JP2018194133A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦締結要素の掴み換えを行う際の、摩擦締結要素の過度な発熱を防止しつつ、ドライバビリティの低下を防止することが可能な変速制御を行うことが可能な自動変速機の制御装置を提供する。【解決手段】複数の摩擦締結要素の掴み換えを伴って変速が実行される車両用の自動変速機の制御装置であって、変速開始時にドライバが要求する車両加速度が所定の閾値以下であるか否かを判断する要求加速度判断部と、前記要求加速度判断部によって前記車両加速度が前記閾値以下であると判断された場合、前記複数の摩擦締結要素の掴み換えの前に前記自動変速機の出力トルクが低減される変速である保護変速を実行する実行部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、自動変速機の制御装置に関する。
従来、複数の摩擦締結要素の掴み換えを伴って変速する自動変速機が種々知られている。例えば、エンジンと奇数段ギヤ列との間に設けられた第1クラッチ(摩擦締結要素)と、エンジンと偶数段ギヤ列との間に設けられた第2クラッチ(摩擦締結要素)とを備え、エンジンからの駆動力を第1クラッチ又は第2クラッチを介して出力側に伝達するデュアルクラッチトランスミッション(DCT)が知られている。また、遊星歯車を構成する要素同士の相対回転を停止させるクラッチ(摩擦締結要素)と、当該要素の回転を停止させるブレーキ(摩擦締結要素)とを備え、エンジンからの駆動力を遊星歯車を介して出力側に伝達する自動変速機(AT)が知られている。
これらの自動変速機における複数の摩擦締結要素の掴み換え、すなわち、互いに並行して行われる一方の摩擦締結要素の解放と他方の摩擦締結要素の締結は、各摩擦締結要素において摩擦熱を発生させる。過度な摩擦熱の発生は摩擦締結要素を損傷させる。よって何らかの熱対策が必要である。一方、変速時に予想外の加減速感をドライバに与えることはドライバビリティを低下させるので望ましくない。
摩擦熱対策に関する発明として、特許文献1には、「クラッチの温度が予め設定された温度以上となった場合には、クラッチの発熱を抑制するようにした自動変速機の制御装置」(要約)が記載されている。
特開2013−83318号公報
特許文献1に記載の制御装置は、「クラッチ20の温度を導出するクラッチ温度導出部23bと、クラッチ温度導出部によって導出されたクラッチ温度が予め設定された設定温度より高くなったか否かを判定するクラッチ温度判定部(S102)を有し、クラッチ温度が、設定温度以下と判定された場合には、変速制御時に、クラッチを半クラッチ状態となる第1制御パターンで係合制御し、設定温度以上と判定された場合には、クラッチを半クラッチ状態よりもスリップ量の少ない第2制御パターンで係合制御する変速制御部23a」(要約)を備える。
しかしながら、特許文献1に記載の制御装置はクラッチ温度に応じて単に制御パターンを切り替えるものに過ぎず、必ずしも変速時のドライバビリティの低下を防止できるものではない。
本発明はこのような状況に鑑みなされたものであり、摩擦締結要素の掴み換えを行う際の、摩擦締結要素の過度な発熱を防止しつつ、ドライバビリティの低下を防止することが可能な自動変速機の制御装置を提供することを課題とする。
本発明に係る自動変速機の制御装置は、複数の摩擦締結要素の掴み換えを伴って変速が実行される車両用の自動変速機の制御装置であって、変速開始時にドライバが要求する車両加速度が所定の閾値以下であるか否かを判断する要求加速度判断部と、前記要求加速度判断部によって前記車両加速度が前記閾値以下であると判断された場合、前記複数の摩擦締結要素の掴み換えの前に前記自動変速機の出力トルクが低減される変速である保護変速を実行する実行部と、を備える。
本発明によれば、摩擦締結要素の掴み換えを行う際の、摩擦締結要素の過度な発熱を防止しつつ、ドライバビリティの低下を防止することが可能な自動変速機の制御装置を提供することができる。
本発明に係る自動変速機の制御装置が適用された車両を示す概略構成図 本発明に係る自動変速機の制御装置の機能ブロック図 本発明に係る自動変速機の制御装置による制御の流れを示すフローチャート 通常変速によってアップシフトが行われるときのタイムチャート 通常変速によってダウンシフトが行われるときのタイムチャート 第1保護変速又は第2保護変速によってアップシフトが行われるときのタイムチャート 第1保護変速又は第2保護変速によってダウンシフトが行われるときのタイムチャート 本発明に係る自動変速機の制御装置による制御が行われるときのタイムチャート
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明はこの実施形態により限定されるものではない。
まず、図1を参照して、車両の全体構成について説明する。図1に示すように、車両1は、エンジン10と、第1クラッチ20、第2クラッチ30、変速部40及び油圧回路90からなるDCT2(自動変速機)と、制御装置50とを備えている。そして、DCT2の出力側に、不図示のプロペラシャフトおよびデファレンシャルギヤを介して、駆動輪が動力伝達可能に連結されている。
エンジン10は、例えばディーゼルエンジンである。エンジン10の出力回転数(以下、「エンジン回転数」と記載する。)および出力トルクは、アクセル開度センサ101によって検出されるアクセルペダルのアクセル開度Accに基づいて制御される。また、エンジン出力軸11には、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ102が設けられている。
第1クラッチ20は、複数の第1入力側クラッチ板21および複数の第1出力側クラッチ板22を有する油圧作動式の湿式多板クラッチである。第1入力側クラッチ板21は、エンジン10によって回転させられるエンジン出力軸11と一体回転する。第1出力側クラッチ板22は、変速部40の第1入力軸41と一体回転する。
第1クラッチ20は、不図示のリターンスプリングによって断方向に付勢されており、油圧回路90から供給されるクラッチ作動油圧によって第1ピストン23が移動して、第1入力側クラッチ板21および第1出力側クラッチ板22を圧接することで接とされる。第1クラッチ20が接とされることで、エンジン10の動力が第1入力軸41に伝達される。第1クラッチ20の断接は、制御装置50によって制御される。なお、第1クラッチ20は乾式単板クラッチであってもよい。
第2クラッチ30は、複数の第2入力側クラッチ板31および複数の第2出力側クラッチ板32を有する油圧作動式の湿式多板クラッチである。第2入力側クラッチ板31は、エンジン出力軸11と一体回転する。第2出力側クラッチ板32は、変速部40の第2入力軸42と一体回転する。
第2クラッチ30は、不図示のリターンスプリングによって断方向に付勢されており、油圧回路90から供給されるクラッチ作動油圧によって第2ピストン33が移動して、第2入力側クラッチ板31および第2出力側クラッチ板32を圧接することで接とされる。第2クラッチ30が接とされることで、エンジン10の動力が第2入力軸42に伝達される。第2クラッチ30の断接は、制御装置50によって制御される。なお、第2クラッチ30は乾式単板クラッチであってもよい。以下、必要に応じ、第1入力側クラッチ板21、第2入力側クラッチ板31、第1出力側クラッチ板22及び第2出力側クラッチ板32を単に「クラッチ板」と記載する。
第2クラッチ30は、第1クラッチ20の外周側に設けられている。また、第1入力軸41には、軸方向油路および1つまたは複数の径方向油路からなる不図示の潤滑油路が設けられており、第1入力軸41から潤滑油が放射状に噴射されることで、第1クラッチ20の各クラッチ板が冷却され、さらに、第2クラッチ30の各クラッチ板が冷却される。第2クラッチ30の各クラッチ板を冷却した潤滑油は、第2クラッチ30の外径側等から流出し、油圧回路90が備える不図示のオイルパンに戻る。なお、本実施形態では、第2クラッチ30が第1クラッチ20の外周側に設けられているものを例に挙げて説明を行うが、第1クラッチ20および第2クラッチ30の配置関係はこれに限定されない。具体的には、例えば、第2クラッチ30を、第1クラッチ20の後側に配置するようにしてもよい。
変速部40は、第1クラッチ20の出力側に接続された第1入力軸41と、第2クラッチ30の出力側に接続された第2入力軸42とを備えている。また、変速部40は、第1入力軸41および第2入力軸42と平行に配置された副軸43と、第1入力軸41および第2入力軸42と同軸上に配置された出力軸44と、を備えている。また、出力軸44の後端側には、車両1の速度である車速Vを検出する車速センサ103が設けられている。
変速部40は、第1変速部60と、第2変速部70と、前後進切替部80と、を備えている。第1変速部60は、第1高速ギヤ列61と、第1低速ギヤ列62と、第1連結機構63とを備えている。
第1高速ギヤ列61は、第1入力軸41に対して相対回転可能に設けられた第1入力ギヤ61aと、第1入力ギヤ61aと噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第1副ギヤ61bとからなる。
第1低速ギヤ列62は、第1入力軸41に対して相対回転可能に設けられた第2入力ギヤ62aと、第2入力ギヤ62aと噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第2副ギヤ62bとからなる。
第1連結機構63は、不図示のギヤシフトアクチュエータによって第1スリーブ63aを軸方向(図1の左右方向)に移動させることによって、第1入力ギヤ61aおよび第2入力ギヤ62aを択一的に第1入力軸41と一体回転させる。
第2変速部70は、第2高速ギヤ列71と、第2低速ギヤ列72と、第2連結機構73とを備えている。第2高速ギヤ列71は、第2入力軸42に対して相対回転可能に設けられた第3入力ギヤ71aと、第3入力ギヤ71aと噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第3副ギヤ71bとからなる。
第2低速ギヤ列72は、第2入力軸42に対して相対回転可能に設けられた第4入力ギヤ72aと、第4入力ギヤ72aと噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第4副ギヤ72bとからなる。
第2連結機構73は、不図示のギヤシフトアクチュエータによって第2スリーブ73aを軸方向に移動させることによって、第3入力ギヤ71aおよび第4入力ギヤ72aを択一的に第2入力軸42と一体回転させる。
前後進切替部80は、前進ギヤ列81と、後進ギヤ列82と、第3連結機構83とを備えている。前進ギヤ列81は、出力軸44に対して相対回転可能に設けられた第1出力ギヤ81aと、第1出力ギヤ81aと噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第5副ギヤ81bとからなる。
後進ギヤ列82は、出力軸44に対して相対回転可能に設けられた第2出力ギヤ82aと、第2出力ギヤ82aとアイドラギヤ82cを介して噛合し、副軸43と一体回転するように設けられた第6副ギヤ82bとからなる。
第3連結機構83は、不図示のギヤシフトアクチュエータによって第3スリーブ83aを軸方向に移動させることによって、第1出力ギヤ81aおよび第2出力ギヤ82aを択一的に出力軸44と一体回転させる。
ここで、DCT2における動力伝達経路について簡単に説明する。1速は、第1連結機構63によって第2入力ギヤ62aと第1入力軸41とを連結し、第3連結機構83によって第1出力ギヤ81aと出力軸44とを連結し、かつ第1クラッチ20を接とすることで成立する。これにより、エンジン10の動力は、第1クラッチ20から、第1入力軸41、第1低速ギヤ列62、副軸43、前進ギヤ列81、出力軸44の順に伝達される。
2速は、第2連結機構73によって第4入力ギヤ72aと第2入力軸42とを連結し、第3連結機構83によって第1出力ギヤ81aと出力軸44とを連結し、かつ第2クラッチ30を接とすることで成立する。これにより、エンジン10の動力は、第2クラッチ30から、第2入力軸42、第2低速ギヤ列72、副軸43、前進ギヤ列81、出力軸44の順に伝達される。
3速は、第1連結機構63によって第1入力ギヤ61aと第1入力軸41とを連結し、第3連結機構83によって第1出力ギヤ81aと出力軸44とを連結し、かつ第1クラッチ20を接とすることで成立する。これにより、エンジン10の動力は、第1クラッチ20から、第1入力軸41、第1高速ギヤ列61、副軸43、前進ギヤ列81、出力軸44の順に伝達される。
4速は、第2連結機構73によって第3入力ギヤ71aと第2入力軸42とを連結し、第3連結機構83によって第1出力ギヤ81aと出力軸44とを連結し、かつ第2クラッチ30を接とすることで成立する。これにより、エンジン10の動力は、第2クラッチ30から、第2入力軸42、第2高速ギヤ列71、副軸43、前進ギヤ列81、出力軸44の順に伝達される。
制御装置50は、CPU51、メモリ52、並びに、種々のセンサ及び装置と接続され信号を授受する図示しないインタフェース等から構成されている。CPU51はメモリ52に記憶されているプログラムを実行することにより、エンジン10を制御するとともに、油圧回路90の制御を介してDCT2を制御する。具体的には、CPU51はメモリ52に記憶されているプログラムを実行することにより、図2に示されるように、変速条件成立判断部53、要求加速度判断部54、車両加速度判断部55及び実行部56として機能する。
変速条件成立判断部53は、アクセル開度Acc、車速V、及び、メモリ52に記憶されている変速マップ等に基づいて、アップシフト又はダウンシフトの変速条件が成立したか否かを判断する。
要求加速度判断部54は、ドライバが要求する車両1の加速度である要求加速度が、あらかじめ定められている基準値である切替加速度より大きいか否かを判断する。要求加速度はアクセル開度Acc及び車速V等に基づいて公知の方法で求めることができる。切替加速度は実験、車両1の使われ方及び車種等に基づいて定められており、メモリ52に記憶されている。
車両加速度判断部55は、車両1の進行方向の加速度である車両加速度が0を上回るか否かを判断する。
実行部56は、油圧回路90を介して第1クラッチ20の断接、第2クラッチ30の断接、並びに、第1スリーブ63a、第2スリーブ73a及び第3スリーブ83aの移動を行う。そうすることによって、実行部56は、通常変速及び保護変速の何れかでアップシフト又はダウンシフトを行う。
通常変速とは、DCT2の出力トルクを変速開始時の値から所定量低減させることなく、2つのクラッチの掴み換え工程、及び、第1入力軸41及び第2入力軸42の一方の回転数から他方の回転数にエンジン回転数を遷移させる工程が行われる変速である。
保護変速とは、2つのクラッチの掴み換え工程、及び、第1入力軸41及び第2入力軸42の一方の回転数から他方の回転数にエンジン回転数を遷移させる工程が、DCT2の出力トルクが低減した状態で行われる変速である。よって、保護変速実行時は2つのクラッチそれぞれで吸収されるエネルギが低減する。すなわち、2つのクラッチそれぞれで発生する摩擦熱が低減する。よって、2つのクラッチを摩擦熱から保護することができる。
保護変速には、第1保護変速及び第2保護変速の2種類がある。
第1保護変速とは、2つのクラッチの掴み換え工程、及び、第1入力軸41及び第2入力軸42の一方の回転数から他方の回転数にエンジン回転数を遷移させる工程が、DCT2の出力トルクが変速開始時の値から所定量低減した状態で行われる変速である。
第2保護変速とは、2つのクラッチの掴み換え工程、及び、第1入力軸41及び第2入力軸42の一方の回転数から他方の回転数にエンジン回転数を遷移させる工程が、車両1が減速しない範囲でDCT2の出力トルクが低減した状態で行われる変速である。
なお、上に説明した各機能部の全てが制御装置50によって実現される必要はなく、上に説明した各機能部のうちの何れか1つ以上が制御装置50とは別の他の制御装置によって実現されてもよい。例えば、制御装置50は要求加速度判断部54及び実行部56として機能するように構成されていてもよい。また、上に説明した各機能部のうち何れか1つが他の機能部の機能をも兼ねるように構成されていても良いことは勿論である。
続いて、図3のフローチャートを参照して、本実施形態に係る変速機の制御装置による変速制御について詳細に説明する。
まず、変速条件成立判断部53によって、アップシフト又はダウンシフトの変速条件が成立したか否かが判断される(S1)。変速条件が成立していない(S1においてNO)と判断される間は、変速条件が成立した(S1においてYES)と判断されるまで、変速条件が成立したか否かの判断が繰り返される。
変速条件が成立したと判断されると、要求加速度判断部54によって、要求加速度が切替加速度より大きいか否かが判断される(S2)。
要求加速度判断部54によって、要求加速度が切替加速度より大きい(S2においてYES)と判断されると、実行部56によって通常変速が実行される(S3)。通常変速が終了すると変速制御は終了する。
一方、要求加速度判断部54によって、要求加速度が切替加速度以下である(S2においてNO)と判断されると、実行部56によって第1保護変速が実行される(S4)
第1保護変速の実行中、車両加速度判断部55によって、車両加速度が0を上回るか否かが判断される(S5)。車両加速度判断部55によって、車両加速度が0を上回る(S5においてYES)、すなわち、車両1は加速していると判断されると、実行部56が第1保護変速が終了したと判断するまで(S6においてNOと判断される間)、実行部56による第1保護変速が継続される。実行部56によって第1保護変速が終了した(S6においてYES)と判断されると、変速制御は終了する。
また、第1保護変速の実行中、車両加速度判断部55によって、車両加速度が0以下である(S5においてNO)、すなわち、車両1は定速走行している又は減速していると判断されると、実行部56は第1保護変速に代えて第2保護変速を実行する(S7)。第2保護変速が終了すると変速制御は終了する。
続いて、実行部56によって実行される各変速について、変速の流れを示すタイムチャートを参照しながら、詳細に説明する。まず、図4を参照しながら、通常変速について説明する。ここでは、3速から4速へのアップシフトが行われる場合を例に挙げる。
通常変速が開始されると、まず、中段のチャートに示されるように、実行部56は第1クラッチ20のトルク容量(伝達可能トルク)をエンジントルクまで低減する。なおこのとき、エンジントルクはドライバ要求エンジントルクに一致している。
続いて、実行部56は、第1クラッチ20のトルク容量を徐々に低減させつつ、第2クラッチ30のトルク容量を徐々に増加させる。すなわち、クラッチの掴み換えが行われる。
その結果、下段のチャートに示されるように、第1クラッチ20及び第1変速部60を介して出力軸44に伝達されるトルクである第1クラッチ系統出力トルクは徐々に減少する。また、第2クラッチ30及び第2変速部70を介して出力軸44に伝達されるトルクである第2クラッチ系統出力トルクは徐々に増加する。出力軸44から出力されるトルクである変速機出力トルク(DCT2の出力トルク)は、第1クラッチ系統出力トルクと第2クラッチ系統出力トルクの和となる。通常変速実行時、実行部56は、掴み換えの前後を通じて、変速機出力トルクがドライバ要求出力トルクに一致するように、各クラッチのトルク容量を制御する。
第1クラッチ系統出力トルクが0になり、変速機出力トルクが第2クラッチ系統出力トルクと等しくなると、実行部56は、次のように制御を行う。すなわち、中段のチャートに示されるように、実行部56は、所定時間、第2クラッチ30のトルク容量を、クラッチの掴み換えが行われていたときのエンジントルクと同じ値に維持するとともに、エンジントルクを所定量低減する。その結果、上段のチャートに示されるように、エンジン回転数は第1入力軸41の回転数から第2入力軸42の回転数に遷移する。エンジン回転数が第2入力軸42の回転数に一致すると、いずれのクラッチにおいても滑りが生じていない状態となる。
エンジン回転数が第2入力軸42の回転数に一致すると、実行部56は、中段のチャートに示されるように、第2クラッチ30のトルク容量を、滑りが生じないように所定量増加させる。これにより、4速が達成され通常変速が完了する。
また、3速から2速へのダウンシフトが通常変速で行われる場合のタイムチャートを図5に示す。ダウンシフトの場合、エンジン回転数が第2入力軸42の回転数から第1入力軸41の回転数に遷移する工程が行われ、続いて、クラッチの掴み換え工程が行われる。
なお、アップシフトとダウンシフトのいずれの場合も、通常変速実行中は、変速機出力トルクがドライバ要求出力トルクに一致している。よって、変速実行中にドライバに違和感を与えることは少ない。ただし、変速機出力トルクが比較的高い結果、滑りが生じている時に各クラッチで吸収されるエネルギも比較的大きくなるので、各クラッチの温度が高くなる傾向がある。
次に、図6を参照しながら、第1保護変速及び第2保護変速について説明する。ここでは、3速から4速へのアップシフトが行われる場合を例に挙げる。
第1保護変速が実行されると、まず、上段のチャートに示されるように、実行部56は変速機出力トルクをドライバ要求出力トルクから、所定の出力トルクまで低減させる。具体的には、実行部56はエンジントルクを所定値まで低減させるとともに、締結されているクラッチである第1クラッチ20のトルク容量を、当該所定値まで低減させる。
上記所定の出力トルクは、実験結果、車両1の使われ方、車種等に基づいてあらかじめ定められている。また、掴み換えによって締結される側のクラッチの変速開始時の温度、又は、当該クラッチの変速完了時の推定温度と、あらかじめ定められた閾値との差に基づいて決定することができる。
いずれの場合であっても、上記所定の出力トルクは、第1保護変速を開始するときの車速を維持可能なトルクであるゼロ加速度出力トルク又はそれよりも大きなトルクとすることが好ましい。そのようにすることで、実行部56が変速機出力トルクを低減させても、車両1は減速することなく走行することができる。例えば、登坂路走行中に保護変速が行われる場合も、車両1は失速することなく走行を継続することができる。なお、ゼロ加速度出力トルクは次の数式1から求めることができる。
Figure 2018194133
数式1において、T0acc0はゼロ加速度出力トルク、rはタイヤ半径、iはファイナルギア比、記号^付Faeroは空気抵抗推定値、記号^付Frollはころがり抵抗推定値、gは重力加速度、記号^付mは車両重量、記号^付θは勾配推定値である。なお、数式1の右辺中の各パラメータは、あらかじめ定められているか、本願出願時に公知となっている方法によって求めることができるものである。よって詳細な説明は省略する。
また、ドライバ要求出力トルクから上記所定の出力トルクへの変速機出力トルクの低減は、ドライバに違和感を与えないように行うことが好ましい。すなわち、2つのクラッチの掴み換えに先立つ変速機出力トルクの低減は、当該低減が行われている最中の車両1の加加速度がドライバに違和感を与える値とならないような変化速度で行われることが好ましい。例えば、以下の数式2を満たすように、実行部56は変速機出力トルクを低減させる。なお、ここでいう加加速度とは、車両1の進行方向の加加速度である前方加加速度である。
Figure 2018194133
数式2において、記号・は1階時間微分を、記号・・は2階時間微分を意味している。Toiは変速機出力トルクである。よって、Toiの1階時間微分値は、変速機出力トルクの変化速度を意味している。また、vは車両1の前方速度である。よって、その2階時間微分値は車両1の前方加加速度を意味している。なお、その他の記号は、数式1と共通である。
の2階時間微分値(車両1の前方加加速度)の好適な値の範囲として、ドライバが違和感を持たない値の範囲が、予め実験的に求められ、メモリ52に格納されている。よって、そのような値を数式2に代入して求められる数値範囲内の変化速度で変速機出力トルクを変化させることで、ドライバに違和感を与えることなく、クラッチの掴み換えに先立って変速機出力トルクを低減させることができる。
続いて、実行部56は第1クラッチ20のトルク容量を徐々に低減させつつ、第2クラッチ30のトルク容量を徐々に増加させる。すなわち、クラッチの掴み換えが行われる。以下、この工程を、必要に応じ「掴み換え工程」と記載する。
その結果、上段のチャートに示されるように、第1クラッチ20及び第1変速部60を介して出力軸44に伝達されるトルクである第1クラッチ系統出力トルクは徐々に減少する。また、第2クラッチ30及び第2変速部70を介して出力軸44に伝達されるトルクである第2クラッチ系統出力トルクは徐々に増加する。出力軸44から出力されるトルクである変速機出力トルクは、第1クラッチ系統出力トルクと第2クラッチ系統出力トルクの和となる。第1保護変速実行中、実行部56は、掴み換えの前後を通じて、変速機出力トルクがドライバ要求出力トルク未満、且つ、ゼロ加速度出力トルク以上となる状態を維持しながら、各クラッチのトルク容量を制御する。
第1クラッチ系統出力トルクが0になり、変速機出力トルクが第2クラッチ系統出力トルクと等しくなると、実行部56は、第2クラッチ30のトルク容量を次のように制御する。すなわち、実行部56は、所定時間、第2クラッチ30のトルク容量を、クラッチの掴み換えが行われていたときのエンジントルクに維持するとともに、エンジントルクを所定量低減する。その結果、エンジン回転数は第1入力軸41の回転数から第2入力軸42の回転数に遷移する。以下、この工程を、必要に応じ、「エンジン回転数遷移工程」と記載する。エンジン回転数が第2入力軸42の回転数に一致すると、いずれのクラッチにおいても滑りが生じていない状態となる。
エンジン回転数が第2入力軸42の回転数に一致すると、実行部56は、上段のチャートに示されるように、変速機出力トルクをドライバ要求出力トルクに回復させる。具体的には、実行部56は、第2クラッチ30のトルク容量を、変速開始前の第1クラッチ20のトルク容量と等しくなるように増加させるとともに、エンジントルクをドライバ要求エンジントルクに回復させる。これにより、4速が達成され第1保護変速が完了する。
また、第1保護変速の実行中に、変速機出力トルクがゼロ加速度出力トルク以下になった場合、実行部56は、実行する変速を第1保護変速から第2保護変速に切り替える。図6の下段のチャートでは、tにおいて実行される変速が第1保護変速から第2保護変速に切り替わっている。
第2保護変速を開始すると、実行部56は、変速機出力トルクがゼロ加速度出力トルクを下回ることがないように、第1クラッチ20及び第2クラッチ30の各トルク容量を制御する。その他の制御内容は第1保護変速と同様である。
また、3速から2速へのダウンシフトが第1保護変速又は第2保護変速で行われる場合のタイムチャートを図7に示す。通常変速の場合と同様、ダウンシフトの場合、エンジン回転数遷移工程が行われ、続いて、クラッチの掴み換え工程が行われる。
アップシフト及びダウンシフトのいずれの場合も、掴み換え工程において、第1クラッチ20及び第2クラッチ30は滑っている。また、エンジン回転数遷移工程において、第2クラッチ30又は第1クラッチ20は滑っている。滑りが生じている限り摩擦熱は発生する。しかしながら、通常変速実行時と比較して、第1保護変速又は第2保護変速の実行時は、各クラッチのトルク容量はこれらの工程が行われている間低減している。よって、各クラッチで吸収されるエネルギは低減し、各クラッチにおける発熱量は小さくなる。すなわち、第1保護変速又は第2保護変速を行うことによって、各クラッチにおける過度な発熱を防止することができる。しかも、DCT2の出力トルクである変速機出力トルクが低減した状態で掴み換え工程やエンジン回転数遷移工程が行われるので、より確実に、各クラッチにおける発熱量を低減させることができる。
また、アップシフト及びダウンシフトのいずれの場合も、第2保護変速実行中、変速出力トルクはゼロ加速度出力トルクを下回らない。すなわち、車両1は減速しない。よって、仮に変速が登坂路走行中に行われる場合であっても、車両1は失速することなく走行を継続することができる。
続いて、本実施形態に係る制御装置50によって行われる変速の具体例を、図8を参照しながら説明する。図8には、制御装置50による制御が行われるときのタイムチャートが示されている。図8の上段には加速度のチャート、下段には出力トルクのチャートが示されている。
時間tにおいて、車両1は1速で走行している。また、時間tにおいて、アクセルが踏み増される。よって、ドライバ要求出力トルクは増加し(下段チャート参照)、ドライバが要求する車両加速度である要求加速度、及び、車両1の進行方向の加速度である車両加速度は増加する(上段チャート参照)。
時刻tにおいて、変速条件が成立したと判断され、制御装置50は1速から2速へのアップシフトを実行する。このとき、上段チャートに示されるように、要求加速度は切替加速度を超えている。よって、通常変速が実行される。なお、時刻tにおいて1速から2速へのアップシフトは終了する。
時刻t以降、アクセルの踏み込み具合は一定とされる。一方、車速は徐々に増加するので、車両1の空気抵抗は徐々に増加する。よって、要求加速度は徐々に低下する(上段チャート参照)。また、ゼロ加速度出力トルクは徐々に増加する(下段チャート参照)。
時刻tにおいて変速条件が成立したと判断され、制御装置50は2速から3速へのアップシフトを実行する。このとき、上段チャートに示されるように、要求加速度は切替加速度を下回っている。よって、第1保護変速が実行される。第1保護変速実行中、変速機出力トルクはゼロ加速度出力トルク以下とはならない(下段チャート参照)。よって、第1保護変速から第2保護変速に移行することはない。なお、時刻tにおいて2速から3速へのアップシフトは終了する。
時刻tにおいて、アクセルが踏み増される。よって、ドライバ要求出力トルクは増加し(下段チャート参照)、要求加速度、及び、車両加速度は増加する(上段チャート参照)。
時刻tにおいて、変速条件が成立したと判断され、制御装置50は3速から4速へのアップシフトを実行する。このとき、上段チャートに示されるように、要求加速度は切替加速度を超えている。よって、通常変速が実行される。なお、時刻tにおいて3速から4速へのアップシフトは終了する。
時刻tにおいて、車両1は登坂路に進入する。すなわち、勾配推定値は急上昇する。よって、数式1から理解されるように、ゼロ加速度出力トルクは急上昇する(下段チャート参照)。また、車両加速度は急低下する。また、アクセルの踏み増しはないので、ドライバの要求加速度は車両加速度とともに急低下する(上段チャート参照)。
時刻t10において、変速条件が成立したと判断され、制御装置50は4速から3速へのダウンシフトを実行する。このとき、上段チャートに示されるように、要求加速度は切替加速度を下回っている。よって、第1保護変速が実行される。
第1保護変速実行中、上段チャートに示されるように、時刻t11において、車両加速度が0となる。よって、時刻t11において、制御装置50は、実行する制御を第1保護変速から第2保護変速に切り替える。第2保護変速が実行されると、下段チャートに示されるように、変速機出力トルクはゼロ加速度出力トルクとされる。よって、車両加速度は0の状態が維持される。すなわち、車両1は失速することなく走行を継続することができる。なお、時刻t12において、4速から3速へのダウンシフトは終了する。その後車両1は定速で、すなわち車両加速度が0の状態で走行する。
以上のように、要求加速度が切替加速度を超える場合、すなわち、ドライバが車両1を加速させる意思を持っている、又は、その意思が大きい場合は、変速機出力トルクが低減されない通常変速が行われる。よって、本実施形態に係る自動変速機の制御装置50によれば、ドライバの意思に従った、ドライバビリティのよい変速を行うことができる。
一方、要求加速度が切替加速度以下である場合、すなわち、ドライバが車両1を加速させる意思を持っていない、又は、その意思が小さい場合は、変速機出力トルクが低減される第1保護変速又は第2保護変速が行われる。よって、本実施形態に係る自動変速機の制御装置50によれば、2つのクラッチで生じる摩擦熱を低減させることができ、2つのクラッチの耐久性を向上させることができる。
しかも、第1保護変速の実行中に車両加速度が0以下となる場合は、実行される変速が第2保護変速に切り替えられる。よって、変速実行中に車両1が失速することを確実に防止することができる。
すなわち、本実施形態に係る自動変速機の制御装置50によれば、ドライバビリティと摩擦締結要素の保護のバランスがとれた変速を行うことができる。
なお、自動変速機は、ギヤ列をさらに多数有し、より多段に変速できるDCTであってもよいし、遊星歯車を構成する要素同士の相対回転を停止させるクラッチと、当該要素の回転を停止させるブレーキとを備える自動変速機であってもよい。
本発明によれば、摩擦締結要素の掴み換えを行う際の、摩擦締結要素の過度な発熱を防止しつつ、ドライバビリティの低下を防止することが可能な自動変速機の制御装置を提供することができる。よって、その産業上の利用可能性は多大である。
1 車両
2 DCT
10 エンジン
11 エンジン出力軸
20 第1クラッチ
21 第1入力側クラッチ板
22 第1出力側クラッチ板
23 第1ピストン
30 第2クラッチ
31 第2入力側クラッチ板
32 第2出力側クラッチ板
33 第2ピストン
40 変速部
41 第1入力軸
42 第2入力軸
43 副軸
44 出力軸
50 制御装置
51 CPU
52 メモリ
53 変速条件成立判断部
54 要求加速度判断部
55 車両加速度判断部
56 実行部
60 第1変速部
61 第1高速ギヤ列
61a 第1入力ギヤ
61b 第1副ギヤ
62 第1低速ギヤ列
62a 第2入力ギヤ
62b 第2副ギヤ
63 第1連結機構
63a 第1スリーブ
70 第2変速部
71 第2高速ギヤ列
71a 第3入力ギヤ
71b 第3副ギヤ
72 第2低速ギヤ列
72a 第4入力ギヤ
72b 第4副ギヤ
73 第2連結機構
73a 第2スリーブ
80 前後進切替部
81 前進ギヤ列
81a 第1出力ギヤ
81b 第5副ギヤ
82 後進ギヤ列
82a 第2出力ギヤ
82b 第6副ギヤ
82c アイドラギヤ
83 第3連結機構
83a 第3スリーブ
101 アクセル開度センサ
102 エンジン回転数センサ
103 車速センサ
90 油圧回路

Claims (3)

  1. 複数の摩擦締結要素の掴み換えを伴って変速が実行される車両用の自動変速機の制御装置であって、
    変速開始時にドライバが要求する車両加速度が所定の閾値以下であるか否かを判断する要求加速度判断部と、
    前記要求加速度判断部によって前記車両加速度が前記閾値以下であると判断された場合、前記複数の摩擦締結要素の掴み換えの前に前記自動変速機の出力トルクが低減される変速である保護変速を実行する実行部と、を備える自動変速機の制御装置。
  2. 前記実行部は、車速を低減させずに前記保護変速を実行する、
    請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記実行部は、前記保護変速を開始する時の車速を維持可能なトルク以上に前記自動変速機の出力トルクを維持することで、車速を低減させずに前記保護変速を実行する、
    請求項2に記載の自動変速機の制御装置。

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