JP5473726B2 - 放送受信記録再生装置 - Google Patents
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Description
図1、この発明の実施の形態1による放送受信記録再生装置100の構成を示すブロック図である。
放送受信記録再生装置100は、チューナ101、デマックス102、電子番組表管理部(管理部)103、番組評価部(評価部)104、記憶部105、録画番組管理部106、録画部107、追加録画制御部108、更新録画制御部109、自動再生部110、ビデオデコード部111およびオーディオデコード部112で構成されている。さらにこの放送受信記録再生装置100は、放送波を受信するアンテナ200、映像を表示するディスプレイ300、および音声などを再生するスピーカ400に接続され、録画再生システムを構成している。録画再生システムは、アンテナ200が放送波を受信し、当該放送受信記録再生装置100が入力された放送波からビデオ信号およびオーディオ信号を生成し、ビデオ信号をディスプレイ300に、オーディオ信号をスピーカ400に出力する。
チューナ101は、利用者によって指定されたチャンネルの放送波から放送ストリームを取得する。なお、放送ストリームは、例えば日本のデジタル放送で一般的に用いられるMPEG−2 TSなどとし、少なくとも電子番組表、ビデオストリームおよびオーディオストリームが多重化されているものとする。
電子番組表管理部103は、デマックス102から入力される電子番組表を記憶する。追加録画制御部108、更新録画制御部109および番組評価部104からの要求に応じて、記憶している電子番組表を提供する。また、電子番組表に記載された放送番組の放送が開始される際、更新録画制御部109に動作指示を出力する。
記憶部105は、放送番組のオーディオストリームおよびビデオストリームと、電子番組表に記載された番組情報とを関連付けて録画する。以下、記憶部105に録画した放送番組を録画番組と呼ぶ。各録画番組は、自動再生の対象であるか否かを示すフラグを有している。以下、自動再生の対象となる録画番組を自動再生録画番組、自動再生対象録画番組の合計時間を自動再生残量(録画量)と呼ぶ。
この録画部107により録画された直後の録画番組は自動再生の対象であると設定される。つまり、後述する追加録画処理および更新録画処理によって録画された録画番組に加え、利用者の手動録画もしくは予約録画による録画番組も含め、全ての録画による録画番組は自動再生の対象となる。
なお、チューナ101、記憶部105および録画部107を複数組搭載することにより、複数の放送番組を同時に記憶部105に録画することが可能となる。
なお、更新録画制御部109と追加録画制御部108の動作が重複するのを防止するために、更新録画制御部109の動作条件を、自動再生残量が下限値を上回っている場合に限ってもよい。
なお、自動再生部110は、自動再生対象録画番組を再生する際、まずデマックス102のビデオストリームの出力先をビデオデコード部111に設定すると共に、オーディオストリームの出力先をオーディオデコード部112に設定する。その後、記憶部105から自動再生対象録画番組の放送ストリームを読み出してデマックス102に出力し、自動再生対象録画番組を再生する。
まず、自動再生部110は、記憶部105に録画されている全ての自動再生対象録画番組の一覧を作成し、所望度の高い自動再生対象録画番組から順に所定の条件に合致するか判定する。所定の条件とは、「自動再生対象録画番組がシリーズでないか」、もしくは「自動再生対象録画番組がシリーズであり、かつシリーズの系統が一致し、かつ自動再生対象録画番組の一覧にエピソード番号がより若い録画番組が存在しない」とする。この所定の条件に基づいた判定結果に従って再生する自動再生対象録画番組の選択および再生順序の決定を行う。
また、二つの録画番組のシリーズの系列が一致しているか否か、つまり連続ものであるか否かは、番組情報のシリーズ記述子(series_descriptor)に記載された地上ブロードキャスタ識別(terrestrial_broadcaster_id)およびシリーズ識別(series_id)について二つの録画番組の各値同士が、合致しているか否かにより判別できる。
さらに、録画番組のエピソード番号がより若いか否かは、番組情報のシリーズ記述子(series_descriptor)のエピソード番号(episode_number)が「0」でなく、かつ番号の大小により判別することができる。
<追加録画処理>
図2は、この実施の形態1に係る放送受信記録再生装置の追加録画処理動作を示すフローチャートである。
録画番組管理部106は、自動再生残量が所定の下限値を下回っているか否か判定を行う(ステップST1)。ステップST1において自動再生残量が下限値以上であると判定された場合には、ステップST1の処理に戻る。
一方、ステップST1において自動再生残量が所定の下限値を下回っていると判定された場合には、追加録画制御部108に追加録画指示を出力する(ステップST2)。
図3は、この実施の形態1に係る放送受信記録再生装置の更新録画処理動作を示すフローチャートである。なお、上述した追加録画処理と同一の処理を行うステップには図2で使用した符号と同一の符号を付す。
電子番組表管理部103は、電子番組表に記載されている各放送番組の放送開始時に、更新録画制御部109に対して動作指示を出力すると共に、放送が開始される放送番組を通知する(ステップST11)。ステップST11において動作指示が入力された更新録画制御部109は、録画番組管理部106に記録されている各自動再生対象録画番組に係る番組情報を取得する(ステップST12)。
一方、ステップST13において、該当する自動再生対象録画番組が存在しないと判定された場合には、ステップST11の処理に戻り待機する。
一般的なデジタル放送受信機は、利用者が指定したチャンネル番号に応じて同調するチャンネルをチューナ101に設定することで、デジタル放送のチャンネルを切り替えている。それに加えて、実施の形態1の放送受信記録再生装置100は、チューナ101には設定を行わない仮想的なチャンネル番号を設け、利用者がその仮想的なチャンネル番号を指定すると自動再生部110が動作するように構成されている。
まず利用者の操作により、自動再生部110に動作指示が入力される(ステップST21)。自動再生部110は、ステップST21において入力された動作指示を受けて、録画番組管理部106から自動再生対象録画番組の番組情報を取得する(ステップST22)。自動再生部110は、ステップST22において取得した番組情報から得られる所望度を比較し、所望度の高い順に再生する自動再生対象録画番組を選択する(ステップST23)。自動再生部110は、ステップST23において選択した自動再生対象録画番組の放送ストリームの断片を記憶部105から取得し、デマックス102に出力する(ステップST24)。
実施の形態1において示した放送受信記録再生装置100では、自動再生残量が所定の下限値以下の場合、追加録画制御部108が直近の放送番組を録画するように構成している。しかし、放送番組の選別を行わず、闇雲に直近の放送番組を録画した場合、更新録画制御部109により録画番組が置き換えられる可能性が高く、追加録画制御部108による録画が無駄になる可能性がある。そこで、この実施の形態2ではより効率的に追加録画処理を行う追加録画制御部108の構成を示す。
なお、以下では録画予約部108aに録画予約されている放送番組の合計時間を予約総量と呼ぶ。
なお、追加録画制御部108が予約する放送番組を選択する際に、複数の放送番組の放送時間帯が重なった場合には、それらの放送番組の中で所望度を比較し、当該所望度の高い順に同時に録画できる数だけ放送番組を選択し、放送時間帯が重なった残りの放送番組の録画は無視するものとする。
録画部107は、録画予約部108aの録画開始指示および録画終了指示に従い、指定された放送番組を録画する。
<追加録画処理>
録画番組管理部106は、自動再生残量が所定の下限値を下回っているか否か判定を行う(ステップST1)。ステップST1において自動再生残量が下限値以上であると判定された場合には、ステップST1の処理に戻る。一方、ステップST1において自動再生残量が所定の下限値を下回っていると判定された場合には、追加録画制御部108に追加録画指示を出力する(ステップST2)。
ステップST36において、所定の下限値を超えていないと判定された場合にはステップST32の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。一方、ステップST36において、所定の下限値を超えたと判定された場合、処理を終了する。
Claims (3)
- 映像音声信号と番組情報とからなる放送番組を受信し、前記映像音声信号を記憶および再生する放送受信記録再生装置において、
前記放送番組に対する利用者の嗜好性の度合いを示す所望度を算出する評価部と、
前記放送番組を録画する録画部と、
前記録画した放送番組のうち、自動再生の対象となる自動再生録画番組の録画量を監視する管理部と、
前記録画量が所定値以下となった場合に、放送が開始される放送番組を録画する追加録画制御部と、
いずれかの前記自動再生録画番組よりも、所望度の高い放送番組が放送開始される場合には、前記所望度の高い放送番組を録画し、所望度の低い前記自動再生録画番組を削除する更新録画制御部と、
前記自動再生録画番組を自動再生し、自動再生後の自動再生録画番組を削除または視聴済録画番組とする自動再生部とを備えたことを特徴とする放送受信記録再生装置。 - 前記追加録画制御部は、放送番組の録画予約を受け付ける録画予約部を備え、
自動再生録画番組の録画量が所定値以下となった場合に、前記録画量の時間内に放送される放送番組の中で、最も所望度の高い放送番組を選択し、前記録画予約部に録画予約指示を出力することを特徴とする請求項1記載の放送受信記録再生装置。 - 前記自動再生部は、自動再生録画番組の放送順序を考慮して自動再生することを特徴とする請求項1または請求項2記載の放送受信記録再生装置。
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