JP2019183873A - 車両の動力伝達装置 - Google Patents

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元司 平田
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Abstract

【課題】車両停止中のクラッチ過熱を抑制することができる車両の動力伝達装置を提供すること。【解決手段】エンジンと、手動変速機と、エンジンと手動変速機との間に設けられたクラッチと、クラッチペダルと、クラッチペダルの操作量に応じてクラッチを制御するクラッチアクチュエータと、クラッチペダルの操作に拘らずクラッチアクチュエータを制御する制御装置と、を備えた車両の動力伝達装置において、ブレーキと半クラッチとが同時に使用されている場合に、クラッチアクチュエータトルクと、勾配に起因する車両トルクとの合算値が、ブレーキトルクよりも小さい場合には、クラッチアクチュエータトルクを0[Nm]にする。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の動力伝達装置に関する。
特許文献1には、エンジンと、手動変速機と、エンジンと手動変速機との間に設けられたクラッチと、クラッチペダルと、クラッチペダルの操作量に応じてクラッチを制御するクラッチアクチュエータと、クラッチペダルの操作に拘らずクラッチアクチュエータを制御する制御装置と、を備えた車両の動力装置が開示されている。
特開2017−129257号公報
発進時に走行負荷の所定値超えが一定時間継続するような場合のクラッチ発熱抑制制御が知られているが、車両停止中のクラッチ過熱に対して、従来のクラッチ発熱抑制制御でもクラッチの半係合状態が継続すると、クラッチ過熱が継続してしまうといった問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、車両停止中のクラッチ過熱を抑制することができる車両の動力伝達装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両の動力伝達装置は、エンジンと、手動変速機と、前記エンジンと前記手動変速機との間に設けられたクラッチと、クラッチペダルと、前記クラッチペダルの操作量に応じて前記クラッチを制御するクラッチアクチュエータと、前記クラッチペダルの操作に拘らず前記クラッチアクチュエータを制御する制御装置と、を備えた車両の動力伝達装置において、ブレーキと半クラッチとが同時に使用されている場合に、クラッチアクチュエータトルクと、勾配に起因する車両トルクとの合算値が、ブレーキトルクよりも小さい場合には、前記クラッチアクチュエータトルクを0[Nm]にすることを特徴とする。
本発明に係る車両の動力伝達装置は、ドライバーによる発進意思が無く、勾配もふまえた車両が動かない状況であれば、クラッチアクチュエータトルクを0[Nm]にしても車両は動かないため、車両停止中のクラッチ過熱を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る車両の概略構成を示す図である。 図2は、実施形態に係る電子制御装置が実施する制御の一例を示したフローチャートである。
以下に、本発明に係る車両の動力伝達装置の一実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る車両10の概略構成を示す図である。図1において、車両10は、エンジン12と、駆動輪14と、エンジン12と駆動輪14との間の動力伝達経路に設けられた動力伝達装置16とを備えている。動力伝達装置16は、エンジン12と駆動輪14との間の動力伝達経路の一部を構成する変速機18、エンジン12と変速機18との間の動力伝達経路を断接するクラッチ20、クラッチ20の係合と解放とを切り替えるクラッチアクチュエータ22、変速機18の出力回転部材である変速機出力軸24に連結されたプロペラシャフト26、プロペラシャフト26に連結された差動歯車装置28、差動歯車装置28に連結された1対の車軸30などを備えている。動力伝達装置16において、エンジン12から出力される動力(特に区別しない場合にはトルクや力も同義)は、クラッチ20、変速機18、プロペラシャフト26、差動歯車装置28、及び、車軸30などを順次介して駆動輪14へ伝達される。
エンジン12は、車両10の駆動力源であり、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの公知の内燃機関である。このエンジン12は、電子制御装置50によって、吸入空気量、燃料供給量、及び、点火時期などの運転状態が制御されることにより、エンジントルクが制御される。
変速機18は、例えば常時噛み合う複数対の変速ギヤを2軸間に備える公知の平行軸式常時噛合型の手動変速機である。変速機18は、車両10の運転席近傍に設けられたシフトレバー32の手動操作によって、前進ギヤ段(例えば前進5段)、後進ギヤ段(例えば後進1段)、及び、ニュートラルのうちの何れかが選択的に成立させられる。
クラッチ20は、例えば公知の乾式単板の摩擦クラッチであり、電子制御装置50によってクラッチアクチュエータ22が駆動させられることにより、レリーズスリーブ(不図示)が移動させられて、ダイヤフラムスプリング(不図示)の内端部が変位させられることで作動状態が切り替えられる。クラッチ20は、クラッチアクチュエータ22によるレリーズスリーブの移動がなされていない状態では係合されて、エンジン12と変速機18との間の動力伝達経路を接続する。一方で、クラッチ20は、クラッチアクチュエータ22によってレリーズスリーブが移動させられると、レリーズスリーブがダイヤフラムスプリングの内周端を押圧する。これに伴い、ダイヤフラムスプリングの付勢力が低下して、クラッチ20のトルク容量が低下する。そして、レリーズスリーブの移動位置(クラッチ位置POScl)が所定量に到達するとクラッチ20が解放されて、エンジン12と変速機18との間の動力伝達経路を遮断する。
このように、クラッチ20は、クラッチアクチュエータ22によって作動状態が切り替えられることによって、エンジン12と変速機18との間の動力伝達経路、すなわち、エンジン12のクランク軸34と、変速機18の入力回転部材である変速機入力軸36との間の動力伝達経路を断接可能に設けられている。
クラッチ20は、車両10の運転席近傍に設けられたクラッチペダル38が踏み込み操作されたクラッチペダル操作量θclpに基づいて、電子制御装置50によってクラッチアクチュエータ22が駆動させられることにより作動状態が切り替えられ得る。クラッチ20は、クラッチペダル38が踏み込まれるとスリップまたは解放させられ、クラッチペダル38の踏み込みが解除されると係合される。また、クラッチ20は、クラッチペダル38の操作に拘わらず、電子制御装置50によってクラッチアクチュエータ22が駆動させられることにより作動状態が切り替えられ得る。例えば、クラッチ20は、クラッチペダル38が踏み込まれていなくても、クラッチアクチュエータ22によってレリーズスリーブが移動させられることによって、スリップまたは解放させられ得る。クラッチアクチュエータ22は、電気式または油圧式であり、その作動により変化させられるレリーズスリーブの移動位置(クラッチ位置POScl)に応じて、クラッチ20のトルク容量が制御される。
車両10は、例えばクラッチ20の作動状態の切替制御などに関連する動力伝達装置16の制御装置を含む電子制御装置50を備えている。電子制御装置50は、例えば、CPU、RAM、ROM、及び、入出力インターフェースなどを備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されている。CPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、車両10の各種制御を実行する。例えば、電子制御装置50は、エンジン12の出力制御、及び、クラッチ20の切替制御などを実行するようになっており、エンジン制御部52及びクラッチ制御部54を備えている。
車両10は、例えば、エンジン回転速度センサ60、入力回転速度センサ62、出力回転速度センサ64、アクセル開度センサ66、スロットル弁開度センサ68、クラッチ位置センサ70、クラッチペダルセンサ72、及び、勾配センサ80などの各種センサを備えている。クラッチペダルセンサ72としては、例えば、クラッチストロークセンサなどペダル操作状態が検出可能なものを用いることができる。また、勾配センサ80は、車両10が走行または停止している路面の勾配を検出するものであり、車両10の前後方向の傾きに基づいて、車両10が走行または停止している路面の勾配を検出する。勾配センサ80としては、例えば、車両前後加速度の検出を行う加速度センサ、自車位置情報などの把握が可能なGPSなどを利用すればよい。
そして、電子制御装置50には、各種センサによって検出された検出信号、例えば、エンジン回転速度Ne、変速機入力回転速度Ni、変速機出力回転速度No、アクセル開度θacc、スロットル弁開度θth、クラッチ位置POScl、クラッチペダル操作量θclp、及び、路面の勾配θrdなどに関する信号が、それぞれ供給される。
また、電子制御装置50からは、エンジン12の出力制御の為のエンジン出力制御指令信号Se、クラッチ20の作動状態の切替制御のためのクラッチ制御指令信号Sclなどが、それぞれ出力される。このクラッチ制御指令信号Sclは、クラッチ20の作動状態を切り替えるレリーズスリーブを目標となるクラッチ位置POSclへ移動させるための指令信号であり、クラッチアクチュエータ22へ出力される。
ブレーキ制御装置90は、車両10の制動を制御する。ブレーキ制御装置90は、ブレーキペダルセンサ94が検出したブレーキペダル操作量θbpに基づいて、ブレーキペダル92の操作を検知すると、ブレーキペダル操作量θbpに応じた制動力を発生するように車両10の制動を制御する。
ここで、手動変速機を備えた車両においては、渋滞走行中に、ブレーキと半クラッチとを同時に使用して、発進時はブレーキを緩めるだけでゆっくり発進する使われ方があり、このとき、車両停止中はクラッチが擦られ続けるため、異常な過熱、すべり、早期摩耗などが発生する。
図2は、実施形態に係る電子制御装置50が実施する制御の一例を示したフローチャートである。
まず、電子制御装置50は、ブレーキと半クラッチとを同時に使用しているか判断する(ステップS1)。ブレーキと半クラッチとを同時に使用していないと判断した場合(ステップS1でNo)、電子制御装置50は、制御対象外のため一連の制御を終了する。ブレーキと半クラッチとを同時に使用していると判断した場合(ステップS1でYes)、電子制御装置50は、過熱状態に至る可能性があるため、ステップS2に進む。
そして、電子制御装置50は、停止中か?(変速中や速度コントロール中ではないか?)を判断する(ステップS2)。停止中ではない(変速中や速度コントロール中である)と判断した場合(ステップS2でNo)、電子制御装置50は、変速中時のブレーキングシフトダウンや渋滞中の発進中はドライバーの意思として、一連の制御を終了する。停止中である(変速中や速度コントロール中ではない)と判断した場合(ステップS2でYes)、電子制御装置50は、停止中であれば、発進しようという意思があるのかを判断するため、ステップS3に進む。
そして、電子制御装置50は、クラッチペダル38、または、ブレーキペダル92を変化させているかを判断する(ステップS3)。クラッチペダル38、及び、ブレーキペダル92を変化させていないと判断した場合(ステップS3でNo)、電子制御装置50は、停止中にクラッチ過熱の可能性があるため、クラッチアクチュエータトルク抜き可否判断を行うため、ステップS4へ進む。一方、クラッチペダル38、または、ブレーキペダル92を変化させていると判断した場合(ステップS3でYes)、電子制御装置50は、発進の意思があるかを判断するため、ステップ5へ進む。
ステップS4にて、電子制御装置50は、上り勾配か?(平坦路及び下り勾配ではない?)を判断する(ステップS4)。上り勾配ではない(平坦路または下り勾配である)と判断した場合(ステップS4でNo)、電子制御装置50は、平坦路か下り勾配であるため、クラッチアクチュエータトルク+下り勾配以上のブレーキ力があり、車両10が動かないことから、クラッチアクチュエータトルクを0[Nm]にして(ステップS6)、車両停止中のクラッチ過熱を抑制し、一連の制御を終了する。一方、上り勾配である(平坦路及び下り勾配ではない)と判断した場合(ステップS4でYes)、電子制御装置50は、発進の意思があるかを判断するため、ステップS5へ進む。
ステップS5にて、電子制御装置50は、ブレーキ力<(クラッチペダルトルク+勾配(下りプラス))であるかを判断する(ステップS5)。なお、クラッチアクチュエータトルクは実際のクラッチ伝達トルクであり、クラッチペダルトルクはドライバーの要求トルクである。ブレーキ力≧(クラッチペダルトルク+勾配(下りプラス))であると判断した場合(ステップS5でNo)、電子制御装置50は、発進の意思なしと判断し、クラッチアクチュエータトルクを0[Nm]にして(ステップS7)、車両停止中のクラッチ過熱を抑制し、一連の制御を終了する。一方、ブレーキ力<(クラッチペダルトルク+勾配(下りプラス))であると判断した場合(ステップS5でYes)、電子制御装置50は、発進の意思ありと判断し、クラッチアクチュエータトルクをクラッチペダルトルクとして(ステップS8)、一連の制御を終了する。
このように、実施形態に係る動力伝達装置16は、ブレーキと半クラッチとが同時に使用されている場合に、クラッチアクチュエータトルクと、勾配に起因する車両トルクとの合算値(クラッチペダルトルク+勾配(下りプラス))が、ブレーキトルク(ブレーキ力)よりも小さい場合には、クラッチアクチュエータトルクを0[Nm]にする。これにより、ドライバーによる発進意思が無く、勾配もふまえた車両10が動かない状況であれば、クラッチアクチュエータトルクを0[Nm]にしても車両10は動かないため、車両停止中のクラッチ過熱を抑制することができる。
10 車両
12 エンジン
16 動力伝達装置
18 変速機
20 クラッチ
22 クラッチアクチュエータ
38 クラッチペダル
50 電子制御装置
54 クラッチ制御部
80 勾配センサ
90 ブレーキ制御装置
92 ブレーキペダル

Claims (1)

  1. エンジンと、
    手動変速機と、
    前記エンジンと前記手動変速機との間に設けられたクラッチと、
    クラッチペダルと、
    前記クラッチペダルの操作量に応じて前記クラッチを制御するクラッチアクチュエータと、
    前記クラッチペダルの操作に拘らず前記クラッチアクチュエータを制御する制御装置と、
    を備えた車両の動力伝達装置において、
    ブレーキと半クラッチとが同時に使用されている場合に、クラッチアクチュエータトルクと、勾配に起因する車両トルクとの合算値が、ブレーキトルクよりも小さい場合には、前記クラッチアクチュエータトルクを0[Nm]にすることを特徴とする車両の動力伝達装置。
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