JP5471602B2 - プリンタドライバ、インストーラ、情報処理方法および情報処理装置 - Google Patents

プリンタドライバ、インストーラ、情報処理方法および情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、描画データや印刷設定に対しその追加、削除、変更等の加工をするためのフィルタ処理機能を有し、かつプラグインを追加することにより機能拡張できる、プリンタドライバ、インストーラ、情報処理方法および情報処理装置に関する。
プリンタやMFP(複合機)などの画像形成装置は、様々なオフィス環境で利用されるため、現在では、必要な機能のみ利用可能となるようにカスタマイズできることが求められている。そこで、追加機能を後で追加できるプリンタなどが開発されている。このように追加機能をプリンタに追加する場合、プリンタを制御するプリンタドライバに対しても、追加した機能を使えるように機能拡張する必要がある。一方、プリンタ自体に追加機能を追加しない場合でも、プリンタドライバ単体に対して、機能拡張のニーズが存在する。
しかしながら、プリンタドライバの機能を拡張する場合、通常は機能拡張したプリンタドライバをメーカー側で作成し、このドライバを顧客のコンピュータ環境に再インストールしてもらう必要がある。
そこで、プリンタドライバの機能を拡張するために、メーカー側での機能拡張したプリンタドライバの作成や、ユーザによるプリンタドライバの再インストールを行うことなく、拡張される機能部分にのみ対応したプログラムをプラグインとしてプリンタドライバに付加することによって、プリンタドライバに機能を追加する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
一方、プリンタドライバの中には、描画データや印刷設定に対し、その追加、削除、変更等の加工をするためのフィルタ処理機能をプリンタドライバ本体にもたせることにより、機能拡張させたものもある。
しかしながら、従来は、プラグインとフィルタ処理機能を連携させる発想がなく、プラグインによってのみ機能拡張させたり、フィルタ処理機能によってのみ機能拡張させていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、プラグインとフィルタ処理機能を連携させることにより、プラグインのみまたはフィルタ処理機能のみによる機能拡張では得られない拡張機能を得ることができるプリンタドライバ、インストーラ、情報処理方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、プラグインと協働するプリンタドライバであって、アプリケーションからのデータ中に前記プラグインに係わる所定のデータを検知した場合、前記所定のデータに対応する前記プラグイン用の設定を印刷設定用データ構造体に追加するフィルタ処理を施すフィルタ処理部と、前記プラグインの描画部に前記フィルタ処理後の前記印刷設定用データ構造体を渡し、該印刷設定用データ構造体に基づいて前記プラグインの描画部が生成した追加用データと前記フィルタ処理部によりフィルタ処理されたデータとに基づく印刷データを生成する描画後処理部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、プラグインと協働するプリンタドライバに従ってコンピュータが実行する情報処理方法であって、前記プリンタドライバのフィルタ処理部に従って、コンピュータが、アプリケーションからのデータ中に前記プラグインに係わる所定のデータを検知した場合、前記所定のデータに対応する前記プラグイン用の設定を印刷設定用データ構造体に追加するフィルタ処理を施す工程と、前記プリンタドライバの描画後処理部に従って、コンピュータが、前記プラグインの描画部に前記フィルタ処理後の前記印刷設定用データ構造体を渡し、該印刷設定用データ構造体に基づいて前記プラグインの描画部が生成した追加用データと前記フィルタ処理部によりフィルタ処理されたデータとに基づく印刷データを生成する工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明は、プラグインと協働するプリンタドライバを実装した情報処理装置であって、前記プリンタドライバが、アプリケーションからのデータ中に前記プラグインに係わる所定のデータを検知した場合、前記所定のデータに対応する前記プラグイン用の設定を印刷設定用データ構造体に追加するフィルタ処理を施すフィルタ処理部と、前記プラグインの描画部に前記フィルタ処理後の前記印刷設定用データ構造体を渡し、該印刷設定用データ構造体に基づいて前記プラグインの描画部が生成した追加用データと前記フィルタ処理部によりフィルタ処理されたデータとに基づく印刷データを生成する描画後処理部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、プラグインのみまたはフィルタ処理機能のみによる機能拡張では得られない拡張機能を得ることができる。
図1は、本発明の一実施の形態にかかるプリンタシステムの全体構成図を示す図である。 図2は、同実施形態におけるPCの構成を示すブロック図である。 図3は、実施例1として、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの動作を説明する図である。 図4は、描画データの一例を示す図である。 図5は、リフレッシュコピー用プラグインに関する設定が追加されたDEVMODEの一例を示す図である。 図6は、PJL(Printer Job Language)形式の追加用の印刷データの一例を示す図である。 図7は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの実施例2としての動作を説明する図である。 図8は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの実施例3としての動作を説明する図である。 図9は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの実施例4としての動作を説明する図である。 図10は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの実施例5としての動作を説明する図である。 図11は、フィルタUI部の表示画面例を示す図である。 図12は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの実施例6としての動作を説明する図である。 図13は、フィルタ処理部123に従属するフィルタ従属プラグイン114がもつインターフェースを示す図である。 図14は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの実施例7としての動作を説明する図である。 図15は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの実施例8としての動作を説明する図である。 図16は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの実施例9としての動作を説明する図である。 図17は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの実施例10としての動作を説明する図である。 図18は、地紋印刷用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの実施例11としての動作を説明する図である。 図19は、2in1印刷用プラグイン113が追加されたプリンタドライバを実装するPCの実施例12としての動作を説明する図である。 図20は、フィルタ処理部123の動作フローチャートである。 図21は、プラグイン113の動作フローチャートである。 図22は、フィルタ従属プラグイン114の動作フローチャートである。 図23は、描画後処理部124の動作フローチャートである。 図24は、フィルタ処理部123をインストールするインストーラの動作フローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるプリンタシステムの一実施の形態を詳細に説明する。
(プリンタシステムの全体構成)
図1は、本発明の一実施の形態にかかるプリンタシステムの全体構成図を示した図である。図1に示すように、本実施の形態ではPC100とプリンタ150とがネットワーク160を介して接続されているものとする。そして、PC100からの印刷要求に応じて、プリンタ150が印刷処理を行う。
(PC100の構成)
図2は、PC100の構成を示すブロック図である。図2に示すように、PC100は、処理部101と、記憶部102と、通信部103とを備えている。処理部101は、図示しない制御手段としてのCPU(Central Processing Unit)と、ROMおよびメインメモリとなるRAMを有するメモリ群とを含んで構成されている。PC100の起動・実行時には、ROMおよび記憶部102からアプリケーション104と、OS105と、各種ドライバ(図2においては、プリンタドライバ106のみ記載)が、メインメモリ上にロードされ展開されて、これらがCPUにより実行される。なお、PC100は、キーボードやマウスなどの入力装置やディスプレイなどの出力装置等を備える通常のコンピュータを利用したハードウェア構成を有するが、図2においては説明の簡単のため省略している。
図2に示すプリンタドライバ106内の機能ブロックは、プリンタ150の制御を実現するための機能又は手段である。特に、コアドライバ111は、プリンタドライバ106の核となる部分であり、プリンタドライバとしての基本的な機能を有する。これに対し、各プラグイン(図2では、(リフレッシュコピー用や地紋印刷用等の)プラグインおよび後述のフィルタ従属プラグインのみ例示)は、コアドライバ111のみからなるプリンタドライバ106に対してその機能を拡張するためのプログラムであり、コアドライバ111と組み合わさって(機能拡張された)プリンタドライバ106を構成する(詳細は後述)。
通信部103は、ネットワーク160を介して接続されたプリンタ150と情報の送受信を行う。
アプリケーション104は、ユーザが印刷指示をすることができる任意のソフトウェアとする。ユーザはアプリケーション104で編集したデータを印刷したい場合、アプリケーション104が、ユーザによる印刷指示を受け付ける。この場合、アプリケーション104は、単体でプリンタ150に対する印刷データの生成を行わず、上記印刷指示に応じた印刷設定を含む印刷設定用データ構造体としてのDEVMODEと共に印刷対象の情報(ドキュメントデータ、画像データ等の描画データ)を、GDI(Graphics Device Interface)コールによりOS105に渡す。
OS105は、PC100のハードウェアとソフトウェアとを管理するプログラムである。OS105は、プログラムの起動、情報の読み込みや保存の制御等を行う。OSのうち代表的なものとしては、MS Windows(登録商標)やUNIX(登録商標)等が知られている。
このOS105は、アプリケーション104から渡されたGDIコールをDDI(Device Driver Interface)コールに変換してプリンタドライバ106に渡す。
記憶部102は、様々な情報を記憶する記憶手段である。具体的にはHDD等である。記憶される情報には、コアドライバ111や各プラグインが有する所定の機能(例えば、リフレッシュコピーや、地紋印刷など)を実現するための部分的な処理に関する情報(処理に用いる設定値や、設定値の変更をするための表示情報など、処理に必要なあらゆる情報)を定義した設定情報がある。なお、この設定情報には、設定画面に表示されるGUIコンポーネントのレイアウトが記述された情報であるレイアウト情報や、追加されたプラグインに関して記述された情報であるプラグイン情報や、各設定値の設定可能な範囲や各設定間の禁則が記述された情報である機能情報等も含まれる。
プリンタドライバ106は、コアドライバ111と、インターフェース部112と、プラグイン113と、フィルタ従属プラグイン114とを備えている。もちろん、図2は説明のための一例であって、プラグインは任意に追加・削除(アンインストール)することができる。
コアドライバ111は、プリンタドライバ106としての標準機能を有する。また、コアドライバ111は、プリンタドライバ106としての機能を果たすための主要なモジュール群として、UI部121と、印刷設定に基づき印刷データを生成する描画部として機能する、描画前処理部122とフィルタ処理部123と描画後処理部124とを備える。このコアドライバ111のUI部121および描画部(フィルタ処理部123、描画後処理部124)は、インストールされたプラグインを確認する際に、上記プラグイン情報を参照する。これにより、コアドライバ111は、インストールされているプラグインを確認できる。
また、コアドライバ111に含まれる上記モジュール群は、標準的な印刷処理のみならず、インストールされたプラグインに含まれるモジュールではできない部分的な処理を、上記設定情報に従って代行する。そして、記憶部102に記憶される設定情報が、プラグインのインストーラにより書き込まれ、コアドライバ111のUI部121及び描画部が、書き込まれた設定情報を参照することで、代行することを可能としている。
UI部121は、ユーザに対する印刷設定のためのGUIとなる印刷設定画面を表示する。本実施形態にかかるUI部121は、記憶部102に記憶されたレイアウト情報に基づいて印刷設定画面等を表示する。
また、UI部121は、印刷設定画面を介して設定された各設定値を、DEVMODEに保存する。なお、DEVMODEとは、印刷に関する様々な設定を保持するために、OS105が提供する構造体である。
コアドライバ111の描画部を構成する描画前処理部122と、フィルタ処理部123と、描画後処理部124は、全体として、アプリケーション104から印刷を要求されたデータをプリンタが解釈可能な印刷データに変換する。そして変換された印刷データを、通信部103を介して、プリンタ150に送信する。なお、描画前処理部122と、フィルタ処理部123と、描画後処理部124の個別の機能(動作)は後述する。
インターフェース(I/F)部112は、プラグインの追加を受け付けるインターフェースである。プリンタドライバ106にプラグインが追加された場合、コアドライバ111は、当該インターフェース部112を介して、追加されたプラグインの各モジュールを呼び出すことができる。また、追加されたプラグインも、当該インターフェース部112を介して、コアドライバ111の各モジュールを呼び出すことが可能となる。
図中破線130で囲まれたプラグイン113、及びフィルタ従属プラグイン114は、コアドライバ111に機能を追加するダイナミック・リンク・ライブラリとして構成されたプラグインとする。これらのプラグインは、所定の機能を実現するために、一つ以上のモジュールで構成されている。同図に示すプラグイン113は、プラグインUI部131及びプラグイン描画部132を備えたものとなっている。また、フィルタ従属プラグイン114は、フィルタ従属プラグイン描画部141と、通常のインターフェースに加えフィルタ処理部123とのインターフェース(同図にて図示せず;後述)を備えたものとなっている。なお、一般的にはプラグインの構成は任意である。
プラグインUI部131は、インターフェース部112を介して行われたコアドライバ111のUI部121からの表示命令に従って、プラグインが有する機能についての設定画面を表示する。一方、プラグイン描画部132は、インターフェース部112を介して行われたコアドライバ111の描画部(描画後処理部124)からの描画命令に従って、プラグインが有する機能を用いてなされる描画機能を実行する。つまり、コアドライバ111のUI部121の拡張部分がプラグイン113のUI部(プラグインUI部131)となる。そして、コアドライバ111の描画部の拡張部分がプラグイン113の描画部(プラグイン描画部132)となる。
また、追加するプラグインによっては、コアドライバ111のモジュール(UI部121、描画後処理部124)の機能を利用することで、すなわち、コアドライバ111が機能代行することで、プラグインに全てのモジュールを作成する必要がなくなった。これにより、プラグインの開発負担を軽減できる。
プラグインに必要な機能の一部をコアドライバ111のモジュールに代行させるために、コアドライバ111の各モジュールが参照する外部ファイルを更新する必要がある。つまり、プラグインは、コアドライバ111にはない機能を有する当該プラグインに固有のモジュールの追加と、コアドライバ111の各モジュールが参照する設定情報を更新するだけで、プラグインとして動作することができる。
なお、本実施形態にかかるプリンタドライバ106に対するプラグインの追加は、プラグイン自身のダイナミック・リンク・ライブラリの追加と、さらに、設定情報の内容の追加をすることで行う。これにより、PC100にインストール済みのプリンタドライバ106に対して、プラグインの追加を容易に行うことが可能となる。
また、プラグイン情報は、UI部を有する各プラグインの名称と、各プラグインのUIの実体であるダイナミック・リンク・ライブラリ(DLL)のファイル名とを対応付けて保持する。さらに、描画部を有する各プラグインの名称と、各プラグインの描画部の実体であるDLLのファイル名とを対応付けて保持する。したがって、プラグイン情報に含まれる各プラグインのファイル名を用いて、コアドライバ111などのUI部121から、各プラグインのUI部を呼び出すことができ、また、コアドライバ111の描画部の描画後処理部124から、各プラグインの描画部を呼び出すことができる。
なお、本実施形態におけるプラグイン113およびフィルタ従属プラグイン114は、一般的なプラグインにはない固有の機能をもつものであり、その詳細は以下で説明することとする。
次に、PC100に実装されるプリンタドライバ106の各構成要素の機能の詳細について図3〜図19を用いて説明する。
(実施例1)
図3は、実施例1として、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の動作を説明する図である。
はじめに、ユーザが、プリンタドライバ106に含まれるコアドライバ111およびリフレッシュコピー用プラグイン113の各UI部(121,131)による印刷設定画面を介して、印刷設定を行う。このとき、プラグインUI部131は、コアドライバ111による印刷設定画面に、プラグイン用印刷設定を受け付けるためのプラグイン用印刷設定コンポーネントを追加する。上記印刷設定画面を介して入力された基本的な印刷設定およびプラグイン用印刷設定は、DEVMODEに変換される。なお、DEVMODEは、印刷に関する様々な設定を保持するためにOS105が提供する構造体であり、ユーザにより指定された印刷設定やデフォルト値等が格納される。アプリケーション104とコアドライバ111は、このDEVMODEを介して設定値をやり取りする。
次いで、上記で設定された印刷設定のもとで、ユーザが、アプリケーション104の印刷指示画面を介して、アプリケーション104に対して印刷指示を行う。
アプリケーション104は、ユーザから印刷指示を受けると、OS105が提供するGDI(Graphics Device Interface)105bに対してDEVMODEと描画データとをGDIコールで渡す。
アプリケーション104からGDIコールを受けたGDI105bは、コアドライバ111およびリフレッシュコピー用プラグイン113の描画能力に応じてDDI(Device Driver Interface)コールに変換しコアドライバ111に渡す。
コアドライバ111の描画前処理部122は、アプリケーション104からDDIコールで渡されたデータを、フィルタ処理部123で処理するための中間データ(DEVMODEを含む制御データ、描画データ)に変換する。
フィルタ処理部123は、描画前処理部122から中間データを取得し、その描画データ(例えば、図4)をチェックし、(後述する)条件に応じて中間データやDEVMODEに対し追加、削除、変更等の加工を行うフィルタ処理を実行する。具体的には、図3の例では、描画データ(図4)に「リフレッシュコピー」とあった場合に、リフレッシュコピー用のデータをDEVMODEに追加する(図5)。その他、フィルタ処理部123は、ウォーターマークを追加したり、イメージを削除したり、カラーからモノクロへの変更を行ったり、中間データに対して様々な加工を施すことができる。なお、図4に例示した描画データは、(Left,Top,Right,Bottom)で規定される基準座標と、描画する文字の文字コードとそのオフセット座標とからなっている。また、図5は、リフレッシュコピー用プラグインに関する設定が追加されたDEVMODEの一例を示している。
描画後処理部124は、フィルタ処理部123によるフィルタ処理後のDEVMODEをプラグイン描画部132に渡し、中間データ(制御データ、描画データ)を印刷データに変換する。一方、プラグイン描画部132は、描画後処理部124から渡されたDEVMODEをチェックし、プラグイン用印刷設定があれば、この設定を追加用の印刷データに変換する。
図3の例では、DEVMODEにリフレッシュコピー用の設定(図5で、例えば“refreshcopy”:“on”等)があった場合に、この設定を、図6に例示すようなPJL(Printer Job Language)形式の追加用の印刷データに変換する。
描画後処理部124は、フィルタ処理部123からの中間データから生成した印刷データに、プラグイン描画部132が生成したリフレッシュコピー用の追加用印刷データを加えて、プリンタ150に送出する。
そして、描画後処理部124からの印刷データを受けたプリンタ150は、この印刷データに従って、印刷用紙等の記録媒体に描画をすることとなる。
(実施例2)
図7は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の実施例2としての動作を説明する図である。本実施例が上述の実施例と異なる点は、フィルタ処理部123における描画データのチェックの際、描画データに「リフレッシュコピー」と無かった場合に、リフレッシュコピー用のデータをDEVMODEに追加する点である(図5)。その他の点は、実施例1と同様である。
(実施例3)
図8は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の実施例3としての動作を説明する図である。本実施例が上述の実施例1と異なる点は、フィルタ処理部123における制御データのチェックを行い、このチェックの際、制御データに「2in1」印刷の指定があった場合に(すなわち、DEVMODEに「2in1」印刷の指定があった場合に)、リフレッシュコピー用のデータをDEVMODEに追加する点である(図5)。その他の点は、実施例1と同様である。
(実施例4)
図9は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の実施例4としての動作を説明する図である。本実施例が上述の実施例3と異なる点は、フィルタ処理部123における制御データのチェックの際、制御データにDEVMODEに「2in1」印刷の指定が無かった場合に(すなわち、DEVMODEに「2in1」印刷の指定が無かった場合に)、リフレッシュコピー用のデータをDEVMODEに追加する点である(図5)。その他の点は、実施例3と同様である。
(実施例5)
図10は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の実施例5としての動作を説明する図である。本実施例が前述の実施例1と異なる点は、実施例1では、フィルタ処理部123における描画データのチェックの際、描画データに「リフレッシュコピー」という文字列があるかどうかを確認しているが、本実施例では、フィルタUI部125を設け、このフィルタUI部125を介して設定された文字列が描画データにある場合に、リフレッシュコピー用のデータをDEVMODEに追加する点である(図5)。
図11に、フィルタUI部125の画面例を示す。このフィルタUI部125を用いた設定は管理者によって行われ、フィルタUI部125は、設定された文字列をフィルタ処理部123へ渡す。なお、その他の点は、実施例1と同様である。また、図11に例示したフィルタUI部125の画面のように、キーワードの指定や、検知対象(描画データ/DEVMODE/検知しない)の指定に加え、特定のプリンタの指定や、描画データに対する検索範囲の指定等も行えるようにしてもよい。
(実施例6)
図12は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の実施例6としての動作を説明する図である。実施例1では、フィルタ処理部123における描画データのチェックの際、描画データに「リフレッシュコピー」という文字列があるかどうかを確認し、確認できた場合に、リフレッシュコピー用のデータをDEVMODEに追加しているが(図5)、本実施例は、以下の点が、前述の実施例1と異っている。
本実施例では、フィルタ処理部123に従属するフィルタ従属プラグイン114を設けている。そして、このフィルタ従属プラグイン114のフィルタ従属プラグイン描画部141に備わる機能通知I/F(図13)へ、フィルタ処理部123が描画データの確認結果を送信する。例えば、描画データに「リフレッシュコピー」とあった場合に、RefreshCopy ONという情報を機能通知I/Fへ送信する。
フィルタ従属プラグイン114のフィルタ従属プラグイン描画部141は、フィルタ処理部123からのチェック結果を受信し、その内容を確認して、条件を満たしておればその内容を追加用の印刷データに変換する。例えば、機能通知I/Fが“RefreshCopy ON”を受信した場合に、例えば図6に示したようなPJL形式の印刷データ(追加用)に変換する。この追加用の印刷データは、一般のプラグインに備わる通常I/Fを介してリフレッシュコピー用プラグイン113に渡され、このリフレッシュコピー用プラグイン113からさらに描画後処理部124へ渡される。なお、その他の点は、実施例1と同様である。
(実施例7)
図14は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の実施例7としての動作を説明する図である。本実施例は、フィルタ処理部123に従属するフィルタ従属プラグイン114を設け、このフィルタ従属プラグイン114のフィルタ従属プラグイン描画部141に備わる機能通知I/F(図13)へ、フィルタ処理部123が描画データの確認結果を送信する構成としている。この点は、上記実施例6と同じであるが、本実施例では、例えば、描画データに「リフレッシュコピー不要」と無かった場合に、RefreshCopy ONという情報を機能通知I/Fへ送信する点が実施例6と異なっている。その他の動作は、実施例6と同様である。
(実施例8)
図15は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の実施例8としての動作を説明する図である。本実施例は、フィルタ処理部123に従属するフィルタ従属プラグイン114を設け、このフィルタ従属プラグイン114のフィルタ従属プラグイン描画部141に備わる機能通知I/F(図13)へ、フィルタ処理部123が制御データの確認結果を送信する構成としている。そして、例えば、制御データに「2in1」を指定する情報が含まれる場合に(すなわち、DEVMODEに「2in1」の指定があった場合に)、RefreshCopy ONという情報を機能通知I/Fへ送信する。その他の動作は、実施例6と同様である。
(実施例9)
図16は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の実施例9としての動作を説明する図である。本実施例は、実施例8と異なり、例えば、制御データに「2in1」を指定する情報が含まれない場合に(すなわち、DEVMODEに「2in1」の指定がなかった場合に)、RefreshCopy ONという情報を機能通知I/Fへ送信する。その他の動作は、実施例8と同様である。
(実施例10)
図17は、リフレッシュコピー用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の実施例10としての動作を説明する図である。本実施例は、フィルタ処理部123に従属するフィルタ従属プラグイン114を設け、このフィルタ従属プラグイン114のフィルタ従属プラグイン描画部141に備わる機能通知I/F(図13)へ、フィルタ処理部123が描画データの確認結果を送信する構成としている。この点は、前述の実施例6と同じであるが、本実施例では、さらに、フィルタUI部125を設け、このフィルタUI部125を介して設定された文字列が描画データにあるか否かを確認する構成としている。
例えば、フィルタUI部125を介して設定された文字列が「リフレッシュコピー」である場合、フィルタ処理部123における描画データ(例えば、図4)のチェックの際、描画データに「リフレッシュコピー」という文字列があるかどうかを確認し、この「リフレッシュコピー」があった場合、RefreshCopy ONという情報を機能通知I/Fへ送信する。その他の動作は、実施例6と同様である。
上述した諸実施例は、リフレッシュコピー用のプラグイン113をコアドライバ111と組み合わせた形態によるものであるが、以下では、その他のプラグインとの組み合わせの例として、地紋印刷を実施するための地紋印刷用のプラグイン113をコアドライバ111と組み合わせた例および2in1印刷を実施するための2in1印刷用のプラグイン113と組み合わせた例について説明する。
(実施例11)
図18は、地紋印刷用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の実施例11としての動作を説明する図である。本実施例が前述の実施例1と異なる点は、フィルタ処理部123における描画データのチェックの際、描画データに「地紋」とあった場合に、地紋印刷用のデータをDEVMODEに追加する点と、DEVMODEに地紋印刷用のデータがある場合に、地紋印刷用プラグイン113にて地紋印刷用の追加データ(PJL)を生成する点である(図示せず)。その他の点は、実施例1と同様である。
(実施例12)
図19は、2in1印刷用プラグイン113が追加されたプリンタドライバ106を実装するPC100の実施例12としての動作を説明する図である。本実施例が前述の実施例1と異なる点は、フィルタ処理部123における描画データのチェックの際、描画データに「集約」とあった場合に、2in1印刷用のデータをDEVMODEに追加する点と、DEVMODEに2in1印刷用のデータがある場合に、2in1印刷用プラグイン113にて2in1印刷用の追加中間データ(制御:iPJL)を生成する点と、描画後処理部124がフィルタ処理部123からの中間データ(制御)と2in1印刷用プラグイン113からの2in1印刷用の追加中間データ(制御:iPJL)に従って印刷データを生成する点である(図示せず)。その他の点は、実施例1と同様である。
以上説明したように、本実施形態においてコアドライバ111と組み合わせるプラグイン113は、特定の機能をもつものに限るものではなく、様々な機能をもったプラグイン113をコアドライバ111と組み合わせることができる。そして、フィルタ処理部123は、DEVMODEに管理者指定のまたは所定の指定(設定)がある場合や、描画データに管理者指定のまたは所定の文字列がある場合に、プラグイン113またはフィルタ従属プラグイン114に、そのプラグイン113が持つ特定機能を利用する追加用の印刷データ(PJL)または中間データ(制御:iPJL)を生成させ、コアドライバ111の描画後処理部124がこの追加用印刷データ(PJL)を追加した(または中間データ(制御:iPJL)を反映させた)印刷データをプリンタ150に出力する構成としている。
この構成により、エンドユーザが指定した印刷に対し、管理者の(または所定の)指定(設定)に対応したプラグインの機能をさらに発動させることができる。
続いて、フィルタ処理部123、プラグイン113、フィルタ従属プラグイン114、および描画後処理部124の動作を、フローチャートを参照し説明する。
(フィルタ処理部123の動作)
まず、フィルタ処理部123の動作について、図20を用いて説明する。図20は、フィルタ処理部123の動作フローチャートである。なお、ここでは、コアドライバ111に、フィルタUI部125が設けられているものとして説明する。
フィルタ処理部123は、まず、描画前処理部122が生成した中間データを、描画前処理部122から取得する(ステップS2001)。
次いで、フィルタUI部125を介して管理者により指定されたチェックデータ(検知するキーワードまたは印刷設定の内容(2in1印刷等))を取得する(ステップS2002)。なお、フィルタUI部125がない構成では、予め設定されたチェックデータを用いる。
次いで、チェック対象(DEVMODEまたは描画データまたは対象無し(チェック無し))を選択する(ステップS2003)。このチェック対象は、フィルタUI部125(図11)で指定される。このチェック対象(DEVMODEまたは描画データ)は、予め固定されていてもよい。
ここで、DEVMODEがチェック対象である場合、ステップS2003からステップS2004へ移行し、DEVMODEにチェックデータ(ステップS2003で指定された印刷設定の内容)が含まれているかチェックする。
一方、描画データがチェック対象である場合、ステップS2003からステップS2005へ移行し、描画データにチェックデータ(ステップS2003で指定されたキーワード)が含まれているかチェックする。
ステップS2004またはステップS2005のチェックの結果、該当無しの場合(ステップS2006でYes)、ステップS20010へ移行し、一方、該当しておれば(ステップS2006でNo)、ステップS2007へ移行する。
次いで、ステップS2007では、データ送信方法を選択する。ここでは、フィルタ従属プラグイン114が存在しない場合は、DEVMODEをプラグインに送信するものとし、フィルタ従属プラグイン114が存在する場合は、ステップS2004またはステップS2005でのチェックの結果(確認結果)をフィルタ従属プラグイン114に送信するものとするが、ここでのデータ送信方法は、例えばフィルタUI部125で、管理者が指定できるようにしてもよい。
上記選択で、DEVMODEをプラグインに送信する場合では、DEVMODEに所定の印刷設定用のデータを追加する(ステップS2008)。
一方、上記データ送信方法の選択で、チェック結果をフィルタ従属プラグイン114に送信する場合では、本ステップにおいてチェック結果のデータをフィルタ従属プラグイン114に送信する(ステップS2009)。
そして、DEVMODEを含む中間データ(制御データ、描画データ)を描画後処理部124へ送信する(ステップS2010)。
(プラグイン113の動作)
次に、プラグイン113の動作について、図21を用いて説明する。図21は、プラグイン113の動作フローチャートである。
プラグイン113は、後述のように描画後処理部124から送信されるDEVMODEを取得すると(ステップS2101)、DEVMODE内のデータを確認する(ステップS2102)。
次に、追加用のPJLを生成するのか、中間データ(制御:iPJL)を生成するのか、または(印刷設定に本プラグインで処理すべき対象となるものがなく)本プラグインにおいて処理をしないのか、を決定する(ステップS2103)。
なお、追加用のPJLを生成するのか、中間データ(制御:iPJL)を生成するのかの判断基準としては、コアドライバ111の描画後処理部124が、印刷データに追加用のPJLを追加する機能を持つものであるか、または描画前処理部122からの中間データ(制御)に加えプラグイン113またはフィルタ従属プラグイン114にて生成した中間データ(制御:iPJL)を追加する機能をもつものであるのかを判断基準としてもよいし(この判断は、例えば、コアドライバ111のバージョンを基に行ってもよい)、本プラグインの設計時にどちらかに固定してもよい。
次いで、ステップS2103での決定に応じて、何も処理しないか、または生成された追加用のPJLを描画後処理部124へ送信するか(ステップS2104)、または中間データ(制御:iPJL)を描画後処理部124へ送信するか(ステップS2105)して、ステップS2106へ移行する。
次に、本プラグイン113と協働する「次の」プラグイン(例えば、フィルタ従属プラグイン114)がある場合(ステップS2106でYes)、そのプラグインに所要のデータ(次のプラグインがフィルタ従属プラグイン114の場合、DEVMODE)を渡し、次のプラグインの処理を待って(次のプラグインがフィルタ従属プラグイン114の場合は、フィルタ従属プラグイン114から返されたデータをコアドライバ111の描画後処理部124に渡して)(ステップS2107)、本プラグインの処理を終了する。一方、本プラグイン113と協働する「次の」プラグインがない場合は(ステップS2106でNo)、そのまま終了する。
(フィルタ従属プラグイン114の動作)
次に、フィルタ従属プラグイン114の動作について、図22を用いて説明する。図22は、フィルタ従属プラグイン114の動作フローチャートである。
フィルタ従属プラグイン114は、プラグイン113を介し描画後処理部124から送信されるDEVMODEを受信し(ステップS2201)、さらに、フィルタ処理部123からチェック結果を受信する(ステップS2202)。
そして、フィルタ処理部123から受けたチェック結果から、前述したように、データの追加が必要か不要か判断する(ステップS2203)。そして、追加が必要な場合は、追加用データ(PJL/iPJL)を生成し、生成した追加用データをプラグイン113に送信する(ステップS2204)。なお、この追加用データは、プラグイン113からコアドライバ111の描画後処理部124へ転送される。一方、追加が不要の場合は、追加用データの生成は行わず、そのまま処理を終了する。
(描画後処理部124の動作)
次に、描画後処理部124の動作について、図23を用いて説明する。図23は、描画後処理部124の動作フローチャートである。なお、本実施形態では、コアドライバ111の描画後処理部124は、プラグイン113から渡される中間データ(制御:iPJL)および追加用PJLの双方について所定の処理を実施するものとする。
はじめに、描画後処理部124は、描画前処理部122が生成しさらにフィルタ処理部123が所定のフィルタ処理を行った中間データを取得する(ステップS2301)。
次に、描画後処理部124は、フィルタ処理部123による処理済みのDEVMODEをプラグインに送信する(ステップS2302)。
そして、ステップS2303でプラグイン113から中間データ(制御:iPDL)を受信した場合、フィルタ処理部123からの中間データ(制御)とプラグイン113から渡された中間データ(制御:iPDL)に従い、中間データ(描画データ)を印刷データに変換する(ステップS2304)。
一方、ステップS2305でプラグインから追加用のPJLデータを受信した場合、この追加用のPJLを追加した印刷データを生成する(ステップS2306)。
最後に、生成した印刷データをプリンタ150に送信する(ステップS2307)。この印刷データを受けたプリンタ150は、描画後処理部124から受けた印刷データに従って印刷を行うこととなる。
(インストーラの動作)
一般的には、本実施形態のコアドライバ111がインストールされた状態で、このコアドライバ111に備わるフィルタ処理部123に対応したプラグイン113を後からインストールされるが、コアドライバ111はモジュール構成をとっており、プラグイン113が追加された後に、このプラグイン113に対応したフィルタ処理部123を追加インストールすることも可能である。以下に、フィルタ処理部123をインストールするインストーラの動作について図24を用いて説明する。図24は、フィルタ処理部123をインストールするインストーラの動作フローチャートである。なお、このインストーラは、アプリケーション104の1つとして、PC100に実装される(図2)。
本インストーラは、はじめに、インストール済みのプラグインを検知する(ステップS2401)。このとき、前述のプラグイン情報を参照する。これにより、インストーラは、インストール済みのプラグインを確認できる。
続いて、ステップS2401で検知された各プラグイン113に対応したフィルタ処理部123をインストールする(ステップS2402)。頒布されているプラグインは既知であるので、ベンダーは各プラグイン113用のフィルタ処理部123を用意することができる。この段階では、検知されたインストール済みのプラグイン113に対応したフィルタ処理部123をインストールすることができる。なお、フィルタ処理部123自体、モジュール構成とすることができ、必要なモジュールのみを追加するようにしてもよい。このようにして、プラグインを用いた既存のプリンタドライバに、フィルタ処理部123を追加したり更新したりすることができる。
(その他の実施形態)
上述した実施形態のコアドライバやプラグインやインストーラ等のプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、これらのプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
100…PC
101…処理部
102…記憶部
103…通信部
104…アプリケーション
105…OS
105b…GDI
106…プリンタドライバ
111…コアドライバ
112…インターフェース部
113…プラグイン
114…フィルタ従属プラグイン
121…UI部
122…描画前処理部
123…フィルタ処理部
124…描画後処理部
131…プラグインUI部
132…プラグイン描画部
141…フィルタ従属プラグインUI部
150…プリンタ
160…ネットワーク
特開2008−97574号公報

Claims (18)

  1. プラグインと協働するプリンタドライバであって、
    アプリケーションからのデータ中に前記プラグインに係わる所定のデータを検知した場合、前記所定のデータに対応する前記プラグイン用の設定を印刷設定用データ構造体に追加するフィルタ処理を施すフィルタ処理部と、
    前記プラグインの描画部に前記フィルタ処理後の前記印刷設定用データ構造体を渡し、該印刷設定用データ構造体に基づいて前記プラグインの描画部が生成した追加用データと前記フィルタ処理部によりフィルタ処理されたデータとに基づく印刷データを生成する描画後処理部と、を備える
    ことを特徴とするプリンタドライバ。
  2. 前記フィルタ処理部は、アプリケーションからの描画データに対して前記プラグインに係わる所定のデータを検知し、該所定のデータの有無に応じて、前記プラグイン用の設定を前記印刷設定用データ構造体に追加することを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  3. 前記フィルタ処理部は、アプリケーションからの印刷設定用データ構造体に対して前記プラグインに係わる所定のデータを検知し、該所定のデータの有無に応じて、前記プラグイン用の設定を印刷設定用データ構造体に追加することを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  4. 前記フィルタ処理部が検知する前記所定のデータを指定するためのフィルタUI部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプリンタドライバ。
  5. 前記フィルタ処理部は、前記検知の結果を該フィルタ処理部に従属するフィルタ従属プラグインに送り、前記描画後処理部は、前記フィルタ従属プラグインから応答として返される追加用データを反映させた印刷データを生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のプリンタドライバ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプリンタドライバのフィルタ処理部をインストールするためのインストーラであって、
    インストール済みのプラグインを検知し、検知したインストール済みのプラグインに応じて前記フィルタ処理部を情報処理装置にインストールする
    ことを特徴とするインストーラ。
  7. プラグインと協働するプリンタドライバに従ってコンピュータが実行する情報処理方法であって、
    前記プリンタドライバのフィルタ処理部に従って、コンピュータが、アプリケーションからのデータ中に前記プラグインに係わる所定のデータを検知した場合、前記所定のデータに対応する前記プラグイン用の設定を印刷設定用データ構造体に追加するフィルタ処理を施す工程と、
    前記プリンタドライバの描画後処理部に従って、コンピュータが、前記プラグインの描画部に前記フィルタ処理後の前記印刷設定用データ構造体を渡し、該印刷設定用データ構造体に基づいて前記プラグインの描画部が生成した追加用データと前記フィルタ処理部によりフィルタ処理されたデータとに基づく印刷データを生成する工程と、を含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  8. 前記フィルタ処理部に従って、前記コンピュータが、アプリケーションからの描画データに対して前記プラグインに係わる所定のデータを検知し、該所定のデータの有無に応じて、前記プラグイン用の設定を前記印刷設定用データ構造体に追加することを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 前記フィルタ処理部に従って、前記コンピュータが、アプリケーションからの印刷設定用データ構造体に対して前記プラグインに係わる所定のデータを検知し、該所定のデータの有無に応じて、前記プラグイン用の設定を印刷設定用データ構造体に追加することを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
  10. 前記フィルタ処理部が検知する前記所定のデータを指定するためのフィルタUI部を介して前記所定のデータを受付けることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  11. 前記コンピュータは、前記フィルタ処理部に従って、前記検知の結果を該フィルタ処理部に従属するフィルタ従属プラグインに送り、前記描画後処理部に従って、前記フィルタ従属プラグインから応答として返される追加用データを反映させた印刷データを生成することを特徴とする請求項7から請求項10のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  12. 請求項7から請求項11のいずれか1項に記載のプリンタドライバのフィルタ処理部をインストールするためのインストーラに従って、前記コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    前記コンピュータは、前記インストーラに従って、インストール済みのプラグインを検知し、検知したインストール済みのプラグインに応じて前記フィルタ処理部を、前記コンピュータを備える情報処理装置にインストールする
    ことを特徴とする情報処理方法。
  13. プラグインと協働するプリンタドライバを実装した情報処理装置であって、前記プリンタドライバが、
    アプリケーションからのデータ中に前記プラグインに係わる所定のデータを検知した場合、前記所定のデータに対応する前記プラグイン用の設定を印刷設定用データ構造体に追加するフィルタ処理を施すフィルタ処理部と、
    前記プラグインの描画部に前記フィルタ処理後の前記印刷設定用データ構造体を渡し、該印刷設定用データ構造体に基づいて前記プラグインの描画部が生成した追加用データと前記フィルタ処理部によりフィルタ処理されたデータとに基づく印刷データを生成する描画後処理部と、を備えた
    ことを特徴とする情報処理装置。
  14. 前記フィルタ処理部は、アプリケーションからの描画データに対して前記プラグインに係わる所定のデータを検知し、該所定のデータの有無に応じて、前記プラグイン用の設定を前記印刷設定用データ構造体に追加することを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記フィルタ処理部は、アプリケーションからの印刷設定用データ構造体に対して前記プラグインに係わる所定のデータを検知し、該所定のデータの有無に応じて、前記プラグイン用の設定を印刷設定用データ構造体に追加することを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  16. 前記プリンタドライバは、前記フィルタ処理部が検知する前記所定のデータを指定するためのフィルタUI部をさらに備えることを特徴とする請求項13から請求項15のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 前記フィルタ処理部は、前記検知の結果を該フィルタ処理部に従属するフィルタ従属プラグインに送り、前記描画後処理部は、前記フィルタ従属プラグインから応答として返される追加用データを反映させた印刷データを生成することを特徴とする請求項13から請求項16のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 請求項13から請求項17のいずれか1項に記載のプリンタドライバのフィルタ処理部をインストールするためのインストーラをさらに実装し、該インストーラは、インストール済みのプラグインを検知し、検知したインストール済みのプラグインに応じて前記フィルタ処理部を本情報処理装置にインストールする機能を有することを特徴とする情報処理装置。
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