JP5484844B2 - カテーテル - Google Patents

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本発明は、血管および脈管などの体腔内に挿入して用いられるカテーテルに関する。
血管および脈管などの体腔内に挿入されるカテーテルとして、ワーキングルーメンを備えるカテーテル本体の先端側に、ガイドワイヤを挿通可能な管状のガイドワイヤ挿通部を備えることで、ガイドワイヤの抜き差しを迅速に行うことができる、いわゆる「ラピッドエクスチェンジタイプ」のカテーテルが使用されている。例えば、特許文献1には、ラピッドエクスチェンジタイプのバルーンカテーテルが記載されている。このようなカテーテルを使用する際には、まずガイドワイヤを生体内の患部付近まで挿入した後、ガイドワイヤを上記ガイドワイヤ挿通部に形成されるガイドワイヤルーメンに通しながら、カテーテルをガイドワイヤに沿って患部まで導く。
欧州特許出願公開第0925801号明細書
しかしながら、ラピッドエクスチェンジタイプのカテーテルは、ガイドワイヤ挿通部が短いため、ガイドワイヤ挿通部に通されて基端側へ抜けたガイドワイヤがカテーテルから離れる現象(ガイドワイヤセパレーション)が発生しやすい。ガイドワイヤセパレーションが発生すると、カテーテルがガイドワイヤに沿って移動しにくくなり、操作性が低下する。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ガイドワイヤセパレーションの発生を低減させて操作性を向上させることができるカテーテルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のカテーテルは、長尺状をなし、かつ長手方向に沿って延在するルーメンを有するカテーテル本体と、前記カテーテル本体の先端側に設置され、ガイドワイヤが挿通可能な管状をなして先端開口部と基端開口部とを備え、当該基端開口部が前記カテーテル本体の中心軸から偏心して設けられるガイドワイヤ挿通部と、を有し、前記ガイドワイヤ挿通部は、先端側が前記偏心の側へ曲がって形成され、かつ前記偏心の側へ相対的に柔軟となる異方性の曲げ剛性を有し、かつ、ヤング率の異なる硬質材料および軟質材料からなる複数の層を有しており、前記硬質材料からなる層は、前記偏心の側の肉厚が、偏心の反対側の肉厚よりも小さく、前記軟質材料からなる層は、前記偏心の側の肉厚が、偏心の反対側の肉厚よりも大きく、前記硬質材料および軟質材料の層の合計の肉厚が、周方向に均一であることを特徴とする。
上記のように構成した本発明のカテーテルは、ガイドワイヤ挿通部が、前記偏心の側へ曲がって形成され、かつ偏心の側へ相対的に柔軟となる異方性の曲げ剛性を有するため、ガイドワイヤ挿通部の基端開口部から基端側へ突出するガイドワイヤが、カテーテル本体に近接してカテーテル本体に沿いやすくなり、ガイドワイヤセパレーションの発生を低減させて操作性を向上させることができる。また、前記ガイドワイヤ挿通部が、ヤング率の異なる硬質材料および軟質材料からなる複数の層を有するため、異方性の曲げ剛性を、材料の組み合わせによって調整しつつ設定することができる。また、前記硬質材料からなる層が、前記偏心の側の肉厚が、偏心の反対側の肉厚よりも小さいため、ガイドワイヤ挿通部を、偏心の側へ相対的に柔軟とすることができる。また、前記軟質材料からなる層が、前記偏心の側の肉厚が、偏心の反対側の肉厚よりも大きく、前記硬質材料および軟質材料の層の合計の肉厚が、周方向に均一であるため、ガイドワイヤ挿通部の全体として肉厚を偏肉させずに、異方性の曲げ剛性を実現できる。
前記ガイドワイヤ挿通部が、偏肉によって異方性の曲げ剛性を有するようにすれば、異方性の曲げ剛性をガイドワイヤ挿通部の形状によって実現できる。
前記ガイドワイヤ挿通部が、前記硬質材料からなる内層および前記軟質材料からなる外層を有するようにすれば、異方性の曲げ剛性を、材料の組み合わせによって調整しつつ設定することができる。
前記ガイドワイヤ挿通部が、前記硬質材料からなる外層および前記軟質材料からなる内層を有するようにすれば、異方性の曲げ剛性を、材料の組み合わせによって調整しつつ設定することができる。
前記ガイドワイヤ挿通部は、当該ガイドワイヤ挿通部を構成する層のいずれかの前記偏心の側に、前記ガイドワイヤが挿通されるガイドワイヤルーメンまで非貫通の溝部が形成されるようにすれば、溝部によって、異方性の曲げ剛性を実現できる。
前記ガイドワイヤ挿通部は、前記外層の前記偏心の側に、前記内層まで貫通する溝部が形成されるようにすれば、内層と外層によって、溝部を有するガイドワイヤ挿通部を容易に製造でき、かつ溝部によって異方性の曲げ剛性を実現できる。
第1実施形態に係るカテーテルを示す平面図である。 第1実施形態に係るカテーテルの先端側を示す長手方向断面図である。 第1実施形態に係るカテーテルの先端側を示す長手方向断面図である。 第1実施形態に係るカテーテルのガイドワイヤ挿通部を示す長手方向断面図である。 図4の5−5線に沿う断面図である。 第1実施形態に係るカテーテルのガイドワイヤ挿通部の基端側を示す長手方向断面図である。 第1実施形態に係るカテーテルの補強コイルを示す平面図である。 第1実施形態に係るカテーテルのガイドワイヤ挿通部に、ガイドワイヤが挿通された際を示す長手方向断面図である。 第1実施形態に係るカテーテルが屈曲する際の、ガイドワイヤ挿通部の基端側を示す長手方向断面図である。 第2実施形態に係るカテーテルの先端側を示す長手方向断面図である。 第2実施形態に係るカテーテルの内壁層を示す平面図である。 第2実施形態に係るカテーテルの内壁層を示す長手方向断面図である。 図11の12−12線に沿う断面図である。 図11の13−13線に沿う断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るカテーテル1は、図1に示すように、長尺状であり、かつ可撓性を有して体腔等の生体内に挿入されるカテーテル本体2と、カテーテル本体2の先端側に設置され、ガイドワイヤ20が挿通可能なガイドワイヤ挿通部3と、カテーテル本体2の基端側に設置され、操作者が操作するために体腔内に挿入されず操作者の手元側に配置されるコネクタ5とを備える。カテーテル1は、ガイドワイヤ20の抜き差しを迅速に行うことができる、いわゆる「ラピッドエクスチェンジタイプ」のカテーテルである。なお、本明細書中では、カテーテル1の体腔内に挿入される側を先端側と称し、体腔内に挿入されない側を基端側と称する。
ガイドワイヤ20は、カテーテル1を生体内に挿入する前に予め生体内の患部付近まで挿入され、カテーテル1を患部まで導くために使用される。カテーテル1は、ガイドワイヤ20を上記ガイドワイヤ挿通部3に形成されるガイドワイヤルーメン32(図2参照)に通しながら患部まで導かれる。
カテーテル本体2には、図2〜5に示すように、長手方向に沿って延在するワーキングルーメン21が設けられている。このワーキングルーメン21は、後述する画像取得手段4が移動する中空の通路として用いることができる。
カテーテル本体2のワーキングルーメン21を画成する管壁23は、内部にワーキングルーメン21が形成される第1層231と、第1層231の先端側の外周面を覆う第2層232とで構成される。第1層231の材料としては、特に限定されないが、例えば、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素系樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、ポリエーテルイミド等が挙げられるが、このなかでも高密度ポリエチレンのような低摩擦でかつ信号透過性の高い材料が好ましい。これにより、ワーキングルーメン21の内面の摩擦抵抗が小さくなり、ワーキングルーメン21内で駆動シャフト42が円滑に移動することができる。第2層232の材料は、特に限定されないが、例えば、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー等の各種熱可塑性エラストマー、ポリアミド、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリウレタン、シリコーン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル等、あるいはこれらの2種以上を混合した混合物が挙げられるが、このなかでも、各種熱可塑性エラストマー、ポリウレタン、シリコーン樹脂等の比較的柔軟性に富む材料が好ましい。これにより、カテーテル1を挿入する生体の体腔内を損傷することが防止される。
カテーテル本体2の管壁23は、第1層231の第2層232で覆われた部分よりも基端側が、光や超音波等の信号を透過する窓部234となっている。本実施形態に係るカテーテル1は、光干渉断層画像技術(Optical Coherent Tomography:OCT)を利用した光信号により画像を取得するカテーテル1であり、窓部234を介して光を送受信することで、断層像を得ることができる。
第2層232は、先端側の部分がガイドワイヤ挿通部3の基端側の部位まで及び、ガイドワイヤルーメン32の基端開口部36の周囲を覆っている。これにより、ガイドワイヤ挿通部3の基端開口部36近傍が補強され、キンクの発生を抑制できる。
ガイドワイヤ挿通部3は、管状をなす内壁層311(内層)と外壁層312(外層)とを備えている。ガイドワイヤ挿通部3は、ガイドワイヤルーメン32が先端側で開口する先端開口部37と、基端側で開口する前述の基端開口部36とを有している。ガイドワイヤ挿通部3の基端部は、カテーテル本体2の先端部と一部が重複して連結されている。これにより、高い連結強度を保持しつつ、カテーテル1の先端部の大径化を回避している。ガイドワイヤ挿通部3とカテーテル本体2は、本実施形態では熱融着により固定されるが、固定用法はこれに限定されない。
ガイドワイヤ挿通部3の基端開口部36近傍の中心軸33は、カテーテル本体2の中心軸24から偏心しており、基端開口部36が、カテーテル本体2の中心軸24から偏心して設けられている。これにより、ガイドワイヤ挿通部3のカテーテル本体2との固定部位近傍において、ガイドワイヤルーメン32を広くかつ真っ直ぐに確保できるため、ガイドワイヤ20をより円滑に挿通させることができる。
また、ガイドワイヤ挿通部3は、自然状態において、基端側がカテーテル本体2と略平行であり、先端側が、カテーテル本体2の中心軸24に対して基端開口部36が偏心する側(以下、偏心側Xと称する。)へ曲がっている。
内壁層311および外壁層312は、互いにヤング率の異なる材料からなり、内壁層311は相対的にヤング率の高い硬質材料、外壁層312は相対的にヤング率の低い軟質材料からなる。曲げ剛性に寄与するヤング率が異なる材料を複数使用することで、ガイドワイヤ挿通部3の曲げ剛性を容易に調整しつつ設定することが可能となる。
内壁層311の硬質材料としては、例えば、PP(ポリプロピレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などの硬質ポリエステル、硬質ウレタン、PI(ポリイミド)、ポリスチレン、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリアミド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、変性ポリフェレンエーテル、ポリカーボネート等が挙げられる。
外壁層312の軟質材料としては、例えば、LDPE(低密度ポリエチレン)、EVA(エチレン酢酸ビニル)、EAA(エチレンアクリル酸共重合体)、軟質ポリエステルエラストマー、軟質ポリウレンタンエラストマー、SEBS(スチレンエチレンブチレンブロック共重合体)、ポリアミドエラストマー、無水マイレン酸エラストマー、ポリオレフィンエラストマー、各種熱可塑性エラストマー等が挙げられる。
内壁層311は、図4,5に示すように、周方向の肉厚において、偏心側Xの肉厚W1が、偏心側Xの反対側の肉厚W2よりも小さくなっている。さらに、外壁層312は、周方向の肉厚において、偏心側Xの肉厚W3が、偏心側Xの反対側の肉厚W4よりも大きくなっている。そして、内壁層311および外壁層312の合計の肉厚W5は、周方向に均一となっている。合計の肉厚W5が周方向に均一となることで、生体の管壁に接する外壁層312の外周面とガイドワイヤルーメン32が同心的に配置され、生体内への挿通性が優れている。
なお、ガイドワイヤ挿通部3の合計の肉厚W5は、かならずしもガイドワイヤ挿通部3の長手方向の全ての範囲で、周方向に均一となっている必要はなく、例えばガイドワイヤ挿通部3の基端側では、カテーテル本体2がガイドワイヤ挿通部3に重なるため、周方向に不均一となっている。
ガイドワイヤ挿通部3は、硬質材料である内壁層311が、偏心側Xの反対側(ワーキングルーメン21の中心軸側)で厚く形成されていることで、偏心側Xへ相対的に柔軟となる異方性の曲げ剛性を有している。すなわち、ガイドワイヤ挿通部3は、図4において2点鎖線で示されるように、先端側が偏心側Xへは容易に屈曲するが、偏心側Xの反対側へは屈曲しにくい構造となっている。
なお、本実施形態では、内壁層311に硬質材料を適用し、外壁層312に軟質材料を適用しているが、内壁層311に軟質材料を適用し、外壁層312に硬質材料を適用してもよい。この場合、内壁層311(軟質材料)は、偏心側Xの肉厚を大きくし、外壁層312(硬質材料)は、偏心側Xの肉厚を小さくすることで、偏心側Xへ相対的に柔軟な曲げ剛性とすることができる。
ガイドワイヤ挿通部3には、内壁層311と外壁層312との間に、補強管34およびマーカ35が配置される。
マーカ35は、生体内挿入時にX線透視下でカテーテル1の先端位置を確認可能とするものであり、素線を螺旋状に巻回して形成され、隣接する素線同士が接触するように密巻に巻かれている。
素線は、金、白金、タンタル、タングステン等の貴金属またはこれらを含む合金等により作製される。マーカ35は、パイプ形状でもよい。
なお、マーカ35は、X線不透過性を有することによりX線透視下において造影性を有するものであるが、このようなマーカ35は、通常、CTスキャンにおいても造影性を有するため、CTスキャンにおいても使用することができる。
補強管34は、ガイドワイヤ挿通部3の基端部に配置される管状の部材である。
ガイドワイヤルーメン32を挿通して基端開口部36から基端側へ露出するガイドワイヤ20が、カテーテル1の操作中に、湾曲してカテーテル本体2から側方へ離れた場合、ガイドワイヤ20によってガイドワイヤ挿通部3の補強管34よりも基端側が裂ける虞があるが、補強管34は、ガイドワイヤ20の変形を規制し、ガイドワイヤ挿通部3の容易な裂けを抑制する機能を果たす。
補強管34には、中心軸回りに巻回する螺旋状の溝(不図示)を形成してもよい。溝は、内周面または外周面の少なくとも一方に形成でき、または、双方に開口するように貫通して形成することもできる。このような溝を設けることで、補強管34が設けられるガイドワイヤ挿通部3の柔軟性を保つことができ、湾曲した生体管腔内にカテーテル1を挿入しても、ガイドワイヤ挿通部3の生体管腔に対する追従性が確実に発揮される。
したがって、ガイドワイヤ挿通部3では、溝を有する補強管34を設けることで、「補強」と「柔軟性の確保」の相反する効果を両立することができる。
補強管34を構成する樹脂材料としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリアミド(例:ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66)、熱可塑性ポリイミド、熱硬化性ポリイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエーテル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアセタール、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
カテーテル本体2およびガイドワイヤ挿通部3の境界近傍には、図6,7に示すように、カテーテル本体2とガイドワイヤ挿通部3の間の曲げ剛性を補強してキンクを抑制するための補強コイル22が埋設されている。補強コイル22は、素線を螺旋状に巻回されたコイル部221と、コイル部221の一端側から素線が伸張されて突出する伸張部222とを有している。
コイル部221は、第1層231と第2層232の間に挟まれるように、ワーキングルーメン21の先端部にワーキングルーメン21と同心的に埋設されている。これにより、カテーテル本体2においてコイル部221のワーキングルーメン21への露出が阻止されており、この露出が阻止されている部位を、露出阻止部223とする。露出阻止部223は、内径および外径が縮径しており、外径の縮径量よりも内径の縮径量が小さい。したがって、管壁23の基端側よりも露出阻止部223におけるカテーテル本体2の壁厚の方が小さくなっている。また、露出阻止部223には、第2層232が被覆されている。このように、カテーテル1の先端部において細径化を図りつつも、コイル部221を設けて第2層232を被覆することで、適度な剛性が保持されている。
伸張部222は、コイル部221の先端側からガイドワイヤルーメン32の基端開口部36よりも先端側まで延在し、カテーテル本体2の第1層231とガイドワイヤ挿通部3の内壁層311との間に埋設される。伸張部222は、ガイドワイヤ挿通部3の基端開口部36よりも先端側まで延在しているため、コイル部221よりも先端側の基端開口部36の近傍における曲げ剛性を向上させることができる。これにより、剛性が不連続となってキンクが発生しやすい基端開口部36の近傍における耐キンク性が向上される。特に、伸張部222がコイル部221の素線から延びて連続的に形成されているため、曲げ剛性も連続的となり、耐キンク性に優れている。
補強コイル22は、1本の素線をU字状に折り曲げて2重とした後、U字状に折り曲げられた折り曲げ部の端部を伸張部222の伸張先端部225とし、素線の端部同士が重なる側を巻回してコイル部221としている。したがって、伸張部222の伸張先端部225は、素線が折り返す連続線によって形成されるため、滑らかに形成される。このため、例えば基端開口部36の近傍が著しく変形する場合であっても、伸張先端部225がカテーテル1を構成する材料に損傷を与えず、ガイドワイヤルーメン32内、ワーキングルーメン21内または体腔内に露出しないため、安全性に優れたカテーテル1となっている。また、万が一、伸張先端部225がガイドワイヤルーメン32内、ワーキングルーメン21内または体腔内に露出したとしても、伸張先端部225が滑らかに形成されているため、安全性を確保できる。また、素線を折り曲げた後に巻回するのみで安全な構造を容易に実現でき、製造時の作業性に優れている。
素線は、バネ鋼、ステンレス鋼、超弾性合金、コバルト系合金や、金、白金、タンタル、タングステン等の貴金属またはこれらを含む合金等により作製される。素線が金属材料からなるようにすれば、補強コイル22による補強強度を十分に確保することができる。
カテーテル1のワーキングルーメン21内に配置される画像取得手段4は、図1〜3に示すように、体腔内組織に向けて光を送受信するためのプリズム43と、プリズム43を収納するハウジング44と、ハウジング44を先端に取り付けるとともに回転動力を伝達する駆動シャフト42と、ハウジング44の先端側に取り付けられる回転安定コイル41と、駆動シャフト42内に設置され、光信号を伝達する光ファイバ(不図示)と、コネクタ5とを備える。回転安定コイル41の巻回方向は、補強コイル22の巻回方向と同一であるが、逆方向であってもよい。
プリズム43は、直角プリズムであり、図6に示すように、ワーキングルーメン21内を進退動可能な駆動シャフト42の先端(光ファイバの先端)に固定されている。固定方法は特に限定されず、例えば、接着剤や半田付けにより接着することができる。
ハウジング44は、先端側が閉塞した先端閉塞部441を有する筒状に形成され、基端側が駆動シャフト42に固定されている。固定方法は特に限定されず、例えば、接着剤や半田付けにより接着することができる。ハウジング44は、プリズム43の光の送受信部に当たる部分を切欠いて、開口部を形成する。
回転安定コイル41は、素線を螺旋状に巻回して形成されている。回転安定コイル41は、基端側がハウジング44の先端閉塞部441に固定されており、プリズム43を安定的に回転させるためのガイドとなる。固定方法としては、前述と同様に特に限定されず、例えば、接着剤や半田付けにより接着することができる。
回転安定コイル41は、金属材料で作製されることが好ましく、例えば、バネ鋼、ステンレス鋼、超弾性合金、コバルト系合金や、金、白金、タンタル、タングステン等のX線不透過性金属またはこれらを含む合金等により作製される。なお、回転安定コイル41を、金属材料以外で製造することもできる。
回転安定コイル41は、駆動シャフト42が最も先端側へ押し込まれた際に、露出阻止部223の内部に収容される。このとき、露出阻止部223によって駆動シャフト42の移動が規制されて、押し込みが停止される。
露出阻止部223に回転安定コイル41が収容されると、補強コイル22と回転安定コイル41とが重なることになるが、補強コイル22が、第1層231によって覆われてワーキングルーメン21内に露出していないため、補強コイル22と回転安定コイル41のコイル同士の噛み込みを確実に防止することができる。
また、回転安定コイル41が露出阻止部223に入り込むと、回転安定コイル41が補強コイル22の内側に重なることになるため、カテーテル本体2の先端において、画像取得手段4とカテーテル本体2とが一体となり、カテーテル1を生体内に挿入する際に折れ曲がりに強い構造となる。
駆動シャフト42は、柔軟で、しかもコネクタ5において生成された回転の動力をプリズム43に伝達可能な特性をもち、たとえば、多層コイル状の管体で外径一定に構成されている。
カテーテル本体2の基端側には、コネクタ5(図1参照)が接続されている。コネクタ5は、例えば光ファイバコネクタを内部に備え、光ファイバを内部に有する駆動シャフト42を、当該駆動シャフト42を高速回転させるためのスキャナ51に接続することができる。スキャナ51は、駆動シャフト42内の光ファイバを介して伝達されたプリズム43からの光信号を、専用の解析装置に通信させることができる。この通信状態において、解析装置によって構築された生体管腔内の断層像を、画像表示装置で表示することができる。
画像取得手段4により画像を取得する際には、図2,3に示すように、駆動シャフト42を先端側へ最も押し込んで回転安定コイル41が補強コイル22に挿入された挿入状態から、駆動シャフト42をワーキングルーメン21に沿って基端側へ移動させつつ、軸回りに回転させるように操作する。このような駆動シャフト42の螺旋運動に同期してプリズム43も螺旋運動し、体腔内の長手方向にわたり、断層像を得ることができる。
再度断層像を取得する際には、駆動シャフト42を先端側に移動させ、図2に示す状態とし、画像取得を再び実施することができる。
カテーテル1を体腔内の挿入するためには、まずガイドワイヤ20を体腔内の患部付近まで挿入した後、図8に示すように、ガイドワイヤ20をガイドワイヤ挿通部3に形成されるガイドワイヤルーメン32に通しながら、カテーテル1を患部まで導く。このとき、ガイドワイヤ挿通部3が偏心側Xへ曲がっており、かつ偏心側Xへ柔軟となる異方性の曲げ剛性を有するため、ガイドワイヤ挿通部3の基端開口部36から基端側へ突出するガイドワイヤ20が、カテーテル本体2に近接してカテーテル本体2に沿いやすくなる。したがって、図9に示すような、ガイドワイヤ20がカテーテル本体2から離れる現象(ガイドワイヤセパレーション)の発生を低減させることができ、安全性および操作性を向上させることができる。
また、図9に示すようなガイドワイヤセパレーションが生じる際でも、カテーテル1は、回転安定コイル41および補強コイル22によってカテーテル本体2とガイドワイヤ挿通部3との境界部近傍の曲がりが抑制される。曲げを生じさせる押圧力が解消されれば、図2に示すように、回転安定コイル41および補強コイル22が元の形状に復元でき、耐キンク性に優れたカテーテル1となっている。
<第2実施形態>
以下では、図10を参照して、本発明の第2実施形態に係るカテーテル1Aを、第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項は説明を省略する。
本発明の第2実施形態に係るカテーテル1Aは、図10に示すように、曲がっているガイドワイヤ挿通部3Aが、管状をなす内壁層311Aと外壁層312Bとを備えており、内壁層311Aが、内層313および外層314からなる2層構造となっている。外壁層312Bは、肉厚が周方向に略均一な管状で形成されている。
内壁層311Aを構成する内層313は、図11〜14に示すように、肉厚が周方向に均一な管状で形成されている。外層314は、内層313の外側を覆い、肉厚が周方向に均一な管状で形成されており、偏心側Xの側面に、内層314まで貫通する溝部315が軸方向に並んで複数設けられている。各々の貫通孔は、外層314の偏心側Xの側面の半周分に形成されているが、かならずしも半周分でなくてもよい。溝部315の形状は、ガイドワイヤ挿通部3Aに望まれる曲げ剛性に応じて、適宜変更可能である。
内層313および外層314は、互いにヤング率の異なる材料からなり、内層313は相対的にヤング率の低い軟質材料、外層314は相対的にヤング率の高い硬質材料からなる。内層313および外層314の材料には、第1実施形態の外側層312(軟質材料)および内側層311(硬質材料)と同様の材料を適用できる。
ガイドワイヤ挿通部3Aは、硬質材料である外層314が、偏心側Xに複数の溝部315を有するため、偏心側Xへ相対的に柔軟となる異方性の曲げ剛性を有している。したがって、第2実施形態に係るカテーテル1Aによっても、第1実施形態と同様に、ガイドワイヤ20がカテーテル本体2から離れる現象(ガイドワイヤセパレーション)の発生を低減させることができ、安全性および操作性を向上させることができる。
また、ガイドワイヤ挿通部3Aの内壁層312Aは、溝の形成されない内層313と、貫通孔を有する外層314とを重ねることで、非貫通の溝部315を有する構造となっているため、製造が容易である。
なお、軟質材料である内層313に溝部を設けることも可能であるが、曲げ剛性への寄与率の高い硬質材料である外層314に溝部を形成することで、ガイドワイヤ挿通部3Aの外径を大型化させずに、異方性のある曲げ剛性を自在に調整することができる。
また、溝部315を設けることで曲げ剛性に異方性を与えているため、ガイドワイヤ挿通部3Aの肉厚は偏らず、周方向に均一となる。したがって、生体の管壁に接する外壁層312Aの外周面とガイドワイヤルーメン32が同心的に配置され、生体への挿通性が優れている。溝部315は組立て後、外壁層312に覆われるため血管内での使用時に血栓が付着する等の虞はない。
第2実施形態では、内層313を軟質材料、外層314を硬質材料としたが、内層313を硬質材料、外層314を軟質材料とすることもできる。また、第2実施形態の外層314の溝部を、内層311Aまで貫通する貫通孔ではなく、非貫通の溝で形成してもよい。
また、内層313と外層314を、同一材料によって一体的に形成してもよい。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変することができる。例えば、上記実施の形態では、本発明を、光干渉断層画像技術(OCT)を利用した診断用カテーテルに適用する場合について説明したが、他の診断用カテーテルに適用することもできる。たとえば、超音波振動子を利用した超音波カテーテルに適用することができる。超音波カテーテルでは、生体に超音波を入射し、生体内で散乱、吸収、あるいは反射、屈折して戻った超音波に基づいて、生体を観察することができる。したがって、検出波には、光だけでなく、超音波、磁場、音等の、検出のために適用可能なあらゆるものを適用できる。また、上記の複数の実施形態の特徴を、組み合わせて適用することも可能である。
また、ガイドワイヤ挿通部は、第1実施形態では内壁層311と外壁層312の2層構造であり、第2実施形態では内層313、外層314および外壁層312Aの3層構造となっているが、異方性の曲げ剛性を得られるのであれば構成に限定はなく、1層構造や4層以上の構造とすることもできる。
1,1A カテーテル、
2 カテーテル本体、
3,3A ガイドワイヤ挿通部、
20 ガイドワイヤ、
21 ワーキングルーメン(ルーメン)、
24 カテーテル本体の中心軸、
32 ガイドワイヤルーメン、
33 ガイドワイヤ挿通部の中心軸、
36 基端開口部、
37 先端開口部、
311 内壁層(ガイドワイヤ挿入チューブ)、
312 外壁層(マーカ−補強管固定用チューブ)、
313 内層(内壁層内層)、
314 外層(内壁層外層)、
315 溝部、
W1〜W5 肉厚、
X 偏心側。

Claims (6)

  1. 長尺状をなし、かつ長手方向に沿って延在するルーメンを有するカテーテル本体と、
    前記カテーテル本体の先端側に設置され、ガイドワイヤが挿通可能な管状をなして先端開口部と基端開口部とを備え、当該基端開口部が前記カテーテル本体の中心軸から偏心して設けられるガイドワイヤ挿通部と、を有し、
    前記ガイドワイヤ挿通部は、先端側が前記偏心の側へ曲がって形成され、かつ前記偏心の側へ相対的に柔軟となる異方性の曲げ剛性を有し、かつ、ヤング率の異なる硬質材料および軟質材料からなる複数の層を有しており、
    前記硬質材料からなる層は、前記偏心の側の肉厚が、偏心の反対側の肉厚よりも小さく、
    前記軟質材料からなる層は、前記偏心の側の肉厚が、偏心の反対側の肉厚よりも大きく、
    前記硬質材料および軟質材料の層の合計の肉厚が、周方向に均一であることを特徴とするカテーテル。
  2. 前記ガイドワイヤ挿通部は、偏肉によって異方性の曲げ剛性を有することを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記ガイドワイヤ挿通部は、前記硬質材料からなる内層および前記軟質材料からなる外層を有することを特徴とする請求項1または2に記載のカテーテル。
  4. 前記ガイドワイヤ挿通部は、前記硬質材料からなる外層および前記軟質材料からなる内層を有することを特徴とする請求項1または2に記載のカテーテル。
  5. 前記ガイドワイヤ挿通部は、当該ガイドワイヤ挿通部を構成する層のいずれかの前記偏心の側に、前記ガイドワイヤが挿通されるガイドワイヤルーメンまで非貫通の溝部が形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカテーテル。
  6. 前記ガイドワイヤ挿通部は、前記外層の前記偏心の側に、前記内層まで貫通する溝部が形成されることを特徴とする請求項3または4に記載のカテーテル。
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