JP5484239B2 - 遊技機用操作スイッチ及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用操作スイッチ及びそれを備えた遊技機に関するものである。
遊技機の分野では、様々な操作スイッチが用いられており、その中には、外部操作に応じて変形可能なボタンを用いたものも提供されている。例えば、特許文献1で開示される操作スイッチでは、初期形状が逆椀型となる操作ボタン(22)が開示されている。この操作ボタン(22)は、カバー部材(22a)がシリコーンゴム材などの弾力性及び柔軟性を有する軟質素材によって構成されており、カバー部材(22a)に対する押圧操作に応じてこのカバー部材(22a)が変形するように構成されると共に、このカバー部材(22a)の変形を押圧検知センサ(79)によって検知している。そして、押圧操作がなされない自由状態にとなったときに、逆椀型の初期形状に復帰するように構成されている。
特開2007−552
上記特許文献1の操作ボタン(22)は、カバー部材(22a)が弾力性及び柔軟性を有する軟質素材によって構成されているため、硬質のボタンと比較して弾力のある柔らかな操作感覚が得られるという特徴を有している。しかしながら、この操作ボタン(22)は、カバー部材(22a)の下側に押圧検知センサ(79)が配置されているだけであるので、遊技者としては、上から押す或いは叩くといった単純な一方向の操作アクションでしか操作できない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、単純な一方向への操作アクション以外の斬新な操作アクションによって入力操作を行うことができる遊技機用操作スイッチを提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機用操作スイッチは、
中空状に構成された変形可能な気体収容部と、この気体収容部の内外を連通する開口部とを備えた操作部材と、
一端側が前記開口部を介して前記気体収容部の内部空間と連通し、他端側が前記気体収容部の外部空間に続く構成で配置される流路と、
前記流路を流れる気体を受けて変位する変位部材と、
前記変位部材の変位動作を検出する検出手段と、
を備え、
前記気体収容部が、非操作時に所定の膨張形状で維持されると共に、外部からの押圧操作に応じて収縮可能に構成され、外部からの押圧操作が解除されたときに前記所定の膨張形状に復帰する構成をなし、
前記流路が、前記気体収容部が前記所定の膨張形状から収縮する際に当該気体収容部から流出する気体、又は、前記気体収容部が収縮状態から前記所定の膨張形状に復帰する際に当該気体収容部に流入する気体を通過させる構成をなしており、
前記変位部材が、前記気体収容部への気体流入時又は前記気体収容部からの気体流出時に前記流路を通過する気体を受けて変位することを特徴としている。
本発明の構成によれば、気体収容部を収縮或いは膨張させさえすればこの操作を検出できるようになるため、「押す」或いは「叩く」といった単純な一方向の操作アクション以外の操作方法によっても入力操作が可能となる。従って、例えば、「握る」「揉む」といったあらゆる方向(複数方向)の操作アクション或いはその他の斬新な操作アクションによって入力を行うことができるようになり、遊技者に多様な入力動作を許容させうる構成を簡易に実現できると共に、遊技上の演出を多様化させやすくなり、ひいては、より斬新で演出性、趣向性の高い遊技機を効果的に実現することができる。
また、本発明において、変位部材が、流路の少なくとも一部を閉塞する閉塞位置と、この閉塞位置から退避して流路を開放する退避位置とで変位可能な開閉部材によって構成されていてもよい。そして、開閉部材が、気体収容部への気体流入時又は気体収容部からの気体流出時に流路を通過する気体を受けて閉塞位置から退避位置に変位する構成をなし、検出手段が、開閉部材が閉塞位置から退避位置に変位する動作を検出するように構成されていてもよい。
この構成によれば、気体収容部を収縮又は膨張させる入力操作を行ったときにこの入力操作を良好に検出できるようになる。特に、単純な一方向の操作に限らず、気体収容部から気体を流出させる操作、又は気体収容部に対して気体を流入させる操作を行ったときに、この気体の流れをより正確に検出できるため、斬新な操作アクションを良好に検出し入力し得る好適例となる。
本発明は、開閉部材として、少なくとも第1開閉部材と第2開閉部材とが設けられていてもよい。そして、この場合、第1開閉部材が、気体収容部が所定の膨張形状から収縮する際に当該気体収容部から流出する気体を受けて閉塞位置から退避位置に変位し、第2開閉部材が、押圧操作の解除に応じて気体収容部が所定の膨張形状に復帰する際に当該気体収容部に流入しようとする気体を受けて閉塞位置から退避位置に変位するように構成されていることが望ましい。
この構成によれば、気体収容部に対する収縮操作、及びこの収縮操作を解除する解除操作のいずれをも独立して正確に検出できるようになる。従って、所定の膨張形状から収縮操作が行われた後、その収縮操作が継続しているか否か等も判断できるようになるため(例えば、「押しっぱなし」や「握りっぱなし」などの状態を判断できるようになるため)、より細かな判断処理や制御が可能となり、ひいては、遊技状態や演出の幅をより広げることができる。
本発明において、流路は、開口部を介して気体収容部の内部空間と連通する共通流路と、開口部側とは反対側において共通流路からそれぞれ分岐する第1流路及び第2流路を備えていてもよい。そして、この構成では、第1開閉部材が、閉塞位置において第1流路を少なくとも部分的に閉塞し、退避位置において第1流路を開放するように変位可能に配置され、第2開閉部材が、閉塞位置において第2流路を少なくとも部分的に閉塞し、退避位置において第2流路を開放するように変位可能に配置されていることが望ましい。
この構成によれば、気体収容部から流出する気体を第1開閉部材に作用させる流路と、気体収容部に流入しようとする気体を第2開閉部材に作用させる流路とを分けることができる。従って、気体収容部から流出する気体をより効果的に第1開閉部材に作用させやすくなり、気体収容部に流入しようとする気体をより効果的に第2開閉部材に作用させやすくなる。
また、本発明は、第1開閉部材が、押圧操作の解除に応じて気体収容部へ気体が流入する際に閉塞位置に維持されるように構成され、第2開閉部材が、押圧操作に応じて気体収容部から気体が流出する際に閉塞位置に維持されるように構成されていることが望ましい。
この構成によれば、気体収容部から流出する気体を第1流路において第1開閉部材に作用させる際に、第2流路側では、第2開閉部材の閉塞状態を維持することができる。従って、気体収容部から流出する気体が第2流路側へ流出しにくくなり、当該流出気体をより効果的に第1開閉部材に作用させることができる。また、気体収容部へ流入しようとする気体を第2流路において第2開閉部材に作用させる際に、第1流路側では、第1開閉部材の閉塞状態を維持することができる。従って、第1流路側からの気体の流入を抑えて第2流路側からの流入量を大きくすることができ、流入気体をより効果的に第2開閉部材に作用させることができる。
また、本発明は、流路において、上方側に共通流路が設けられ、共通流路の下方側において水平方向に沿って延びる構成で第1流路が配置され、共通流路の下方側において鉛直方向に沿って延びる構成で第2流路が配置されていてもよい。そして、第1開閉部材は、閉塞位置において第1流路を少なくとも部分的に閉塞する構成をなし、閉塞位置から退避位置に変位する際に、上端側を回動軸として下端側が外側に変位するように回動する構成をなしていてもよい。更に、第2開閉部材は、閉塞位置において第2流路を少なくとも部分的に閉塞するように第2流路内に形成された載置部に載置され、閉塞位置から退避位置に変位する際に、少なくとも一端側を回動軸として他端側が浮き上がるように回動する構成をなしていてもよい。
この構成によれば、気体収容部が変化中でないとき(流路内の気体の流速が低いとき)に、第1開閉部材及び第2開閉部材のいずれもが自重によって閉塞位置に維持されやすくなる。特に、第1開閉部材は、上端側を回動軸として吊り下げられた状態となっているため、気体が下端側にあまり作用しないとき(即ち、加圧又は負圧があまり生じていないとき)には自重によって安定的に閉塞位置に維持されやすく、気体収容部からの気体の流出が生じたときにはこれを受けて良好に変位しやすくなる。また、第2開閉部材は、閉塞位置において載置部に載置される構成となっているため、気体があまり作用しないとき(即ち、加圧又は負圧があまり生じていないとき)には、自重によって安定的に閉塞位置(載置位置)に維持されやすくなり、気体収容部へ気体が流入しようとするときには、これを受けてその載置状態を容易に解除しやすくなる。
また、本発明は、気体収容部において、所定の膨張形状のときに略球状形態をなす球状外殻部が設けられていてもよい。そして、開口部の径が球状外殻部の径よりも小さくなるように絞られた構成となっていてもよい。この構成によれば、遊技者が操作を行う部分(気体収容部)を操作しやすくデザイン性に富む球状形態とすることができる。更に、この気体収容部の球状外殻部に対して開口部を相対的に小さく構成することができるため、収縮操作時或いは解除操作時に流路を流れる気体の流速を大きくすることができ、変位部材をより確実に変位させることができる。
また、本発明に係る上記いずれかの遊技機用操作スイッチを備えた遊技機とすることで、上述した効果と同様の効果を奏する遊技機を実現できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る遊技機用操作スイッチを備えた遊技機を概略的に例示する斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る遊技機用操作スイッチを概略的に例示する正面図である。 図3(A)は、図2の遊技機用操作スイッチの平面図であり、図3(B)は、図2の遊技機用操作スイッチの左側面図である。 図4は、図2の遊技機用操作スイッチの底面図である。 図5は、図2の遊技機用操作スイッチを斜め下方から見た斜視図である。 図6は、図2の遊技機用操作スイッチの分解斜視図である。 図7は、図2の遊技機用操作スイッチのA−A断面概略図である。 図8は、図7の状態から気体収容部が押圧されて変形したときの様子を示す断面概略図である。 図9は、図8の状態から気体収容部に対する押圧が解除されて膨張形状に復帰したときの様子を示す断面概略図である。 図10(A)は、第1実施形態の遊技機用操作スイッチの電気的構成を概念的に示すブロック図であり、図10(B)は、単位時間当たりの膨張及び収縮動作の検出数と、点灯させるLEDの数との関係を概念的に例示する説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る遊技機用操作スイッチを具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図1は、第1実施形態に係る遊技機用操作スイッチを備えた遊技機を概略的に例示する斜視図であり、まず、図1を参照して遊技機1の構成を概説する。
(遊技機の構成)
図1に示す遊技機1は、いわゆるパチンコ機として構成されており、遊技者側に配される前面枠2に形成された窓部に透明板3(ガラス板等)が配置され、遊技者が、透明板3を介して後方の遊技領域を視認できるように構成されている。また、透明板3の後方(奥側)には、図示しない遊技盤が配置され、この遊技盤上にガイドレール等によって区画された遊技領域(遊技球が流下可能な領域:図示略)が形成されている。更に、透明板3の下方側には、遊技球を受ける遊技球受皿7が形成されており、この遊技球受皿7の外壁部から一部を露出させる構成で遊技機用操作スイッチ10が設けられている。
(遊技機用操作スイッチの構成)
次に、第1実施形態に係る遊技機用操作スイッチについて図2〜図8等を参照して詳述する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る遊技機用操作スイッチを概略的に例示する正面図である。図3(A)は、図2の遊技機用操作スイッチの平面図であり、図3(B)は、図2の遊技機用操作スイッチの左側面図である。図4は、図2の遊技機用操作スイッチの底面図である。図5は、図2の遊技機用操作スイッチを斜め下方から見た斜視図である。図6は、図2の遊技機用操作スイッチの分解斜視図である。図7は、図2の遊技機用操作スイッチのA−A断面概略図である。図8は、図7の状態から気体収容部が押圧されて変形したときの様子を示す断面概略図である。図9は、図8の状態から気体収容部に対する押圧が解除されて膨張形状に復帰したときの様子を示す断面概略図である。
遊技機用操作スイッチ10は、図2〜図5に示すように、大きく分けて操作部11と、この操作部11を保持する保持部12とによって構成されている。操作部11は、遊技者によって操作される部分であり、図1に示すように遊技機1において所定方向(図1の例では上方)に突出すると共に大部分が外部に露出した構成で設けられている。保持部12は、この操作部11を保持しつつ遊技機1に固定する部分であり、図1の例では、遊技球受皿7の外壁部に固定された構成をなしている。
図6、図7に示すように、操作部11は、一体的に形成された操作部材20によって構成されている。操作部材20は、シリコーンゴムなどのゴム材料やその他の樹脂材料などによって構成され、柔軟性及び弾力性を有し、外部からの押圧操作に応じて弾性的に変形するように構成されている。この操作部材20には、内部に空気が収容される気体収容部21を備えており、この気体収容部21の一端側(図7等の例では下端側)に開口部22が形成されている。
操作部材20は、自然状態(操作部材20に対して外部からの押圧操作がなされていない状態)のときには、図2、図7のように、気体収容部21の上方側が膨らんだ膨張形状で維持されるようになっている。そして、このような膨張形状の気体収容部21に対して、図8のように外部から押圧操作(挟持操作等)が行われたときには、押圧された部分が凹むように弾性変形するようになっている。そして、このような押圧操作が解除されたときには、気体収容部21の全体が弾性的に復帰し、気体収容部21の形状が図7のような自然状態に戻るようになっている(図9参照)。
また気体収容部21は、図6、図7に示すように、中空状且つ袋状に構成されており、自然状態のとき(即ち、図7に示す所定の膨張形状のとき)に略球状形態をなす球状外殻部24と、この球状外殻部24から所定方向(図1等の例では下方)に延びる管状の延出部25とを備え、内部に空気が収容されるように構成されている。球状外殻部24は、上部側部分24aが半球状(ドーム状)に構成されており、下部側部分24bは椀状に構成されると共に中央部付近の底部側に上下に貫通した孔部24cが形成されている。
更に、気体収容部21は、球状外殻部24側の内部空間が広く、延出部25側の内部空間が狭くなるように構成されている。そして、球状外殻部24は、上下方向の各位置において、当該上下方向と直交する面方向に切断したときの切断面の内縁形状が円形となるように構成されており、図7では、この切断面(当該上下方向と直交する面方向に切断したときの切断面)の円形内縁が最も大きくなる部分(即ち、球状外殻部24の内壁部において水平方向の幅が最も大きくなる部分)の直径をR2としている。また、球状外殻部24の外壁部において水平方向の幅が最も大きくなる部分の直径をR1としている。
また、気体収容部21において延出部25の端部(具体的には、孔部24cの端部)には、開口部22が形成されている。この開口部22は、気体収容部21の内外を連通するように構成されており、図7では、この開口部22の開口領域の直径をD1で示している。気体収容部21は、開口部22の径が球状外殻部24の径よりも小さくなるように絞られた構成をなしている。具体的には、開口部22の直径D1が、球状外殻部24の直径R1よりも小さく、更には、球状外殻部24の直径R2よりも小さくなっており、下部側部分24bは孔部24c側に近付くにつれて内部領域が狭くなるように下方側が絞られた構成をなしている。
次に、上記操作部11(操作部材20)を保持する保持部12について説明する。図6、図7に示すように、保持部12は、固定部材91と、透光部材92と、照明部材93と、流路部材80とを備えており、これら部材が一体的に組み付けられた状態で遊技機1の所定の外壁部(図1の例では遊技球受皿7の外壁部)に固定されるようになっている。
固定部材91は、光透過性を有する部材からなり、後述する流路部材80が組み付けられるものであり、この流路部材80を遊技機1(図1)の所定位置の固定するように機能している。この固定部材91は、板状且つ円板状に構成される上面部91aと、この上面部91aの外周部の下方側に連結される円筒状の外側円筒部91bと、この外側円筒部91bの下端部に形成された一対の係合部91c,91c(図2参照)とを備えている。そして、上面部91aの中央部には、操作部材20の延出部25を挿し通すための孔部91dが形成されており、上面部91aの内周部の下方側には孔部91dから下方側に続く構成で内側円筒部91eが連結している。
透光部材92は、光透過性を有する部材からなる略円板状の拡散反射部92aと、この拡散反射部92aの外周部の下方側に連結される円筒状の外側円筒部92bとを備えている。そして、拡散反射部92aの中央部には延出部25及び固定部材91の内側円筒部91eを挿し通すための孔部92dが形成されており、拡散反射部92aの内周部の下方側には、孔部92dの下方側に続く構成で円筒状の内側円筒部92cが連結している。この透光部材92は、固定部材91において、外側円筒部91b、内側円筒部91d、上面部91aによって形成された空間に収容される構成をなしている。
照明部材93は、円形環状の基板93aを備えると共に、この基板93a上に複数の発光素子93b(例えばLEDチップ等)が実装されており、この発光素子93bからの光が少なくとも上方側に照射されるようになっている。また、基板93aの中央部には、延出部25及び固定部材91の内側円筒部91eを挿し通すための孔部93dが形成されている。この照明部材93は、透光部材92の下方側において、固定部材91の収容空間(外側円筒部91b、内側円筒部91d、上面部91aによって形成された空間)に収容されている。
上記照明部材93が、各発光素子93bによって上方側に光を照射したとき、その照射光は、透光部材92の拡散反射部92aを透過して上方側に拡散するようになっている。そして、この拡散光が固定部材91の上面部91aを透過して外部に照出し、これにより、操作部材20の周囲が明るく光るように装飾がなされる。なお、操作部材20を、光透過性を有する部材で形成することができ、その場合には、操作部材20自体を明るく光るように装飾することができる。
流路部材80は、図2、図5、図6に示すように、合掌状態で連結されてその内部に流路30を形成する第1部材81と第2部材82とを含んで構成されている。具体的には、第1部材81と第2部材82とが組み合わさった状態で、ねじ等の締結部材101a〜101d(図6)によってこれらが連結されて一体化されている。また、第1部材81に形成された係止片84が、固定部材91に形成された一方の係合部91c内に挿入されて係止し、第2部材82に形成された図示しない係止片が固定部材91に形成された他方の係合部91c内に挿入されて係止することにより流路部材80が固定部材91に組み付けられている。
そして、図7に示すように、流路部材80の内部には、図7に示すように、開口部22と連通する流路30が形成されている。この流路30は、一端側が開口部22を介して気体収容部21の内部空間と連通し、他端側が気体収容部21の外部空間(具体的には流路部材80の周辺の空間)に続く構成で配置されている。具体的には、流路部材30の上部側において、上端部がフランジ状に張り出した筒状の突出部86が設けられており、この突出部86に操作部材20の延出部25が嵌合する構成で固定されている。具体的には、フランジ状の上端部が延出部25の内壁部にやや食い込む構成で突出部86と延出部25とが互いに嵌合している。なお、突出部86への延出部25の固定は、例えば、接着材等の接着媒体などによって固定されていてもよく、インサート成型や二色成型などによって一体的に構成されていてもよい。そして、このように固定される突出部86の内周壁が流路30の上端部となっている。
流路30は、横向きT字形状(ト字形状)をなし、開口部22を介して気体収容部21の内部空間と連通する共通流路33と、開口部22側とは反対側において共通流路33からそれぞれ分岐する第1流路31及び第2流路32によって構成されている。共通流路33は、流路部材30の上側において上下に延びる構成で配置されている。また、第1流路31は、共通流路33の下方側に連通し、水平方向に沿って延びる構成で配置されている。また、第2流路32は、共通流路33の下方側に連通し、鉛直方向に沿って延びる構成で配置されている。共通流路33は、流路内を通過する気体を上下方向に誘導するように配置されている。また、第1流路31は、流路内を通過する気体を左右方向に誘導するように配置されており、第2流路32は、流路内を通過する気体を上下方向に誘導するように配置されている。図7の構成では、共通流路33の下方に第2流路32が続く構成で上下方向の流路が構成されており、共通流路33及び第2流路32によって構成される上下方向の流路と連通すると共にこの上下方向の流路から横方向に延びる構成で第1流路31が形成されている。
流路部材80の内部には、第1開閉部材50と第2開閉部材60とが設けられている。第1開閉部材50は、「変位部材」「開閉部材」の一例に相当するものであり、図6等に示す保持部材52に保持される構成で第1流路31内において回動可能に配置されている。この第1開閉部材50は、上端側を回動軸G1(支点)として回動するようになっており(図7、図8参照)、第1流路31の少なくとも一部を閉塞する閉塞位置(図7)と、この閉塞位置から退避して流路を開放する退避位置(図8)とで変位可能に構成されている。また、第1開閉部材50を保持する保持部材52は、第1流路31内に配置されると共に、第1流路31の流路方向に貫通した孔部54が形成されており、第1開閉部材50はこの孔部54を開閉する弁として機能している。即ち、閉塞位置のときに孔部54を閉塞することで第1流路31を閉じ(図7)、退避位置のときに孔部54を開放することで、第1流路31の閉塞を解除するように機能している(図8)。また、この保持部材52は、第1部材81と第2部材82によって流路30上(具体的には第1流路31上)に挟み込むように固定されている。
第1開閉部材50は、気体収容部21が図2、図7等に示す所定の膨張形状から図8のように収縮する際に当該気体収容部21から流出する気体(即ち、気体収容部21の収縮に応じて当該気体収容部21から吐き出されたときに共通流路33内を下方側に流下し第1流路31内を横方向に流れた空気)を受けて回動軸G1の下方側が押し出され閉塞位置(図7)から退避位置(図8)に変位する構成をなしている。
また、第1開閉部材50は、図7に示す閉塞位置において第1流路31を少なくとも部分的に閉塞する構成をなしており(図2も参照)、図7、図8に示すように、閉塞位置から退避位置に変位する際に、上端側の回動軸G1を中心として下端側が外側(第1流路31における共通流路33とは反対の端部31a側)に変位するように回動する構成をなしている。回動軸G1は、水平方向に沿って延びた回動軸であり、具体的には、第1流路31の方向と直交する方向に延びた回動軸とされており、第1開閉部材50は、このような回動軸G1を回動支点としてぶら下がり状に配置されている。
なお、図2、図7等の例では、第1開閉部材50が閉塞位置において第1流路31のほぼ全体を閉塞しているが、第1開閉部材50が第1流路31の一部のみを閉塞する構成であってもよい。
第1流路31内又は第1流路31に隣接した位置に、第1開閉部材50の変位を検出する検出センサ71が設けられている。この検出センサ71は、「検出手段」の一例に相当するものであり、例えばフォトインタラプタなどによって構成され、第1開閉部材50が閉塞位置(図7)から退避位置(図8)に変位する動作を検出している。検出センサ71の検出対象となる第1開閉部材50は、一端部50a側が他端部側(回動軸G1側)と比較して重量が大きくなっており、当該一端部50aが検出センサ71(フォトインタラプタ等)によって検出される被検出部として機能している。そして、図7のように第1開閉部材50が閉塞位置にあるときには、この第1開閉部材50の一端部50a(回動軸G1とは反対側の端部)が検出センサ71と隣接するようになっており、このとき、検出センサ71は第1開閉部材50の当該一端部50aを検出し、所定の検出信号(例えばHレベル信号)を出力している。また、このように第1開閉部材50の一端部50a(被検出部)側が他端部側と比較して重量が大きくなるように構成されることで、回動軸G1を中心として回動するときに先端部側(即ち一端部50a側)の重みによって当該先端部を下方側に移動させようとする付勢力が生じることとなり、少しの振動や少しの空気によって当該先端部が浮き上がることを抑えることができる。従って、気体収容部20に対して押圧操作がなされたときにはより確実に第1開閉部材50を回動させることができ(図8参照)、気体収容部20に対して押圧操作がなされていないときには、振動等に起因する浮き上がりを抑えて安定的に定位置(図7の位置)に維持することができる。一方、図8のように、第1開閉部材50が退避位置に変位したときには、第1開閉部材50の一端部50aが検出センサ71から離れるようになっており、このとき、検出センサ71からは非検出信号(例えばLレベル信号)が出力されるようになっている。なお、本実施形態では、第1流路31の下方側の位置においてねじ等の締結部材103a,103b(図6)によって固定される構成で検出センサ71が配置されている。
また、第2開閉部材60も、「変位部材」「開閉部材」の一例に相当するものであり、図6等に示す保持部材62によって保持される構成で第2流路32内において回動可能に配置されている。この第2開閉部材60は、第2流路32の少なくとも一部を閉塞する閉塞位置(図8)と、この閉塞位置から退避して流路を開放する退避位置(図9)とで変位可能に構成されている。この第2開閉部材60は、水平方向に沿った回動軸G2を中心として回動可能に配置されており、この回動軸G2は、例えば上下方向と直交する方向の回動軸とされている。なお、第2開閉部材60を保持する保持部材62も、上述した第1開閉部材50を保持する保持部材52と同様に、第1部材81と第2部材82によって流路30上(具体的には第2流路32上)に挟み込むように固定されている。
この第2開閉部材60は、図8から図9のような押圧操作の解除に応じて気体収容部21が所定の膨張形状(図7等に示す自然状態の形状)に復帰する際に当該気体収容部21に流入しようとする気体(即ち、気体収容部21が負圧状態となることに応じて下方側から第2流路32及び共通流路33を通って上方に流れ、気体収容部21に流入しようとする空気)を受けて中央部付近等が押し出され、閉塞位置(図8)から退避位置(図9)に変位するようになっている。
第2開閉部材50は、図8に示す閉塞位置のときには、第2流路32内に設けられた載置部41に載置されており、第2流路32を少なくとも部分的に閉塞する構成をなしている(図4も参照)。具体的には、第2流路32内に配置される保持部材62において孔部42が形成されており、この孔部42の開口端部が載置部41として構成されている。そして、第2開閉部材50は、この孔部42を開閉する弁として機能しており、閉塞位置のときにこの孔部42のほぼ全体を閉塞する構成で載置部41に載置されている。そして、図8、図9に示すように、閉塞位置から退避位置に変位する際には、一端側の回動軸G2を中心として他端側が上方側に浮き上がるように回動している。なお、図4、図8等の例では、第2開閉部材60が閉塞位置において第2流路32のほぼ全体を閉塞しているが、第2開閉部材60が第2流路32の一部のみを閉塞する構成であってもよい。
第2流路32内又は第2流路32に隣接した位置に、第2開閉部材60の変位を検出する検出センサ72が設けられている。この検出センサ72も、「検出手段」の一例に相当するものであり、例えばフォトインタラプタなどによって構成され、第2開閉部材60が閉塞位置(図8)から退避位置(図9)に変位する動作を検出している。検出センサ72の検出対象となる第2開閉部材60は、一端部60a側が他端部側(回動軸G2側)と比較して重量が大きくなっており、当該一端部60aが検出センサ72(フォトインタラプタ等)によって検出される被検出部として機能している。そして、図7、図8のように第2開閉部材60が閉塞位置にあるときには、この第2開閉部材60の一端部60a(回動軸G2とは反対側の端部)が検出センサ72と隣接するようになっており、このとき、検出センサ72は第2開閉部材60の当該一端部60aを検出し、所定の検出信号(例えばHレベル信号)を出力している。また、このように第2開閉部材60の一端部60a(被検出部)側が他端部側と比較して重量が大きくなるように構成されることで、基端部側(即ち回動軸G2側)と比較して先端部側(一端部60a側)を下方側に移動させようとする付勢力が大きくなっている。従って、第2開閉部材60を上方側に回動させるときにある程度のモーメントが必要となり、少しの振動や少しの空気によって第2回動部材60が上方側に浮き上がることを抑えることができる。これにより、気体収容部20に対する押圧操作が解除された負圧時にはより確実に第2開閉部材60を回動させることができ(図9参照)、気体収容部20に対する解除操作がなされていないときには、振動等に起因する浮き上がりを抑えて安定的に定位置(図7、図8の位置)に維持することができる。一方、図9のように、第2開閉部材60が退避位置に変位したときには、第2開閉部材60の一端部60aが検出センサ72から離れるようになっており、このとき、検出センサ72からは非検出信号(例えばLレベル信号)が出力されるようになっている。
また、本実施形態では、図9のように、気体収容部21に対する押圧操作の解除に応じて当該気体収容部21へ気体が流入する際に、第1開閉部材50が閉塞位置に維持され、第1流路31を塞ぐようになっている。従って、このときには、第1流路31側からの気体の流入が抑えられ、気体収容部21に流入しようとする気体の大部分が第2流路32側から流入するようになっている。
また、図8のように、気体収容部21に対する押圧操作(例えば、挟持操作)に応じて気体収容部21から気体が流出する際には、第2開閉部材60が閉塞位置に維持され、第2流路32を塞ぐようになっている。従って、このときには第2流路側への気体の流出が抑えられ、気体収容部21から流出する気体の大部分が第1流路31側へ流れるようになっている。
遊技機用操作スイッチ10は、上記のように構成されているため、図7のような非操作時から図8のように押圧操作がなされたときに、気体収容部21から第1流路31側へ空気が流出することに応じて第1開閉部材50が退避位置に回動し(図8)、この退避位置への回動が検出センサ71によって検出されることとなる。一方、図8のような押圧操作時から図9のように解除操作がなされたときには、自重及び気体収容部21側の負圧によって第1開閉部材50が閉塞位置に復帰すると共に、気体収容部21側の負圧及び外部からの第2流路32への空気の流入に応じて第2開閉部材60が退避位置に回動し(図9)、この退避位置への回動が検出センサ72によって検出されることとなる。従って、気体収容部21を握るたびに、或いは気体収容部21を離すたびにその動作を検出することができ、例えば、気体収容部21を揉む操作を行ったときには、その揉んだ回数を検出することができるようになる。また、図8のように気体収容部21を握られた後、離されなければ図9のように第2開閉部材60が変位しないため、握りっぱなしの状態をも検出できるようになる(即ち、第1開閉部材50の退避位置への変位が検出された後、第2開閉部材60の退避位置への変位が検出されていないときには握りっぱなしであると判断できる)。
(遊技機用操作スイッチを用いた演出例)
次に、上記遊技機用操作スイッチと用いた演出の例について説明する。
図10(A)は、本実施形態に係る遊技機用操作スイッチ10の電気的構成を概念的に示すブロック図であり、図10(B)は、単位時間当たりの膨張及び収縮動作の検出数と、点灯させるLEDの数との関係を概念的に例示する説明図である。
遊技機用操作スイッチ10は、操作検出及び演出制御用の周辺基板の回路として図10(A)のような回路を備えている。制御回路70は、CPUやFPGAなどによって構成されており、例えば、メモリ73に記憶されたプログラム等に基づいて各種制御を行うように構成されている。メモリ73は、ROM、RAM、不揮発性メモリなどの各種半導体メモリなどによって構成されており、各種データを記憶するように構成されている。また、制御回路70には、演出手段としてLED部74が設けられている。なお、図10では、LED部74を駆動する駆動回路などは省略している。また、LED部74は、図1に示すように、複数のLED(図1の例では、10個)によって構成されている。また、制御回路70には図示しないメイン基板(遊技機1の全体的制御を司る電子基板)が接続されるようになっており、各種信号やデータをメイン基板から入力できるようになっている。
本実施形態に係る遊技機用操作スイッチ10では、例えば、気体収容部21が揉まれる(収縮される)速さを検出し、揉まれる速さに応じた演出制御(例えば、揉まれる速さに応じた数のLEDを点灯する制御や、遊技盤に設けられる液晶表示器(図示略)等における演出と連動する制御など)を行うようにしてもよい。具体的には、例えば所定の遊技条件が成立したとき(例えば、リーチ予告時、リーチ時、大当り時、確率変動時等)、所定の単位時間(例えば1秒、或いは10秒等)内で検出センサ71の検出(第1開閉部材50が退避位置に変位したことの検出)と検出センサ72の検出(第2開閉部材60が退避位置に変位したことの検出)とが繰り返された数(検出数)を算出し、図10のように、単位時間当たりの検出数に応じてLED部74の点灯数を切り替えるように制御を行ってもよい。
また、検出方法や制御方法はこのような方法に限られない。例えば、気体収容部21が揉まれる強さを検出し、揉まれる強さに応じた演出制御(例えば、揉まれる強さに応じた数のLEDを点灯する制御や、遊技盤に設けられる液晶表示器(図示略)等における演出と連動する制御など)を行うようにしてもよい。例えば、図7のような非操作時から図8のような押圧操作がなされたときに、第1開閉部材50が退避位置となっている時間を検出し、その時間に応じた数のLEDを点灯するようにしてもよい。例えば、第1開閉部材50が退避位置となっている時間が0.1秒であれば1個のLEDを点灯し、第1開閉部材50が退避位置となっている時間が0.2秒であれば2個のLEDを点灯し、第1開閉部材50が退避位置となっている時間が0.3秒であれば3個のLEDを点灯するといった具合に、第1開閉部材50が退避位置となっている時間が大きくなるほど点灯するLED数を増やすように制御を行うようにしてもよい。
(第1実施形態の主な効果)
本実施形態に係る遊技機用操作スイッチ10によれば、気体収容部21を収縮或いは膨張させさえすればこの操作を検出できるようになるため、「押す」或いは「叩く」といった単純な一方向の操作アクション以外の操作方法によっても入力操作が可能となる。従って、例えば、「握る」「揉む」或いはその他の斬新な操作アクションによって入力を行うことができるようになり、遊技者に多様な入力動作を許容させうる構成を簡易に実現できると共に、遊技上の演出を多様化させやすくなり、ひいては、より斬新で演出性、趣向性の高い遊技機1を効果的に実現することができる。
また、本実施形態に係る遊技機用操作スイッチ10では、変位部材が、流路30の少なくとも一部を閉塞する閉塞位置と、この閉塞位置から退避して流路を開放する退避位置とで変位可能な開閉部材(第1開閉部材50、第2開閉部材60)によって構成されている。そして、これら開閉部材は、気体収容部21への気体流入時又は気体収容部21からの気体流出時に流路を通過する気体を受けて閉塞位置から退避位置に変位する構成をなし、検出手段(検出センサ71,72)は、これら開閉部材が閉塞位置から退避位置に変位する動作を検出している。
この構成によれば、気体収容部21を収縮又は膨張させる入力操作を行ったときにこの入力操作を良好に検出できるようになる。特に、単純な一方向の操作に限らず、気体収容部21から気体を流出させる操作、又は気体収容部21に対して気体を流入させる操作を行ったときに、この気体の流れをより正確に検出できるため、斬新な操作アクションを良好に検出し入力し得る好適例となる。
また、本実施形態に係る遊技機用操作スイッチ10は、開閉部材として、少なくとも第1開閉部材50と第2開閉部材60とが設けられている。そして、第1開閉部材50は、気体収容部21が所定の膨張形状から収縮する際に当該気体収容部21から流出する気体を受けて閉塞位置から退避位置に変位するように構成され、第2開閉部材60は、押圧操作の解除に応じて気体収容部21が所定の膨張形状に復帰する際に当該気体収容部21に流入しようとする気体を受けて閉塞位置から退避位置に変位するように構成されている。
この構成によれば、気体収容部21に対する収縮操作、及びこの収縮操作を解除する解除操作のいずれをも独立して正確に検出できるようになる。従って、所定の膨張形状から収縮操作が行われた後、その収縮操作が継続しているか否か等も判断できるようになるため(例えば、「握りっぱなし」などの状態を判断できるようになるため)、より細かな判断処理や制御が可能となり、ひいては、遊技状態や演出の幅をより広げることができる。
また、本実施形態に係る遊技機用操作スイッチ10は、流路30が、開口部22を介して気体収容部21の内部空間と連通する共通流路33と、開口部22側とは反対側において共通流路33からそれぞれ分岐する第1流路31及び第2流路32を備えている。そして、第1開閉部材50は、閉塞位置において第1流路31を少なくとも部分的に閉塞し、退避位置において第1流路31を開放するように変位可能に配置されている。また、第2開閉部材60は、閉塞位置において第2流路32を少なくとも部分的に閉塞し、退避位置において第2流路32を開放するように変位可能に配置されている。
この構成によれば、気体収容部21から流出する気体を第1開閉部材50に作用させる流路と、気体収容部21に流入しようとする気体を第2開閉部材60に作用させる流路とを分けることができる。従って、気体収容部21から流出する気体をより効果的に第1開閉部材50に作用させやすくなり、気体収容部21に流入しようとする気体をより効果的に第2開閉部材60に作用させやすくなる。
また、本実施形態に係る遊技機用操作スイッチ10は、第1開閉部材50が、押圧操作の解除に応じて気体収容部21へ気体が流入する際に閉塞位置に維持されるように構成され、第2開閉部材60が、押圧操作に応じて気体収容部21から気体が流出する際に閉塞位置に維持されるように構成されている。
この構成によれば、気体収容部21から流出する気体を第1流路31において第1開閉部材50に作用させる際に、第2流路32側では、第2開閉部材60の閉塞状態を維持することができる。従って、気体収容部21から流出する気体が第2流路32側への流出しにくくなり、当該流出気体をより効果的に第1開閉部材50に作用させることができる。また、気体収容部21へ流入しようとする気体を第2流路32において第2開閉部材60に作用させる際に、第1流路31側では、第1開閉部材50の閉塞状態を維持することができる。従って、第1流路31側からの気体の流入を抑えて第2流路32側からの流入量を大きくすることができ、流入気体をより効果的に第2開閉部材60に作用させることができる。
また、本実施形態に係る遊技機用操作スイッチ10は、流路30において、上方側に共通流路33が設けられ、共通流路33の下方側において水平方向に沿って延びる構成で第1流路31が配置され、共通流路33の下方側において鉛直方向に沿って延びる構成で第2流路32が配置されている。そして、第1開閉部材50は、閉塞位置において第1流路31を少なくとも部分的に閉塞する構成をなし、閉塞位置から退避位置に変位する際に、上端側を回動軸として下端側が外側に変位するように回動している。更に、第2開閉部材60は、閉塞位置において第2流路32を少なくとも部分的に閉塞するように第2流路32内に形成された載置部41に載置され、閉塞位置から退避位置に変位する際に、少なくとも一端側を回動軸として他端側が浮き上がるように回動する構成をなしている。
この構成によれば、気体収容部21が変化中でないとき(流路内の気体の流速が低いとき)に、第1開閉部材50及び第2開閉部材60のいずれもが自重によって閉塞位置に維持されやすくなる。特に、第1開閉部材50は、上端側を回動軸として吊り下げられた状態となっているため、気体が下端側にあまり作用しないとき(即ち、加圧又は負圧があまり生じていないとき)には自重によって安定的に閉塞位置に維持されやすく、気体収容部21からの気体の流出が生じたときにはこれを受けて良好に変位しやすくなる。また、第2開閉部材60は、閉塞位置において載置部41に載置される構成となっているため、気体があまり作用しないとき(即ち、加圧又は負圧があまり生じていないとき)には、自重によって安定的に閉塞位置(載置位置)に維持されやすくなり、気体収容部21へ気体が流入しようとするときには、これを受けてその載置状態を容易に解除しやすくなる。
また、本実施形態に係る遊技機用操作スイッチ10は、気体収容部21において、所定の膨張形状のときに略球状形態をなす球状外殻部24が設けられている。そして、開口部22の径が球状外殻部24の径よりも小さくなるように絞られた構成となっている。この構成によれば、遊技者が操作を行う部分(気体収容部21)を操作しやすくデザイン性に富む球状形態とすることができる。更に、この気体収容部21の球状外殻部24に対して開口部22を相対的に小さく構成することができるため、収縮操作時或いは解除操作時に流路を流れる気体の流速を大きくすることができ、変位部材をより確実に変位させることができる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
第1実施形態に係る遊技機用操作スイッチ10では、球状外殻部24を備えた気体収容部21を例示したが、気体収容部21の形状はこれに限定されない。例えば、内部に空気を収容可能な中空状且つ袋状の構成であれば他の形状の気体収容部を用いてもよい。
上記実施形態では、2つの開閉部材(第1開閉部材50、第2開閉部材60)を備えた構成を例示したが、開閉部材は、いずれか一方のみであってもよい。
1…遊技機
10…遊技機用操作スイッチ
20…操作部材
21…気体収容部
22…開口部
24…球状外殻部
30…流路
31…第1流路
32…第2流路
33…共通流路
41…載置部
50…第1開閉部材(変位部材、開閉部材)
60…第2開閉部材(変位部材、開閉部材)
71,72…検出センサ(検出手段)

Claims (8)

  1. 中空状に構成された変形可能な気体収容部と、この気体収容部の内外を連通する開口部とを備えた操作部材と、
    一端側が前記開口部を介して前記気体収容部の内部空間と連通し、他端側が前記気体収容部の外部空間に続く構成で配置される流路と、
    前記流路を流れる気体を受けて変位する変位部材と、
    前記変位部材の変位動作を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記気体収容部は、非操作時に所定の膨張形状で維持されると共に、外部からの押圧操作に応じて収縮可能に構成され、外部からの押圧操作が解除されたときに前記所定の膨張形状に復帰する構成をなし、
    前記流路は、前記気体収容部が前記所定の膨張形状から収縮する際に当該気体収容部から流出する気体、又は、前記気体収容部が収縮状態から前記所定の膨張形状に復帰する際に当該気体収容部に流入する気体を通過させる構成をなしており、
    前記変位部材は、前記気体収容部への気体流入時又は前記気体収容部からの気体流出時に前記流路を通過する気体を受けて変位することを特徴とする遊技機用操作スイッチ。
  2. 前記変位部材は、前記流路の少なくとも一部を閉塞する閉塞位置と、この閉塞位置から退避して前記流路を開放する退避位置とで変位可能な開閉部材からなり、
    前記開閉部材は、前記気体収容部への気体流入時又は前記気体収容部からの気体流出時に前記流路を通過する気体を受けて前記閉塞位置から前記退避位置に変位する構成をなしており、
    前記検出手段は、前記開閉部材が前記閉塞位置から前記退避位置に変位する動作を検出することを特徴とする請求項1に記載の遊技機用操作スイッチ。
  3. 前記開閉部材として、少なくとも第1開閉部材と第2開閉部材とが設けられ、
    前記第1開閉部材は、前記気体収容部が前記所定の膨張形状から収縮する際に当該気体収容部から流出する気体を受けて前記閉塞位置から前記退避位置に変位し、
    前記第2開閉部材は、前記押圧操作の解除に応じて前記気体収容部が前記所定の膨張形状に復帰する際に当該気体収容部に流入しようとする気体を受けて前記閉塞位置から前記退避位置に変位することを特徴とする請求項2に記載の遊技機用操作スイッチ。
  4. 前記流路は、前記開口部を介して前記気体収容部の内部空間と連通する共通流路と、前記開口部側とは反対側において前記共通流路からそれぞれ分岐する第1流路及び第2流路を備え、
    前記第1開閉部材は、前記閉塞位置において前記第1流路を少なくとも部分的に閉塞し、前記退避位置において前記第1流路を開放するように変位可能に配置され、
    前記第2開閉部材は、前記閉塞位置において前記第2流路を少なくとも部分的に閉塞し、前記退避位置において前記第2流路を開放するように変位可能に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機用操作スイッチ。
  5. 前記第1開閉部材は、前記押圧操作の解除に応じて前記気体収容部へ気体が流入する際に前記閉塞位置に維持され、
    前記第2開閉部材は、前記押圧操作に応じて前記気体収容部から気体が流出する際に前記閉塞位置に維持されることを特徴とする請求項4に記載の遊技機用操作スイッチ。
  6. 前記流路は、上方側に前記共通流路が設けられ、
    前記共通流路の下方側において水平方向に沿って延びる構成で前記第1流路が配置され、
    前記共通流路の下方側において鉛直方向に沿って延びる構成で前記第2流路が配置されており、
    前記第1開閉部材は、前記閉塞位置において前記第1流路を少なくとも部分的に閉塞する構成をなし、前記閉塞位置から前記退避位置に変位する際に、上端側を回動軸として下端側が外側に変位するように回動する構成をなしており、
    前記第2開閉部材は、前記閉塞位置において前記第2流路を少なくとも部分的に閉塞するように前記第2流路内に形成された載置部に載置され、前記閉塞位置から前記退避位置に変位する際に、少なくとも一端側を回動軸として他端側が浮き上がるように回動することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の遊技機用操作スイッチ。
  7. 前記気体収容部は、前記所定の膨張形状のときに略球状形態をなす球状外殻部を備え、前記開口部の径が前記球状外殻部の径よりも小さくなるように絞られた構成をなすことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の遊技機用操作スイッチ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の遊技機用操作スイッチを備えたことを特徴とする遊技機。
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