JP5472062B2 - クラッチ制御装置 - Google Patents

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本発明は、エンジンと変速機との間に設けられる自動クラッチを制御するクラッチ制御装置に関する。
エンジン(内燃機関)等の駆動源を搭載した車両において、エンジンが発生するトルクおよび回転速度を車両の走行状態に応じて適切に駆動輪に伝達する変速機として、エンジンと駆動輪との間の変速比を自動的に最適設定する自動変速機が知られている。車両に搭載される自動変速機としては、例えば、クラッチおよびブレーキと遊星歯車装置とを用いてギヤ段を設定する遊星歯車式変速機や、変速比を無段階に調整可能なベルト式無段変速機などがある。
また、車両に搭載される変速機として、変速操作(ギヤ段の切り替え)をアクチュエータによって自動的に行う自動化マニュアルトランスミッション(AMT:Automatic Manual Transmission)がある。このようなAMTとエンジン等の駆動源との接続には、自動クラッチが適用される。自動クラッチは、アクチュエータによって接続状態と切断状態とを切り換え可能に構成され、接続状態のときにエンジンと変速機との間でトルクを伝達するように制御される(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−196086号公報
自動クラッチを備えた車両では、車両発進時、エンジン回転数や、アクセル開度などのエンジンの運転状態に応じて設定される目標クラッチトルクに一致するように、自動クランクのクラッチトルクのフィードバック制御が行われる。しかし、この場合、制御系等の応答遅れに起因してエンジンの回転数、駆動力などにハンチングが発生することが懸念される。このような問題は、アクチュエータの感度が高い場合(ストローク当たりのクラッチトルクの変動量が大きい場合)、特に懸念される。
上述のようなハンチングを抑制する対策として、クラッチトルクのフィードバック制御に積分項を導入することが考えられる。しかし、フィードバック制御の積分項は、急速には0に近づかないという特性を有する。一方、急ブレーキの際には、目標クラッチトルクを急速に0としてクラッチを解放する必要がある。したがって、クラッチトルクのフィードバック制御に積分項を導入すると、目標クラッチトルクを急速に0とすることが困難となり、急ブレーキ時にも、積分項の存在により自動クラッチがトルク伝達可能な状態となって、その結果、エンストが発生することが懸念される。
本発明は、そのような問題点に鑑みてなされたものであり、急ブレーキ時に自動クラッチを確実に切断状態としてエンストの発生を防ぐことが可能なクラッチ制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、アクチュエータによって接続状態と切断状態とを切り換え可能に構成され、接続状態のときにエンジンと変速機との間でトルクを伝達する自動クラッチを備え、自動クラッチのクラッチトルクが目標クラッチトルクに一致するようにフィードバック制御を行うクラッチ制御装置であって、車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、上記クラッチトルクのフィードバック制御の積分項に対し上下限ガードを設定するガード手段とを備え、上下限ガードのガード値は、アクセル開度が小さいほど、上記積分項を小さく制限するように設定されることを特徴としている。
上記構成のクラッチ制御装置によれば、アクセル開度が小さいほど上下限ガードのガード値を小さくしているので、アクセル開度が小さく急ブレーキが見込まれるときには、積分項を急速に0に近づけることができる。したがって、クラッチトルクのフィードバック制御に積分項を導入した場合にも、目標クラッチトルクを急速に0に近づけることができる。これにより、急ブレーキ時に自動クラッチを確実に切断状態としてエンストの発生を防ぐことができる。この場合、アクセル開度が0のとき、上下限ガードのガード値を0とすることで、急ブレーキ時により確実にエンストの発生を防ぐことができる。
本発明において、上記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段を備え、上記エンジン回転数検出手段によって検出されたエンジン回転数が、予め設定された目標値から離れる方向に変化する場合には、上記積分項を用いて上記目標クラッチトルクを設定することが好ましい。言い換えれば、エンジン回転数が目標値に近づく方向に変化する場合には、積分項を用いずに目標クラッチトルクを設定するようにしている。その理由は、エンジン回転数が目標値に近づく方向に変化する場合に、積分項を用いて目標クラッチトルクを設定すると、その目標値を超えてエンジン回転数が変化する可能性があり、これに起因してハンチングが発生する可能性があるからである。
また、本発明において、上記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段を備え、上記エンジン回転数検出手段によって検出されたエンジン回転数が、予め設定された目標値から一定の範囲に設定された目標範囲外である場合には、上記積分項を用いて上記目標クラッチトルクを設定することが好ましい。言い換えれば、エンジン回転数が目標範囲内ある場合には、積分項を用いずに目標クラッチトルクを設定するようにしている。その理由は、エンジン回転数が目標範囲内ある場合に、積分項を用いて目標クラッチトルクを設定すると、その目標値を超えてエンジン回転数が変化する可能性があり、これに起因してハンチングが発生する可能性があるからである。
なお、エンジン回転数が目標値から離れる方向に変化する場合、かつ、エンジン回転数が目標範囲外である場合に、積分項を用いて目標クラッチトルクを設定することも可能である。
また、本発明において、上記積分項は、上記エンジン回転数検出手段によって検出されたエンジン回転数の微分値に応じて設定される加算値を積算することによって算出されることが好ましい。この場合、上記加算値は、上記エンジン回転数の微分値が小さいほど、小さく設定されることが好ましい。これにより、エンジン回転数の微分値が小さいほど、積分項への加算値を小さくしているので、エンジン回転数が目標値から離れる速度が0になる手前で積分項の増加を緩めることができ、制御系等の応答遅れを加味した制御が可能となる。
本発明のクラッチ制御装置によれば、アクセル開度が小さいほど上下限ガードのガード値を小さくしているので、アクセル開度が小さく急ブレーキが見込まれるときには、積分項を急速に0に近づけることができる。したがって、クラッチトルクのフィードバック制御に積分項を導入した場合にも、目標クラッチトルクを急速に0に近づけることができる。これにより、急ブレーキ時に自動クラッチを確実に切断状態としてエンストの発生を防ぐことができる。
本発明を適用する車両およびその制御系の一例を模式的に示す図である。 自動クラッチの構成の一例を示す断面図である。 変速操作装置のゲート機構およびアクチュエータの一例を模式的に示す図である。 シフト装置のシフトゲートの一例を模式的に示す図である。 ECUの動作の一例を示すフローチャートである。 アクセル開度と、エンジンの釣り合い回転数との関係を示すマップである。 エンジン回転数の微分値と、クラッチトルクのフィードバック制御の積分項への加算値との関係を示すマップである。 アクセル開度と、クラッチトルクのフィードバック制御のFF項との関係を示すマップである。
本発明を具体化した実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1に例示する車両には、エンジン(駆動源)1、自動クラッチ2、変速機3、ECU(Electronic Control Unit)100などが搭載されている。以下、エンジン1、自動クラッチ2、変速機3、およびECU100についてそれぞれ説明する。
−エンジン−
図1に示すように、エンジン1は、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関で構成され、その出力軸であるクランクシャフト11には、自動クラッチ2のフライホイール21(図2参照)が連結されている。クランクシャフト11の回転数(エンジン回転数NE)は、エンジン回転数センサ401によって検出される。
エンジン1に吸入される空気量は、電子制御式のスロットルバルブ12により調整される。スロットルバルブ12の開度(スロットル開度)は、ドライバによるアクセルペダル8の操作とは独立してECU100によって制御されるようになっている。スロットルバルブ12のスロットル開度は、スロットル開度センサ402によって検出される。
具体的には、エンジン回転数センサ401によって検出されるエンジン回転数NE、ドライバによるアクセルペダル8の踏み込み量(アクセル開度)θAC等のエンジン1の運転状態に応じた適正な吸入空気量(目標吸気量)が得られるように、スロットルバルブ12のスロットル開度が制御される。より詳細には、スロットル開度センサ402によってスロットルバルブ12の実際のスロットル開度を検出し、その実スロットル開度が、上記目標吸気量が得られるスロットル開度(目標スロットル開度)に一致するように、スロットルバルブ12のスロットルモータ13をフィードバック制御している。
−自動クラッチ−
自動クラッチ2は、アクチュエータによって接続状態と切断状態とを切り換え可能に構成され、接続状態のときにエンジン1と変速機3との間でトルクを伝達する。具体的には、自動クラッチ2は、図2に示するように、乾式単板の摩擦クラッチ(以下、単に「クラッチ」という)20と、クラッチ操作装置200とを備えている。
クラッチ20は、フライホイール21、クラッチディスク22、プレッシャプレート23、ダイヤフラムスプリング24などを備えている。フライホイール21は、クランクシャフト11に取り付けられている。クラッチディスク22は、変速機3の入力軸31にスプライン嵌合によって固定されており、フライホイール21に対向配置されている。
プレッシャプレート23は、クラッチディスク22とダイヤフラムスプリング24との間に配置されており、ダイヤフラムスプリング24の外周部によってフライホイール21側へ押し付けられている。このプレッシャプレート23の押し付けにより、クラッチディスク22とプレッシャプレート23との間、および、フライホイール21とクラッチディスク22との間でそれぞれ摩擦力が発生する。これらの摩擦力により、クラッチ20が接続(継合)された状態となり、フライホイール21、クラッチディスク22、およびプレッシャプレート23が一体となって回転する。
このようにして、クラッチ20が接続状態になると、エンジン1から変速機3に動力が伝達される。この動力伝達に伴ってエンジン1からクラッチ20を介して変速機3に伝達されるトルクは、「クラッチトルク」と呼ばれる。このクラッチトルクは、クラッチ20が切断された状態ではほぼ「0」であり、クラッチ20が徐々に継合されてクラッチディスク22の滑りが減少するにつれて増大し、最終的にクラッチ20が完全に継合された状態では、エンジン1のクランクシャフト11の回転トルク(エンジントルク)に一致する。
クラッチ操作装置200は、クラッチ20のプレッシャプレート23を軸方向(図2では左右方向)に変位させることによって、当該プレッシャプレート23とフライホイール21との間にクラッチディスク22を強く挟む状態または引き離す状態に設定する。クラッチ操作装置200は、油圧式のクラッチレリーズ装置201、油圧制御装置202などを備えている。
クラッチレリーズ装置201は、クラッチ20のダイヤフラムスプリング24の中央部分に当接されるレリーズベアリング203を備えている。レリーズベアリング203は、変速機3の入力軸31に軸方向に変位可能に嵌合されている。レリーズベアリング203の外周側には、このレリーズベアリング203の位置(入力軸31の軸心に沿う方向の位置:クラッチストローク位置に相当)を検出するためのクラッチストロークセンサ410が備えられている。例えば、レリーズベアリング203の外周面にクラッチストロークセンサ410に対向する突起203aを設け、この突起203aの位置をクラッチストロークセンサ410によって検出するようにしている。
油圧制御装置202は、クラッチレリーズ装置201の油圧室に供給する作動油の油圧を制御することにより、レリーズベアリング203を変速機3の入力軸31上で軸方向に変位させる。油圧制御装置202は、クラッチマスターシリンダ210と、クラッチアクチュエータ211と、動力伝達機構212とを備えている。
クラッチマスターシリンダ210は、油圧配管213およびアウタースリーブ205の油通路を介して、クラッチレリーズ装置201の油圧室に接続されている。クラッチアクチュエータ211は、例えば電動モータとされる。
動力伝達機構212は、クラッチアクチュエータ211で発生する回転動力を減速するとともに、その回転動力をクラッチマスターシリンダ210のピストン210aを直線的に往復変位させる駆動力に変換する。この動力伝達機構212は、例えば複数の歯車等を組み合わせた構成とされ、上記直線駆動力の出力部分には、クラッチマスターシリンダ210のピストン210aに連結されるプッシュロッド212aが設けられている。
そして、自動クラッチ2のクラッチ操作装置200(クラッチアクチュエータ211)には、ECU100からの制御信号が供給され、その制御信号に基づいてクラッチアクチュエータ211が駆動制御される。
具体的には、図2に示すクラッチ20の接続状態から、クラッチアクチュエータ211を所定方向に回転駆動させると、クラッチマスターシリンダ210のピストン210aが押圧される。このピストン210aの押圧によってクラッチマスターシリンダ210内の作動油の油圧が油圧配管213を通じてクラッチレリーズ装置201の油圧室へ印加され、このクラッチレリーズ装置201のピストン(図示省略)がフライホイール21側へ押動される。これにより、ダイヤフラムスプリング24の中央部分(つまり、レリーズベアリング203が当接するダイヤフラムスプリング24の部分)が、フライホイール21側(図2では左側)に向けて移動して、ダイヤフラムスプリング24が反転する。これに伴って、ダイヤフラムスプリング24によるプレッシャプレート23の押し付け力が弱くなり、摩擦力が減少する結果、エンジン1のクランクシャフト11と変速機3の入力軸31とが切り離されたクラッチ20の切断状態となる。
逆に、クラッチ20の切断状態から、クラッチアクチュエータ211を上記とは逆方向に回転駆動させると、クラッチマスターシリンダ210のピストン210aに対する押圧が解除される。これにより、ダイヤフラムスプリング24の弾性力によってレリーズベアリング203が押し戻されるとともに、クラッチレリーズ装置201のピストンが引き戻されることになるので、油圧室内の作動油が油圧配管213を経てクラッチマスターシリンダ210内に戻される。また、ダイヤフラムスプリング24の弾性力によってプレッシャプレート23がフライホイール21側へ押動される。これに伴って、クラッチディスク22とプレッシャプレート23との間、および、フライホイール21とクラッチディスク22との間でそれぞれ摩擦力が増大し、これらの摩擦力によって、エンジン1のクランクシャフト11と変速機3の入力軸31とが接続されたクラッチ20の接続状態となる。
−変速機−
変速機3は、例えば前進5段、後進1段の平行歯車式変速機などの一般的なマニュアルトランスミッションと同様の構成を有している。変速機3の入力軸31は、クラッチ20のクラッチディスク22に連結されている(図2参照)。
図1に示すように、変速機3は、入力側ギヤ群33と、出力側ギヤ群34とを備えている。入力側ギヤ群33の各ギヤは、入力軸31に連結され、出力側ギヤ群34の各ギヤは、出力軸32に連結されている。そして、変速操作装置300によって、入力側ギヤ群33のいずれか1つのギヤと、出力側ギヤ群34のいずれか1つのギヤとが噛合されて、噛合されたギヤに対応するギヤ段が選択される。変速機3の出力軸32の回転は、プロペラシャフト4、ディファレンシャルギヤ5、ドライブシャフト6などを介して駆動輪7に伝達される。
変速機3の入力軸31の回転数は、入力軸回転数センサ403によって検出される。変速機3の出力軸32の回転数は、出力軸回転数センサ404によって検出される。これら入力軸回転数センサ403および出力軸回転数センサ404の出力信号から得られる回転数の比(出力回転数/入力回転数)に基づいて、変速機3の現在のギヤ段を判定することができる。
この実施形態では、変速機3には、シフトフォークおよびセレクトアンドシフトシャフトを有する変速操作装置300が設けられており、全体としてギヤ変速操作を自動的に行う自動化マニュアルトランスミッション(AMT)を構成している。
変速操作装置300は、図3に示すように、セレクト方向の操作(セレクト操作)を行う油圧式のセレクトアクチュエータ301、シフト方向の操作(シフト操作)を行う油圧式のシフトアクチュエータ302、これらアクチュエータ301、302に供給する作動油の油圧を制御する油圧回路303などを備えている。
変速操作装置300には、ギヤ段を規定するシフト位置を有する複数のゲートがセレクト方向に沿って配列されている。具体的には、図3に示すように、1速(1st)と2速(2nd)とを規定する第1ゲート311、3速(3rd)と4速(4th)とを規定する第2ゲート312、および、5速(5th)と後退(Rev)とを規定する第3ゲート313がセレクト方向に沿って配列されている。
そして、第1ゲート311〜第3ゲート313のうち、いずれか1つのゲート(例えば第1ゲート311)を、セレクトアクチュエータ301の駆動によって選択した状態で、シフトアクチュエータ302を駆動することによって、ギヤ段の切り替え(例えばニュートラル(N)→1速(1st))を行うことができる。
油圧回路303には、励磁コイルへの通電により弁体を作動させるソレノイドバルブ等が設けられており、そのソレノイドバルブの励磁コイルへの通電または非通電を行うことによって、セレクトアクチュエータ301およびシフトアクチュエータ302の各アクチュエータへの油圧の供給または油圧の解放を制御する。
また、変速操作装置300の油圧回路303には、ECU100からのソレノイド制御信号(油圧指令値)が供給され、そのソレノイド制御信号に基づいて、セレクトアクチュエータ301およびシフトアクチュエータ302がそれぞれ個別に駆動制御される。その結果、変速機3のセレクト操作およびシフト操作が自動的に実行される。
−シフト装置−
車両の運転席の近傍には、図1に示すように、シフト装置9が配置されている。このシフト装置9には、シフトレバー91が変位操作可能に設けられている。また、シフト装置9には、図4に示すように、パーキング(P)位置、リバース(R)位置、ニュートラル(N)位置、ドライブ(D)位置、およびシーケンシャル(S)位置を有するシフトゲート92が形成されており、ドライバが所望の変速位置へシフトレバー91を変位させることが可能となっている。これらP位置、R位置、N位置、D位置、S位置(下記の「+」位置および「−」位置も含む)の各変速位置は、シフトポジションセンサ406によって検出される。
例えば、シフトレバー91がN位置に操作されると、変速機3の入力側ギヤ群33と出力側ギヤ群34とのギヤ対が噛み合わない状態となり、各変速ギヤ列での動力伝達が切断される。シフトレバー91がR位置に操作されると、変速機3は後進ギヤ段に切り換えられる。
シフトレバー91がD位置に操作されている場合には、車両の運転状態などに応じて、変速機3の複数の前進ギヤ段(前進5速)が自動的に変速制御される。つまり、オートマチックモードでの変速動作が行われる。
また、シフトレバー91がS位置に操作されている場合に、シフトレバー91がS位置を中立位置として「+」位置または「−」位置に操作されると、変速機3の前進ギヤ段がアップまたはダウンされる。具体的には、「+」位置へのシフトレバー91の1回操作ごとにギヤ段が1段ずつアップ(例えば1st→2nd→…→5th)される。一方、「−」位置へのシフトレバー91の1回操作ごとにギヤ段が1段ずつダウン(例えば5th→4th→…→1st)される。
−ECU−
ECU100は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAMなどを備えており、これらCPU、ROM、RAM、およびバックアップRAMは、双方向性バスを介して互いに接続されている。ROMには、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPUは、ROMに記憶された各種制御プログラムを読み出して実行することによって各種の処理を行う。RAMは、CPUでの処理の結果や、各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAMは、エンジン1の停止時に、保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
ECU100には、エンジン回転数センサ401、スロットル開度センサ402、入力軸回転数センサ403、出力軸回転数センサ404、アクセルペダル8のアクセル開度θACを検出するアクセル開度センサ405、シフトポジションセンサ406、クラッチストロークセンサ410などが接続されており、これら各センサからの信号がECU100に入力される。また、ECU100には、エンジン1のスロットルバルブ12を開閉するスロットルモータ13、自動クラッチ2のクラッチ操作装置200、変速機3の変速操作装置300などが接続されている。
ECU100は、上記した各種センサの出力信号に基づいて、エンジン1のスロットルバルブ12の開度制御を含むエンジン1の各種制御を実行する。また、ECU100は、変速機3の変速時等において自動クラッチ2のクラッチ操作装置200に制御信号を供給して、自動クラッチ2に上記切断動作および接続動作を行わせる。さらに、ECU100は、変速機3の変速操作装置300に制御信号を供給して、変速機3のギヤ段を切り換える変速制御を行う。
そして、この実施形態では、ECU100は、車両発進時、クラッチ20の実際のクラッチトルクが目標クラッチトルクに一致するように、クラッチトルクのフィードバック制御を行っている。具体的には、ECU100は、車両発進時、エンジン1のエンジン回転数NE、ドライバによるアクセルペダル8のアクセル開度θAC等のエンジン1の運転状態に応じた適正なクラッチトルク(目標クラッチトルク)が得られるように、クラッチ操作装置200のクラッチアクチュエータ211をフィードバック制御している。より詳細には、クラッチストロークセンサ410によって実際のクラッチストロークを検出し、その実クラッチストロークが、上記目標クラッチトルクが得られるクラッチストローク(目標クラッチストローク)に一致するように、クラッチアクチュエータ211をフィードバック制御している。
この実施形態では、上記クラッチトルクのフィードバック制御に積分項を導入している。この点について簡単に説明する。
従来では、車両発進時の目標クラッチトルクTcTGTは、例えば、アクセルペダル8のアクセル開度θACに応じて設定されるFF項TcFFと、エンジン1のエンジン回転数NEに応じて設定されるFB項TcFBとより設定されていた。つまり、目標クラッチトルクTcTGTが、[TcTGT=TcFF+TcFB]の関係から算出されていた。FF項TcFFは、アクセルペダル8のアクセル開度θACが大きくなるほど、大きくなるという特性を有する(例えば、図8参照)。FB項TcFBは、エンジン1のエンジン回転数NEに追従して変化するという特性を有する。
この実施形態では、制御系等の応答遅れに起因するエンジン1のエンジン回転数NEなどのハンチングを抑制する観点から、目標クラッチトルクTcTGTの設定にエンジン1のエンジン回転数NEの微分値ΔNEに応じて設定される積分項TcΔNEを導入するようにしている。つまり、目標クラッチトルクTcTGTは、[TcTGT=TcFF+TcFB+TcΔNE]の関係から算出される。既に述べたように、フィードバック制御の積分項は急速には0に近づかないという特性を有するため、クラッチトルクのフィードバック制御に上記積分項TcΔNEを導入すると、急ブレーキ時にエンストが発生する可能性がある。
そこで、この実施形態では、図5に示すような制御を行って急ブレーキ時にエンストの発生を防ぐようにしている。図5のフローチャートに示すルーチンは、ECU100が実行するクラッチ20のクラッチトルクのフィードバック制御に関するものであり、一定周期ごとに繰り返される。
まず、ECU100は、ステップST1において、上記クラッチトルクのフィードバック制御に上記積分項TcΔNEを用いるか否かを判定する。具体的には、エンジン1のエンジン回転数NEが目標範囲外にあり、かつ、エンジン回転数NEが目標値(例えば後述する釣り合い回転数)から離れる方向に変化しているか否かが判定される。そして、ステップST1の判定が肯定判定の場合には、以降のステップST2、ST3へ進み、積分項TcΔNEを用いて目標クラッチトルクTcTGTを設定する。一方、ステップST1の判定が否定判定の場合には、このフローチャートを抜け、積分項TcΔNEを用いずに目標クラッチトルクTcTGTを設定する。
エンジン回転数NEが目標範囲外にあるか否かは、例えば、図6に示すようなマップを用いて判定することが可能である。図6のマップは、アクセルペダル8のアクセル開度θACと、エンジン1の釣り合い回転数(目標回転数)との関係を示すマップである。このエンジン1の釣り合い回転数は、半クラッチ状態でエンジン1のエンジントルクと、クラッチ20のクラッチトルクとが釣り合うようなエンジン回転数であり、図6の実線L11で示すように、アクセル開度θACに応じて変化する。エンジン1の釣り合い回転数には、アクセル開度θACごとに目標範囲が設定されており、この目標範囲は、釣り合い回転数から所定の範囲(例えば、±30%)に設定されている。図6では、その目標範囲の上限のエンジン回転数および下限のエンジン回転数をそれぞれ一点鎖線L12、L13で示している。
そして、エンジン回転数NEが上記目標範囲内にある場合には、積分項TcΔNEを目標クラッチトルクTcTGTの設定に反映させないようにしている。この理由は、エンジン回転数NEが上記目標範囲内にある場合に、積分項TcΔNEを用いて目標クラッチトルクTcTGTを設定すると、エンジン1の釣り合い回転数のラインL11を超えてエンジン回転数NEが変化する可能性があり、これに起因してハンチングが発生する可能性があるからである。この場合、目標クラッチトルクTcTGTは、[TcFF+TcFB]に設定される。
また、エンジン回転数NEが上記目標範囲外にある場合でも、エンジン回転数NEが目標値(釣り合い回転数)に近づく方向に変化している場合には、積分項TcΔNEを目標クラッチトルクTcTGTの設定に反映させないようにしている。この理由は、エンジン回転数NEが釣り合い回転数に近づく方向に変化する場合に、積分項TcΔNEを用いて目標クラッチトルクTcTGTを設定すると、その釣り合い回転数のラインL11を超えてエンジン回転数NEが変化する可能性があり、これに起因してハンチングが発生する可能性があるからである。この場合にも、目標クラッチトルクTcTGTは、[TcFF+TcFB]に設定される。
一方、エンジン回転数NEが上記目標範囲外にあり、かつ、エンジン回転数NEが釣り合い回転数から離れる方向に変化している場合には、積分項TcΔNEを目標クラッチトルクTcTGTの設定に反映させるようにしている。この場合、目標クラッチトルクTcTGTは、[TcFF+TcFB+TcΔNE]に設定される。このように、積分項TcΔNEを用いて目標クラッチトルクTcTGTを設定することによって、エンジン回転数NEを上記釣り合い回転数に速やかに近づけるようにしている。
ここで、エンジン回転数NEが目標値(釣り合い回転数)から離れる方向に変化しているか否かは、エンジン回転数NEの微分値(傾き)ΔNE(=dNE/dt)を所定の閾値A1(例えば0)と比較することによって判定することが可能である。この比較判定は、エンジン回転数NEが目標範囲よりも大きい(高い)側にある場合には、エンジン回転数NEの微分値ΔNEが閾値A1以上であるか否かを判定することによって行われ、エンジン回転数NEの微分値ΔNEが閾値A1以上である場合、エンジン回転数NEが釣り合い回転数から離れる方向に変化していると判定される。一方、エンジン回転数NEの微分値ΔNEが閾値A1未満である場合、エンジン回転数NEが釣り合い回転数に近づく方向に変化していると判定される。
逆に、上記比較判定は、エンジン回転数NEが目標範囲よりも小さい(低い)側にある場合には、エンジン回転数NEの微分値ΔNEが閾値A1以下であるか否かを判定することによって行われ、エンジン回転数NEの微分値ΔNEが閾値A1以下である場合、エンジン回転数NEが釣り合い回転数から離れる方向に変化していると判定される。一方、エンジン回転数NEの微分値ΔNEが閾値A1よりも大きい場合、エンジン回転数NEが釣り合い回転数に近づく方向に変化していると判定される。
次に、ECU100は、ステップST2において、目標クラッチトルクTcTGTの設定に用いる積分項TcΔNEを算出する。積分項TcΔNEは、このフローチャートが繰り返されるごとに加算される積算値となっている。具体的には、積分項TcΔNEの前回値にエンジン回転数NEの微分値ΔNE(=dNE/dt)に応じて設定される値(加算値)αΔNEを加算することによって、今回の積分項TcΔNEを算出する。
積分項TcΔNEへの加算値αΔNEは、例えば、図7に示すようなエンジン回転数NEの微分値ΔNEをパラメータとするマップを用いて設定される。この図7に示すように、エンジン回転数NEの微分値ΔNEが大きいほど、加算値αΔNEが大きく設定される。つまり、エンジン回転数NEが目標回転数に対しより速い速度で変化するほど、加算値αΔNEが大きく設定される。また、エンジン回転数NEの微分値ΔNEが0に近いときには、微分値ΔNEが0から遠いときに比べて、加算値αΔNEの変化率が緩やかになっている。図7のマップでは、加算値αΔNEの変化率が、ΔNE=ΔNE1およびΔNE=−ΔNE1のときを境にして2段階に変化している。つまり、微分値ΔNEの絶対値がΔNE1以上の場合には、加算値αΔNEが急激に変化し、微分値ΔNEの絶対値がΔNE1未満の場合には、加算値αΔNEが緩やかに変化している。
次に、ECU100は、ステップST3において、ステップST2で得られた積分項TcΔNEに対するガード処理を行う。この実施形態では、上記積分項TcΔNEに対する上限ガードおよび下限ガードをアクセルペダル8のアクセル開度θACに応じて設定するようにしている。具体的には、アクセル開度θACが小さいほど、積分項TcΔNEをより小さく制限するように上限ガードおよび下限ガードの各ガード値が設定される。
積分項TcΔNEに対する上下限ガードは、例えば、図8に示すようなアクセルペダル8のアクセル開度θACをパラメータとするマップを用いて設定することが可能である。図8のマップは、上記FF項TcFFを設定する際に参照されるマップであって、実線L21で示すように、アクセルペダル8のアクセル開度θACが大きくなるほど、FF項TcFFが大きく設定される。上限ガードおよび下限ガードの各ガード値は、一点鎖線L22、L23で示すように、FF項TcFFに対し、このFF項TcFFの所定の割合(例えば、±50%)を増減させた値となっている。そして、上限ガードおよび下限ガードの各ガード値は、アクセル開度θACが小さいほど、小さく設定されている。また、上限ガードおよび下限ガードの各ガード値は、0となっている。
ECU100は、図8のマップを参照してアクセル開度θACに応じた上限ガードおよび下限ガードの各ガード値を読み取り、各ガード値によって積分項TcΔNEに対するガード処理を行う。具体的には、ステップST2で算出された積分項TcΔNEが上限ガードのガード値を超えた場合には、そのガード値を積分項TcΔNEとする。また、ステップST2で算出された積分項TcΔNEが下限ガードのガード値を下回った場合には、そのガード値を積分項TcΔNEとする。そして、ECU100は、以上のようにしてステップST2、ST3で得られた積分項TcΔNEを用いて目標クラッチトルクTcTGTを設定して、クラッチトルクのフィードバック制御を行う。
この実施形態によれば、アクセル開度θACが小さいほど、上限ガードおよび下限ガードの各ガード値を小さくしているので、アクセル開度θACが小さく急ブレーキが見込まれるときには、ステップST3のガード処理によって積分項TcΔNEを急速に0に近づけることができる。したがって、クラッチトルクのフィードバック制御に積分項TcΔNEを導入した場合にも、目標クラッチトルクTcTGTを急速に0に近づけることができる。これにより、急ブレーキ時にクラッチ20を確実に切断状態としてエンストの発生を防ぐことができる。なお、アクセル開度θACが0のとき、上限ガードおよび下限ガードの各ガード値を0とすることで、急ブレーキ時により確実にエンストの発生を防ぐことができる。
また、エンジン回転数NEの微分値ΔNEが小さいほど、積分項TcΔNEへの加算値αΔNEを小さくしているので、エンジン回転数NEが目標回転数から離れる速度が0になる手前で積分項TcΔNEの増加を緩めることができ、制御系等の応答遅れを加味した制御が可能となる。
−他の実施形態−
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内および当該範囲と均等の範囲で包含されるすべての変形や応用が可能である。
上記実施形態では、ステップST1において、エンジン1のエンジン回転数NEが目標範囲外にあり、かつ、エンジン回転数NEが目標値から離れる方向に変化しているか否かを判定することによって、クラッチトルクのフィードバック制御に積分項TcΔNEを用いるか否かを判定した。しかし、エンジン1のエンジン回転数NEが目標範囲外にあるか否かの判定、および、エンジン回転数NEが目標値から離れる方向に変化しているか否かの判定のうちいずれか一方の判定だけを行うことによって、クラッチトルクのフィードバック制御に積分項TcΔNEを用いるか否かを判定してもよい。
上記実施形態では、油圧制御装置202によって供給される油圧によって直接的にレリーズベアリング203を変位させ、クラッチ20を作動させたが、油圧制御装置によって供給される油圧によって作動するレリーズフォークを介してレリーズベアリングを変位させ、クラッチ20を作動させる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、クラッチ20を乾式単板の摩擦クラッチとしたが、多板クラッチや、湿式クラッチなどのクラッチを用いてもよい。
上記実施形態では、変速機3を前進5段変速のAMTとした例を挙げたが、本発明はこれに限られることなく、他の任意の変速段の変速機にも適用可能である。また、AMTに限らず、手動式の変速機(非AMT)に対して組み合わされる自動クラッチに対しても本発明は適用可能である。
また、上記実施形態では、エンジン1のみが駆動源として搭載された車両に本発明を適用した例を挙げた。しかし、本発明はこれに限られることなく、例えば、エンジンと電動機(例えばモータ、ジェネレータモータ等)とが駆動源として搭載されたハイブリッド車にも適用することができる。
本発明は、アクチュエータによって接続状態と切断状態とを切り換え可能に構成され、接続状態のときにエンジンと変速機との間でトルクを伝達する自動クラッチを制御するクラッチ制御装置に利用可能である。
1 エンジン
2 自動クラッチ
3 変速機
8 アクセルペダル
20 クラッチ
100 ECU
200 クラッチ操作装置
211 クラッチアクチュエータ
401 エンジン回転数センサ(エンジン回転数検出手段)
405 アクセル開度センサ(アクセル開度検出手段)

Claims (7)

  1. アクチュエータによって接続状態と切断状態とを切り換え可能に構成され、接続状態のときにエンジンと変速機との間でトルクを伝達する自動クラッチを備え、自動クラッチのクラッチトルクが目標クラッチトルクに一致するようにフィードバック制御を行うクラッチ制御装置であって、
    車両のアクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
    上記クラッチトルクのフィードバック制御の積分項に対し上下限ガードを設定するガード手段とを備え、
    上下限ガードのガード値は、上記アクセル開度検出手段によって検出されたアクセル開度が小さいほど、上記積分項を小さく制限するように設定されることを特徴とするクラッチ制御装置。
  2. 請求項1に記載のクラッチ制御装置において、
    上記上限ガードのガード値は、上記アクセル開度が0のとき、0に設定されることを特徴とするクラッチ制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のクラッチ制御装置において、
    上記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段を備え、
    上記エンジン回転数検出手段によって検出されたエンジン回転数が、予め設定された目標値から離れる方向に変化する場合には、上記積分項を用いて上記目標クラッチトルクを設定することを特徴とするクラッチ制御装置。
  4. 請求項1または2に記載のクラッチ制御装置において、
    上記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段を備え、
    上記エンジン回転数検出手段によって検出されたエンジン回転数が、予め設定された目標値から一定の範囲に設定された目標範囲外である場合には、上記積分項を用いて上記目標クラッチトルクを設定することを特徴とするクラッチ制御装置。
  5. 請求項1または2に記載のクラッチ制御装置において、
    上記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数検出手段を備え、
    上記エンジン回転数検出手段によって検出されたエンジン回転数が、予め設定された目標値から離れる方向に変化する場合、かつ、上記エンジン回転数が、上記目標値から一定の範囲に設定された目標範囲外である場合には、上記積分項を用いて上記目標クラッチトルクを設定することを特徴とするクラッチ制御装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか1つに記載のクラッチ制御装置において、
    上記積分項は、上記エンジン回転数検出手段によって検出されたエンジン回転数の微分値に応じて設定される加算値を積算することによって算出されることを特徴するクラッチ制御装置。
  7. 請求項6に記載のクラッチ制御装置において、
    上記加算値は、上記微分値が小さいほど、小さく設定されることを特徴するクラッチ制御装置。
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