JP6145485B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電子機器に関する。
携帯電話、スマートフォン、タブレッド端末、及び、ノート型パーソナルコンピュータ等の携帯可能な電子機器が普及している。これらの電子機器は、例えば表示パネルと一体となった入力パネルを有する。入力パネルは、例えばユーザが表示画面に接触したときに、接触した位置を検出する。入力パネルは、例えば静電容量の変化を検出するセンサを備えている。
特開2009−244958号公報 特開2012−48295号公報
本発明の実施形態は、汎用性の高い電子機器を提供することを目的とする。
実施形態によれば、
マトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極と対向して配置され第1方向に沿って延在し前記第1方向と交差する第2方向に並んで配置された複数のセグメントを含む共通電極と、前記共通電極と対向して配置され前記第2方向に沿って延在し前記第1方向に並んで配置された複数のセグメントを含む検出電極と、を備えたセンサ付き表示デバイスと、前記画素電極に表示信号を供給するとともに、前記共通電極にセンサ駆動信号またはコモン駆動信号を供給するディスプレイドライバと、前記共通電極にセンサ駆動信号を供給したのに基づいて前記検出電極の各セグメントからのセンサ検出値を含むデータセットを前記ディスプレイドライバに出力する検出回路と、前記検出回路から前記ディスプレイドライバを介して出力されたデータセットを受信するアプリケーションプロセッサと、を備えた電子機器が提供される。
実施形態によれば、
マトリクス状に配置された複数の画素電極と、前記画素電極と対向して配置され第1方向に沿って延在し前記第1方向と交差する第2方向に並んで配置された複数のセグメントを含む共通電極と、前記共通電極と対向して配置され前記第2方向に沿って延在し前記第1方向に並んで配置された複数のセグメントを含む検出電極と、を備えたセンサ付き表示デバイスを備えた電子機器の制御方法であって、ディスプレイドライバから前記共通電極にセンサ駆動信号を供給し、前記共通電極にセンサ駆動信号を供給したのに基づいて前記検出電極の各セグメントからのセンサ検出値を検出回路で受信し、前記検出回路で受信したセンサ検出値を含むデータセットを前記ディスプレイドライバに出力し、前記検出回路から前記ディスプレイドライバを介して出力されたデータセットをアプリケーションプロセッサで受信する、電子機器の制御方法が提供される。
さらに、本実施形態によれば、
共通電極を備えた第1基板と、前記共通電極と対向した複数のセグメントを含む検出電極を備えた第2基板と、を備えたセンサ付き表示デバイスと、前記共通電極にセンサ駆動信号またはコモン駆動信号を供給するディスプレイドライバと、前記検出電極と前記ディスプレイドライバとを電気的に接続するフレキシブル配線基板と、を備え、前記共通電極にセンサ駆動信号を供給したのに基づいて検出された前記検出電極の各セグメントからのセンサ検出値は、前記ディスプレイドライバを介して外部に出力される、電子機器が提供される。
本実施形態によれば、汎用性の高い電子機器を提供することが可能となる。
図1は、一実施形態の電子機器の一構成例を概略的に示すブロック図である。 図2は、図1に示すセンサ付き表示デバイス10の一構成例を概略的に示す断面図である。 図3は、図2に示すセンサ付き表示デバイスの共通電極CEと検出電極SEとの一構成例を説明するための斜視図である。 図4は、静電容量型センサの駆動信号と検出信号との一例を示す図である。 図5は、一実施形態の電子機器の一構成例を概略的に示す平面図である。 図6は、一実施形態の電子機器の一構成例を概略的に示す断面図である。
以下、実施形態の電子機器および電子機器の制御方法について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、一実施形態の電子機器の一構成例を概略的に示すブロック図である。
本実施形態の電子機器は、センサ付き表示デバイス10と、検出回路20と、ディスプレイドライバ30と、アプリケーションプロセッサ40と、を備えている。検出回路20とディスプレイドライバ30との間では、各種データのやり取りが可能となるように構成されている。また、ディスプレイドライバ30とアプリケーションプロセッサ40との間では、各種データのやり取りが可能となるように構成されている。一例として、ディスプレイドライバ30とアプリケーションプロセッサ40との間でデータをやり取りするためのインターフェイスIFとして、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)のDSI(Display Serial Interface)などが適用可能である。ディスプレイドライバ30とアプリケーションプロセッサ40との間のインターフェイスIFは、ここに示した例に限らない。
センサ付き表示デバイス10は、表示デバイスとセンサとを備えている。センサ付き表示デバイス10は、画像表示のタイミングで、ディスプレイドライバ30から受信した表示信号Sigx/コモン駆動信号VCOMに従って画像を表示する。また、センサ付き表示デバイス10は、センシングのタイミングで、ディスプレイドライバ30から受信したセンサ駆動信号Txに従ってセンサを駆動するとともに、検出回路20へセンサ検出値Rxを出力する。センシングのタイミングは、例えば、画像表示のタイミングとは別に設定される。
検出回路20は、センサ付き表示デバイス10から受信したセンサ検出値Rxを各種情報に対応したデータと合わせてデータセットDataを生成し、ディスプレイドライバ30へ出力する。また、検出回路20は、詳述しない種々のデータ処理を行ったり、ディスプレイドライバ30への信号出力を行ったりする。
ディスプレイドライバ30は、アプリケーションプロセッサ40から受信したグラフィックデータを、センサ付き表示デバイス10が表示可能になるよう処理して、当該処理したデータを表示信号Sigx/Vcomとしてセンサ付き表示デバイス10に出力する。また、ディスプレイドライバ30は、センサ付き表示デバイス10でセンシングするためのセンサ駆動信号Txをセンサ付き表示デバイス10に出力する。また、ディスプレイドライバ30は、検出回路20から受信したセンサ検出値Rxを含むデータセットDataをアプリケーションプロセッサ40に出力する。
アプリケーションプロセッサ40は、ディスプレイドライバ30にグラフィックデータなどの各種データを出力する。また、アプリケーションプロセッサ40は、ディスプレイドライバ30からデータセットDataなどの各種データを受信する。さらに、アプリケーションプロセッサ40は、ディスプレイドライバ30から受信したデータセットDataから、センサ検出値Rxに基づくローデータ(Raw data)を用いて様々な処理を行う。
ディスプレイドライバ30とアプリケーションプロセッサ40との間のインターフェイスIFは、その物理レーンの少なくとも一部がアプリケーションプロセッサ40からディスプレイドライバ30へのグラフィックデータなどの各種データの出力、及び、ディスプレイドライバ30からアプリケーションプロセッサ40へのデータセットなどの各種データの出力の双方を行うように構成されている。例えば、当該インターフェイスIFの同一物理レーンにおいて、アプリケーションプロセッサ40とディスプレイドライバ30との間で、各種データを双方向で転送することが可能である。このように、同一の物理レーンを共用する場合、アプリケーションプロセッサ40からディスプレイドライバ30への各種データの出力と、ディスプレイドライバ30からアプリケーションプロセッサ40への各種データの出力とは異なるタイミングで(あるいは、異なる転送時間に分けて)行われる。例えば、同一の物理レーンにおいて、アプリケーションプロセッサ40からディスプレイドライバ30へのグラフィックデータの出力は画像表示のタイミングで行い、ディスプレイドライバ30からアプリケーションプロセッサ40へのデータセットの出力はセンシングのタイミングで行う。
なお、インターフェイスIFにおいて、一部の物理レーンのみをディスプレイドライバ30とアプリケーションプロセッサ40との間でデータ転送のために共用しても良いし、全部の物理レーンをデータ転送のために共用しても良い。
また、図1に示した例では、データセットDataがディスプレイドライバ30からアプリケーションプロセッサ40に出力される場合を図示しているが、一旦、アプリケーションプロセッサ40で受信したデータセットDataがディスプレイドライバ30に出力されても良い。つまり、データセットDataは、ディスプレイドライバ30とアプリケーションプロセッサ40との間において双方向で転送可能である。
本実施形態におけるアプリケーションプロセッサ40とは、携帯電話等の電子機器内に組み込まれている、たとえば半導体集積回路(LSI)であって、OS等のソフトウエアによってWebブラウジングやマルチメディア処理などの複数の機能処理を複合的に実行する役割を持つものである。これらのアプリケーションプロセッサ40は、高速な演算処理を行うもので、デュアルコア、あるいは、Quad−Coreのものであっても良い。動作速度としては、たとえば500MHz以上、より好ましくは1GHzのものが好適である。
図2は、図1に示すセンサ付き表示デバイス10の一構成例を概略的に示す断面図である。なお、図2における第1方向Xと第2方向Yとは互いに略直交する方向であり、第3方向Zは、第1方向Xと第2方向Yとにより規定される平面と略直交する方向である。
センサ付き表示デバイス10は、表示デバイスとして液晶表示デバイスを用いるとともに液晶表示デバイスに元々備えられている電極の一部(後述する共通電極CE)を兼用して静電容量型センサを構成したものである。
センサ付き表示デバイス10は、アレイ基板ARと、アレイ基板ARに対向配置された対向基板CTと、アレイ基板ARと対向基板CTとの間に保持された液晶層LQと、を備えている。
アレイ基板ARは、第1偏光板POL1と、TFT基板12と、共通電極CEと、画素電極PEと、を備えている。
TFT基板12は、ガラス等の透明な絶縁基板と、図示しないソース配線やゲート配線等の各種配線と、ソース配線及びゲート配線と接続されたスイッチング素子と、これらを覆う絶縁膜と、を備えている。ゲート配線が第1方向Xに延出し、且つ、ソース配線が第2方向Yに延出する構成においては、スイッチング素子は、例えば、ソース配線及びゲート配線の交点に、マトリクス状に配置される。当該スイッチング素子は、ゲート配線に供給される信号によりソース配線と画素電極PEとの接続を切り替える。当該スイッチング素子として、本実施形態では、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)を用いる。
共通電極CEは、TFT基板12上に配置され絶縁層13に覆われている。共通電極CEは、例えば、第1方向Xに延在するとともに第2方向Yに複数並んで配置されている。つまり、共通電極CEは、短冊状に形成された複数のセグメントによって構成され、各セグメントには個別に信号(コモン駆動信号VCOMまたはセンサ駆動信号Tx)を入力することが可能である。共通電極CEは、例えばITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium zinc oxide)等の透明な導電材料によって形成されている。本実施形態では、共通電極CEは、センサ用駆動電極としても用いられる。
画素電極PEは、絶縁層13上に配置され図示しない配向膜に覆われている。画素電極PEは、例えば第1方向Xを行方向とし第2方向Yを列方向としたマトリクス状に並んで配置されている。行方向に並んだ複数列の画素電極PEが絶縁層13を介して共通電極CEの1つのセグメントと対向している。各画素電極PEには、スイッチング素子を介して表示信号Sigxが書き込まれる。画素電極PEは、例えばITOやIZO等の透明な導電材料によって形成されている。なお、FFS(Fringe Field Switching)モードでは、画素電極PEは、共通電極CEと対向するスリットを有しているが、図示を省略している。
第1偏光板POL1は、TFT基板12の外側(共通電極CEと反対側)の主面に配置されている。
対向基板CTは、ガラス等の透明な絶縁基板14と、カラーフィルタCFと、検出電極SEと、第2偏光板POL2と、を備えている。
カラーフィルタCFは、絶縁基板14の内側(アレイ基板ARと対向する側)に配置されている。なお、絶縁基板14の内側には、画素を区画する格子状に形成された図示しないブラックマトリクスが配置されていても良い。カラーフィルタCFは、例えば複数の着色層を備え、第1方向Xに隣接する画素にそれぞれ配置されたカラーフィルタCFの着色層は、互いに色が異なっている。例えば、カラーフィルタCFは、赤色、青色、緑色といった3原色にそれぞれ着色された樹脂材料によって形成された着色層を備えている。赤色に着色された樹脂材料からなる赤色着色層(図示せず)は、赤色画素に対応して配置されている。青色に着色された樹脂材料からなる青色着色層(図示せず)は、青色画素に対応して配置されている。緑色に着色された樹脂材料からなる緑色着色層は、緑色画素に対応して配置されている。カラーフィルタCFは、図示しないオーバーコート層によって覆われている。オーバーコート層は、カラーフィルタCFの表面の凹凸の影響を緩和する。オーバーコート層は、図示しない配向膜に覆われている。
検出電極SEは、絶縁基板14の外側(カラーフィルタCFと反対側)の主面に配置されている。検出電極SEは、共通電極CEの各セグメントが延在した方向(第1方向X)と略直交する方向(第2方向Y)に延在するとともに、第1方向Xに複数並んで配置されている。つまり、検出電極SEは、短冊状に形成された複数のセグメントによって構成され、各セグメントから個別にセンサ検出値Rxを出力することが可能である。このような検出電極SEは、共通電極CEとともにセンサ付き表示デバイス10のセンサを構成している。検出電極SEは、例えばITOやIZO等の透明電極材料によって形成されている。
第2偏光板POL2は、検出電極SE上(絶縁基板14のカラーフィルタCFと反対側)に配置されている。第1偏光板POL1の第1偏光軸と、第2偏光板POL2の第2偏光軸とは、例えば、直交する位置関係(クロスニコル)にある。
図3は、図2に示すセンサ付き表示デバイスの共通電極CEと検出電極SEとの一構成例を説明するための斜視図である。
この例では、共通電極CEは、第1方向X(図の左右方向)に延在する複数の短冊状のセグメントによって構成されている。画像表示のタイミング(表示信号書込時)では、各セグメントには、ディスプレイドライバ30からコモン駆動信号VCOMが順次供給され、時分割的に線順次走査駆動が行われる。また、センシングのタイミング(センサ駆動時)では、各セグメントには、ディスプレイドライバ30からセンサ駆動電圧Txが順次供給される。
一方、検出電極SEは、共通電極CEの各セグメントの延在方向と直交する第2方向Yに延在する複数の短冊状のセグメントによって構成されている。センシングのタイミングでは、検出電極SEの各セグメントからは、それぞれ、センサ検出値Rxが出力され、検出回路20へ入力される。
図4は、静電容量型センサの駆動信号と検出信号との一例を示す図である。
静電容量型センサは、誘電体を挟んで互いに対向配置された一対の電極(共通電極CEおよび検出電極SE)を備え、第1容量素子を構成する。
第1容量素子は、その一端が交流信号源に接続され、他端は抵抗を介して接地されると共に図1に示す検出回路20に接続される。交流信号源から共通電極CE(つまり容量素子の一端)に所定の周波数(例えば数kHz〜十数kHz程度)の交流矩形波(センサ駆動信号Tx)を印加すると、検出電極SE(つまり第1容量素子の他端)に、図4に示したような出力波形(センサ検出値Rx)が現れる。
指を接触していない状態では、第1容量素子に対する充放電に伴って、第1容量素子の容量値に応じた電流が流れる。このときの第1容量素子の他端の電位波形は、例えば図4の波形V0のようになり、これが検出回路20によって検出される。
一方、指を接触した状態では、指によって形成される第2容量素子が第1容量素子に直列に追加された形となる。この状態では、第1容量素子と第2容量素子とに対する充放電に伴って、それぞれ電流が流れる。このときの第1容量素子の他端の電位波形は、例えば図4の波形V1のようになり、これが検出回路20によって検出される。このとき、第1容量素子の他端の電位は、第1容量素子と第2容量素子とを流れる電流の値によって定まる分圧電位となる。このため、波形V1は、非接触状態での波形V0よりも小さい値となる。
なお、上記説明ではセンサに接触しているか否かを検出する方法について説明したが、センサに接触していない状態でもセンサ検出値Rxは変化するものであるので、ホバリング検出等も可能である。
図5は、一実施形態の電子機器の一構成例を概略的に示す平面図である。
センサ付き表示デバイス10において、アレイ基板ARは、対向基板CTの基板端部CTEよりも外側に延在した実装部MTを備えている。実装部MTには、駆動ICチップCPがCOG(チップ・オン・グラス)実装されている。図示した例では、実装された駆動ICチップCPは、1個である。この駆動ICチップCPは、上記の検出回路20及びディスプレイドライバ30を内蔵している。つまり、検出回路20とディスプレイドライバ30との間でのデータのやり取りは、駆動ICチップCPの内部で行われる。この駆動ICチップCPは、図示しないソース配線及びゲート配線と接続されるとともに、共通電極CEの各セグメントの端子に接続されている。なお、ここでは、1個の駆動ICチップCPが検出回路20及びディスプレイドライバ30を内蔵した構成を図示しているが、この例に限らず、検出回路20及びディスプレイドライバ30がそれぞれ別個の駆動ICチップに内蔵されていても良い。
アプリケーションプロセッサ40は、例えば電子機器本体のプリント回路基板PCBに実装されている。これらのセンサ付き表示デバイス10とプリント回路基板PCBとは、第1フレキシブル配線基板FS1を介して接続されている。すなわち、第1フレキシブル配線基板FS1の一端部は、実装部MTにおいて、駆動ICチップCPよりもアレイ基板ARの基板端部側に接続されている。また、第1フレキシブル配線基板FS1の他端部は、プリント回路基板PCBに接続されている。
一方、センサ付き表示デバイス10において、対向基板CTの外面には、第2フレキシブル配線基板FS2が接続されている。すなわち、この第2フレキシブル配線基板FS2の一端部は、対向基板CTの外面に位置する検出電極SEの各セグメントの端子に接続されている。また、第2フレキシブル配線基板FS2の他端部は、例えば第1フレキシブル配線基板FS1に接続されているが、実装部MTに直接実装されていても良い。
図6は、一実施形態の電子機器の一構成例を概略的に示す断面図である。
第1フレキシブル配線基板FS1は、その内面、つまりTFT基板12と向かい合う側の面に、TFT基板12と接続するための電極EL1を備えている。また、第1フレキシブル配線基板FS1は、その外面、つまり第2フレキシブル配線基板FS2と向かい合う側の面に、第2フレキシブル配線基板FS2と接続するための電極EL2を備えている。さらに、第1フレキシブル配線基板FS1は、プリント回路基板PCBと接続するための電極EL3や、これらの電極を接続するための各種配線などを備えている。外面側の電極EL2は、スルーホールを介して内面側の配線等と電気的に接続されている。図示した例では、プリント回路基板PCBは、第1フレキシブル配線基板FS1の内面側に接続されているが、第1フレキシブル配線基板FS1の外面側に接続されていても良い。
第2フレキシブル配線基板FS2は、その内面、つまり対向基板CTと向かい合う側に、第2偏光板POL2から露出した検出電極SEの端子と接続するための電極EL4を備えている。また、第2フレキシブル配線基板FS2は、その内面に、電極EL3と電極EL4とを接続するための各種配線などを備えている。
このような構成によれば、画像表示のタイミングにおいて、アプリケーションプロセッサ40から出力されたグラフィックデータは、プリント回路基板PCB上の配線及び第1フレキシブル配線基板FS1上の配線を経由して駆動ICチップCPに入力される。駆動ICチップCPは、ディスプレイドライバ30において、受信したグラフィックデータに基づき、表示信号Sigx/コモン駆動信号VCOMを生成する。駆動ICチップCPから出力された表示信号Sigxは各画素電極PEに書き込まれ、駆動ICチップCPから出力されたコモン駆動信号VCOMは共通電極CEの各セグメントに入力される。
一方、センシングのタイミングにおいて、駆動ICチップCPから出力されたセンサ駆動信号Txは、共通電極CEの各セグメントに入力される。このとき、検出電極SEの各セグメントから出力されたセンサ検出値Rxは、第2フレキシブル配線基板FS2上の配線及び第1フレキシブル配線基板FS1上の配線を経由して駆動ICチップCPの検出回路20に入力される。駆動ICチップCPは、受信したセンサ検出値に基づくローデータを含むデータセットDataを、そのディスプレイドライバ30から出力する。ディスプレイドライバ30から出力されたデータセットDataは、第1フレキシブル配線基板FS1上の配線及びプリント回路基板PCB上の配線を経由してアプリケーションプロセッサ40に入力される。
つまり、図示した例では、検出電極SEから出力されたセンサ検出値Rxの出力経路は、第2フレキシブル配線基板FS2⇒第1フレキシブル配線基板FS1⇒駆動ICチップCP⇒第1フレキシブル配線基板FS1⇒アプリケーションプロセッサ40となる。
なお、第2フレキシブル配線基板FS2の他端部が実装部MTに直接実装されている場合には、検出電極SEから出力されたセンサ検出値Rxの出力経路は、第2フレキシブル配線基板FS2⇒駆動ICチップCP⇒第1フレキシブル配線基板FS1⇒アプリケーションプロセッサ40とすることも可能である。
いずれの例においても駆動ICチップCPとディスプレイドライバ30との間でデータセットDataを通信するためのインターフェイスとしては、上記した通り、DSI(Display Serial Interface)などが適用可能である。
アプリケーションプロセッサ40は、受信したデータセットDataから、センサ検出値Rxに基づくローデータ(Raw data)を用いて様々な処理を行う。
本実施形態によれば、センサ検出値Rxを含むデータセットDataを直接アプリケーションプロセッサ40に出力することにより、アプリケーションプロセッサ40側でデータセットDataを用いた種々の処理が可能となる。このようなアプリケーションプロセッサ40側での処理により、データセットDataから単にユーザによる接触の座標情報が得られるだけでなく、センサ付き表示デバイス10のセンサによって検出されたセンサ検出値Rxに基づき、座標位置と物理量とを含む3次元情報を得ることが可能となる。
また、アプリケーションプロセッサ40の構成はハードウエアで実現されてもよく、ソフトウエアで実現されてもよい。いずれにしても、アプリケーションプロセッサ40においてディスプレイドライバ30および検出回路20の制御を行うとともに、ローデータを用いた演算を行うため、センサ付き表示デバイス10、検出回路20およびディスプレイドライバ30の構成は複雑にならない。すなわち、本実施形態によれば、汎用性の高い電子機器および電子機器の制御方法を提供するができる。
さらに、センサの高精細化やセンサ付き表示デバイス10の大画面化に伴って、センサ検出値Rxのデータ量が増大するが、駆動ICチップCP内の検出回路20やディスプレイドライバ30においてはセンサ検出値Rxに基づく座標検出などの処理を行わないため、駆動ICチップCPの処理能力や回路規模、メモリ容量などを増大する必要がなく、安価で、コンパクトな電子機器を提供することが可能となる。
特に、センサ付き表示デバイス10に実装される駆動ICチップCPを1個にすることで、シンプルな構成を実現することが可能となる。また、駆動ICチップCPとアプリケーションプロセッサ40との間でのデータのやり取りは、ディスプレイドライバ30とアプリケーションプロセッサ40との間のインターフェイスのみで行うことができ、両者を接続するピン数も低減することが可能となり、よりシンプルな構成を実現することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
なお、上記の説明では、センサ付き表示デバイスが表示デバイスとして液晶表示デバイスを備えた構成について説明したが、有機エレクトロルミネッセンス表示デバイスなど他の表示デバイスを備えた構成であっても良い。また、図2などに示した例では、液晶表示デバイスは、画素電極PE及び共通電極CEの双方がアレイ基板ARに備えられた構成、すなわち、IPS(In−Plane Switching)モードやFFS(Fringe Field Switching)モードなどの主として横電界(フリンジ電界も含む)を利用する構成について説明したが、液晶表示デバイスの構成はこれらに限らない。少なくとも画素電極PEはアレイ基板ARに備えられ、共通電極CEはアレイ基板AR及び対向基板CTのいずれに備えられていても良い。TN(Twisted Nematic)モード、OCB(Optically Compensated Bend)モード、VA(Vertical Aligned)モードなどの主として縦電界を利用する構成の場合、共通電極CEは対向基板CTに備えられる。つまり、共通電極CEが配置される位置は、TFT基板12を構成する絶縁基板と対向基板CTを構成する絶縁基板14との間であれば良い。
10…センサ付き表示デバイス PE…画素電極 CE…共通電極 SE…検出電極
20…検出回路
30…ディスプレイドライバ
40…アプリケーションプロセッサ

Claims (6)

  1. マトリクス状に配置された複数の画素電極、及び、前記画素電極と対向して配置され第1方向に沿って延在し前記第1方向と交差する第2方向に並んで配置された複数のセグメントを含む共通電極を備えた第1基板と、前記共通電極と対向して配置され前記第2方向に沿って延在し前記第1方向に並んで配置された複数のセグメントを含む検出電極を備えた第2基板と、を備えたセンサ付き表示デバイスと、
    前記第1基板に実装された単一の駆動ICチップと、
    前記検出電極と前記駆動ICチップとを電気的に接続するフレキシブル配線基板と、を備え、
    前記フレキシブル配線基板は、前記第1基板に接続された第1配線基板と、前記第2基板に接続された一端部及び前記第1配線基板または前記第1基板に接続された他端部を有する第2配線基板と、を備え、
    前記駆動ICチップは、ディスプレイドライバ及び検出回路を内蔵し、
    前記ディスプレイドライバは、前記画素電極に表示信号を供給するとともに、前記共通電極にセンサ駆動信号またはコモン駆動信号を供給し
    前記検出回路は、前記共通電極にセンサ駆動信号を供給したのに基づいて前記検出電極の各セグメントからのセンサ検出値を含むデータセットを前記ディスプレイドライバに出力し、
    前記データセットは、前記ディスプレイドライバを介して外部に出力される、電子機器。
  2. 前記第2配線基板は、前記検出電極と前記第1配線基板との間の第1出力経路を有し、
    前記第1配線基板は、前記第2配線基板と前記駆動ICチップとの間の第2出力経路、及び、前記駆動ICチップと外部との間の第3出力経路を有する、請求項に記載の電子機器。
  3. 前記第2配線基板は、前記検出電極と前記駆動ICチップとの間の第1出力経路を有し、
    前記第1配線基板は、前記駆動ICチップと外部との間の第2出力経路を有する、請求項に記載の電子機器。
  4. さらに、前記ディスプレイドライバと外部との間でデータをやり取りするためのインターフェイスを備え、
    前記インターフェイスは、その物理レーンの少なくとも一部が外部から前記ディスプレイドライバへのグラフィックデータの出力及び前記ディスプレイドライバから外部へのデータセットの出力を行う、請求項1乃至のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記グラフィックデータの出力と前記データセットの出力とは異なるタイミングで同一の物理レーンを用いて行う、請求項に記載の電子機器。
  6. 前記データセットを通信するための前記ディスプレイドライバと外部との間のインターフェイスとしてDSI(Display Serial Interface)を適用した、請求項1乃至のいずれか1項に記載の電子機器。
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