JP5478688B2 - 移動通信システム及び基地局制御装置 - Google Patents

移動通信システム及び基地局制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、移動局装置を用いた通信を行うことができる移動通信システム並びにその移動通信システムに用いられる基地局制御装置に関するものである。
従来、地上に配置されたセルラー基地局を介した地上セルラー移動通信方式と人工衛星を介した衛星移動通信方式とを共通エリアで利用可能な統合型の移動通信システム(以下「統合移動通信システム」という。)が知られている(非特許文献1)。また、同文献1には、共通エリアで用いられる地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間で同一周波数帯を利用する周波数共用型の統合移動通信システムと、地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式それぞれで利用する周波数帯を分離する周波数分離型の統合移動通信システムとが開示されている。
上記非引用文献1に開示されている周波数共用型の統合移動通信システムでは、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間で同一周波数帯を利用するため、周波数の利用効率は高いが、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間で干渉が発生しやすい。一方、周波数分離型の統合移動通信システムでは、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とで利用する周波数帯を分離するため干渉は発生しにくいが、周波数の利用効率が悪い。
また、上記非引用文献1の統合移動通信システムにおいて、地上セルラー基地局の一部に障害が発生した非常時には、人工衛星を介した移動通信の利用に集中してしまうことにより、地上セルラー基地局を用いた移動通信サービスを提供することができないおそれがある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉を回避しつつ周波数利用効率の向上を図るとともに、地上セルラー基地局の一部に障害が発生した非常時に地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式の移動局装置を用いた移動通信サービスをより確実に提供することができる移動通信システム及び基地局制御装置を提供することである。
本発明に係る移動通信システムは、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な移動通信システムであって、移動局装置と無線通信可能な地上セルラー基地局と、人工衛星の通信中継装置を介して移動局装置と無線通信可能な衛星基地局と、前記地上セルラー基地局と前記衛星基地局とを制御する基地局制御装置と、を備え、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な共通エリアにおいて前記地上セルラー基地局及び前記人工衛星の通信中継装置それぞれと移動局装置との間の無線通信に同一周波数帯が使用され、前記基地局制御装置は、前記共通エリアにおける前記地上セルラー基地局で使用される無線リソースと前記衛星基地局で使用される無線リソースとを互いに重ならないように割り当て、該地上セルラー基地局の一部に障害が発生した非常時に、該衛星基地局に割り当てる無線リソースを平常時よりも多くするように制御する。

また、本発明に係る基地局制御装置は、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な移動通信システムにおいて、移動局装置と無線通信可能な地上セルラー基地局と人工衛星の通信中継装置を介して移動局装置と無線通信可能な衛星基地局とを制御する基地局制御装置であって、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な共通エリアにおいて前記地上セルラー基地局及び前記人工衛星の通信中継装置それぞれと移動局装置との間の無線通信に同一周波数帯が使用され、前記共通エリアにおける前記地上セルラー基地局で使用される無線リソースと前記衛星基地局で使用される無線リソースとを互いに重ならないように割り当て、該地上セルラー基地局の一部に障害が発生した非常時に、該衛星基地局に割り当てる無線リソースを平常時よりも多くするように制御する。
これらの移動通信システム及び基地局制御装置によれば、地上セルラー基地局及び人工衛星の通信中継装置それぞれと移動局装置との間の無線通信に同一周波数帯が使用されることにより、周波数利用効率の向上を図ることができる。
更に、地上セルラー基地局で使用される無線リソースと衛星基地局で使用される無線リソースとを互いに重ならないように割り当てることにより、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉を回避することができる。
また、地上セルラー基地局の一部に障害が発生した非常時に、衛星基地局に割り当てる無線リソースを平常時よりも多くする。これにより、平常時において地上セルラー移動通信方式の周波数利用効率の向上を図りつつ、非常時には、共通エリア内で障害が発生した地上セルラー基地局での通信を衛星通信システムでカバーできるので、地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式の移動局装置を用いた移動通信サービスをより確実に提供することができる。
また、前記移動通信システムにおいて、前記基地局制御装置は、前記共通エリアにおける前記地上セルラー基地局と前記衛星基地局とが時間同期した状態で、該地上セルラー基地局で使用される時間スロットと該衛星基地局で使用される時間スロットとを互いに重ならないように割り当て、前記非常時に該衛星基地局に割り当てる時間スロットの割り当て率を平常時よりも大きくするように制御してもよい。
この移動通信システムによれば、前記共通エリアの地上セルラー基地局と衛星基地局において同一周波数帯内の同一周波数を使用することができるため、周波数利用効率を更に高めることできる。また、各基地局において同一周波数に使用される時間スロットを互いに重ならないように割り当てることにより、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉を回避することができる。しかも、前記非常時に衛星基地局に割り当てる時間スロットの割り当て率を平常時よりも大きくする。これにより、平常時において地上セルラー移動通信方式の周波数利用効率の向上を図りつつ、非常時には、共通エリア内で障害が発生した地上セルラー基地局での通信を衛星通信システムでカバーできるので、地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式の移動局装置を用いた移動通信サービスを確実に提供することができる。
前記移動通信システムにおいて、前記基地局制御装置は、前記共通エリアにおける前記地上セルラー基地局と前記衛星基地局とが周波数同期した状態で、前記同一周波数帯を分割した複数の分割周波数帯のうち該地上セルラー基地局で使用される分割周波数帯と該衛星基地局で使用される分割周波数帯とを互いに重ならないように割り当て、前記非常時に該衛星基地局に割り当てる分割周波数帯の割り当て率を平常時よりも大きくするように制御してもよい。
この移動通信システムによれば、前記共通エリアの各基地局において同一周波数帯内で使用される分割周波数帯を互いに重ならないように割り当てることにより、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉をより確実に回避することができる。しかも、前記非常時に衛星基地局に割り当てる分割周波数帯の割り当て率を平常時よりも大きくする。これにより、平常時において地上セルラー移動通信方式の周波数利用効率の向上を図りつつ、非常時には共通エリア内で障害が発生した地上セルラー基地局での通信を衛星通信システムでカバーできるので、地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式の移動局装置を用いた移動通信サービスを確実に提供することができる。
前記移動通信システムにおいて、前記基地局制御装置は、前記共通エリアにおける前記地上セルラー基地局と前記衛星基地局とが時間同期及び周波数同期した状態で、前記同一周波数帯を分割した複数の分割周波数帯において、該分割周波数帯をそれぞれ時間分割し、該地上セルラー基地局で使用される分割周波数帯での時間スロットと該衛星基地局で使用される分割周波数帯での時間スロットとを互いに重ならないように割り当て、前記非常時に該衛星基地局に割り当てる分割周波数帯での時間スロットの割り当て率を平常時よりも大きくするように制御してもよい。
この移動通信システムによれば、前記共通エリアの各基地局において同一周波数帯内で使用される分割周波数帯での時間スロットを互いに重ならないように割り当てることにより、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉をより確実に回避することができる。しかも、前記非常時に衛星基地局に割り当てる分割周波数帯での時間スロットの割り当て率を平常時よりも大きくする。これにより、平常時において地上セルラー移動通信方式の周波数利用効率の向上を図りつつ、非常時には共通エリア内で障害が発生した地上セルラー基地局での通信を衛星通信システムでカバーできるので、地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式の移動局装置を用いた移動通信サービスを確実に提供することができる。
また、前記移動通信システムにおいて、前記基地局制御装置は、前記地上セルラー基地局における通信トラフィックと前記衛星基地局における通信トラフィックとの比率に応じて、前記無線リソースの割り当て率の制御を行ってもよい。
この移動通信システムによれば、各基地局の通信トラフィックの比率に応じて無線リソースの割り当て率を制御することにより、各基地局と移動局装置との通信を確保しつつ前記同一周波数帯における周波数利用効率を更に向上させることができる。
また、前記移動通信システムにおいて、前記人工衛星の通信中継装置が移動局装置と通信可能なエリアは、前記通信中継装置のアンテナの指向方向のビームに対応した単一のビームエリアであり、前記単一のビームエリアは、前記地上セルラー基地局のエリアを複数含んでもよい。
この移動通信システムによれば、平常時においてビームエリアに含まれる複数の地上セルラー基地局を介した地上セルラー移動通信方式それぞれの周波数利用効率の向上を図りつつ、非常時にはビームエリア内で障害が発生した地上セルラー基地局での通信を衛星通信システムでカバーできるので、前記ビームエリアにおける通信をより確実に提供することができる。
また、前記移動通信システムにおいて、前記人工衛星の通信中継装置が移動局装置と通信可能なエリアは、前記通信中継装置のアンテナの互いに異なる複数の指向方向のビームに対応した互いに空間的にずれた複数のビームエリアであり、前記複数のビームエリアはそれぞれ、前記地上セルラー基地局のエリアを複数含み、前記基地局制御装置は、前記ビームエリアごとに前記無線リソースの割り当て率の制御を互いに独立に実行してもよい。
この移動通信システムによれば、平常時において複数のビームエリアそれぞれに含まれる複数の地上セルラー基地局を介した地上セルラー移動通信方式それぞれの周波数利用効率の向上を図りつつ、前記非常時にはビームエリア内で障害が発生した地上セルラー基地局での通信を衛星通信システムでカバーできるので、複数のビームエリアそれぞれにおける通信を確実に提供することができる。
また、前記移動通信システムは、前記人工衛星の通信中継装置を更に備え、前記衛星基地局は、コアネットワークに接続された基地局装置と、前記基地局装置と前記人工衛星の通信中継装置との間の通信を中継するときに、前記基地局装置で使用される周波数と前記人工衛星の通信中継装置との通信(フィーダリンク)に使用される衛星通信用の周波数との間の変換を行う周波数変換手段とを有し、前記人工衛星の通信中継装置は、移動局装置と前記衛星基地局との通信を中継するときに、前記移動局装置との通信に使用される周波数と前記衛星基地局との通信に使用される前記衛星通信用の周波数との間の変換を行う周波数変換手段を有してもよい。
この移動通信システムによれば、人工衛星の通信中継装置と衛星基地局との間の無線通信に、その無線通信の経路に好適な衛星通信用の周波数を用いることにより当該無線通信における通信品質が向上する。従って、人工衛星を介した衛星移動通信方式全体の通信品質を向上させることができる。
また、前記移動通信システムにおいて、前記地上セルラー移動通信方式及び前記衛星移動通信方式は互いに無線伝送方式が同じであってもよい。
この移動通信システムによれば、地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式の無線通信が可能な移動局装置に用いる無線伝送方式として、単一の無線伝送方式を実装すればよいので、移動局装置を簡易に構成することができる。
また、前記移動通信システムにおいて、前記地上セルラー移動通信方式及び前記衛星移動通信方式は互いに無線伝送方式が異なってもよい。
この移動通信システムによれば、特に衛星移動通信方式の無線伝送方式として、人工衛星の通信中継装置との通信に好適な無線伝送方式を用いることができるため、衛星移動通信方式の通信品質を向上させることができる。
本発明によれば、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉を回避しつつ周波数利用効率の向上を図るとともに、共通エリア内の地上セルラー基地局の一部に障害が発生した非常時に、地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式の移動局装置を用いた移動通信サービスを確実に提供することができる、という効果を奏する。
本発明の実施形態に係る移動通信システムの全体構成の一例を示す説明図。 (a)〜(c)はそれぞれ人工衛星の通信中継装置が地上の移動局装置と通信する衛星局エリア(ビームエリア)の構成例を示す説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の一例を示す全体構成図及び無線リソース割り当ての説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の他の例を示す全体構成図及び無線リソース割り当ての説明図。 (a)及び(b)はそれぞれ本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の更に他の例を示す全体構成図及び無線リソース割り当ての説明図。 (a)は本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の更に他の例を示す全体構成図。(b)及び(c)はそれぞれ本例における無線リソース割り当ての説明図。 (a)は本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の更に他の例を示す全体構成図。(b)及び(c)はそれぞれ本例における無線リソース割り当ての説明図。 (a)は本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の更に他の例を示す全体構成図。(b)及び(c)はそれぞれ本例における無線リソース割り当ての説明図。 (a)〜(d)は本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がシングルビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(時間スロット)割り当て制御の一例を示す図。 (a)〜(d)は本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がシングルビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(時間スロット)割り当て制御の他の例を示す図。 (a)〜(d)は本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がシングルビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(時間スロット)割り当て制御の更に他の例を示す図。 (a)〜(c)は本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がマルチビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(時間スロット)割り当て制御の一例を示す図。 (a)〜(c)は本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がマルチビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(時間スロット)割り当て制御の他の例を示す図。 (a)〜(c)は本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がマルチビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(時間スロット)割り当て制御の更に他の例を示す図。 本発明の更に他の実施形態に係る移動通信システムの全体構成の一例を示す説明図。 (a)〜(c)はそれぞれ図15の実施形態に係る移動通信システムにおける無線リソース割り当ての説明図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る移動通信システム(携帯電話システム)の全体構成の一例を示す説明図である。本実施形態の移動通信システムは、地上のセルラー基地局を介した地上セルラー移動通信方式と人工衛星を介した衛星移動通信方式とを利用可能な移動通信システムである。
図1において、本実施形態の移動通信システムは、地上セルラー移動通信方式を介して移動局装置10と無線通信可能な基地局(以下「地上セルラー基地局」という。)20と、人工衛星40の通信中継装置41を介して移動局装置10と無線通信可能な衛星基地局30と、地上セルラー基地局20の基地局装置21、衛星基地局30の基地局装置31及び基地局制御装置50はそれぞれ、専用回線や汎用回線等からなる図示しない有線通信回線を介してコアネットワーク60に接続されている。
地上セルラー基地局20及び人工衛星40の通信中継装置41それぞれと移動局装置10との間の無線通信には、同一無線伝送方式及び同一周波数帯が使用されている。無線伝送方式としては、例えば、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やCDMA−2000等の第3世代移動通信システム(3G)の通信方式、LTE(Long Term Evolution)やLTE−Advancedの通信方式、第4世代携帯電話の通信方式などを採用することができる。また、上記移動局装置10との間の無線通信(サービスリンク)の周波数帯としては、例えば、IMT(International Mobile Telecommunication)−2000で規格されたMSS帯(上り1980〜2010MHz及び下り2170〜2220MHz)における所定帯域(例えば30MHz)の周波数帯を割り当てることができる。また、人工衛星40の通信中継装置41と地上の衛星基地局30との間の無線通信(フィーダリンク)の周波数帯としては、例えば、IMT−2000で規格されたKu帯(上り14GHz及び下り12GHz)における所定帯域の周波数帯を割り当てることができる。
移動局装置10は、携帯電話機、スマートフォン、移動通信機能を有する携帯パソコン等であり、ユーザ装置(UE)、移動機、携帯型の通信端末とも呼ばれている。移動局装置10は、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用することができる。例えば、移動局装置10は、地上セルラー基地局20と無線通信可能なエリア(以下「地上局エリア」という。)200及び人工衛星40の通信中継装置41と無線通信可能なエリア(以下「衛星局エリア」という。)400が重複しているエリアに在圏しているときに、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用することができる。また、移動局装置10は、地上局エリア200の圏外であって衛星局エリア400の圏内のエリアに在圏しているときには、衛星移動通信方式を利用することができる。
地上セルラー基地局20は、基地局装置21やアンテナ等を有し、所定の無線伝送方式(変調方式)を用いて前述の所定周波数帯域内の周波数f0で移動局装置10と通信を行うことができる。地上セルラー基地局20としては、例えば、通常の半径数百m乃至数km程度の広域エリアであるマクロセルをカバーする広域のマクロ基地局や、広域のマクロ基地局がカバーするエリアよりも小さなエリア(例えばピコセルやフェムトセル)をカバーするように設けられた小型基地局などが挙げられる。マクロ基地局は、「マクロセル基地局」、「Macro e−Node B」、「MeNB」等と呼ばれ、小型基地局は、「ピコセル基地局」、「フェムト基地局」、「Home e−Node B」、「Home eNB」と呼ばれる場合もある。
衛星基地局30は、地上セルラー基地局20の基地局装置21と同様な基地局装置31、周波数変換装置32、アンテナなどを有し、「フィーダリンク局」と呼ばれたりする場合もある。衛星基地局30は、地上セルラー基地局20と同様な所定の無線伝送方式(変調方式)を用い、周波数f0を衛星通信用の周波数fcに変換して人工衛星40の通信中継装置41と通信を行うことができる。周波数変換装置32は、基地局装置31と人工衛星40の通信中継装置41との間の通信を中継するときに、基地局装置31で使用される周波数f0と人工衛星40の通信中継装置41との通信に使用される衛星通信用の周波数fcとの間の変換を行う周波数変換手段として機能する。
人工衛星40の通信中継装置41は、非再生周波数変換中継を行う周波数変換手段を有する。この周波数変換手段は、移動局装置10と衛星基地局30との通信を中継するときに、移動局装置10との通信に使用される周波数f0と衛星基地局30との通信に使用される衛星通信用の周波数fcとの間の変換を行う。例えば、通信中継装置41は、衛星基地局30から受信した信号の周波数fcをf0に変換し、周波数f0で移動局装置10と通信を行うことができる。
基地局制御装置50は、移動局装置10と無線通信可能なエリアの少なくとも一部が重複する共通エリアに対応する地上セルラー基地局20及び衛星基地局30について無線リソース(周波数、時間スロット)の割り当てを制御することができる。すなわち、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20で使用される無線リソースと衛星基地局30で使用される無線リソースとを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。また、基地局制御装置50は、災害などにより地上セルラー基地局20の一部に障害が発生した非常時に、衛星基地局30に割り当てる無線リソースを平常時よりも多くするように制御する。例えば、基地局制御装置50は、災害などにより地上セルラー基地局20の一部に障害が発生した非常時に、衛星基地局30に割り当てる無線リソースの割り当て率を平常時よりも大きくするように制御する。これらの制御は、例えば基地局制御装置50から地上セルラー基地局20及び衛星基地局30に所定の制御データを送信することにより行うことができる。ここで、衛星基地局30に割り当てる無線リソースの「割り当て率」とは、共通エリアにおいて地上セルラー基地局20及び衛星基地局30の全体に割り当てる無線リソースのうち、衛星基地局30に割り当てる無線リソースの割合である。
移動局装置10は、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、無線通信部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより地上セルラー基地局20及び衛星基地局30との間の無線通信等を行うことができる。また、地上セルラー基地局20及び衛星基地局30は、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、コアネットワークに対する外部通信インターフェース部、無線通信部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより、移動局装置10との間の無線通信やコアネットワーク側との通信を行ったりすることができる。また、基地局制御装置50は、例えばCPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、コアネットワークに対する外部通信インターフェース部を用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより、地上セルラー基地局20及び衛星基地局30の制御を行うことができる。
図2(a)〜(c)はそれぞれ人工衛星40の通信中継装置41が地上の移動局装置10と通信する衛星局エリア(ビームエリア)の構成例を示す説明図である。
図2(a)は、人工衛星40がシングルビームアンテナ構成を有する場合の例である。人工衛星40の通信中継装置41が移動局装置10と通信可能な衛星局エリアは、通信中継装置41のアンテナの指向方向を示すビーム410に対応した単一のビームエリア400になっている。通信中継装置41はビームエリア400に在圏する移動局装置10と周波数f0で通信することができる。
また、図2(b)及び(c)の例はそれぞれ、人工衛星40がマルチビームアンテナ構成を有する場合の例である。人工衛星40の通信中継装置41が移動局装置10と通信可能な衛星局エリアは、通信中継装置41のアンテナの互いに異なる複数の指向方向を示すビーム410A,410B,410Cに対応した互いに空間的にずれた複数のビームエリア400A,400B,400Cになっている。なお、図示の例ではビームエリアの数が3つの場合について示しているが、ビームエリアの数は2つでもよいし、4以上であってもよい。また、離島を含めて日本全土をくまなくカバーするように複数のビームエリアを配置してもよい。
図2(b)及び(c)に示すマルチビームアンテナ構成の場合は、互いに異なる複数のビーム410A,410B,410Cで同一周波数を繰り返し再利用できることから、周波数利用率の向上(同時収容ユーザ数の増大)を図ることができる。また、アンテナ利得を大きくすることができる。ここで、図2(b)は同一周波数f0を1ビーム毎に繰り返している例を示し、図2(c)は同一周波数f0を2ビーム毎に繰り返している例を示している。同一周波数を何ビーム毎に繰り返すかは、例えばビームの指向性(サイドローブ特性等)に応じて設定される。同一周波数を繰り返すビームの繰り返し数が小さいほど周波数利用率は向上する。
図3(a)及び(b)はそれぞれ、本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の一例を示す全体構成図及び無線リソース割り当ての説明図である。本例は、人工衛星40がシングルビームアンテナ構成を有し、単一の衛星局エリア(ビームエリア)400内に複数の地上局エリア200が重なっている例である。また、本例の地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式で共用される所定の同一周波数帯は複数の分割周波数帯に分割され、各分割周波数帯を無線リソースとして割り当てることができる。図中のf0,f1,f2,f3は連続する4つの分割周波数帯の中心周波数をそれぞれ示している。なお、図3(a)及び(b)では、分割周波数帯の数が4つの場合について示しているが、分割周波数帯の数はこの例に限定されるものではなく、例えば7つの分割周波数帯に分割してもよい。また、本明細書では、中心周波数がf0,f1,f2,f3、・・・の分割周波数帯を、適宜、省略して周波数f0,f1,f2,f3、・・・という。
図3(a)及び(b)において、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20と衛星基地局30とを互いに周波数同期させ、地上セルラー基地局20と衛星基地局30とが干渉しないように、所定の無線通信フレームにおいて、地上セルラー基地局20で使用される分割周波数帯と衛星基地局30で使用される分割周波数帯とを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。例えば、図3(b)に示すように、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0,f1を割り当て、衛星基地局30による衛星移動通信方式の無線リソースに周波数f2,f3を割り当てる。単一の衛星局エリア(ビームエリア)400と地上局エリア200とが重なる共通エリアにおいて、移動局装置10は、周波数f0,f1で地上セルラー基地局20と通信し、周波数f2,f3で衛星基地局30と通信する。これにより、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉をより確実に回避することができる。
また、図3(a)及び(b)において、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20における通信トラフィックと衛星基地局30における通信トラフィックとの比率に応じて、前記同一周波数帯の所定の無線通信フレームにおける無線リソース(周波数)の割り当て率の制御を行ってもよい。例えば、地上セルラー基地局20における通信トラフィックが衛星基地局30における通信トラフィックよりも大きい場合は、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0,f1,f2を割り当て、逆の場合は、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0を割り当てる。このように各基地局20,30の通信トラフィックの比率に応じて無線リソース(周波数)の割り当て率を制御することにより、各基地局20、30と移動局装置10との通信を確保しつつ前記同一周波数帯における周波数利用効率を更に向上させることができる。
図4(a)及び(b)はそれぞれ、本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の他の例を示す全体構成図及び無線リソース割り当ての説明図である。本例は、前述の図3の場合と同様に、人工衛星40がシングルビームアンテナ構成を有し、単一の衛星局エリア(ビームエリア)400内に複数の地上局エリア200が重なっている例である。また、本例の地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式で共用される所定の無線通信フレームは複数の時間スロットに分割され、各時間スロットを無線リソースとして割り当てることができる。なお、図4(a)及び(b)では、時間スロットの数が4つの場合について示しているが、時間スロットの数はこの例に限定されるものではない。
図4(a)及び(b)において、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20と衛星基地局30とを互いに時間同期させ、地上セルラー基地局20と衛星基地局30とが干渉しないように、所定の無線通信フレームにおいて、地上セルラー基地局20で使用される時間スロットと衛星基地局30で使用される時間スロットとを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。例えば、図4(b)に示すように、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0,T2を割り当て、衛星基地局30による衛星移動通信方式の無線リソースに時間スロットT1,T3を割り当てる。単一の衛星局エリア(ビームエリア)400と地上局エリア200とが重なる共通エリアにおいて、移動局装置10は、時間スロットT0,T2で地上セルラー基地局20と通信し、時間スロットT1,T3で衛星基地局30と通信する。これにより、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉をより確実に回避することができる。
また、図4(a)及び(b)において、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20における通信トラフィックと衛星基地局30における通信トラフィックとの比率に応じて、前記所定の無線通信フレームにおける無線リソース(時間スロット)の割り当て率の制御を行ってもよい。例えば、地上セルラー基地局20における通信トラフィックが衛星基地局30における通信トラフィックよりも大きい場合は、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0,T1,T2を割り当て、逆の場合は、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0を割り当てる。このように各基地局20,30の通信トラフィックの比率に応じて無線リソース(時間スロット)の割り当て率を制御することにより、各基地局20、30と移動局装置10との通信を確保しつつ前記同一周波数帯における周波数利用効率を更に向上させることができる。
図5(a)及び(b)はそれぞれ、本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の更に他の例を示す全体構成図及び無線リソース割り当ての説明図である。本例は、前述の図3、4の場合と同様に、人工衛星40がシングルビームアンテナ構成を有し、単一の衛星局エリア(ビームエリア)400内に複数の地上局エリア200が重なっている例である。また、本例の地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式で共用される所定の無線通信フレームは複数の周波数及び時間スロットに分割され、各周波数及び時間スロットの組み合わせを無線リソースとして割り当てることができる。なお、図5(a)及び(b)では、周波数の数が3つで時間スロットの数が4つの場合について示しているが、周波数及び時間スロットの数はこの例に限定されるものではない。
図5(a)及び(b)において、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20と衛星基地局30とを互いに時間同期させるとともに周波数同期させ、地上セルラー基地局20と衛星基地局30とが干渉しないように、所定範囲の周波数及び時間スロットの組み合わせからなる無線通信フレームにおいて、地上セルラー基地局20で使用される無線リソース(周波数及び時間スロット)と衛星基地局30で使用される無線リソース(周波数及び時間スロット)とを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。例えば、図5(b)に示すように、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の無線リソースに、周波数f0での時間スロットT0〜T3と周波数f1での時間スロットT0,T1とを割り当てる。一方、衛星基地局30による衛星移動通信方式の無線リソースに、周波数f1での時間スロットT2,T3と周波数f2での時間スロットT0〜T3とを割り当てる。単一の衛星局エリア(ビームエリア)400と地上局エリア200とが重なる共通エリアにおいて、移動局装置10は、上記地上セルラー基地局用の無線リソース(周波数f0での時間スロットT0〜T3、周波数f1での時間スロットT0,T1)で地上セルラー基地局20と通信し、上記衛星基地局用の無線リソース(周波数f1での時間スロットT2,T3、周波数f2での時間スロットT0〜T3)で衛星基地局30と通信する。これにより、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉をより確実に回避することができる。
また、図5(a)及び(b)において、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20における通信トラフィックと衛星基地局30における通信トラフィックとの比率に応じて、前記所定範囲の無線通信フレームにおける12個の無線リソースの割り当て率の制御を行ってもよい。例えば、地上セルラー基地局20における通信トラフィックが衛星基地局30における通信トラフィックよりも大きい場合は、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の無線リソースに10個の無線リソース(例えば周波数f0,f1での時間スロットT0〜T3及び周波数f2での時間スロットT0,T1)を割り当てる。逆の場合は、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の無線リソースに2個の無線リソース(例えば周波数f0での時間スロットT0,T1)を割り当てる。このように各基地局20,30の通信トラフィックの比率に応じて無線リソース(周波数、時間スロット)の割り当て率を制御することにより、各基地局20、30と移動局装置10との通信を確保しつつ前記同一周波数帯における周波数利用効率を更に向上させることができる。
図6(a)は本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の更に他の例を示す全体構成図である。また、図6(b)及び(c)はそれぞれ本例における無線リソース割り当ての説明図である。本例は、前述の図3〜5の場合とは異なり、人工衛星40がマルチビームアンテナ構成を有し、複数の衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bそれぞれに複数の地上局エリア200A,200Bが重なっている例である。図示の例では、第1の衛星局エリア400Aに3つの地上局エリア200Aが重なり、第2の衛星局エリア400Bに2つの地上局エリア200Bが重なっている。なお、本例において、前述の図3の例と共通する部分については説明を省略する。
図6(a)〜(c)において、基地局制御装置50は、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに無線リソース(周波数)の割り当て率の制御を互いに独立に実行している。
具体的は、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20Aと衛星基地局30とを互いに周波数同期させ、地上セルラー基地局20Aと衛星基地局30とが干渉しないように、所定の無線通信フレームにおいて、地上セルラー基地局20Aで使用される分割周波数帯と衛星基地局30の第1のビーム410Aで使用される分割周波数帯とを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。例えば、図6(b)に示すように、地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0,f1,f2を割り当て、衛星基地局30による第1のビーム410Aを介した衛星移動通信方式の無線リソースに周波数f3を割り当てる。
また、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20Bと衛星基地局30とを互いに周波数同期させ、地上セルラー基地局20Bと衛星基地局30とが干渉しないように、所定の無線通信フレームにおいて、地上セルラー基地局20Bで使用される分割周波数帯と衛星基地局30の第2のビーム410Bで使用される分割周波数帯とを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。例えば、図6(c)に示すように、地上セルラー基地局20Bによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0,f1を割り当て、衛星基地局30による第2のビーム410Bを介した衛星移動通信方式の無線リソースに周波数f2,f3を割り当てる。
第1の衛星局エリア(ビームエリア)400Aと地上局エリア200Aとが重なる共通エリアにおいて、移動局装置10は、周波数f0,f1,f2で地上セルラー基地局20Aと通信し、周波数f3で衛星基地局30と通信する。また、第2の衛星局エリア(ビームエリア)400Bと地上局エリア200Bとが重なる共通エリアにおいて、移動局装置10は、周波数f0,f1で地上セルラー基地局20Bと通信し、周波数f2,f3で衛星基地局30と通信する。これにより、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉をより確実に回避することができる。
また、図6(a)〜(c)において、基地局制御装置50は、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに、地上セルラー基地局20における通信トラフィックと衛星基地局30における通信トラフィックとの比率に応じて、前記同一周波数帯の所定の無線通信フレームにおける無線リソース(周波数)の割り当て率の制御を行ってもよい。例えば、地上セルラー基地局20Aにおける通信トラフィックが衛星基地局30における通信トラフィックよりも大きい場合は、図6(b)に示すように地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0,f1,f2を割り当て、逆の場合は、地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0を割り当てる。また、地上セルラー基地局20Bにおける通信トラフィックが衛星基地局30における通信トラフィックよりも大きい場合は、地上セルラー基地局20Bによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0,f1,f2を割り当て、逆の場合は、地上セルラー基地局20Bによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0を割り当てる。これにより、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに、各基地局20A、20B、30と移動局装置10との通信を確保しつつ前記同一周波数帯における周波数利用効率を更に向上させることができる。
図7(a)は本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の更に他の例を示す全体構成図である。また、図7(b)及び(c)はそれぞれ本例における無線リソース割り当ての説明図である。本例は、前述の図3〜5の場合とは異なり、人工衛星40がマルチビームアンテナ構成を有し、複数の衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bそれぞれに複数の地上局エリア200A,200Bが重なっている例である。なお、本例において、前述の図4及び図6の例と共通する部分については説明を省略する。
図7(a)〜(c)において、基地局制御装置50は、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに無線リソース(時間スロット)の割り当て率の制御を互いに独立に実行している。
具体的は、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20Aと衛星基地局30とを互いに時間同期させ、地上セルラー基地局20Aと衛星基地局30とが干渉しないように、所定の無線通信フレームにおいて、地上セルラー基地局20Aで使用される時間スロットと衛星基地局30の第1のビーム410Aで使用される時間スロットとを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。例えば、図7(b)に示すように、地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0,T1,T2を割り当て、衛星基地局30による第1のビーム410Aを介した衛星移動通信方式の無線リソースに時間スロットT3を割り当てる。
また、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20Bと衛星基地局30とを互いに時間同期させ、地上セルラー基地局20Bと衛星基地局30とが干渉しないように、所定の無線通信フレームにおいて、地上セルラー基地局20Bで使用される時間スロットと衛星基地局30の第2のビーム410Bで使用される時間スロットとを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。例えば、図7(c)に示すように、地上セルラー基地局20Bによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0,T1を割り当て、衛星基地局30による第2のビーム410Bを介した衛星移動通信方式の無線リソースに時間スロットT2,T3を割り当てる。
第1の衛星局エリア(ビームエリア)400Aと地上局エリア200Aとが重なる共通エリアにおいて、移動局装置10は、時間スロットT0,T1,T2で地上セルラー基地局20Aと通信し、時間スロットT3で衛星基地局30と通信する。また、第2の衛星局エリア(ビームエリア)400Bと地上局エリア200Bとが重なる共通エリアにおいて、移動局装置10は、時間スロットT0,T1で地上セルラー基地局20Bと通信し、時間スロットT2,T3で衛星基地局30と通信する。これにより、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉をより確実に回避することができる。
また、図7(a)〜(c)において、基地局制御装置50は、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに、地上セルラー基地局20における通信トラフィックと衛星基地局30における通信トラフィックとの比率に応じて、前記同一周波数帯の所定の無線通信フレームにおける無線リソース(時間スロット)の割り当て率の制御を行ってもよい。例えば、地上セルラー基地局20Aにおける通信トラフィックが衛星基地局30における通信トラフィックよりも大きい場合は、図7(b)に示すように地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0,T1,T2を割り当て、逆の場合は、地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0を割り当てる。また、地上セルラー基地局20Bにおける通信トラフィックが衛星基地局30における通信トラフィックよりも大きい場合は、地上セルラー基地局20Bによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0,T1,T2を割り当て、逆の場合は、地上セルラー基地局20Bによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0を割り当てる。これにより、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに、各基地局20A、20B、30と移動局装置10との通信を確保しつつ前記同一周波数帯における周波数利用効率を更に向上させることができる。
図8(a)は本実施形態に係る移動通信システムの平常時における無線リソースの割り当て制御の更に他の例を示す全体構成図である。また、図8(b)及び(c)はそれぞれ本例における無線リソース割り当ての説明図である。本例は、前述の図3〜5の場合とは異なり、人工衛星40がマルチビームアンテナ構成を有し、複数の衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bそれぞれに複数の地上局エリア200A,200Bが重なっている例である。なお、本例において、前述の図5〜図7の例と共通する部分については説明を省略する。
図8(a)〜(c)において、基地局制御装置50は、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに無線リソース(周波数及び時間スロット)の割り当て率の制御を互いに独立に実行している。
具体的は、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20Aと衛星基地局30とを互いに時間同期させるとともに周波数同期させ、地上セルラー基地局20Aと衛星基地局30とが干渉しないように、所定範囲の周波数及び時間スロットの組み合わせからなる無線通信フレームにおいて、地上セルラー基地局20Aで使用される無線リソース(周波数、時間スロット)と衛星基地局30の第1のビーム410Aで使用される無線リソース(周波数、時間スロット)とを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。例えば、図8(b)に示すように、地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに、周波数f0での時間スロットT0〜T3と周波数f1での時間スロットT0,T1とを割り当てる。一方、衛星基地局30による第1のビーム410Aを介した衛星移動通信方式の無線リソースに、周波数f1での時間スロットT2,T3と周波数f2での時間スロットT0〜T3とを割り当てる。
また、基地局制御装置50は、地上セルラー基地局20Bと衛星基地局30とを互いに時間同期させるとともに周波数同期させ、地上セルラー基地局20Bと衛星基地局30とが干渉しないように、所定範囲の周波数及び時間スロットの組み合わせからなる無線通信フレームにおいて、地上セルラー基地局20Bで使用される無線リソース(周波数、時間スロット)と衛星基地局30の第2のビーム410Bで使用される無線リソース(周波数、時間スロット)とを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。例えば、図8(c)に示すように、地上セルラー基地局20Bによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに、周波数f0での時間スロットT0〜T3と周波数f1での時間スロットT0,T1と周波数f2での時間スロットT0,T1とを割り当てる。一方、衛星基地局30による第2のビーム410Bを介した衛星移動通信方式の無線リソースに、周波数f1での時間スロットT2,T3と周波数f2での時間スロットT2,T3とを割り当てる。
第1の衛星局エリア(ビームエリア)400Aと地上局エリア200Aとが重なる共通エリアにおいて、移動局装置10は、上記地上セルラー基地局用の無線リソース(周波数f0での時間スロットT0〜T3、周波数f1での時間スロットT0,T1)で地上セルラー基地局20Aと通信し、上記衛星基地局用の無線リソース(周波数f1での時間スロットT2,T3、周波数f2での時間スロットT0〜T3)で衛星基地局30と通信する。また、第2の衛星局エリア(ビームエリア)400Bと地上局エリア200Bとが重なる共通エリアにおいて、移動局装置10は、上記地上セルラー基地局用の無線リソース(周波数f0での時間スロットT0〜T3、周波数f1、f2での時間スロットT0,T1)で地上セルラー基地局20Bと通信し、上記衛星基地局用の無線リソース(周波数f1,f2での時間スロットT2,T3)で衛星基地局30と通信する。これにより、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに、地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式との間の干渉をより確実に回避することができる。
また、図8(a)〜(c)において、基地局制御装置50は、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに、地上セルラー基地局20における通信トラフィックと衛星基地局30における通信トラフィックとの比率に応じて、前記同一周波数帯の所定範囲の無線通信フレームにおける無線リソース(周波数及び時間スロット)の割り当て率の制御を行ってもよい。例えば、地上セルラー基地局20Aにおける通信トラフィックが衛星基地局30における通信トラフィックよりも大きい場合は、地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに10個の無線リソース(例えば周波数f0,f1での時間スロットT0〜T3及び周波数f2での時間スロットT0,T1)を割り当てる。逆の場合は、地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに2個の無線リソース(例えば周波数f0での時間スロットT0,T1)を割り当てる。また、地上セルラー基地局20Bにおける通信トラフィックが衛星基地局30における通信トラフィックよりも大きい場合は、地上セルラー基地局20Bによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに8個の無線リソース(例えば周波数f0,f1での時間スロットT0〜T3)を割り当てる。逆の場合は、地上セルラー基地局20Bによる地上セルラー移動通信方式の無線リソースに4個の無線リソース(例えば周波数f0での時間スロットT0〜T3)を割り当てる。これにより、衛星局エリア(ビームエリア)400A,400Bごとに、各基地局20A、20B、30と移動局装置10との通信を確保しつつ前記同一周波数帯における周波数利用効率を更に向上させることができる。
次に、本実施形態の移動通信システムにおいて災害発生などによって共通エリアにおける地上セルラー基地局の一部に障害が発生した非常時における無線リソース割り当ての制御について説明する。
図9は、本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がシングルビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(周波数)割り当て制御の一例を示す図である。なお、図9において、前述の図3(a)及び(b)と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図9(a)及び(b)はそれぞれ本実施形態の移動通信システムの平常時における無線リソース(周波数)の割り当て制御の一例を示す全体構成図及び無線リソース(周波数)割り当ての説明図である。平常時において、基地局制御装置50は、共通エリアにおいて地上セルラー基地局20と衛星基地局30とが干渉しないように、地上セルラー基地局20で使用される分割周波数帯と衛星基地局30で使用される分割周波数帯とを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。特に、本例では、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の通信トラフィックの比率が高いので、無線リソースに周波数f0,f1,f2を割り当て、衛星基地局30による衛星移動通信方式の無線リソースに周波数f3を割り当てている。
一方、図9(c)及び(d)はそれぞれ本実施形態の移動通信システムの2つの地上セルラー基地局20の一方に障害が発生した非常時における無線リソース(周波数)の割り当て制御の一例を示す全体構成図及び無線リソース(周波数)割り当ての説明図である。本例の非常時では、例えば地震などの災害により、図中の×印を付した地上セルラー基地局20の一方に障害が発生し、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の通信トラフィックの比率が低くなっている。そこで、基地局制御装置50は、地上セルラー移動通信方式に割り当てる分割周波数帯の数を減少させ、衛星移動通信方式に割り当てる分割周波数帯の数を増加させるように制御する。例えば、図9(d)に示すように、地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0を割り当て、衛星移動通信方式の無線リソースに周波数f1,f2,f3を割り当てる。これにより、移動通信に用いる周波数利用効率を維持しつつ、共通エリアにおいて移動局装置10を用いた移動通信サービスをより確実に利用できる。
図10は、本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がシングルビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(時間スロット)割り当て制御の他の例を示す図である。なお、図10において、前述の図4(a)及び(b)と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図10(a)及び(b)はそれぞれ本実施形態の移動通信システムの平常時における無線リソース(時間スロット)の割り当て制御の一例を示す全体構成図及び無線リソース(時間スロット)割り当ての説明図である。平常時において、基地局制御装置50は、共通エリアにおいて地上セルラー基地局20と衛星基地局30とが干渉しないように、地上セルラー基地局20で使用される時間スロットと衛星基地局30で使用される時間スロットとを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。特に、本例では、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の通信トラフィックの比率が高いので、無線リソースに時間スロットT0,T1,T2を割り当て、衛星基地局30による衛星移動通信方式の無線リソースに時間スロットT3を割り当てている。これにより、移動通信に用いる周波数利用効率を高めている。
一方、図10(c)及び(d)はそれぞれ本実施形態の移動通信システムの2つの地上セルラー基地局20の一方に障害が発生した非常時における無線リソース(時間スロット)の割り当て制御の一例を示す全体構成図及び無線リソース(時間スロット)割り当ての説明図である。本例の非常時では、例えば地震などの災害により、図中の×印を付した地上セルラー基地局20の一方に障害が発生し、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の通信トラフィックの比率が低くなっている。そこで、基地局制御装置50は、地上セルラー移動通信方式に割り当てる時間スロットの数を減少させ、衛星移動通信方式に割り当てる時間スロットの数を増加させるように制御する。例えば、図10(d)に示すように、地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0を割り当て、衛星移動通信方式の無線リソースに時間スロットT1,T2,T3を割り当てる。これにより、移動通信に用いる周波数利用効率を維持しつつ、共通エリアにおいて移動局装置10を用いた移動通信サービスをより確実に利用できる。
図11は、本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がシングルビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(時間スロット)割り当て制御の更に他の例を示す図である。なお、図11において、前述の図5(a)及び(b)と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図11(a)及び(b)はそれぞれ本実施形態の移動通信システムの平常時における無線リソース(周波数及び時間スロット)の割り当て制御の一例を示す全体構成図及び無線リソース(周波数及び時間スロット)割り当ての説明図である。平常時において、基地局制御装置50は、共通エリアにおいて地上セルラー基地局20と衛星基地局30とが干渉しないように、地上セルラー基地局20で使用される無線リソースと衛星基地局30で使用される無線リソースとを互いに重ならないように割り当てる制御を行う。特に、本例では、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式の通信トラフィックと衛星基地局30による衛星移動通信方式の通信トラフィックの比率が同等であるので、地上セルラー移動通信方式及び衛星移動通信方式それぞれの無線リソースに同じ6個の無線リソースを割り当てている。これにより、移動通信に用いる周波数利用効率を高めている。
一方、図11(c)及び(d)はそれぞれ本実施形態の移動通信システムの2つの地上セルラー基地局20の一方に障害が発生した非常時における無線リソース(周波数及び時間スロット)の割り当て制御の一例を示す全体構成図及び無線リソース(周波数及び時間スロット)割り当ての説明図である。本例の非常時では、例えば地震などの災害により、図中の×印を付した地上セルラー基地局20の一方に障害が発生し、地上セルラー基地局20による地上セルラー移動通信方式での通信ができない状況にある。このような場合、障害エリアの通信を衛星通信で確保する。先ず、障害エリアで増加する衛星通信トラフィックに対応するために基地局制御装置50は、地上セルラー移動通信方式に割り当てる無線リソースの数を減少させ、衛星移動通信方式に割り当てる無線リソースの数を増加させるように制御する。例えば、図11(d)に示すように、地上セルラー移動通信方式の無線リソースに2個の無線リソース(周波数f0での時間スロットT0,T1)を割り当て、衛星移動通信方式の無線リソースに10個の無線リソース(周波数f0での時間スロットT2,T3及び周波数f1,f2での時間スロットT0〜T3)を割り当てる。これにより、移動通信に用いる周波数利用効率を維持しつつ、共通エリアにおいて移動局装置10を用いた移動通信サービスをより確実に利用できる。
図12は、本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がマルチビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(周波数)割り当て制御の一例を示す図である。なお、図12において、前述の図6(a)及び(b)と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図12(a)は本実施形態の移動通信システムの互いに隣り合う2つの共通エリアにおける無線リソース(周波数)の割り当て制御の一例を示す全体構成図である。図12(b)は平常時の状態にある地上局エリア200Aと第1の衛星局エリア400Aとが重なる第1の共通エリアにおける無線リソース(周波数)割り当ての説明図である。図12(c)は非常時の状態にある地上局エリア200Bと第2の衛星局エリア400Bとが重なる第2の共通エリアにおける無線リソース(周波数)割り当ての説明図である。
図12(a)の平常時にある第1の共通エリアは、例えば非災害発生エリアであり、地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の通信トラフィックの比率が高い。そこで、図12(b)に示すように、地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0,f1,f2を割り当て、衛星基地局30による衛星移動通信方式の無線リソースに周波数f3を割り当てている。
一方、図12(a)の非常時の状態にある第2の共通エリアは、例えば地震などの災害が発生した災害発生エリア(被災エリア)であり、地上セルラー基地局20Bの一方に障害が発生し、、その障害エリア内の移動局装置10の通信を衛星移動通信方式でカバーする。そこで、図12(c)に示すように、地上セルラー移動通信方式の無線リソースに周波数f0を割り当て、衛星移動通信方式の無線リソースに周波数f1,f2,f3を割り当てる。これにより、地上セルラー基地局20Bに障害が発生した非常時の状態にある第2の共通エリアにおいて、移動通信に用いる周波数利用効率を維持しつつ、移動局装置10を用いた移動通信サービスをより確実に利用できる。また、災害が発生していない第1の共通エリアでは平常時の通信を維持することができる。
図13は、本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がマルチビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(時間スロット)割り当て制御の他の例を示す図である。なお、図13において、前述の図7(a)及び(b)と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図13(a)は本実施形態の移動通信システムの互いに隣り合う2つの共通エリアにおける無線リソース(時間スロット)の割り当て制御の一例を示す全体構成図である。図13(b)は平常時の状態にある地上局エリア200Aと第1の衛星局エリア400Aとが重なる第1の共通エリアにおける無線リソース(時間スロット)割り当ての説明図である。図13(c)は非常時の状態にある地上局エリア200Bと第2の衛星局エリア400Bとが重なる第2の共通エリアにおける無線リソース(時間スロット)割り当ての説明図である。
図13(a)の平常時にある第1の共通エリアは、例えば非災害発生エリアであり、地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の通信トラフィックの比率が高い。そこで、図13(b)に示すように、地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0,T1,T2を割り当て、衛星基地局30による衛星移動通信方式の無線リソースに時間スロットT3を割り当てている。
一方、図13(a)の非常時の状態にある第2の共通エリアは、例えば地震などの災害が発生した災害発生エリア(被災エリア)であり、地上セルラー基地局20Bの一方に障害が発生し、その障害エリア内の移動局装置10の通信を衛星移動通信方式でカバーする。そこで、図13(c)に示すように、地上セルラー移動通信方式の無線リソースに時間スロットT0を割り当て、衛星移動通信方式の無線リソースに時間スロットT1,T2,T3を割り当てる。これにより、地上セルラー基地局20Bに障害が発生した非常時の状態にある第2の共通エリアにおいて、移動通信に用いる周波数利用効率を維持しつつ、移動局装置10を用いた移動通信サービスをより確実に利用できる。
図14は、本実施形態の移動通信システムにおいて衛星移動通信に用いる人工衛星がマルチビームアンテナ構成を有する場合の共通エリアにおける平常時及び非常時の無線リソース(時間スロット)割り当て制御の更に他の例を示す図である。なお、図14において、前述の図8(a)及び(b)と同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図14(a)は本実施形態の移動通信システムの互いに隣り合う2つの共通エリアにおける無線リソース(周波数及び時間スロット)の割り当て制御の一例を示す全体構成図である。図14(b)は平常時の状態にある地上局エリア200Aと第1の衛星局エリア400Aとが重なる第1の共通エリアにおける無線リソース(周波数及び時間スロット)割り当ての説明図である。図14(c)は非常時の状態にある地上局エリア200Bと第2の衛星局エリア400Bとが重なる第2の共通エリアにおける無線リソース(周波数及び時間スロット)割り当ての説明図である。
図14(a)の平常時にある第1の共通エリアは、例えば非災害発生エリアであり、地上セルラー基地局20Aによる地上セルラー移動通信方式の通信トラフィックと衛星基地局30による衛星移動通信方式の通信トラフィックとが同等である。そこで、図14(b)に示すように、地上セルラー移動通信方式の無線リソースに6個の無線リソース(周波数f0での時間スロットT0〜T3及び周波数f1での時間スロットT0,T1)を割り当てる。また、衛星基地局30による衛星移動通信方式の無線リソースにも6個の無線リソース(周波数f1での時間スロットT2,T3及び周波数f2での時間スロットT0〜T3)を割り当てている。
一方、図14(a)の非常時の状態にある第2の共通エリアは、例えば地震などの災害が発生した災害発生エリア(被災エリア)であり、地上セルラー基地局20Bの一方に障害が発生し、その障害エリア内の移動局装置10の通信を衛星移動通信方式でカバーする。そこで、図14(c)に示すように、地上セルラー移動通信方式の無線リソースに2個の無線リソース(周波数f0での時間スロットT0,T1)を割り当て、衛星移動通信方式の無線リソースに10個の無線リソース(周波数f0での時間スロットT2,T3及び周波数f1,f2での時間スロットT0〜T3)を割り当てる。これにより、地上セルラー基地局20Bに障害が発生した非常時の状態にある第2の共通エリアにおいて、移動通信に用いる周波数利用効率を維持しつつ、移動局装置10を用いた移動通信サービスをより確実に利用できる。
なお、上記各実施形態においては、地上セルラー基地局20及び人工衛星40の通信中継装置41それぞれと移動局装置10との間の無線通信に同一無線伝送方式が使用されている場合について説明したが、互いに異なる無線伝送方式を、地上セルラー基地局20及び人工衛星40の通信中継装置41それぞれと移動局装置10との間の無線通信に使用してもよい。
図15は、本発明の更に他の実施形態に係る移動通信システムの全体構成の一例を示す概略構成図である。本実施形態では、地上セルラー基地局20と移動局装置10との間の無線通信に、地上セルラー基地局対応の無線伝送方式Aを用い、人工衛星40の通信中継装置41を介した衛星基地局30と移動局装置10との間の無線通信に、上記無線伝送方式Aとは異なる衛星基地局対応の無線伝送方式Bを用いる。なお、図15において、前述の図1などと同様な部分については同じ符号を付し、説明を省略する。
図15において、地上セルラー基地局20は、地上セルラー基地局対応の所定の無線伝送方式Aを用いて周波数f0で移動局装置10と通信を行う。そして、衛星基地局30は、上記無線伝送方式Aとは異なる衛星基地局対応の無線伝送方式Bを用い、周波数f0を衛星通信用の周波数fcに変換して人工衛星40の通信中継装置41と通信を行う。例えば、前述の図4に示すように地上セルラー基地局20で使用される時間スロットと衛星基地局30で使用される時間スロットとを互いに重ならないように割り当てる制御を行う場合は、図16(a)に示すように、時間スロットT0,T2の無線リソースを介した地上セルラー基地局20と移動局装置10との通信に、地上セルラー基地局対応の無線伝送方式Aを用いる。一方、時間スロットT1,T3の無線リソースを介した衛星基地局30と移動局装置10との通信には、衛星基地局対応の無線伝送方式Bを用いる。
また、前述の図3に示すように、地上セルラー基地局20で使用される周波数と衛星基地局30で使用される周波数とを互いに重ならないように割り当てる制御を行う場合は、図16(b)に示すように、周波数f0,f1の無線リソースを介した地上セルラー基地局20と移動局装置10との通信に、地上セルラー基地局対応の無線伝送方式Aを用いる。一方、周波数f2,f3の無線リソースを介した衛星基地局30と移動局装置10との通信には、衛星基地局対応の無線伝送方式Bを用いる。
また、前述の図5に示すように、地上セルラー基地局20で使用される無線リソース(周波数及び時間スロット)と衛星基地局30で使用される無線リソース(周波数及び時間スロット)とを互いに重ならないように割り当てる制御を行う場合は、図16(c)に示すように、地上セルラー基地局用の無線リソース(周波数f0での時間スロットT0〜T3、周波数f1での時間スロットT0,T1)を介した地上セルラー基地局20と移動局装置10との通信に、地上セルラー基地局対応の無線伝送方式Aを用いる。一方、衛星基地局用の無線リソース(周波数f1での時間スロットT2,T3、周波数f2での時間スロットT0〜T3)を介した衛星基地局30と移動局装置10との通信には、衛星基地局対応の無線伝送方式Bを用いる。
図15及び図16の実施形態において、移動局装置10は地上セルラー基地局対応の無線伝送方式Aと衛星基地局対応の無線伝送方式Bの両方式対応の無線装置を備えている。地上セルラー基地局対応の無線伝送方式Aとしては、例えば、WCDMA等の第3世代移動通信システム(3G)の通信方式、LTEやLTE−Advancedの第4世代携帯電話の通信方式など適応変調方式(Adaptive Modulation and Coding:AMC)を用いた広帯域伝送方式がある。衛星基地局対応の無線伝送方式Bの変調方式として、例えば、BPSK(Binary Phase Shift Keying)やQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)等の変調方式を用いた狭帯域SCPC(Single Channel Per Carrier)方式等がある。このように衛星基地局30における衛星移動通信方式の無線伝送方式として、人工衛星の通信中継装置との通信に好適な無線伝送方式を用いることができるため、衛星移動通信方式の通信品質を向上させることができる。
なお、図15及び図16では、人工衛星40がシングルビームアンテナ構成を有する場合について示しているが、人工衛星40がマルチビームアンテナ構成を有する場合においても、地上セルラー基地局20と移動局装置10との間の無線通信に無線伝送方式Aを使用し、人工衛星40の通信中継装置41を介した衛星基地局30と移動局装置10との間の無線通信に、上記無線伝送方式Aと異なる無線伝送方式Bを使用してもよい。また、地上セルラー基地局20に無線伝送方式Aを使用し、衛星基地局30に無線伝送方式Bを使用する場合も、前述の図3〜図8に示すような無線リソースの割り当て制御や、前述の図9〜図14に示すような非常時における無線リソースの割り当ての切り換え制御を行ってもよい。
また、上記各実施形態においては、基地局制御装置50を各基地局20、30から独立した装置としてコアネットワーク60に接続した例を示したが、地上セルラー基地局20又は衛星基地局30に基地局制御装置50を組み込んで設けるように構成してもよい。地上セルラー基地局20又は衛星基地局30に基地局制御装置50の機能を持たせるように構成してもよい。
また、上記各実施形態において、上記共通エリア内に位置する移動局装置10は地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式の両方式で通信可能であるが、平常時は地上セルラー移動通信方式での通信を優先するように制御してもよい。例えば、通信可能な受信電力に対する閾値を移動局装置10に予め設定しておき、地上セルラー移動通信方式の受信電力が当該閾値以上であれば、地上セルラー移動通信方式で通信を行うように制御してもよい。また、移動局装置10がどちらの通信方式を優先して選択するかについては、基地局制御装置50により当該閾値の値を変更する等、の手段によって制御してもよい。
10 移動局装置
20 地上セルラー基地局
30 衛星基地局
40 人工衛星
41 通信中継装置
50 基地局制御装置
60 コアネットワーク
70 無線LANルータ
200 地上局エリア
400 衛星局エリア
410 ビーム
蓑輪 正、外6名、「安心・安全のための地上/衛星統合移動通信システム」、電子情報通信学会論文誌B、Vol.J91−B、No.12、pp.1629−1640、2008/12.

Claims (9)

  1. 地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な移動通信システムであって、
    移動局装置と無線通信可能な地上セルラー基地局と、
    人工衛星の通信中継装置を介して移動局装置と無線通信可能な衛星基地局と、
    前記地上セルラー基地局と前記衛星基地局とを制御する基地局制御装置と、を備え、
    地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な共通エリアにおいて前記地上セルラー基地局及び前記人工衛星の通信中継装置それぞれと移動局装置との間の無線通信に同一周波数帯が使用され
    記基地局制御装置は、前記共通エリアにおける前記地上セルラー基地局と前記衛星基地局とが時間同期した状態で、該地上セルラー基地局で使用される時間スロットと該衛星基地局で使用される時間スロットとを互いに重ならないように割り当て、該地上セルラー基地局の一部に障害が発生した非常時に該衛星基地局に割り当てる時間スロットの割り当て率を平常時よりも大きくするように、制御することを特徴とする移動通信システム。
  2. 地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な移動通信システムであって、
    移動局装置と無線通信可能な地上セルラー基地局と、
    人工衛星の通信中継装置を介して移動局装置と無線通信可能な衛星基地局と、
    前記地上セルラー基地局と前記衛星基地局とを制御する基地局制御装置と、を備え、
    地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な共通エリアにおいて前記地上セルラー基地局及び前記人工衛星の通信中継装置それぞれと移動局装置との間の無線通信に同一周波数帯が使用され、
    前記基地局制御装置は、前記共通エリアにおける前記地上セルラー基地局と前記衛星基地局とが時間同期及び周波数同期した状態で、前記同一周波数帯を分割した複数の分割周波数帯において、該複数の分割周波数帯をそれぞれ時間分割し、該地上セルラー基地局で使用される分割周波数帯での時間スロットと該衛星基地局で使用される分割周波数帯での時間スロットとを互いに重ならないように割り当て、該地上セルラー基地局の一部に障害が発生した非常時に該衛星基地局に割り当てる分割周波数帯での時間スロットの割り当て率を平常時よりも大きくするように、制御することを特徴とする移動通信システム。
  3. 請求項1又は2の移動通信システムにおいて、
    前記基地局制御装置は、前記非常時又は平常時に、前記地上セルラー基地局における通信トラフィックと前記衛星基地局における通信トラフィックとの比率に応じて、前記衛星基地局に割り当てる時間スロットの割り当て率の制御を行うことを特徴とする移動通信システム。
  4. 請求項1乃至のいずれかの移動通信システムにおいて、
    前記人工衛星の通信中継装置が移動局装置と通信可能なエリアは、前記通信中継装置のアンテナの指向方向のビームに対応した単一のビームエリアであり、
    前記単一のビームエリアは、前記地上セルラー基地局のエリアを複数含むことを特徴とする移動通信システム。
  5. 請求項1乃至のいずれかの移動通信システムにおいて、
    前記人工衛星の通信中継装置が移動局装置と通信可能なエリアは、前記通信中継装置のアンテナの互いに異なる複数の指向方向のビームに対応した互いに空間的にずれた複数のビームエリアであり、
    前記複数のビームエリアはそれぞれ、前記地上セルラー基地局のエリアを複数含み、
    前記基地局制御装置は、前記非常時又は平常時に、前記ビームエリアごとに前記衛星基地局に割り当てる時間スロットの割り当て率の制御を互いに独立に実行することを特徴とする移動通信システム。
  6. 請求項1乃至のいずれかの移動通信システムにおいて、
    前記人工衛星の通信中継装置を更に備え、
    前記衛星基地局は、
    コアネットワークに接続された基地局装置と、
    前記基地局装置と前記人工衛星の通信中継装置との間の通信を中継するときに、前記基地局装置で使用される周波数と前記人工衛星の通信中継装置との通信に使用される衛星通信用の周波数との間の変換を行う周波数変換手段と、を有し、
    前記人工衛星の通信中継装置は、移動局装置と前記衛星基地局との通信を中継するときに、前記移動局装置との通信に使用される周波数と前記衛星基地局との通信に使用される前記衛星通信用の周波数との間の変換を行う周波数変換手段を有することを特徴とする移動通信システム。
  7. 請求項1乃至のいずれかの移動通信システムにおいて、
    前記地上セルラー移動通信方式及び前記衛星移動通信方式は互いに無線伝送方式が異なることを特徴とする移動通信システム。
  8. 地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な移動通信システムにおいて、移動局装置と無線通信可能な地上セルラー基地局と人工衛星の通信中継装置を介して移動局装置と無線通信可能な衛星基地局とを制御する基地局制御装置であって、
    地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な共通エリアにおいて前記地上セルラー基地局及び前記人工衛星の通信中継装置それぞれと移動局装置との間の無線通信に同一周波数帯が使用され、
    前記共通エリアにおける前記地上セルラー基地局と前記衛星基地局とが時間同期した状態で、該地上セルラー基地局で使用される時間スロットと該衛星基地局で使用される時間スロットとを互いに重ならないように割り当て、該地上セルラー基地局の一部に障害が発生した非常時に、該衛星基地局に割り当てる時間スロットの割り当て率を平常時よりも大きくするように、制御することを特徴とする基地局制御装置。
  9. 地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な移動通信システムにおいて、移動局装置と無線通信可能な地上セルラー基地局と人工衛星の通信中継装置を介して移動局装置と無線通信可能な衛星基地局とを制御する基地局制御装置であって、
    地上セルラー移動通信方式と衛星移動通信方式とを利用可能な共通エリアにおいて前記地上セルラー基地局及び前記人工衛星の通信中継装置それぞれと移動局装置との間の無線通信に同一周波数帯が使用され、
    前記共通エリアにおける前記地上セルラー基地局と前記衛星基地局とが時間同期及び周波数同期した状態で、前記同一周波数帯を分割した複数の分割周波数帯において、該複数の分割周波数帯をそれぞれ時間分割し、該地上セルラー基地局で使用される分割周波数帯での時間スロットと該衛星基地局で使用される分割周波数帯での時間スロットとを互いに重ならないように割り当て、該地上セルラー基地局の一部に障害が発生した非常時に該衛星基地局に割り当てる分割周波数帯での時間スロットの割り当て率を平常時よりも大きくするように、制御することを特徴とする基地局制御装置。
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