JP5472737B2 - リリーフ弁及びそれを用いた高圧ポンプ - Google Patents

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本発明は、リリーフ弁及びそれを用いた高圧ポンプに関する。
従来、エンジンへ高圧燃料を高圧ポンプより供給する燃料供給システムでは、高圧ポンプから圧送される燃料は、デリバリパイプに蓄圧され、デリバリパイプに接続するインジェクタからエンジンの各気筒内に噴射される。
特許文献1に記載の燃料供給システムでは、高圧ポンプの燃料を加圧する加圧室とデリバリパイプとを接続する燃料通路にリリーフ弁が設けられている。デリバリパイプ内の燃料の圧力が所定値以上になるとリリーフ弁が開弁し、燃料がデリバリパイプ側から高圧燃料ポンプ側へ流れる。
特開2009−121395号公報
ところで、特許文献1に記載のリリーフ弁は、デリバリパイプ内の燃料の圧力が所定値以上になるときしか開弁しない。このため、弁部材が弁座に着座する閉弁時、燃料中に含まれる例えば異物等の弁着座性や高圧燃料ポンプの性能を悪化させる物質が、弁部材と弁座との間の窪み形状となる凹部に付着、堆積する。そして、異物が弁部材と弁座との間に挟まり込む虞がある。以下、本明細書において、燃料中の「異物」とは、燃料に含まれる粒子状のもののほか、ガム質燃料など、弁着座性や高圧燃料ポンプの性能を悪化させる物質を含む。
弁部材と弁座との間に異物が挟まり込むと、リリーフ弁の着座安定性が悪化し、リリーフ弁の圧力保持性能が低下することが懸念される。リリーフ弁の圧力保持性能が低下すると、高圧ポンプによるデリバリパイプの昇圧性能を維持することができないおそれがある。また、アクセルオフ後またはエンジン停止後にデリバリパイプ内の燃料圧力が低下することでエンジンの始動性が悪化するおそれがある。
また、リリーフ弁の弁部材と弁座との間に挟まった異物が粘着性の高いガム質の場合、高圧によって弁部材が弁座に固着し、デリバリパイプ内の燃料の圧力が所定値以上になってもリリーフ弁が開弁しない虞がある。このため、デリバリパイプ内の燃料の過剰圧により、デリバリパイプ側のパイプつなぎの燃料漏れ、又は、パイプの破損による燃料漏れが招かれる。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、リリーフ弁の弁部材に溜まる異物を除去可能なリリーフ弁及びそれを用いた高圧ポンプを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に係る発明によると、弁ボディと第1弁部材と第1付勢部材と定残圧弁とを備えるリリーフ弁は、プランジャより加圧される加圧室から送り出される高圧通路の燃料の圧力が第1所定圧力以上になると、高圧通路の燃料を加圧室側へ戻すことを許容する。高圧通路は、例えばデリバリパイプ及び加圧室とデリバリパイプとの間のデリバリ通路が考えられる。ここで、第1所定圧力というのは、高圧通路のつなぎの燃料漏れ、又は、パイプの破損による燃料漏れを招く限界圧力を意味する。弁ボディは、加圧室と高圧通路とを連通する第1燃料通路を内部に形成する。また、弁ボディの第1燃料通路の高圧通路側には第1弁座を有する。第1弁部材は、第1燃料通路内に設けられ、第1テーパ部、第2テーパ部、本体部、及び、第2弁座を有する。第2テーパ部は第1弁座に着座可能に第1弁部材の先端部に形成される。ここで、テーパ部というのは、第1弁部材の軸線に対し、傾斜して形成する環状の部分を意味する。また、このテーパ部は、複数形成することが可能である。本体部は、加圧室と繋がる第2燃料通路を内部に形成し、この第2燃料通路の高圧通路側には第2弁座が形成される。また、本体部の高圧通路側には、高圧通路と第2燃料通路とを連通するオリフィスが形成される。このオリフィスの高圧通路側開口は、第2テーパ部に開口する。第1付勢部材は、第2テーパ部が第1弁座に着座する方向に第1弁部材を付勢する。定残圧弁は、第2燃料通路に収容され、高圧通路の燃料圧力が第1所定圧力より小さい第2所定圧力以上になると、高圧通路から第2燃料通路への燃料の流れを許容する。定残圧弁は、第2弁座に着座可能で着座時にオリフィスの燃料の流れを遮断可能な第2弁部材、及び、第2弁部材が第2弁座に着座する方向に第2弁部材を付勢する第2付勢部材を有する。
この構成により、プランジャの往復移動による加圧室の減圧時、又は高圧ポンプの作動停止時など、高圧通路の燃料と加圧室の燃料との間の差圧が大きくなる。この差圧によって、閉弁している第1弁部材と第1弁座とが当接する時形成される窪み形状となる凹部に溜まろうとする異物はオリフィス内に吸い込まれる。このため、第1弁部材と第1弁座とが当接する時形成される窪み形状となる凹部に異物が堆積することを抑制することができる。よって、リリーフ弁の開弁後に異物が第1弁部材と第1弁座との間に挟まることを抑制することができ、リリーフ弁の圧力保持性能が低下することを抑制することができる。
請求項2に係る発明によると、オリフィスの高圧通路側開口は、第1弁部材と第1弁座とが当接するとき、第1弁部材の当接部の近傍に開口される。このため、第1弁部材と第1弁座とが当接するとき、当接部の近傍に異物が溜まることを抑制することができる。よって、異物が第1弁部材と第1弁座との間に挟まることを抑制することができる。
また、第1弁部材と高圧通路内壁との壁面の流体摩擦力によって、第1弁部材の第2テーパ部と高圧通路の内壁との間を通り過ぎる燃料の量が制限される。よって、異物を取り除く効果を高めるために、オリフィスの燃料通路の径を大きくするか、オリフィスを増やすことができる。
請求項3に係る発明によると、オリフィスは複数形成される。例えば、第1弁部材の軸線に対し線対称となる複数のオリフィスを形成することで、異物の堆積を抑制することができる領域を増やし、異物を取り除く効率を向上させることができる。
請求項4に係る発明によると、本体部の高圧通路側の先端は、高圧通路側に突出する円錐状である。この構成により、異物は円錐状の高圧通路側の先端の傾斜面に沿って、オリフィスの高圧通路側開口まで導かれ、オリフィスに吸い込まれる。このため、第1弁部材に異物が堆積することを抑制することができる。
請求項5に係る発明によると、異物がリリーフ弁の第1弁部材と第1弁座とが当接する時、当接部の近傍に付着、堆積することを抑制することができる。これにより、第1弁部材と第1弁座との着座安定性が向上し、リリーフ弁は圧力保持性能を維持することができる。したがって、エンジンの減速後又はエンジン停止後などに、高圧通路内の燃圧が所定圧よりも低下し、燃料内にベーパが発生することが抑制される。これにより、高圧ポンプはエンジンの始動性を向上することができる。
本発明の第1実施形態のリリーフ弁の特徴を示す断面図。 本発明の第1実施形態のリリーフ弁を備える燃料供給システムを示す模式図。 本発明の第1実施形態のリリーフ弁を有する高圧ポンプを示す断面図。 図3のVI方向から見た一部切り欠き図。 図4の要部拡大断面図。 図5の要部拡大図。 本発明の第1実施形態のリリーフ弁のオリフィスを示す平面図。 本発明の第1実施形態のリリーフ弁を有する高圧ポンプをエンジンに適用したときの特性図。 本発明の第1実施形態のリリーフ弁を有する高圧ポンプによるデリバリパイプの昇圧性能を示す特性図。 本発明の第2実施形態のリリーフ弁のオリフィスを示す平面図。 図10のXI−XI線断面図。 本発明の第3実施形態のリリーフ弁のオリフィスを示す平面図。 図12のXIII−XIII線断面図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態は、図2に示すように、車両の燃料供給システム1の高圧ポンプ10に用いられるリリーフ弁50に適用したものである。このリリーフ弁50は、例えば加圧室161と高圧通路であるデリバリパイプ4との間に、吐出弁40を迂回して配置され、デリバリパイプ4内の燃料の圧力が第1所定圧力以上になると、デリバリパイプ4から加圧室161への燃料の流れを許容する。
本実施形態の高圧ポンプ10は、図2に示すように、エンジンの燃料供給システム1に用いられ、燃料タンク2から低圧ポンプ3によって供給される燃料を加圧し、デリバリパイプ4へ圧送する。デリバリパイプ4に蓄圧された高圧燃料は、デリバリパイプ4に接続するインジェクタ5からエンジンの各気筒内に噴射される。
まず、高圧ポンプ10の基本構成および作動について説明する。
図2、図3、および図4に示すように、高圧ポンプ10は、ハウジングとしてのポンプボディ11、プランジャ12、電磁駆動部20、吸入弁30、吐出弁40、及び、リリーフ弁50などを備えている。
ポンプボディ11には、円筒状のシリンダ16が形成されている。シリンダ16は、プランジャ12を軸方向に往復移動可能に収容し、プランジャ12の往復移動により容積が変化する加圧室161を形成する。
ポンプボディ11には、加圧室161に対してプランジャ12の反対側にダンパ室60が形成されている。
図3に示すように、ダンパ室60は、低圧燃料配管6を通じて燃料タンク2と接続している図示しない燃料入口を有する。このため、ダンパ室60は燃料入口から燃料タンク2の燃料が供給される。また、ダンパ室60内の燃料はダンパ通路65を経由して加圧室161と繋がる吸入筒部13の吸入通路131へ導かれる。
図3に示すように、吸入筒部13はシリンダ16の中心軸と略垂直に形成されている。吸入通路131は吸入筒部13の内側に形成され、ダンパ通路65と繋がっている。吸入通路131の加圧室161側に吸入通路131より小径の吸入弁収容穴132が形成されている。吸入弁収容穴132は、加圧室161と繋がる吸入口163と連通し、吸入弁30を収容する。
吸入弁30は、係止部材133により吸入通路131内に固定されている。吸入弁30は、吸入弁ボディ31及び吸入弁部材32を備える。吸入弁ボディ31には、凹テーパ状の円周面を有する吸入弁座33、及び、吸入弁通路311が形成される。吸入弁部材32は吸入弁ボディ31の内壁に案内され往復移動する。吸入弁部材32の加圧室161に対して反対側の面には、吸入弁座33に着座可能な凸テーパ状の円周面が形成されている。
吸入弁ボディ31の内壁には吸入弁ストッパ34が固定される。吸入弁ストッパ34は吸入弁部材32の開弁方向(図3の右方向)への移動を規制する。吸入弁ストッパ34の内側には、吸入弁部材32側に開口する容積室342が形成されている。容積室342内には、吸入弁部材32を吸入弁座33に着座させる方向へ付勢するスプリング35が設けられている。
吸入弁ストッパ34の外壁と吸入弁ボディ31の内壁との間には、環状の環状燃料通路36が形成されている。吸入弁部材32が開弁すると吸入通路131と環状燃料通路36とが連通され、吸入弁部材32が閉弁すると吸入通路131と環状燃料通路36との連通が遮断される。
吸入弁ストッパ34の加圧室161側の周方向には、吸入弁ストッパ34の軸に対して傾斜する傾斜通路341が複数形成される。傾斜通路341は、加圧室161に繋がる吸入口163と環状燃料通路36とを連通する。
上述したダンパ通路65、吸入通路131、吸入弁通路311、環状燃料通路36、傾斜通路341、及び吸入口163は燃料供給通路130を形成する。燃料がダンパ室60側から加圧室161側へ向かうとき、燃料は、ダンパ通路65、吸入通路131、吸入弁通路311、環状燃料通路36、傾斜通路341、及び吸入口163の順に流れる。
次に、プランジャ12及びその周辺について説明する。
図3に示すように、プランジャ12は、ポンプボディ11のシリンダ16に軸方向へ往復移動可能に収容されている。プランジャ12は、小径部121、及び小径部121に繋がる大径部123を有する。
ポンプボディ11のシリンダ16の加圧室161と反対側の端部の外壁には、加圧室161側へ略円環状に凹む凹部17が設けられている。凹部17には、オイルシールホルダ18が嵌め込まれている。
プランジャ12の小径部121の加圧室161と反対側にはヘッド125が形成される。ヘッド125はスプリング座191と結合している。スプリング座191とオイルシールホルダ18との間には、スプリング19が設けられている。スプリング座191は、スプリング19の付勢力により、カム7の方向へ付勢されている。プランジャ12は、タペット8を介してカム7と接することにより軸方向へ往復駆動される。スプリング19は、一方の端部がオイルシールホルダ18に接し、他方の端部がスプリング座191に接しており、軸方向へ伸びる力を有している。これにより、スプリング19は、スプリング座191を介してタペット8をカム7側へ付勢する。
次に吐出弁40について説明する。
図3に示すように、ポンプボディ11には、シリンダ16の中心軸と略垂直に吐出筒部14が形成されている。吐出筒部14の内側には、加圧室161の吐出口164に連通する吐出通路141が形成される。
ポンプボディ11の吐出口164側に設けられている吐出弁40は、加圧室161において加圧された燃料の排出を許容または遮断する。吐出弁40は、吐出筒部14を弁ボディとし、吐出弁部材42、規制部材43、スプリング44などを備える。
吐出弁部材42は、底部421、及び底部421からデリバリ通路154側へ延びる筒部422から有底筒状に形成され、吐出筒部14の内壁に案内され往復移動可能に設けられている。規制部材43は、筒状に形成され、吐出筒部14の内壁に固定されている。スプリング44は、一方の端部が規制部材43に接し、他方の端部が吐出弁部材42の筒部422に接している。スプリング44は吐出弁部材42を加圧室161側に付勢する。吐出弁部材42は、スプリング44によって底部421側の端部が吐出弁座114に着座することで吐出通路141を閉鎖し、吐出弁座114から離座することで吐出通路141を開放する。
加圧室161の燃料の圧力が上昇すると、加圧室161側の燃料から吐出弁部材42が受ける力は増大する。そして、加圧室161側の燃料から吐出弁部材42が受ける力が、スプリング44の付勢力とデリバリパイプ4内の燃料から受ける力との合力よりも大きくなると、吐出弁部材42は吐出弁座114から離座する。これにより、加圧室161内の燃料は、吐出弁部材42の筒部422に形成された通孔423、及び筒部422の内側通路を経由してデリバリパイプ4へ吐出される。
一方、加圧室161の燃料の圧力が低下すると、加圧室161側の燃料から吐出弁部材42が受ける力は減少する。そして、加圧室161側の燃料から吐出弁部材42が受ける力がスプリング44の付勢力とデリバリパイプ4内の燃料から受ける力との和よりも小さくなると、吐出弁部材42は吐出弁座114に着座する。これにより、デリバリパイプ4内の燃料が吐出通路141を経由して加圧室161内に逆流することを防止する。しかし、デリバリパイプ4内の燃料の圧力が第1所定圧力以上になると、デリバリパイプ4内の燃料はリリーフ弁50を経由して加圧室161内に逆流する(図4を参照)。
ここで、リリーフ弁50について、図1、図2、図4及び図5を参照して説明する
図2に示すように、リリーフ弁50は吐出通路141を迂回するリリーフ通路150に設けられる。リリーフ通路150は、ポンプボディ11に形成され、図4に示すように、加圧室161からポンプボディ11の外壁側へ向かう加圧室通路151、シリンダ16の中心軸と略垂直に第1燃料通路152、及び、吐出弁座114よりも吐出通路141からポンプボディ11の外壁側へ向かうデリバリ通路154を備える。また、第1燃料通路152は、加圧室通路151とデリバリ通路154との間に形成される。
図5に示すように、リリーフ弁50は、第1燃料通路152を形成するポンプボディ11を弁ボディとし、第1弁部材51、定残圧弁53、第1付勢部材52、アジャストパイプ58、及びプラグ59等を備える。
第1燃料通路152は、デリバリ通路154よりも大径であり、デリバリ通路154側の内壁に凹テーパ状の円周面を有する第1弁座115が形成される。第1弁部材51は、筒状であり、第1燃料通路152内の第1弁座115に着座可能に設けられる。第1弁部材51の本体部510の内部には、加圧室161と繋がっている連通路54及び第2燃料通路153が形成される。連通路54は、第2燃料通路153より小径であり、第2燃料通路153よりもデリバリ通路154側に形成される。また、第1弁部材51の本体部510には、デリバリ通路154と連通路54とを連通するオリフィス55が形成される。
ここで、本実施形態の特徴となるリリーフ弁50のオリフィス55について、図1、図6、及び図7に基づいて詳しく説明する。
図1に示すように、本実施形態の第1弁部材51のデリバリ通路154側の先端は、デリバリ通路154側へ突出し、平面部511、第1テーパ部512、及び第2テーパ部513を有する。平面部511は、デリバリ通路154より小径の円形であり、第1弁部材51の軸線O1に対して垂直に形成される。第1テーパ部512は、第1弁部材51の軸線O1に対して傾斜する環状を呈し、平面部511の径方向外側に形成される。第2テーパ部513は、第1弁部材51の軸線O1に対して傾斜する環状を呈し、第1テーパ部512の径方向外側に形成される。なお、第1テーパ部512及び第2テーパ部513は、第1弁部材51の軸線O1に対して、同じ角度で傾斜しても良いし、異なる角度で傾斜しても良い。本実施形態の場合、第1テーパ部512と第2テーパ部513とは、第1弁部材51の軸線O1を含む平面において所定角度で接する。これにより、第1テーパ部512と第2テーパ部513との間にリング状の交線514が形成される。
一方、図6に示すように、第1弁座115は、凹テーパ状で形成され、シール面116と逃がし面117とを有する。第1弁部材51は第1弁座115に着座すると、第1弁部材51の当接部516は第1弁座115のシール面116に当接する。閉弁している第1弁部材51と第1弁座115とが当接する時、第1弁部材51の第2テーパ部513と第1弁座115のシール面116との間に窪み形状となる凹部が形成される。
本形態の場合、オリフィス55は第1弁部材51の本体部510のデリバリ通路154側に形成される。オリフィス55のデリバリ通路側開口551は第1弁部材51の先端部の第1テーパ部512に開口され、加圧室側開口552は連通路54側の内壁に開口される。また、オリフィス55のデリバリ通路側開口551は、第1弁部材51と第1弁座115とが当接する当接部516の近傍に形成することが好ましい。本実施形態の場合、図7に示すように、オリフィス55のデリバリ通路側開口551は、例えば交線514のデリバリ通路154側に開口することが例示される。
次に、オリフィス55の燃料流路を開放又は遮断する定残圧弁53について説明する。
定残圧弁53は、第1弁部材51を弁ボディとし、第2弁部材531、支持体532、及び第2付勢部材533を備える。第2弁部材531は、第2燃料通路153に収容され、第2燃料通路153と連通路54との間に形成する第2弁座515に着座可能に設けられる。支持体532は、デリバリ通路154に対して第2弁部材531の反対側の第2燃料通路153内に往復移動可能に収容される。第2弁部材531に対して支持体532の反対側には、ストッパ56が第2燃料通路153内に圧入されている。また、ストッパ56と支持体532との間には、支持体532を連通路54側に付勢する第2付勢部材533が設けられる。この第2付勢部材533の付勢力によって、第2弁部材531は第2弁座515に着座する。
図5に示すように、第1燃料通路152のポンプボディ11の外壁側の開口は、プラグ59によって閉塞されている。アジャストパイプ58は、筒状に形成され、プラグ59側で、第1燃料通路152を形成するポンプボディ11の内壁に固定されている。第1付勢部材52は、一方の端部が第1弁部材51に接し、他方の端部がアジャストパイプ58に接している。第1弁部材51は、第1付勢部材52の付勢力により第1弁座115に着座する。
アジャストパイプ58のデリバリ通路154への圧入により、第1付勢部材52の荷重が調整される。第1付勢部材52の荷重は任意に設定可能である。本実施形態では、例えばエンジンの通常運転におけるデリバリパイプ4の燃料圧力以上、電磁式のインジェクタ5が燃料噴射不能となる圧力未満で第1弁部材51が開弁するように第1付勢部材52の荷重を設定することが例示される。
第1弁部材51は、テーパ部が第1弁座115に着座することにより第1弁部材51の径方向外側の第1燃料通路152を閉鎖し、第1弁座115から離座することにより第1弁部材51の径方向外側の第1燃料通路152を開放する。第1弁部材51は、第1弁座115に対して反対方向へ移動したとき、アジャストパイプ58と当接することにより移動量が制限される。
次に電磁駆動部20について説明する。
図3に示すように、電磁駆動部20は、コイル21、固定コア22、可動コア23、フランジ25などから構成される。コイル21は樹脂製のスプール28に巻回され、通電されることにより磁界を発生する。固定コア22は磁性材料で作られ、コイル21の内側に収容されている。可動コア23は磁性材料で作られ、固定コア22と対向して配置されている。可動コア23は、筒部材29及びフランジ25の内側に軸方向に往復移動可能に収容されている。
筒部材29は非磁性材料で作られ、固定コア22とフランジ25との間の磁気的な短絡を防止する。フランジ25は磁性材料で作られ、ポンプボディ11の筒部13に取り付けられ、電磁駆動部20をポンプボディ11に保持するとともに、筒部13の端部を塞いでいる。フランジ25には、中央部に筒状に形成されたガイド筒26が設けられている。
ニードル24は略円筒状に形成され、ガイド筒26の内壁に案内されて往復移動する。ニードル24は、一方の端部が可動コア23に一体に組み付けられ、他方の端部が吸入弁部材32の電磁駆動部20側の端面に当接するように設置されている。
固定コア22と可動コア23との間にスプリング27が設けられている。スプリング27は、スプリング35が吸入弁部材32を閉弁方向に付勢する力よりも強い力で、可動コア23を吸入弁部材32側、すなわち吸入弁部材32の開弁方向へ付勢している。
コイル21に通電していないとき、可動コア23は固定コア22に吸引されず、互いに離れている。そのため、スプリング27の付勢力により、可動コア23と一体のニードル24が吸入弁部材32側へ移動し、ニードル24の端面が吸入弁部材32を押圧することで吸入弁部材32が開弁する。
次に高圧ポンプ10の作動について説明する。高圧ポンプ10は、吸入行程、調量行程、加圧行程を繰り返す動作をする。
(1)吸入行程
プランジャ12が上死点から下死点に向かって下降することで、加圧室161の燃料が減圧される。このとき、コイル21への通電が停止され、吸入弁部材32は開弁状態となり、燃料供給通路130が連通している。また、吐出弁部材42は吐出弁座114に着座し、吐出通路141を閉塞している。そのため、ダンパ室60の燃料が燃料供給通路130を経由して加圧室161に吸入される。
(2)調量行程
プランジャ12が下死点から上死点に向かって上昇するとき、所定の時期まではコイル21への通電が停止され、吸入弁部材32は開弁状態となっている。そのため、加圧室161の低圧燃料は燃料供給通路130を経由してダンパ室60に戻す。
調量行程の途中の所定の時刻にコイル21への通電を開始すると、コイル21に発生する磁界によって、固定コア22と可動コア23との間に磁気吸引力が発生する。この磁気吸引力がスプリング27の付勢力よりも大きくなると、可動コア23及び可動コア23と一体のニードル24は固定コア22側へ移動する。すると、吸入弁部材32とニードル24とが離間し、吸入弁部材32は、スプリング35の付勢力、及び加圧室161からダンパ室60側へ排出される低圧燃料の流れによって生じる力によって、吸入弁座33側へ移動する。結果、吸入弁部材32が吸入弁座33に着座し、吸入弁30は閉弁状態となる。
吸入弁30が閉弁することにより、燃料供給通路130の燃料の流れが遮断され、加圧室161からダンパ室60へ低圧燃料を戻す調量行程は終了する。すなわち、コイル21の通電時刻を調整することにより、加圧室161からダンパ室60へ戻される低圧燃料の量が調整される。これにより、加圧室161で加圧される燃料の量が決定される。
(3)加圧行程
加圧室161とダンパ室60との間の燃料の流れが遮断された状態で、プランジャ12がさらに上死点に向けて上昇すると、加圧室161の燃料の圧力は上昇する。加圧室161の燃料の圧力が所定の圧力以上になると、吐出弁部材42が、スプリング44の付勢力、及び吐出通路141内の燃料圧力に抗して開弁し、加圧室161で加圧された燃料は吐出通路141を経由して高圧ポンプ10から吐出される。高圧ポンプ10から吐出された燃料は、デリバリパイプ4に供給されて蓄圧され、インジェクタ5に供給される。
ここで、デリバリパイプ4内の燃料の圧力が第2所定圧力以上になると、定残圧弁53が開弁する。そして、デリバリパイプ4内の燃料は、デリバリ通路154、オリフィス55、第2燃料通路153、及び加圧室通路151を経由して加圧室161に戻る。第2所定圧力というのは、例えばエンジンの停止後にデリバリパイプ4内に発生するベーパを許容値以下とし、かつインジェクタ5からの燃料漏れを許容値以下とすることのできる圧力に設定されることが例示される。
また、デリバリパイプ4内の燃料の圧力が第2所定圧力より大きい第1所定圧力以上になると、リリーフ弁50が開弁する。そして、デリバリパイプ4内の燃料は、デリバリ通路154、第1燃料通路152、及び加圧室通路151を経由して加圧室161に戻る。第1所定圧力というのは、デリバリパイプ4及びデリバリ通路154が受ける圧力損傷を許容値以下とすることのできる設定されることが例示される。
プランジャ12が上死点まで上昇するとコイル21への通電が停止され、吸入弁30は再び開弁状態となる。そして、プランジャ12は再び下降し、加圧室161の燃料の圧力は低下して、再び吸入行程が行われる。
このように(1)から(3)の行程を繰り返すことにより、高圧ポンプ10は吸入した燃料を加圧して吐出する。
次に、本実施形態の上記構成による作用効果を図8及び図9を参照して説明する。
通常、デリバリパイプ4内の燃料の圧力が第2所定圧力以上になると、定残圧弁53が開弁し、デリバリパイプ4内の燃料は、オリフィス55及び第2燃料通路153を経由して加圧室161に戻る。よって、デリバリパイプ4内の燃料の圧力は、第2所定圧力より低い状態を維持することができ、デリバリパイプ4内のベーパの発生及びインジェクタ5からの燃料漏れを抑制することができる。
また、デリバリパイプ4内の燃料の圧力が第1所定圧力以上になると、リリーフ弁50が開弁し、デリバリパイプ4内の燃料は、第1燃料通路152を経由して加圧室161に戻る。よって、デリバリパイプ4内の燃料の圧力が、第2所定圧力以上になることを抑制することができ、デリバリパイプ4及びデリバリ通路154が圧力損傷によって破損することを抑制することができる。
エンジンを停止したときのデリバリパイプ内の圧力及びインジェクタの燃料漏れ量の時間的推移を図8に示す。実線Aで示すように、時刻T1でエンジンを停止すると、エンジン回転数が0となる。するとエンジンの冷却水が循環しなくなり、実線Bで示すように、デリバリパイプ4の温度はエンジン停止直後から一定期間上昇し(時刻T1−T2)、この温度が一定時間維持され(時刻T2−T3)、その後下降する(時刻T3以降)。
仮に高圧ポンプに定残圧弁及びオリフィスが備えていない従来のものである場合、破線Cに示すように、デリバリパイプ内の圧力もデリバリパイプの温度と同様に推移する。このため、破線Fに示すように、インジェクタの燃料漏れ量が多くなる。インジェクタから気筒内へ漏れ出した燃料は、次回のエンジンの始動時に未燃焼成分として大気中へ排出され、エミッション悪化などが生じるおそれがある。
これに対し、本実施形態の高圧ポンプ10は定残圧弁53及びオリフィス55を備えているので、実線Dに示すように、デリバリパイプ4内の燃料の圧力はエンジン停止直後から下降する。これにより、実線Gに示すように、インジェクタ5の燃料漏れ量が許容値内に抑制される。
ここで、第1弁部材51の第2テーパ部513と第1弁座115のシール面116との間で形成する窪み形状の凹部に燃料中の異物が付着、堆積すると、異物が第1弁部材51と第1弁座115との間に挟まれる可能性がある。異物が第1弁部材51と第1弁座115との間に挟まれると、リリーフ弁50の圧力保持性能が低下するおそれがある。リリーフ弁50の圧力保持性能が低下すると、図8の破線Eに示すように、エンジン停止後、デリバリパイプ4内の燃料の圧力は下降し続け、エンジンの再始動性が悪化する可能性がある。
また、異物が粘性の高いガム質である場合、第1弁部材51はガム質によって第1弁座115に固着し、デリバリパイプ4内の燃料の圧力が第2所定圧力又は第1所定圧力以上になっても、リリーフ弁50が開弁できない可能性がある。
これに対し、本実施形態の高圧ポンプ10は、異物が付着、堆積しやすい第1弁部材51と第1弁座115とが当接する位置である交線514の近傍にオリフィス55が形成される。よって、高圧ポンプ10の作動停止時に吐出通路141と加圧室161との間に生じる差圧を利用して異物を取り除くことができる。これにより、第1弁部材51と第1弁座115との着座安定性が向上し、リリーフ弁50は圧力保持性能を維持することができる。したがって、本実施形態の高圧ポンプ10は、図8の実線Dに示すように、デリバリパイプ4内の燃圧を略一定に維持することが可能となる。この結果、高圧ポンプ10は、エンジンの始動性を向上することができる。
そして、第1弁部材51がガム質によって第1弁座115に固着することを抑制することができ、デリバリパイプ4内の燃料の圧力が第2所定圧力又は第1所定圧力以上になっても、リリーフ弁50が開弁できないことを抑制することができる。このため、デリバリパイプ4内の燃料の圧力が第2所定圧力又は第1所定圧力以上になる異常情況の発生を抑制することができる。よって、デリバリパイプ4内のベーパの発生、又は、異常高圧によるデリバリパイプ4及びデリバリ通路154の破損を抑制することができる。
また、本実施形態では、第1弁部材51と第1弁座115との壁面の流体摩擦力によって、オリフィス55を通り過ぎる燃料の量を制限することができる。このため、よって、異物を取り除く効果を高めるために、オリフィス55の燃料通路の径を大きくするか、オリフィス55を増やすことができる。
エンジンが始動するときのデリバリパイプ4内の燃料圧力の時間的推移を図8に示す。図8(a)は、オリフィス55を経由する燃料の戻し量が制限された場合、高圧ポンプ10によるデリバリパイプ4の昇圧性能を示す。図8(b)は、例えばオリフィス55を経由する燃料の戻し量が制限されていない場合の高圧ポンプ10によるデリバリパイプ4の昇圧性能を示す。オリフィス55を経由する燃料の戻し量が制限された場合、デリバリパイプ4内の燃料圧力が所定圧力Pまで達するのに必要とする時間T4は、オリフィス55を経由する燃料の戻し量が制限されていない場合のデリバリパイプ4内の燃料圧力が所定圧力Pまで達するのに必要とする時間T5より短いことが明らかである。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図10〜図11を参照して説明する。本実施形態では、複数のオリフィス55を設けることで第1実施形態と異なる。図10に示すように、複数のオリフィス55は、第1弁部材251の軸線O2を対称軸として線対称となるように設けられる。また、複数のオリフィス55のデリバリ通路側開口551は、第1テーパ部512の周方向に等間隔で開口されている。
本実施形態では、線対称となる複数のオリフィス55を設けることで、一つのオリフィス55を設ける場合に比べ広い領域で異物を取り除くことができる。よって、より広い領域で異物の堆積を抑制することができ、異物の堆積する領域を減少させることができる。
また、オリフィス55の数を増やすと、異物を取り除く効果が高まる。ここで、複数のオリフィス55の燃料流量の合計が、デリバリパイプ4の圧力保持性能を維持できる許容値以下となるよう、オリフィス55の数を増やすことが好ましい。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図12〜図13を参照して説明する。本実施形態では、第1弁部材351の第1テーパ部512を円錐状にすることで第1実施形態と異なる。図12に示すように、第1弁部材351の第1テーパ部512はデリバリ通路154へ突出する円錐状に形成され、オリフィス55のデリバリ通路側開口551は第1テーパ部512の下流側の交線514の近傍に開口する。
本実施形態では、第1テーパ部512がデリバリ通路154へ突出する円錐状であることで、異物は第1テーパ部512の下流側に導かれる。このため、異物は第1テーパ部512の下流側の交線514の近傍に開口するオリフィス55のデリバリ通路側開口551に導かれる。よって、異物は第1テーパ部512に堆積することなく取り除かれ、異物が第1弁部材351と第1弁座115との間に挟まれることを抑制することができる。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
1:燃料供給システム、10:燃料ポンプ、11:ポンプボディ(リリーフ弁の弁ボディ)、12:プランジャ、16:シリンダ、50:リリーフ弁、51、251、351:第1弁部材、52:第1付勢部材、53:定残圧弁、55:オリフィス、115:第1弁座、152:第1燃料通路(低圧通路)、153:第2燃料通路(低圧通路)、154:デリバリ通路(高圧通路)、161:加圧室(低圧通路)、510:本体部、512:第1テーパ部、513:第2テーパ部、515:第2弁座、531:第2弁部材、533:第2付勢部材、551:デリバリ通路側開口(高圧通路側開口)。

Claims (5)

  1. プランジャより加圧される加圧室から送り出される高圧通路の燃料の圧力が第1所定圧力以上になると、前記高圧通路の燃料を前記加圧室側へ戻すことを許容するリリーフ弁であって、
    前記加圧室と前記高圧通路とを連通する第1燃料通路を内部に形成し、前記第1燃料通路の前記高圧通路側に第1弁座を有する弁ボディと、
    第1テーパ部、当該第1テーパ部と接続し前記第1弁座に着座可能な第2テーパ部、前記加圧室と繋がる第2燃料通路を内部に形成する本体部、前記本体部の内壁で前記第2燃料通路の前記高圧通路側に形成される第2弁座を有する第1弁部材と、
    前記テーパ部が前記第1弁座に着座する方向に前記第1弁部材を付勢する第1付勢部材と、
    前記第2燃料通路に収容され、前記第2弁座に着座可能な第2弁部材、及び、当該第2弁部材が前記第2弁座に着座する方向に前記第2弁部材を付勢する第2付勢部材を有し、前記高圧通路の燃料圧力が前記第1所定圧力より小さい第2所定圧力以上になると、前記高圧通路から前記第2燃料通路への燃料の流れを許容する定残圧弁と、
    を備え、
    前記第1弁部材の前記本体部には、前記高圧通路と前記第2燃料通路とを連通するオリフィスを有し、前記オリフィスの前記高圧通路側開口は、前記第1テーパ部に開口することを特徴とするリリーフ弁。
  2. 前記オリフィスの前記高圧通路側開口は、前記第1弁部材と前記第1弁座とが当接するとき、前記第1弁部材の当接部の近傍に開口することを特徴とする請求項1に記載のリリーフ弁。
  3. 前記オリフィスは、複数形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のリリーフ弁。
  4. 前記本体部の前記高圧通路側の先端は、前記高圧通路側に突出する円錐状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のリリーフ弁。
  5. 燃料タンクから燃料を吸入しデリバリパイプへ燃料を供給する高圧ポンプであって、
    往復移動可能なプランジャと、
    前記プランジャの往復移動により燃料が加圧又は減圧される加圧室、当該加圧室と前記燃料タンクとを連通する吸入通路、及び前記加圧室と前記デリバリパイプとを連通する吐出通路を有するハウジングと、
    前記吸入通路に設けられ、前記燃料タンクから前記加圧室への燃料の流れを許容し、前記加圧室から前記燃料タンクへの燃料の流れを規制する吸入弁と、
    前記吐出通路に設けられ、前記加圧室から前記デリバリパイプへの燃料の流れを許容し、前記デリバリパイプから前記加圧室への燃料の流れを規制する吐出弁と、
    前記加圧室と前記デリバリパイプとの間に設けられ、前記デリバリパイプから前記加圧室への燃料の流れを許容し、前記加圧室から前記デリバリパイプへの燃料の流れを規制する請求項1〜4のいずれか一項に記載のリリーフ弁と、
    を備えることを特徴とする高圧ポンプ。
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