JP5481740B2 - 表示によるタッチへの影響を解消可能なタッチディスプレイ - Google Patents

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Description

本発明は、タッチスクリーン及びフラットパネルディスプレイに関し、特に、タッチディスプレイに関する。
現在、タッチスクリーンは、既にパソコン、スマートフォン、公共情報、スマート家電、産業制御といった多くの分野に広く適用されるように発展してきた。従来のタッチスクリーンの分野においては、主に抵抗式タッチスクリーン、光学式タッチスクリーン、超音波式タッチスクリーン、平面容量式タッチスクリーンがあるが、ここ数年、投影型静電容量式のタッチスクリーンが急速に発展してきた。しかし、従来のそれらのタッチスクリーンは、いずれもそれぞれの技術的欠陥があるため、ある特別な場合にすでに広く適用されているというものの、普通の表示スクリーンにおける普及・応用が難しい。
表示スクリーンとタッチスクリーンとは「ツインズ」製品である。従来技術において、表示スクリーンとタッチスクリーンとは一般に、表示及びタッチ制御をそれぞれ独立的に司っている。現在、このようなタッチ機能を有する別体式のフラットパネルディスプレイは、表示スクリーン、表示ドライバー、タッチスクリーン、タッチ信号検出器、バックライト等の部材により構成され、タッチスクリーンには、検知原理が異なる抵抗式、容量式、電磁式、超音波式や光電式などのものがあり、また、表示スクリーンには、パッシブ型液晶表示スクリーン(TN/STN−LCD)、アクティブ型液晶表示スクリーン(TFT−LCD)、有機発光ダイオード表示スクリーン(OLED、AM−OLED)、プラズマ表示パネル(PDP)、カーボンナノチューブ表示スクリーン、電子ペーパー(e−paper)などがある。タッチスクリーン付きのフラットパネルディスプレイは、分離されたタッチスクリーンと表示スクリーンを一体に積層し、タッチスクリーンでタッチポイントの平面位置を検出することにより、表示スクリーンにおけるカーソルをタッチポイントに従って位置付ける。タッチスクリーンと表示スクリーンとの積層により、タッチ型フラットパネルディスプレイが厚くて重くなり、コストが増加される。また、タッチスクリーンが表示スクリーンの前面に配置された場合に、タッチスクリーンの検知電極による反射によって、表示ムラが発生されるとともに、強い環境光下での表示コントラストが低減され、表示効果が損なわれる。タッチ機能を有するフラットパネルディスプレイをさらに軽薄化するために、タッチパネル及び表示スクリーンを一体化することが求められている。
上述した煩雑な構造の課題を解決し、タッチ機能を有するフラットパネルディスプレイの信頼性を向上させるとともに、表示の効果を改善し、厚さを縮め、コストを低減させ、フラットパネルディスプレイのタッチ機能を簡単に実現させる方法を見出すことが必要である。
「タッチ型フラットパネルディスプレイ」という中国特許出願2006100948141号、及び「タッチ機能を有するフラットパネルディスプレイ」という中国特許出願2006101065583号の明細書には、それぞれタッチ回路と表示スクリーンの電極との接続方式が開示され、アナログスイッチまたはローディング回路により、表示スクリーンの電極が表示駆動信号を送信したり、タッチ信号を送信・検出したりして、表示駆動及びタッチ検出の場合に表示スクリーンの電極を時分割多重化しまたは同時に共用し、表示スクリーンの電極を表示駆動にもタッチ検出にも使用し、「タッチ型フラットパネルディスプレイ」という概念を新規的に提出した。
また、「タッチ型フラットパネルディスプレイの駆動の実現」という中国特許出願2009102035358号、「タッチ型フラットパネルディスプレイの駆動の実現」という中国特許出願2009101399060号、「タッチ型フラットパネルディスプレイ」という中国特許出願200810133417X号の明細書には、タッチ型フラットパネルディスプレイに対してさらに改良がなされている。
上述した中国の特許に開示されたタッチ型フラットパネルディスプレイの基本的な作動原理としては、表示スクリーンにおける2群の交差する電極をタッチセンサ電極とし、電極群のそれぞれの電極線をタッチ励起源に接続し、タッチ励起源により電極線に交流又は直流のタッチ励起信号を与える。人の指又は他のタッチ物がある電極線に近接または接触すると、タッチ回路は、それぞれの電極線のタッチ信号の変化の大きさを検出することにより、表示スクリーンにおける指又は他のタッチ物の位置を見出す。
これは、表示及びタッチを2イン1にした新規なタッチ検出技術であり、コストにおいては顕著的な優位性があり、これを改良したものが明るい未来を有する。本発明は、これに対する表示内容の変化によるタッチ信号の検出への影響における改良である。
本発明は、表示内容の変化によるタッチ信号の検出への影響を如何に解消するかという課題を解決するための表示によるタッチへの影響を解消可能なタッチディスプレイを提供することを目的とする。
本発明は、表示によるタッチへの影響を解消可能なタッチディスプレイであって、アクティブ液晶表示スクリーンと、表示駆動回路と、タッチ回路と、表示スクリーンの電極が表示駆動にもタッチ検出にも用いられるようにする表示/タッチ信号ゲート出力回路または表示/タッチ信号ローディング回路とを備え、前記タッチ回路はタッチ励起源とタッチ信号検出回路とを有し、前記表示/タッチ信号ゲート出力回路により、表示スクリーンの電極が表示駆動回路に連通されて表示駆動信号を送信し、又は、タッチ回路に連通されてタッチ信号を送信し、表示駆動及びタッチ検出の場合に表示スクリーンの電極を時分割多重化するようにし、前記表示/タッチ信号ローディング回路により、表示スクリーンの電極が表示駆動信号とタッチ信号を同時に送信し、表示駆動及びタッチ検出の場合に表示スクリーンの電極を同時に共用するようにし、アクティブ液晶表示スクリーンの少なくとも1つの基板には、アクティブデバイスアレイと、前記アクティブデバイスアレイに接続される行電極群及び列電極群とを有し、表示スクリーンのもう1つの基板には共通電極を有し、正常表示期間が終わると、表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に、液晶先駆動信号が与えられた行列電極線と共通電極との間の液晶分子が決定された配列状態になるように、液晶先駆動信号が与えられた行列電極線の共通電極に対する電位差が液晶の飽和駆動電圧より小さくないような大きさの液晶先駆動信号を与え、表示内容の変化によるタッチ信号の検出への影響を解消するタッチディスプレイを提供する。
さらに、本発明の好ましい実施形態においては、
前記表示スクリーンにおける行列電極線の一部又は全部及び共通電極に与えられる液晶先駆動信号は、異なる行列電極線に同時又は不同時に与えられ、行列電極線に液晶先駆動信号が与えられた時期において、共通電極にも液晶先駆動信号を与える時点がある。
前記表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に与えられる液晶先駆動信号は、表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に液晶先駆動信号を与えた後、液晶先駆動信号が与えられた行列電極線にタッチ信号を与え、電極線におけるタッチ信号の変化を検出する。
前記表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に与えられる液晶先駆動信号は、行列電極線にタッチ信号を与えると同時に、又は、行列電極線にタッチ信号を与えた後に、表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に液晶先駆動信号を与え、また、液晶先駆動信号を与えた後、液晶先駆動信号が与えられた電極線におけるタッチ信号の変化を検出する。
前記表示スクリーンにおけるアクティブデバイスアレイはTFTアレイであり、行列電極線はTFTのゲートとソースにそれぞれ接続され、又はTFTのゲートとドレインにそれぞれ接続され、TFTのソースとドレインに接続される列電極線には液晶先駆動信号を同時に与える時期がある。
前記表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に液晶先駆動信号を与えることは、表示スクリーンにおける表示画素に接続されるアクティブデバイスの全部又は一部がオフ状態にある時期に行われる。
前記液晶先駆動信号は、表示スクリーンにおける表示画素に接続されるアクティブデバイスの導通状態の時期に与えられる。
前記液晶先駆動信号及びタッチ信号は、表示スクリーンにおける表示画素に接続されるアクティブデバイスの導通状態の時期に同時に与えられる。
前記表示スクリーンにおけるアクティブデバイスアレイはTFTアレイであり、表示画素に接続されるTFTの導通状態の時期において、TFTのソースとドレインに接続される列電極線及び共通電極に液晶先駆動信号を与える。
前記行・列電極群又は共通電極に与えられる液晶先駆動信号は、交流信号、直流信号、交流と直流の混合信号のうちの1つである。
前記表示スクリーンの同一電極に与えられる液晶先駆動信号及びタッチ信号は、周波数又は波形が同様な交流信号である。
前記液晶先駆動信号の周波数は、10kHz以上である。
本発明は、従来技術と比べると、以下の有益な効果を有する。
本発明による技術的手段は、飽和先駆動プロセスを設けることにより、液晶表示スクリーンにおける行電極とCOM電極との間、列電極とCOM電極との間の液晶分子の配列が一致するようになり、タッチ検出のために一致性を有する測定環境が提供され、タッチ検出が表示内容に影響されることが回避される。
TFT−LCDディスプレイの典型的な構成図である。 TFT−LCDの表示サブピクセルの構成図である。 TFT−LCD液晶表示スクリーンの正常表示駆動のタイミング図である。 TFT−LCD表示スクリーンのタッチディスプレイの構成図である。 表示スクリーンの電極を時分割多重化するタイミング図である。 実施形態1のタッチ励起信号のオシログラムである。 実施形態2のタッチ励起信号のオシログラムである。 実施形態3のタッチ励起信号のオシログラムである。 実施形態4のタッチ励起信号のオシログラムである。 実施形態5のタッチ励起信号のオシログラムである。 実施形態6のタッチ励起信号のオシログラムである。 実施形態7、8の表示スクリーンの電極を時分割多重化するタイミング図である。 実施形態7、8のタッチ励起信号のオシログラムである。 外部フィールドにおけるポジ型液晶材料分子の配列シーケンス図である。 外部フィールドにおけるネガ型液晶材料分子の配列シーケンス図である。 実施形態9の表示スクリーンの電極を時分割多重化するタイミング図である。 実施形態10の表示スクリーンの電極を時分割多重化するタイミング図である。 指が表示スクリーンをタッチする時の等価回路図である。 タッチによるタッチ信号リーク電流Δiが周波数に従って変化する曲線グラフである。 COM電極が上ガラス基板に設置された場合に指が表示スクリーンをタッチする時の等価回路図である。 タッチ励起信号が方形波である場合のタッチ励起源とタッチ信号のサンプリングポイントのタッチ信号のオシログラムである。 タッチ励起信号が方形波である場合のタッチ検出の同期プロセス全体の模式図である。 タッチ励起信号が方形波である場合のタッチ検出の同期プロセス全体の模式図である。 タッチ励起信号が方形波である場合のタッチ検出の同期プロセス全体の模式図である。 タッチ励起信号が正弦波である場合のタッチ励起源とタッチ信号のサンプリングポイントのタッチ信号のオシログラムである。 タッチ励起信号が正弦波である場合のタッチ検出の同期プロセス全体の模式図である。 タッチ励起信号が正弦波である場合のタッチ検出の同期プロセス全体の模式図である。 タッチ励起信号が正弦波である場合のタッチ検出の同期プロセス全体の模式図である。 瞬時値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。 瞬時値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。 瞬時値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。 実効値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。 実効値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。 実効値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。 タッチ励起信号が方形波である場合のタッチ信号のサンプリングポイントのタッチ信号の時間特性である。 時間特性測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。 時間特性測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。 位相シフト測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。 位相シフト測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。 シングルチャンネル順次走査のタッチ検出方式による検出手順の模式図である。 シングルチャンネル間隔走査のタッチ検出方式による検出手順の模式図である。 シングルチャンネルラフスキャンとファインスキャンを組み合わせたタッチ検出方式による検出手順の模式図である。 マルチチャネル順次走査のタッチ検出方式による検出手順の模式図である。 マルチチャネル間隔走査のタッチ検出方式による検出手順の模式図である。 マルチチャネルラフスキャンとファインスキャンを組み合わせたタッチ検出方式による検出手順の模式図である。
本発明は、行電極及び列電極を有する液晶表示スクリーン(LCD)、有機発光ダイオード表示スクリーン(OLED、AM OLED)、プラズマ表示スクリーン(PDP)、カーボンナノチューブ表示スクリーン、電子ペーパー(e−paper)などのフラットパネルディスプレイに適用される。
本願は、アクティブ型液晶ディスプレイの代表的なものである薄膜電界効果トランジスタ液晶ディスプレイ(Thin Film Transistor LCD、TFT−LCD)について説明する。
薄膜電界効果トランジスタ液晶表示スクリーンは、アクティブマトリクス液晶ディスプレイ(AM LCD)の代表的なものであり、基板における薄膜電界効果トランジスタ(TFT)をスイッチングデバイスとする。TFT−LCDディスプレイの典型的な構成を図1に示す。110はTFT液晶スクリーンであり、120は液晶スクリーンの水平方向の走査行電極であり、121、122、…、12m−1、12mは走査電極線(行電極線)であり、130は液晶スクリーンの垂直方向のデータ列電極であり、131、…、13nはデータ電極線(列電極線)であり、140は液晶表示画素の参照電位となる電位に接続される共通電極(COM電極)であり、150は、ゲート(Gate)が水平方向の走査線に接続され、ソース(Source)が垂直方向のデータ線に接続され、ドレイン(Drain)が表示画素電極に接続される液晶スクリーンにおける薄膜トランジスタTFTであり、160は、電気的に、一般にCLCと定義されている静電容量の1つに相当する、表示画素に対応する液晶ボックスであり、170は表示画素の情報を格納する保持容量(Capacitance Storage、Cs)であり、180は、共通電極の参照電圧(Vcom Reference)を発生させるための共通電極の電圧源であり、181は、水平方向の走査線を駆動するTFT−LCDのゲート電極(行電極)のドライバー(Gate Driver)であり、182は、垂直方向のデータ線を駆動するTFT−LCDのソース電極(列電極)のドライバー(Source Driver)であり、183は、画像信号処理チップからのRGBデータ、クロック信号Clock、水平同期信号Hsync及び垂直同期信号Vsyncを受信し、これらの信号を、ソース(列電極)のドライバー(Source Driver)とゲート(行電極)のドライバー(Gate Driver)の協働を制御するように変換するタイミングコントローラ(Timing Controller)である。
表示画素は一般的に赤、緑及び青の3原色のサブピクセルからなる。1つの表示サブピクセルの構成図が図2に示されている。Giは、電位がVgで、行駆動電極あるいはゲート駆動電極線とも称される水平方向の行走査電極線を示し、Sjは、電位がVsで、列駆動電極線あるいはソース駆動電極線とも称される垂直方向の列データ電極線を示し、Dijは、電位が画素電位とも呼ばれるVdで、ドレインと称されるTFTが表示画素に接続する端子を示す。それぞれの表示画素は、1つの半導体スイッチングデバイスである薄膜電界効果トランジスタ(TFT)を配置し、パルスによりゲイティングを直接に制御して表示走査を行うことができるため、各画素が相対的に独立している。TFTのゲート(Gate)とソース(Source)との間の電圧はVgsであり、TFTのゲート(Gate)とドレイン(Drain)との間の電圧はVgdである。薄膜電界効果トランジスタ(TFT)は、NMOS型とPMOS型がある。従来、ほとんどのTFT−LCDに使用される薄膜電界効果トランジスタは、アモルファスシリコン(amorphous silicon、a−Si)プロセスを利用し、そのゲート絶縁層が窒化シリコン(SiNx)であり、正電荷を捕獲しやすく、アモルファスシリコン半導体層にトレンチを形成しようとする場合に、窒化シリコンにおける正電荷により電子を吸引してトレンチを形成することができるので、アモルファスシリコンプロセスを利用するTFTはNMOS型が多い。本願は、主にNMOS型薄膜電界効果トランジスタを代表として説明するが、PMOS型薄膜電界効果トランジスタも共通の原理に従えるため、ここでは単独に取り出して述べない。
TFT−LCD液晶表示スクリーンの正常表示駆動のタイミングは、図3に示すように、表示走査期間(Display Time)において、表示スクリーンが表示状態になるように、表示駆動電路が行電極に順次走査表示を行い、列電極とCOM電極とがそれに合わせて対応する表示信号を出力する。2つの表示走査期間毎に1つの垂直帰線期間(Vertical Blanking Time)があり、当該期間に表示スクリーンが表示駆動を行わず、表示駆動回路は行電極の走査を停止し、全ての行電極にTFTの非選択信号を出力し、列電極とCOM電極が元の出力状態を保持し、又は、予め設定された出力信号を出力し、TFTがオフ状態になる。本発明における表示スクリーンの電極を時分割多重化する技術的手段は、この垂直帰線期間を表示スクリーンの電極が検出電極として多重化される期間とするものである。
タッチ回路は、タッチ回路と協働するように表示駆動回路を制御することで、表示スクリーンの電極が表示駆動回路に連通されて表示駆動信号を送信し、又は、タッチ回路に連通されてタッチ信号を送信し、表示駆動及びタッチ検出の場合に表示スクリーンの電極を時分割多重化するようにする。表示期間においては、表示スクリーンの電極が表示駆動回路に連通されて表示駆動信号を送信し、表示スクリーンが表示状態になる。タッチ検出の期間においては、表示スクリーンの電極がタッチ回路に連通されてタッチ信号を送信すると共に、各行電極線と各列電極線を貫流するタッチ信号の変化をそれぞれ検出し、タッチ信号の変化が設定された条件に達した行電極線と列電極線をタッチされた電極線とする。検出されたタッチされた行電極線とタッチされた列電極線との交差点により、タッチポイントの位置が決定される。
本発明の実施例に挙げられる具体的な実施形態16〜19には、かかるタッチ信号検出回路の構造が開示されている。
また、本発明の実施例に挙げられる具体的な実施形態1〜6は、適当なタッチ励起信号を選択することでタッチ励起信号の表示効果への影響を回避する例であり、実施形態7〜10は、表示のタッチへの影響を回避する幾つかの解決手段を提出し、実施形態11〜13はタッチ励起信号の周波数の選択要求を開示し、実施形態14と15は、タッチ検出の際にタッチ信号の検出と与えられたタッチ励起信号との同期関係を開示し、実施形態20〜23は種々のシングルチャンネル及びマルチチャンネルのタッチ検出走査方式及び順序を開示している。これらの実施形態はタッチ回路の他の方面を改善するものであるが、この改善を採用するか否かは、本発明の技術的手段の実現に影響を与えず、本発明の保護範囲にも繋がらない。
TFT−LCDを表示スクリーンとするタッチディスプレイ400の電気的な接続関係を図4に示す。TFT−LCD表示スクリーン410と、行電極線421、…、42mを有するTFT−LCD表示スクリーンの水平方向の走査行電極420と、列電極線431、…、43nを有するTFT−LCD表示スクリーンの垂直方向のデータ列電極430と、TFT−LCD表示スクリーンの共通電極層(COM電極)440と、ゲート(Gate)が水平方向の走査線に接続され、ソース(Source)が垂直方向のデータ行電極線に接続され、ドレイン(Drain)が画素電極に接続されるTFT−LCD表示スクリーンにおける薄膜電界効果トランジスタTFT450と、電気的に一般的にCLCと定義されている容量に相当する、表示画素に対応する液晶ボックス460と、画素の表示情報を格納する保持容量(Capacitance Storage、Cs)470と、COM電極の表示駆動回路480と、タッチ検出の状態においてCOM電極に使用されるタッチ励起源481と、COM電極のCOM信号ゲート出力回路482と、行電極の表示走査駆動回路483、行電極のタッチ回路(タッチ励起源とタッチ信号検出回路とを有する)484、及び行電極の行信号ゲート出力回路485と、列電極の表示データ駆動回路486、列電極のタッチ回路(タッチ励起源とタッチ信号検出回路とを有する)487、及び列電極の列信号ゲート出力回路488と、タイミングコントローラ(Timing Controller)489などを備えている。表示走査駆動回路483とタッチ回路484は行信号ゲート出力回路485を介して行電極420に接続されており、表示データ駆動回路486とタッチ回路487は、列信号ゲート出力回路488を介して列電極430に接続されており、COM表示駆動回路480とタッチ励起源481は、COM信号ゲート出力回路482を介してCOM電極440に接続されている。
タイミングコントローラ489は画像信号処理チップからのRGBデータ、クロック信号Clock、水平同期信号Hsync及び垂直同期信号Vsyncを受信し、ゲートに接続する行表示駆動回路483、ソースに接続する列表示駆動回路486及び共通電極に接続するCOM表示駆動回路480が協働するように制御し、また、ソースに接続する行タッチ回路484、ゲートに接続する行タッチ回路487及び共通電極に接続するCOMタッチ励起源481が協働するように制御し、そして、タッチディスプレイにおける行ゲート回路485、列ゲート回路488及びCOM信号ゲート出力回路482により、表示スクリーンの電極が表示駆動回路に連通されて表示駆動信号を送信し、又は、タッチ回路に連通されてタッチ信号を送信し、表示駆動及びタッチ検出の場合に表示スクリーンの電極を時分割多重化するようにする。
表示期間においては、タッチディスプレイ400における行ゲート回路485、列ゲート回路488及びCOM信号ゲート出力回路482により、表示スクリーンの行電極420、列電極430及びCOM電極440がそれぞれ行表示駆動回路483、列表示駆動回路486及びCOM表示駆動回路480に連通されてタッチ信号を送信し、表示スクリーン410が表示状態になる。
タッチ検出期間においては、タッチディスプレイ400における行ゲート回路485、列ゲート回路488及びCOM信号ゲート出力回路482により、表示スクリーンの行電極420、列電極430及びCOM電極440がそれぞれ行タッチ回路484、列タッチ回路487及びCOMタッチ励起源481に連通されてタッチ信号を送信し、各行電極線と各列電極線を貫流するタッチ信号の変化をそれぞれ検出し、表示スクリーンの行列電極がタッチセンサ電極に切り替えて使用され、行タッチ回路484と列タッチ回路487により、貫流しているタッチ信号の変化がある設定された条件に達したことを検出した行電極線と列電極線を、タッチされた電極線とする。検出されたタッチされた行電極線とタッチされた列電極線との交差点により、表示スクリーン410におけるタッチポイントの位置が決定される。
図4は典型的なタッチスクリーンの構成を模式的に示すものであり、以下の具体的な実施形態の説明は全てこの構成に基づいたものである。
実施形態1
図4に示すタッチディスプレイ400における表示スクリーンの電極の時分割多重化の手段のタイミングを、図5に示す。2つの表示フレームごとにある垂直帰線期間をタッチ検出期間とし、この期間において、表示スクリーンの電極がタッチセンサ電極に切り替えて使用され、表示スクリーンの電極にタッチ励起信号が与えられ、表示スクリーンの電極におけるタッチ信号の変化が検出される。
タッチ励起源は、直流背景値を有する又は直流背景値を有しない方形波の信号源である。タッチ検出において、図2に示すTFTのGi、Sj及びCOMの3つの電極にそれぞれ図6に示すタッチ励起信号を与え、与えられる前記3つのタッチ励起信号はいずれも直流背景値を有する又は直流背景値を有しない方形波であって、その周波数が同じであり、且つ位相が一致している。表示スクリーンの電極は表示状態からタッチ検出の状態に切り替えられる際に、先ず、電極Giと電極Sjとに与えられるタッチ励起信号の瞬時電位差Vgs=Vg−Vsを、TFTをオフ状態にするカットオフ電圧よりも低くし、次に、COM電極と電極Giに適当なタッチ励起信号を与え、これにより、画素電極電位VdとCOM電極電位Vcomの平均値を変わらないように保持するとともに、画素電位Vdを、Vgd=Vg−Vdの瞬時電位差がTFTをオフ状態にするカットオフ電圧よりも低い要求に合致させ、VgsとVgdがTFTをオフ状態にするカットオフ電圧よりも低いことを確保し、従って、TFTがタッチ検出状態で有効にカットオフされることが確保されるとともに、表示効果がタッチ検出に影響されないように表示画素の電圧が維持される。
タッチ励起源としては、直流背景値を有する又は直流背景値を有しない方形波信号源が選択される。また、TFTのGi、Sj、COMの3つの電極に与えられる励起信号の差分が一定の直流レベルになるように、これらの方形波信号源は、周波数、位相が一致し、ジャンプの幅も一致する。実際には、タッチ検出の際に構造が簡単な検出回路を使用すれば良好な検出結果が得られ、信号源が非常に簡単に発生され、良い実用価値がある。
実施形態2
本実施形態は、与えられたこの3つのタッチ励起信号(図7に示す)の周波数が同じではない点において実施形態1と異なっている。
実施形態3
本実施形態は、図8に示すように、与えられたこの3つのタッチ励起信号が全て直流背景値を有する又は直流背景値を有しない方形波であり、その周波数が一致するが、位相が一致しない点において実施形態1、2と異なっている。
実施形態4
本実施形態は、タッチ検出の際に、図2に示すTFTのGi、Sj、COMの3つの電極にそれぞれ図9に示すタッチ励起信号が与えられ、与えられた3つのタッチ励起信号が全て直流背景値を有する又は直流背景値を有しない正弦波(実施形態1〜3には、正弦波ではなく方形波である)であり、その周波数と位相が一致する点において実施形態1〜3と異なっている。
実施形態5
本実施形態は、タッチ検出の際に、図2に示すTFTのGi、Sj、COMの3つの電極にそれぞれ図10に示すタッチ励起信号が与えられ、与えられた3つのタッチ励起信号は全て直流背景値を有する又は直流背景値を有しない正弦波であり、その周波数と位相が同じであるが、波形交流部分の振幅が異なる点において実施形態1〜4と異なっている。
実施形態6
本実施形態は、タッチ検出の際に、図2に示すTFTのGi、Sj、COMの3つの電極にそれぞれ図11に示すタッチ励起信号が与えられ、このような励起信号の組み合わせにより、画素電極電位VdとCOM電極電位Vcomの平均値が変わらないように保持されないが、この両者の電位差Vd−Vcomの平均値が変わらないように保持でき、表示効果がタッチ検出に影響されないようにすることもできる点において実施形態1〜5と異なっている。
実施形態7
図4に示すタッチディスプレイ400には、ディスプレイとして、ポジ型液晶材料からなるTFT−LCDを利用する。液晶材料の誘電率の異方性の特徴により、液晶ボックスにおける各所の分布容量が各所の液晶分子の配列によって変化する。TFT−LCDにおける各所の液晶分子の配列はそこの駆動電圧に蓄積された実効値に依存するが、異なる時点と異なる場所に蓄積された駆動電圧の実効値が異なると、液晶分子の配列が異なり、分布容量も異なり、タッチ検出を行う測定環境が違うことになる。TFT−LCDに駆動電圧を与えると、液晶分子の配列状態は、駆動電界の作用により電界と平行する方向に一致して配向する。
表示電極の時分割多重化手段の他のタイミングを図12に示す。2つの表示フレーム毎にある垂直帰線期間を、タッチ検出期間とする。この期間においては、まず、表示スクリーンにおける全ての行電極線Giと列電極線Sjに予め設けられた飽和駆動(先駆動、pre−driving)を与え、Gi、SjとCOMの3つの電極における信号の波形は図13に示すように、タッチ励起信号が直流背景値を有する又は直流背景値を有しない正弦波である。Gi−Sj間の電位差Vgsは、表示を影響しないように、TFTをオフ状態にするカットオフ電圧よりも低い−10.5V〜−17Vである。Gi−COM間の電位差Vgcは−10.5V〜−12Vであり、Sj−COM間の電位差Vscは5Vであり、いずれも液晶分子の飽和駆動電圧を超えている。液晶表示スクリーンにおいて行電極とCOM電極との間の液晶分子と、列電極とCOM電極との間の液晶分子との配列方向は、与えられた飽和駆動電圧の作用により、電界と平行する方向に速やかに一致して転向する。図14に示すように、ポジ型液晶材料分子に電界Eを与えると、液晶分子の配列方向が電界方向に平行する。さらに、表示スクリーンの行電極線Giと列電極線Sjにタッチ励起信号を与えると共に、各行電極線と各列電極線を貫流するタッチ信号の変化をそれぞれ検出する。前の飽和先駆動電圧により、液晶分子の配列が一致になり、液晶材料の誘電率異方性による分布容量の変化が解消され、各行電極線と各列電極線におけるタッチ信号の変化を検出する際に、異なる時点と異なる場所における測定環境が一致するようになり、タッチ検出結果の安定性と一致性に有用である。
液晶に外部電界を印加すると、液晶分子が無極性分子であり、例えば図14に示す液晶分子の配列が電界の正負方向に影響されないため、先駆動段階において電極における瞬時電圧が正でも負でもよく、液晶への飽和駆動を保持すればよい。従って、表示スクリーンの同一電極に与えられた先駆動信号とタッチ励起信号の波形や周波数、振幅が同じであってもよく、先駆動信号とタッチ励起信号として同一信号さえ使用してもよい。
実施形態8
本実施形態は、図15に示すように、TFT−LCDとして、ネガ型液晶材料を使用する点において実施形態7と異なっている。
実施形態9
図4に示すタッチディスプレイ400には、ディスプレイとしてTFT−LCDを使用する。液晶ディスプレイの反応速度が比較的に低いため、高速画面を表示する場合に、ゴースト、すそ引き現象が容易に発生する。この問題を解決するために、従来は、表示フレームの頻度を向上させ、それぞれ1つの表示フレームの後ろに1つの「黒フレーム」を差し入れ、この「黒フレーム」により前の表示内容のゴーストを遮断する手段が使用されている。黒フレームとは、このフレームにおいて、TFTがオンになる状態で、列電極Sjを介して表示画素電極に1つの飽和駆動電圧を与えることにより、表示画素において液晶分子の配列を与えられた電界と垂直又は平行する方向に一致させるものである。表示画素において液晶分子の配列が一致している場合には、液晶表示スクリーンにおける列電極とCOM電極との間に液晶分子の配列も一致することになる。行電極は走査電極であるため、各行電極における電圧の実効値が同じであり、列電極とCOM電極との間に液晶分子の配列が一致している場合に、各行電極における分布容量が殆ど一致する。
表示電極の時分割多重化手段のタイミングを図16に示す。黒フレームの後に、表示スクリーンの行電極線Giと列電極線Sjにそれぞれタッチ励起信号を与え、各行電極線と各列電極線を貫流するタッチ信号の変化をそれぞれ検出する。黒フレームにより液晶分子の配列を一致させ、液晶材料の誘電率の異方性による分布容量の変化が解消され、各行電極線と各列電極線におけるタッチ信号の変化を検出する場合に、異なる時点と異なる場所における測定環境が一致するようになり、タッチ検出結果の安定性と一致性に有用である。
実施形態10
図4に示すタッチディスプレイ400には、ディスプレイとしてTFT−LCDを使用する。それぞれ1つの表示フレームの後に1つの「黒フレーム」を差し入れ、この「黒フレーム」により前の表示内容のゴーストを遮断する点において実施形態9と同様である。
実施形態9と異なっている点としては、表示電極の時分割多重化手段の他のタイミングが、図17に示す通りである。正常表示フレームの後と黒フレームの後に、表示スクリーンの行電極線Giと列電極線Sjにそれぞれタッチ励起信号を与え、各行電極線と各列電極線を貫流するタッチ信号の変化をそれぞれ検出する。このように、いずれの垂直帰線期間においても表示スクリーンの電極をタッチセンサ電極に切り替えて使用し、表示フレーム間の垂直帰線期間を十分に利用するとともに、黒フレームにより液晶分子の配列を一致させ、液晶材料の誘電率の異方性による分布容量の変化を解消する。その結果、液晶分子の配列のバラツキによる検出環境への影響が解消される。
実施形態11
図4に示すタッチディスプレイ400には、ディスプレイとしてTFT−LCDを使用し、ガラス基板の板厚が0.3mmである。人の指が表示スクリーンの表面にタッチすると、指が基板のガラスシートを介して表示スクリーンの電極と結合容量を形成し、等価回路は図18に示されている。1810は表示スクリーンの電極にタッチ励起信号を供給するタッチ励起源であり、1820はタッチ回路におけるタッチ信号検出回路のサンプリング抵抗であり、1821はタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極の等価抵抗であり、1830はタッチセンサ電極として使用される表示スクリーンの電極の表示スクリーンにおける他の電極に対する1群の分布容量であり、1831は指とタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極との間の結合容量であり、1832はタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極とCOM電極との間の容量である。
通常、指とタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極との間のオーバラップ幅が5mm以下であり、ガラス基板の厚さが0.3mmであり、結合容量1831が約10pFである。通常のTFT−LCDサンプリング抵抗1820と等価抵抗1821との和は約30KΩであり、タッチセンサ電極として使用される表示スクリーンの電極におけるタッチ信号は、部分的に結合容量1831から指に漏れる。タッチ励起源がVrms=5Vの正弦波を出力すると、結合容量1831によるリーク電流Δiがタッチ励起源の周波数に従って変化する関係は、図19に示されている。タッチ励起信号の周波数は結合容量1831の容量性リアクタンスに対して主な影響を与え、容量性リアクタンスによって、電流が指から漏れたタッチ信号の大きさが異なる。周波数が低すぎ、結合容量1831の容量性リアクタンスが小さすぎ、タッチディスプレイ400がタッチ物のタッチに鈍感であれば、タッチの判断漏れが容易に生じる。特に、ディスプレイの前に更に保護ケースが付加されている場合に、タッチ励起信号の周波数の選択は、タッチ検出の信頼性への影響が大きい。
図19から見られるように、実際の実験結果においては、タッチ励起源の周波数が10KHzよりも低いと、リーク電流Δiが小さく、環境騒音と比べて明らかに区別しにくいため、タッチ励起源の周波数を10KHz以上に設定すると、表示スクリーンの電極をタッチセンサ電極として使用する適切な回路パラメータとなる。
実施形態12
図4に示すタッチディスプレイ400には、ディスプレイとしてTFT−LCDを使用し、ガラス基板の板厚が0.3mmである。作業者に向ける上ガラス基板に液晶スクリーンのCOM電極が設けられる場合は、COM電極が行電極及び列電極と作業者との間に一定の遮蔽効果を形成することになる。指と表示スクリーンCOM電極との間に結合容量が形成され、COM電極とタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極との間に結合容量が存在し、その等価回路は図20に示されている。2010は表示スクリーンの電極にタッチ励起信号を供給するタッチ励起源であり、2020はタッチ回路におけるタッチ信号検出回路のサンプリング抵抗であり、2021はタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極の等価抵抗であり、2030はタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極の表示スクリーンにおける他の電極に対する分布容量であり、2031はCOM電極とタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極との間の結合容量であり、2032は指と表示スクリーンのCOM電極との間の結合容量であり、2040は励起源とCOM電極との間の等価抵抗である。
通常、指とタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極との間のオーバラップ幅は5mm以下であり、ガラス基板の厚さは0.3mmであり、結合容量2032は約10pFであり、通常のTFT−LCDにはサンプリング抵抗2020と等価抵抗2021との和が約30KΩである。人の指が表示スクリーンの表面にタッチすると、結合容量2031と2032が存在するため、タッチセンサ電極として使用される表示スクリーンの電極におけるタッチ信号は部分的に結合容量2031からCOMへ貫流し、更にCOM電極と指との結合容量2032から指に漏れる。高周波のタッチ励起信号が選定されて使用されると、結合容量2031と2032から漏れた電流Δiが比較的に大きく、COM電極の遮蔽を透過するタッチ信号の能力が強く、良好なタッチ検出性能が得られる。
実施形態13
図4に示すタッチディスプレイ400には、ディスプレイとしてTFT−LCDを採用する。液晶材料の誘電率の異方性の特徴により、液晶ボックスにおける各所の分布容量が各所の液晶分子の配列によって変化する。TFT−LCDにおける各所の液晶分子の配列はそこの駆動電圧に蓄積された実効値に依存するが、異なる時点と異なる場所に蓄積された駆動電圧の実効値が異なると、液晶分子の配列が異なり、分布容量が異なり、タッチ検出を行うための測定環境が異なることになる。しかしながら、液晶材料の誘電率の異方性は、周波数の変化によって変化する分散効果が存在し、通常、500KHz以上の電気信号の作用下で、その誘電率の異方性が殆ど現れない。
表示スクリーンの行電極線Giと列電極線Sjに1MHz以上のタッチ励起信号が与えられ、各行電極線と各列電極線を貫流するタッチ信号の変化がそれぞれ検出される。TFT−LCDにおける各所での液晶分子の配列は全て一致するわけではないが、液晶材料の誘電率の異方性の分散効果により、1MHz以上のタッチ励起信号に対して、液晶材料の誘電率の異方性による分布容量の変化が依然として解消され、各行電極線と各列電極線におけるタッチ信号の変化を検出する場合に、異なる時点と異なる場所における測定環境が一致するようになり、タッチ検出結果の安定性と一致性に有用である。
実施形態14
図4に示すタッチディスプレイ400には、ディスプレイとしてTFT−LCDを採用する。実際にタッチ検出が行われる場合には、一般に、電圧信号を検出対象として測定を行う。測定される等価回路は図18に示されている。1810は表示スクリーンの電極にタッチ励起信号を供給するタッチ励起源であり、1820はタッチ回路におけるタッチ信号検出回路のサンプリング抵抗であり、1821はタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極の等価抵抗であり、1830はタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極の表示スクリーンにおける他の電極に対する分布容量であり、1831は指とタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極との間の結合容量であり、1832はタッチセンサ電極として使用される1群の表示スクリーンの電極とCOM電極との間の容量であり、1841はタッチ信号の電圧の変化を測定するタッチ信号のサンプリングポイントであり、1840はタッチ信号の電圧の変化を測定する検出参照点であり、ここでは、タッチ励起源1810の出力端が参照点として選択されるが、実際には他の電位点を参照点として選択しても良く、例えば、タッチ回路のグランド端、タッチ回路の正電圧源端、タッチ回路の負電圧源端、比較回路における1つのポイント、タッチスクリーンにおける他の1群の電極線などはいずれも良い検出効果が得られる。タッチ励起信号1810は方形波であり、1830と1831が容量負荷であるため、タッチ励起の方形波信号はこの2つの容量において充電放電波形が現れる。タッチ励起源1810の出力波形とタッチ信号のサンプリングポイント1841のタッチ信号波形は図21に示されている。
本実施形態は、タッチ信号の検出方法として瞬時値測定法を採用し、特定の位相点におけるタッチ信号のサンプリングポイント1841の電位を測定し、異なる垂直帰線期間内に検出された前記特定の位相点の電位の変化を比較することにより、タッチ情報を得る。前記ある特定の位相点は、タッチ励起源1810の出力端の波形に対する特定の位相点である。図18に示す回路は、励起源信号を回路源とし、サンプリング抵抗が存在するブランチ回路において、容量1830と1831が並列接続され、さらに抵抗1820、1821と直列接続したRC回路である。タッチ検出期間において、図18に示す回路に対してタッチ励起信号が与えられると、回路は容量に充電又は放電を行う。図21において、セグメントT1、T2はサンプリングに適する位相区間であり、タッチ信号のサンプリングポイント1841においてT1の位相区間は容量が充電開始から充電終了までの期間であり、T2の位相区間は容量が放電開始から放電終了までの期間である。
タッチ信号の検出を行う場合に毎回もタッチ励起源1810の出力端の波形の特定の位相点に行うことを確保するために、一連の厳しい同期関係を保つことが必要となる。ここでの同期関係は、表示フレーム同期、タッチ励起パルス数同期、及びタッチ励起波形位相同期という3つからなる。表示フレーム同期は、タッチ励起信号を与える場合に、毎回も2つの表示フレームの間の垂直帰線期間におけるある固定時点に与え始めることである。励起パルス数同期は、タッチ励起信号をタッチセンサ電極として使用される表示スクリーンの電極に与え始めてから、タッチ励起信号のパルス数を数え始め、サンプリングデータを取るたびにその時点が同じシーケンス番号のタッチ励起信号のパルス数にあることである。励起波形位相同期は、サンプリングデータを取るたびにその時点がタッチ励起源の出力端波形の特定の位相点にあり、また、この特定の位相点の位置が位相区間T1又はT2に選択されることである。1つの完全な同期プロセスは、図22a、図22b、図22cに示されている。図22aは表示スクリーンの時分割多重化のタイミング図であり、表示スクリーンの行電極、列電極、COM電極が表示走査期間において、合わせて対応する表示信号を出力し、表示走査を順次に行うが、表示スクリーンの行電極、列電極、COM電極が垂直帰線期間(セグメントHとセグメントK)においてタッチ検出の状態で多重化されると、検出の要求に応じて方形波のタッチ励起信号を与えて検出を行う。図22bは図22aにおけるセグメントHとセグメントK(垂直帰線期間)の拡大模式図である。図22bに示すように、表示スクリーンの電極は、フレーム同期を達成させるために、垂直帰線期間における同一の固定時点から方形波タッチ励起信号を与える。図22cは図22bにおけるセグメントX(励起信号ローディングと検出期間)の拡大模式図であり、垂直帰線期間において、フレーム同期が行われた後に、タッチ励起信号を与え始めるとともに、励起信号のパルス数のカウントも開始し、毎回のサンプリング検出も、タッチ励起パルス数の同期を達成させるために、同じシーケンス番号のタッチ励起信号のパルス数に行われるように制御される。このタッチ励起信号のパルスにおいては、タッチ励起波形位相の同期を達成させるために、サンプリングデータを取るたびにその時点がタッチ励起出力端の波形のある特定の位相にある。
実施形態15
本実施形態は、タッチ励起源1810が正弦波信号であり、1830と1831が容量負荷であるため、正弦波のタッチ励起源に容量負荷が付けられると、タッチ信号のサンプリングポイントにおける波形が依然として正弦波であるが、振幅と位相が変化され、タッチ励起源1810の出力波形とタッチ信号のサンプリングポイントのタッチ信号波形とが図23に示すようである点において実施形態14と異なっている。
本実施形態は、タッチ信号の検出方法として位相シフト測定法を採用し、異なる垂直帰線期間におけるタッチ信号のサンプリングポイント1841のある特定の位相点の位相シフトを比較することによって、タッチ情報を取得する。前記ある特定の位相点は、タッチ励起源1810の出力端の波形に対する特定の位相点である。図18に示す回路は、タッチ励起源信号を回路源として、サンプリング抵抗が存在するブランチ回路において、容量1830と1831が並列接続され、更に抵抗1820、1821と直列接続したRC回路である。タッチ検出の期間においては、図18に示す回路にタッチ励起信号が与えられ、正弦波がRC回路を通過すると振幅の下降と位相の遅れが発生され、人の指が表示スクリーンの表面にタッチすると、結合容量1831によりRC回路におけるCの変化を引き起こし、タッチ信号のサンプリングポイントにおいてタッチ励起源1810の出力端の波形ゼロクロスポイントに対する正弦波のゼロクロスポイントの時差の変化を測定することによって、タッチされたか否かを判定する。タッチ信号のサンプリングポイントにおけるタッチ信号の波形の位相シフトの変化の測定は、正弦波のピークポイント又は他の位相点において測定してもよい。
同様に、毎回のタッチ信号の検出がいずれもタッチ励起源1810の出力端の波形に対する特定の位相点に行われるように、一連の厳しい同期関係を保つ必要がある。ここでの同期関係は、表示フレーム同期、タッチ励起パルス数同期、タッチ励起波形位相同期という3つからなる。表示フレーム同期は、タッチ励起信号を与える場合に、毎回も2つの表示フレームの間の垂直帰線期間におけるある固定時点に与え始めることである。励起パルス数同期は、タッチ励起信号をタッチセンサ電極として使用される表示スクリーンの電極に与え始めてから、タッチ励起信号のパルス数を数え始め、サンプリングデータを取るたびにその時点が同じシーケンス番号のタッチ励起信号のパルス数にあることである。励起波形位相同期は、タッチ信号のサンプリングポイントにおけるタッチ信号の波形を測定する特定の位相点と、タッチ励起源の出力端の波形の同一の位相点とを時間的に比較することであり、正弦波の位相シフト情報が全位相であるため、毎回も同一の特定の位相点のシフトを見れば良い。1つの完全な同期プロセスは、図24a、図24b、図24cに示されている。図24aは表示スクリーンの時分割多重化のタイミング図であり、表示スクリーンの行電極、列電極、COM電極が表示走査期間において、合わせて対応する表示信号を出力し、表示走査を順次に行うが、表示スクリーンの行電極、列電極、COM電極が垂直帰線期間(セグメントHとセグメントK)においてタッチ検出の状態で多重化されると、検出の要求に応じて正弦波のタッチ励起信号を与えて検出を行う。図24bは図24aにおけるセグメントHとセグメントK(垂直帰線期間)との拡大模式図である。図24bに示すように、表示スクリーンの電極は、フレーム同期を達成させるために、表示の垂直帰線期間における同一の固定時点で正弦波のタッチ励起信号を与える。図24cは図24bにおけるセグメントX(タッチ励起信号ローディングと検出期間)の拡大模式図であり、垂直帰線期間において、フレーム同期が行われた後に、正弦波のタッチ励起信号を与え始めるとともに、励起信号のパルス数のカウントも開始し、毎回のサンプリング検出も、タッチ励起パルス数の同期を達成させるために、同じシーケンス番号のタッチ励起信号のパルス数に行われるように制御される。この正弦波のタッチ励起信号のパルスにおいては、タッチ励起波形位相の同期を達成させるために、サンプリングデータを取るたびにその時点がタッチ励起出力端波形のある特定の位相点にある。
実施形態16
実施形態14と実施形態15は、瞬時値測定法により、図4のタッチディスプレイ400をタッチ検出する。このような瞬時値測定法は、特定の位相点の極めて短い期間においてタッチ信号の検出を行うものであり、検出速度が早いことを主な特徴とする。瞬時値測定法によるタッチ信号の検出を実現するための3つの回路構造は、図25、図26及び図27に示されている。タッチ信号検出回路はいずれも、信号検出チャンネル、データ変換チャンネル、及びデータ処理・タイミング制御回路から構成される。信号検出チャンネルは、バッファー、一次差動増幅回路及び二次差動増幅回路を有する。データ変換チャンネルは、AD変換器を有する。データ処理・タイミング制御回路は、コントロールソフトとデータ処理ソフトとを備え、データ演算能力とデータI/Oインターフェースとを有する中央処理装置(CPU、MCU)である。
図25は、瞬時値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。2510はタッチ信号のサンプリングポイントの信号であり、2511は検出参照点の信号であり、タッチ信号のサンプリングポイントの信号2510と検出参照点の信号2511は、それぞれバッファー2520とバッファー2521に緩衝された後に、一次差動増幅器2522の入力信号とされる。さらに、一次差動増幅器2522の出力は二次差動増幅器2533の1つの入力とされ、2524は電圧出力を調整し、それを基準電位として、二次差動増幅器2523の他の出力に接続することにより、一次差動増幅器の出力信号の背景値を引くものである。二次差動増幅器2523はAD変換器2525に出力され、2525は中央処理装置(CPU、MCU)2526に出力される同期制御信号2530の制御下で同期サンプリングを行い、サンプリングの変換結果を中央処理装置(CPU、MCU)2526に送信してから、中央処理装置によりデータ処理及びタッチ判断を行う。
図26は、瞬時値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。2610はタッチ信号のサンプリングポイントの信号であり、2611は検出参照点の信号であり、タッチ信号のサンプリングポイントの信号2610と検出参照点の信号2611はそれぞれバッファー2620とバッファー2621に緩衝された後に、一次差動増幅器2622の入力信号とされる。さらに、一次差動増幅器2622の出力は二次差動増幅器2623の1つの入力とされ、フィードバック調整アナログ回路2624は二次差動増幅器2623の出力をフィードバック入力信号として自動的に出力電圧を調整し、それを基準電位として、二次差動増幅器2623の他の出力に接続することにより、一次差動増幅器の出力信号の背景値を引く。二次差動増幅器2623はAD変換器2625に出力され、2625は中央処理装置(CPU、MCU)2626に出力される同期制御信号2630の制御下で同期サンプリングを行い、サンプリングの変換結果を中央処理装置(CPU、MCU)2626に送信してから、中央処理装置によりデータ処理及びタッチ判断を行う。
図27は、瞬時値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。2710はタッチ信号のサンプリングポイントの信号であり、2711は検出参照点の信号であり、タッチ信号のサンプリングポイントの信号2710と検出参照点の信号2711はそれぞれバッファー2720とバッファー2721に緩衝された後に、一次差動増幅器2722の入力信号とされる。さらに、一次差動増幅器2722の出力は二次差動増幅器2723の1つの入力とされ、中央処理装置(CPU、MCU)2726はタッチ演算結果に応じて調整データをDA変換器2724に送信し、2724の出力電圧は、基準電位として、二次差動増幅器2724の他の出力に接続することにより、一次差動増幅器の出力信号の背景値を引く。二次差動増幅器2723はAD変換器2725に出力され、2725は中央処理装置(CPU、MCU)2726に出力される同期制御信号2730の制御下で同期サンプリングを行い、サンプリングの変換結果を中央処理装置(CPU、MCU)2726に送信してから、中央処理装置によりデータ処理及びタッチ判断を行う。
図25、図26及び図27に示す3つの瞬時値測定法によるタッチ信号検出回路の区別としては、図25に示す手段は手動で二次差動回路に基準電位を設置し、二次差動回路に対して基本的な調整能力を備えるものであり、図26に示す手段は二次差動回路の出力端信号をアナログ回路で基準電位として二次差動回路に再フィードバックし、二次差動回路に対して自動的に追跡する調整能力を備えるものであり、図27に示す手段は中央処理装置により演算された結果をAD変換回路で基準電位として二次差動回路にフィードバックし、二次差動回路に対して知的な調整能力を備えるものである。
サイズ及び解像力が異なる表示スクリーンは、その電極の抵抗が一般に2K以上であり、検出回路とタッチスクリーンにおける電極線との接続点においては、検出回路の入力抵抗によりタッチ信号がスプリットされ、検出回路の入力抵抗が大きくなるほど、タッチ信号に対するスプリット作用が小さくなる。検出回路の入力抵抗が2.5倍以上になると、タッチ信号がタッチ動作情報を反映することができるので、信号検出チャンネルの電極線に対する入力抵抗は5KΩ以上であることが必要となる。例えば、図25、図26及び図27に示すように、差動増幅回路とタッチスクリーンにおける電極線との接続点においてバッファーが付けられているのは、検出回路の入力抵抗を増大するためである。
実施形態17
実施形態14と実施形態15は平均値測定法により、図4のタッチディスプレイ400をタッチ検出してもよい。このような平均値測定法は一定の期間内においてタッチ信号の検出を行い、タッチ信号の平均値を測定結果として得る。平均値測定法は瞬時値測定法より遅いが、高周波干渉の一部を取り除くことができ、測定データが更に安定してタッチの判断に有利であることを主な特徴とする。実効値は平均値の一種である。平均値測定法によるタッチ信号の検出を達成させる3つの回路構造は、図28、図29及び図30に示されている。そのタッチ信号検出回路構造はいずれも信号検出チャンネル、データ変換チャンネル、及びデータ処理・タイミング制御回路からなる。信号検出チャンネルは、バッファー、一次差動増幅回路、実効値測定回路、及び二次差動増幅回路を有する。データのサンプリングチャンネルは、AD変換回路を有する。データ処理・タイミング制御回路は、コントロールソフトとデータ処理ソフトとを備え、データ演算能力とデータI/Oインターフェースを有する中央処理装置(CPU、MCU)である。
図28は、平均値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。2810はタッチ信号のサンプリングポイントの信号であり、2811は検出参照点の信号であり、タッチ信号のサンプリングポイントの信号2810と検出参照点の信号2811はそれぞれバッファー2820とバッファー2821に緩衝された後に、一次差動増幅回路ユニット2822の入力信号とされる。一次差動増幅回路ユニット2822には、ゲート周波数が励起源タッチ信号の周波数である周波数ゲート回路が内蔵され、そのゲート回路は差動増幅された出力をゲートし、ゲートされた出力を実効値変換器2823の入力とし、2823の実効値出力を二次差動増幅器2824の入力とする。2825は電圧出力を調整し、それを基準電位として、二次差動増幅器2824の他の入力端に接続することにより、2823の実効値出力信号の背景値を引くものである。二次差動増幅器2824はAD変換器2826に出力され、2826は中央処理装置(CPU、MCU)2827に出力される同期制御信号2830の制御下で同期サンプリングを行い、サンプリングの変換結果を中央処理装置(CPU、MCU)2827に送信してから、中央処理装置によりデータ処理及びタッチ判断を行う。
図29は、平均値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。2910はタッチ信号のサンプリングポイントの信号であり、2911は検出参照点の信号であり、タッチ信号のサンプリングポイントの信号2910と検出参照点の信号2911はそれぞれバッファー2920とバッファー2921に緩衝された後に、一次差動増幅回路ユニット2922の入力信号とされる。一次差動増幅回路ユニット2922には、ゲート周波数が励起源タッチ信号の周波数である周波数ゲート回路が内蔵され、そのゲート回路は差動増幅された出力をゲートし、ゲートされた出力を実効値変換器2923の入力とし、2923の実効値出力を二次差動増幅器2924の入力とする。フィードバック調整アナログ回路2925は二次差動増幅器2924の出力をフィードバック入力信号として自動的に出力電圧を調整し、それを基準電位として、二次差動増幅器2924の他の入力端に接続することにより、2923の実効値出力信号の背景値を引く。二次差動増幅器2924はAD変換器2926に出力され、2926は中央処理装置(CPU、MCU)2927に出力される同期制御信号2930の制御下で同期サンプリングを行い、サンプリングの変換結果を中央処理装置(CPU、MCU)2927に送信してから、中央処理装置によりデータ処理及びタッチ判断を行う。
図30は、平均値測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。3010はタッチ信号のサンプリングポイントの信号であり、3011は検出参照点の信号であり、タッチ信号のサンプリングポイントの信号3010と検出参照点の信号3011とはそれぞれバッファー3020とバッファー3021に緩衝された後に、一次差動増幅回路ユニット3022の入力信号とされる。一次差動増幅回路ユニット3022には、ゲート周波数が励起源タッチ信号の周波数である周波数ゲート回路が内蔵され、そのゲート回路は差動増幅された出力をゲートし、ゲートされた出力を実効値変換器3023の入力とし、3023の実効値出力を二次差動増幅器3024の入力とする。中央処理装置(CPU、MCU)3027はタッチ演算結果により調整データをDA変換器3025に送信し、3025の出力電圧を基準電位として、二次差動増幅器3024の他の入力端に接続することにより、3023の実効値出力信号の背景値を引く。二次差動増幅器3024はAD変換器3026に出力され、3026は中央処理装置(CPU、MCU)3027に出力される同期制御信号3030の制御下で同期サンプリングを行い、サンプリングの変換結果を中央処理装置(CPU、MCU)3027に送信してから、中央処理装置によりデータ処理及びタッチ判断を行う。
図28、図29及び図30に示す3つの平均値測定法によるタッチ信号検出回路の区別としては、図28に示す手段は手動で二次差動回路に基準電位を設置し、二次差動回路に対して基本的な調整能力を備えるものであり、図29に示す手段は二次差動回路の出力端信号をアナログ回路で基準電位として二次差動回路に再フィードバックし、二次差動回路に対して自動的に追跡する調整能力を備えるものであり、図30に示す手段は中央処理装置により演算された結果をDA変換回路で基準電位として二次差動回路にフィードバックし、二次差動回路に対して知的な調整能力を備えるものである。
サイズ及び解像力が異なる表示スクリーンは、その電極の抵抗が一般に2K以上であり、検出回路とタッチスクリーンにおける電極線との接続点においては、検出回路の入力抵抗によりタッチ信号がスプリットされ、検出回路の入力抵抗が大きくなるほど、タッチ信号に対するスプリット作用が小さくなる。検出回路の入力抵抗が2.5倍以上になると、タッチ信号がタッチ動作情報を反映することができるため、信号検出チャンネルの電極線に対する入力抵抗は5KΩ以上であることが必要となる。例えば、図28、図29及び図30に示すように、差動増幅回路とタッチスクリーンにおける電極線との接続点においてバッファーが付けられているのは、検出回路の入力抵抗を増大するためである。
実施形態18
実施形態14を説明する際に、図4に示すタッチディスプレイ400は、ディスプレイとしてTFT−LCDを採用し、測定される等価回路が図18に示されていることが記載されている。タッチ励起信号1810は方形波信号であり、1830と1831が容量負荷であるため、タッチ励起の方形波信号はこの2つの容量において充電放電波形が現れる。タッチ励起源1810の出力波形とタッチ信号のサンプリングポイント1841のタッチ信号波形は図21に示されているが、本実施形態を説明するために、図31に示すように図21の符号を付し直す。
本実施形態はタッチ信号の検出方法として時間特性測定法を採用し、タッチ信号のサンプリングポイント1841の充電放電中における2つの所定電位間の時間間隔の変化を測定することにより、タッチ情報を得る。図31に示すように、タッチ信号サンプリング1841波形の充電中における2つの所定電位V422とV421の間の時間T423、及び放電中における2つの所定電位V421とV422の間の時間T424を測定することにより、この容量負荷を反映することができる。指が表示スクリーンにタッチすると、図18に示す等価回路の結合容量1831が発生され、回路の容量負荷及び時定数が変更され、2つの所定の電位間の時間間隔T423とT424も変更される。時間間隔T423とT424の変化を測定することにより、タッチ情報を得ることができ、所定の電位V421とV422が充電放電中におけるサンプリングポイント1841の2つの電位を選定する。
時間特性測定法によるタッチ信号の検出を達成させる回路構成は、図32と図33に示されている。そのタッチ信号検出回路構成は、信号検出・データ変換チャンネル、及びデータ処理・タイミング制御回路からなる。信号検出・データ変換チャンネルは、バッファーと、DA変換回路又は電圧調整出力ユニットと、コンパレータと、カウンターとを備え、データ処理・タイミング制御回路は、コントロールソフトとデータ処理ソフトとを備え、データ演算能力とデータI/Oインターフェースとを有する中央処理装置(CPU、MCU)である。
図32は、時間特性測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。3210はタッチ信号のサンプリングポイントの信号であり、3211は電圧調整出力ユニット3220により発生される所定の電位(V421)であり、3212は電圧調整出力ユニット3221により発生される所定の電位(V422)である。タッチ信号のサンプリングポイントの信号3210はバッファー3230により緩衝されて出力され、所定の電位3211とともにコンパレータ3232に入って比較する。タッチ信号のサンプリングポイントの信号3210は、バッファー3231により緩衝されて出力され、所定の電位3212とともにコンパレータ3233に入って比較する。中央処理装置(CPU、MCU)3235はカウンター3234のカウントパルス信号3240を生成し、コンパレータ3233の出力電位をカウンター3234のカウント開始信号とし、コンパレータ3232の出力電位をカウンター3234のカウント停止信号とする。カウンター3234のカウントを停止した後の示度数は中央処理装置(CPU、MCU)3235により読み出され、次の読み出しを用意するために、示度数を読み出した後に中央処理装置(CPU、MCU)3235によりクリア信号3241を送り出してカウンター3234をクリアし、また、中央処理装置(CPU、MCU)3235によりデータ処理及びタッチ判断を行う。
図33は、時間特性測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。3310はタッチ信号のサンプリングポイントの信号であり、中央処理装置(CPU、MCU)3327は、プログラムプリセット又は履歴検出判断により、対応するデータをDA変換器3320に出力して所定の電位3311(V421)を出力し、また、データをDA変換器3321に出力して所定の電位3312(V422)を出力する。タッチ信号のサンプリングポイントの信号3310はバッファー3322により緩衝されて出力され、所定の電位3211とともにコンパレータ3324に入る。タッチ信号のサンプリングポイントの信号3310は、バッファー3323により緩衝されて出力され、所定の電位3312とともにコンパレータ3325に入る。中央処理装置(CPU、MCU)3327はカウンター3326のカウントパルス信号3330を生成し、コンパレータ3325の出力電位をカウンター3326のカウント開始信号とし、コンパレータ3324の出力電位をカウンター3326のカウント停止信号とする。カウンター3326のカウントを停止した後の示度数は中央処理装置(CPU、MCU)3327により読み出され、次の読み出しを用意するために、示度数を読み出した後に中央処理装置(CPU、MCU)3327によりクリア信号3331を送信してカウンター3326をクリアし、また、中央処理装置(CPU、MCU)3327によりデータ処理及びタッチ判断を行う。
図32と図33に示す2種の時間特性測定法によるタッチ信号検出の区別としては、図32に示す手段は手動でコンパレータに所定の電位V421とV422を設置するものであり、図33に示す手段は中央処理装置によりコンパレータに所定の電位V421とV422を設置するもので、中央処理装置は、プログラムプリセットにより、又は、前の測定結果を演算した後に対応するデータをDA変換回路に出力することにより、その出力を所定の比較電位とし、所定の比較電位V421とV422の設置に対して知的な調整能力を備える。
実施形態19
実施形態18とは異なり、本実施形態においては、タッチ励起源1810が正弦波信号であり、1830と1831が容量負荷であるため、正弦波のタッチ励起源に容量負荷が付けられると、タッチ信号のサンプリングポイントにおける波形が依然として正弦波であるが、振幅と位相の変化が発生され、タッチ励起源1810の出力波形とタッチ信号のサンプリングポイント1841のタッチ信号波形が図23に示すようである。
本実施形態は、タッチ信号の検出方法として位相シフト測定法を採用し、異なる垂直帰線期間におけるタッチ信号のサンプリングポイント1841における特定の位相点の位相シフトを比較することにより、タッチ情報を得る。位相の変化を測定することによりこのタッチ容量の影響を反映することができる一方、位相の変化も時間間隔を測定することにより反映できることが見られる。この時間間隔の検出模式図においても、図23に示すように、ディスプレイに指がタッチしていない場合に、図18における分布容量1830が存在するため、タッチ信号のサンプリングポイント1841におけるタッチ信号波形がタッチ励起源出力端1840の波形に対して位相遅れがあることが検出され、指が表示スクリーンにタッチすると、図18に示す等価回路の結合容量1831が発生され、回路の容量負荷が増大され、タッチ信号のサンプリングポイント1841におけるゼロクロスポイントと励起源の間のゼロクロスポイントとの間の時間T500が大きくなり、即ち、更なる位相シフトが生じることが見られる。時間T500の変化を測定すれば、タッチ情報を得ることができる。タッチ励起源の波形によって、特定の位相点に対応する電位はゼロポイント又は他の電位点であってもよい。
位相シフト測定法によるタッチ信号の検出を達成させる回路構成は、図34と図35に示されている。そのタッチ信号検出回路構成は、いずれも信号検出・データ変換チャンネル、及びデータ処理・タイミング制御回路からなる。信号検出・データ変換チャンネルは、バッファーと、DA変換回路又は電圧調整出力ユニットと、コンパレータと、カウンターとを備え、データ処理・タイミング制御回路は、コントロールソフトとデータ処理ソフトとを備え、データ演算能力とデータI/Oインターフェースを有する中央処理装置(CPU、MCU)である。
図34は、位相シフト特性測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。3410はタッチ信号のサンプリングポイントの信号であり、3411は検出参照点の信号であり、3412は電圧調整出力ユニット3420により発生される、1つの特定の位相点に対応する電位である。タッチ信号のサンプリングポイントの信号3410はバッファー3430により緩衝されて出力され、特定の位相点に対応する電位3412とともにコンパレータ3432に入って比較する。タッチ信号のサンプリングポイントの信号3411は、バッファー3431により緩衝されて出力され、特定の位相点に対応する電位3412とともにコンパレータ3433に入って比較する。中央処理装置(CPU、MCU)3435はカウンター3434のカウントパルス信号3440を生成し、コンパレータ3433の出力電位をカウンター3434のカウント開始信号とし、コンパレータ3432の出力電位をカウンター3434のカウント停止信号とする。カウンター3434のカウントを停止した後の示度数は中央処理装置(CPU、MCU)3435により読み出され、次の読み出しを用意するために、示度数を読み出した後に中央処理装置(CPU、MCU)3435によりクリア信号3441を送り出してカウンター3434をクリアし、また、中央処理装置(CPU、MCU)3435によりデータ処理及びタッチ判断を行う。
図35は、位相シフト特性測定法によるタッチ信号検出回路の構成図である。3510はタッチ信号のサンプリングポイントの信号であり、3511は検出参照点の信号であり、中央処理装置(CPU、MCU)3526はプログラムプリセット又は履歴検出判断により、対応するデータをDA変換器3520に出力し、特定の位相点に対応する電位3512がDA変換器3520の出力電位である。タッチ信号のサンプリングポイントの信号3510はバッファー3521により緩衝されて出力され、特定の位相点に対応する電位3512とともにコンパレータ3523に入って比較する。タッチ信号のサンプリングポイントの信号3511は、バッファー3522により緩衝されて出力され、特定の位相点に対応する電位3512とともにコンパレータ3524に入って比較する。中央処理装置(CPU、MCU)3526はカウンター3525のカウントパルス信号3530を生成し、コンパレータ3524の出力電位をカウンター3525のカウント開始信号とし、コンパレータ3523の出力電位をカウンター3525のカウント停止信号とする。カウンター3525のカウントを停止した後の示度数は中央処理装置(CPU、MCU)3526により読み出され、次の読み出しを用意するために、示度数を読み出した後に中央処理装置(CPU、MCU)3526によりクリア信号3531を送り出してカウンター3525をクリアし、中央処理装置(CPU、MCU)3526によりデータ処理及びタッチ判断を行う。
図34と図35とに示す2種の位相シフト測定法によるタッチ信号検出の区別としては、図34に示す手段は手動で特定の位相点に対応する電位を設定するものであり、図35に示す手段は中央処理装置によりDA変換器で特定の位相点に対応する電位を設定するものであり、中央処理装置は、プログラムプリセットにより、又は前の測定結果を演算した後にAD変換器で特定の位相点に対応する電位としてフィードバックすることにより、特定の位相点の設置に対して知的な調整能力を備える。
本実施形態に測定されるタッチ信号位相の特性は実質的に時間特性の1つである。
実施形態20
図4に示すタッチディスプレイ400は、表示スクリーンの電極を時分割多重化することにより、タッチ機能を果たす。タッチディスプレイ400は、N本の表示スクリーンの電極線の一部又は全部をタッチセンサ電極線として時分割多重化し、シングルチャンネルの順次走査検出によりタッチ検出を行う。即ち、1つのタッチ信号検出チャンネル又は1つのデータ変換チャンネルを有するタッチ信号検出回路は、図36に示すように、走査により順次にN本のタッチセンサ電極線のうちの1番目、2番目、……、さらに、N番目のタッチセンサ電極線を検出し、1つの検出フレームの検出プロセス全体を完成する。
これは、最も通常と自然なタッチ検出方式である。
実施形態21
実施形態20とは異なり、本実施形態においては、ある所定の間隔iで、走査によりN本のタッチセンサ電極のうちの1番目の電極、i+1番目、2i+1番目、……、さらに、N番目のタッチセンサ電極線を検出し、1つの検出フレームの検出プロセス全体を完成する。
i=2の場合、すなわち、2本のタッチセンサ電極線ごとの検出走査の模式図は、図37に示されている。
実施形態22
実施形態21及び実施形態22とは異なり、本実施形態は、シングルチャンネルのラフスキャンとファインスキャンを組み合わせた検出方式によりタッチ検出を行う。すなわち、1つの検出チャンネル又は1つのデータ変換チャンネルを有するタッチ信号検出回路は、タッチセンサ電極線を1ブロックにi本があるように幾つかのブロックに分け、1ブロック毎に1本又は数本のタッチセンサ電極線を当該ブロックのタッチセンサ電極線のタッチセンサ代表電極として選定して一緒にタッチ検出を行い、好ましくは、1ブロックにおけるタッチセンサ電極線の全てを1本のタッチセンサ代表電極として並列接続する。まず、ブロックによってタッチセンサ代表電極を検出して、タッチ動作が発生する領域を特定する。次に、タッチ動作が発生した領域においてファインスキャン検出を行い、更に具体的なタッチ情報を得る。この方法はタッチ検出の時間を節約することを目的とする。
i=3の場合に、シングルチャンネルのラフスキャンとファインスキャンを組み合わせた検出走査の模式図は、図38に示されている。
実施形態23
本実施形態は、マルチチャンネル順次走査の検出方式によりタッチ検出を行う。即ち、複数のタッチ信号検出チャンネルと複数のデータ変換チャンネルとを有するタッチ信号検出回路は、それぞれ1つのタッチ信号検出チャンネルが1つのタッチセンサ電極群における検出を司るように、全てのタッチセンサ電極線をタッチ信号検出チャンネル数と同等のグループ数に分ける。
1つの手段としては、各タッチ信号検出チャンネルにより、同時にそれぞれのグループにおいて順次走査検出を行い、全てのタッチ信号検出チャンネルの検出結果をまとめて、全スクリーンのタッチ情報を得る。図39は3つのタッチ信号検出チャンネルの場合の走査順次模式図である。
他の手段としては、各タッチ信号検出チャンネルにより、同時にそれぞれのグループにおいて間隔走査検出を行い、全てのタッチ信号検出チャンネルの検出結果をまとめて、全スクリーンのタッチ情報を得る。図40は3つのタッチ信号検出チャンネルの場合の走査順次模式図である。
更に他の手段としては、各タッチ信号検出チャンネルにより、同時にそれぞれのグループにおいてラフスキャンとファインスキャンを組み合わせて検出を行い、全てのタッチ信号検出チャンネルの検出結果をまとめて、全スクリーンのタッチ情報を得る。図41は3つのタッチ信号検出チャンネルの場合の走査順次模式図である。
以上、具体的な実施形態に基づいて本発明をさらに詳細に説明したが、本発明の実施形態がそれらの説明に限定されるとは考えられない。当業者は本発明の主旨から逸脱することなく、幾つかの簡単な推論や置換を行うことができ、それらはすべて本発明の保護範囲に属すると考えるべきである。

Claims (12)

  1. アクティブ液晶表示スクリーンと、表示駆動回路と、タッチ回路と、表示スクリーンの電極が表示駆動にもタッチ検出にも用いられるようにする表示/タッチ信号ゲート出力回路または表示/タッチ信号ローディング回路とを備え、前記タッチ回路はタッチ励起源とタッチ信号検出回路とを有し、前記表示/タッチ信号ゲート出力回路により、表示スクリーンの電極が表示駆動回路に連通されて表示駆動信号を送信し、又は、タッチ回路に連通されてタッチ信号を送信し、表示駆動及びタッチ検出の場合に表示スクリーンの電極を時分割多重化するようにし、前記表示/タッチ信号ローディング回路により、表示スクリーンの電極が表示駆動信号とタッチ信号を同時に送信し、表示駆動及びタッチ検出の場合に表示スクリーンの電極を同時に共用するようにし、アクティブ液晶表示スクリーンの少なくとも1つの基板には、アクティブデバイスアレイと、前記アクティブデバイスアレイに接続される行電極群及び列電極群とを有し、表示スクリーンのもう1つの基板には共通電極を有する、表示によるタッチへの影響を解消可能なタッチディスプレイにおいて、
    正常表示期間が終わると、表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に、液晶先駆動信号が与えられた行列電極線と共通電極との間の液晶分子が決定された配列状態になるように、液晶先駆動信号が与えられた行列電極線の共通電極に対する電位差が液晶の飽和駆動電圧より小さくないような大きさの液晶先駆動信号を与え、表示内容の変化によるタッチ信号の検出への影響を解消する
    ことを特徴とする表示によるタッチへの影響を解消可能なタッチディスプレイ。
  2. 前記表示スクリーンにおける行列電極線の一部又は全部及び共通電極に与えられる液晶先駆動信号は、異なる行列電極線に同時又は不同時に与えられ、行列電極線に液晶先駆動信号が与えられた時期において、共通電極にも液晶先駆動信号を与える時点がある
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチディスプレイ。
  3. 前記表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に与えられる液晶先駆動信号は、表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に液晶先駆動信号を与えた後、液晶先駆動信号が与えられた行列電極線にタッチ信号を与え、電極線におけるタッチ信号の変化を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチディスプレイ。
  4. 前記表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に与えられる液晶先駆動信号は、行列電極線にタッチ信号を与えると同時に、又は、行列電極線にタッチ信号を与えた後に、表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に液晶先駆動信号を与え、また、液晶先駆動信号を与えた後、液晶先駆動信号が与えられた電極線におけるタッチ信号の変化を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチディスプレイ。
  5. 前記表示スクリーンにおけるアクティブデバイスアレイはTFTアレイであり、行列電極線はTFTのゲートとソースにそれぞれ接続され、又はTFTのゲートとドレインにそれぞれ接続され、TFTのソースとドレインに接続される列電極線には液晶先駆動信号を同時に与える時期がある
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチディスプレイ。
  6. 前記表示スクリーンの行列電極線の一部又は全部及び共通電極に液晶先駆動信号を与えることは、表示スクリーンにおける表示画素に接続されるアクティブデバイスの全部又は一部がオフ状態にある時期に行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチディスプレイ。
  7. 前記液晶先駆動信号は、表示スクリーンにおける表示画素に接続されるアクティブデバイスの導通状態の時期に与えられる
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチディスプレイ。
  8. 前記液晶先駆動信号及びタッチ信号は、表示スクリーンにおける表示画素に接続されるアクティブデバイスの導通状態の時期に同時に与えられる
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチディスプレイ。
  9. 前記表示スクリーンにおけるアクティブデバイスアレイはTFTアレイであり、表示画素に接続されるTFTの導通状態の時期において、TFTのソースとドレインに接続される列電極線及び共通電極に液晶先駆動信号を与える
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のタッチディスプレイ。
  10. 前記行・列電極群又は共通電極に与えられる液晶先駆動信号は、交流信号、直流信号、交流と直流の混合信号のうちの1つである
    ことを特徴とする請求項1、7又は8に記載のタッチディスプレイ。
  11. 前記表示スクリーンの同一電極に与えられる液晶先駆動信号及びタッチ信号は、周波数又は波形が同様な交流信号である
    ことを特徴とする請求項1、7又は8に記載のタッチディスプレイ。
  12. 前記液晶先駆動信号の周波数は、10kHz以上である
    ことを特徴とする請求項1、7又は8に記載のタッチディスプレイ。
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