JP3656066B2 - 家庭用テレビゲーム機用代替入力装置 - Google Patents
家庭用テレビゲーム機用代替入力装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3656066B2 JP3656066B2 JP2002326569A JP2002326569A JP3656066B2 JP 3656066 B2 JP3656066 B2 JP 3656066B2 JP 2002326569 A JP2002326569 A JP 2002326569A JP 2002326569 A JP2002326569 A JP 2002326569A JP 3656066 B2 JP3656066 B2 JP 3656066B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- controller
- switch
- game machine
- video game
- home video
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭用テレビゲーム機の標準コントローラのスイッチの数よりも少ないスイッチを有する簡易コントローラによって、家庭用テレビゲーム機の操作を可能にする家庭用テレビゲーム機用代替入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭用テレビゲーム機は、コンピュータの発展により、操作が複雑になり、そのコントローラ(標準リモコン)のスイッチの数も多く、操作が難しくなった。また、人間工学に基づき、両手で握って操作がし易いように形成されていた(例えば、特開平6−139878号公報)。また、複雑な操作や両手で握るコントローラを使用できない肢体不自由者も、テレビゲームができるように、対象となるゲームを特定して、その障害に応じて、個別にコントローラを改造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特定のゲームに合わせて改造したコントローラでは、違うタイトルのゲームには対応できず、再改造しなければならなかった。また、特定のゲームにおいて、コントローラのスイッチは多数となり、改造しても操作することができないという問題があった。更に、重度の肢体不自由者、例えば、筋ジストロフィー症(muscular dystrophy)等の人では、両手で握ることが前提となっているコントローラを操作することは極めて困難であった。また、少ないスイッチの入力装置、例えば、1つのボタンを有するスイッチ等の使用もできなかった。更には、特定のゲームでは、速度が速く、操作が間に合わないという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、家庭用テレビゲーム機の標準コントローラのスイッチの数よりも少ないスイッチを有する簡易コントローラによって、家庭用テレビゲーム機の操作を可能にする家庭用テレビゲーム機用代替入力装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う第1の発明に係る家庭用テレビゲーム機用代替入力装置は、肢体不自由者が家庭用テレビゲーム機を楽しむための家庭用テレビゲーム機用代替入力装置であって、前記家庭用テレビゲーム機のコントローラ接続端子に接続されてデータの入出力を行う通信手段と、前記家庭用テレビゲーム機に予め付属された標準コントローラの代わりに使用され、1個のスイッチを有する簡易コントローラと、前記通信手段及び前記簡易コントローラに接続される入力処理手段と、前記入力処理手段に接続されて、前記簡易コントローラの前記スイッチの動作に応じて、前記家庭用テレビゲーム機で行われるゲームに対応させた前記標準コントローラの各スイッチ動作に対応する割り付け設定を手動入力で行う機能設定手段と、前記入力処理手段に接続されて、前記簡易コントローラの接続端子とは別に前記標準コントローラが接続される第2のコントローラ接続端子とを有し、前記入力処理手段は、前記機能設定手段の設定に応じて、前記簡易コントローラによって逐次入力されるスイッチ信号から前記標準コントローラのコード信号を発生して、前記通信手段を介して前記家庭用テレビゲーム機のコントローラ接続端子に送る信号処理プログラムを有する。
前記目的に沿う第2の発明に係る家庭用テレビゲーム機用代替入力装置は、肢体不自由者が家庭用テレビゲーム機を楽しむための家庭用テレビゲーム機用代替入力装置であって、前記家庭用テレビゲーム機のコントローラ接続端子に接続されてデータの入出力を行う通信手段と、前記通信手段に接続される入力処理手段と、前記家庭用テレビゲーム機に予め付属された標準コントローラの代わりに使用され、それぞれ1個のスイッチを有する2つの分離型簡易コントローラからなり、前記2つの分離型簡易コントローラの前記入力処理手段への接続は、一つの接続端子を介して行われる簡易コントローラと、前記入力処理手段に接続されて、前記簡易コントローラの前記スイッチの動作に応じて、前記家庭用テレビゲーム機で行われるゲームに対応させた前記標準コントローラの各スイッチ動作に対応する割り付け設定を手動入力で行う機能設定手段と、前記入力処理手段に接続されて、前記簡易コントローラの接続端子とは別に前記標準コントローラが接続される第2のコントローラ接続端子とを有し、前記入力処理手段は、前記機能設定手段の設定に応じて、前記簡易コントローラによって逐次入力されるスイッチ信号から前記標準コントローラのコー ド信号を発生して、前記通信手段を介して前記家庭用テレビゲーム機のコントローラ接続端子に送る信号処理プログラムを有する。
【0005】
これによって、家庭用テレビゲーム機に予め付属され、スイッチを多く有する標準コントローラによる複雑な操作をしなくてもよく、肢体不自由者もゲームを楽しむことができる。1個のスイッチを有する簡易コントローラとしては、押しボタン型、振動型、引き型、呼気型等があり、いずれを使用してもよい。また、2個のスイッチを有する簡易コントローラは、1個のスイッチを有する簡易コントローラを組み合わせて形成してもよい。
これらの簡易コントローラによるスイッチ信号は、入力処理手段に組み込まれた信号処理プログラムによって標準コントローラのコード信号へと変換され、通信手段を介して家庭用テレビゲーム機のコントローラ接続端子に送られる。
また、入力処理手段は、簡易コントローラの接続端子とは別に、標準コントローラが接続される第2のコントローラ接続端子を備え、簡易コントローラと標準コントローラとの両方で、家庭用テレビゲーム機の操作を可能とするので、標準コントローラと簡易コントローラを使い分けることができ、例えば、肢体不自由者が簡易コントローラを使っているときに、標準コントローラによって介助者が助けることができる。
【0006】
第2の発明に係る家庭用テレビゲーム機用代替入力装置において、簡易コントローラは、それぞれ1個のスイッチを有する2つの分離型簡易コントローラからなり、2つの分離型簡易コントローラの入力処理手段への接続は、一つの接続端子を介して行う。これによって、複雑な操作ができない人であっても、簡単な学習によってテレビゲームを楽しむことができる。また、端子を兼用できると共に、機器が簡略化する。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
第1及び第2の発明に係る家庭用テレビゲーム機用代替入力装置において、通信手段、入力処理手段、及び機能設定手段のいずれか1には、緊急時に非常信号を発する緊急出力端子を備えると共に、通信手段、入力処理手段、簡易コントローラ、及び機能設定手段のいずれか1には緊急スイッチが設けられ又は接続され、緊急スイッチの作動によって、緊急出力端子から非常信号を発することもできる。これによって、家庭用テレビゲーム機を操作中でも非常信号を発することができ、安全である。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係る家庭用テレビゲーム機用代替入力装置のブロック図、図2は同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の代替入力装置本体の正面図、図3(A)、(B)はそれぞれ同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の代替入力装置本体の左側面図、右側面図、図4(A)、(B)はそれぞれ同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の標準コントローラの平面図、正面図、図5(A)〜(I)はそれぞれ同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置における1個のスイッチを有する簡易コントローラの説明図、図6(A)、(B)はそれぞれ同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置における10個のスイッチを有する簡易コントローラの平面図、正面図、(C)は10個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた操作の説明図、図7は同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の設定を示すブロック図、図8は同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置のスイッチの割り付けを示すフローチャート、図9は1個又は2個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の操作用発光ダイオード群選択のプログラムを示すフローチャート、図10は1個又は2個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の動作選択発光ダイオード群選択のプログラムを示すフローチャート、図11は同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の操作を示すブロック図、図12は1個又は2個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置でのゲーム操作方法を示すフローチャート、図13は標準コントローラの16個のスイッチを10個のスイッチを有する簡易コントローラへ割り付ける場合の説明図、図14は10個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の操作用発光ダイオード群選択のプログラムを示すフローチャート、図15は10個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の動作選択発光ダイオード群選択のプログラムを示すフローチャート、図16は同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置のコントローラ分配器の説明図である。
【0015】
図1〜図3を参照して、本発明の一実施の形態に係る家庭用テレビゲーム機用代替入力装置(以下、単に「代替入力装置」という)10を説明する。代替入力装置10は、家庭用テレビゲーム機(以下、ゲーム機ともいう)12にケーブル16を介して接続される代替入力装置本体11を有する。この代替入力装置本体11には、本来、家庭用テレビゲーム機12に付属していた標準コントローラ13を接続する第2のコントローラ接続端子18の他に、標準コントローラ13よりもスイッチの数の少ない簡易コントローラをそれぞれ接続する接続端子(ソケット)19、24を備えている。
接続端子19には、1個のスイッチを有する1ボタン式の第1の簡易コントローラ14、又はそれぞれ1個のスイッチを有する2つの分離型簡易コントローラ14b、14c(以下、第2の簡易コントローラ14aで代表する場合もある)が接続可能となっている。分離型簡易コントローラ14b、14cは別々にリード線を有するが1つの接続端子(プラグ)によって接続端子19に接続できる構造となっている。一方、接続端子24には10個のスイッチを有する2本のタクトスイッチ98、99を有する第3の簡易コントローラ23(図6参照)が接続可能となっている。
【0016】
この代替入力装置本体11に設けられたゲーム機用接続端子15に接続されたケーブル16を、ゲーム機12のコントローラ接続端子17に接続することにより、第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23のいずれか1、又は第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23のいずれか1と標準コントローラ13の2つを用いてゲーム機12を操作することができる。また、代替入力装置本体11には、家庭用の電源に接続する図示しない電源装置を有し、全体は直流電源によって動作している。代替入力装置本体11を操作して、ゲームを行うときには、ゲーム機12の外部出力端子20にテレビ21を接続し、更に図示しないゲーム機用CD−ROM及びゲーム機用メモリーをセットする。
この実施の形態においては、ゲーム機12及び標準コントローラ13として、それぞれ株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション2、デュアルショック2(登録商標)が使用されている。
【0017】
代替入力装置本体11は、ゲーム機12とデータの出入力を行う通信手段を構成するワンチップマイコン30と、入力処理手段を構成するワンチップマイコン25を備えている。このワンチップマイコン25には第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23を接続した場合、接続した簡易コントローラの動作に対応する割り付けを行う複数のスイッチからなる機能設定手段27が接続されている。ワンチップマイコン30は、中央処理装置とゲーム機12との通信を行う通信プログラムを有し、ゲーム機用接続端子15、ケーブル16、及びコントローラ接続端子17を介してゲーム機12に接続されている。
【0018】
ワンチップマイコン25には、コントローラ接続端子18、接続端子19、24、ワンチップマイコン30、及び機能設定手段27が接続されている。更に、ワンチップマイコン25には、機能設定手段27で設定した設定値を記憶する設定値記憶用メモリー28と、表示部26とが接続されている。表示部26には、標準コントローラ13のスイッチや代替入力装置10の操作状況が表示され、それぞれの操作に対応して点灯する多数(例えば、28個)の発光ダイオード57〜72、73〜84を有している。そして、このワンチップマイコン25は、標準コントローラ13及び第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23の各スイッチがオンとなっている時間、各スイッチがオフとなっている時間、代替入力装置本体11での操作及び制御に関する時間を含む全ての時間を計測して管理するタイマー29が内蔵されている。
【0019】
図2に示すように、機能設定手段27は、操作設定スイッチ89、スイッチ切替スイッチ90、スイッチ割付スイッチ91、接続時間スイッチ92、操作時間スイッチ93、決定スイッチ94を有している。以下、それぞれについて詳しく述べる。
操作設定スイッチ89は、第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23のいずれか1を代替入力装置10に接続してゲーム機12でゲームを行う前に、操作するゲームに対応した第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23の操作方法を予め設定し登録する(SET)場合と、この登録された設定に基づいて、第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23のいずれか1を用いてゲームをする(PLAY)場合とを切り替えるスイッチである。
スイッチ切替スイッチ90は、4つのディップスイッチを有し、ディップスイッチを切り替えることにより、代替入力装置10で使用する簡易コントローラを第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23のいずれか1に設定すると共に、簡易コントローラ14又は簡易コントローラ14aを使用する場合には、簡易コントローラ14、14aの操作方法を設定するスイッチ(SCAN−MODE設定のスイッチ)である。
【0020】
また、スイッチ割付スイッチ91は、8つのディップスイッチを有し、ディップスイッチを切り替えることにより、操作するゲーム毎に、標準コントローラ13のスイッチ数より少ないM個(例えば、スイッチ数が3個以上、かつ16個未満)の簡易コントローラ(この実施の形態では、簡易コントローラ23)のスイッチを標準コントローラ13のスイッチに対応させるスイッチである。このスイッチ割付スイッチ91には、予め数種類、例えば6つのゲームに対応した第3の簡易コントローラ23の標準コントローラ13に対応した割り付け、及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法が登録されている。また、新たに操作するゲームに対応した第3の簡易コントローラ23の割り付け及び入力操作方法を登録することができる。なお、スイッチ割付スイッチ91の1つの設定には、第1、第2の簡易コントローラ14、14aを用いる場合の設定(例えば、0001000)が登録されている。
【0021】
接続時間スイッチ92は、ゲーム機12でゲームをする際に、簡易コントローラ14、14a、23のスイッチを繋ぐ時間(即ち、スイッチをオンにする時間、例えば、0.5〜2.0秒)を設定するものであり、その設定時間より長くスイッチを繋いだ場合には、そのスイッチが選択されたことを確定し、スイッチ信号は、ワンチップマイコン25に伝えられる。更に、スイッチ信号はワンチップマイコン25により標準コントローラ13のコード信号に変換される。
操作時間スイッチ93は、第1、第2の簡易コントローラ14、14aを使用する際に、表示部26で選択された発光ダイオードを順次点灯させる際の各スイッチに移動する時間(SCAN SPEED、例えば、0.5〜2.5秒)を設定するスイッチである。
決定スイッチ94は、新たに設定をする場合に押して(ENTER)、設定値記憶用メモリー28に保存されている設定値を消去するものである。また、各設定が終了した際に押して(ENTER)設定を完了させると共に、前に登録した設定に上書きし、新たに各スイッチで設定した設定値を、設定値記憶用メモリー28に保存させる。
また、接続時間スイッチ92及び操作時間スイッチ93は、タイマー29によって時間が管理されている。
【0022】
図4(A)、(B)に示すように、ゲーム機12の標準コントローラ13は、正面視して、左側に方向を表す押しボタンのスイッチ32〜35(つまり、上矢印「↑」、右矢印「→」、下矢印「↓」、左矢印「←」)と、右側には4つのシンボルを表す押しボタンのスイッチ36〜39(つまり、三角印「△」、丸印「○」、バツ印「×」、四角印「□」)と、中央にゲームをするときの選択用の押しボタンのスイッチ40(つまり、「SELECT」)及びゲームをするときのスタート用の押しボタンのスイッチ41(つまり、「START」)、更に、左右のジョイスティックを押してスイッチを接続するジョイスティックのスイッチ42、43(つまり、「L3」、「R3」)と、平面視して左右それぞれの上下に2段の押しボタンのスイッチ44〜47(つまり、「L1」、「L2」、「R1」、「R2」)の全部で16個のスイッチ32〜47を有し、全てのスイッチ32〜47は押しボタンスイッチとなっており、スイッチを押すことにより接点が繋がる構造となっている。また、ゲーム機12では、16個の全てのスイッチ32〜47を使うゲームだけでなく、それよりも少ないスイッチを使用して動くゲームがある。標準コントローラ13の形状は、両手で握ることを前提に形成されているので、手の不自由な人にとって操作が困難である場合がある。
【0023】
1個のスイッチを有する第1の簡易コントローラ14は、押しボタン型であって、押しボタンを押し込むとスイッチが接続される(オンになる)ようになっている。なお、図5(B)〜(I)に示すように、スイッチ数が1個の簡易コントローラの変形例としては、足で踏む押しボタン型の簡易コントローラ48、頬を膨らませて押す簡易コントローラ49、チューブの先端に取付けた風船を握って、風船の中の空気を押しだして、その空気により押しボタンを押す簡易コントローラ50、紐を引いて操作する簡易コントローラ51、タッチパネルを触るときの誘電率の変化を感知する簡易コントローラ52、頭に装着し、頭を振る時の振動をジャイロスコープにより感知する簡易コントローラ53、まばたきを感知する簡易コントローラ54、呼気や吸気を感知する簡易コントローラ55があり、これのいずれも本装置で使用できる。
【0024】
2個のスイッチを有する第2の簡易コントローラ14aは、図5(A)に示すように、それぞれ独立に押しボタンスイッチを有する分離型簡易コントローラ14b、14cを2つ組み合わせている。代替入力装置本体11への接続は1つの接続端子19(ソケットとプラグがある)を介して行われる。2個のスイッチを有する簡易コントローラとしては、1個のスイッチを有する簡易コントローラを同種、又は異種で組み合わせて形成してもよく、また、2個のスイッチを有する一つの簡易スイッチとしてもよい。接続端子は各スイッチ毎に複数あってもよい。また、1個のスイッチを有する3個の分離型簡易コントローラからなる簡易コントローラを接続してもよい。
図6(A)、(B)に示すように、第3の簡易コントローラ23は、2本のタクトスイッチ98、99を左右に配置し、各タクトスイッチ98、99が矢印で示ように上下左右、及び押し込み方向に番号1〜10で表される各5個のスイッチ100〜109を有し、矢印方向に各タクトスイッチ98、99を傾ける又は押すことによりスイッチが接続される。また、図6(C)に示すように、第3の簡易コントローラ23は、左右のタクトスイッチ98、99の間隔を狭く形成し、例えば、頸椎損傷等の肢体不自由者に前掛け状態に設置できる土台110に備えた設置具111に取付けることにより、あごでの操作で、ゲームを楽しむことができる。
【0025】
図2に示すように、代替入力装置本体11のケース前面には、28個の発光ダイオード57〜84を有する表示部26及び6個のスイッチを有する機能設定手段27が配置されている。表示部26は、それぞれ標準コントローラ13の16個のスイッチ32〜47にそれぞれ対応した発光ダイオード57〜72と、4個の斜め方向を表す発光ダイオード73〜76とを有し、更に、第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23の4の入力操作方法(「モーメンタリー」、「ホールド」、「ワンショット」、「リピート」)を表す発光ダイオード77〜80と、緊急出力端子97から発する非常信号を表す発光ダイオード81、代替入力装置10の操作完了を表す発光ダイオード82と代替入力装置10の操作不良を表す発光ダイオード83、及び電源が入っていることを表す発光ダイオード84とを備えている。ここで、方向を表す発光ダイオード57〜60、73〜76及び非常信号を表す発光ダイオード81を第1の発光ダイオード群85とし、標準コントローラ13のスイッチ36〜47に対応する発光ダイオード61〜72を第2の発光ダイオード群86とし、第1の発光ダイオード群85、第2の発光ダイオード群86を総称して、操作用発光ダイオード群87とする。また、入力操作方法を表す4つの発光ダイオード77〜80を動作選択発光ダイオード群88とする。なお、発光ダイオード57〜84は、緑色、赤色、及びオレンジ色に発光することができる。
【0026】
ここで、第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23の入力操作方法を示す、モーメンタリー、ホールド、ワンショット、リピートについて、第1の簡易コントローラ14を使用して説明する。モーメンタリーとは、簡易コントローラ14のスイッチがオンになっているとき、つまり簡易コントローラ14を押している間、簡易コントローラ14のスイッチ信号をゲーム機12に常に送信する(つまり、接続状態とする)方法である。ホールドとは、簡易コントローラ14を押す毎に、簡易コントローラ14のスイッチ信号を接続状態又は切断状態に切り替える方法である。例えば、簡易コントローラ14を押すと、スイッチ信号がゲーム機12に送り続けられスイッチの接続状態になり、更に、簡易コントローラ14を押すと、スイッチ信号が送られず、スイッチは切断状態になる。この方法では、常に接続スイッチ14を押し続けなくてもよくなり、レーシングゲームのアクセルのスイッチを操作する場合等に有効である。ワンショットとは、簡易コントローラ14を押すと一定時間だけ(例えば、0.25秒のパルス信号)スイッチを接続する方法である。リピートとは、簡易コントローラ14を押している間に、短時間一定間隔(例えば、4Hz)で、スイッチの接続及び切断を繰り返す方法である。この方法では、短時間に何回も簡易コントローラ14を押す場合(例えば、シューティングゲームなど)に有効である。
【0027】
図3(A)に示すように、代替入力装置本体11の左側側面は、標準コントローラ13を接続するコントローラ接続端子18と、第1の簡易コントローラ14及び第2の簡易コントローラ14aのいずれか1を接続する接続端子19と、第3の簡易コントローラ23を接続する接続端子24が配置されている。
また、図3(B)に示すように、代替入力装置本体11の右側側面は、ゲーム機12のコントローラ接続端子17に接続されたケーブル16を接続するゲーム機用接続端子15と緊急時に非常信号を発する緊急スイッチの一例であるチャイムコール用スイッチの緊急出力端子97が配置されている。緊急出力端子97は、図示しないケーブルを介して、壁やベッドに設けられた図示しないチャイムコール接続端子と接続される。第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23のいずれか1を代替入力装置本体11に接続して、ゲームをする際に、接続する簡易コントローラ14、14a、23のスイッチを緊急出力端子97から発する非常信号を表す発光ダイオード81に割り付けることにより、ゲームを行っている最中でも、緊急出力端子97から非常信号を送って、チャイムコールが可能となる。
【0028】
また、緊急出力端子97は、代替入力装置本体11に接続された第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23にそれぞれ図示しないチャイムコール用のスイッチを設けてもよい。チャイムコール用のスイッチをオンすることによって、ゲームを行っている最中でも、緊急出力端子97から非常信号を送って、チャイムコールが可能となる。なお、チャイムコールのスイッチとしては、特定時間以上又は特定サイクルで第1〜第3の簡易コントローラ14、14a、23のスイッチ操作(場合によっては標準コントローラ13の特定のスイッチ動作)によって、チャイム信号を発するようにしてもよい。チャイムコールは信号の制御が複雑な場合には、予めプログラムが入力されたワンチップマイコン25を介して処理されるが、信号経路が簡単な場合(単に押しボタンスイッチのみ)には、ワンチップマイコン25等を通らずダイレクトに配線してもよい。
【0029】
図7、図11を参照しながら、第1の簡易コントローラ14を用いてゲーム機12でゲームする前に行う、標準コントローラ13のゲームで使用する各スイッチを第1の簡易コントローラ14の各スイッチへ割り付ける設定や割り付けられた各スイッチの入力操作方法の設定等の代替入力装置10への設定の登録方法について説明する。なお、第1の簡易コントローラ14の割り付け設定は、代替入力装置10に接続した標準コントローラ13で行う。
まず、代替入力装置本体11の電源は、OFF(発光ダイオード84は消灯している)にして、スイッチ割付スイッチ91、スイッチ切替スイッチ90、接続時間スイッチ92、操作時間スイッチ93の設定をする。
【0030】
スイッチ割付スイッチ91は、8つのディップスイッチを第1の簡易コントローラ14を用いる場合の設定(つまり、00010000)にする。図7に示すスイッチタイプの生成とは、簡易コントローラのスイッチが、1スイッチ、2スイッチ又はそれ以上のスイッチを有するかを設定するものであり、この場合のスイッチタイプは1スイッチである。スイッチ切替スイッチ90は、4つのディップスイッチを1入力オートスキャン(例えば、0000)又は1入力ステップスキャン(例えば、1000)の2つのスキャンモードのいずれかに設定(スイッチコード設定)する。このスキャンモードについては後で詳しく述べる。更に、接続時間スイッチ92は、第1の簡易コントローラ14を押し、ゲーム機12にデータを送信する時間、例えば、1秒間を設定する。操作時間スイッチ93は、設定した各スイッチ(発光ダイオードの点灯による)に移動する時間(例えば、2秒間)を設定する。ここで、操作設定スイッチ89を設定側(「SET」)にセットする。
【0031】
図8、図9、図10を参照しながら、標準コントローラ13のスイッチの第1の簡易コントローラ14への割り付け、及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法の設定を説明する。代替入力装置本体11の電源をON(発光ダイオード84は点灯する)にする。
図9に示すように、例えば、標準コントローラ13のスイッチ37をホールドで使用する場合には、まず、標準コントローラ13のスイッチ37を押す。ここで、標準コントローラ13のスイッチ37に対応した発光ダイオード61が点灯する。次に、入力操作完了を示す発光ダイオード82と入力操作不良を示す発光ダイオード83が、操作時間スイッチ93で設定した時間間隔(つまり、2秒間隔)で交互に点灯する。この入力で確定するためには、発光ダイオード82が点灯しているときに、標準コントローラ13のスイッチ37を押す。設定を間違えた場合には、発光ダイオード83が点灯している際に、標準コントローラ13のスイッチ37を押すと設定がキャンセルされ、再度設定し直すことができる。
【0032】
次に、図10に示すように、動作選択発光ダイオード群88の各発光ダイオード77〜80が、2秒間隔で順に点灯していく。この際に、同様にホールドを表す発光ダイオード78が点灯している時に、標準コントローラ13のスイッチ37を押す。再度、発光ダイオード82と発光ダイオード83が2秒間隔で交互に点灯するので、発光ダイオード82が点灯しているときに、標準コントローラ13のスイッチ37を押し、標準コントローラ13のスイッチ37をホールドで使用する設定とする。
これを順に繰り返し、全ての発光ダイオード(操作用発光ダイオード群87及び動作選択発光ダイオード群88に含まれる発光ダイオード)の設定が終了したときに決定スイッチ94を5秒間以上押す。以上の操作により、ゲームで使用するスイッチ(つまり、発光ダイオード)を選択し、その選択されたスイッチの入力操作方法(新規ゲームデータ)の設定が完了し、設定値記憶用メモリー28に設定値が記憶(保存)される。
【0033】
ここで、標準コントローラ13のスイッチにない斜め方向を表す発光ダイオード73〜76は、標準コントローラ13のスイッチ32〜35の組み合わせにより設定することができる。例えば、右斜め上を表す発光ダイオード73を設定するためには、スイッチ32とスイッチ33を同時に押すことにより設定することができる。また、非常信号を表す発光ダイオード81は、予め設定され、ゲームを行う際には、必ず発光するようになっている。
また、図8に示すように、以前に設定値記憶用メモリー28に記憶させた設定値を消去して、新たに設定することもできる。これは、設定する前に行う。まず、電源はオンにしたまま、操作設定スイッチ89を設定側(「PLAY」)にセットし、決定スイッチ94を5秒間以上押す。これで、設定値記憶用メモリー28に保存されていた設定値が消去される。この操作を行わずに、設定をすると、以前の設定値に上書きされる。
【0034】
ここで、1入力オートスキャン、1入力ステップスキャンの2つのスキャンモードについて説明する。
1入力オートスキャンとは、前記した設定作業において選択された操作用発光ダイオード群87の複数の発光ダイオードを、操作時間スイッチ93で設定した時間の間隔で、予め決められた順番に順次点灯させ、第1の簡易コントローラ14のスイッチを繋ぐことにより動作するスイッチを決定するという方法である。つまり、各発光ダイオードへの移動が自動(オート)で行われる。また、1入力ステップスキャンとは、第1の簡易コントローラ14のスイッチを押す毎に操作用発光ダイオード群87を順番に点灯させ、接続時間スイッチ92で決めた時間以上スイッチを繋ぐことにより動作させるという方法である。つまり、各発光ダイオードへの移動は、手動(ステップ)で行われる。
【0035】
図11、図12を参照しながら、第1の簡易コントローラ14を用いてゲーム機12でゲームする際の第1の簡易コントローラ14の使用方法について説明する。
代替入力装置本体11はゲーム機12と第1の簡易コントローラ14が接続されている。更に、ゲーム機12は図示しないゲーム機用CD−ROM及びゲーム機用メモリーがセットされ、テレビ21が接続されている。代替入力装置本体11、ゲーム機12及びテレビ21は電源がオンとなっている。代替入力装置本体11はスイッチ切替スイッチ90、スイッチ割付スイッチ91、接続時間スイッチ92及び操作時間スイッチ93は、前記した設定の状態にしている。ここで、操作設定スイッチ89を設定側(「SET」)から操作側(「PLAY」)にセットする。
【0036】
図12に示すように、スイッチ切替スイッチ90を1入力オートスキャンに設定した場合(0000)には、操作用発光ダイオード群87中の選択されたスイッチに対応する発光ダイオードが、操作時間スイッチ93で決められた時間間隔(つまり、2秒)で、予め決められた順番にスキャンされ、赤色に点灯する。操作したい発光ダイオードが点灯したときに第1の簡易コントローラ14を押すと、発光ダイオードがオレンジ色に点灯し、更にワンチップマイコン25に搭載された信号処理プログラムにより、点灯中の発光ダイオードのスイッチ信号がコード信号に変換される。例えば、標準コントローラ13のスイッチ37に対応している発光ダイオード61が赤色に点灯しているときに、第1の簡易コントローラ14を押すと、発光ダイオード61は、オレンジ色に点灯し、スイッチ信号を発生する。このスイッチ信号は、ワンチップマイコン25中の信号処理プログラムにより、標準コントローラ13のスイッチ37のコード信号へと変換される。この変換されたコード信号は、ワンチップマイコン25からワンチップマイコン30へ送信され、更にゲーム機用接続端子15、ケーブル16、コントローラ接続端子17を介して、ゲーム機12に送信される。
スイッチ信号が送られた後は、再び、次の順番の発光ダイオードから順番にスキャンされる。これを繰り返してゲームを行うことができる。なお、これらの時間は全てタイマー29で制御される。
【0037】
また、スイッチ切替スイッチ90を1入力ステップスキャンに設定した場合(1000)には、操作用発光ダイオード群87中の選択された発光ダイオードが、第1の簡易コントローラ14を接続時間スイッチ92で設定した時間未満、つまり1秒間未満押す毎にスキャンされ、順次赤色に点灯する。つまり、第1の簡易コントローラ14を1秒間未満で押し、これを操作したい発光ダイオードが点灯するまで繰り返し、その発光ダイオードを点灯させ、更に、接続時間スイッチ92で設定した時間(つまり、1秒間)押し続けると、発光ダイオードがオレンジ色に点灯する。発光ダイオードがオレンジ色に点灯している間中、つまり、第1の簡易コントローラ14の押し時間において、1秒間を超えた時間だけ、スイッチ信号がゲーム機12に送られる。スイッチ信号が送られた後は、再び、第1の簡易コントローラ14を1秒間未満で押し、操作したい発光ダイオードを点灯させる。これを繰り返してゲームを行うことができる。
なお、第1の簡易コントローラ14と標準コントローラ13を代替入力装置本体11に接続し、接続した簡易コントローラと標準コントローラ13との両方で、ゲーム機12を操作することができる。この際には、標準コントローラ13は、ゲーム機12のコントローラ接続端子17に直接接続したときと同じように操作ができる。
【0038】
次に、図7、図11を参照しながら、第2の簡易コントローラ14aを用いてゲーム機12でゲームする前に行う、標準コントローラ13のゲームで使用する各スイッチを第2の簡易コントローラ14aの各スイッチへ割り付ける設定や割り付けられた各スイッチの入力操作方法の設定等の代替入力装置10への設定の登録方法について説明する。以下、第1の簡易コントローラ14と同じ操作については、同一の番号を付してその詳しい説明を省略する。なお、第2の簡易コントローラ14aの割り付け設定は、代替入力装置10に接続した標準コントローラ13で行う。
【0039】
まず、スイッチ割付スイッチ91は、8つのディップスイッチを第2の簡易コントローラ14aを用いる場合の設定(つまり、00010000)にする。スイッチ切替スイッチ90は、4つのディップスイッチを2入力独立ステップスキャン(例えば、0100)、2入力ステップオートスキャン(例えば、0110)、2入力オートステップスキャン(例えば、1100)、2入力ステップ決定スキャン(例えば、0010)の4つのスキャンモードのいずれか1に設定(スイッチタイプ設定及びスイッチコード設定)する。更に、接続時間スイッチ92は、第2の簡易コントローラ14aを押し、ゲーム機12にデータを送信する時間、例えば、1秒間を設定する。操作時間スイッチ93は、設定した各スイッチ(発光ダイオードの点灯による)に移動する時間(例えば、2秒間)を設定する。ここで、操作設定スイッチ89を設定側(「SET」)にセットし、標準コントローラ13のスイッチの第2の簡易コントローラ14aへの割り付け、及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法を設定する。
【0040】
標準コントローラ13のスイッチの第2の簡易コントローラ14aへの割り付け、及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法の設定は第1の簡易コントローラ14の設定と同様に行う(図8、図9、図10参照)。ここで、発光ダイオードの設定が終了したときに決定スイッチ94を5秒間以上押す。以上の操作により、ゲームで使用するスイッチ(つまり、発光ダイオード)を選択し、その選択されたスイッチの入力操作方法を決めることができる。また、以前に設定値記憶用メモリー28に記憶させた設定値を消去して、新たに設定する場合は、まず、電源はオンにしたまま、操作設定スイッチ89を設定側(「PLAY」)にセットし、決定スイッチ94を5秒間以上押す。これで、設定値記憶用メモリー28に保存されていた設定値が消去される。この操作を行わずに、設定をすると、以前の設定値に上書きされる。
【0041】
ここで、前記した4つの入力方法について説明する。2入力独立ステップスキャンは、2つのスイッチをそれぞれ第1、第2の発光ダイオード群85、86に振り分け、それぞれのスイッチが独立して、ステップスキャンを行う方法である。2入力ステップオートスキャンは、2つのスイッチをそれぞれ第1、第2の発光ダイオード群85、86に振り分け、第1の発光ダイオード群85をステップスキャンに、また、第2の発光ダイオード群86をオートスキャンにする方法である。また、2入力オートステップスキャンは、2つのスイッチをそれぞれ第1、第2の発光ダイオード群85、86に振り分け、第1の発光ダイオード群85をオートスキャンに、また、第2の発光ダイオード群86をステップスキャンにする方法である。更に、2入力ステップ決定スキャンは、一方のスイッチで操作用発光ダイオード群87をステップスキャンし、他方のスイッチでスイッチ信号をゲーム機12に送る方法である。
【0042】
次に、図12を参照しながら、第2の簡易コントローラ14aを用いてゲーム機12でゲームする際の第2の簡易コントローラ14aの使用方法について説明する。
代替入力装置本体11はゲーム機12と第2の簡易コントローラ14aが接続されている。更に、ゲーム機12は図示しないゲーム機用CD−ROM及びゲーム機用メモリーがセットされ、テレビ21が接続されている。代替入力装置本体11、ゲーム機12及びテレビ21は電源がオンとなっている。代替入力装置本体11のスイッチ切替スイッチ90、スイッチ割付スイッチ91、接続時間スイッチ92及び操作時間スイッチ93は、前記した設定の状態にしている。ここで、操作設定スイッチ89を設定側(「SET」)から操作側(「PLAY」)にセットする。
スイッチ切替スイッチ90を2入力独立ステップスキャン(0100)、2入力ステップオートスキャン(0110)、2入力オートステップスキャン(1100)、2入力ステップ決定スキャン(0010)のいずれか1に設定し、第2の簡易コントローラ14aによって、ゲームを行うことができる。
なお、第2の簡易コントローラ14aと標準コントローラ13を代替入力装置本体11に接続し、接続した簡易コントローラと標準コントローラ13との両方で、ゲーム機12を操作することができる。この際には、標準コントローラ13は、ゲーム機12のコントローラ接続端子17に直接接続したときと同じように操作ができる。
【0043】
図4(A)、(B)に示すように、標準コントローラ13は、16個のスイッチ32〜47を有している。しかしながら、操作するゲームにおいては、16個のスイッチ32〜47を全て使用しないものもある。例えば、16個のスイッチ32〜47の内、10個のスイッチを使用するゲーム1及び6個のスイッチを使用するゲーム2(図13参照)がある。ゲーム1又はゲーム2をする際には、標準コントローラ13のそれぞれのゲームで使用するスイッチを10個のスイッチ100〜109を有する第3の簡易コントローラ23に割り付けて、ゲームをすることができる。
また、図13中の「操作用LED」は操作用発光ダイオード群87を表し、それぞれの発光ダイオード57〜76、81をシンボルで表記している。また、「コントローラ」は標準コントローラ13を表し、16個の丸印(○)は、操作用発光ダイオード群87に対応した16個の発光ダイオード57〜72を表している。
【0044】
図7、図8、図13〜図15を参照しながら、標準コントローラ13のゲームで使用する各スイッチを第3の簡易コントローラ23の各スイッチへ割り付ける設定、及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法の設定の登録方法について説明する。
予めスイッチ割付スイッチ91に、第3の簡易コントローラ23の標準コントローラ13に対応した割り付けや及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法が登録された6つのゲーム(例えば、ゲーム1)をすることができる。更に、新たに第3の簡易コントローラ23の標準コントローラ13に対応した割り付け及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法を登録して別のゲーム(例えば、ゲーム2)をすることができる。第3の簡易コントローラ23の割り付け設定は、代替入力装置10に接続した第3の簡易コントローラ23により行う。
【0045】
まず、予めスイッチ割付スイッチ91に、第3の簡易コントローラ23の割り付け及び入力操作方法が登録されているゲーム1について説明する。スイッチ切替スイッチ90は、4つのディップスイッチを第3の簡易コントローラ23を用いる多入力スイッチ設定(例えば、1010)にする。この場合、簡易コントローラのスイッチを3個以上有する設定となり、スイッチコードは簡易コントローラの各スイッチを標準コントローラ13のスイッチに割り当てる設定となる。スイッチ割付スイッチ91は、8つのディップスイッチを予め登録されているゲーム1の設定(例えば、00000000)にする。この設定により、第3の簡易コントローラ23の各スイッチ100〜109毎に、発光ダイオード57〜81に対応した割り付け及び図示しない入力操作方法がそれぞれ設定される。更に、接続時間スイッチ92を設定し、第3の簡易コントローラ23を押し、ゲーム機12にデータを送信する時間、例えば、0.5秒間を設定する。ここで、操作設定スイッチ89を設定側(「SET」)にセットし、設定を確認して、決定スイッチ94を5秒間以上押す。以上の操作により、ゲーム1で使用するスイッチ(つまり、発光ダイオード)を第3の簡易コントローラ23に割り付けることができると共に、そのスイッチの入力操作方法も設定することができる。
【0046】
ここで、図13を参照して、「ゲーム1」について、詳しく説明する。「ゲーム1」では、標準コントローラ13の16個のスイッチ32〜47の内の図の三角印(△)で示す10個のスイッチ32〜35、36〜39、44、46を用いてゲームをする。標準コントローラ13の使用するスイッチ32〜35、36〜39、44、46は、第3の簡易コントローラ23の10個のスイッチ100〜109に割り付けられている。ゲーム1の数字は第3の簡易コントローラ23の各スイッチ番号1〜10に対応している。この割り付けは、予めスイッチ割付スイッチ91に設定が登録されており、ゲーム1の場合はスイッチ割付スイッチ91を00000000とすることにより設定が呼び出される。
【0047】
次に、図13を参照して、「ゲーム2」における新たな第3の簡易コントローラ23の標準コントローラ13に対応した割り付け及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法の設定、及びその登録について説明する。ゲーム2では、標準コントローラ13の16個のスイッチ32〜47の内の図の四角印(□)で示す6個のスイッチを用いてゲームをする。ここで、標準コントローラ13の使用するスイッチ32〜35、37、38を第3の簡易コントローラ23の6個のスイッチ100〜103、104、109及び標準コントローラ13にはなく、操作用発光ダイオード群87にはある斜め方向の矢印を示す4つの発光ダイオード73〜76に対応したスイッチ105〜108に割り付ける。ゲーム2では、新たに、左右上下の2つのスイッチを組み合わせた斜め方向のスイッチを設定することにより、ゲーム操作を簡単にする。
【0048】
まず、スイッチ切替スイッチ90は、4つのディップスイッチを第3の簡易コントローラ23を用いる多入力スイッチ設定(例えば、1010)にする。スイッチ割付スイッチ91は、8つのディップスイッチのまだ登録されていない設定にセットする(例えば、0110000)にする。更に、接続時間スイッチ92を設定し、第3の簡易コントローラ23を押し、ゲーム機12にデータを送信する時間、例えば、0.5秒間を設定する。ここで、操作設定スイッチ89を設定側(「SET」)にセットし、標準コントローラ13のスイッチの第3の簡易コントローラ23への割り付け、及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法を設定する。
【0049】
図14に示すように、操作設定スイッチ89を設定側にすると、表示部26の操作用発光ダイオード群87の各発光ダイオード57〜76、81が、操作時間スイッチ93で設定した時間間隔(例えば、2秒間隔)で、順次点灯しながら移動する。例えば、標準コントローラ13のスイッチ37をホールドで使用する場合には、各発光ダイオード57〜81が順次赤色に点灯しながら移動していくので、発光ダイオード61が点灯しているときに、第3の簡易コントローラ23のスイッチ104を押す。ここで、標準コントローラ13のスイッチ37に対応した発光ダイオード61が点灯する。次に、入力操作完了を示す発光ダイオード82と入力操作不良を示す発光ダイオード83が、操作時間スイッチ93で設定した時間間隔(つまり、2秒間隔)で交互に点灯する。この入力で確定するためには、発光ダイオード82が点灯しているときに、第3の簡易コントローラ23のスイッチ104を押す。設定を間違えた場合には、発光ダイオード83が点灯している際に、第3の簡易コントローラ23のスイッチ104を押すと設定がキャンセルされ、再度設定し直すことができる。
【0050】
次に、図15に示すように、動作選択発光ダイオード群88の各発光ダイオード77〜80が、2秒間隔で順に点灯していく。この際に、同様にホールドを表す発光ダイオード78が点灯している時に、第3の簡易コントローラ23のスイッチ104を押す。再度、発光ダイオード82と発光ダイオード83が2秒間隔で交互に点灯するので、発光ダイオード82が点灯しているときに、第3の簡易コントローラ23のスイッチ104を押し、標準コントローラ13のスイッチ37をホールドで使用する設定とする。
これを順に繰り返し、全ての発光ダイオードの設定が終了したときに決定スイッチ94を5秒間以上押す。以上の操作により、ゲームで使用するスイッチ(つまり、発光ダイオード)を選択し、その選択されたスイッチの入力操作方法(新規ゲームデータ)の設定が完了し、設定値記憶用メモリー28に設定値が記憶(保存)される。
【0051】
以上の操作により、ゲームで使用するスイッチ(つまり、発光ダイオード)を選択し、その選択されたスイッチの入力操作方法を決めることができる。更に、電源はオンにしたまま、操作設定スイッチ89を設定側(「PLAY」)にセットし、スイッチ割付スイッチ91、スイッチ切替スイッチ90、接続時間スイッチ92、操作時間スイッチ93の設定が間違いないことを確認し、決定スイッチ94を5秒間以上押す。これで、設定値記憶用メモリー28に新規ゲームデータの設定値が保存され、電源をOFFにしても、再度設定をしなくてもよい。この設定はスイッチ割付スイッチ91にも登録され、スイッチ割付スイッチ91を0110000とすることで設定が読み込まれる。なお、スイッチ割付スイッチ91に、新たに設定を割り付けることにより、最大で256(28 )種類のゲームデータを設定をすることも可能である。
【0052】
次に、第3の簡易コントローラ23を用いてゲーム機12でゲームする際の第3の簡易コントローラ23の使用方法について説明する。代替入力装置本体11はゲーム機12と第3の簡易コントローラ23が接続されている。更に、ゲーム機12は図示しないゲーム機用CD−ROM及びゲーム機用メモリーがセットされ、テレビ21が接続されている。代替入力装置本体11、ゲーム機12及びテレビ21は電源がオンとなっている。代替入力装置本体11のスイッチ切替スイッチ90及びスイッチ割付スイッチ91は、前記した設定にしている。ここで、操作設定スイッチ89を設定側(「SET」)から操作側(「PLAY」)にセットする。
第3の簡易コントローラ23のスイッチを操作すると、スイッチ信号が送られる。その操作を繰り返して、ゲームを行うことができる。
なお、第3の簡易コントローラ23と標準コントローラ13を代替入力装置本体11に接続し、接続した簡易コントローラと標準コントローラ13との両方で、ゲーム機12を操作することができる。この際には、標準コントローラ13は、ゲーム機12のコントローラ接続端子17に直接接続したときと同じように操作ができる。
【0053】
ここで、図16を参照して、第3の簡易コントローラ23に代わって、ワンチップマイコン25に接続可能なコントローラ分配器112について説明する。コントローラ分配器112は、先端に代替入力装置本体11の接続端子24に接続する接続端子113を有するケーブル114を備えている。更に、1個のスイッチを有する簡易コントローラ(例えば第1の簡易コントローラ14、及び簡易コントローラ48〜55)を接続可能な16個(つまり、標準コントローラ13のスイッチ数)の接続端子115〜130を有している。また、第3の簡易コントローラ23を接続可能な接続端子131を有している。接続端子131の接続部の形状は、代替入力装置本体11の接続端子24と実質的に同じである。
【0054】
次に、コントローラ分配器112の接続端子115〜130のいずれか10個にそれぞれ第1の簡易コントローラ14を接続してゲーム2を行う際の、標準コントローラ13のゲームで使用する各スイッチを10個の第1の簡易コントローラ14のそれぞれに割り付ける設定、及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法の設定の登録方法並びに使用方法について説明する。
ゲーム2は、10個の接点を必要とする。例えば、10個の接続端子115〜124にそれぞれ第1の簡易コントローラ14を接続する。接続された簡易コントローラへの標準コントローラ13の各スイッチに割り付ける設定、及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法の設定の登録方法並びに使用方法は、第3の簡易コントローラ23と同様に行う。なお、接続端子131に、第3の簡易コントローラ23を接続し、標準コントローラ13の各スイッチに割り付ける設定、及び割り付けられた各スイッチの入力操作方法の設定の登録方法を行うと、同様にゲームをすることができる。
【0055】
本発明は、前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、例えば、前記した実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の家庭用テレビゲーム機用代替入力装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、前記実施の形態で示した家庭用テレビゲーム機用代替入力装置において、操作する家庭用テレビゲーム機として、プレイステーション2(登録商標)を使用しているが、マイクロソフト株式会社の「Xbox」、任天堂株式会社の「スーパーファミコン」、「ニンテンドウ64」、「ニンテンドーゲームキューブ」(以上、いずれも商標名)等を使用してもよい。しかしながら、他の家庭用テレビゲーム機を使用する場合には、それぞれのゲーム機の通信プロトコルが必要となる。
【0056】
また、操作する簡易コントローラのスイッチの数も1、2及び10個でなくてもよく、3個以上のスイッチが必要な場合であっても、少なくともそれぞれのゲームで使用するスイッチの数を有した入力装置であればよい。家庭用テレビゲーム機及び簡易コントローラと家庭用テレビゲーム機用代替入力装置はそれぞれケーブルで接続しているが、赤外線等を利用したワイヤレスで接続してもよい。
また、前記実施の形態においては、通信手段を構成するワンチップマイコンと入力処理手段を構成するワンチップマイコンを一体化し、一つのワンチップマイコンによってこれらを制御する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1及びこれに従属する請求項3記載の家庭用テレビゲーム機用代替入力装置においては、肢体不自由者が家庭用テレビゲーム機を楽しむための家庭用テレビゲーム機用代替入力装置であって、家庭用テレビゲーム機のコントローラ接続端子に接続されてデータの入出力を行う通信手段と、家庭用テレビゲーム機に予め付属された標準コントローラの代わりに使用され、1個のスイッチを有する簡易コントローラと、通信手段及び簡易コントローラに接続される入力処理手段と、入力処理手段に接続されて、簡易コントローラのスイッチの動作に応じて、家庭用テレビゲーム機で行われるゲームに対応させた標準コントローラの各スイッチ動作に対応する割り付け設定を手動入力で行う機能設定手段と、入力処理手段に接続されて、簡易コントローラの接続端子とは別に標準コントローラが接続される第2のコントローラ接続端子とを有し、入力処理手段は、機能設定手段の設定に応じて、簡易コントローラによって逐次入力されるスイッチ信号から標準コントローラのコード信号を発生して、通信手段を介してコントローラ接続端子に送る信号処理プログラムを有するので、1個という少ないスイッチを有する簡易コントローラによって、家庭用テレビゲーム機が操作でき、重度の肢体不自由者であっても、それぞれの障害に合わせ簡易スイッチを選択することができるので、簡単にゲームをすることができる。また、入力処理手段は、簡易コントローラの接続端子とは別に、標準コントローラが接続される第2のコントローラ接続端子を備え、簡易コントローラと標準コントローラとの両方で、家庭用テレビゲーム機の操作が可能であるので、標準コントローラと簡易コントローラを使い分け、例えば、肢体不自由者が簡易コントローラを使っているときに、標準コントローラによって介助者が助けることができる。
【0058】
請求項2及びこれに従属する請求項3記載の家庭用テレビゲーム機用代替入力装置においては、肢体不自由者が家庭用テレビゲーム機を楽しむための家庭用テレビゲーム機用代替入力装置であって、家庭用テレビゲーム機のコントローラ接続端子に接続されてデータの入出力を行う通信手段と、家庭用テレビゲーム機に予め付属された標準コントローラの代わりに使用され、それぞれ1個のスイッチを有する2つの分離型簡易コントローラからなり、2つの分離型簡易コントローラの入力処理手段への接続は、一つの接続端子を介して行われる簡易コントローラと、通信手段及び簡易コントローラに接続される入力処理手段と、入力処理手段に接続されて、簡易コントローラのスイッチの動作に応じて、家庭用テレビゲーム機で行われるゲームに対応させた標準コントローラの各スイッチ動作に対応する割り付け設定を手動入力で行う機能設定手段と、入力処理手段に接続されて、簡易コントローラの接続端子とは別に標準コントローラが接続される第2のコントローラ接続端子とを有し、入力処理手段は、機能設定手段の設定に応じて、簡易コントローラによって逐次入力されるスイッチ信号から標準コントローラのコード信号を発生して、通信手段を介してコントローラ接続端子に送る信号処理プログラムを有するので、2個という少ないスイッチを有する簡易コントローラによって、家庭用テレビゲーム機が操作でき、重度の肢体不自由者であっても、それぞれの障害に合わせ簡易スイッチを選択することができるので、簡単にゲームをすることができる。また、簡易コントローラが、それぞれ1個のスイッチを有する2つの分離型簡易コントローラからなり、2つの分離型簡易コントローラの入力処理手段への接続は、一つの接続端子を介して行われるので、複雑な操作ができない人であっても、簡単な学習によってテレビゲームを楽しむことができると共に、機器が簡略化する。更に、入力処理手段は、簡易コントローラの接続端子とは別に、標準コントローラが接続される第2のコントローラ接続端子を備え、簡易コントローラと標準コントローラとの両方で、家庭用テレビゲーム機の操作が可能であるので、標準コントローラと簡易コントローラを使い分け、例えば、肢体不自由者が簡易コントローラを使っているときに、標準コントローラによって介助者が助けることができる。
【0059】
【0060】
【0061】
請求項3記載の家庭用テレビゲーム機用代替入力装置においては、通信手段、入力処理手段、及び機能設定手段のいずれか1には、緊急時に非常信号を発する緊急出力端子を備えると共に、通信手段、入力処理手段、簡易コントローラ、及び機能設定手段のいずれか1には緊急スイッチが設けられ又は接続され、緊急スイッチの作動によって、緊急出力端子から非常信号を発するので、緊急の場合にはすぐに非常信号を発することができ、安全である。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る家庭用テレビゲーム機用代替入力装置のブロック図である。
【図2】同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の代替入力装置本体の正面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の代替入力装置本体の左側面図、右側面図である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の標準コントローラの平面図、正面図である。
【図5】(A)〜(I)はそれぞれ同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置における1個のスイッチを有する簡易コントローラの説明図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置における10個のスイッチを有する簡易コントローラの平面図、正面図、(C)は10個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた操作の説明図である。
【図7】同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の設定を示すブロック図である。
【図8】同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置のスイッチの割り付けを示すフローチャートである。
【図9】1個又は2個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の操作用発光ダイオード群選択のプログラムを示すフローチャートである。
【図10】1個又は2個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の動作選択発光ダイオード群選択のプログラムを示すフローチャートである。
【図11】同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の操作を示すブロック図である。
【図12】1個又は2個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置でのゲーム操作方法を示すフローチャートである。
【図13】標準コントローラの16個のスイッチを10個のスイッチを有する簡易コントローラへ割り付ける場合の説明図である。
【図14】10個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の操作用発光ダイオード群選択のプログラムを示すフローチャートである。
【図15】10個のスイッチを有する簡易コントローラを用いた同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置の動作選択発光ダイオード群選択のプログラムを示すフローチャートである。
【図16】同家庭用テレビゲーム機用代替入力装置のコントローラ分配器の説明図である。
【符号の説明】
10:家庭用テレビゲーム機用代替入力装置、11:代替入力装置本体、12:家庭用テレビゲーム機、13:標準コントローラ、14:第1の簡易コントローラ、14a:第2の簡易コントローラ、14b、14c:分離型簡易コントローラ、15:ゲーム機用接続端子、16:ケーブル、17:コントローラ接続端子、18:第2のコントローラ接続端子、19:接続端子、20:外部出力端子、21:テレビ、23:第3の簡易コントローラ、24:接続端子、25:ワンチップマイコン、26:表示部、27:機能設定手段、28:設定値記憶用メモリー、29:タイマー、30:ワンチップマイコン、32〜47:スイッチ、48〜55:簡易コントローラ、57〜84:発光ダイオード、85:第1の発光ダイオード群、86:第2の発光ダイオード群、87:操作用発光ダイオード群、88:動作選択発光ダイオード群、89:操作設定スイッチ、90:スイッチ切替スイッチ、91:スイッチ割付スイッチ、92:接続時間スイッチ、93:操作時間スイッチ、94:決定スイッチ、97:緊急出力端子、98、99:タクトスイッチ、100〜109:スイッチ、110:土台、111:設置具、112:コントローラ分配器、113:接続端子、114:ケーブル、115〜131:接続端子
Claims (3)
- 肢体不自由者が家庭用テレビゲーム機を楽しむための家庭用テレビゲーム機用代替入力装置であって、
前記家庭用テレビゲーム機のコントローラ接続端子に接続されてデータの入出力を行う通信手段と、
前記家庭用テレビゲーム機に予め付属された標準コントローラの代わりに使用され、1個のスイッチを有する簡易コントローラと、
前記通信手段及び前記簡易コントローラに接続される入力処理手段と、
前記入力処理手段に接続されて、前記簡易コントローラの前記スイッチの動作に応じて、前記家庭用テレビゲーム機で行われるゲームに対応させた前記標準コントローラの各スイッチ動作に対応する割り付け設定を手動入力で行う機能設定手段と、
前記入力処理手段に接続されて、前記簡易コントローラの接続端子とは別に前記標準コントローラが接続される第2のコントローラ接続端子とを有し、
前記入力処理手段は、前記機能設定手段の設定に応じて、前記簡易コントローラによって逐次入力されるスイッチ信号から前記標準コントローラのコード信号を発生して、前記通信手段を介して前記家庭用テレビゲーム機のコントローラ接続端子に送る信号処理プログラムを有することを特徴とする家庭用テレビゲーム機用代替入力装置。 - 肢体不自由者が家庭用テレビゲーム機を楽しむための家庭用テレビゲーム機用代替入力装置であって、
前記家庭用テレビゲーム機のコントローラ接続端子に接続されてデータの入出力を行う通信手段と、
前記通信手段に接続される入力処理手段と、
前記家庭用テレビゲーム機に予め付属された標準コントローラの代わりに使用され、それぞれ1個のスイッチを有する2つの分離型簡易コントローラからなり、前記2つの分離型簡易コントローラの前記入力処理手段への接続は、一つの接続端子を介して行われる簡易コントローラと、
前記入力処理手段に接続されて、前記簡易コントローラの前記スイッチの動作に応じて、前記家庭用テレビゲーム機で行われるゲームに対応させた前記標準コントローラの各スイッチ動作に対応する割り付け設定を手動入力で行う機能設定手段と、
前記入力処理手段に接続されて、前記簡易コントローラの接続端子とは別に前記標準コントローラが接続される第2のコントローラ接続端子とを有し、
前記入力処理手段は、前記機能設定手段の設定に応じて、前記簡易コントローラによって逐次入力されるスイッチ信号から前記標準コントローラのコード信号を発生して、前記通信手段を介して前記家庭用テレビゲーム機のコントローラ接続端子に送る信号処理プログラムを有することを特徴とする家庭用テレビゲーム機用代替入力装置。 - 請求項1及び2のいずれか1項に記載の家庭用テレビゲーム機用代替入力装置において、前記通信手段、前記入力処理手段、及び前記機能設定手段のいずれか1には、緊急時に非常信号を発する緊急出力端子を備えると共に、前記通信手段、前記入力処理手段、前記簡易コントローラ、及び前記機能設定手段のいずれか1には緊急スイッチが設けられ又は接続され、該緊急スイッチの作動によって、前記緊急出力端子から非常信号を発することを特徴とする家庭用テレビゲーム機用代替入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002326569A JP3656066B2 (ja) | 2002-08-29 | 2002-11-11 | 家庭用テレビゲーム機用代替入力装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002251766 | 2002-08-29 | ||
JP2002326569A JP3656066B2 (ja) | 2002-08-29 | 2002-11-11 | 家庭用テレビゲーム機用代替入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004141572A JP2004141572A (ja) | 2004-05-20 |
JP3656066B2 true JP3656066B2 (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=32472801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002326569A Expired - Fee Related JP3656066B2 (ja) | 2002-08-29 | 2002-11-11 | 家庭用テレビゲーム機用代替入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3656066B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5484239B2 (ja) * | 2010-07-23 | 2014-05-07 | 日本ぱちんこ部品株式会社 | 遊技機用操作スイッチ及びそれを備えた遊技機 |
-
2002
- 2002-11-11 JP JP2002326569A patent/JP3656066B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004141572A (ja) | 2004-05-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11504629B2 (en) | Center device | |
US7034712B2 (en) | Integrated remote control unit for operating a television and a video game unit | |
EP0935491B1 (en) | Computer game | |
JP4987399B2 (ja) | ゲームプログラムおよびゲーム装置 | |
USRE40340E1 (en) | Electronic hand held logic game | |
JP3656066B2 (ja) | 家庭用テレビゲーム機用代替入力装置 | |
JP2535231B2 (ja) | 遊技機の操作部 | |
EP1080757A2 (en) | Entertainment system, entertainment apparatus, recording medium, and program | |
JP5260704B2 (ja) | センタ装置 | |
JP3581642B2 (ja) | エンタテインメントシステム、エンタテインメント装置、記録媒体及びメッセージ表示方法 | |
US20050077155A1 (en) | Flashing joystick | |
JPS63206821A (ja) | ジヨイステイツク | |
US11298607B2 (en) | Interactive game suitable for persons with mobility issues | |
JPH10156023A (ja) | パチンコ情報端末装置、パチンコ遊技台情報表示方法およびパチンコ情報端末装置間送受信方法 | |
KR20020067725A (ko) | 마우스와 키보드가 일체된 비디오 게임기용 조정장치 | |
TWI659772B (zh) | 用於遊戲控制器之具有訊號轉換與供電功能的整合裝置 | |
JP3044328U (ja) | 卓上型ゲーム装置 | |
CN1485783A (zh) | 带有集成状态指示器的视频游戏控制器 | |
JPH0578287U (ja) | ワイヤレスコントローラ | |
JPH09218736A (ja) | 遠隔操作送信用コントローラ | |
JP2004113831A (ja) | エンタテインメントシステム、エンタテインメント装置、記録媒体及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040402 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040713 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040713 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050222 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110311 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |