JP5478344B2 - 通信装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、通信装置、画像形成装置及びプログラムに関し、特にオートネゴシエーション処理により、複数の伝送方式から通信を行う伝送方式を選択する技術に関する。
従来、プリンタ、スキャナ及びファクシミリなどに代表される画像形成装置は、イーサネット(登録商標)規格のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)及びMAN(Metropolitan Area Network)などのネットワークに接続されて使用される場合がある。このような場合、画像形成装置は、ネットワークで情報を伝送する際の伝送方式が複数あるため、ネットワークに接続されているパーソナルコンピュータ(以下、PCという)やハブなどの伝送通信装置との間でオートネゴシエーション処理を行い、複数の伝送方式の中から使用する伝送方式を選択している。そして、画像形成装置は、このようなオートネゴシエーション処理に何らかの原因で失敗すると、通信を行うことができなくなる場合がある。
特許文献1には、オートネゴシエーション処理に失敗した場合に、伝送方式を高速なものから低速なものに順に切り替えて、通信の相手先のPCと正常に通信を行うことができるか否かを確認する処理を順次行うことにより、このPCとの間で使用可能な伝送方式を確実に選択することのできる集線装置が開示されている。
特開2001−285327号公報
しかしながら、特許文献1に記載の集線装置では、伝送方式が一度選択されると、集線装置に接続されるPCの電源が一旦OFFにされた後ONにされない限り、そのPCとの間のオートネゴシエーション処理を行わないため、外的なノイズなどの要因により低速な伝送方式が選択されてしまうと、選択された低速な伝送方式を使用し続けなければならなくなる。
そこで、本発明は、一度選択された伝送方式を、より好適な伝送方式に切り替えることのできる技術を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、本発明は、
複数の伝送方式からオートネゴシエーション処理を実行することにより選択された伝送方式で通信を実行する通信装置であって、
前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であるか否かを判定する能力判定処理を行う管理部と、
前記管理部が、前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であると判定した際に、前記オートネゴシエーション処理を再度実行するオートネゴシエーション実行部とを備え、
前記管理部は、前記選択された伝送方式での通信で生じた通信エラーの回数が予め定められた通信エラー上限値以上となった場合に、前記オートネゴシエーション処理を再度実行させると判定し、
前記オートネゴシエーション実行部は、前記管理部が前記オートネゴシエーション処理を再度実行させると判定した際に、前記オートネゴシエーション処理を再度実行することを特徴とする。
また、本発明は、
複数の伝送方式からオートネゴシエーション処理を実行することにより選択された伝送方式で通信を実行する通信装置であって、
前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であるか否かを判定する能力判定処理を行う管理部と、
前記管理部が、前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であると判定した際に、前記オートネゴシエーション処理を再度実行するオートネゴシエーション実行部とを備え、
前記管理部は、前記能力判定処理として、前記選択された伝送方式が、目標通信能力よりも通信能力が低い伝送方式であるか否かを判定するとともに、前記能力判定処理において、前記選択された伝送方式が前記目標通信能力よりも通信能力が低いものであるとの判定が、予め定められたリトライ上限値以上連続して繰り返された場合には、前記目標通信能力を、更新前のものよりも通信能力の低いものに更新することを特徴とする。
さらに、本発明は、
複数の伝送方式からオートネゴシエーション処理を実行することにより選択された伝送方式で通信を実行する通信装置であって、
前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であるか否かを判定する能力判定処理を行う管理部と、
前記管理部が、前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であると判定した際に、前記オートネゴシエーション処理を再度実行するオートネゴシエーション実行部とを備え、
前記管理部は、前記オートネゴシエーション処理を再度実行しても、前記選択された伝送方式より高い通信能力の伝送方式が選択されないと判定した場合には、前記オートネゴシエーション実行部に前記オートネゴシエーション処理を再度実行させないことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、一度選択された伝送方式を、より好適な伝送方式に切り替えることができる。
実施の形態1に係る画像形成システムを示す概略的な構成図である。 実施の形態1に係る画像形成装置を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態1に係る通信装置記憶部の構造を概略的に示すブロック図である。 実施の形態1における伝送方式情報テーブルの概略図である。 実施の形態1における通信エラー情報テーブルの概略図である。 実施の形態1に係る通信設定制御部を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態1におけるコンピュータを示す概略的なブロック図である。 実施の形態1における通信装置の伝送方式を決定する処理を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるオートネゴシエーション処理の判定及び実行処理を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるネットワーク通信処理を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるオートネゴシエーション処理の実行タイミングを示すタイムチャートである。 実施の形態2に係る画像形成装置を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係る通信装置記憶部の構造を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2に係る通信設定制御部を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態2における通信装置の伝送方式を決定する処理を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る画像形成装置を含む画像形成システム100を示す概略構成図である。図示の画像形成システム100では、画像形成装置110、PC191A〜191I及びサーバ192が、例えばツイストケーブルで構成されるネットワークケーブル193A〜193Lなどで中継装置190A,190Bに接続され、ネットワークを形成している。画像形成装置110は、例えば、PC191A〜191I及びサーバ192の共用プリンタとして機能するものである。ネットワークケーブルを介して行なわれる通信の伝送方式は以下に詳しく述べるようにオートネゴシエーションにより決定又は選択される。以下の説明および図面では、「オートネゴシエーション」を「AN」と略す。
図2は、実施の形態1に係る画像形成装置110を概略的に示す機能ブロック図である。図示のように、画像形成装置110は、画像形成部120と、操作部131と、表示部132と、通信装置140とを有する。
画像形成部120は、印刷エンジン121と、コントローラ部122と、編集展開部123と、エンジン制御部124と、設定更新部125と、ホストインタフェース制御部126と、記憶部127と、画像形成部側インタフェース部128とを有する。
印刷エンジン121は、電子写真プロセス動作を実行する。
コントローラ部122は、画像形成装置110全体の制御を行う。
編集展開部123は、通信装置140を介して、PC191A〜191I及びサーバ192より送信されてきた印刷ジョブ情報を解析し、この印刷ジョブ情報に含まれているページ記述言語(PDL:Page Description Language)を解読して、ページ情報を作成する。さらに、編集展開部123は、作成されたページ情報よりビットマップイメージなど、印刷エンジン121で印刷する画像を表す画像データを作成する。ページ記述言語は、画像形成装置110内における専用言語である。
エンジン制御部124は、印刷エンジン121が行う電子写真プロセス動作の全体を制御する。印刷エンジン121が行う電子写真プロセス動作には、画像の印刷及び印刷を行うための用紙の走行などの動作が含まれる。例えば、エンジン制御部124は、コントローラ部122の指示に従い、編集展開部123で作成されたページ情報に基づいて、編集展開部123で作成された画像データに応じた印刷処理を印刷エンジン121に開始させる。そして、エンジン制御部124は、印刷エンジン121における用紙の走行などの動作の状態を監視し、印刷エンジン121におけるステータスの遷移、アラームの通知、ステップの変化などがあった場合には、コントローラ部122との間で双方向に通知しあう。
設定更新部125は、記憶部127を用いて、画像形成装置110における設定メニューの初期設定の値及びこの設定メニューの更新後の値を管理する。
ホストインタフェース制御部126は、画像形成部側インタフェース部128を介して、通信装置140との間で受け渡す情報を管理する。
画像形成部側インタフェース部128は、通信装置140との間での情報の受け渡しを行なう。
記憶部127には、画像形成装置110における各設定メニューの値、印刷カウンタの値、ログ情報、PC191A〜191I又はサーバ192との間で送受信する情報、編集展開部123で作成されたページ情報など、画像形成装置110での処理に必要な情報が記憶される。
記憶部127は、例えば不揮発性メモリ127FとRAM127Vとを含み、各設定メニューの値、印刷カウンタの値、ログ情報など、電源がオフとなったり、RAM127Vが初期化されたりしたときも記憶内容を保存すべき情報は不揮発性メモリ127Fに記憶させ、一時的に保持すべき情報、例えばPC191A〜191I又はサーバ192との間で送受信する情報、編集展開部123で作成されたページ情報などをRAM127Vに記憶させることとしても良い。また、不揮発性メモリ127Fに保存されているカウント値、ログ情報などを一旦RAM127Vに複写して、参照、更新などを行なうようにしても良い。
操作部131は、例えばキー入力部で構成され、ユーザより指示入力に用いられる。
図示の例の操作部131は、画像形成部120に対する指示入力のために用いられるとともに、通信装置140に対する指示入力のためにも用いられるものであり、通信装置140には、画像形成部120のコントローラ部122を介して指示入力の送信が行われる。図示のように構成する代わりに、画像形成部120のための操作部と、通信装置140のための専用の操作部とを別に設けても良い。
表示部132は、画像形成装置110のユーザに対して操作入力の案内のための表示、機能選択メニューの表示などを行なう。
通信装置140は、ネットワーク制御部171と、通信制御部172と、記憶制御部173と、通信設定制御部174と、コネクタ部141と、通信装置側インタフェース部142と、記憶部150とを備える。
ネットワーク制御部171は、通信装置140が行う通信の全体を制御する。この制御の過程で、上記の記憶部150の電源情報D156、通信状況情報D158、通信エラーリトライカウンタ情報D163の書き換えを行なう。
通信制御部172は、通信装置140がネットワークを介して行う通信に係る情報の制御及び管理を行う。
通信設定制御部174は、通信装置140における伝送方式を決定する処理を行う。
コネクタ部141は、ネットワークケーブル193Aを接続するインタフェースである。
通信装置側インタフェース部142は、コントローラ部122との間のインタフェースである。
記憶部150は、ネットワーク通信機能を行なうために必要な情報を記憶する。記憶部150は、例えば不揮発性メモリ150FとRAM150Vとを含み、ネットワーク設定情報、カウント値、ログ情報など、電源がオフとなったり、RAM150Vが初期化されたりしたときも記憶内容を保存すべき情報は不揮発性メモリ150Fに記憶させ、一時的に保持すべき情報をRAM150Vに記憶させることとしても良い。また、不揮発性メモリ150Fに保存されているネットワーク設定情報、カウント値、ログ情報などを一旦RAM150Vに複写して、参照、更新などを行なうようにしても良い。記憶部150は、記憶部127と一体に、或いは記憶部127の一部として構成することもできるが、以下では、別個のものとして説明する。
図3は、記憶部150内に記憶されている情報を示す。図示のように、記憶されている情報は、伝送方式情報D151と、AN設定情報D152と、再AN設定情報D153と、自装置最高通信能力情報D154と、現通信能力情報D155と、電源情報D156と、再AN実行周期情報D157と、通信状況情報D158と、通信エラー情報D159と、通信エラー上限情報D160と、通信エラーカウンタ情報D161と、再AN実行タイマ情報D162と、通信エラーリトライカウンタ情報D163とを含む。
これらの情報又はその初期値は例えば不揮発性メモリ150F内に記憶され、その一部又は全部がRAM150Vに複写され、RAM150V上の情報が必要に応じて更新される。通信装置140の電源がOFFとなったり、RAM150Vが初期化されたりしたときに、RAM150Vの情報は消失するが不揮発性メモリ150F内の情報は保持されて、通信装置140が動作を再開したときに利用される。なお、以下では各情報が不揮発性メモリ150F及びRAM150Vのいずれに記憶されるかは、特に必要がある場合を除き明記しない。
伝送方式情報D151は、伝送方式毎の優先順位を示す伝送方式情報である。
伝送方式情報D151は、例えば、図4に示す伝送方式情報テーブル151Aの形式で記憶される。図示するように、伝送方式情報テーブル151Aは、優先順位欄151Bと、通信速度及び規格欄151Cと、通信モード欄151Dとを有する。
優先順位欄151Bには、通信速度及び規格欄151C及び通信モード欄151Dに格納される情報で特定される伝送方式の優先順位を示す優先順位情報が格納される。ここでは、優先順位が小さいほど、優先順位が高いものとする。なお、優先順位が高い伝送方式ほど通信能力が高く、より好適であるものとする。
通信速度及び規格欄151Cには、優先順位欄151Bに格納される優先順位情報で示される優先順位に対応する伝送方式の通信速度及び規格を示す通信速度及び規格情報が格納される。
通信モード欄151Dには、優先順位欄151Bに格納される優先順位情報で示される優先順位に対応する伝送方式の通信モードを示す通信モード情報が格納される。
AN設定情報D152は、通信装置140の伝送方式をAN処理で決定するAN設定であるか、又は、通信装置140の伝送方式として予め定められた伝送方式を用いる固定モード設定であるかを示す。
再AN設定情報D153は、AN設定情報D152がAN設定であることを示す場合に、管理部175での判定に基づいて、通信装置140においてAN処理を再度実行するか否かを示す。
自装置最高通信能力情報D154は、通信装置140の最高通信能力を示す。
例えば、自装置最高通信能力情報として、通信装置140が対応している伝送方式のうち、図4に示す伝送方式情報テーブル151Aの優先順位欄151Bに格納されている優先順位情報で示される優先順位が最も高い伝送方式(通信速度及び規格、通信モード)を示す情報が記憶される。
本実施の形態では、自装置最高通信能力情報D154は、AN処理を再度実行する際に、通信能力の目標を表すもの(目標通信能力)として用いられる。
現通信能力情報D155には、通信装置140で行われている通信の通信能力を示す。例えば、現通信能力情報として、AN処理の実行により選択された伝送方式(通信速度及び規格、通信モード)を示す情報が記憶される。
電源情報D156は、通信装置140に電源が入れられている(電源ON)か、電源が切られている(電源OFF)かを示すものであり、不揮発性メモリ150F内に記憶される。通信設定制御部174が、通信装置140の電源OFFとなったときに、不揮発性メモリ150F内の電源情報D156を、電源がOFFとなったことを示すものにする。なお、このような動作を行なうため、記憶制御部173及び通信設定制御部174などは、通信装置140の電源がOFFとなっても動作が可能なように、それらの電源が例えばバッテリでバックアップされているものとする。
再AN実行周期情報D157は、再AN処理を再度実行する周期(繰り返す周期)の設定値を示す。例えば、本実施の形態においては、再AN実行周期情報D157として、AN処理を再度実行する周期に対応するタイマの値が記憶される。
通信状況情報D158は、通信装置140の通信状況を示す。例えば、後述するネットワーク制御部171が、通信状況に応じて通信状況情報を更新する。通信装置140が通信を行っていない場合には、通信状況情報D158は、アイドル中であることを示すものとなる。
通信エラー情報D159は、通信装置140において発生する可能性のある通信エラーの内容と、当該通信エラーが発生したと判定する条件とを示す。
例えば、図5に示す通信エラー情報テーブル159Aの形式で記憶される。図示するように、通信エラー情報テーブル159Aは、順位欄159Bと、通信エラー内容欄159Cと、リトライ回数欄159Dとを有する。
順位欄159Bには、通信エラー内容欄159Cに格納される通信エラー内容情報で示される内容の通信エラーの重要度に対応する順位(順番)を示す順位情報が格納される。ここで、順位が小さいものほど、通信エラーの重要度が高いものとする。
通信エラー内容欄159Cには、順位欄159Bの順位に対応する通信エラーの内容を示す通信エラー内容情報が格納される。
リトライ回数欄159Dには、通信エラー内容欄159Cの通信エラーが発生したと判定するために、当該通信エラーに対応する異常が生じた通信を再度行う(リトライする)回数を示すリトライ回数情報が格納される。
通信エラー上限情報D160は、通信エラーの累積発生回数に対する閾値(通信エラー上限値)を示す。
通信エラーカウンタ情報D161は、通信エラーが発生した回数を示す。
再AN実行タイマ情報D162は、前回のAN処理が実行されてからの経過時間(該経過時間を計測するタイマの値)を示す。
通信エラーリトライカウンタ情報D163は、通信エラーと判定するために、異常と判定された通信を再度行った(リトライした)回数を示す。
以上のうち、伝送方式情報D151、AN設定情報D152、再AN設定情報D153、自装置最高通信能力情報D154、再AN実行周期情報D157は、ユーザによる設定の際に内容が定められる。設定のための指示は、例えばPC41,42などからのコマンドの送信により、或いは操作部131の操作により与えることができる。
現通信能力情報D155、通信状況情報D158、通信エラー情報D159、再AN実行タイマ情報D162、及び通信エラーリトライカウンタ情報D163は、通信装置140の動作状況などに応じて逐次書き換えられる。
例えば、現通信能力情報D155は、AN処理により決定された(新たに選択された)伝送方式を示すものに書き換えられる。
再AN実行タイマ情報D162は、計時動作を行う通信設定制御部174により更新される。
通信エラーリトライカウンタ情報D163は、通信設定制御部174が、ネットワーク制御部171から通信エラー通知を受けたときに更新する。
記憶制御部173は、記憶部150に記憶されている情報の管理、更新を行う。例えば、記憶制御部173は、PC191A〜191Iからのコマンド又は操作部131からの指示入力に応じて、記憶部150に記憶されているAN設定情報D152(AN設定及び固定モード設定)を示す情報、再AN設定情報D153(管理部175の判定に基づいてAN処理を再度実行するか否かを示す)、再AN実行周期情報D157(AN処理を再度実行する周期に対応するタイマの値を示す)、通信状況情報D158(通信状況を示す)、通信エラー上限情報D160(通信エラー上限値)などの書き換え又は変更のための処理を行う。
図6は、通信設定制御部174を概略的に示す機能ブロック図である。図示するように、通信設定制御部174は、管理部175と、AN実行部176と、設定部177と、再AN実行タイマ処理部178と、通信エラー監視処理部179とを有する。
管理部175は、AN処理の実行に関する判定及び制御を行う。具体的には、管理部175は、AN処理を再度実行するか否かを判定する。上記の判定は、通信装置140の通信能力又は通信装置140における通信の状態に基づいて行われる。例えば、上記の判定においては、前回のAN処理から所定の期間が経過し、現通信能力が自装置の最高通信能力よりも低いとき、又は通信エラーの累発生積回数が上限値(通信エラー上限値)に達したときにAN処理を再度実行すると判定する。
そして、管理部175は、AN処理を再度実行すると判定した場合には、AN処理を実行するよう、AN実行部176にAN実行指示を出す。
AN実行部176は、管理部175より受けたAN実行指示に応じて、AN処理を実行する。
設定部177は、AN実行部176が実行したAN処理の処理結果により決定(選択)された伝送方式を通信装置140に設定する処理を行う。例えば、設定部177は、記憶部150に記憶されている現通信能力情報D155を更新し、該情報がAN実行部176が実行したAN処理の処理結果により決定(選択)された伝送方式を示すものとなるようにする。
さらに、設定部177は、伝送方式が更新されたことをネットワーク制御部171に通知する。
ネットワーク制御部171は、記憶部150に記憶されている現通信能力情報D155で示される伝送方式に従って通信を行う。
再AN実行タイマ処理部178は、再AN実行タイマ情報D162で示される前回のAN処理が実行されてからの経過時間を示すタイマの値を更新する。
通信エラー監視処理部179は、通信装置140において通信エラーが発生した場合には、ネットワーク制御部171から通信エラーの発生を通知する通信エラー通知を受ける。
そして、通信エラー監視処理部179は、ネットワーク制御部171からの通信エラー通知を受けると、通信エラーカウンタ情報D161で示されるエラーカウント回数を1つ増やす。
以上に記載した通信装置140は、例えば、図7に示すような、CPU(Central Processing Unit)901と、RAM(Random Access Memory)902と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などの不揮発性メモリ903と、ネットワークケーブルを接続するソケット904と、コントローラ部122に接続するための接続端子905とを備えるコンピュータ900により実現することができる。
例えば、コネクタ部141は、CPU901がソケット904を利用することで実現可能であり、通信装置側インタフェース部142は、CPU901が接続端子905を利用することで実現可能であり、記憶部150は、CPU901がRAM902や不揮発性メモリ903を利用することで実現可能であり、ネットワーク制御部171、通信制御部172、記憶制御部173及び通信設定制御部174は、不揮発性メモリ903に記憶されている所定のプログラムをRAM902にロードしてCPU901で実行することで実現可能である。
但し、本実施の形態の通信装置140は、コンピュータシステム上にソフトウェア的に実現されるものに限定されない。例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックIC(Integrated Circuit)によりハード的に実現されるものでもよいし、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)などによりソフトウェア的に実現されるものでもよい。あるいは、特定の用途に特化した構成要素を、コンピュータシステムに搭載された拡張ボードなどのハードウェアで実現し、その他の汎用的な構成要素をコンピュータシステム上でソフトウェア的に実現するようにしてもよい。
図8は、通信装置140の伝送方式を決定する処理を示すフローチャートである。この処理は、通信装置140の電源が入れられたもの(電源ONにされたもの)、又は通信装置140にネットワークケーブル193Aが新たに接続された場合のように伝送方式を初期設定する際に開始される。
まず、管理部175は、AN処理の設定が有効か否かを判定する(S10)。
例えば、管理部175は、記憶部150に記憶されているAN設定情報D152がAN設定を示す場合には、AN処理の設定は有効であると判定し、このAN設定情報D152が固定モード設定を示す場合には、AN処理の設定は有効ではないと判定する。
管理部175は、AN処理の設定が有効である場合(ステップS10でYes)にはステップS11の処理に進み、AN処理の設定が有効ではない場合(ステップS10でNo)にはステップS16の処理に進む。
ステップS11では、管理部175は、AN実行部176にAN実行指示を出し、AN実行部176は、管理部175より受けたAN実行指示に応じて、AN処理を実行し、決定された(新たに選択された)伝送方式を、設定部177に通知する。
次に、設定部177は、AN実行部176により決定された(新たに選択された)伝送方式を設定する処理を行う(S12)。ここでは、設定部177は、記憶部150に記憶されている現通信能力情報D155を更新し、該情報が、AN実行部176により決定された(新たに選択された)伝送方式を示すものとなるようにする。
そして、設定部177は、伝送方式が更新されたことをネットワーク制御部171に通知する。
この通知を受けたネットワーク制御部171は、記憶部150に記憶されている現通信能力情報D155を読出し、該情報D155で示される伝送方式に切り替える。
次に、管理部175は、AN処理を再度実行する設定が有効か否かを判定する(S13)。
例えば、管理部175は、記憶部150に記憶されている再AN設定情報D153がAN処理を再度実行することを示す場合には、AN処理を再度実行する設定が有効であると判定し、この再AN設定情報D153がAN処理を再度実行しないことを示す場合には、AN処理を再度実行する設定が有効ではないと判定する。
そして、管理部175は、AN処理を再度実行する設定が有効である場合(ステップS13でYes)にはステップS14の処理に進み、AN処理を再度実行する設定が有効ではない場合(ステップS13でNo)にはステップS17の処理に進む。
ステップS14では、通信設定制御部174及びネットワーク制御部171は、AN処理の判定及び実行処理を行う。このAN処理の判定及び実行処理については、後に図9を用いて詳細に説明する。
次に、管理部175は、記憶部150に記憶されている電源情報D156を参照することにより、通信装置140の電源が切られているか否か(電源OFFか否か)を判定し(S15)、通信装置140の電源が切られていない場合(ステップS15でNo)にはステップS14の処理に戻り、通信装置140の電源が切られている場合(ステップS15でYes)には処理を終了する。
一方、ステップS10でAN処理の設定が有効ではないと判定された場合(ステップS10でNo)には、設定部177は、予め定められた伝送方式を設定する処理を行う(S16)。ここでは、設定部177は、記憶部150に記憶されている現通信能力情報D155を更新し、該情報が予め定められた伝送方式を示すものとなるようにする。
そして、設定部177は、伝送方式が更新されたことをネットワーク制御部171に通知する。このような通知を受けたネットワーク制御部171は、記憶部150に記憶されている現通信能力情報D155で示される伝送方式に切り替える。
そして、ステップS17では、ネットワーク制御部171及び通信設定制御部174は、記憶部150に記憶されている現通信能力情報D155で示される伝送方式でネットワーク通信処理を行う。
ステップS17で示すネットワーク通信処理については、後に図10を用いて詳細に説明する。
次に、管理部175は、記憶部150に記憶されている電源情報D156を参照することにより、通信装置140の電源が切られているか否か(電源OFFか否か)を判定する(S18)。そして、管理部175は、通信装置140の電源が切られていない場合(ステップS18でNo)にはステップS17の処理に戻り、通信装置140の電源が切られている場合(ステップS18でYes)には処理を終了する。
図9は、通信設定制御部174が行うAN処理の判定及び実行処理を示すフローチャートである。
まず、通信エラー監視処理部179は、記憶部150に記憶されている通信エラー情報D159を、初期値「0」に更新する(S20)。
次に、再AN実行タイマ処理部178は、記憶部150に記憶されている再AN実行タイマ情報D162を、初期値「0」に更新する(S21)。
次に、ネットワーク制御部171及び通信設定制御部174は、ネットワーク通信処理を行う(S22)。ここで、ステップS22に示すネットワーク通信処理については、後に図10を用いて詳細に説明する。
次に、管理部175は、通信エラーの回数が通信エラー上限値以上であるか否かを判定する(S23)。ここでは、管理部175は、記憶部150に記憶されている通信エラーカウンタ情報D161で示される通信エラーの回数が、通信エラー上限情報D160で示される通信エラー上限値以上であるか否かで判定する。
そして、管理部175は、通信エラーの回数が通信エラー上限値以上ではない場合(ステップS23でNo)にはステップS24の処理に進み、通信エラーの回数が通信エラー上限値以上である場合(ステップS23でYes)にはステップS29の処理に進む。
ステップS24では、管理部175は、AN処理が実行可能か否かを判定する。ここでは、管理部175は、記憶部150に記憶されている通信状況情報D158がアイドル中であることを示す場合には、AN処理が実行可能であると判定し、この通信状況情報D158がアイドル中ではないことを示す場合には、AN処理が実行可能ではないと判定する。
例えば、管理部175は、連続情報や有用情報、例えば、PJL(Printer Job Language)情報、MIB(Management Information Base)情報、JOB情報などを送受信している場合や、Web上で画像形成装置110のメニューを変更している場合などには、AN処理が実行可能ではないと判定する。
管理部175は、ステップS24で、AN処理が実行可能であると判定した場合(ステップS24でYes)にはステップS25の処理に進み、AN処理が実行可能ではないと判定した場合(ステップS24でNo)にはステップS22の処理に戻る。
ステップS25では、再AN実行タイマ処理部178は、記憶部150に記憶されている再AN実行タイマ情報D162で示されるタイマの値(前回のAN処理又は通信装置140の電源投入からの経過時間)に、前回、このタイマの値を更新してからの経過時間に対応する値を加算することで、再AN実行タイマ情報を更新する。
次に、管理部175は、前回のAN処理が実行されてからの経過時間が、予め定められた再AN実行周期以上であるか否かを判定する(S26)。ここでは、管理部175は、記憶部150に記憶されている再AN実行タイマ情報D162で示されるタイマの値が、再AN実行周期情報D157で示されるAN処理を再度実行する周期に対応するタイマの値以上である場合には、前回のAN処理が実行されてからの経過時間が、予め定められた再AN実行周期以上であると判定する。
そして、管理部175は、前回のAN処理が実行されてからの経過時間が、予め定められた再AN実行周期以上であると判定した場合(ステップS26でYes)にはステップS27の処理に進み、前回のAN処理が実行されてからの経過時間が、予め定められた再AN実行周期以上ではないと判定した場合(ステップS26でNo)にはステップS22の処理に戻る。
次に、管理部175は、記憶部150から自装置最高通信能力情報D154及び現通信能力情報D155を読み出す(S27)。
次に、管理部175は、ステップS27で読み出された現通信能力情報D155で特定される現通信能力が、ステップS27で読み出された自装置最高通信能力情報D154で特定される自装置最高通信能力(目標通信能力)よりも低いか否かを判定する能力判定処理を行う(S28)。
ここでは、管理部175は、記憶部150に記憶されている伝送方式情報テーブル151A(図4参照)を参照することにより、ステップS27で読み出された現通信能力情報で示される伝送方式の優先順位が、ステップS27で読み出された自装置最高通信能力情報で示される伝送方式の優先順位よりも低い場合には、現通信能力が自装置最高通信能力よりも低いと判定する。
そして、管理部175は、現通信能力が自装置最高通信能力よりも低いと判定した場合(ステップS28でYes)にはステップS29の処理に進み、現通信能力が自装置最高通信能力よりも低いと判定しなかった場合(ステップS28でNo)にはステップS21の処理に戻る。
ここで、管理部175は、ステップS28の能力判定処理において、現通信能力に対応する伝送方式よりも通信能力の高い伝送方式が利用可能であるか否か、及び現通信能力に対応する伝送方式よりも通信能力の高い伝送方式に当該通信装置(自装置)140が対応しているか否かを判定していることになる。
ステップS29では、管理部175は、AN実行部176にAN実行指示を出し、AN実行部176は、管理部175より受けたAN実行指示に応じて、AN処理を実行する。
AN実行部176が実行したAN処理により決定された(新たに選択された)伝送方式は、AN実行部176から設定部177に通知する。
次に、設定部177は、AN実行部176により決定された(新たに選択された)伝送方式を設定する処理を行う(S30)。ここでは、設定部177は、記憶部150に記憶されている現通信能力情報D155を更新し、該情報がAN実行部176により決定された(新たに選択された)伝送方式を示すものとなるようにする。そして、伝送方式が更新されたことをネットワーク制御部171に通知する。このような通知を受けたネットワーク制御部171は、記憶部150に記憶されている現通信能力情報D155で示される伝送方式に切り替える。
図10は、図8のステップS17又は図9のステップS22で、ネットワーク制御部171及び通信設定制御部174が行うネットワーク通信処理を示すフローチャートである。
まず、ネットワーク制御部171は、通信装置140で通信を行う情報があるか否かを判定する(S40)。ここでは、ネットワーク制御部171は、通信を行う情報を管理している通信制御部172に問い合わせることにより、通信装置140で通信を行う情報があるか否かを判定する。
そして、ネットワーク制御部171は、通信装置140で通信を行う情報がある場合(ステップS40でYes)にはステップS41の処理に進み、通信装置140で通信を行う情報がない場合(ステップS40でNo)には処理を終了する。
次に、ネットワーク制御部171は、情報の通信を実行する(S41)。
次に、ネットワーク制御部171は、ステップS41で実行した通信が正常に終了したか否かを確認する(S42)。そして、ネットワーク制御部171は、ステップS41で実行した通信が正常に終了しなかった場合には(ステップS42でNo)にはステップS43の処理に進み、ステップS41で実行した通信が正常に終了した場合には(ステップS42でYes)にはステップS47の処理に進む。
ステップS43では、ネットワーク制御部171は、異常時制御を行う。ここでは、ネットワーク制御部171は、ステップS42で正常に終了しなかったと判定した通信の異常の原因を特定する。そして、ネットワーク制御部171は、記憶部150に記憶されている通信エラー情報テーブル159A(図5参照)において、特定した原因に対応する通信エラー内容情報を取得し、取得した通信エラー内容情報に対応付けられている通信エラーリトライカウンタ情報D163が記憶部150に記憶されているか否かを確認する。そして、このような通信エラーリトライカウンタ情報D163が記憶部150に記憶されている場合には、該通信エラーリトライカウンタ情報D163を更新し、該情報で示される通信エラーリトライ回数を1つ増やす。一方、このような通信エラーリトライカウンタ情報D163が記憶部150に記憶されていない場合には、回数「1」を示す新たな通信エラーリトライカウンタ情報(D163)を、取得した通信エラー内容情報に対応付けて記憶部150に記憶させる。
次に、ネットワーク制御部171は、異常時制御を終了するか否かを判定する(S44)。ここでは、ネットワーク制御部171は、記憶部150に記憶されている通信エラー情報テーブル159A(図5参照)において、ステップS43において取得した通信エラー内容情報に対応付けられているリトライ回数情報を特定し、ステップS43において取得された通信エラー内容情報に対応付けられている通信エラーリトライカウンタ情報D163で示される回数が、特定したリトライ回数情報で示される回数を超えている場合には、異常時制御を終了すると判定する。
そして、ネットワーク制御部171は、異常時制御を終了すると判定した場合(ステップS44でYes)にはステップS45の処理に進み、異常時制御を終了すると判定しなかった場合(ステップS44でNo)にはステップS41の処理に戻る。
ステップS45では、ネットワーク制御部171は、通信エラーが生じたことを示す通信エラー情報を、通信装置側インタフェース部142を介して、コントローラ部122に送る。このような通信エラー情報を受けたコントローラ部122は、表示部132に通信エラー画面を表示させる。
次に、ネットワーク制御部171は、通信エラー通知を通信エラー監視処理部179に与え、通信エラー監視処理部179は、ネットワーク制御部171からの通信エラー通知を受けると、記憶部150に記憶されている通信エラーカウンタ情報D161を更新し、該情報で示される通信エラー発生回数を1つ増やす(S46)。
一方、ステップS42において、ステップS41で実行した通信が正常に終了したと判定された場合(ステップS42でYes)には、ネットワーク制御部171は、通信が正常に終了したことを示す正常終了情報を、通信装置側インタフェース部142を介して、コントローラ部122に送る(S47)。このような通知を受けたコントローラ部122は、表示部132に正常終了画面を表示させる。
図11は、AN処理の実行タイミングを示すタイムチャートである。
従来の技術では、通信装置140に電源が投入されたタイミングや通信装置140にネットワークケーブル193Aが接続されたタイミングなどの初期設定時において、AN処理が実行される。例えば、図11に示すタイミングT1、T5、T8において、AN処理A1、A4、A7が行われる。
本実施の形態においては、タイミングT1、T5、T8の他に、通信エラーの回数が通信エラー上限値以上となったタイミングT3、T6において、AN処理A3、A5が実行される。また、前回のANからの経過時間を示すタイマの値が予め定められた周期以上となったタイミングT2、T7、T10、T11において、AN処理A2、A6、A8、A9が実行される。
なお、タイマの値が予め定められた周期以上となったタイミングT4、T9では、現通信能力が自装置最高通信能力(目標通信能力)と等しくなっているため、AN処理は実行されない。
従って、本実施の形態においては、従来の技術に比べて、タイミングT2、T3、T6、T7、T10、T11において、AN処理A2、A3、A5、A6、A8、A9が実行されるため、従来の技術におけるタイミングT1、T5、T8において実行されたAN処理A1、A4、A7で、好適ではない(低速な)伝送方式が選択された場合でも、これらのAN処理A2、A3、A5、A6、A8、A9を実行することで、より好適な(より通信能力の高い)伝送方式を選択することができるようになる。
以上のように、本実施の形態によれば、通信エラーの回数が上限以上となった場合と、前回のANから所定の時間が経過し、選択されている伝送方式が自通信装置の最大能力に達していない場合とにおいて、AN処理を再度実行することで、より好適な(より通信能力の高い)伝送方式となるように見直しながら通信を行うことができるようになる。
以上に記載した実施の形態1では、自装置最高通信能力情報で示される伝送方式の通信能力を目標通信能力として、管理部175は、現通信能力情報で示される伝送方式の通信能力が、上記目標通信能力よりも低い場合に、AN処理を再度実行するように判定しているが、このような判定に限定されるものではない。例えば、管理部175は、記憶部150に記憶されている伝送方式情報テーブル151A(図4参照)を参照して、現通信能力情報で示される伝送方式よりも通信能力の高い(優先順位の高い)伝送方式が利用可能である場合に、該通信能力の高い伝送方式を目標通信能力として、現通信能力情報で示される伝送方式の通信能力が、上記目標通信能力よりも低い場合にAN処理を再度実行するように判定してもよい。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る画像形成装置について説明する。実施の形態2の画像形成装置も図1に示される画像形成システムで用いられるものである。
図12に示すように、実施の形態2に係る画像形成装置240は、実施の形態1に関して図2を参照して説明したものと概して同じであるが、図2の通信装置140の代りに通信装置240が設けられている。
図12の通信装置240は、図2の通信装置140と概して同じであるが、図2の記憶制御部173、通信設定制御部174及び記憶部150の代りに、記憶制御部273、通信設定制御部274及び通信装置記憶部250が設けられている点で異なる。
図13は、通信装置記憶部250内に記憶されている情報を示す。図示のように、記憶されている情報は、記憶部150について図3を参照して説明した情報と概して同じであるが、図3に示す再AN設定情報D153の代わりに、再AN設定初期情報D153Aと再AN設定更新情報D153Bとが含まれ、また、目標通信能力情報D265と、再ANリトライ上限情報D266と、ログ情報D267と、再ANリトライカウンタ情報D268とが付加されている。
再AN設定更新情報D153Bは、AN設定情報D152がAN設定であることを示す場合に、管理部275での判定に基づいて、通信装置140においてAN処理を再度実行するか否かを示すものである。
再AN設定初期情報D153Aは、再AN設定更新情報D153Bの初期情報である。再AN設定初期情報D153Aと再AN設定更新情報D153Bとは記憶部250内の異なる領域に記憶されており、ユーザによる設定の際に、再AN設定初期情報D153Aの内容が再AN設定更新情報D153Bとして書き込まれ、その後、再AN設定更新情報D153Bは、管理部275の判定結果に基づいて更新される。
目標通信能力情報D265は、通信装置240の目標通信能力、又は該目標通信能力を有する伝送方式を示す。例えば、本実施の形態においては、目標通信能力情報D265として、通信装置240が対応する伝送方式のうちの何れかの伝送方式(通信速度及び規格、通信モード)を示す情報が記憶される。
また、記憶部250に記憶されている自装置最高通信能力情報D154が、後述する管理部275により抽出されて、抽出された自装置最高通信能力情報が目標通信能力情報の初期情報として記憶される。そして、目標通信能力情報は、管理部275の判定に応じて更新される。
再ANリトライ上限情報D266は、AN処理を再度実行する(リトライする)回数の上限値(リトライ上限値)を示す。
上記のリトライ上限値は、AN処理をそれ以上繰り返しても、より好適な(より通信能力の高い)伝送方式が選択される可能性がないと推定される回数を表す。
ログ情報D267は、AN処理を再度実行することにより選択された伝送方式を示す選択情報を時系列に格納したものである。
再ANリトライカウンタ情報D268は、AN処理を繰り返した回数を示す。
図12の記憶制御部273は、図2の記憶制御部173と同様に、通信装置記憶部250に記憶されている情報の管理、更新を行うほか、以下のように付加的な処理を行う。記憶制御部273は、例えば、PC191A〜191Iからのコマンドに応じて、再ANリトライ上限情報D266の内容、即ちAN処理を再度実行する(リトライする)回数の上限値(リトライ上限値)の値を変更する処理を行う。
図14は、通信設定制御部274を概略的に示す機能ブロック図である。図示の通信設定制御部274は、管理部275と、AN実行部176と、設定部177と、再AN実行タイマ処理部178と、通信エラー監視処理部179と、再ANリトライ監視処理部280とを備える。図6と同じ符号で示すブロックは、実施の形態1に関し図6を参照して説明したのと同様のものである。
管理部275は、図6の管理部175と概して同じであるが、以下に説明する点での差異がある。
管理部275は、実施の形態1と同様に、AN処理の実行に関する判定及び制御を行う。具体的には、管理部275は、AN処理を再度実行するか否かを判定する。上記の判定においては、前回のAN処理の実行から所定の期間が経過し、現通信能力が目標通信能力よりも低いとき、又は通信エラーの累積発生回数が通信エラー上限値(通信エラー上限値)に達したときにAN処理を再度実行すると判定する。
そして、管理部275は、AN処理を再度実行すると判定した場合には、AN処理を実行するよう、AN実行部176にAN実行指示を出す。
本実施の形態における管理部275は、またAN処理が再度実行される毎に、AN処理を再度実行することにより選択された伝送方式を示す選択情報を、時系列に、記憶部250に記憶されているログ情報D267に付加する。
管理部275はさらに、記憶部250に記憶されている再ANリトライカウンタ情報D268で示される回数が、記憶部250に記憶されている再ANリトライ上限情報D266で示されるリトライ上限値以上である場合には、記憶部250に記憶されている目標通信能力情報D265を更新し、該情報がより低い通信能力、又は通信能力がより低い伝送方式を示すものとなるようにする。
例えば、本実施の形態では、記憶部250に記憶されている目標通信能力情報D265を、記憶部250に記憶されている現通信能力情報D155により示される伝送方式を示すものとなるように更新する。
このようにするのは、通信装置240がそれ自体はより高い通信能力を持つ伝送方式で通信を行うことができるとしても、通信の相手となっている(ネゴシエーションの相手となっている)他の伝送通信装置で利用可能な伝送方式などによる制約のため、自装置の伝送方式のうちの最高の通信能力の伝送方式で通信を行うことができない場合があることを考慮したものであり、このような場合には、自装置の伝送方式のうちで、通信の相手となっている(ネゴシエーションの相手となっている)他の伝送通信装置で利用可能でないものは、自装置でも利用可能でないものとして、目標通信能力をより低いものに変更することとしている。
そして、それ以降は、変更後の目標通信能力と比較して、現通信能力が変更された目標通信能力より低いものであるかどうかに基づいてAN処理を再度実行するかどうかの判断を行う。
管理部275はさらに、このように目標通信能力情報を更新した際に、更新後の伝送方式が、記憶部250に記憶されている伝送方式情報テーブル151A(図4参照)において優先順位が最も低い場合には、記憶部250に記憶されている再AN設定更新情報D153Bを更新し、該情報がAN処理をそれ以上繰り返すべきでないことを示すものとなるようにする。
再ANリトライ監視処理部280は、ログ情報D267が更新された際に、ログ情報D267として格納されている今回選択された伝送方式及び前回選択された伝送方式の優先順位が、記憶部250に記憶されている目標通信能力情報D265で示される伝送方式の優先順位よりも低くなっている場合には、記憶部250に記憶されている再ANリトライカウンタ情報D268を更新し、該情報で示されるAN処理再度実行回数を1つ増やす。
図15は、通信装置240の伝送方式を決定する処理を示すフローチャートである。この処理は、通信装置240の電源が入れられたもの(電源ONにされたもの)、又は通信装置240にネットワークケーブル193Aが新たに接続された場合のように、伝送方式を初期設定する際に開始される。図15の処理は、実施の形態1に関し図8を参照して説明した処理の代わりに行なわれるものであり、図8と同じ符号は、同様の処理を行なうステップを示す。
まず、管理部275は、AN処理の設定が有効か否かを判定する(S10)。
そして、管理部275は、AN処理の設定が有効である場合(ステップS10でYes)にはステップS11の処理に進み、AN処理の設定が有効ではない場合(ステップS10でNo)にはステップS16の処理に進む。
ステップS11では、管理部275は、AN実行部176にAN実行指示を出し、AN実行部176は、管理部275より受けたAN実行指示に応じて、AN処理を実行し、決定された(新たに選択された)伝送方式を設定部177に通知する。
次に、設定部177は、AN実行部176により決定された(新たに選択された)伝送方式を設定する処理を行う(S12)。ここでは、設定部177は、記憶部250に記憶されている現通信能力情報D155を更新し、該情報が、AN実行部176により決定された(新たに選択された)伝送方式を示すものとなるようにする。
そして、設定部177は、伝送方式が更新されたことをネットワーク制御部171に通知する。
この通知を受けたネットワーク制御部171は、記憶部250に記憶されている現通信能力情報D155で示される伝送方式に切り替える。
次に、管理部275は、記憶部250に記憶されている再AN設定情報D153及び自装置最高通信能力情報D154を取得し、再AN設定更新情報D153B及び目標通信能力情報D265を記憶部250に記憶する(S53)。
次に、管理部275は、AN処理を再度実行する設定が有効か否かを判定する(S13)。
例えば、管理部275は、記憶部250に記憶されている再AN設定更新情報D153BがAN処理を再度実行することを示す場合には、AN処理を再度実行する設定が有効であると判定し、この再AN設定更新情報D153BがAN処理を再度実行しないことを示す場合には、AN処理を再度実行する設定が有効ではないと判定する。
そして、管理部275は、AN処理を再度実行する設定が有効である場合(ステップS13でYes)にはステップS55の処理に進み、AN処理を再度実行する設定が有効ではない場合(ステップS13でNo)にはステップS17の処理に進む。
ステップS55では、再ANリトライ監視処理部280は、記憶部250に記憶されている再ANリトライカウンタ情報D268を、初期値「0」に更新する。
ステップS14では、通信設定制御部274及びネットワーク制御部171は、AN処理の判定及び実行処理を行う。なお、このAN処理の判定及び実行処理(S14)は、図9のフローチャートで示される処理と同様である。
次に、管理部275は、記憶部250に記憶されている現通信能力情報D155で示される伝送方式を示す情報を取得して、取得した情報を選択情報として、時系列に記憶部250に記憶されているログ情報D267に格納することにより、このログ情報D267を更新する(S57)。
次に、再ANリトライ監視処理部280は、記憶部250に記憶されているログ情報D267及び伝送方式情報テーブル151A(図4参照)を参照して、今回選択された伝送方式及び前回選択された伝送方式の優先順位が、記憶部250に記憶されている目標通信能力情報D265で示される伝送方式の優先順位よりも低くなっているか否かを判定する(S58)。
そして、再ANリトライ監視処理部280は、前回と今回とで連続して低くなっていると判定した場合(S58でYes)にはステップS59の処理に進み、連続して低くなっているとは判定されなかった場合(S58でNo)にはステップS14の処理に戻る。
ステップS59では、再ANリトライ監視処理部280は、記憶部250に記憶されている再ANリトライカウンタ情報D268を更新し、該情報D268で示されるAN処理の再度実行回数を1つ増やす。
次に、管理部275は、記憶部250に記憶されている再ANリトライカウンタ情報D268で示される回数が、記憶部250に記憶されている再ANリトライ上限情報D266で示されるリトライ上限値以上であるか否かを判定する(S60)。
そして、管理部275は、再ANリトライカウンタ情報D268で示される回数がリトライ上限値以上である場合(ステップS60でYes)にはステップS61の処理に進み、再ANリトライカウンタ情報D268で示される回数がリトライ上限値以上ではない場合(ステップS60でNo)にはステップS14の処理に戻る。
ステップS61では、管理部275は、記憶部250に記憶されている目標通信能力情報D265を、記憶部250に記憶されている現通信能力情報D155により示される伝送方式を示すものとなるように更新する。
次に、管理部275は、記憶部250に記憶されている現通信能力情報D155で示される伝送方式が、記憶部250に記憶されている伝送方式情報テーブル151A(図4参照)において優先順位が最も低いか否かを判定する(S62)。
そして、管理部275は、優先順位が最も低いと判定した場合(ステップS62でYes)にはステップS63の処理に進み、優先順位が最も低いと判定しなかった場合(ステップS62でNo)にはステップS13の処理に戻る。
ステップS63では、管理部275は、記憶部250に記憶されている再AN設定更新情報D153Bを更新し、該情報D153BがAN処理を再度実行しないことを示すものとなるようにする。
次に、管理部275は、記憶部250に記憶されている電源情報D156を参照することにより、通信装置240の電源が切られているか否か(電源OFFか否か)を判定し(S15)、電源が切られていない場合(ステップS15でNo)にはステップS13の処理に戻り、通信装置240の電源が切られている場合(ステップS15でYes)には処理を終了する。
一方、ステップS10でAN処理の設定が有効ではないと判定された場合(ステップS10でNo)には、設定部177は、予め定められた伝送方式を設定する処理を行う(S16)。ここでは、設定部177は、記憶部250に記憶されている現通信能力情報D155を更新し、該情報が予め定められた伝送方式を示すものとなるようにする。
そして、設定部177は、伝送方式が更新されたことをネットワーク制御部171に通知する。このような通知を受けたネットワーク制御部171は、記憶部250に記憶されている現通信能力情報D155で示される伝送方式に切り替える。
そして、ネットワーク制御部171及び通信設定制御部274は、記憶部250に記憶されている現通信能力情報D155で示される伝送方式でネットワーク通信処理を行う(S17)。
ステップS17に示すネットワーク通信処理S17は、図10に示すフローチャートで示される処理と同様である。
次に、管理部275は、記憶部250に記憶されている電源情報D156を参照することにより、通信装置240の電源が切られているか否か(電源OFFか否か)を判定する(S18)。そして、管理部275は、通信装置240の電源が切られていない場合(ステップS18でNo)にはステップS17の処理に戻り、通信装置240の電源が切られている場合(ステップS18でYes)には処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、AN処理を再度実行しても、より通信能力の高い伝送方式が選択されないと判定した場合には、AN処理を再度実行する目標とする通信能力を低くしているため、このような場合に、AN処理が何度も実行されてしまうことを防止することができる。このため、通信先との間で安定して動作している際には、AN処理の再実行が定期的に強いられてしまうことを防止することができる。
以上に記載した実施の形態2において、管理部275は、現通信能力情報D155に記憶される現通信能力情報D155が更新された際に、更新後の現通信能力情報D155で示される伝送方式が、記憶部250に記憶されている自装置最高通信能力情報D154で示される伝送方式と一致する場合には、記憶部250に記憶されている再AN設定更新情報D153Bを更新し、該情報D153BがAN処理を再度実行しないことを示すものとなるようにしてもよい。
以上に記載した実施の形態2においては、管理部275は、再ANリトライカウンタ情報D268で示される回数が、再ANリトライ上限情報D266で示されるリトライ上限値以上である場合には、目標通信能力情報D265を、現通信能力情報D155により示される伝送方式を示すものとなるように更新しているが、本発明はこのような態様に限定されるものではない。例えば、このような場合に、管理部275は、記憶部250に記憶されている伝送方式情報テーブル151A(図4参照)において、記憶部250に記憶されている目標通信能力情報D265が示す伝送方式の優先順位よりも、所定の順位(例えば、一つの順位)低い伝送方式を示すものとなるように、この目標通信能力情報D265を更新するようにしてもよい。
以上に記載した実施の形態2においては、図15のフローチャートにおいて、再ANリトライ監視処理部280は、記憶部250に記憶されているログ情報D267及び伝送方式情報テーブル151A(図4参照)を参照して、今回選択された伝送方式及び前回選択された伝送方式の優先順位が、目標通信能力情報D265で示される伝送方式の優先順位よりも連続して低くなっているとは判定されなかった場合(S58でNo)には、ステップS14の処理に戻るようになっているが、本発明はこのようなフローに限定されない。例えば、再ANリトライ監視処理部280は、今回選択された伝送方式及び前回選択された伝送方式の優先順位が、記憶部250に記憶されている目標通信能力情報D265で示される伝送方式の優先順位よりも連続して低くなっているとは判定されなかった場合(S58でNo)には、ステップS55の処理に戻り、再ANリトライカウンタ情報D268を初期値に更新するようにしても良い。
以上に記載した実施の形態2においては、図15のフローチャートにおいて、再ANリトライ監視処理部280は、記憶部250に記憶されているログ情報D267及び伝送方式情報テーブル151A(図4参照)を参照して、今回選択された伝送方式及び前回選択された伝送方式の優先順位が、目標通信能力情報D265で示される伝送方式の優先順位よりも連続して低くなっているか否かを判定している(S58)が、このような判定に限定されるものではない。例えば、再ANリトライ監視処理部280は、今回選択された伝送方式を含めて、三回以上のあらかじめ定められた回数連続して、選択された伝送方式の優先順位が、記憶部250に記憶されている目標通信能力情報D265で示される伝送方式の優先順位よりも連続して低くなっている場合に、再ANリトライカウンタ情報D268を更新して、該情報D268で示されるAN処理の再度実行回数を1つ増やすようにしてもよい。
以上に記載した実施の形態1及び2では、設定部177は、AN処理を再度実行した実行結果により選択された伝送方式で通信を行うように設定するようにしているが、本発明はこのような処理に限定されない。例えば、設定部177は、記憶部250に記憶されている伝送方式情報テーブル151A(図4参照)を参照して、AN処理を再度実行した実行結果により選択された伝送方式の優先順位が、記憶部250に記憶されている現通信能力情報D155で示される伝送方式の優先順位よりも高い場合にのみ、AN処理を再度実行した実行結果により選択された伝送方式で通信を行うように設定するようにしてもよい。
以上に記載した実施の形態1及び2では、画像形成装置110,210が、ハブなどの中継装置190A,190Bを介して、PC191A〜191I及びサーバ192とネットワークを形成しているが、本発明はこのような態様に限定されず、例えば、PCやサーバが画像形成装置110,210に直接接続されていてもよい。
また、画像形成装置110,210に複数のポート(ソケット)を形成することにより、複数のPCやサーバなどを接続できるようにすることも可能である。このような場合には、それぞれのポート(ソケット)に接続されているそれぞれの伝送通信装置との間で、実施の形態1及び2に記載された伝送方式を決定する処理を行うことが望ましい。
以上に記載した実施の形態1及び2に記載した画像形成装置110,210は、特にプリンタに適した例を説明したが、例えば、MFP(マルチファンクションプリンタ)、スキャナ、証書、小切手、為替、及びトラベラーズチェック発行機などのように他の装置からの指示により印刷や情報の参照などの処理を行う装置全般に本発明を適用することができる。
また、印刷情報などの可視情報ばかりでなく、視聴情報などをDVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)、HDD(Hard Disk Drive)などのメディアに書き込む装置にも、本発明を適用することができる。
100:画像形成システム、 110,210:画像形成装置、 120:画像形成部、121:印刷エンジン、 122:コントローラ部、 123:編集展開部、 124:エンジン制御部、 125:設定更新部、 126:ホストインタフェース制御部、 127:本体記憶部、 128:画像形成部側インタフェース部、 131:操作部、 132:表示部、 140,240:通信装置、 141:コネクタ部、 142:通信装置インタフェース、 150,250:通信装置記憶部、 D151:伝送方式情報、 D152:AN設定情報、 D153:再AN設定情報、 D153A:再AN設定初期情報、 D153B:再AN設定更新情報、 D154:自装置最高通信能力情報、 D155:現通信能力情報、 D156:電源情報、 D157:再AN実行周期情報、 D158:通信状況情報、 D159:通信エラー情報、 D160:通信エラー上限情報、 D161:通信エラーカウンタ情報、 D162:再AN実行タイマ情報、 D163:通信エラーリトライカウンタ情報、 D265:目標通信能力情報、 D266:再ANリトライ上限情報、 D267:ログ情報、 D268:再ANリトライカウンタ情報、 171:ネットワーク制御部、 172:通信制御部、 174,274:通信設定制御部、 175,275:管理部、 176:AN実行部、 177:設定部、 178:再AN実行タイマ処理部、 179:通信エラー監視処理部、 280:再ANリトライ監視処理部、 190A,190B:中継装置、 191A〜191I:PC、 192:サーバ。

Claims (8)

  1. 複数の伝送方式からオートネゴシエーション処理を実行することにより選択された伝送方式で通信を実行する通信装置であって、
    前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であるか否かを判定する能力判定処理を行う管理部と、
    前記管理部が、前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であると判定した際に、前記オートネゴシエーション処理を再度実行するオートネゴシエーション実行部とを備え、
    前記管理部は、前記選択された伝送方式での通信で生じた通信エラーの回数が予め定められた通信エラー上限値以上となった場合に、前記オートネゴシエーション処理を再度実行させると判定し、
    前記オートネゴシエーション実行部は、前記管理部が前記オートネゴシエーション処理を再度実行させると判定した際に、前記オートネゴシエーション処理を再度実行すること
    を特徴とする通信装置。
  2. 複数の伝送方式からオートネゴシエーション処理を実行することにより選択された伝送方式で通信を実行する通信装置であって、
    前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であるか否かを判定する能力判定処理を行う管理部と、
    前記管理部が、前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であると判定した際に、前記オートネゴシエーション処理を再度実行するオートネゴシエーション実行部とを備え、
    前記管理部は、前記能力判定処理として、前記選択された伝送方式が、目標通信能力よりも通信能力が低い伝送方式であるか否かを判定するとともに、前記能力判定処理において、前記選択された伝送方式が前記目標通信能力よりも通信能力が低いものであるとの判定が、予め定められたリトライ上限値以上連続して繰り返された場合には、前記目標通信能力を、更新前のものよりも通信能力の低いものに更新すること
    を特徴とする通信装置。
  3. 複数の伝送方式からオートネゴシエーション処理を実行することにより選択された伝送方式で通信を実行する通信装置であって、
    前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であるか否かを判定する能力判定処理を行う管理部と、
    前記管理部が、前記選択された伝送方式よりも高い通信能力の伝送方式が利用可能であると判定した際に、前記オートネゴシエーション処理を再度実行するオートネゴシエーション実行部とを備え、
    前記管理部は、前記オートネゴシエーション処理を再度実行しても、前記選択された伝送方式より高い通信能力の伝送方式が選択されないと判定した場合には、前記オートネゴシエーション実行部に前記オートネゴシエーション処理を再度実行させないこと
    を特徴とする通信装置。
  4. 前記管理部での判定に基づいて前記オートネゴシエーション実行部に前記オートネゴシエーション処理を再度実行させるか否かを示す再オートネゴシエーション設定情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記管理部は、前記再オートネゴシエーション設定情報が、前記管理部での判定に基づいて前記オートネゴシエーション実行部に前記オートネゴシエーション処理を再度実行させないことを示す場合には、前記オートネゴシエーション実行部に前記オートネゴシエーション処理を再度実行させないこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  5. ユーザからの指示に応じて前記再ネゴシエーション設定情報を変更する操作部を備えること
    を特徴とする請求項に記載の通信装置。
  6. ユーザからの指示に応じて、前記通信エラー上限値を変更する操作部を備えること
    を特徴とする請求項に記載の通信装置。
  7. ユーザからの指示に応じて、前記リトライ上限値を変更する操作部を備えること
    を特徴とする請求項に記載の通信装置。
  8. 請求項1からの何れか一項に記載の通信装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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