JP5479838B2 - 電線用カバーおよび電線とカバーの防水構造 - Google Patents
電線用カバーおよび電線とカバーの防水構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5479838B2 JP5479838B2 JP2009232544A JP2009232544A JP5479838B2 JP 5479838 B2 JP5479838 B2 JP 5479838B2 JP 2009232544 A JP2009232544 A JP 2009232544A JP 2009232544 A JP2009232544 A JP 2009232544A JP 5479838 B2 JP5479838 B2 JP 5479838B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- electric wire
- groove
- sealing material
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Insulating Bodies (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
また、このカバー100の第1カバー本体10と第2カバー本体20との境界には、可撓性があって曲げ戻し自在で開閉自在のヒンジ部(連結部)30が、電線長手方向に添って直線状に形成されている。
また、第2カバー本体20も第1カバー10と同様であり、「開口端部23a−テーパー部22a−主部21−テーパー部22b−開口端部23b」の構成である。
ここでの電線D1は絶縁被覆電線であって、既に鉄塔や電柱などの支持物間に張架されており、カバー100は、例えば、その電線D1の所定箇所の絶縁被覆を剥がしたときに、その箇所を補修するのに用いられる。
カバー100の取り付け作業の手順は簡単であり、カバー100の開閉部KHを開けて、電線D1の所定箇所に被せ、カバー100の開閉部KHを閉じて、カバー100を電線D1に取り付けて固定させることができる。
このカバー200は、第1カバー本体210と第2カバー本体220とが、ヒンジ部230をヒンジ軸または蝶番軸として開閉自在の構造となり、半筒形状の第1カバー本体部210の主部211の合わせ部には、電線長手方向に添って、防水のためのシール材s1が一線状に配設され、同じく、半筒形状の第2カバー本体部220の主部221の合わせ部にもシール材s2が一線状に配設されている。
なお、カバー200の第1カバー本体210と第2カバー本体220との閉じ合わせには、取付け用テープk1などのような貼り合わせ手段を用いてもよい。
これらの粘着材n1−n4は、そのカバー200の内部に電線が配置されたときには、電線とカバーとの間隙を埋めて、移動防止の役割を担うものである。
これらのシール材s3とs4とは、第1カバー本体部210の主部211と第2カバー本体部220の主部221とで形成される断面円形の内面に添って、円周状に一線状にて配設され、電線とカバーとの間隙を埋めて防水性や絶縁性を維持するものである。
また、カバー200の左側では、先と同じく、溝部m2と溝部m4とが形成されていて、シール材s4は、これらの溝部m2と溝部m4とに添って配設されている。
円筒状の主部を備えて、電線を全周方向から覆うカバーであって、
前記主部の内面に接して、電線長手方向に交差する方向に、シール材が配設され、
前記主部の内面には、前記シール材を受け入れる第1の溝部が配設され、
前記第1の溝部に近接した、前記主部の端部側には、第2の溝部が配設され、
前記第2の溝部に近接した、前記主部の端部側には、粘着材が配設され、
前記カバーの中に電線が配置されて前記カバーが閉じられたとき、前記シール材は前記電線によって圧縮されて前記第2の溝部に入り込み、前記シール材が前記粘着材まで到達しないように構成される、ことを特徴とする電線用カバー。
電線をカバーで覆って形成される、電線とカバーの防水構造であって、
前記カバーは、円筒状の主部を備え、
前記主部の内面に接して、電線長手方向に交差する方向に、シール材が配設され、
前記主部の内面には、前記シール材を受け入れる第1の溝部が配設され、
前記第1の溝部に近接した、前記主部の端部側には、第2の溝部が配設され、
前記第2の溝部に近接した、前記主部の端部側には、粘着材が配設され、
前記カバーの中に電線が配置されて前記カバーが閉じられたとき、前記シール材は前記電線によって圧縮されて前記第2の溝部に入り込み、前記シール材が前記粘着材まで到達しないように構成される、ことを特徴とする電線とカバーの防水構造。
したがって、シール材に近接して粘着材が配置されていたとしても、シール材が粘着材に到達することはなく、粘着力の低下を回避し、安定して使用可能な絶縁カバーおよび電線とカバーの防水構造を提供することができる。
図1におけるカバー300は、第1カバー本体310と第2カバー本体320とが、ヒンジ部330をヒンジ軸または蝶番軸として開閉自在の構造である。また、半筒形状の第1カバー本体部310の主部311の合わせ部には、電線長手方向に添って、防水のためのシール材S1が細い幅をもって一線状に配設され、同じく、半筒形状の第2カバー本体部320の主部321の合わせ部にも、シール材S2が細い幅をもって一線状に配設されている。
これらの粘着材N1−N4は、このカバー300の内部に電線が配置されたときには、電線とカバーとの間に介在して、その間隙を埋めて、移動防止の役割を担うものである。
さらに同様にして、第1カバー本体部320の主部321の右側内面にも、「第1の溝部M31(シール材S3)−第2の溝部M32−粘着材N3」の構造が形成され、また、第1カバー本体部320の主部321の左側内面にも、「粘着材N4−第2の溝部M42−第1の溝部M41(シール材S4)」の構造が形成されている。
ここでは、「第1の溝部M11(シール材S3)−第2の溝部M12−粘着材N1」との3つの部位が並列に併設されるように形成され、「シール材S3(第1の溝部M11)」と「粘着材N1」との間に「第2の溝部M12」が設けられた構造となっている。
したがって、「シール材S3」は始めは「第1の溝部M11」に配置されているが、「電線D3」がカバーの中に入れられると、「シール材S3」は押されて潰されるものの、「シール材S3」が「粘着材N1」に到達する前に、「第2の溝部M12」に追し込めて逃がすことできる。
また、「シール材S3」に近接して「粘着材N1」が設けられていても、「シール材S3」と「粘着材N1」との間に「第2の溝部M32」を形成しておくことにより、「シール材S3」が「電線D3−粘着材N1」の間に押し込められて、粘着材N1の邪魔をすることがなくなる。
こうして、本願発明では、「シール材S1−S4」と「粘着材N1−N4」の双方の働きを損なうことの無い「電線用カバーおよび電線とカバーとの防水構造」を提供することができる。
310 第1カバー本体部
311 第1カバー本体部の主部
320 第2カバー本体部
321 第2カバー本体部の主部
330 ヒンジ部
T1、T2、T3、T4 テーパー部
D3 電線
S1、S2 シール材(電線長手方向、横方向)
S3、S4 シール材(電線長手直角方向、縦方向)
N1、N2、N3、N4 粘着材
M11、M21、M31、M41 第1の溝部
M12、M22、M32、M42 第2の溝部
Claims (2)
- 円筒状の主部を備えて、電線を全周方向から覆うカバーであって、
前記主部の内面に接して、電線長手方向に交差する方向に、シール材が配設され、
前記主部の内面には、前記シール材を受け入れる第1の溝部が配設され、
前記第1の溝部に近接した、前記主部の端部側には、第2の溝部が配設され、
前記第2の溝部に近接した、前記主部の端部側には、粘着材が配設され、
前記カバーの中に電線が配置されて前記カバーが閉じられたとき、前記シール材は前記電線によって圧縮されて前記第2の溝部に入り込み、前記シール材が前記粘着材まで到達しないように構成される、ことを特徴とする電線用カバー。 - 電線をカバーで覆って形成される、電線とカバーの防水構造であって、
前記カバーは、円筒状の主部を備え、
前記主部の内面に接して、電線長手方向に交差する方向に、シール材が配設され、
前記主部の内面には、前記シール材を受け入れる第1の溝部が配設され、
前記第1の溝部に近接した、前記主部の端部側には、第2の溝部が配設され、
前記第2の溝部に近接した、前記主部の端部側には、粘着材が配設され、
前記カバーの中に電線が配置されて前記カバーが閉じられたとき、前記シール材は前記電線によって圧縮されて前記第2の溝部に入り込み、前記シール材が前記粘着材まで到達しないように構成される、ことを特徴とする電線とカバーの防水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009232544A JP5479838B2 (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | 電線用カバーおよび電線とカバーの防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009232544A JP5479838B2 (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | 電線用カバーおよび電線とカバーの防水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011083101A JP2011083101A (ja) | 2011-04-21 |
JP5479838B2 true JP5479838B2 (ja) | 2014-04-23 |
Family
ID=44076580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009232544A Expired - Fee Related JP5479838B2 (ja) | 2009-10-06 | 2009-10-06 | 電線用カバーおよび電線とカバーの防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5479838B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6673367B2 (ja) | 2016-01-07 | 2020-03-25 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11136829A (ja) * | 1997-10-29 | 1999-05-21 | Nishi Nippon Electric Wire & Cable Co Ltd | 架空絶縁配電線の絶縁被覆貫通孔の修復カバ− |
-
2009
- 2009-10-06 JP JP2009232544A patent/JP5479838B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011083101A (ja) | 2011-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10505352B2 (en) | Sealing cover boot and cover and interconnection junctions protected thereby | |
US9698522B2 (en) | Strain relief element for a cable and plug with strain relief element | |
JP6681026B2 (ja) | プロテクタ及びワイヤハーネス | |
CN107275991B (zh) | 一种电缆修补装置及电缆修补方法 | |
US20100300748A1 (en) | Waterproof joint section forming method and wire harness provided with waterproof joint section formed by the method | |
KR200451085Y1 (ko) | 애자 연결단자용 보호커버 | |
JP5792011B2 (ja) | フラットケーブル防水コネクタ構造、及びその接続方法 | |
JP6280816B2 (ja) | 電線固定具 | |
JP5304405B2 (ja) | シールド線端末の止水構造 | |
JP5479838B2 (ja) | 電線用カバーおよび電線とカバーの防水構造 | |
KR20140126399A (ko) | 밀봉 링, 케이블 이음 인클로져, 및 케이블 이음 인클로져 내에 케이블의 밀봉 방법 | |
KR20130051531A (ko) | 케이블커넥터 | |
JP2013027058A (ja) | 架空配電線用絶縁カバー | |
KR102635697B1 (ko) | 전선용 도체의 절연방수모듈 | |
KR200423749Y1 (ko) | 케이블의 t분기 접속부용 방수 보호커버 | |
JP2011182615A (ja) | ケーブル貫通部用防水部材、及びこれを用いたケーブル貫通部の防水方法、及び防水接続箱 | |
US10498049B2 (en) | Assembly as a junction box replacement and method for installing said assembly | |
JP2011181444A (ja) | コネクタ付き電気ケーブル | |
JP4574276B2 (ja) | ケーブル接続部の遮水構造およびその遮水構造の形成方法 | |
JP5052931B2 (ja) | ケーブル接続構造体 | |
KR200357979Y1 (ko) | 케이블 클로우저 | |
KR20110109339A (ko) | 라인 포스트 애자의 전선끼움고정장치 | |
JP2013167202A5 (ja) | ||
JP5761529B2 (ja) | 電力ケーブル接続用常温収縮型ゴム絶縁筒及びその製造方法 | |
JP2011182616A (ja) | ケーブル貫通部用防水部材、及びこれを用いたケーブル貫通部の防水方法、及び防水接続箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120717 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130724 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140114 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5479838 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |