JP5473111B2 - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

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本発明は、固体電解コンデンサの製造方法に関するものである。
従来、固体電解コンデンサには、硝酸マンガンを熱分解することで得られる二酸化マンガンが一般的に使用されてきたが、コンデンサの等価直列抵抗(ESR)や漏洩電流には改善の余地があった。
そこでコンデンサ特性上の問題点の改善向上を目的として導電性有機高分子を固体電解質とする新しい固体電解コンデンサが提案されている。
導電性有機高分子を固体電解質とした固体電解コンデンサは、タンタル等の誘電体酸化皮膜を形成できる金属の表面に、酸化タンタル(Ta)等の誘電体酸化皮膜を形成し、ピロール、チオフェン等の導電性有機高分子の単量体を溶解した電解重合液中で電解重合法により前記誘電体酸化皮膜上に導電性有機高分子を形成して固体電解質となし、導電性有機高分子上に電極取り出しのための導電体層を形成し、前記金属と導電体層のそれぞれに端子を取り付けてコンデンサ素子としたものがある。
近年、このような固体電解コンデンサにおいて、誘電体酸化皮膜に少なからず誘電体酸化皮膜欠陥部が生じていることが確認されている。誘電体酸化皮膜に欠陥が生じたまま導電性有機高分子を形成することで当該箇所より漏洩電流が生じると、漏洩電流の規格を満たさないコンデンサとなる。
この問題に対して、従来は誘電体酸化皮膜、誘電体酸化皮膜層上の導電性有機高分子、導電体層を順次形成した後、誘電体酸化皮膜及び導電性有機高分子に水または少なくとも水を含有する液体を浸透吸着させ、しかる後、金属と導電体層との間に電圧を印加してエージングし、誘電体酸化皮膜の欠陥部界面近傍の導電性有機高分子を絶縁化してコンデンサ素子を製造してきた。
例えば特許文献1には、誘電体酸化皮膜の欠陥部界面近傍の複素環式化合物のポリマー層が絶縁化し、等価直列抵抗(ESR)を増大させることなく、漏洩電流を著しく減少させ、特性が飛躍的に向上した固体電解コンデンサを製造できることが記載されている。
特許第2617734号公報
しかしながら、従来技術ではすべての導電性有機高分子において、誘電体酸化皮膜欠陥部界面近傍の導電性有機高分子を絶縁化処理し、固体電解コンデンサの漏洩電流を著しく減少させることは困難な恐れがある。特に近年ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)(以下PEDOTと略す)を用いた固体電解コンデンサが非常に増えており、このPEDOTは酸化劣化の開始点と言われる五員環構造内のβ、β’位置に水素原子を持たないため、ピロール等の導電性有機高分子とは異なり、空気中での耐熱性及び耐湿性に非常に優れている。
そのため、電圧印加を行っても漏洩電流が著しく減少する程の局所的な絶縁化処理を行うことは非常に困難である。仮に絶縁化処理の促進のために印加電圧を増加させた場合、誘電体酸化皮膜欠陥部近傍以外の箇所においても導電性有機高分子の絶縁化が進み、結果としてESRの上昇を伴ってしまい、製品としての特性を満足しないといった問題が生じる恐れがある。
すなわち、本発明の技術的課題は、ESRを増大させること無く、かつ漏洩電流を著しく減少させた固体電解コンデンサの製造方法を提供することにある。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法は、誘電体酸化皮膜を形成できる金属の表面に前記誘電体酸化皮膜を形成し、その際生じた誘電体酸化皮膜欠陥部に電解重合法により第一導電性有機高分子を形成した後、150℃以上、300℃以下で絶縁化のための熱処理を施して前記第一導電性有機高分子を絶縁化部とし、さらに第二導電性有機高分子を前記絶縁化部及び前記誘電体酸化皮膜上に形成したことを特徴とする。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法は、前記第一導電性有機高分子がピロール系の導電性有機高分子であり、かつ前記第二導電性有機高分子がチオフェン系導電性有機高分子であることを特徴とする。
本発明の固体電解コンデンサの製造方法は、前記熱処理は、相対湿度60%以上、90%以下の環境下で行うことを特徴とする。
本発明により、誘電体酸化皮膜欠陥上の第一導電性高分子は熱処理によりすべて効率よく絶縁化処理することが可能であり、固体電解コンデンサの等価直列抵抗(ESR)のほとんどを決定する第二導電性有機高分子は一切絶縁化処理を行う必要がないので、ESRを増大させること無く、かつ漏洩電流を著しく減少させた固体電解コンデンサの製造方法の提供が可能となった。
本発明による誘電体酸化皮膜欠陥部を絶縁化部にする構成を示す模式断面図、図1(a)は、誘電体酸化皮膜欠陥部を示す図、図1(b)は、誘電体酸化皮膜欠陥部に第一導電性有機高分子を形成する図、図1(c)は、第一導電性有機高分子形成部を絶縁化部にする図、図1(d)は、第二導電性有機高分子を形成する図。 電解重合法による第一導電性有機高分子の形成方法の説明図。 固体電解コンデンサの構成を示す断面図。 図3のA部詳細図。 従来方法による誘電体酸化皮膜欠陥部を絶縁化部にする構成を示す模式断面図、図5(a)は、誘電体酸化皮膜欠陥部を示す図、図5(b)は、誘電体酸化皮膜欠陥部に導電性有機高分子を形成する図、図5(c)は、エージング処理後の絶縁化部を示す図。 本発明と従来方法による固体電解コンデンサの漏洩電流の分布を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図3は、固体電解コンデンサの構成を示す断面図である。
タンタル焼結体1に誘電体酸化皮膜2、第二導電性有機高分子6を形成した上にグラファイト層13、銀ペースト層14を形成する。その後、接着銀15により陰極リードフレーム16を取り付ける。一方、陽極は、コンデンサペレットより引き出されている陽極棒8に陽極リードフレーム17を取り付ける。これらにモールド樹脂18を成形して固体電解コンデンサを作製する。
図4は、図3のA部詳細図である。
タンタル焼結体1を陽極酸化して誘電体酸化皮膜2を形成し、誘電体酸化皮膜2上に導電性有機高分子6を形成する。次いで、グラファイト層13、銀ペースト層14を順次形成している。
図5は、従来方法による誘電体酸化皮膜欠陥部を絶縁化部にする構成を示す模式断面図で、図5(a)は、誘電体酸化皮膜欠陥部を示す図、図5(b)は、誘電体酸化皮膜欠陥部に導電性有機高分子を形成する図、図5(c)は、エージング処理後の絶縁化部を示す図である。
タンタル粉末を使用し、高真空中において焼結することによりタンタル焼結体1を製造する。タンタル焼結体1をリン酸水溶液中で陽極酸化して誘電体酸化皮膜2を形成する。この誘電体酸化皮膜2には、誘電体酸化皮膜欠陥部3が存在する。誘電体酸化皮膜欠陥部3を含む誘電体酸化皮膜2上に導電性有機高分子19を形成する。さらにグラファイト層及び銀ペースト層を順次形成した後、銀ペースト層上に接着銀により陰極リードフレームを取り付ける一方、陽極としては陽極棒に陽極リードフレームを取り付け、モールド樹脂成形にてタンタルコンデンサを作製する。
その後、陰極リードフレームと陽極リードフレームに定格電圧の1.2倍以上、2.0倍以下の電圧を印加しエージング処理を行って、誘電体酸化皮膜欠陥部3を覆っている導電性有機高分子19を絶縁化部20にする。
従来例は、電圧印加により酸化皮膜欠陥部にのみ電流が流れることで絶縁化処理を行う方法であるが、導電性有機高分子にPEDOTの様な耐熱性・耐湿度性に優れた導電性有機高分子を用いている場合には、漏洩電流を減少させる程の絶縁化を行うことは困難であり、このようなエージング処理による絶縁化によっても、誘電体酸化皮膜欠陥部から漏洩電流が生じるため、製品のバラツキや絶縁劣化による歩留まりの低下が発生している。
図1は、本発明による誘電体酸化皮膜欠陥部を絶縁化部にする構成を示す模式断面図で、図1(a)は、誘電体酸化皮膜欠陥部を示す図、図1(b)は、誘電体酸化皮膜欠陥部に第一導電性有機高分子を形成する図、図1(c)は、第一導電性有機高分子形成部を絶縁化部にする図、図1(d)は、第二導電性有機高分子を形成する図である。
コンデンサ素子の基体となる金属としてタンタル粉末を使用し、焼結することによりタンタル焼結体1を製造する。タンタル焼結体1をリン酸水溶液中で陽極酸化して、誘電体酸化皮膜2を形成する。
コンデンサ素子の基体となる金属には、誘電体酸化皮膜を形成できるのであれば、例えばアルミニウム又はニオブ或いはチタンを用いてもよい。
この誘電体酸化皮膜2には、誘電体酸化皮膜欠陥部3が存在しており、電解重合法により第一導電性有機高分子4を誘電体酸化皮膜欠陥部3上に形成する。これを85℃以上、300℃以下の高温雰囲気中で熱処理を行うことによって、第一導電性有機高分子4を絶縁化部5にする。次いで、絶縁化部5及び誘電体酸化皮膜2上に第二導電性有機高分子6を形成する。
図2は、電解重合法による第一導電性有機高分子の形成方法の説明図である。
電解重合液9を容器21に入れ、表面に誘電体酸化皮膜2が形成されたタンタル焼結体1を電解重合液9中に浸漬する。タンタル焼結体1に接続した陽極棒8をワニ口クリップ11で挟み陽極とし、ポリピロールを含む電解重合液9中に陰極板10を配置し直流電源12により所定の電流を供給することで、電解重合法により第一導電性有機高分子を誘電体酸化皮膜欠陥部上に形成する。
連続してこの素子の熱処理を実施して第一導電性有機高分子を絶縁化部にするが、漏洩電流を減少させるためには第一導電性有機高分子の抵抗が数MΩ以上である必要があり、実験により熱処理条件を確認すると良い。絶縁化のための熱処理は85℃以上、300℃以下で行うのが好ましく、150℃以上、230℃以下の範囲で行うのが特に好ましい。85℃より低い温度で熱処理を行うと、数MΩ以上の抵抗値を得られない恐れがあり、300℃より高いと電解重合液中のポリピロールの熱分解反応が生じる恐れがあるからである。熱処理により第一導電性有機高分子は絶縁化部となる。
第一導電性有機高分子を絶縁化部にするに当たっては、相対湿度60%以上、90%以下の環境中に設置することにより熱処理を行うのが好ましい。相対湿度60%未満では酸化、劣化を早めることができない恐れがあり、90%より高いと第一導電性有機高分子の抵抗が数MΩ以上とならない恐れがあるからである。
第一及び第二導電性有機高分子は、それぞれポリピロールと、PEDOTなどのチオフェンを用いることができるがこれに限定されるものではなく、第一導電性有機高分子では熱処理により酸化反応による絶縁化を起こす導電性有機高分子であれば良く、第二導電性有機高分子は、耐熱・耐湿性に優れた導電性有機高分子であれば良い。
誘電体酸化皮膜欠陥部より生じる漏洩電流は、この絶縁化処理により著しく減少させることができる。この絶縁化処理は大気中に含まれる水分子とポリピロールが酸化反応することにより、絶縁体に変化するものと考えられる。また絶縁化部は第二導電性有機高分子全体からみれば極めて微小であることから、この部分を絶縁化しても、コンデンサの等価直列抵抗(ESR)を増加させることは無い。
誘電体酸化皮膜を形成できる金属の表面に誘電体酸化皮膜を形成し、誘電体酸化皮膜の上に電界重合法により誘電体酸化皮膜欠陥部に選択的に第一導電性有機高分子を形成した後、85℃以上300℃以下の熱処理を施し、誘電体酸化皮膜欠陥部上の第一導電性有機高分子を絶縁化し、さらに前記第一導電性有機高分子とは異なる第二導電性有機高分子を第一導電性有機高分子及び誘電体酸化皮膜上に形成することにより、ESRを増大させること無く、かつ漏洩電流を著しく減少させる固体電解コンデンサの製造方法が提供できる。
第一導電性有機高分子は、ピロール等の様に熱処理により絶縁化処理が容易な導電性有機高分子を用い、第二導電性有機高分子にはPEDOTの様な耐熱性、耐湿性に優れた導電性有機高分子を用いることで誘電体酸化皮膜に欠陥が生じていても、絶縁化された第一導電性有機高分子が誘電体酸化皮膜欠陥部を覆い、漏洩電流が生じないため結果として漏洩電流が著しく少ない固体電解コンデンサを製造することが可能になる。
以下に本発明の実施例を詳述する。
本実施例の固体電解コンデンサでは、コンデンサ素子の基体となる誘電体酸化皮膜を形成する金属としてタンタル粉末を使用し、タンタル粉末の成形性を高めるためバインダを混合した造粒粉を圧縮形成した成形体を約1400℃のシンター温度で高真空中において焼結することによりタンタル焼結体を製造した。タンタル焼結体をリン酸水溶液中で陽極酸化して、誘電体酸化皮膜を形成した。
アセトニトリルを溶媒とし、さらにアニオンドーパントとして、ドデシルベンゼンスルホン酸とパラトルエンスルホン酸、及びピロールの混合液を含む電解重合液をビーカーに入れ、電解液中に表面に誘電体酸化皮膜が形成されたタンタル粉末焼結体を浸漬して、電解重合法により第一導電性有機高分子を誘電体酸化皮膜欠陥部上に形成した。
次に連続してこの素子を相対湿度60%の大気雰囲気中の恒温乾燥機にて200℃、10分の熱処理を実施した。尚、ポリピロール単体での熱処理条件による抵抗率を表1に示す。
Figure 0005473111
熱処理により第一導電性有機高分子は絶縁化部となった。次に第二導電性有機高分子としてPEDOTを化学重合により形成した。さらに連続して、電極取り出し用の導電体層としてグラファイト層及び銀ペースト層を順次形成した。そして銀ペースト層上に接着銀により陰極リードフレームを取り付けた。一方、陽極としてはコンデンサペレットより引き出している陽極棒に陽極リードフレームを取り付け、モールド樹脂成形をして6.3V、4.7μFのタンタルコンデンサを作製した。
(比較例)
実施例と同様にタンタル焼結体に誘電体酸化皮膜を形成した後、誘電体酸化皮膜欠陥部を含む誘電体酸化皮膜上に、導電性有機高分子にはPEDOTを用いて導電性有機高分子を形成し、さらに電極取り出し用の導電体層としてグラファイト層及び銀ペースト層を順次形成した後、銀ペースト上に接着銀により陰極リードフレームを取り付けた。一方、陽極としてはコンデンサペレットより引き出している陽極棒に陽極リードフレームを取り付け、モールド樹脂成形をしてタンタルコンデンサを作製した。その後陰極リードフレームと陽極リードフレームに電圧を印加し、エージング処理を行って、誘電体酸化皮膜欠陥部に絶縁化部を形成した。
実施例による本発明の固体電解コンデンサと比較例による従来方法の固体電解コンデンサについて、それぞれ30個の試料の漏洩電流を測定して分布状態を調査した。その結果を図6に示す。図6は、本発明と従来方法による固体電解コンデンサの漏洩電流の分布を示す図である。
図6より、従来方法の固体電解コンデンサの漏洩電流は0.01μA以上、100μA以下のものが平均的に存在し、従来のエージング処理では充分に漏洩電流を減少させることができないことがわかった。一方、本発明の固体電解コンデンサは、等価直列抵抗を増大することなく、漏洩電流は0.01μA前後に集中し、比較例によるものよりも漏洩電流が大幅に減少していることが実験的に確認された。
図6に示す本発明の固体電解コンデンサに関して、誘電体酸化皮膜欠陥部に形成した第一導電性有機高分子を絶縁化部にする際の熱処理は、相対湿度60%の環境下で行った。また、相対湿度90%で熱処理を行っても、固体電解コンデンサの漏洩電流は60%の場合と同様に、大幅に減少されていることが実験的に確認された。このことから、熱処理を相対湿度60%以上、90%以下の環境下で行うと、固体電解コンデンサの漏洩電流は大幅に減少することが確認された。
本発明によれば誘電体酸化皮膜欠陥部の導電性ポリマーである第一導電性有機高分子を充分に絶縁化することができるため、等価直列抵抗を増大させることなく、漏洩電流を著しく減少させた固体電解コンデンサの製造方法を提供できた。
以上、実施例を用いて、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、これらの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であれば、当然なしえるであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれる。
1 タンタル焼結体
2 誘電体酸化皮膜
3 誘電体酸化皮膜欠陥部
4 第一導電性有機高分子
5 絶縁化部
6 第二導電性有機高分子
8 陽極棒
9 電解重合液
10 陰極板
11 ワニ口クリップ
12 直流電源
13 グラファイト層
14 銀ペースト層
15 接着銀
16 陰極リードフレーム
17 陽極リードフレーム
18 モールド樹脂
19 導電性有機高分子
20 絶縁化部
21 容器

Claims (3)

  1. 誘電体酸化皮膜を形成できる金属の表面に前記誘電体酸化皮膜を形成し、その際生じた誘電体酸化皮膜欠陥部に電解重合法により第一導電性有機高分子を形成した後、150℃以上、300℃以下で絶縁化のための熱処理を施して前記第一導電性有機高分子を絶縁化部とし、さらに第二導電性有機高分子を前記絶縁化部及び前記誘電体酸化皮膜上に形成したことを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
  2. 前記第一導電性有機高分子がピロール系の導電性有機高分子であり、かつ前記第二導電性有機高分子がチオフェン系導電性有機高分子であることを特徴とする請求項1に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  3. 前記熱処理は、相対湿度60%以上、90%以下の環境下で行うことを特徴とする請求項1または2に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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