JP5482980B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は概略的には車両用シートに関し、詳細には、シートクッションの前端部を中心にして展開位置と収納位置との間で回動可能に設けられたオットマンを備えた車両用シートに関する。
自動車の乗員の快適性を向上させるため、シートクッションの前端部を中心にして展開位置と収納位置との間で回動可能なオットマンを備えた車両用シートが提案されている(特許文献1、2参照)。
一方、所謂3列シート車両では、通常、3列目のシートの側方にドアが設られていないのため、3列目のシートへの乗降の際には、2列目のシートのシートバックを前傾させ更に、2列目のシート全体を車両前方の前方位置までスライドさせ、2列目のシートの側方のドアから3列目のシートに乗降する空間を確保している。
特開2006−151169号公報 特開2006−159979号公報
3列シート車両の2列目シートにオットマンが設けられている場合には、オットマンが展開位置に配置されていると、2列目シートを前方に移動させようとしても展開位置にあるオットマンの先端が1列目シートの背面と干渉して前方位置まで移動させることができず、3列目のシートに乗降する空間を確保できなくなる。
このため、このような車両では、3列目のシートへの乗降の際には、先ず、オットマンを収納位置に戻し、次いで、シートバックを前傾させ2列目のシート全体を車両前方の前方位置までスライドさせるという手順が必要であるため、3列目のシートへの乗降の際の作業が煩雑であった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、より後方のシートへの乗降要求に応答してオットマンが収納される車両用シートを提供することを目的とする。
本発明によれば、
車両用シートであって、
シートクッションと、
シートバックと、
前記シートクッションの前端部を中心にして展開位置と収納位置との間で回動可能に設けられたオットマンと、
前記シートクッションを着座位置と前方の前方位置との間でスライドさせるシートスライド機構と、
該シートより後方のシートへの乗降要求により前記シートを前記前方位置に強制的にスライドさせるスライド強制機構と、
前記着座要求に応答して前記オットマンを前記収納位置に移動させるオットマン収納手段と、を備え、
前記シートバックが、前記シートクッション後端部を中心として前記後方のシートへの乗降を可能にする前傾位置に回動可能に構成され、
前記乗降要求に応答して、前記シートバックを前傾位置に回動可能とする前傾機構を備え、
前記オットマン収納手段が、前記前傾機構の作動で可能となった前記前傾位置へのシートバックの回動により移動する第1移動部と、該第1移動部に接続され該第1移動部の移動により前記展開位置に配置されたオットマンを前記収納位置まで回動させるように移動する第2移動部とを備えている
ことを特徴とする車両用シートが提供される。
このような構成によれば、後方のシート(例えば3列目シート)への乗降要求により当該シート(例えば2列目シート)が前方位置にスライドする際、当該シートのオットマンが収納位置に移動させられるので、当該シートのオットマンと前方のシート(例えば1列目シート)との干渉が防止され、当該シートを確実に前方位置に配置して、後方のシートへの乗降空間を確保できる。
また、オットマンを収納位置に戻す別個の操作も不要となる。
更に、このような構成によれば、シートバックの前傾動作に連動してオットマンが収納位置に配置されるので、簡単な構成で、他の駆動源を用いることなくオットマンを収納できる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記第2移動部が、一端側が前記オットマンに連結され他端側がプーリに連結された紐状部材を備え、
前記第1移動部が、前記前傾位置へのシートバックの回動により車両前方向に移動し前記プーリを所定方向に回転させる作動部材を備えている。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記オットマンが、後端部が前記シートクッションに連結されたオットマン本体部と、該オットマン本体の前端部から前方に突出した突出位置と、前記オットマン本体側に引き込まれたの引き込み位置との間で移動可能に設けられた延長部とを備え、
前記オットマン収納手段が、さらに、前記第1移動部に接続され該第1移動部の移動により前記展開位置に配置されたオットマン延長部を前記引き込み位置まで移動させる第3移動部とを備えている。
このような構成によれば、延長部を有する2段構成のオットマンが採用される場合でも、確実に、オットマンを収納位置に配置して、後方のシートへの乗降空間を確保することができる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記オットマンを前記展開位置に固定する固定機構をさらに備え、
前記オットマン収納手段は、前記作動部材の車両前方方向への移動により前記固定機構を解除する解除機構を備えている。
このような構成によれば、オットマンの固定機構により、使用中には、オットマンを確実に展開位置に固定できるとともに、収納時には、固定を解除して確実に収納位置に配置できる。
本発明の他の好ましい態様によれば、
前記オットマンが、電動モータによって前記展開位置と収納位置との間で回動可能であり、
前記オットマンを前記展開位置に固定する固定機構をさらに備え、
前記オットマン収納手段が、前記着座要求に応答して前記オットマンを前記収納位置に移動させる際には、前記電動モータが非作動状態とされ且つ前記固定機構を解除する。
このような構成によれば、オットマンが通常は電動モータで回動する構成であっても、簡単な構成で、後方のシートへの乗降空間を確実に確保できる。
以下、本発明の実施形態を図面に沿って詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態の車両用シートを備えた車両2の構成を説明するための模式的な側面図である。
図1に示されているように、車両2は、車両前後方向に3列のシートが配列された所謂3列シリンダ車両であり、車両前側から順に、1列目シート4(運転席シートおよび助手席シート)、2列目シート6、及び3列目シート8が配置されている。
2列目シート6は、車幅方向に並列配置された2つの独立したシートから構成されている。本発明の実施形態の車両用シート10は、この2つの2列目のシート6の左側シートである。
シート10は、略水平方向に配置され乗員の臀部を下方から支持するシートクッション12と、シートクッション12の後端から上方に向かって立ち上がり乗員の背部を支持するシートバック14とを備えている。シートバック14は、下端部が、シートクッション12の後端部に対して回動自在に連結され、垂直位置より後方側に傾斜した後傾位置と、垂直位置より前方側に45度傾斜した前傾位置との間を揺動可能に構成されている。
また、シート10は、シートバック14の下方に配置された車幅方向に延びる一対のレール16、16に沿って車幅方向に摺動可能に構成されるとも、フロア18に配置され車両前後方向に延びる一対のレール20、20に沿って車両前後方向に摺動可能に構成されている。
本実施形態では、不図示の前後スライド用操作レバーを、乗員が操作することによって解除することによって、シート10がレール20に沿って前後方向にスライド可能且つ所望位置に固定可能とされる。
さらに、シート10のシートクッション12の前端部には、乗員の脚部を下方から支持するオットマン22が取付けられている。オットマン22は、シートクッション12の前端部から車両前方向に延びる展開位置と、シートクッション12の前端部から下方に向かって垂下した収納位置との間で揺動自在に構成されている。
また、車両2の側部前方には、左側の1列目シート4即ち助手席シートへの乗降用の前方開口部24が、左側部中央には、2列目シート6への乗降用の中央開口部26が、ドアによって閉鎖可能(図1)に設けられている。
この車両では、3列目シート8への乗降は、2列目シート10のシートバック14を前傾位置まで前倒させながら、2列目シート10をレール20、20に沿って車両前方に摺動させることによって、前方に移動した2列目シート10の後方に空間を形成し、中央開口部24から2列目シート10の後方の空間を通ることによって行われる。
次に、シート10の構成を詳細に説明する。図2は、シート10のシートクッション12とシートバック14下部との部分断面図である。図3は、シート10の内部の構造を示す概略的な平面図であり、図4はシート10の概略的な正面図である。
本実施形態のシート10では、シートクッション12の左右両側部内には、車両前後方向に延びる一対のシートクッションサイドフレーム28が設けられている。シートクッションサイドフレーム28は、シートクッション12内のほぼ全長にわたって延びている。シートクッションサイドフレーム28の後端部には、シート10の幅方向に延びる回動軸30が設けられている。
一方、シートバック14の左右両側部内には、長手方向に延びる一対のシートバックサイドフレーム32が設けられている。シートバック14は、シートバックサイドフレーム32の下端部が、回動軸30に回動自在に連結され、回動軸30を中心として車両前後方向の回動可能とされている。
車幅方向左側に位置するシートバックサイドフレーム32の下端部には、該シートバックサイドフレーム32と共に回動軸30を中心に回動するラチェット板34(ナックル)が固定されている。このラチェット板34は、通常時は、不図示の回動位置決め機構によって回動が禁止されている。この結果、シートバック14も回動が禁止され、特定の角度位置に固定されることになる。このように、ラチェット板34及び回動位置決め機構は、シートバック14の回動を禁止し、シートバック14を所定の角度位置に固定する規制部材を構成することになる。
そして、本実施形態のシート10は、不図示のリクライニングレバーの操作によって回動位置決め機構が解除され、シートバック14の角度(リクライニング)調整を行うことができるように構成されている。
また、回動位置決め機構は、シートバック14の上部に設けられた3列目乗降レバー36(図1)の操作することによっても解除される。
すなわち、ラチェット板34の中心部には、位置決め解除レバー38が、ラチェット板34に対してラチェット板34の中心軸回りに回動可能に支持されている。この位置決め解除レバー38におけるラチェット板34の中心部近傍には、位置決め解除レバー38がラチェット板34の中心軸の回りで図2における反時計回り方向に回動したときに、回動位置決め機構を解除する可能なカム部(図示せず)が形成されている。
3列目乗降レバー36は、上端の操作部がシートバック14の頂面から突出するように、左側のシートバックサイドフレーム32に回動可能に支持されている。
3列目乗降レバー36と位置決め解除レバー38とは、ケーブル40で接続されている。3列目乗降レバー36の操作部が回動されると、ケーブル40を介して、位置決め解除レバー38が、ラチェット板34の中心軸を中心に図2における反時計回り方向に回動し、これにより、回動位置決め機構が解除される。
又、上述のように展開位置と収納位置との間で揺動自在に構成されたオットマン22は、後端部が前記シートクッションに連結されたオットマン本体部22aと、オットマン本体22aに入れ子式に連結された延長部22bとを備えている。延長部22bは、オットマン本体22aの前端に設けられた開口部から前方に突出した突出位置(図2)と、オットマン本体22a内に引き込まれたの引き込み位置(図5)との間で移動可能に構成されている。
オットマン本体22aは、略矩形の板状部材であり、基端側がシートクッションサイドフレーム28の前端部に設けられた回動軸42を中心に回動可能に構成されている。また、オットマン本体22aの車両前後方向のほぼ中央部には、オットマン作動バー44の先端部が回動可能に連結され、オットマン作動バー44の前後動により、オットマン22が展開位置と収納位置との間で揺動するように構成されている。
オットマン作動バー44は、基端に接続されたピストンバー45が、内部にガス室を備えたシリンダ46に連結され、常時、前方向に付勢されるように構成されている。
また、オットマン作動バー44は、上面に形成されたのこぎり刃状の歯部44aに、シートクッションサイドフレーム28に取付けられたラチェット機構のラック48が噛合することによって、後方への移動は可能であるが前方へは移動しないように構成されている。
また、オットマン22の延長部22bは、オットマン本体22aに設けられた長孔49内を摺動する突起50を有し(図4)、突起50が長孔49内に沿って摺動することにより、突出位置(図2)と引き込み位置(図5)との間を移動する。また、オットマン本体22a内に設けられた第2シリンダにより、常時、突出位置に向けて付勢されている。
一方、シート10は、スプリング52によって、車両前後方向に延びるレール20に沿って車両前方に向けて付勢されている。シート10の下部には、長手方向中央部が回動ピン54に連結され、長手方向中央部を中心に回動可能とされた前後動ロック部材56が設けられている。シート10は、通常の使用状態では、前後動ロック部材56の前端側の下面に設けられた突出部56aが、レール20の上面に形成された開口(図示せず)に嵌合することによって、レール20上の所定の位置に固定されるように構成されている。
さらに、本実施形態のシート10は、略L字型のオットマン収納用のリンクバー(作動部材)58を備えている。リンクバー58は、横方向の延びる下方部分58aがシートクッションサイドフレーム28の後部に沿って車両前方に向かって延びるように配置された状態で、上端部がピン59によってシートバックサイドフレーム32に固定されている。リンクバー58の下方部分58aの下面には、所定長にわたって、のこぎり刃状の歯部58bが形成されている。
ピン59の位置、即ちシートバックサイドフレーム32へのリンクバー58の連結位置はシートバック14の回動中心である回動軸30より上方に位置するので、シートバック14の回動に伴って、リンクバー58の下方部分58aが車両前後方向に、ほぼ水平移動することになる。
シートクッションサイドフレーム28の後端部には、歯車60が回転可能に取付けられている。歯車60は、外周の歯がリンクバー58の下方部分58aに形成された歯部58bと噛合するように構成され、下方部分58aの前後動に応答して回転するように配置されている。
歯車60と同軸に、大プーリ62と、大プーリ62より小径の小プーリ64が取付けられている。これら2つのプーリ62、64は、歯車と一体的に回転可能とされているので、下方部分58aの前後動による歯車60の回転に伴って回転する。すなわち、シートバック14が前方に回動すると、これら2つのプーリ62、64は、歯車60と一体的に車両後方に向かって回転することになる。
大プーリ62には、第1のワイヤ66の基端が連結されている。第1のワイヤ66の先端は、延長部22bの後端に接続されている。又、小プーリ64には、第2のワイヤ68の基端が連結されている。第2のワイヤ68の先端は、オットマン作動バー44の後端に接続されている。
また、シートバックサイドフレーム32の回転軸30近傍には、第3のワイヤ70の一端が固定されている。第3のワイヤ70の他端は、ラチェット機構のラック48に接続され、シートバック14が前方に回動すると、オットマン作動バー44の上面に形成されたこぎり刃状の歯部44aとラチェット機構のラック48との噛合を解放するように構成されている。
したがって、シートバック14が前方へ回動すると、オットマン作動バー44の歯部44aとラチェット機構のラック48との噛合が解放され、オットマン作動バー44が後方に移動可能となり、さらに、2つのプーリ62、64が歯車60と一体的に車両後方に向かって回転して第1および第2のワイヤ66、68を巻取ることになる。
先端がオットマン作動バー44の後端に接続された第2のワイヤ68の巻取りにより、オットマン作動バー44がシリンダの付勢力に抗しながら後方に移動し、オットマン作動バー44の先端が接続されているオットマン本体22aが収納位置に向かって回動する。第2のワイヤ68の長さ等は、シートバック14が最も前傾した位置まで回動したとき、オットマン本体22aが収納位置に達するように設定されている。
また、先端が延長部22bの後端に接続された第1のワイヤ66の巻取りにより、延長部22bがシリンダの付勢力に抗しながら、オットマン本体22a内の格納位置まで後退することになる。第1のワイヤ66の長さ等は、シートバック14が最も前傾した位置まで回動したとき、延長部22bがオットマン本体22a内に完全に引き込まれるように設定されている。
さらに、スライドロック解除バー72が、略L字状のリンクバー58の屈曲部付近に接続されている。また、このスライドロック解除バー72は、下端が前後動ロック部材56の後端部に係合している。スライドロック解除バー72は、シートバック14の前方への回動によるリンクバー58の移動に伴って下方に変位され、下端が前後動ロック部材56の後端部を押し下げ、前後動ロック部材56の前方部を上方に移動させ、レール20の開口と突出部56aの係合を解除するように構成されている。
また、シート10の側面には、刃状の歯部44aとラチェット機構のラック48との噛合を手動で解放させることができるオットマン展開用の操作レバ−74が設けられている。
次に、シート10の動きを説明する。
図5は、シートバック14が通常の直立位置に、オットマン22が収納位置にそれぞれ配置されたシート10を示す図2と同様の図面である。この状態では、オットマン作動バー44は、シリンダ46によって前方に向けて付勢されいるが、ラチェット機構のラック48が、オットマン作動バー44の歯部44aに噛合しているので、オットマン22は収納位置に維持される。
このとき、前後動ロック部材56の前端側の下面に設けられた突出部56aが、レール20の上面に形成された開口(図示せず)に嵌合して、シート10は、レール20上の所定の位置に固定されている。
乗員がオットマン22を展開位置に配置するときには、操作レバー74を操作して、オットマン作動バー44の歯部44aとラチェット機構のラック48との噛合を手動で解放すると、オットマン22のオットマン本体22aは、オットマン操作バー44がシリンダ46の付勢力で前方に移動し、オットマン22(オットマン本体22a)が、展開位置に配置される(図2)。
次に、オットマン22が展開位置にある状態で、3列目乗降レバー36の操作し、2列目シート6を前傾させる動作を説明する。
3列目乗降レバー36が操作されると、上述したように、シートバック14の回動を禁止していた位置決め機構が解除され、シートバック14の前方への回動が可能となる。シートバック14が前方の回動されると、上述したように、リンクバー58が移動して、歯車60を前方に向けて回転させると同時にスライドロック解除バー72を下方に移動させる。さらに、第3のワイヤ70によりオットマン作動バー44の上面に形成された歯部44aとラチェット機構のラック48との噛合が解放され、オットマン作動バー44の後方への移動が可能となる。
この結果、歯車60の回転により、第1および第2のワイヤ66、68が巻き取られ、オットマン22が収納位置まで回動させられると同時にオットマン22の延長部22bがオットマン本体22a内に引き込まれる(図6)。
さらに、スライドロック解除バー72の下方移動により、前後動ロック部材56の前方部が上方移動し、レール20の開口と突出部56aの係合が解除され、シート10は、スプリング52の付勢力でレール20上を前方位置までスライドする。
オットマン22は、上述した機構によって収納位置に自動的に配置されるので、展開位置にあるオットマン22が1列目シートの後側に衝突して、シート10の前方移動が阻害されることが無くなる。
本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された技術事項の範囲内で種々の変更又は変形が可能である。
上記実施形態のシート10は、オットマン22がシリンダ46の付勢力で、収納位置から展開位置に配置される構成であったが、本発明は、シリンダに代えて電動モータでオットマンを収納位置と展開位置との間で移動可能としたシートにも適用可能である。このようなシートは、オットマンを展開位置に配置する固定機構を備えている。
このようなシートでは、3列目乗降レバー36が操作されると、固定機構が解除状態に、また電動モータが非作動状態とされることによって、ワイヤによるオットマンの収納位置への回動が可能にされる。
本発明の好ましい実施形態の車両用シートを備えた車両の構成を説明するための模式的な側面図である。 本発明の好ましい態様のシートのシートクッション12とシートバック14下部との部分断面図である。 図2のシートの内部の構造を示す概略的な平面図である。 図2のシートの概略的な正面図である。 シートバックが通常の直立位置に、オットマンが収納位置にそれぞれ配置された状態で図2のシートを示す図面である。 3列目乗降時の図2のシートを示す図面である。
符号の説明
2:車両
4:1列目シート
6:2列目シート
8:3列目シート
10:シート
12:シートクッション
14:シートバック
28:シートクッションサイドフレーム
32:シートバックサイドフレーム
36:3列目乗降レバー
44:オットマン作動バー
46:シリンダ
48:ラチェット機構のラック
58:オットマン収納用のリンクバー
60:歯車
62:大プーリ
64:小プーリ
66:第1のワイヤ
68:第2のワイヤ

Claims (5)

  1. 車両用シートであって、
    シートクッションと、
    シートバックと、
    前記シートクッションの前端部を中心にして展開位置と収納位置との間で回動可能に設けられたオットマンと、
    前記シートクッションを着座位置と前方の前方位置との間でスライドさせるシートスライド機構と、
    該シートより後方のシートへの乗降要求により前記シートを前記前方位置に強制的にスライドさせるスライド強制機構と、
    前記乗降要求に応答して前記オットマンを前記収納位置に移動させるオットマン収納手段と、を備え、
    前記シートバックが、前記シートクッション後端部を中心として前記後方のシートへの乗降を可能にする前傾位置に回動可能に構成され、
    前記乗降要求に応答して、前記シートバックを前傾位置に回動可能とする前傾機構を備え、
    前記オットマン収納手段が、前記前傾機構の作動で可能となった前記前傾位置へのシートバックの回動により移動する第1移動部と、該第1移動部に接続され該第1移動部の移動により前記展開位置に配置されたオットマンを前記収納位置まで回動させるように移動する第2移動部とを備えている、
    ことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記第2移動部が、一端側が前記オットマンに連結され他端側がプーリに連結された紐状部材を備え、
    前記第1移動部が、前記前傾位置へのシートバックの回動により車両前方向に移動し前記プーリを所定方向に回転させる作動部材を備えている、
    請求項に記載の車両用シート。
  3. 前記オットマンが、後端部が前記シートクッションに連結されたオットマン本体部と、該オットマン本体の前端部から前方に突出した突出位置と、前記オットマン本体側に引き込まれた引き込み位置との間で移動可能に設けられた延長部とを備え、
    前記オットマン収納手段が、さらに、前記第1移動部に接続され該第1移動部の移動により前記展開位置に配置されたオットマン延長部を前記引き込み位置まで移動させる第3移動部とを備えている、
    請求項1または2に記載の車両用シート。
  4. 前記オットマンを前記展開位置に固定する固定機構をさらに備え、
    前記オットマン収納手段は、前記作動部材の車両前方方向への移動により前記固定機構を解除する解除機構を備えている、
    請求項2、または請求項2に従属する請求項3に記載の車両用シート。
  5. 前記オットマンが、電動モータによって前記展開位置と収納位置との間で回動可能であり、
    前記オットマンを前記展開位置に固定する固定機構をさらに備え、
    前記オットマン収納手段が、前記乗降要求に応答して前記オットマンを前記収納位置に移動させる際には、前記電動モータが非作動状態とされ且つ前記固定機構を解除する、
    請求項1に記載の車両用シート。
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