JP5483567B2 - リリーフ圧力変更機能付きリリーフバルブ - Google Patents
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Description
この種のリリーフバルブは、例えば、非特許文献1のように、ボディ、弁体、スプリング、リテーナ、プラグ、リテーナとプラグ間にオイルを導入する油路、及びオイル導入をコントロールするコントロールバルブで構成される。
スプリングは弁体とリテーナとの間に圧縮変形状態で装着されており、リテーナとプラグ間にオイルが導入されると、リテーナが弁体の側に移動してスプリングが更に圧縮され、スプリングの付勢力が大きくなる。
したがって、リテーナとプラグ間にオイルが導入されないときには、スプリングの付勢力が小さく、リリーフ圧力が低圧に設定される。リテーナとプラグ間にオイルが導入されるとスプリングの付勢力が大きくなり、リリーフ圧力が高圧に設定される。
すなわち、従来のこの種のリリーフバルブでは、スプリングの圧縮変形量を変更することによって、リリーフ圧力が低圧に設定された低圧設定状態と高圧に設定された高圧設定状態とに切り換えることができるように構成してある。
また、この種のリリーフバルブにおいて、運転状況に応じたリリーフ圧力の調整について異常が発生することがある。その場合には、リリーフバルブが低圧設定状態あるいは高圧設定状態の一方に固定されたまま他方に変更できなくなることが多い。
非特許文献1のリリーフバルブの場合、オイル中のスラッジ等によりコントロールバルブが詰まると、リテーナとプラグ間にオイルが導入されなくなり、低圧設定状態のまま保持されてしまう。この結果、エンジンが高回転の時にも低圧でオイルがドレインに排出されることとなり、エンジン各部にオイルが十分に供給されず焼付け発生の要因となることがある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、高圧設定状態と低圧設定状態とにおけるリリーフ圧力の圧力差が大きくなるように設定しても、弁体移動方向での大型化を抑制することができるリリーフバルブの提供を目的とする。
また、コントロールバルブの故障時においても、エンジンへのオイル供給を可能にするリリーフバルブの提供を目的としている。
受圧面で受け止めた流体圧によって付勢部材の付勢力を越える逆向きの力が受圧面に作用すると、弁体が、作動流体を排出ポートを通して排出不能な排出不能位置から作動流体を排出ポートを通して排出可能な排出可能位置に向けて移動し、油圧回路の圧力上昇が抑制される。
そして、受圧面積変更機構により、受圧面の受圧面積が大きくなるように変更すると、作動流体の流体圧が小さいときでも、その小さい流体圧を大きい受圧面積に作用させて付勢力を越える逆向きの力を発生させることができる。
したがって、作動流体の流体圧が小さいときでも、排出不能位置に位置している弁体を排出可能位置に向けて移動させることができるので、リリーフ圧力が低圧に設定された低圧設定状態に切り換えることができる。
また、受圧面の受圧面積が小さくなるように変更すると、付勢力を越える逆向きの力を発生させるためには作動流体の大きい流体圧が必要となる。したがって、この場合には排出不能位置に位置している弁体を排出可能位置に向けて移動させるために高いリリーフ圧力が必要となる高圧設定状態に切り換えることができる。
したがって、作動流体の流体圧が大きいときに、排出不能位置に位置している弁体を排出可能位置に向けて移動させることができるので、リリーフ圧力が高圧に設定された高圧設定状態に切り換えることができる。
補助バルブの切換操作で作動流体が第2導入ポートを通して導入されないときは、第1受圧面のみが作動流体の流体圧を受け止め、補助バルブの切換操作で作動流体が第2導入ポートを通して導入されたときは、第1受圧面に加えて、第2受圧面でも作動流体の流体圧が受け止められる。
したがって、補助バルブの切換操作で、第1受圧面のみで作動流体の流体圧を受け止める高圧設定状態と、第1受圧面と第2受圧面とで作動流体の流体圧を受け止める低圧設定状態とに切り換えることができる。
弁体が付勢力に抗して排出可能位置に移動すると、第1導入ポートを通して導入された作動流体が小径部の外周側を経由して排出ポートから円滑に排出される。
第1受圧面に作用する付勢力とは逆向きの力は、第1大径部の小径部の側に臨む端面の面積と、第2大径部の小径部の側に臨む端面の面積との差の面積分に作用する流体圧によって生じる。
したがって、第1大径部の小径部の側に臨む端面の面積と、第2大径部の小径部の側に臨む端面の面積とを適宜設定することにより、高圧設定状態におけるリリーフ圧力が所望の圧力になるように容易に設定できる。
したがって、低圧設定状態におけるリリーフ圧力が小さくなるように設定し易い。
図1〜図5は、本発明によるリリーフ圧力変更機能付きリリーフバルブAを示す。このリリーフバルブAは、作動流体としてのエンジンオイル(以下、オイルという)をエンジンの各部に供給する供給流路1の圧力を制御するために装備されている。
排出ポート10と背圧抜き孔11は吸入流路4に連通されている。
小径部6bの外周側が、第1大径部6aの端面と第2大径部6cの端面とで囲まれた周溝15に形成されている。
図1,図4は、弁体6が排出不能位置に保持されているリリーフバルブAの初期状態を示し、第2受圧面16bの外周部が内孔8の奥側に形成してある弁座22に付勢部材7の付勢力で当接して、周溝15が第1導入ポート9aに連通している。
この状態では、加圧オイルが第1導入ポート9aのみを通して内孔8に導入され、第1受圧面16aのみが加圧オイルの圧力を受け止める。
したがって、受圧面16の受圧面積が小さくなっており、リリーフ圧力が高圧に設定される。
この状態では、加圧オイルが第1導入ポート9aに加えて第2導入ポート9bを通して内孔8に導入され、第1受圧面16aと第2受圧面16bとが加圧オイルの圧力を受け止める。
したがって、受圧面16の受圧面積が大きくなっており、リリーフ圧力が低圧に設定される。
本発明によるリリーフバルブは、第2導入ポート9bの複数と、各第2導入ポート9b毎の複数の第2受圧面16bとを設けて、リリーフ圧力を3状態以上に切換設定できるように構成してあってもよい。
8 内孔
6 弁体
6a 第1大径部
6b 小径部
6c 第2大径部
7 付勢部材
9 導入ポート
9a 第1導入ポート
9b 第2導入ポート
10 排出ポート
13 補助バルブ
16 受圧面
16a 第1受圧面
16b 第2受圧面
17 受圧面積変更機構
X 孔軸芯
Claims (2)
- 内孔と前記内孔に作動流体を導入可能な導入ポートと前記内孔に導入された作動流体を排出可能な排出ポートとを有するバルブボディと、
前記内孔に内嵌されて、前記内孔に導入された作動流体を前記排出ポートを通して排出可能な排出可能位置と、前記内孔に導入された作動流体を前記排出ポートを通して排出不能な排出不能位置とに亘って孔軸芯に沿う方向に移動自在な弁体と、
前記弁体が前記排出不能位置に移動するように付勢する付勢部材とを備え、
前記弁体は、前記内孔に導入された作動流体の流体圧を前記付勢部材の付勢力に対向する方向から受け止めて、その流体圧で当該弁体を前記付勢力に抗して前記排出可能位置に向けて移動可能な受圧面を備え、
前記受圧面の受圧面積を変更可能な受圧面積変更機構を設けてあり、
前記受圧面積変更機構を構成するに、
前記導入ポートとして、前記内孔に作動流体を導入可能な第1導入ポートと、補助バルブの切換操作で前記内孔に作動流体を導入可能な第2導入ポートとを前記バルブボディに各別に設けるとともに、
前記受圧面として、前記第1導入ポートを通して前記内孔に導入された作動流体の流体圧を受け止めて、その流体圧で当該弁体を前記付勢力に抗して前記排出可能位置に向けて移動可能な第1受圧面と、前記第2導入ポートを通して前記内孔に導入された作動流体の流体圧を受け止めて、その流体圧で当該弁体を前記付勢力に抗して前記排出可能位置に向けて移動可能な第2受圧面とを前記弁体に各別に設けて構成してあり、
前記弁体は、第1大径部と、前記第1大径部よりも小径の小径部と、前記第1大径部よりも小径でかつ前記小径部よりも大径の第2大径部とを記載順に同芯状に設けてあり、
前記第1導入ポートを通して導入された作動流体が前記小径部の外周側に流入するように前記弁体が前記内孔に内嵌され、
前記第1受圧面として機能する面が、前記第1大径部の前記小径部の側に臨む端面で構成されているリリーフ圧力変更機能付きリリーフバルブ。 - 前記第2導入ポートが前記内孔に対して孔軸芯と同芯状に開口するように形成され、
前記第2受圧面が前記弁体の前記第2導入ポートの側に臨む端面で構成され、
前記第1受圧面が前記弁体の外周部に設けられている請求項1記載のリリーフ圧力変更機能付きリリーフバルブ。
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP2010073786A JP5483567B2 (ja) | 2010-03-26 | 2010-03-26 | リリーフ圧力変更機能付きリリーフバルブ |
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Family Applications (1)
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