接センサなどが使用される。そして、計数センサにて計数を終えたパチンコ玉は、玉計数手段5の後面の排出口8からパチンコ島の内部に排出されて回収されるようになっている。このような計数センサに対して、球を数珠繋ぎにした不正具を侵入させて計数センサに計数させた後、不正具を引き抜こうとしても抜き出せなくする不正具防止爪が、玉通路の上流に設置されている。この不正具防止爪は振り子式であって、パチンコ玉の流下方向には揺動してパチンコ玉を通過させるが、反対方向には揺動できないようにしてパチンコ玉の逆行を阻止する構成のものである。
玉計数手段5には、玉通路を塞いでパチンコ玉が通過できないようにする図示しないシャッター装置が、玉通路の入口付近に開閉自在に設けられている。このシャッター装置はソレノイドによって作動するもので、平常時はソレノイドがシャッターを持ち上げて玉通路を開放している。そして、停電などの異常時にはソレノイドが作動しなくなることでシャッターが降下し、玉通路を塞ぐようになっている。玉計数手段5へのパチンコ玉の流入が阻止されるから、遊技客が損をするような計数が行われなくて済む。
図2に示すように、案内ユニット10の玉流路12は、玉受皿11の皿底の一側から案内ユニット5の長手方向に延伸して設けられる。この玉流路12は、立設させた板状体の上縁を下り傾斜に形成してパチンコ玉Pが流下する案内レールとしての役目をもたせた縦板12aと、縦板12aを支持する横板12bとによって、平面視格子状に形成されたものである。そして、縦板12aと横板12bとの間に出現するスリット状の隙間から、パチンコ玉Pに付着したり流れに混入したりするゴミが篩い落とされる。このような案内レールは、計数効率を上げるために2本設定され、下流側に立設した玉分離板14によって、パチンコ玉Pが2列に分かれて整列しながら流下するようになっている。また、案内ユニット10の下流端部13には、玉流路12の上方に、高さ規制ピン15が流下方向と直交する向きに架け渡されて、パチンコ玉Pが上下2段に重なり合うことを阻止している。
玉受皿11の上縁には、玉受皿11の上方を取り囲むように縁取り16が設けられている。この縁取り16は、パチンコ機1の下皿4から落下するパチンコ玉が外に跳び出さないように設けられるもので、例えばゴムシートが使われる。このゴムシートは、パチンコ玉の落下を直接受け止める玉受皿11の底面にも、緩衝材として敷設するとよい。なお、玉受皿11の底面は、玉流路12に向かう僅かな下り斜面となっている。
玉受皿11の下方には、第1係合手段20の片方を構成する調整ボルト21が設けられている。この調整ボルト21は、案内ユニット10の底部に設けた凹部17に、接地部となる鍔22を下にして垂直に螺合されたものである。調整ボルト21を回転させることによって、案内ユニット10の膳板3に対する取付高さを膳板3の段差の大きさに合わせて調整することができる。高さ調整後にナット23を締め付けることによって、調整ボルト21の突出量が固定される。この案内ユニット10の高さ調整は、第1係合手段20で係合作業を行う前に行うようにする。そして、係合がなされた状態ではナット23が凹部17の中に沈み込んで隠れるので(図2(b)、図4参照)、外部からの無用な操作ができなくなる。
玉流路12は、案内ユニット10の下流端部13において流下方向右90度に方向転換し、後述する第2係合手段30による係合によって、玉計数手段5の玉通路と連通する。また、下流端部13は、錠31を備えている。施錠手段は、錠31に鍵を差し込んで反時計回りに旋回させることにより、下流端部13に格納されていた係止片32が、係合相手となる玉計数手段5の側に突出するように構成されたものである。
図3は、案内ユニット10の下部に設けられた第1係合手段20における係合の仕組みを説明するための斜視図であって、本図において、膳板3の右手側がパチンコ島の正面となる。そして、第1係合手段20の片方を構成する調整ボルト21の係合相手として、調整ボルト21の鍔22を両側から抱え込むように形成した2つのガイド溝24a,24bが、膳板3に固定されている。このうち、ガイド溝24aは、膳板3の正面から見て奥側に、膳板3の長手方向に沿って配設される。また、ガイド溝24bは、膳板3の手前側に配設される。さらに、本実施形態においてガイド溝24bは、ガイド溝24aとガイド溝24bとの間隔が本図の左側では調整ボルト21の鍔22の直径より広く、本図の右側では鍔22の直径より狭くなるように、斜めに配設されている。
これらのガイド溝24a,24bは、板状体の一例として、板金製のガイド板24の両側部を大略断面コ字状に折り曲げて形成したものであるが、樹脂材料などで形成することもできる。このガイド板24は、両面粘着シートによって膳板3に貼着されている。そして、第1係合手段20による係合は、図3(a)に示す状態から、調整ボルト21をスライドさせて図3(b)に示す状態とすることによって行われる。このとき、ガイド溝24aとガイド溝24bとの間隔が、広口から次第に狭まるように形成されているので、スライドの開始時は、調整ボルト21の鍔22を容易に進入させることができ、スライドさせた先では、調整ボルト21の鍔22が行き過ぎて、ガイド溝24aとガイド溝24bとの間から外れてしまうのが阻止される。
図4は、第1係合手段20における係合状態を説明する図で、案内ユニット10の右側面図である。本図に示すように、調整ボルト21の鍔22の厚みhとガイド溝24a,24bの溝高さHとの間は、第2係合手段30における係合動作が可能な範囲に案内ユニット10の下流端部13を持ち上げることができるだけのクリアランスを有して形成されている。すなわち、溝高さHは、厚みhよりも僅かに大きく形成される。
第1係合手段20での係合作業を手際よく行うためには、図5に示すように、第2係合手段30における係合相手同士をぶつけ合って損傷させることがないように、案内ユニット10の下流端部13の側を若干図5の下方向に引き寄せた状態で、調整ボルト21の鍔22をガイド溝24aに当接させる。そして、当接させた状態のまま図の右手方向に調整ボルト21の鍔22をスライドさせるだけで第1係合手段20での係合作業が終了する。
図6は、第2係合手段30の構成を示す斜視図であって、玉計数手段5と案内ユニット10とは、それぞれ別の方向から眺めた図となっている。図6(a)に示すように、玉貸機2に収納された玉計数手段5の前面には、四角形をなす開口33が設けられ、その内部中央に立設した玉分離板34が、奥行き方向に延伸している。この玉分離板34は、案内ユニット10に形成した玉分離板14(図2参照)と連続的に設けられるもので、玉計数手段5の内部に2列の玉通路を形成している。なお、この玉通路も、奥に向かって下り傾斜となっている。
図6(b)において、案内ユニット10の下流端部13の一側面には、玉計数手段5の開口33に対向するように四角形をなす開口35が設けられ、図には表れていないが、その口元に下流端部13において流下方向を90度方向転換した玉流路12が臨んでいる。開口35の両側には、開口35の前方に向かって板状の嵌合片36が突設されており、この嵌合片36を玉計数手段5の開口33の中に差し込むことによって、案内ユニット10の長手方向の移動を拘束する嵌合部を形成している。
嵌合片36の上部には、丸シャフトからなる係合軸37aが水平に架け渡されている。また、嵌合片36の下縁には、上方に向かって切り欠きされた係合凹部38aが配設されている。一方、玉計数手段5の開口33の内部下部には、丸シャフトからなる係合軸37bが水平に架け渡されている。また、開口33の上部には、金属板の先端を上方に折り曲げて形成した係合凹部38bが、開口33の口元に臨んで設けられている。
第1係合手段20での係合作業ののちに行う第2係合手段30での係合作業は、次の手順で行う。まず、案内ユニット10の下流端部13を心持ち持ち上げながら、玉計数手段5の開口33に嵌合片36を奥まで嵌挿させる。そののち、下流端部13を押し下げる。これにより、係合軸37bに係合凹部38aが上方から係合すると同時に、係合凹部38bが係合軸37aを下方から引き寄せるかの如く支持する。
案内ユニット10の開口35の上方には、長穴39が水平に開設されている。錠31に差し込んだ鍵を回しての施錠操作の際には、下流端部13の内部に格納されていた係止片32が回動して、長穴39より突出してくる。突出した係止片32は、玉計数手段5の開口33の上縁直下に留まるように形成されており、この係止片32によって、下流端部13の上方への移動が拘束される。
以上で案内ユニット10の装着作業が全て終了したことになる。案内ユニット10の離脱は、装着と逆の手順で行えばよい。なお、上記実施例では、玉貸機内に収納した玉計数手段について説明したが、この計数手段を玉貸機能を持たない箱体に収納し、本発明の案内ユニットをこの玉計数手段に連結させてパチンコ玉の循環装置の一部として機能させたものであってもよい。
1 パチンコ機
2 玉貸機
3 膳板
4 下皿
5 玉計数手段
10 案内ユニット
11 玉受皿
12 玉流路
13 下流端部
20 第1係合手段
21 調整ボルト
22 鍔
24 ガイド板
24a,24b ガイド溝
30 第2係合手段
31 錠(施錠手段)
33 開口(嵌合部)
36 嵌合片(嵌合部)
37a,37b 係合軸
38a,38b 係合凹部
P パチンコ玉

Claims (4)

  1. パチンコ機の下皿から落下するパチンコ玉を受け入れる玉受皿と、前記玉受皿が受け入れたパチンコ玉を前記パチンコ機に隣接させて設置した玉計数手段へと流下させる玉流路とを備えたパチンコ玉の案内ユニットにおいて、
    前記玉受皿の下部と、パチンコ機と玉計数手段との並列によって形成されるパチンコ島の膳板との間に、前記案内ユニットを前記膳板の長手方向にスライドさせることによって係合して前記膳板の幅方向への前記案内ユニットの移動および前記膳板の前記長手方向への前記案内ユニットの移動が拘束されるように形成した第1係合手段と、
    前記玉流路の下流端部と前記玉計数手段との間に、前記玉流路の下流端部を前記玉計数手段と連結させることによって前記玉計数手段からの前記下流端部の水平方向への移動が拘束されるように形成した第2係合手段と、
    前記第2係合手段が係合状態にあるときに施錠する施錠手段とを備え、
    前記第1係合手段は、前記玉受皿の下部に高さ調整可能に垂設されて接地部に鍔を備えた調整ボルトと、前記膳板に固着されて前記調整ボルトの鍔を両側から抱え込むように配設された2つのガイド溝とによって構成されるとともに、
    前記ガイド溝の一方は、前記膳板の長手方向に沿って前記膳板の奥側に設けられ、前記ガイド溝の他方は、前記膳板の奥側に設けたガイド溝との間隔が、係合時の案内ユニットのスライド方向に次第に狭まるように前記膳板の手前側に設けられる
    ことを特徴とするパチンコ玉の案内ユニット。
  2. 前記調整ボルトの鍔と前記ガイド溝とは、前記第2係合手段における係合動作が可能な範囲で前記玉流路の下流端部を上下させることができるだけのクリアランスを有していることを特徴とする請求項に記載のパチンコ玉の案内ユニット。
  3. 前記2つのガイド溝は1枚の板状体と一体に形成され、前記板状体は両面粘着シートによって前記膳板に貼着されることを特徴とする請求項または請求項に記載のパチンコ玉の案内ユニット。
  4. 前記第2係合手段は、前記玉流路の下流端部のパチンコ玉の流下方向と交わる面または前記玉計数手段の前面の上下2ヶ所に水平に架設された係合軸と、前記係合軸に対向して対面に配設され、前記玉流路の下流端部を上方から下方へと押し下げたときに前記係合軸を嵌入させるように形成された係合凹部とによって構成されるとともに、
    前記膳板の長手方向への前記玉流路の下流端部の移動を拘束する嵌合部材が前記玉流路の下流端部と前記玉計数手段との間に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ玉の案内ユニット。
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