JP5483638B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
弾球遊技機(パチンコ)や回胴式遊技機(スロットマシン)をはじめとする遊技機は、当選役の抽選処理等の遊技の実行処理を管理するメイン制御基板と、遊技者に対して提供する演出を実行するように制御するサブ制御基板とを有している。
例えば回胴式遊技機の場合、メイン制御基板には、スタートレバーやストップボタン、リールユニットが接続される。メイン制御基板は、スタートレバーからの開始操作入力を受け付ける際に、内部抽選処理を実行し、各リールの回転・停止制御処理等を実行するように制御する。また、サブ制御基板には表示器やスピーカ等の出力手段が接続されて、メイン制御基板からのコマンドに応じて、演出を出力するものとなっている。
さらにサブ制御基板では、いわゆるAT(アシストタイム)機能のように、出玉率に関係する機能を実装している場合もある。AT遊技が実行されている状態では、表示器等により、遊技者にとって有利となる操作態様が報知されて、獲得される遊技媒体の期待値が向上することとなる。
ここで、メイン制御基板とサブ制御基板における信号の送受信は、内部抽選処理等の遊技の主要な実行処理を管理するメイン制御基板への不正防止の観点から、サブ制御基板からメイン制御基板への信号の送信は行われず、メイン制御基板からサブ制御基板への一方向で信号が送信されるようになっている。
なお、特許文献1(特開2007−29110号公報)には、不正基板の動作を困難にして、その使用を抑制することのできる遊技機等が開示されている。
特開2007−29110号公報
不正に出玉を獲得する方法の1つとしては、例えば、メイン制御基板からサブ制御基板への信号が出力される配線を断線し、不正基板等により信号を生成して、サブ制御基板に入力するような行為が想定される。
ここで、特許文献1に記載されている回路では、メイン制御基板とサブ制御基板間で生じた断線の検知が可能ではあるものの、サブ制御基板側での検知となるものと考えられる。
このような不具合がサブ制御基板側で検知された場合には、表示器等においてその旨の表示を行うこと等は可能であるものの、メイン制御基板が管理する遊技の実行処理を停止することは困難である。
また、個々の遊技機とホールコンピュータとの接続は、メイン制御基板が担っており、サブ制御基板からメイン制御基板への情報の送信が行われない以上、不具合の存在をホールコンピュータに直接的に伝達できないこととなる。
本発明は、上記のような課題に鑑みて、メイン制御基板とサブ制御基板間で接続される配線における不具合を、サブ制御基板よりも上流となるメイン制御基板において検出することができる遊技機を提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、発明の理解を容易にするため添付図面の参照符号等を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が表示の形態に限定されるものではない。
本発明にかかる遊技機は、上記課題に鑑みて、遊技の実行処理を管理するメイン制御基板(100A)と、前記メイン制御基板からの信号を受信して、遊技者に対して出力する演出の制御を実行するサブ制御基板(100B)と、前記メイン制御基板から前記サブ制御基板へ信号を送信するための配線を備える遊技機において、前記メイン制御基板は、前記配線において生じた断線の検知をする断線検知回路(DC)を備える、ことを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記配線(DATA,SGND)は、前記メイン制御基板から前記サブ制御基板に向けて電流信号を出力するとともに、前記電流信号によって生成されるループ電流を前記メイン制御基板へと伝達するループ回路を構成し、前記メイン制御基板から前記サブ制御基板に向けて出力される前記電流信号は、前記ループ電流を参照して生成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記配線には、抵抗(R1)が接続され、前記断線検知回路(DC)は、前記抵抗(R1)による電圧の降下の有無を検知することにより、前記配線における断線を検知する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記断線検知回路は、前記配線から分岐して接続される整流素子(D2)と、前記整流素子を介して前記配線に接続される容量素子(C1)と、前記容量素子によって維持される電位を検知することにより、前記配線における断線の有無を検知する電位検知手段(VD)と、を有する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記配線には、前記電流信号を前記サブ制御基板に伝達するための信号伝達素子(PC)が接続され、前記信号伝達素子では、前記メイン制御基板の回路と前記サブ制御基板の回路とが絶縁される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記信号伝達素子は、フォトカプラー、パルストランス、または、メカリレーのいずれかによって構成される、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記断線検知回路は、前記容量素子において維持される電位をリセットするリセット手段(RS)を有する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記断線検知回路は、前記配線において断線が生じた場合に、前記容量素子によって維持される電位が、前記配線において断線が生じる前とは異なる電位に維持されることにより異常を検知する、ことを特徴としてもよい。
また、本発明に係る遊技機の一態様では、前記メイン制御基板は、前記断線検知回路において異常が検知された場合には、前記断線検知回路において検知された異常に関する情報を、外部端子(外部端子板OB)を介してホールコンピュータへと伝達する、ことを特徴としてもよい。
本明細書で用いる用語は、それぞれ次の意味を表す。
「遊技媒体」とは、遊技メダル又は遊技球をいう。
「入賞ライン」とは、表示列の図柄が組合せとして判定される表示位置の組をいう。「有効ライン」とは、ベット処理や自動ベット処理等により有効化された入賞ラインのことをいう。
「一遊技(1ゲーム)」とは、ベット処理を開始したときから次のベット処理が可能になるまでの一連の処理をいう。
「遊技価値」とは、入賞によって付与する特典であり、例えば、他の種類のゲームを開始する条件や配当を付与するものがある。
「役」とは、図柄の組合せのうち遊技価値の付与に必要な図柄の組合せ(図柄の並び)をいう。例えば、赤7役、7−7−7役などのようにいう。
「賞」とは、有効ライン上に役が表示されたことを契機として付与される特典のことをいい、他の種類のゲームを開始する条件を付与する開始賞と、配当を付与する小役賞、遊技媒体又はクレジットの投入なしに、次ゲームを開始する条件を付与する再遊技賞がある。また、開始賞にはBB賞、MB賞、SB賞、RB賞、CB賞などがある。なお、一つの賞には複数の役が対応してもよい。
「役抽選テーブル」とは、複数の抽選対象のそれぞれに数値範囲が関連づけられた情報であり、各抽選対象の当選確率が定められたものを言う。各抽選対象は、1又は複数の役を含んで構成されるが、「ハズレ」に相当する抽選対象が存在していてもよい。また「役抽選テーブル」のことを「内部抽選テーブル」ということもある。
「内部抽選」とは、ハードウェア又はソフトウェアで構成した数列発生装置から発生する複数の数値の中から1つの数値を取得(乱数抽出)し、さらに役抽選テーブルを参照して、取得した乱数値が属することとなる抽選対象を導出することで実行する抽選処理のことをいう。ひとつの抽選対象に複数の賞が対応付けられている場合に、取得した乱数値が当該抽選対象の数値範囲に属する場合には、当該複数の賞のそれぞれに当選したことになる。
「内部当選」とは、内部抽選において取得された乱数値が、役抽選テーブルにおけるいずれかの抽選対象に該当する数値範囲に属したことをいう。また、本明細書では、単に「当選」ということもある。
「図柄」とは、文字、図形、記号、色彩若しくはこれらの結合であって、表示列上に表示されるもの、又は役の構成要素の単位をいう。
「入賞」とは、ベット操作で有効とされた入賞ライン上に表示された図柄の組合せが、あらかじめ定められた役であると判定されたことをいう。
本発明によれば、メイン制御基板とサブ制御基板間で接続される配線における不具合を、サブ制御基板よりも上流となるメイン制御基板において検出することができる遊技機が提供される。
本発明の第1の実施形態にかかる遊技機1の概観を示す斜視図である。 遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。 遊技機1におけるメイン制御基板とサブ制御基板の配線構成を概略図である。 遊技機1におけるメイン制御基板とサブ制御基板間の回路構成を説明するための図である。 図4で示される回路構成にて入出力される各信号の一例を示すタイミングチャートである。 遊技機1におけるメイン制御基板とサブ制御基板間の回路構成を説明するための図である。
[第1の実施形態]
以下においては、本発明の第1の実施形態にかかる遊技機1についての説明をする。
[1−1.遊技機の外観構成]
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる遊技機1(スロットマシン)の概観を示す斜視図である。遊技機1は、前面が開口した箱状の本体2と本体2の前面に配置した前面扉3から構成されている。本体2と前面扉3とは片側で蝶番により固定され開閉できるようになっている。前面扉3は、遊技者が遊技を行うためのボタン類が配置された操作部OP、リール可変表示装置RLの図柄を視認させるためのリール窓20や遊技を進行するための情報が表示される表示器類が配置されたパネル表示部DP、遊技を進行するための情報が表示される表示器類や電飾装置が配置された演出表示部TP及び受皿部BPから構成されている。
操作部OPには、メダル投入口10、ベットボタン11、スタートレバー12、左ストップボタン13a、中ストップボタン13b、右ストップボタン13c、精算ボタン14、が設けられている。操作部OPの上面右側にメダル投入口10が配置され、上面左側にベットボタン11が配置されている。遊技機1の遊技は、メダル投入操作又はベットボタン操作、再遊技賞の入賞に伴う自動ベット処理により開始できる。
パネル表示部DPには、リール窓20が設けられている。リール窓20は、1つのリールにつき、3個の連続した図柄をのぞむ透明アクリル板からなり、遊技者は3つのリールで9個分の図柄を、リール窓20を通して目視することができる。
[2.遊技機の電気的構成]
図2は、遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。遊技機1は、遊技の主たる制御を行うメイン制御基板100A、表示器30に対して表示制御を行い画像表示するサブ制御基板100Bを備えている。メイン制御基板100Aは、遊技者によるスタートレバー12の入力操作により、内部抽選処理等を実行して遊技の実行処理を管理するものとなっている。一方、サブ制御基板100Bは、メイン制御基板100Aからの指示を受けて、例えば、内部抽選処理に対応した演出を実行するものとなっている。
メイン制御基板100Aは、具体的には、CPU(centralprocessingunit)101、クロック発生回路a102、クロック発生回路b103、ROM(read-onlymemory)104、RAM(random-accessmemory)105、データ送出回路106とを含んで構成されている。なお、CPU101としてROMやRAMを内蔵しているものを採用することができる。その場合には、外付けのROM104、RAM105は不要となる。
CPU101は、ROM104に格納されたプログラムを、クロック発生回路a102で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU101は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路a102の周期とは異なるクロック発生回路b103で発生したINTR信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR信号の間隔は、例えば、2ミリ秒である。CPU101はプログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種の情報をRAM105に保存する。外部から供給される電源が遮断した場合でも、RAM105は電池により記憶情報が保持されており、その後電源が復帰した場合には、電源断発生の直前の状態から再開する。CPU101は、入出力ポートを介して、各種ボタンやリール可変表示装置RL等の状態を読み取って各種モータ等を駆動する。
ベット操作指示信号111a〜111c、開始操作指示信号112、停止操作指示信号113a〜113c及び精算操作指示信号114は、それぞれ操作部OPに設けられたベットボタン11、スタートレバー12、ストップボタン13a〜13c、精算ボタン14が遊技者に操作されたことに応じて検知される信号であり、入出力ポートを介してCPU101に送られる。また、リール駆動信号154は、リール可変表示装置RLの各リールを駆動するステッピングモータ駆動信号となっており、CPU101によってリール可変表示装置RLが駆動される。さらに、リール位置検出信号155は、リール可変表示装置RLにおける各リールが1回転するたびに1回検出する信号であり、リール可変表示装置RLからCPU101に送られる。
またCPU101は、データ送出回路106を介してサブ制御基板100Bへ各種コマンドを出力する。特に本実施形態におけるデータ送出回路106は、メイン制御基板100Aおよびサブ制御基板100B間の配線において生じた断線の検知をする断線検知回路DCを有しており、断線が生じた場合には、断線検知回路DCからの出力信号によってCPU101に異常が検知されるようになっている。
また、遊技機1のメイン制御基板100Aは、外部端子板OBを介してホールコンピュータに接続され、これにより遊技場におけるネットワークを構成するようになっている。外部端子板OBからは、メダル投入信号や払出し信号だけでなく、特別役物が作動中となった旨を示す信号や、前面扉3の開放時や設定変更中であることを示すセキュリティ信号が送信される。また、本実施形態では、断線検知回路DCによって異常が検知された場合においてもセキュリティ信号が出力されるようになっており、これによってホールの管理者は、不正基板の接続等が生じた可能性を迅速に把握することができる。
サブ制御基板100Bは、CPU(centralprocessingunit)191、クロック発生回路c192、クロック発生回路d193、ROM(read-onlymemory)194、RAM(random-accessmemory)195、データ入力回路196及びグラフィックLSIとその周辺回路からなる表示回路197を備えている。このCPU191は、ROM194に格納されたプログラムを、クロック発生回路c192で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU191は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路c192の周期とは異なるクロック発生回路d193で発生したINTR1信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR1信号の間隔は、例えば、2ミリ秒とする。CPU191は、プログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM195に保存する。また、メイン制御基板100Aのデータ送出回路106からのデータ送出タイミングに同期して送出されるストローブ信号に基づいてINTR2信号を発生させ、このINTR2信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。
サブ制御基板100Bは、メイン制御基板100Aより各種コマンドを受信して、遊技に伴う演出画像を表示器30に表示させる指示を表示回路197に出力する。また、サブ制御基板100Bは、電飾LED31による電飾装置の点灯制御や、リール可変表示装置RLに設けられたバックライト装置53a〜53cの点灯制御、及びBGMなどのサウンドをスピーカ32から出力する音制御を行う。
[3.メイン制御基板100Aとサブ制御基板100B間の配線構成]
次に、図3は、メイン制御基板100Aとサブ制御基板100B間が通信ケーブルよって接続される様子を示す図である。
図3で示されるように、メイン制御基板100Aが送信する各種コマンド(送信信号)は、送信部TR1を経て、さらに、2つのコネクタCN1,CN2において接続される通信ケーブルを介してサブ制御基板100Bに送信される。また送信部TR1は断線検知回路DCに接続され、これにより、通信ケーブルの断線やコネクタ抜けが遊技機1の稼働中に生じた場合には異常が検出されるようになっている。
また、図3で示されるように、本実施形態における通信ケーブルの接続では、DATAラインとSGNDラインの2つの配線によってメイン制御基板100Aとサブ制御基板100Bの間でループ回路が構成されるようになっている。ループ回路は、DATAラインと、後述の信号伝達素子と、SGNDラインによって構成され、DATAラインに出力された電流信号は、信号伝達素子とSGNDラインを経て再びメイン制御基板100Aに伝達されるようになっている。SGNDラインによって断線検知回路DCや送信部TR1の各素子(後述の容量素子C1、スイッチング素子M1、比較器U1、バッファアンプU2等)に基準電位が供給され、送信部TR1や断線検知回路DCのノイズに対する耐性が向上することとなる。
以下においては、図4を用いてメイン制御基板100Aおよびサブ制御基板100B間の回路構成について具体的に説明をする。同図で示された鎖線枠の回路部分は、それぞれ送信部TR1と、断線検知回路DCと、電位検知部VD、リセット部RS、受信部TR2に対応している。なお、図4においては、コネクタCN1,CN2の表示は省略しているが、メイン−サブ間の断線の有無(コネクタ抜け)が、スイッチSWのオン/オフの状態に対応するようになっている。
まず、メイン−サブ間で断線がない場合(スイッチSWがオンとなる場合)には、メイン制御基板100Aの送信出力は、抵抗R1を通じてDATAラインを経由し、サブ制御基板100Bの受信部TR2に設置されたフォトカブラPCに伝達される。フォトカプラーPCは、発光部と受光部を含んで構成される回路分離型の信号伝達素子となっている。すなわち、メイン−サブ間は、信号伝達素子によって絶縁されるものとなっており、メイン制御基板100Aからの送信出力は、光信号に変換されてサブ制御基板100Bに受信される。また、抵抗R1は、フォトカプラーPC等の信号伝達素子に大きな電流が供給されるのを防ぐためにDATAラインに接続されるものとなっている。
本実施形態の断線検知回路DCは、メイン−サブ間で断線がない場合には、CPU101に対して一定の検出信号を出力し、メイン−サブ間で断線が生じた場合には、前記一定の検出信号とは異なる検出信号を出力して、CPU101に異常があった旨を伝達する。また、図4で示されるように、断線検知回路DCは、整流素子D2と、容量素子C1と、電位検知部VDと、リセット部RSとを含んで構成されており、整流素子D2は、DATAラインからCHKラインへと電流を流すように接続される。また、容量素子C1は、整流素子D2と電位検知部VDを接続するCHKラインと、SGNDラインの間に接続されて、電位検知部VDの入力電位(CHKラインの電位)を維持するように機能する。
断線検知回路DCは、具体的には、抵抗R1の下流側となるDATAラインに接続されて、抵抗R1における電圧降下の有無を検知して断線を検知する回路となっている。DATAライン(もしくはSGNDライン)で断線がない場合には、電位検知部VDの入力電位が、整流素子D2および容量素子C1によってLレベルの電位(第1の電位)に維持されるようになっている。一方、DATAラインで断線が生じた場合には、抵抗R1での電圧降下が殆どなくなってしまい、電位検知部VDの入力電位が、整流素子D2および容量素子C1によって、Hレベルの電位(第2の電位)に維持されることになる。
電位検知部VDは、第1の電位と第2の電位の間となる電位を参照電位としており、参照電位を基準として電位検知部VDの入力電位を比較することで、検出信号を出力する。
また、リセット部RSは、DATAラインに断線が生じた後、第2の電位に維持された電位検知部VDの入力端の電位を参照電位よりも低くするように、容量素子C1に蓄積された電荷を解放する機能を有している。本実施形態におけるリセット部RSは、図4で示されるようにスイッチング素子M1を含んで構成され、検出クリア信号がCPU101から出力されることで容量素子C1と電位検知部VDの間がSGNDラインに接続されて電荷が開放される。なお、容量素子C1の電荷の解放後、DATAラインの断線等が解消している場合には、電位検知部VDからは再び断線がない旨を示す検出信号(後述の図5(e)におけるHレベルの信号)が出力され、DATAラインの断線等が依然として存在する場合には、電位検知部VDから断線がある旨を示す検出信号(図5(e)におけるLレベルの信号)が出力される。
なお、このリセット部RSに供給される検出クリア信号としては、CPU101が一定間隔で出力をしても良いし、遊技機1の電源を投入した際の初期化処理や、設定変更の処理、RAMクリア等のリセット処理にともなって出力するようにしても良い。
図5は、図4で示される回路構成にて入出力される信号の一例を示すタイミングチャートであり、0.6msecの時点で、DATAラインにて断線が発生した場合における各信号の挙動を示すものとなっている。
まず、図5(a)は、CPU101から送信部TR1に出力される信号の出力電圧であるV(送信信号)を示しており、図5(b)は、バッファアンプU2の出力電圧V(OUT)を示している。V(OUT)は、バッファアンプU2によってV(送信信号)が反転されたものとなっている。また、V(DATA)は、DATAラインにおける出力電圧を示しており抵抗R1の下流端の電位を示している。V(DATA)は、0.6msec以降の断線発生後は、DATAラインに流れる電流が減少して抵抗R1による電圧降下が殆どなくなるため、V(OUT)と殆ど共通するタイミングチャートとなる。
次に、図5(d)は、電位検知部VDに対する入力電圧V(CHK)を示しており、図5(e)は、電位検知部VDからの出力電圧V(検出信号)を示している。
図5(d)で見られるように、断線の発生前では、V(送信信号)のHレベル・Lレベルに関わらず、V(CHK)の電位が一定水準よりも低くなるように維持される。一方、断線の発生後は、抵抗R1による電圧降下がほとんどなくなることで、V(DATA)の電位がHレベルとなったときに整流素子D1を介して容量素子C1に電荷が蓄積され、V(CHK)がHレベルに遷移することとなる。そして、断線の発生後にV(DATA)がHレベルからLレベルに変化した場合であっても、整流素子D1によって容量素子C1の電荷の開放が整流素子D1によって遮られ、V(CHK)はHレベルの状態を継続することとなる。したがって、短期間の間にコネクタCN1等が外されるようなケースであっても、断線検知回路DCによる断線の検知が可能となる。
また、図5(e)は、電位検知部VDにおける比較器U1からの出力電圧となるV(検出信号)を示しており、比較器U1は、別途入力される参照電圧を基準としてV(CHK)を比較し、その結果を検出信号として出力する。本実施形態では、図5(d)及び図5(e)で示されるように、V(検出信号)のHレベルとLレベルは、V(CHK)のHレベルとLレベルに対して反転して出力される仕様となっている。
なお、図5(f)および図5(g)は、それぞれ、フォトカプラーPCの受光部の出力電圧V(RCV)と、サブ制御基板100BのCPU191に受信される受信信号の電圧V(受信信号)を示すものとなっている。本実施形態においては、ロジック回路U3は、フォトカプラーPCからの出力信号V(RCV)を反転しつつ整形し、V(受信信号)を出力するものとなっている。
図5(f)および図5(g)で示されるように、断線の発生後は、メイン制御基板100Aからの送信信号がサブ制御基板100Bに受信されないこととなり、V(受信信号)の出力がLレベルに維持されることとなる。
サブ制御基板100Bでは、例えば、メイン制御基板100Aから定期的にサブ制御基板100Bに信号を送信し、当該信号が一定期間受信されないこと等によって、メイン−サブ間の断線を検知することはできることとなる。しかしながら、サブ制御基板100B側のみにおいて断線の検知をした場合には、ホールコンピュータに断線の情報を送信できずホール側の迅速な対処に支障があり、不正が生じた遊技機1での遊技をそのまま継続されてしまうおそれもある。本実施形態のように、メイン制御基板100Aにて断線検知回路DCを備えることで、断線が生じた場合に遊技の実行処理を一時的に停止することも可能となり、さらに、ホールコンピュータにセキュリティに異常があった旨の信号を送信することも可能となる。
なお、本実施形態においては、メイン−サブ間の信号伝達素子としてフォトカプラーPCを用いているが、パルストランスやメカリレーといった素子を用いても良いし他の素子を用いてもよい。本実施形態のように、フォトカプラーPCをはじめとする回路分離型の信号伝達素子を用いることで、SGNDラインにおけるループ電流を参照しつつメイン制御基板100Aからサブ制御基板100Bに送信される信号を生成できるため、コストを抑えつつ簡易な構成で、メイン制御基板100Aからの電流信号にノイズ対策を施すことができる。
なお、断線検知回路DCとしては、例えば、抵抗R1の下流側端子の電位を直接比較器U1に入力するようにしても断線の検知は可能であるが、本実施形態のように、整流素子D2や容量素子C1を、DATAラインと比較器U1の間に介在させる構成とするのが望ましい。このようにすることで、瞬間的なノイズによる異常が検知されづらくなり、安定的な断線の検知が可能となる。
なお、断線検知回路DCや送信部TR1等としては、上記のような回路構成以外の構成が採用されてもよいし、例えば、ソフトウェア上の処理により一部の機能を実現するようにしてもよい。
[第2の実施形態]
次に、本発明に係る第2の実施形態の遊技機1について説明をする。図6は、第2の実施形態におけるメイン−サブ間の回路構成を示す図である。図6で示されるように、第2の実施形態の遊技機1では、送信部TR1の構成と、フォトカプラーPCの入力部の構成とで相違があるものの、これら以外については同様の構成となっている。
第2の実施形態では、まずフォトカプラーPCの入力部に、さらに整流素子D1が配置されている。この整流素子D1は、比較的大きな外来ノイズからフォトカプラーPCを保護するために配置される。また、送信部TR1では、バッファアンプU2の下流側に複数の抵抗R1〜R4が分散されて配置されており、断線検知回路DCが、抵抗R1と抵抗R2の間に接続されている。
第2の実施形態のように、抵抗を複数に分散して配置することは、通信ケーブルとしてツイストペアケーブルを使う場合には好適となる。ツイストペアケーブルを使う場合には、抵抗を複数に分散することで、出力側と入力側を疑似的に平衡にして外来ノイズに対する耐性を向上することができる。
本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能であることは言うまでもない。
1 遊技機、12 スタートレバー、13a〜13c ストップボタン、30 表示部、100A メイン制御基板、100B サブ制御基板、101,191 CPU、DC 断線検知回路、VD 電位検知部、RS リセット部、PC フォトカプラー、TR1 送信部、TR2 受信部。

Claims (9)

  1. 遊技の実行処理を管理するメイン制御基板と、
    前記メイン制御基板からの信号を受信して、遊技者に対して出力する演出の制御を実行するサブ制御基板と、
    前記メイン制御基板から前記サブ制御基板へコマンド信号を送信するためのコマンド信号出力配線を備える遊技機において、
    前記メイン制御基板は、前記コマンド信号出力配線において生じた断線の検知をする断線検知回路を備え、
    前記コマンド信号出力配線は、前記メイン制御基板から前記サブ制御基板に向けて前記コマンド信号を出力するとともに、前記コマンド信号によって生成されるループ電流を前記メイン制御基板へと伝達するループ回路を構成し、
    前記メイン制御基板から前記サブ制御基板に向けて出力される前記コマンド信号は、前記ループ電流を参照して生成される、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技の実行処理を管理するメイン制御基板と、
    前記メイン制御基板からの信号を受信して、遊技者に対して出力する演出の制御を実行するサブ制御基板と、
    前記メイン制御基板から前記サブ制御基板へコマンド信号を送信するためのコマンド信号出力配線を備える遊技機において、
    前記メイン制御基板は、前記コマンド信号出力配線において生じた断線の検知をする断線検知回路を備え、
    前記断線検知回路は、
    前記コマンド信号出力配線から分岐して接続される整流素子と、
    前記整流素子を介して前記コマンド信号出力配線に接続される容量素子と、
    前記容量素子によって維持される電位を検知することにより、前記コマンド信号出力配線における断線の有無を検知する電位検知手段と、を有する、
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 遊技の実行処理を管理するメイン制御基板と、
    前記メイン制御基板からの信号を受信して、遊技者に対して出力する演出の制御を実行するサブ制御基板と、
    前記メイン制御基板における送信端子に接続されて、当該送信端子を介して前記サブ制御基板へコマンド信号を送信するためのコマンド信号出力配線を備える遊技機において、
    前記メイン制御基板は、前記コマンド信号出力配線において生じた断線の検知をする断線検知回路を備え、
    前記コマンド信号出力配線は、前記メイン制御基板における前記送信端子に接続される前に抵抗に接続されて、前記抵抗と前記送信端子の間で前記断線検知回路に接続される、
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項1又は2に記載された遊技機であって、
    前記コマンド信号出力配線には、抵抗が接続され、
    前記断線検知回路は、前記抵抗による電圧の降下の有無を検知することにより、前記コマンド信号出力配線における断線を検知する、
    ことを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載された遊技機であって、
    前記コマンド信号出力配線には、前記コマンド信号を前記サブ制御基板に伝達するための信号伝達素子が接続され、
    前記信号伝達素子では、前記メイン制御基板の回路と前記サブ制御基板の回路とが絶縁される、
    ことを特徴とする遊技機。
  6. 請求項に記載された遊技機であって、
    前記信号伝達素子は、フォトカプラー、パルストランス、または、メカリレーのいずれかによって構成される、
    ことを特徴とする遊技機。
  7. 請求項2に記載された遊技機であって、
    前記断線検知回路は、
    前記容量素子において維持される電位をリセットするリセット手段を有する、
    ことを特徴とする遊技機。
  8. 請求項2に記載された遊技機であって、
    前記断線検知回路は、
    前記コマンド信号出力配線において断線が生じた場合に、前記容量素子によって維持される電位が、前記コマンド信号出力配線において断線が生じる前とは異なる電位に維持されることにより異常を検知する、
    ことを特徴とする遊技機。
  9. 請求項1乃至3のいずれかに記載された遊技機であって、
    前記メイン制御基板は、
    前記断線検知回路において異常が検知された場合には、前記断線検知回路において検知された異常に関する情報を、外部端子を介してホールコンピュータへと伝達する、
    ことを特徴とする遊技機。
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