JP5475557B2 - 燃料電池用ポリエステルフィルム - Google Patents
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Description
1.カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物と、芳香族ポリエステルとを混合した組成物よりなり、縦方向および横方向のヤング率が3000MPa以上である燃料電池用ポリエステルフィルム。
により達成される。
2.環状構造を形成する原子数が8〜50である上記1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
3.環状構造が、下記式(1)で表される上記1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
4.Qは、下記式(1−1)、(1−2)または(1−3)で表される2〜4価の結合基である上記3記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
5.環状構造を含む化合物が、下記式(2)で表される上記1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
6.Qaは、下記式(2−1)、(2−2)または(2−3)で表される2価の結合基である上記5記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
7.環状構造を含む化合物が、下記式(3)で表される上記1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
8.Qbは、下記式(3−1)、(3−2)または(3−3)で表される3価の結合基である上記7記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
9.Yは、単結合、二重結合、原子、原子団またはポリマーである上記7記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
10. 環状構造を含む化合物が、下記式(4)で表される上記1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
11.Qcは、下記式(4−1)、(4−2)または(4−3)で表される4価の結合基である上記10記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
12.Z1およびZ2は各々独立に、単結合、二重結合、原子、原子団またはポリマーである上記10記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
13.芳香族ポリエステルがポリエチレンテレフタレートである上記1〜12のいずれか1に記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
14.芳香族ポリエステルがポリエチレンナフタレートである上記1〜12のいずれか1に記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
15.縦方向および横方向の160℃、30分の熱収縮率が5%以下である上記1〜14のいずれか1に記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
16.組成物が下記の3成分からなる、上記1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
(a)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物、
(b)芳香族ポリエステル、
(c)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物によってカルボキシル基が封止された芳香族ポリエステル。
17.組成物が下記の2成分からなる、上記1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
(a)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物、
(c)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物によってカルボキシル基が封止された芳香族ポリエステル。
18.組成物が下記の1成分からなる、上記1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
(c)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物によってカルボキシル基が封止された芳香族ポリエステル。
19.固体高分子電解質膜補強用であることを特徴とする上記1〜18のいずれか1に記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
<環状カルボジイミド化合物>
本発明において、カルボジイミド化合物は環状構造を有する(以下、本カルボジイミド化合物を環状カルボジイミド化合物と略記することがある。)。環状カルボジイミド化合物は、環状構造を複数有していてもよい。
結合基(Q)は、下記式(1−1)、(1−2)または(1−3)で表される2〜4価の結合基であることが好ましい。
本発明で用いる環状カルボジイミド化合物として下記式(2)で表される化合物(以下、「環状カルボジイミド化合物(a)」ということがある。)を挙げることができる。
かかる環状カルボジイミド化合物(a)としては、以下の化合物が挙げられる。
さらに、本発明で用いる環状カルボジイミド化合物として下記式(3)で表される化合物(以下、「環状カルボジイミド化合物(b)」ということがある。)を挙げることができる。
Qbは、下記式(3−1)、(3−2)または(3−3)で表される3価の結合基であることが好ましい。
Yは、単結合、二重結合、原子、原子団またはポリマーであることが好ましい。Yは結合部であり、複数の環状構造がYを介して結合し、式(3)で表される構造を形成している。
かかる環状カルボジイミド化合物(b)としては、下記化合物が挙げられる。
本発明で用いる環状カルボジイミド化合物として下記式(4)で表される化合物(以下、「環状カルボジイミド化合物(c)」ということがある。)を挙げることができる。
脂肪族基、脂環族基、芳香族基は、式(1)で説明したものと同じである。但し、式(4)の化合物において、Qcは4価である。従って、これらの基の内の一つが4価の基であるか、二つが3価の基である。
Qcは、下記式(4−1)、(4−2)または(4−3)で表される4価の結合基であることが好ましい。
かかる環状カルボジイミド化合物(c)としては、下記化合物を挙げることができる。
本発明の環状カルボジイミド化合物の製造方法は特に限定無く、従来公知の方法により製造することができる。例として、アミン体からイソシアネート体を経由して製造する方法、アミン体からイソチオシアネート体を経由して製造する方法、アミン体からトリフェニルホスフィン体を経由して製造する方法、アミン体から尿素体を経由して製造する方法、アミン体からチオ尿素体を経由して製造する方法、カルボン酸体からイソシアネート体を経由して製造する方法、ラクタム体を誘導して製造する方法などが挙げられる。
Tetrahedron Letters,Vol.34,No.32,515−5158,1993.
Medium−and Large−Membered Rings from Bis(iminophosphoranes):An Efficient Preparation of Cyclic Carbodiimides, Pedro Molina etal.
Journal of Organic Chemistry,Vol.61,No.13,4289−4299,1996.
New Models for the Study of the Racemization Mechanism of Carbodiimides.Synthesis and Structure(X−ray Crystallography and 1H NMR) of Cyclic Carbodiimides, Pedro Molina etal.
Journal of Organic Chemistry,Vol.43,No8,1944−1946,1978.
Macrocyclic Ureas as Masked Isocyanates, Henri Ulrich etal.
Journal of Organic Chemistry,Vol.48,No.10,1694−1700,1983.
Synthesis and Reactions of Cyclic Carbodiimides,
R.Richteretal.
Journal of Organic Chemistry,Vol.59,No.24,7306−7315,1994.
A New and Efficient Preparation of Cyclic Carbodiimides from Bis(iminophosphoranea)and the System Boc2O/DMAP,Pedro Molina etal.
(1)下記式(a−1)で表されるニトロフェノール類、下記式(a−2)で表されるニトロフェノール類および下記式(b)で表される化合物を反応させ、下記式(c)で表されるニトロ体を得る工程、
(上記式中、Ar1およびAr2は各々独立に、炭素数1〜6のアルキル基またはフェニル基で置換されていてもよい芳香族基である。E1およびE2は各々独立に、ハロゲン原子、トルエンスルホニルオキシ基およびメタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、p−ブロモベンゼンスルホニルオキシ基からなる群から選ばれる基である。Araは、フェニル基である。Xは、下記式(i−1)から(i−3)の結合基である。)
本発明において、環状カルボジイミド化合物を適用する芳香族ポリエステルはカルボキシル基を有する。
芳香族ポリエステルとしては、例えば、ジカルボン酸あるいはそのエステル形成性誘導体とジオールあるいはそのエステル形成性誘導体を重縮合してなる重合体または共重合体が、好ましくは熱可塑性芳香族ポリエステル樹脂が例示される。
かかる熱可塑性芳香族ポリエステル樹脂は、成形性などのため、ラジカル生成源、例えばエネルギー活性線、酸化剤などにより処理されてなる架橋構造を含有していてもよい。
本発明においては、環状カルボジイミド化合物は芳香族ポリエステルと混合し、反応させることによって、カルボキシル基を封止することができる。環状カルボジイミド化合物を芳香族ポリエステルに添加、混合する方法は特に限定なく、従来公知の方法により、溶液、融液あるいは適用する高分子のマスターバッチとして添加する方法、あるいは環状カルボジイミド化合物が溶解、分散または溶融している液体に芳香族ポリエステルの固体を接触させ環状カルボジイミド化合物を浸透させる方法などをとることができる。
溶媒としてはたとえば、炭化水素系溶媒、ケトン系溶媒、エステル系溶媒、エーテル系溶媒、ハロゲン系溶媒、アミド系溶媒などを用いることができる。
ケトン系溶媒として、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、シクロへヘキサノン、イソホロンなどが挙げられる。
エステル系溶媒としては、酢酸エチル、酢酸メチル、コハク酸エチル、炭酸メチル、安息香酸エチル、ジエチレングリコールジアセテートなどが挙げられる。
エーテル系溶媒としては、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、ジフェニルエーテルなどが挙げられる。
ハロゲン系溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホルム、テトラクロロメタン、ジクロロエタン、1,1’,2,2’−テトラクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどをあげることができる。
アミド系溶媒としては、ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどが挙げられる。
これらの溶媒は単一であるいは所望により混合溶媒として使用することができる。
上記の方法によって混合して得られる組成物は、両者の割合、反応時間等によって、基本的に以下の態様を取りうる。
(a)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物。
(b)芳香族ポリエステル。
(c)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物によってカルボキシル基が封止された芳香族ポリエステル。
(a)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物。
(c)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物によってカルボキシル基が封止された芳香族ポリエステル。
(c)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物によってカルボキシル基が封止された芳香族ポリエステル。
いずれの態様も好ましいものであるが、未反応の環状カルボジイミド化合物が組成物中に存在している場合には、溶融成形時、湿熱雰囲気下等、何らかの要因で芳香族ポリエステルの分子鎖が切断された場合に、未反応の環状カルボジイミド化合物と、切断により生じた分子鎖末端とが反応することにより、カルボキシル基濃度を低いままに保つことができるので、とりわけ好ましい。
本発明のポリエステルフィルムは、上述の芳香族ポリエステルと環状カルボジイミド化合物とを混合した組成物からなるものであるが、フィルムに製膜するにあたっては、押し出し成形、キャスト成形等の成形手法を用いることができる。例えば、Iダイ、Tダイ、円形ダイ等が装着された押出機等を用いて、未延伸フィルムを押し出し成形することができる。
かくして得られた延伸フィルムには、所望により従来公知の方法で、表面活性化処理、たとえばプラズマ処理、アミン処理、コロナ処理を施すことも可能である。
本発明のポリエステルフィルムには、例えば安定剤、染料、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤などの添加剤を所望により含有させることができる。
本発明のポリエステルフィルムは、フィルムの取り扱い性を向上させるため、発明の効果を損なわない範囲で不活性粒子が添加されていてもよい。かかる不活性粒子としては、例えば、周期律表第IIA、第IIB、第IVA、第IVBの元素を含有する無機粒子(例えば、カオリン、アルミナ、シリカアルミナ、二酸化チタン、硫酸バリウム、ゼオライト、球状シリカ、多孔質シリカなど)を例示することができる。また、架橋シリコーン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、架橋アクリル樹脂粒子等の、耐熱性の高いポリマーよりなる有機粒子を例示することができる。不活性粒子の平均粒子径は、0.005〜5μmの範囲が好ましく、0.05〜3μmの範囲がより好ましい。また、含有量は、フィルムの重量に対して0.01〜5重量%の範囲が好ましく、0.1〜3重量%の範囲がより好ましい。フィルムに含まれる不活性粒子は、単一成分でもよく、二成分以上の多成分でも良く、平均粒子径の異なる不活性粒子を含んでいてもよい。
[ヤング率]
本発明のポリエステルフィルムは、フィルムの縦方向および横方向のヤング率が、それぞれ3000MPa以上である。本発明においては、環状カルボジイミド化合物を用い、かつヤング率を上記数値範囲とすることによって、長期に渡って補強性能を保持することができる(長期補強性能保持性に優れる。)。ヤング率が低くなると、長期補強性能保持性に劣る傾向にある。このような観点から、縦方向および横方向のヤング率は、より好ましくは3500MPa以上、さらに好ましくは4000MPa以上、特に好ましくは4500MPa以上である。また、ヤング率が高いとフィルムの腰そのものが高いということであり、電解質膜の補強部材として補強性能に優れる。ヤング率が低くなると、電解質と重ね合わせた際の腰が弱く、電解質膜のハンドリング性、加工性が悪くなることがあり、また補強効果が十分でないことがある。
ヤング率を上記態様とするためには、上述した製膜条件、とりわけ上述した延伸条件および熱処理条件を採用すればよく、かかる方法を本発明における好ましい達成手段として挙げることができる。
本発明のポリエステルフィルムは、160℃×30分間熱処理された後の縦方向および横方向の熱収縮率がそれぞれ5%以下であることが好ましい。熱収縮率が上記数値範囲にあると、例えば電解質膜(ナフィオン117など)の両面に枠状にポリエステルフィルムを重ねて熱プレスにより接合するような加工の際において、電解質膜の破断やしわの発生を抑制することができる。熱収縮率が高くなると、かかる加工の際に電解質膜が破れたり、しわが発生しやすくなる傾向にあり、電解質膜の性能に支障を生じやすくなる傾向にある。このような観点から、160℃×30分の熱収縮率は、4%以下であることがより好ましく、3%以下がさらに好ましく、2%以下が特に好ましい。また縦方向と横方向との熱収縮率の差が大きくなると、高温環境下において電解質膜に歪みが生じやすく、本来の電解質膜の性能に支障が生じることがある。このような観点からは、縦方向と横方向との熱収縮率の差は小さい方が好ましく、かかる差は4%以下が好ましく、3%以下がより好ましく、2%以下がさらに好ましく、1%以下が特に好ましい。
本発明のポリエステルフィルムは、縦方向および横方向の引張強度が110MPa以上であることが好ましい。引張強度が上記数値範囲にあると、燃料電池用として、特に固体高分子電解質補強用として好ましい強度、耐久性となる。引張強度が110MPa未満の場合には製品強度の低下を招くことにつながり、好ましくない。このような観点から、フィルムの引張強度は、より好ましくは170MPa以上であり、さらに好ましくは200MPa以上である。一方、500MPaを超える引張強度を有するフィルムを得ようとすると、フィルムの伸度が著しく低くなるので、製造が困難となることがある。
更に、本発明のポリエステルフィルムは、カルボキシル基末端濃度[COOH]が0〜30eq/tonであることが好ましい。カルボキシル基末端濃度が30eq/tonよりも多い場合には、加水分解の度合いが大きく、燃料電池用としてのフィルム強力の著しい低下を招くことがある。強力保持の観点からは、カルボキシル基末端濃度は好ましくは20eq/ton以下、さらに好ましくは10eq/ton以下、最も好ましくは6eq/ton以下である。カルボキシル基末端基濃度は低ければ低いほど好ましい。
本発明のポリエステルフィルムは、補強性能に優れる。かかる補強性能は、具体的な評価方法は後述のとおりであるが、電解質膜を枠状の補強膜(枠状のポリエステルフィルム)で挟持した構成体に対して振動を与えたときに、電解質膜に発生するしわ、破れ、破損などが抑制される程度により評価することができる。補強性能に優れると、燃料電池に振動などが加わったとしても電解質膜に欠点を生じず、燃料電池の寿命、信頼性を向上することができる。
上記のような補強性能を備えるには、環状カルボジイミド化合物を用いると同時に、ヤング率を本発明が規定する数値範囲となるようにすればよい。
本発明のポリエステルフィルムは、121℃、2気圧、100%RHの環境下で放置した場合に、破断強度保持率が50%になるまでの時間が100時間以上であることが好ましい。かかる時間が上記数値範囲にあると、長期の耐加水分解性に優れることを意味し、燃料電池用途においては、高湿環境下において製品の長寿命化がはかれ好ましい。このような観点から、上記破断強度保持率が50%になるまでの時間は、より好ましくは130時間以上、さらに好ましくは150時間以上、特に好ましくは180時間以上である。ここで破断強度保持率とは、121℃・2気圧・100%RHの環境下で一定時間経過させた試験片の縦方向および横方向の破断強度の平均値を、処理前のこれら方向の破断強度の平均値で割った値(%)で表わされる。
本発明のポリエステルフィルムは、フィルム厚みが1〜300μmの範囲にあることが好ましく、さらに好ましくは5〜150μm、特に好ましい範囲は10〜90μmであり、燃料電池用、とりわけ固体高分子電解質膜補強用として好適である。薄くなりすぎると、フィルム同士の貼り付きがが起き易くなるなど、搬送性、取り扱い性が悪くなる傾向にある。一方、厚くなりすぎると、フィルムが硬くなり、切断等し難くなるなど、加工性が悪くなる傾向にある。本発明のポリエステルフィルムは、通常、単層で用いられるが、発明の効果を損なわない範囲において、積層体であってもよい。
TAインストルメント社製,TA−2920を用いて、昇温速度20℃/分の条件で測定し、ガラス転移温度(Tg)を求め、また得られた溶融ピークのピーク温度を融点(Tm)とした。
試料を精製o−クレゾールに窒素気流下溶解、ブロモクレゾールブルーを指示薬とし、0.05規定水酸化カリウムのエタノール溶液で滴定した。
試料を、160℃で5分間加熱し、熱分解GC/MS分析により定性・定量した。尚、定量はイソシアネートで作成した検量線を用いて行った。GC/MSは日本電子(株)製GC/MS Jms Q1000GC K9を使用した。
電子マイクロメータ(アンリツ(株)製の商品名「K−312A型」)を用いて針圧30gにてフィルム厚みを測定した。
フィルムの縦方向および横方向に、150mm長×10mm幅に切り出した試験片を用い、オリエンテック社製テンシロンUCT−100型を用いて、温度20℃、湿度50%RHに調節された室内において、チャック間距離を100mmにして、引張速度10mm/分、チャート速度500mm/分で引張試験を実施し、得られた荷重−伸び曲線の立ち上り部の接線よりヤング率を計算して求めた。なお、縦方向のヤング率とはフィルムの縦方向(MD)を測定方向としたものであり、横方向のヤング率とはフィルムの横方向(TD)を測定方向としたものである。各方向についてそれぞれ10回測定し、その平均値を用いた。
フィルムの縦方向および横方向に、長さ200mm、幅10mmの短冊状のサンプルを切り出して測定に用いた。JIS K−7127に規定された方法に従って、引張試験器(オリエンテック社製、テンシロンUCT−100型)を用いて、25℃、65%RHの環境下にて破断伸度、破断強度を測定した。初期引張チャック間距離は100mmとし、引張速度は100mm/分とした。測定は、各方向についてそれぞれ10回行い、その平均値を求めた。
フィルムの縦方向および横方向に、150mm長×10mm幅に切り出した短冊状の試料片を準備し、121℃・2atm・濡れ飽和モード・100%RHに設定した環境試験機内にステンレス製のクリップで吊り下げた。その後、10時間ごとに試料片を取り出し、縦方向および横方向のそれぞれについて、前記Fと同様の方法で破断強度を測定して、処理後の縦方向および横方向の破断強度の平均値(X、単位:MPa)を求めた。次いで、この処理後の破断強度の平均値X、および上記Fの測定から処理前の縦方向および横方向の破断強度の平均値X0を用いて、下記式によって破断強度保持率を算出した。
破断強度保持率(%)=(破断強度X/初期の破断強度X0)×100
(式中、破断強度Xは、121℃、2atm、100%RHの条件で所定時間処理後の、縦方向と横方向の破断強度の平均値(単位:MPa)、初期の破断強度X0は、処理前の、縦方向と横方向の破断強度の平均値(単位:MPa)をそれぞれ表す。)
10時間ごとのサンプリングおよび測定を行い、破断強度保持率が50%以下になった測定点と、その直前の測定点との2点について、かかる2点間における熱処理時間に対する破断強度保持率の変化を1次関数で近似して、破断強度保持率が50%のときの熱処理時間を求め、破断強度の半減時間とした。
電解質膜として100mm四方のパーフルオロスルホン酸樹脂(デュポン社製:ナフィオン117)を用い、その両面に幅20mmの枠状のポリエステルフィルム(外周100mm×100mm、内周80mm×80mm)を重ねて140℃で熱プレスにより接合した。
かかる電解質膜及び補強部材の構成体を振動試験機に固定し、90℃の雰囲気下で、振幅0.75mm(フィルムの縦方向)、10Hz→55Hz→10Hzを60秒で掃引、これを1サイクルとして10サイクル行った後の、電解質膜のしわ、破れ、破損などの変化を目視で観察し、以下の基準で評価した。
○:電解質膜にしわ、破れ、破損などの変化が観察されず、補強性能に優れている。
△:電解質膜に微小なしわ、破れ、破損のいずれか1つが観察され、補強性能がやや劣るものの実用できる。
×:電解質膜にしわ、破れ、破損の2つ以上が観察され、補強性能が十分ではない。
上記Hの方法で作成した電解質膜及び補強部材の構成体を121℃・2atm・濡れ飽和モード・100%RHに設定した環境試験機内に設置し、250時間処理を行った。
処理後のサンプルを用いて振動試験機に固定し、90℃の雰囲気下で、振幅0.75mm(フィルムの縦方向)、10Hz→55Hz→10Hzを60秒で掃引、これを1サイクルとして10サイクル行った後の、電解質膜のしわ、破れ、破損などの変化を目視で観察し、以下の基準で評価した。
○:電解質膜にしわ、破れ、破損などの変化が観察されず、補強性能に優れている。
△:電解質膜に微小なしわ、破れ、破損のいずれか1つが観察され、補強性能がやや劣るものの実用できる。
×:電解質膜にしわ、破れ、破損の2つ以上が観察され、補強性能が十分ではない。
電解質膜として100mm四方のパーフルオロスルホン酸樹脂(デュポン社製ナフィオン117)を用い、その両面に幅20mmの枠状のポリエステルフィルム(外周100mm×100mm、内周80mm×80mm)を重ねて140℃で熱プレスにより接合した。このサンプルを10セット作成し、熱プレス後のポリエステルフィルム枠の枠内の電解質膜のしわの状態、形状を目視で観察し、形状安定性について以下の基準で評価した。
○:電解質膜の部分に目視で小さなしわ、波打ち状の変形などの変化が観察されない。
△:電解質膜の部分に目視で波打ち状の変形は見られないが、枠周辺に微小なしわが観察されるものが3枚以下観察されるが、実用上支障はない。
×:電解質膜の部分に目視で波打ち状の変形がかんさつされるものがあるか、枠周辺に微小なしわが観察されるものが4枚以上観察され、形状安定性が劣る。
試料1.2gを〔テトラクロロエタン/フェノール=(6/4)wt%混合溶媒〕100mlに溶解、35℃でウベローデ粘度管を使用して測定し、還元粘度保持率は、試料処理前の還元粘度を100%として求めた。
ASTM D1204に準じ、160℃で30分間サンプルを処理した後、サンプルの温度を室温(25℃)に戻し、処理前後の長さ変化より熱収縮率(%)を求めた。
帝人ファイバー(株)製のポリエチレンテレフタレート「TR−8580」をそのまま、ポリエチレンテレフタレート(PET、Tg=80℃、Tm=258℃)として用いた。かかるPETの還元粘度は0.85dl/g、カルボキシル基末端濃度は30eq/tonであった。
ナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジメチル100部、およびエチレングリコール60部を、エステル交換触媒として酢酸マンガン四水塩0.03部を使用し、150℃から238℃に徐々に昇温させながら120分間エステル交換反応を行なった。途中反応温度が170℃に達した時点で三酸化アンチモン0.024部を添加し、エステル交換反応終了後、リン酸トリメチル(エチレングリコール中で135℃、5時間0.11〜0.16MPaの加圧下で加熱処理した溶液:リン酸トリメチル換算量で0.023部)を添加した。その後反応生成物を重合反応器に移し、290℃まで昇温し、27Pa以下の高真空下にて重縮合反応を行って、固有粘度が0.61dl/gの、実質的に粒子を含有しない、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート(PEN、Tg=121℃、Tm=269℃)を得た。
o−ニトロフェノール(0.11mol)とペンタエリトリチルテトラブロミド(0.025mol)、炭酸カリウム(0.33mol)、N,N−ジメチルホルムアミド200mlを攪拌装置及び加熱装置を設置した反応装置にN2雰囲気下仕込み、130℃で12時間反応後、DMFを減圧により除去し、得られた固形物をジクロロメタン200mlに溶かし、水100mlで3回分液を行った。有機層を硫酸ナトリウム5gで脱水し、ジクロロメタンを減圧により除去し、中間生成物D(ニトロ体)を得た。
参考例1のポリエチレンテレフタレート(PET)100重量部を、150℃、3時間で乾燥した後、混練機の第一供給口より、シリンダー温度270℃で溶融混練後、参考例3の操作で得た環状カルボジイミド化合物1重量部を第二供給口より供給しシリンダー温度270℃で溶融混練し、組成物を得てペレット化した。組成物製造時イソシアネート臭の発生は感じられなかった。
参考例2の操作において得られたポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート(PEN)100重量部を、170℃、5時間で乾燥した後、混練機の第一供給口より、シリンダー温度290℃で溶融混練後、参考例3の操作で得た環状カルボジイミド化合物1重量部を第二供給口より供給しシリンダー温度290℃で溶融混練し、組成物を得てペレット化した。組成物製造時イソシアネート臭の発生は感じられなかった。
参考例4で得られた、融点256℃、カルボキシル基末端濃度5eq/tonの組成物のペレットを、150℃に設定した熱風乾燥器で3時間乾燥した。乾燥したペレットを、ダイ温度270℃でシート状に溶融押出して、白金コート線状電極を用い、静電キャスト法によって鏡面冷却ドラム表面に密着、固化させて未延伸フィルムを得た。
得られた未延伸フィルムを、100℃で縦方向に3.6倍、次いで120℃で横方向に4.0倍延伸し、さらに225℃で15秒間熱固定を行い、続いて横方向に200℃で3%の弛緩処理を行い、厚さ40μmの2軸延伸フィルムを得た。このとき、押出、製膜、延伸、熱固定の過程でイソシアネートガスに由来する刺激臭は感じられなかった。得られたフィルムの特性を表1に示す。
実施例1において、フィルムの製膜条件を表1に示すとおりとする以外は、実施例1と同様にしてフィルムを得た。このとき、押出、製膜、延伸、熱固定の過程でイソシアネートガスに由来する刺激臭は感じられなかった。得られたフィルムの特性を表1に示す。
参考例5で得られた、融点260℃、カルボキシル基末端濃度5eq/tonの組成物のペレットを、170℃に設定した熱風乾燥器で5時間乾燥した。乾燥したペレットをダイ温度、290℃でシート状に溶融押出して、白金コート線状電極を用い、静電キャスト法によって鏡面冷却ドラム表面に密着、固化させて未延伸フィルムを得た。
得られた未延伸フィルムを、125℃で縦方向に3.0倍、次いで135℃で横方向に3.2倍延伸し、さらに225℃で15秒間熱固定を行い、続いて横方向に210℃で3%の弛緩処理を行い、厚さ40μmの2軸延伸フィルムを得た。このとき、押出、製膜、延伸、熱固定の過程でイソシアネートガスに由来する刺激臭は感じられなかった。得られたフィルムの特性を表1に示す。
実施例1〜4で得られたフィルムは、表1に示す如く、ヤング率が高く、熱収縮率が低く、結果として長期補強性能保持性が良好であり、固体高分子電解質膜の補強部材用のフィルムとして優れたな特性を有していた。
フィルムの製膜条件を表1に示すとおりとする以外は、実施例1と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルムの特性を表1に示す。なお、比較例1における押出、製膜、延伸、熱固定の過程においては、イソシアネートガスに由来する刺激臭は感じられなかった。
フィルムの製膜条件を表1に示すとおりとする以外は、実施例4と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルムの特性を表1に示す。なお、比較例2における押出、製膜、延伸、熱固定の過程においては、イソシアネートガスに由来する刺激臭は感じられなかった。
比較例1、2で得られたフィルムは、表1に示す如く、ヤング率が低く、熱収縮率も高く、結果として長期補強性能保持性に劣り、固体高分子電解質膜の補強部材用のフィルムとして特性が不充分であった。
参考例1のポリエチレンテレフタレートの樹脂100重量部に、市販の直鎖状ポリカルボジイミド化合物(日清紡ケミカル株式会社製「カルボジライト」LA−1)を1重量部、二軸押出機を用いて270℃にて混練して得たペレットを用いて、実施例1と同様にして厚さ40μmの2軸延伸フィルムとした。比較例3においては、製膜の過程でイソシアネート由来の刺激臭がした。さらに得られたフィルムについてイソシアネートガス発生テストを実施したところ10ppmのイソシアネートガスが発生した。
Claims (19)
- カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物と、芳香族ポリエステルとを混合した組成物よりなり、縦方向および横方向のヤング率が3000MPa以上である燃料電池用ポリエステルフィルム。
- 環状構造を形成する原子数が8〜50である請求項1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
- Qは、下記式(1−1)、(1−2)または(1−3)で表される2〜4価の結合基である請求項3記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
- Yは、単結合、二重結合、原子、原子団またはポリマーである請求項7記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
- Z1およびZ2は各々独立に、単結合、二重結合、原子、原子団またはポリマーである請求項10記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
- 芳香族ポリエステルがポリエチレンテレフタレートである請求項1〜12のいずれか1項に記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
- 芳香族ポリエステルがポリエチレンナフタレートである請求項1〜12のいずれか1項に記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
- 縦方向および横方向の160℃、30分の熱収縮率が5%以下である請求項1〜14のいずれか1項に記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
- 組成物が下記の3成分からなる、請求項1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
(a)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物、
(b)芳香族ポリエステル、
(c)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物によってカルボキシル基が封止された芳香族ポリエステル。 - 組成物が下記の2成分からなる、請求項1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
(a)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物、
(c)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物によってカルボキシル基が封止された芳香族ポリエステル。 - 組成物が下記の1成分からなる、請求項1記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
(c)カルボジイミド基を1個有しその第一窒素と第二窒素とが結合基により結合されている環状構造を少なくとも含む化合物によってカルボキシル基が封止された芳香族ポリエステル。 - 固体高分子電解質膜補強用であることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の燃料電池用ポリエステルフィルム。
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