JP5483364B2 - 爪白癬用簡易治療具 - Google Patents

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Description

本願発明は白癬菌に侵された爪を治療する治療具に関するものであり、特に白癬菌に侵された爪の表面に内部に液状の抗真菌外用剤が充填されたドーム型容器を密封接着することにより白癬菌に侵された爪の深部にまで抗真菌外用剤を効率よく含浸させることができる爪白癬用簡易治療具に関する。
従来から爪白癬に対する治療法として爪の表面に液状の抗真菌外用剤を塗布したり、抗真菌剤を内服する方法が一般的に採用されている。しかしながら、外用の場合抗真菌剤が爪に浸透するのは抗真菌剤が溶媒に溶けている状態でしか浸透しない上に、その溶媒も限られているだけでなく、たとえ使用できる溶媒であっても溶解濃度は最高でも2%程度と溶解性がきわめて悪く効率が悪い。
このため従来から使用されている抗真菌外用剤を爪の表面に塗布するだけでは溶媒が直ぐに気化して粘度が高くなり爪への浸透効果が不十分となる。爪はケラチンという蛋白質がレンガ壁状に幾重にも重なってできた硬い組織で皮脂腺や汗腺を有しておらず溶媒となりうる汗や皮脂が分泌されることがない。しかも、爪は3層構造で最表層が硬く爪の表面に溶媒に溶解した液状の抗真菌外用剤を塗布しても該抗真菌外用剤が爪の表面から爪の深部にまで浸透するのに時間がかかってしまうためその間溶媒が揮発してしまい抗真菌剤が爪の中に浸透するのが困難になる。
また、一般的に喘息や心臓疾患の人に用いられている経皮吸収テープのようなドライタイプのテープ剤を爪白癬治療用として用いることも知られているが、経皮吸収テープに用いる適当な溶媒がないため抗真菌外用剤は溶解した状態にならず爪の深部にまで移行しない。また、爪に塗布されたマニキュアが最初に表面から乾燥し始め最後に爪に接する部分が乾燥するという性質を利用して、乾燥するまでの間に抗真菌外用剤を爪に浸透させるネイルラッカータイプの方法やこのネイルラッカータイプに好適な抗真菌外用剤も知られているが、この方法も溶媒として使用する溶剤が速やかに揮発してしまうので抗真菌外用剤を爪の深部にまで浸透させる方法としてはあまり有効ではない。さらに、液状の抗真菌外用剤を含浸させたガーゼ等を爪の上に載せたあと指サック等で指全体を覆って密封する方法も知られているが、ガーゼ等に含浸された有機溶媒や抗真菌外用剤が爪以外の皮膚部分に長時間付着することになり皮膚かぶれの原因となる場合が多い。
しかも、これらの方法に用いられている従来の冶具は完全な密封型ではないため抗真菌外用剤の液剤が周囲に漏れることがあり爪の深部に抗真菌外用剤が有効量注入されたか否かの正確な判断ができず効果にバラツキが生じるという問題がある。このような爪の表面に抗真菌外用剤を塗布する方法に代えて、内服抗真菌薬を服用する方法も知られているが薬の性質上、吸収率が非常に低いので内服しても爪の中への移行率が低く症例によっては抗真菌剤が爪中に全く移行していないこともあり十分な効果が得られないという問題がある。しかも、この内服抗真菌薬による爪白癬の治療は効果において個体差があるだけでなく爪が完治するまで治療を続ける必要があり、通常1年前後と長期にわたるため薬剤の副作用で基礎疾患がある患者や妊婦等に対して治療が制限されるだけでなく治療費が嵩むなどの問題がある。
このような方法に変えて、爪の深部にまで抗真菌剤を浸透させる装置として、抗真菌外用剤を爪表面に必要量塗布した後、超音波発生素子から発生した超音波で爪表面に接触させた超音波伝達媒体を直接照射して抗真菌剤の爪深層への浸透を促進させる水虫の治療装置(特許文献1)、ギガヘルツ帯の電磁波を発振する電磁波発信器とギガヘルツ帯電磁波を出射する出射部を備え、該出射部を患部に向けて照射して角質層内の白癬菌や爪の内部や裏側の白癬菌を加熱殺菌するようにした水虫の治療装置(特許文献2)、さらには、患部を液体に浸漬させるための容器と、液体を加熱する加熱手段と、液体を強制循環させる強制循環手段と、液体の温度を計測する温度センサと、温度センサにより測定された温度に基づいて加熱手段を制御する制御手段とを備え、設定された治療温度に制御された液体に患部を浸漬させて深部体温を昇温し、皮膚内層部に温熱浸潤効果を生じさせることができる水虫治療装置(特許文献3)等の装置も知られているが、これら装置は大型であるとともに高価である。
上述のように、従来から知られている爪白癬に対する外用療法はあまり効果的ではなく現時点においては厚生労働省より承認されている爪白癬治療用の外用薬はなく、厚生労働省より承認されている爪白癬の治療方法としては数種類の内服薬が臨床現場で使用されているに過ぎない。本出願人はこのような従来の課題を解決するために、白癬菌に侵された爪の表面のみに溶媒に溶解した液状の抗真菌外用剤を適用して抗真菌外用剤を効率的に爪の深部にまで含浸させることができる新規な爪白癬治療具を特許出願している(特願2008−292958号)が、この出願の発明はこれらの発明を纏めたものである。
特開2004-135954号公報 特開2006- 75357号公報 特開2003-126136号公報
爪白癬の治療法において、従来から行われている液状の抗真菌外用剤を爪の表面に塗布する方法は、直ぐに溶媒が気化して粘度が高くなるため抗真菌外用剤の爪の深部への浸透が不十分となる。また、抗真菌剤を内服する方法は肝臓疾患など基礎疾患がある患者や妊婦および授乳中の患者に対する治療に制限があるだけでなく、他の薬剤を内服している患者に対しても薬を併用することに対する厳重な注意が求められる。本願発明は従来の爪白癬の治療法における種々の課題を解決するものであり、爪白癬の治療法における個人差をなくし短期間の治療で副作用がなく安全な爪白癬用治療具を提供するものである。
本願発明は上記の課題を解決するものとして、第1の発明によれば、弾性部材で成形されたドーム型の容器であって、該ドーム型容器の上方部の一部が側面部の厚膜よりも薄膜で成形されて弾性膨張可能とされているとともに開口周辺部には爪と密封接着するための縁部が設けられていることを特徴とするドーム型容器からなる爪白癬治療用具を提供する。
第2の発明によれば、弾性部材で成形されたドーム型の容器であって、該ドーム型容器の厚膜は開口周辺部から上方部の一部に向かって漸減していることを特徴とする請求項1に記載の爪白癬治療用具を提供する。
第3の発明によれば、弾性部材で成形された上方部の一部に窪みを有するドーム型の容器であって、該ドーム型容器の上方部の一部に設けられた窪みは側面部の厚膜よりも薄膜で成形されて抗真菌外用剤の圧入により外方へ反転可能であるとともに開口周辺部には爪と密封接着するための縁部が設けられていることを特徴とするドーム型容器からなる爪白癬治療用具を提供する。
第4の発明によれば、抗真菌外用剤の圧入により反転可能な薄膜からなる窪み部に溝部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のドーム型容器からなる爪白癬治療用具を提供する。
第5の発明によれば、抗真菌外用剤の圧入により反転可能な薄膜からなる窪み部に複数の溝部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のドーム型容器からなる爪白癬治療用具を提供する。
第6の発明によれば、弾性部材で成形されたドーム型の容器であって、抗真菌外用剤の圧入により側面部が伸縮可能に成形されて弾性膨張可能とされているとともに開口周辺部に爪と密封接着するための縁部が設けられていることを特徴とするドーム型容器からなる爪白癬治療用具を提供する。
従来から爪白癬に対する治療法としては、爪の表面に液状の抗真菌外用剤を塗布したり抗真菌剤を内服する方法が主に採用されているが、これらの方法は効率が悪いだけでなく治療可能な対象者が限られている。本願発明のドーム型容器を用いる方法は肝臓疾患など基礎疾患がある患者や妊婦および授乳中の患者などにも治療可能であるだけでなく液状の抗真菌外用剤が装填されたドーム型容器を1日から数日の間爪の表面に密封接着するだけで高い濃度の抗真菌外用剤を白癬菌に侵された爪の深部にまで浸透させることができるという優れた効果を奏するものである。
本願第1及び第2の発明によれば、爪白癬治療において、弾性部材で成形されて膜の厚さが側面より上方部の一部が薄く成形されて弾性膨張可能とされているとともに開口周辺部に爪と密封接着するための縁部が設けられたドーム型容器からなる爪白癬治療用具を用いることにより、該爪白癬治療用具を白癬菌に犯された爪の表面に密封接着させた後、上方部の一部の薄膜部が陽圧で膨張するように調整しながら側面の膜の厚い部分から注射器等の圧入器で抗真菌外用剤を注入する。陽圧による上方部の一部の膨張により抗真菌外用剤は爪の中に積極的に浸透する。また、注射器等の圧入器は抗真菌外用剤を圧入した後、取り外しても膜の厚い部分の穴は弾性により閉鎖する。
本願第3〜第5の発明によれば、弾性部材で成形された膜の厚さが側面より上方部の一部が薄く成形されて反転可能とされているとともに開口周辺部に爪と密封接着するための縁部が設けられたドーム型容器からなる爪白癬治療用具であって、上方部の一部が薄膜で抗真菌外用剤の圧入により外方へ反転可能な窪み部が設けられており、側面の膜の厚い部分から注射器等の圧入器で抗真菌外用剤を注入することにより、該窪み部は外方へ反転する。そして、この窪み部は元の形状に戻ろうとして抗真菌外用剤を爪の中に圧入するための陽圧として働く。
なお、第4及び第5の発明は、請求項3の発明の効果に加えて、抗真菌外用剤の圧入により外方へ反転を容易にさせるための溝が設けられたものである。
本願第6の発明によれば、弾性部材で成形されたドーム型の容器であって、抗真菌外用剤の圧入により側面部が伸縮可能に成形されており、抗真菌外用剤を注射器等の圧入器で圧入することにより側面が容易に伸縮する。なお、側面部は元の形状に戻ろうとして抗真菌外用剤を爪の中に圧入するための陽圧として働く。
本願発明のドーム型容器の使用態様を示した斜視図である。 典型的なドーム型容器の斜視図である。 他の態様のドーム型容器の斜視図である。 窪み部が設けられた他の態様のドーム型容器の斜視図である。 窪み部が設けられたドーム型容器の斜視図である。 窪み部が設けられた他の態様のドーム型容器の斜視図である。 側面が伸縮自在のドーム型容器の断面図である。 側面が伸縮自在な他の態様のドーム型容器の断面図である。
本願発明は白癬菌に侵された爪の表面に抗真菌外用剤が注入されたドーム型の容器を爪の表面に密封接着して抗真菌外用剤を爪の深部にまで効率的に浸透させることを要旨とするものである。なお、この明細書では爪白癬治療具を便宜的にドーム型容器と称しているが、本願発明における爪白癬治療具の形状はスポーツ施設等でよく見られるような全天候型の「ドーム型」形状に限定されるものではなく、爪に接する部分が開口されてその開口周辺部が白癬菌に侵された爪の表面に液状の抗真菌外用剤が漏れないように密封接着が可能な縁部が設けられるような構造であれば、円形柱状、楕円形柱状、多角形柱状、指サック形状、帽子形状あるいは椀型状のような形状であっても良い。
何れにせよ、本願発明は治療対象である爪がケラチンという蛋白質がレンガ壁状に幾重にも重なってできた硬い組織で形成されている上に皮脂腺や汗腺を有していないため溶媒となり得る汗や皮脂が分泌されず、3層構造でしかも最表層が硬いため爪の表面に液状の抗真菌外用剤を塗布しても該抗真菌外用剤が爪の表面から爪の深部にまで浸透する前に溶媒が揮発してしまう。このため白癬菌に侵された爪の深部に十分な量の抗真菌外用剤を浸透させることが不可能とされてきた。本願発明は白癬菌に侵された爪の表面に抗真菌外用剤が注入されたドーム型容器からなる爪白癬治療具を密封接着することで爪の深部にまで十分な量の抗真菌外用剤を浸透させることを可能とするものである。
本願発明において、好適に使用できるドーム型容器について具体的に説明する。
なお、本願発明で好適なドーム型容器はいずれの型式であっても可撓性および弾力性に優れた材質が好ましく、ポリブタジエン系、ブタジエンアクリロニトリル系、クロロプレン系、アクリルゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム、エチレンプロピレンゴム、エピクロルヒドリンゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ポリイソブチレンゴム等のゴム系部材の使用が好適であるが圧入器の針を挿入した際の破裂を確実に避けることができ、しかも種々の接着剤との相性がよいブチルゴムが特に好適である。
以下、本願発明のそれぞれのドーム型容器について図面を用いて説明する。
図1は本願発明の典型的なドーム型容器(1)を足の爪に装着している状態を模式的に示したものである。このドーム型容器について具体的に説明すると、このドーム型容器は厚膜で成形されている部位と薄膜で成形されて弾性膨張可能とされている部位から構成されており、液状の抗真菌外用剤をドーム型容器の厚膜の部分から注射器等の圧入器で注入すると、このドーム型容器は可撓性および弾力性に優れた材質で成形されているため注射器等の圧入器で開けられた針穴は自然に閉鎖される。
図1は爪の表面に密封接着されたドーム型容器(1)に抗真菌外用剤(8)を圧入器(7)で注入している態様を示したものである。なお、ドーム型容器内に抗真菌外用剤を注入するに際しては圧入器の針等で開けられた針穴が自然に塞がることが必要であるが、針穴が自然に塞がるためには可撓性と弾力性に優れた材料で成形されているだけでなく抗真菌外用剤を厚膜部において注入する必要がある。このドーム型容器は注射器等の圧入器で液状抗真菌外用剤を注入するとドーム型容器の内部が陽圧となるため抗真菌外用剤が積極的に爪の深部に浸透される。なお、それと同時にドーム型容器に設けられている弾力性の部材からなる薄膜部は内圧の上昇により風船のように膨張してドーム型容器内の圧力を調整する機能も備えている。
そして、このドーム型容器は側面部が厚膜に成形されているため形状が安定しており激しい運動による変形で生じる縁部(3)と爪の表面との剥離を防止できる。
なお、ドーム型容器は図1の斜視図で示されているように、厚膜部において圧入器(7)の針を爪の表面に対して水平方向にして抗真菌外用剤(8)を注入することが好ましい。その理由としては、もしドーム型容器(1)の上方部の一部から圧入器(7)で抗真菌外用剤を注入する場合は圧入器(7)の針が爪を通り越して皮膚まで挿入してしまう危険性があるためである。このようにして、本願発明のドーム型容器を爪の表面に密封接着した後、適当な圧入器(7)を用いて抗真菌外用剤(8)を注入して薄膜部を膨張させながらドーム型容器(1)内を陽圧にして抗真菌外用剤(8)を爪の深部にまで効率的に浸透させることができるものである。
図2及び図3は本願発明の典型的なドーム型容器(1)の斜視図である。図2及び図3に示されているのは共にドーム型容器(1)は空隙部(2)の上方部の一部が抗真菌外用剤の注入による圧力上昇で膨張可能な薄膜で成形されて弾性膨張可能とされている点に特徴を有しており基本的に差異はない。ただ、図2で示されているドーム型容器(1)は厚膜の部分と膜薄の部分が明確に区分されており、ドーム型容器(1)の下方部の側面は厚膜フィルムで帯状に巻かれたような形状になっており激しい運動に対しても安定を保つ形状をしている。一方、図3に示されているものはドーム型容器の開口周辺部から上方部の一部に行くに従って徐々に膜の厚さが減少している。また、このドーム型容器(1)の開口端部に設けられている縁部(3)は接着剤が塗布されて離型材で被覆されていてもよいが接着剤を塗布して離型剤で被覆する方法に替えて瞬時に接着できる即乾性の接着剤等を用いてもよい。
なお、本願発明のドーム型容器(1)は、どの様な構造のものを利用するにしても、圧入器の針を抜いた後の針穴にシール材等を貼らなくても成形部材の弾力性で自然に針穴が塞がる様に可撓性と弾力性に優れた材料で成形する必要がある。図2及び図3には本願発明の典型的なドーム型容器(1)が示されているが、本願発明のドーム型容器(1)は図2や図3に例示されているような球状だけではなく楕円形状や爪の表面形状に対応できる他の形状であってもよい。また、厚膜についても爪の表面に安定に接着でき、しかも圧入器の針の穴が弾性回復力により閉鎖できる程度のものであれば特に限定されるものではない。
図2及び図3に示されているものはドーム型容器が上方部の一部に形成された薄膜を抗真菌外用剤の注入によって風船のように膨張させてその陽圧を利用して、抗真菌外用剤を爪の深部に効率的に注入するものであるのに対して、図4〜図6で示されるドーム型容器は成形部材の可撓性および弾力性による反発性を利用するものである。
すなわち、ドーム型容器の特定部位に内圧を高めることにより外側に反転可能な窪み部を設けて抗真菌外用剤が注入された際の圧力で窪み部を外側へ変形させるものである。ところが、窪み部が内圧によって一旦は外側へ変形しても該窪み部は絶えず元の形状に戻ろうとする力が付与されるため抗真菌外用剤は押し出されて積極的に爪の深部に浸透することになる。要するに、このドーム型容器は弾性部材で成形された窪み部が元の形状に戻ろうとする反発力を利用して抗真菌外用剤を爪の深部に注入するものである。ドーム型容器の形状について理論的には多種多様な形状が考えられるが、特に好ましいものについて図4〜図6を用いて具体的に説明する。
図4に記載の斜視図に基づいてドーム型容器を説明すると、図の(A)で示されているものは本願発明の典型的なドーム型容器であり、弾性部材で成形されたドーム型の上方部の一部が押圧されて窪み部が形成されており丁度ゴムで成形された指サックの先端が陥没した形状に類似している。(B)はドーム型容器内に注射器等の圧入器を用いてドーム型容器側面の厚膜部から抗真菌外用剤を注入している状態を示したものであり、(C)は抗真菌外用剤の注入が完了した状態であり、抗真菌外用剤が注入されて内圧が上昇するためドーム型容器の上方部の一部に形成されている窪み部が外側に反転している状態が示されている。このドーム型容器の上方部の一部に形成されている窪み部は絶えず元の形状に戻ろうとする力が働くため抗真菌外用剤に対しては陽圧が付与されている状態となる。
図4の斜視図(A)(B)(C)で示されている態様を具体的に説明すると、ドーム型容器(1)に設けられた縁部(3)を白癬菌に侵された爪の表面に貼り付けた後、注射器等の圧入器(7)で抗真菌外用剤(8)を注入すると内部の圧力が高くなりドーム型容器(1)は折り曲げ部(9)を境にして先端部の窪み部(10)が外側に反転するが、このドーム型容器(1)は弾性部材で成形されており窪み部(10)は元の形状に戻ろうとする力が働くためドーム型容器(1)の内部は絶えず陽圧が付与されている状態となりドーム型容器(1)内の抗真菌外用剤(8)は爪の深部へ効率的に浸透することとなる。図5に示されているドーム型容器(1)は図4で示されているものと基本的には同じであるが形状が若干異なっている。
すなわち、ドーム型容器(1)の上方部の一部に窪み部(10)を有する点では同じであるが、ドーム型容器(1)の下方部(11)は厚膜で円筒状に成形されて弾性膨張可能とされているため爪白癬用簡易治療具としての強度が大きく、この厚膜部位から容易に圧入器等で抗真菌外用剤を注入することができる。図5の(A)は抗真菌外用剤を注入する前の状態であるのに対して、(B)は抗真菌外用剤(8)が注入された後の状態を示したものである。図5の(A)(B)に示されているように、ドーム型容器の場合は折り曲げ部(9)を円筒部(11)と先端の窪み部(10)の境界部に設けることが好ましい。
なお、図4及び図5におけるドーム型容器(1)の上方部の一部の折り曲げ部(9)が1箇所だけ設けられているが、図6に図示されているように折り曲げ部(9)を多段に設けることも可能である。本願発明のドーム型容器を分かり易く説明するために典型的な形状のドーム型容器について説明したが、ドーム型容器はこの他にも種々の形態が考えられる。
例えば、図7に示されているドーム型容器の頂上部は厚膜で成形されているのに対し側面が薄膜で成形されて弾性膨張可能とされている。ドーム型容器そのものは、(A)の様な形状をしているが、抗真菌外用剤を注入して内部の圧力が高くなると(B)の様な形状になり抗真菌外用剤に圧力をかけて爪の深部に浸透させながら再び(A)の形状になる。
また、図8に示されているものは同様な原理を利用するものであるが図7に示されているものに比較して側面の薄膜の替わりに伸縮可能な蛇腹構造(12)が用いられている点で異なっている。そして、この側面に設けられている蛇腹構造(12)は絶えず収縮する方向、すなわち、ドーム型容器内の抗真菌外用剤が押し出される方向の力が働いている。ただ、図7及び図8で示されている様なドーム型容器は上方部の一部から抗真菌外用剤を注入しなければならず針が爪に刺さらないように気をつける必要がある。
なお、本願発明における各種ドーム型容器の厚膜部および薄膜部の膜の厚さは特定されるものではないが、厚膜部としては2mm〜5mmの範囲が好ましく、薄膜部としては、0.02mm〜2mmの範囲が好ましい。
[実施例1]
図3に示されているドーム型容器(内容積0.15ml)を用いてその接合用縁部に市販の瞬間接着剤(シアノアクリレート系接着剤)を塗布し爪の表面に密閉接着するとともにドーム型容器の開口周辺部の厚膜部分から注射器(内容積0.5ml)を用いて塩酸テルビナフィン濃度が1%の溶液を0.15ml圧入した。ドーム型容器と爪の表面は密閉接着されているためドーム型容器の上方部の一部の薄膜部分が膨張する。この時のドーム型容器の内圧を測定器で測定すると1.3気圧であり常圧よりも0.3気圧上昇していた。このドーム型容器を密閉接着した状態で2日間放置した後、取り外し爪の先端の一部を切断して爪の中の塩酸テルビナフィン濃度を測定した。爪の中の塩酸テルビナフィン濃度の測定値を比較表に示す。
[実施例2]
図5に示されているドーム型容器(内容積0.15ml)を用いてその接合用縁部に市販の瞬間接着剤(シアノアクリレート系接着剤)を塗布し爪の表面に密閉接着するとともにドーム型容器の開口周辺部の厚膜部分から注射器(内容積0.5ml)を用いて塩酸テルビナフィン濃度が1%の溶液を0.15ml圧入した。ドーム型容器は爪の表面に密閉接着されているためドーム型容器の上方部の一部の薄膜部分が反転し(B)のように凸状となる。この時のドーム型容器の内圧を測定器で測定すると1.3気圧であり常圧よりも0.3気圧上昇していた。
このドーム型容器を密閉接着した状態で2日間放置した後、取り外し爪の先端の一部を切断して爪の中の塩酸テルビナフィン濃度を測定した。爪の中の塩酸テルビナフィン濃度の測定値を比較表に示す。
[比較例1]
従来から爪白癬の治療法として行なわれている塩酸テルビナフィン錠(125mg)を1日1錠を4週間連続して服用した後、爪の先端の一部を切断して爪中の塩酸テルビナフィン濃度を実施例1及び2と同じ方法で測定した。爪の中の塩酸テルビナフィン濃度の測定値を比較表に示す。
なお、上記実施例および比較例はいずれも6人の被験者について行った。
<比較表>
なお、1%濃度の塩酸テルビナフィン外用液を爪の表面に1日2回4週間連続塗布した後、爪の先端の一部を切断して爪中の塩酸テルビナフィン濃度を測定した結果、爪の表面には若干の塩酸テルビナフィンが浸透していることが認められたが爪の深部にはほとんど塩酸テルビナフィンの存在が認められなかった。比較例1では4週間経過した後の爪中の塩酸テルビナフィン濃度を測定したが、これは実施例と同じ2日後では爪中の塩酸テルビナフィン量が測定できる量に達しないため測定可能な4週間後に測定したものである。上記の比較表からみても本願発明の爪白癬用簡易治療具を用いた際の爪中に塩酸テルビナフィンが浸透する効果は明らかである。
抗真菌外用剤を爪表面から爪の深部にまで効率的に経皮吸収させ得る簡便なドーム型容器を提供することにより、肝臓疾患など基礎疾患がある患者や妊婦さらには授乳中の患者に対しても制限なく治療が可能であり、しかも副作用がなく安価で安全に治療することが可能であるため爪白癬治療具として今後広く使用されることが期待される。
1 ドーム型容器
2 空隙部
3 縁部
4 薄膜部
7 圧入器
8 抗真菌外用剤
9 折り曲げ部
10 窪み部
11 下方部
12 蛇腹構造

Claims (6)

  1. 弾性部材で成形されたドーム型の容器であって、該ドーム型容器の上方部の一部が側面部の厚膜よりも薄膜で成形されて弾性膨張可能とされているとともに開口周辺部に爪と密封接着するための縁部が設けられていることを特徴とするドーム型容器からなる爪白癬治療用具。
  2. 弾性部材で成形されたドーム型の容器の厚膜が開口周辺部から上方部の一部に向かって漸減していることを特徴とする請求項1に記載の爪白癬治療用具。
  3. 弾性部材で成形された上方部の一部に窪みを有するドーム型の容器であって、該ドーム型容器の上方部の一部に設けられた窪みは側面部の圧膜よりも薄膜で成形されて抗真菌外用剤の圧入により外方へ反転可能であるとともに開口周辺部には爪と密封接着するための縁部が設けられていることを特徴とするドーム型容器からなる爪白癬治療用具。
  4. 抗真菌外用剤の圧入により反転可能な薄膜からなる窪み部に溝部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のドーム型容器からなる爪白癬治療用具。
  5. 抗真菌外用剤の圧入により反転可能な薄膜からなる窪み部に複数の溝部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のドーム型容器からなる爪白癬治療用具。
  6. 弾性部材で成形されたドーム型の容器であって、抗真菌外用剤の圧入により側面部が伸縮可能に成形されて弾性膨張可能とされているとともに開口周辺部に爪と密封接着するための縁部が設けられていることを特徴とするドーム型容器からなる爪白癬治療用具。
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