JP5484768B2 - システムキッチン - Google Patents
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Description
このような場合、システムキッチンには、水道水を吐水する従来の一般水栓を設けるとともに、これとは別に、浄水を吐水するための浄水専用の水栓(浄水用水栓)を設けることが多い(例えば特許文献1参照。)。
そのため、浄水用水栓を設けたシステムキッチンにおいては、このような細菌汚染を抑制できる技術が求められていた。
図1は本発明のシステムキッチンの一実施形態を示す概略構成図であって、この例のシステムキッチンは、図1に示すように、シンクSと、一般水栓21を備えた原水部20と、浄水用水栓11および浄水装置10を備えた浄水部とを具備して構成されている。
浄水手段12は、この例では、水道水中の残留塩素や総トリハロメタンなどを除去、吸着する活性炭や一般細菌や不純物を取り除く中空糸膜などを備えた浄水カートリッジであり、浄水装置10に着脱自在に装着されている。
浄水管13の下流側は、流し台の天板部に設置された浄水用水栓11の胴体部分の内部に導入され、ここにおいて、浄水用水栓11の胴体部分から外方に延びる浄水用吐水管11aに連通している。浄水用吐水管11aの先端(下流端)には、浄水手段12を経て浄水管13を流れてきた浄水をシンクSに吐水するための浄水用吐水口11bが形成されている。
この例では、浄水用操作スイッチ16としては、プッシュ式のタクトスイッチ(登録商標)が採用され、浄水用水栓11の胴体部分の上面部に設けられている。そして、このタクトスイッチ(登録商標)を例えば1〜2秒間程度の所定時間、押すことによって、浄水用吐水口11bからの浄水の吐水と止水とを切り替えられるようになっている。
そして、この例では、バイパス管電磁弁18は、浄水用水栓11の胴体部分の上面部に設けられた浄水用操作スイッチ16と図示略の電気配線により接続され、浄水用操作スイッチ16がバイパス管開閉弁操作スイッチとしての役割も兼ねている。具体的には、バイパス管電磁弁18を開閉する場合には、浄水用操作スイッチ16であるタクトスイッチ(登録商標)を例えば3〜4秒間程度の所定時間、長押しすることによって、バイパス管電磁弁18の開閉を切り替えられるようになっている。
よって、浄水用操作スイッチ16の長押し操作により、バイパス管電磁弁18を開放すると、原水供給管14からの水道水は浄水手段12を経ることなくバイパス管17を流れた後、浄水管13に導入され、浄水用水栓11の浄水用吐水管11aの浄水用吐水口11bから吐水される。一方、浄水用操作スイッチ16の長押し操作によりバイパス管電磁弁18を閉止すると、水道水の供給が止まり、浄水用吐水口11bからの水道水の吐水も止まるようになっている。
このようにして水道水を一般水栓21ではなく、浄水用水栓11から吐水させるようにすると、浄水が滞留し細菌に汚染されやすい部分、すなわち、浄水管13および浄水用吐水管11aの内部や、浄水用吐水口11bを水道水が流通し、これらの部分が残留塩素を含む水道水で洗浄されることとなる。よって、これらの部分において懸念されている細菌汚染を抑制することができる。
特にこの例では、バイパス管17の下流端17aは、浄水管13の上流端13b近傍に接続され、バイパス管電磁弁18を開放した際には、浄水管13の上流端13b近傍から水道水が流れ始めるため、水道水は浄水管13をほぼ全長に亘って流れることとなり、洗浄効果が高い。
例えば、毎晩、浄水用水栓11および浄水装置10の使用が終了した後に、バイパス管電磁弁18を開放し、10〜20秒間程度、水道水を吐水させるなど、定期的に行ってもよい。または、旅行などでしばらく浄水用水栓11および浄水装置10を使用しない場合には、その前にバイパス管電磁弁18を同様に開放するようにしてもよく、特に限定されない。
ただし、この例では、浄水装置10’は、原水を処理する浄水手段として、浄水用水栓11の胴体部分の内部に浄水手段12’である浄水カートリッジが配された、いわゆるカウンターオン型の浄水手段12’を備えている。そして、浄水手段12’を経た浄水が流れる浄水管13も、浄水用水栓11の胴体部分の内部に配置されている。
そのため、バイパス管17は、その下流側が浄水用水栓11の胴体部分の内部に導入され、そこで浄水管13と分岐栓19’により接続している。バイパス管電磁弁18は、浄水用水栓11内のバイパス管17ではなく、浄水用水栓11の外のバイパス管17に設けられている。
浄水管13の下流端は、浄水用水栓11の具備する浄水用吐水管11aに接続し、浄水管13を流れた浄水は浄水用吐水管11aを流れ、浄水用水栓11の浄水用吐水口11bからシンクSに吐水されるようになっている。
そのため、バイパス管電磁弁18を開放することによって、水道水をバイパス管17、浄水管13、浄水用吐水管11aに順次流通させた後、浄水用吐水口11bからシンクSに吐水させることができる。その結果、浄水管13および浄水用吐水管11aの内部や、浄水用吐水口11bなど、細菌に汚染されやすい部分を残留塩素を含む水道水で洗浄し、懸念されている細菌汚染を抑制することができる。
さらに、原水供給管14とバイパス管17との分岐部分に、分岐栓19の代わりに三方弁を設け、この三方弁に、バイパス管電磁弁18と電磁弁15の機能を持たせた構成とすることもできる。このような構成によれば、シンク下のコンパクト化や省施工を実現できる。
Claims (1)
- 原水を処理する浄水手段と、
該浄水手段を経た浄水が流れる浄水管と、
前記浄水管からの前記浄水を吐水する浄水用吐水管を有する浄水用水栓と、
原水を吐水する原水用吐水管を有する一般水栓と、
前記浄水管に原水を供給するバイパス管と、
該バイパス管を開閉するバイパス管開閉弁と、
該バイパス管開閉弁の開閉を切り替えるバイパス管開閉弁操作手段と、
が備えられ、
前記浄水手段及び前記浄水管が、前記浄水用水栓の内部に配されているシステムキッチン。
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Family Applications (1)
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JP2009091423A Expired - Fee Related JP5484768B2 (ja) | 2009-04-03 | 2009-04-03 | システムキッチン |
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