JP5479997B2 - 塗装ブースの空調システムとその運転方法 - Google Patents
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Description
特に、新鮮空気供給系に空調装置を介装した場合は、循環風量を低減させることにより空調装置のランニングコストが嵩む。
なお、サンプリングインターバルを長くすれば制御を安定化させることができるが、もともとVOC濃度の上昇速度が速いため、サンプリングインターバルを長くすると、VOC濃度が適正値を大幅に上回って危険度が増すという問題を生ずる。
リサイクル率Rを、
R=Q2/(Q1+Q2)*100(%)
Q1:新鮮空気供給系の送風量
Q2:循環空気供給系で循環される送風量
で定義したときに、
前記制御装置は、リサイクル率R=0%で一定時間運転したときに測定される初期VOC濃度に対して、目標VOC濃度まで低減可能なリサイクル率の最大設定値を予め実験で求めた初期VOC濃度−リサイクル率変換テーブルを備え、
塗装ブース運転開始時に測定された初期VOC濃度に基づき前記変換テーブルを参照してリサイクル率の最大設定値を設定し、このリサイクル率に基づいて前記空気給排気系の送風量を設定して定風量で運転する定量制御手段を備えたことを特徴としている。
そして、初期VOC濃度が測定された時点で、初期VOC濃度−リサイクル率変換テーブルを参照してリサイクル率が設定される。
この間、リサイクル率は一定であるから制御が安定し、しかも、ブース内のVOC濃度が設定値を超えることもないので、VOC濃度上昇に伴う弊害がなく、ランニングコストが軽減される。
この場合、もともと塗装ブース内を目標VOC濃度に維持しうるリサイクル率の最大設定値で運転されているので、VOC濃度の変化は急激なものではなく、したがって、制御の安定化を図るために、サンプリングインターバルを長く設定しても、VOC濃度が低爆発限界値まで上昇することがない。
リサイクル率Rを、
R=Q2/(Q1+Q2)*100(%)
Q1:新鮮空気供給系の送風量
Q2:循環空気供給系で循環される送風量
で定義したときに、
前記制御装置は、リサイクル率R=0%で一定時間運転したときに測定される初期VOC濃度に対して、目標VOC濃度まで低減可能なリサイクル率の最大設定値を予め実験で求めた初期VOC濃度−リサイクル率変換テーブルを備え、
塗装ブース運転開始時に測定された初期VOC濃度に基づき前記変換テーブルを参照してリサイクル率の最大設定値を設定し、このリサイクル率に基づいて前記空気給排気系の送風量を設定して定風量で運転する定量制御手段を備えた。
塗装ブース1は、予め設定された領域A内に空気を給排気する空気給排気系Sとして、新鮮な空調空気を供給する新鮮空気供給系2と、領域A内から抜き取った空気を再び領域A内に循環供給する循環空気供給系3と、新鮮空気供給系2で供給される空気と同量の空気を当該領域A外に排出させるブース内空気排出系4とを備えている。
循環空気供給系3は、塗装ブース1内の空気を再び塗装ブース1に循環させる循環ダクトD2にはリサイクル用空調装置6及びブロアB2が介装されてなる。
ブース内空気排出系4は、塗装ブース1内の空気を外部に排出する排気ダクトD3にブロアB3が介装されてなる。
なお、本明細書において循環風量と言うときは、循環空気供給系3の空調装置6を通過して戻される空気の送風量をいう。
排気ダクトD4にはブロアB4が介装されると共に、分岐ダクトD5との分岐点の下流側に排気量−循環風量調整ダンパP4、P5が配されている。
また、排気ダクトD3には、分岐ダクトD6との分岐点の下流側に排気量−循環風量調整ダンパP3、P6が介装されている。
この制御装置11は入力側に、VOC濃度を測定する二つの濃度センサ12,13が接続されており、各センサ12及び13は、排気ダクトD3及びD4の流入口近傍に配され、塗装ブース1から排出された空気に含まれるVOC濃度を測定する。
また、制御装置11は、リサイクル率Rを、
R=Q2/(Q1+Q2)*100(%)
Q1:新鮮空気供給系の送風量
Q2:循環空気供給系で循環される送風量
で定義したときに、リサイクル率R=0%で一定時間運転したときに測定される初期VOC濃度に対して、目標VOC濃度(例えば、炭素換算濃度で400ppmC)まで低減可能なリサイクル率の最大設定値を予め実験で求めた初期VOC濃度−リサイクル率変換テーブル14と、塗装ブース運転開始時に測定された初期VOC濃度に基づき前記変換テーブル14を参照してリサイクル率の最大設定値を設定し、このリサイクル率に基づいて空気給排気系Sの送風量を設定して定風量で運転する定量制御手段15と、塗装ブース内のVOC濃度が目標VOC濃度に達した後に、塗装ブース内のVOC濃度が目標VOC濃度に維持されるようにリサイクル率を可変制御して、このリサイクル率に基づき空気給排気系Sの送風量を調整しながら運転するフィードバック制御手段16を備えている。
塗装ブース1が起動されると、制御装置11の処理が実行開始され、ステップSTP1で新鮮空気供給比率、リサイクル率、新鮮空気の送風量と循環風量の総和(総送風量)の初期値が設定される。
初期値は、新鮮空気供給比率100%、リサイクル率0%であり、新鮮空気の送風量と循環風量の総和が例えば1000m3/分と設定される。
なお、運転開始時に初期VOC濃度を測定している間のみ、排気ダクトD4が排ガス排出系として機能する。
この初期VOC濃度は、本例では、初期VOC濃度測定時間内に測定されたVOC濃度の最大値としているが、その他、平均値など統計的に求め得る値を使用してもよい。
この、変換テーブル14は、リサイクル率R=0%で一定時間運転したときに測定される初期VOC濃度に対して、目標VOC濃度まで低減可能なリサイクル率の最大設定値を予め実験で求めたもので、初期VOC濃度に対応するリサイクル率で運転した場合、塗装ブース1内の環境が著しく変化しなければ目標VOC濃度に維持することができる。
リサイクル率が80%に設定された場合、総送風量は1000m3/分であるから、ブロアB1の送風量=200m3/分、ブロアB2の送風量=800m3/分となる。
その他のブロアB3及びB4と各ダンパP3〜P6は、例えば、塗装ブース1内の空気の流れを乱さないように適宜設定される。
例えば、ブロアB3の送風量=800m3/分で運転され、ダンパ開度P3:P6=1:3と設定すれば、新鮮空気の供給量に等しい200m3/分が外部に排出される。
また、ブロアB4の送風量=200m3/分で運転され、ダンパP4全閉、ダンパP5全開に設定すれば、分岐ダクトD5及びD6を介して塗装ブース1内に戻される空気の送風量は循環風量に等しい800m3/分であるので、塗装ブース1に入る空気と出る空気は全てバランスする。
なお、ステップSTP9は、VOC濃度が目標値に達するか否かを判断する場合に限らず、予め設定された時間(例えば2〜3時間)が経過したか否かを判断するようにしてもよい。また、VOC濃度が目標濃度に達したか否かと、予め設定された時間が経過したか否かの双方を判断し、いずれか一方が該当した場合にフィードバック制御に移行するようにしてもよい。
許容範囲内と判断されたときは、現状を維持して運転を続け、ステップSTP13に移行して装置停止命令が出されていないことを確認してステップSTP11に戻る。
許容範囲を超えていると判断された場合は、塗装ブース1内のVOC濃度が高過ぎ、放置すると危険であるので、これを低減するために、ステップSTP14に移行してリサイクル率を現状−5%とし、ステップSTP15で各ブロアB1〜B4の送風量、ダンパP3〜P6の開度を設定し、ステップSTP13からステップSTP11に戻る。
また、許容範囲未満であれば、危険性はないが、新鮮空気空調装置のランニングコストが嵩むので、ステップSTP16に移行しリサイクル率を現状+5%と設定し直し、ステップSTP15で各ブロアB1〜B4の送風量、ダンパP3〜P6の開度を設定し、ステップSTP13からステップSTP11に戻る。
まず、塗装ブース1内の初期VOC濃度に基づいてリサイクル率を設定し、このリサイクル率に基づき送風量を設定して定量制御を行う(ステップSTP1〜10)。
定量制御では、制御装置11による制御が開始されると、リサイクル率R=0%、総送風量=1000m3/分)が設定され、ブロアB1及びB4の送風量=1000m3/分、ブロアB2及びB3の送風量=0m3/分と設定し、ダンパP4全開、ダンパP3、P5、P6全閉で一定時間(例えば1時間)運転し、その間、VOC濃度センサ12により塗装ブース1内のVOC濃度を測定して所定時間間隔で記録し、VOC濃度の最大値を初期VOC濃度として設定する(ステップSTP1〜5)。
次いで、初期VOC濃度−リサイクル率変換テーブル14を参照して、初期VOC濃度に対応するリサイクル率を決定し、これに応じてそれぞれの送風量を設定する(ステップSTP6〜7)。
このときのリサイクル率は、目標VOC濃度まで低減可能なリサイクル率の最大設定値を予め実験で求めたものであるから、初期VOC濃度に対応するリサイクル率で運転した場合、塗装ブース1内の環境が著しく変化しなければ目標VOC濃度に維持することができる。
フィードバック制御では、測定されたVOC濃度と目標VOC濃度を比較して、許容範囲内と判断されたときは現状維持し、許容範囲を超えていると判断された場合はリサイクル率を減少させ、許容範囲未満であればリサイクル率を増加させる。
これにより、塗装ライン稼働中に運転条件などの変化に起因して、塗装ブース内のVOC濃度が上昇したときはこれを低減させて危険を回避することができ、VOC濃度が十分に低くなったときは危険性がない範囲まで上昇させてランニングコストを低減することができる。
S 空気給排気系
2 新鮮空気供給系
3 循環空気供給系
4 排ガス排出系
5 新鮮空気空調装置
6 リサイクル用空調装置
D1 新鮮空気供給ダクト
D2 循環ダクト
D3 排気ダクト
11 制御装置
12,13 濃度センサ
14 初期VOC濃度−リサイクル率変換テーブル
15 定量制御手段
16 フィードバック制御手段
Claims (6)
- 塗装ブースの予め設定された領域内に空気を給排気する空気給排気系として、新鮮空気を所定の温度・湿度に調整して供給する新鮮空気供給系と、当該領域内から抜き取った空気を所定の温度・湿度に調整して再び領域内に循環供給する循環空気供給系と、前記新鮮空気供給系で供給される空気と同量の空気を当該領域外に排出させる排ガス排出系とを備え、新鮮空気供給系及び循環空気供給系の送風量の総和が予め設定されると共に、塗装ブース内のVOC濃度に基づいて前記各空気給排気系の送風量をコントロールする制御装置を備えた塗装ブースの空調システムにおいて、
リサイクル率Rを、
R=Q2/(Q1+Q2)*100(%)
Q1:新鮮空気供給系の送風量
Q2:循環空気供給系で循環される送風量
で定義したときに、
前記制御装置は、リサイクル率R=0%で一定時間運転したときに測定される初期VOC濃度に対して、目標VOC濃度まで低減可能なリサイクル率の最大設定値を予め実験で求めた初期VOC濃度−リサイクル率変換テーブルを備え、
塗装ブース運転開始時に測定された初期VOC濃度に基づき前記変換テーブルを参照してリサイクル率の最大設定値を設定し、このリサイクル率に基づいて前記空気給排気系の送風量を設定して定風量で運転する定量制御手段を備えたことを特徴とする塗装ブースの空調システム。 - 塗装ブースの予め設定された領域内に空気を給排気する空気給排気系として、新鮮空気を所定の温度・湿度に調整して供給する新鮮空気供給系と、当該領域内から抜き取った空気を所定の温度・湿度に調整して再び領域内に循環供給する循環空気供給系と、前記新鮮空気供給系で供給される空気と同量の空気を当該領域外に排出させる排ガス排出系とを備え、新鮮空気供給系及び循環空気供給系の送風量の総和が予め設定されると共に、塗装ブース内のVOC濃度に基づいて前記各空気給排気系の送風量をコントロールする制御装置を備えた塗装ブースの空調システムにおいて、
リサイクル率Rを、
R=Q2/(Q1+Q2)*100(%)
Q1:新鮮空気供給系の送風量
Q2:循環空気供給系で循環される送風量
で定義したときに、
前記制御装置は、リサイクル率R=0%で一定時間運転したときに測定される初期VOC濃度に対して、目標VOC濃度まで低減可能なリサイクル率の最大設定値を予め実験で求めた初期VOC濃度−リサイクル率変換テーブルを備え、
塗装ブース運転開始時に測定された初期VOC濃度に基づき前記変換テーブルを参照してリサイクル率の最大設定値を設定し、このリサイクル率に基づいて前記空気給排気系の送風量を設定して定風量で運転する定量制御手段と、
前記定量制御手段により所定時間運転した後、塗装ブース内のVOC濃度が目標VOC濃度に維持されるようにリサイクル率を可変制御して、このリサイクル率に基づき前記空気給排気系の送風量を調整しながら運転するフィードバック制御手段を備えたことを特徴とする塗装ブースの空調システム。 - 前記定量制御手段は、塗装ブース内のVOC濃度が目標VOC濃度に達するまで定風量で運転し、塗装ブース内のVOC濃度が目標VOC濃度に達した時点で、前記フィードバック制御手段による運転が行われる請求項2記載の塗装ブースの空調システム。
- 塗装ブースの予め設定された領域内に空気を給排気する空気給排気系として、新鮮空気を所定の温度・湿度に調整して供給する新鮮空気供給系と、当該領域内から抜き取った空気を所定の温度・湿度に調整して再び領域内に循環供給する循環空気供給系と、前記新鮮空気供給系で供給される空気と同量の空気を当該領域外に排出させる排ガス排出系とを備え、新鮮空気供給系及び循環空気供給系の送風量の総和が予め設定されると共に、塗装ブース内のVOC濃度に基づいて前記各空気給排気系の送風量をコントロールする塗装ブースの空調システム運転方法において、
リサイクル率Rを、
R=Q2/(Q1+Q2)*100(%)
Q1:新鮮空気供給系の送風量
Q2:循環空気供給系で循環される送風量
で定義したときに、
リサイクル率R=0%で一定時間運転したときに測定される初期VOC濃度に対して、目標VOC濃度まで低減可能なリサイクル率の最大設定値を予め実験で求めた初期VOC濃度−リサイクル率変換テーブルを備え、
塗装ブース運転開始時に測定された初期VOC濃度に基づき前記変換テーブルを参照してリサイクル率の最大設定値を設定し、このリサイクル率に基づいて前記空気給排気系の送風量を設定して定風量で運転する定量制御を行うことを特徴とする塗装ブースの空調システム運転方法。 - 塗装ブースの予め設定された領域内に空気を給排気する空気給排気系として、新鮮空気を所定の温度・湿度に調整して供給する新鮮空気供給系と、当該領域内から抜き取った空気を所定の温度・湿度に調整して再び領域内に循環供給する循環空気供給系と、前記新鮮空気供給系で供給される空気と同量の空気を当該領域外に排出させる排ガス排出系とを備え、新鮮空気供給系及び循環空気供給系の送風量の総和が予め設定されると共に、塗装ブース内のVOC濃度に基づいて前記各空気給排気系の送風量をコントロールする塗装ブースの空調システム運転方法において、
リサイクル率Rを、
R=Q2/(Q1+Q2)*100(%)
Q1:新鮮空気供給系の送風量
Q2:循環空気供給系で循環される送風量
で定義したときに、
リサイクル率R=0%で一定時間運転したときに測定される初期VOC濃度に対して、目標VOC濃度まで低減可能なリサイクル率の最大設定値を予め実験で求めた初期VOC濃度−リサイクル率変換テーブルを備え、
塗装ブース運転開始時に測定された初期VOC濃度に基づき前記変換テーブルを参照してリサイクル率の最大設定値を設定し、このリサイクル率に基づいて前記空気給排気系の送風量を設定して定風量で運転する定量制御を行い、
前記定量制御により所定時間運転した後、塗装ブース内のVOC濃度が目標VOC濃度に維持されるようにリサイクル率を可変制御して、このリサイクル率に基づき前記空気給排気系の送風量を調整するフィードバック制御を行うことを特徴とする塗装ブースの空調システム運転方法。 - 前記定量制御において、塗装ブース内のVOC濃度が目標VOC濃度に達した時点で、前記フィードバック制御に移行する請求項5記載の塗装ブースの空調システム運転方法。
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