JP2008278369A - 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 情報処理装置から取得する情報に地紋画像を合成して出力する場合に、地紋画像の生成負担を軽減することである。
【解決手段】 情報処理装置から情報を取得したら、地紋画像を情報に付加された第2の地紋属性で生成するのか、それとも、あらかじめ記憶された第1の地紋属性で生成するのかを地紋モードに基づいて判断する(S606)。ここで、地紋画像を情報に付加された第2の地紋属性で生成すると判断した場合は、第2の地紋属性から第2の地紋画像を生成する(S608)。一方、地紋画像を第1の地紋属性で生成すると判断した場合は、第1の地紋属性から情報に付加される第2の地紋属性に近似する第1の地紋画像を生成する(S607)構成を特徴とする。
【選択図】 図7
【解決手段】 情報処理装置から情報を取得したら、地紋画像を情報に付加された第2の地紋属性で生成するのか、それとも、あらかじめ記憶された第1の地紋属性で生成するのかを地紋モードに基づいて判断する(S606)。ここで、地紋画像を情報に付加された第2の地紋属性で生成すると判断した場合は、第2の地紋属性から第2の地紋画像を生成する(S608)。一方、地紋画像を第1の地紋属性で生成すると判断した場合は、第1の地紋属性から情報に付加される第2の地紋属性に近似する第1の地紋画像を生成する(S607)構成を特徴とする。
【選択図】 図7
Description
本発明は、情報処理装置から情報を取得して出力する画像処理装置における地紋画像の生成処理に関するものである。
従来、帳票や社内秘密文書などの原本性が必要とされる書類の複写を禁止或いは抑止する目的で、これらの印刷物は偽造防止用紙と呼ばれる予め特殊な印刷を施した用紙に印刷されていた。
ここで、偽造防止用紙とは、原本においては人間にとって見えにくいが、複写機などを用いて複写した場合には「コピー」等の所定の文字や図形が浮び上がるような用紙である。偽造防止用紙は、予め特殊な印刷を施しておく必要があるので通常の用紙と比較してコストが高いことや、偽造防止用紙の製作時に設定された文字や図形しか浮び上がらせることができないこと等が課題となっていた。なお、同様の課題が下記特許文献2に記載されている。
一方、様々な印刷物のデジタル化が進む中、これら帳票や秘密文書など原本性が必要とされる印刷物も同様にデジタル化されている。特に、近年におけるプリンタの性能の飛躍的な向上に起因して、従来の偽造防止用紙と同様の効果を有する用紙をコンピュータとプリンタとを用いて簡単に製作するための技術が注目されている。
特許文献1及び特許文献2には、コンピュータを用いて作成した印刷物をプリンタで紙に出力する際に、印刷物の背景に地紋と呼ばれる模様を重ねて出力するような技術である。
ここで、地紋画像は、原本(プリンタで出力した印刷物)においては何ら意味を持たない単なる模様に見えるが、原本を複写すると複写物上に所定の文字や図形が浮び上がるようなものである。これにより、複写した者に偽造防止用紙と同等の牽制効果を与えることができる。
コンピュータを用いて印刷物画像と地紋画像とを重ねて紙に出力する場合には、当然のことながら通常の普通紙を用いて出力できるので、従来の偽造防止用紙に比べてコストダウンになるという利点がある。
さらに、印刷物画像を出力する際に地紋画像を生成することによって、「コピー」などの予め定められた静的な文字列に加えて、会社名や出力日時などの任意かつ動的な文字列等を埋め込めるという利点もある。
技術的には、地紋画像は、画像を構成するドットの大きさや所定領域の面積濃度を調整することでイメージスキャナに検知させる領域と検知させない領域とを設けることができる。
そして、出力物の時点では、その2つの領域の濃度差を最小化し、複写物において濃度差を最大とするものである。すなわち、地紋画像は、出力物においては2つの領域の面積濃度差が最小であるために人間の目には一様な模様や単なる背景に見える。しかしながら、それを複写して得られた複写物においては2つの領域における面積濃度の差が大きくなる。そして、一方の領域(イメージスキャナに検知させる領域)が他方の領域に対して相対的に人間の目で明らかに識別できる画像として浮かび上がらせるものである。
例えば、印刷する地紋画像において、イメージスキャナに検知させる領域の画像は、大きなドットで構成し、検知させない領域の画像は、孤立した小さなドットで構成する。
なお、面積濃度は、イメージスキャナに検知させる領域と検知させない領域とで等しく或いは略等しくする。
このようにして印刷された地紋画像をイメージスキャナで読み取って複写すると、大きなドットはイメージスキャナで検知され、複写物においても再現できる。しかしながら、小さなドットはイメージスキャナで検知されないため、複写物において殆ど再現されない(あるいは、小さなドットの一部のみが再現される)。
これにより、複写物では、小さなドットで構成された領域画像が消え、或いは面積濃度が複写前より低くなる。これに対して、大きなドットで構成された領域画像は通常どおり画像形成されるため、複写物では、そのコントラストが明確となる。
なお、説明の便宜上、本明細書における以下の説明では、地紋において、複写した際にドットが再現され複写後に複写物に形成される画像を「潜像」と称しする。一方、複写した際にドットが再現されず複写後に消える或いは濃度が低くなる画像を「背景」と称す。
上述したように、コンピュータを用いて作成した印刷物に地紋画像を重ねて出力する場合には、印刷するドットの大きさを適切に制御してイメージスキャナの読み取り可能性を確実に制御することが非常に重要である。
近年、企業オフィスの印刷環境において情報機器や印刷処理装置のセキュリティ制御及び使用権限制御が大幅に強化されてきた。印刷処理装置(プリンタ)を例にとって、キヤノン株式会社のACQ(Access Control & Quota)製品がある。ACQの主な機能として、ユーザ毎の印刷可能枚数制御、カラー・モノクロ強制制御、印刷用紙節約するための強制両面制御、強制N-Up制御(物理用紙の一面に複数論理ページを配置させる)等が挙げられる。
しかしながら、ページN連連Up機能や拡大又は縮小処理に伴って、印刷物画像とともに地紋画像が拡大又は縮小されて印刷されると、印刷した時点で潜像と背景のコントラストが大きくなる。これにより、印刷物において見えてはいけない「コピー」などの潜像が認識できるような状態になることがある。
また、複写後に複写物において正しく潜像が浮かび上がらなくなることがある。つまり、印刷する印刷物画像がレイアウト変更等に応じてサイズ変更されるとき、同様な手法で地紋画像もサイズ変更すると、不適切な地紋画像となり、地紋としての機能が損なわれるおそれがある。
こうした課題を避けるため、一般的には印刷物データのレイアウト変更や拡大・縮小処理が指定されていても、地紋画像の拡大や縮小処理は実行していない。また、印刷する印刷物データのレイアウト変更や拡大縮小処理が発生しても、適切な地紋画像を生成できるようにすること、所望する出力物が得られるために、特許文献3には、地紋パターンの拡大・縮小に関する方法が開示されている。
特開2001−197297号公報
特開2001−238075号公報
特開2005−198250号公報
上記特許文献3に開示されている方法は、印刷ジョブに添付されている地紋画像データはパーソナルコンピュータ等ホストにインストールされたプリンタドライバに生成されるものを前提にしている。
また、上記方法は、地紋ドットパターン大きさの違いにより地紋画像を「潜像」及び「背景」2つの領域に分割し、地紋画像の変倍率を取得手段で取得された変倍率に従って、第1の領域及び第2の領域のサイズを変更する。そして、上記方法は、更に変倍された第1の領域及び第2の領域をそれぞれドットパターンで再形成する手法である。
理論上、上記特許文献3による手法は印刷物コンテンツの拡大・縮小する際に、地紋画像もその変倍率に応じて正しく動作するはずである。
しかしながら、地紋画像全体を潜像及び背景の2つの領域を分割する処理と、2つ領域のサイズ変更する処理と、領域別にドットパターンの再適用する処理等には、大変時間がかかる。
このような地紋画像の変倍処理はホスト側で行う場合、パフォーマンス上大きな問題がないかもしれない。しかしながら、前述したACQシステムの場合、印刷ジョブがプリンタ本体に送られてきた後、本体内でACT(Access Control Ticket)分析の結果、強制ページレイアウト変更が必要と判断される場合は以下のような問題がある。つまり、プリンタ本体で印刷ジョブをインタープリット(解釈)しながら地紋画像の変倍処理を行うのは印字速度が著しく低下する可能性があり、実用化は難しい。
一方、従来ホストドライバで行っている地紋画像生成はプリンタでも生成可能になっている。このように、プリンタ本体の地紋生成能力が活かされていない問題もある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、情報処理装置から取得する情報に地紋画像を合成して出力する場合に、地紋画像の生成負担を軽減できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像処理装置は以下に示す構成を備える。
情報処理装置から情報を取得して出力する画像処理装置であって、第1の地紋属性に基づいて第1の地紋画像を生成する第1の生成手段と、前記情報に付加される第2の地紋属性に基づいて第2の地紋画像を生成する第2の生成手段と、前記情報に対して指定される地紋処理モードに基づいて、前記第1の生成手段または前記第2の生成手段のいずれかを選択する選択手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置から取得する情報に地紋画像を合成して出力する場合に、画像処理装置側における地紋画像の生成負担を軽減して、取得する情報と生成された地紋画像との合成画像を効率よく出力することができる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理装置を適用可能な印刷制限システムの一例を示す図である。本例は、印刷制限システム(ACQ)実施形態を示す。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理装置を適用可能な印刷制限システムの一例を示す図である。本例は、印刷制限システム(ACQ)実施形態を示す。
図1において、101はアクティブディレクトリサーバ(Active Directory Server)で、ネットワーク上のユーザやPC等の各種情報機器やプリンタ等各種デバイスの情報を一元的に管理する役割を果たす。以下、Active Directory Server101を、ADサーバ101と称する。ADサーバ101は、データベースに各種情報を保存しており、ネットワーク管理者が登録された各種情報を登録、更新、削除することができるように構成されている。
なお、ADサーバ101は、CPU、ROM、RAM等のハードウエア資源と、外部記憶装置、例えばハードディスクに記憶される各種制御プログラムを含むソフトウエア資源とから構成されている。
102はサービスエジェント(Service Agent)で、ユーザ別の権限情報をACT(Access Control Token)という形式で発行する。以下、サービスエジェント102を、SA102と称する。
SA102はACTを発行する信頼されたサーバである。ユーザ別の情報は前記ADサーバや後述の実績収集サーバ103から獲得する。
103は実績収集サーバ(JSS)で、ADサーバ101がユーザ別の静的な情報を扱うことに対して、実績収集サーバ103はユーザ別の印刷枚数などの情報を獲得して集計し、ハードディスク等の内部データベースに格納する。なお、情報の獲得は、MFP104に搭載されたユーティリティと連動して行う。そして、実績結果は、SA102に提供され、ユーザ別の枚数制限を決定する為に使用される。MFP104は、CPU、ROM、RAM等の制御部を備え、後述する手順に従い、クライアントPC105から取得する情報に付加される地紋モードフラグ(図3参照)に従い、取得する情報と地紋画像との合成処理を行う。そして、MFP104は、地紋画像と取得する情報との合成画像を普通紙に印刷するエンジン部を備える。
なお、MFP104は、デバイス地紋画像を生成するための地紋属性を複数記憶して、種々の組合せに基づく地紋画像を生成する画像処理部を備える。ここで、地紋属性(第1の地紋属性)とは、図9に一例を示す。
また、本実施形態では、クライアントPC105にインストールされるプリンタドライバを介して、デバイス地紋画像を生成するための地紋属性(第2の地紋属性)を印刷すべき情報に付加可能に構成されている。なお、第1の地紋属性と第2の地紋属性が一致する場合と、一致しない場合とがある。また、ドライバ地紋優先で地紋画像を生成させようとすると、上述しているようにMFP104の地紋画像処理負担が増えて、取得する情報(印刷ジョブ)の出力処理効率が低下する。
そこで、ドライバ地紋画像(第2の地紋画像)をMFP104が備える第1の地紋属性に基づいてデバイス地紋画像(第1の地紋画像)で代替生成させることで、地紋画像生成処理を効率化することができる。なお、その際、印刷ジョブにレイアウト指定がなされている場合、例えば1ページ内に複数のページの画像をレイアウトする指定がなされる場合がある。その場合には、取得する印刷ジョブ中の印刷情報(テキスト、画像、グラフィックス)と、合成すべき地紋画像にもそれぞれレイアウト処理に対応する画像処理を行う。ここで、地紋画像のレイアウト変更に伴い行う画像処理とは、地紋画像の回転処理が含まれる。
なお、MFP104の画像処理部は、地紋属性に基づいて、背景ディザマトリックスと、潜像ディザマトリックスを使用して、印刷情報に合成すべき地紋画像を生成する。また、MFP104の画像処理部は、後述する地紋モードフラグ(クライアントPC105のプリンタドライバにより指定可能)に応じて、地紋画像の生成を以下のように処理する。つまり、第1の地紋画像を生成する第1の生成処理と、第2地紋画像を生成する第2の生成処理を行う。
MFP104の画像処理部は、地紋モードフラグがデバイス地紋を優先させる指定である場合は、第1の地紋属性に基づく第1の地紋画像生成を行う。この場合、プリンタドライバは、ドライバ地紋属性(第2の地紋属性)を印刷ジョブ中に付加している。このため、MFP104の画像処理部は、第1の地紋画像属性で同一の地紋画像を生成できない場合があるため、それぞれ地紋属性を調べて、ドライバ地紋に一番近似する第1の地紋属性の要素(フォント、サイズ等)を決定する。ここで、近似するとは、なお、ドライバ地紋に一番近似するように、つまり、ドライバ地紋(第2の地紋属性)に合致するように優先順位の高い第1の地紋属性の要素を決定する。この決定処理については、図7に示すマッチ処理で詳述する。
105はクライアントPCで、ハードウエア資源にインストールされているプリンタドライバを介してアプリケーションの出力を依頼する。また、クライアントPC105は、ACQシステム対応のユーティリティをインストールすることにより、後述するように印刷要求がACQ印刷システム内で制限される。
ユーザ106がクライアントPC105を使用する際、まずACQシステムにログオンしなければならない。この場合、ログオンユーザの認証はADサーバ101により行う。なお、該当ユーザが印刷処理を行う時、システム管理者に予め設定されたユーザ別の権限に従う。
権限の具体例として、片面可能、必ず両面、必ず4−Up、必ずモノクロ(カラー機でもカラー印刷不可)等が挙げられる。
なお、ユーザ106は、オペレータとも呼ばれ、図1に示す本システムの利用者であって、上記システム管理者に予め設定されたユーザであって、ログイン情報が登録されているユーザである。
104はMFPで、図1に示したACQシステムで使用する印刷装置を示す。本機においてはSA102から生成されるACTの情報に従って利用できる機能の制限を行う。
また、クライアントPC105からの印刷ジョブに対しては、ACTや印刷ジョブの転送に暗号化処理が用いられ、改ざん防止や成りすましといった脅威に対抗することが可能である。
図1のクライアントPC105から印刷ジョブが要求された場合、クライアントPC105に予めインストールされたプリンタドライバはSA102にACT取得要求を行う。SA102はADサーバ101から利用者情報を取得して、ACTを作成し自身の署名を添付しドライバに配布する。上限枚数制限については、JSS103よりその利用者の使用実績を取得し、ADサーバ101に格納されている上限枚数から実績分を引いた枚数を上限枚数として、ACTに記述する。プリンタドライバは、ACTを取得すると、ACTを解析し、ACTに従って印刷イメージを作成し、印刷データとACTをMFP104に送信する。MFP104では受信したACTを解釈して、対象の印刷ジョブに対して、機能制限を行う。
更に、ユーザが地紋付きの印刷を行う場合、図3に示すような印刷ジョブを作成する。
図2は、図1に示した情報処理装置と画像処理装置の構成を説明するブロック図である。本実施形態では、情報処理装置は、図1に示したADサーバ101、SA102、JSS103、クライアントPC105に対応し、画像処理装置は、MFP104に対応する。
図2において、1はCPUで、ROM3に記憶された制御プログラムをRAM2にロードして、内部バス4に接続されるデバイスを制御する。5はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)9からのキー入力を処理する。6は表示コントローラ(CRTC)で、表示装置としてのCRT10またはLEDディスプレイ等に対する表示を制御する。2はRAMである。
7はメモリコントローラ(MC)で、外部メモリ11とのアクセスを制御する。外部メモリ11は、例えばハードディスク等で構成され、情報処理装置のOS、アプリケーション、プリンタドライバ、サーバアプリケーション等が記憶されている。8はネットワークコントローラ(NIC)で、ネットワーク107を介して接続される情報処理装置、画像処理装置としてのMFP104との通信を制御する。
MFP104において、12はCPUで、ROM13に記憶される制御プログラムをRAM19にロードして、内部バス15に接続されるデバイスを制御する。18はネットワークコントローラ(NIC)で、情報処理装置と所定のプロトコルで通信可能に構成されている。なお、CPU12は、NIC18を介して情報処理装置から要求される印刷ジョブを取得してRAM19に確保される受信バッファに蓄積する。
16は印刷部インタフェース(印刷部I/F)で、エンジン部を構成する印刷部17に対する画像データの出力を制御する。1012は操作部で、LEDディスプレイとタッチパネルとが一体として構成され、画像処理に必要な機能設定を表示されるUI画面を介して指示可能に構成されている。
20はメモリコントローラ(MC)で、外部メモリ14に対するアクセスを制御する。なお、外部メモリ14には、CPU12がRAM19上のワークメモリで地紋画像を生成するための地紋属性(第1の地紋属性)が記憶されている。印刷部17には、オプションとして、シート後処理装置を接続可能に構成されている。これにより、レイアウト処理で指定された用紙の両面に画像を形成したりすることが可能に構成されている。また、外部メモリ14に、印刷ジョブをユーザ毎に蓄積可能なボックス領域が確保可能な場合もある。この場合には、情報処理装置から取得した印刷ジョブを蓄積し、ユーザ認証等のログイン処理を経て、蓄積した印刷情報を出力したりすることができる。なお、図示しないオプションインタフェースを介して、スキャナ装置やデータ通信装置を接続して、スキャナ入力された画像を出力するコピー機能や、外部メモリ14から読み出した印刷ジョブを他の画像処理装置に転送することも可能である。さらに、公衆回線を介して外部のファクシミリ装置とのデータ送受信処理を実行可能である。
図3は、図1に示したMFP104で処理される印刷ジョブの構造を説明する図である。
図3において、201は印刷ジョブのヘッダで、例えば通常ジョブ名、ユーザ、給紙口、排紙口、用紙タイプ、用紙サイズ、印字解像度等、の情報を指定できる。202はページ情報で、印刷ジョブ200内の1ページを印刷するために、必要な情報を示している。
ページ情報202において、204は地紋画像である。205は地紋画像属性である。206はページ1のPDL印字データコマンドである。207は地紋モードフラグ(地紋モードFlag)である。地紋モードフラグ207はページレイアウト変更時、印刷ジョブに添付されている地紋画像202が直接使えない場合、デバイス本体生成地紋を使用するか、それとも地紋画像202を加工して使うかを示すフラグである。
なお、1つの印刷ジョブ200が複数ページを有する場合、他のページ情報も同じ構造で生成される。203は第Nページ目のページ情報を示す。
図4は、図3に示した地紋画像204の一例を示す図である。本例は、ページ情報202中の地紋画像属性205に対する地紋画像204の例である。
図4において、301は潜像領域で、「コピー」と言う文字の領域に対応する。潜像領域301は潜像用ディザマトリックスで生成され、イメージスキャナに認識させる画像領域である。
一方、302は背景領域で、「コピー」文字以外の領域に対応する。背景領域302は、背景用ディザマトリックスで生成され、イメージスキャナに認識させない画像領域である。
図5は、図3に示した地紋画像属性205の一例を説明する図である。本例において、地紋画像属性205は地紋を生成するための必要な情報であり、また地紋構成要素である。
図5において、401は文字で、例えば「コピー」の例を示す。402は書体で、例えばMSゴシックの例を示す。403は地紋色で、例えば黒の例を示す。404はサイズで、文字401の文字サイズを指定し、例えば24ポイント(PT)の例を示す。
405は回転角度で、例えば回転無しの「0」が指定された例を示す。406はリピートで、文字401のリピート回数を指定し、例えば「3」回リピートが指定された例を示す。407は間隔で、文字401の文字間隔を指定し、例えば「5」ミリが指定された例を示す。なお、指定は、インチであってもよい。
408は背景用データディザマトリックスで、図4に示す背景領域302を形成されるためのディザマトリックスの例を示す。409は潜像用データディザマトリックスで、図4に示す潜像領域301を形成されるためのディザマトリックスの例を示す。
これにより、図5に示すリストアップされた地紋画像属性205を使用すれば、理論的に図4に示した地紋画像を得ることができる。
なお、地紋属性の内容及び数は実施形態に依存し、潜像領域は文字以外のイメージや図形でも構わない。
ページ情報202中の一連のPDL(Page Description Language)206は、描画コマンドから構成されている。典型的なPDL例として、PCLやPS等挙げられるが、独自なフォーマットでも構わない。これらのコマンドはデバイス本体内部のPDLインタープリッタに解釈されると、1ページ分の画像を生成できる。
図6は、図3に示したPDL206の描画コマンドによるコンテンツ情報描画例を示す図である。
なお、コンテンツ情報501は、図4に示した地紋画像300に重ねられて最終的に、MFP104により印刷用紙に印刷され、地紋付きの印刷結果として出力される。
図7は、本実施形態を示画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、MFP104が印刷ジョブと共にSA102から受信したACTを解析し、印刷アクセス制御の処理例である。なお、S601〜S608は各ステップを示す。また、各ステップは、MFP104のCPU12がROM13又は外部メモリ14に記憶される制御プログラムをRAM19にロードして実行することで実現される。
S601で、MFP104のCPU12は、該当印刷実行ユーザ(印刷ジョブの要求者)のデバイス使用権限(出力レイアウト権限を含む)をチェックする。具体的には、各ユーザは、用紙面に1ページを印刷する権限を持っている場合、強制N−UPする必要がないユーザであると判断する。ここで、強制N−UPする必要がないユーザであると判断した場合は、S604へ進む。つまり、S601では、クライアントPC105から取得する印刷ジョブで特定される出力画像のレイアウトを変更するかどうかを判断している。つまり、S601では、クライアントPC105のプリンタドライバで1物理ページに1論理ページを指定していても、1物理ページに複数の論理ページを指定するようにレイアウトを変更するかどうかを判断する。ここで、N−UPとは、レイアウト情報であり、1物理ページ(1印刷ページ内)内に、複数の論理ページを割り当てる情報である。
そして、S604で、地紋画像204の上にページのコンテンツ情報に基づくページ画像とを重ねてエンジン部より用紙に印刷して、本処理を終了する。この場合は、地紋モードフラグの判断を行うことなく、S604へ進むため、ドライバで指定している第2の地紋属性に基づく第2の地紋画像が生成されることとなる。
一方、S601で、N−Up(Nは2以上)しか印刷できないユーザであると判断した場合は、(例えば出力ページに1ページを指定していても複数ページをレイアウトする)S602へ進む。
そして、MFP104のCPU12は、S602で印刷ジョブ200のヘッダ情報201の分析を行う。つまり、印刷ジョブ200中にN−Up指定等(印刷指定情報)を検出する。そして、S603で、MFP104のCPU12は、印刷指定情報の検出結果とACT分析結果とを比較し印刷ジョブ200によるN−Up指定のN1の数がACTによるN−Up指定のN2の数以上(N≧N2)であるか否かを判断する。つまり、S603では、要求者の出力レイアウト権限内で、取得した印刷ジョブで特定される情報の出力レイアウト要求を実行可能であるかどうかを判断している。
ここで、MFP104のCPU12がN≧N2であると判断した場合は、1ページに印刷すべきページ数が設定されているユーザ権限よりも多いため、YESと判断される。つまり、ユーザは、用紙を節約して印刷しようとしていると判断できる。より具体的には、印刷ジョブ200のN−Up指定は「4−Up」で、ACTによるN−Up指定が「2−Up」であれば、印刷権限範囲内で妥当な印刷設定と判断する。そして、S604へ進み、印刷ジョブ200の指定に基づく「4−Up」による印刷処理を行って、地紋画像とコンテンツ情報に基づく各ページ(印刷ジョブの構成で最大4ページ)を1枚の用紙に印刷して、処理を終了する。この場合、印刷ページ数が「3」の場合は、余白ページが発生するが、そのページを白紙とするか、地紋画像のみを印刷するかを制御できるように構成してもよい。
一方、S603で、印刷ジョブN−Up指定のNの数はACT N−Up指定のNの数より小さいと判断した場合は、S605へ進む。
例えば、印刷ジョブ200のN−Up指定が「2−Up」で、ACTによるN−Up指定が「4−Up」である場合は、既に印刷権限範を超えて妥当な印刷設定ではないと判断する。この場合には、管理者が当該ユーザに設定した印刷制限情報に従い、強制的にACTによるN−Up指定に従わせる必要がある。
そこで、S605で、MFP104のCPUは、ACTによるN−Up指定の通りに、ページコンテンツ画像のページレイアウト変更を行う。
この場合、MFP104のCPU12による処理手順としては、図3に示した各ページ(レイアウト変更前のページは以下論理ページと呼ぶ)情報から、地紋画像204と地紋画像属性205とPDLデータ(コンテンツ画像)を分離する。そして、コンテンツ画像だけをレイアウト変更後ページ(以下物理ページ)に再配置する。
具体例で言うと、MFP104のCPUは、元印刷ジョブによる指定が「1−Up」で、ACTによる指定が「4−Up」の場合、論理ページ1から論理ページ4までのページコンテンツ画像を物理ページ1に縮小して再配置する。同様に、論理ページ5から論理ページ8までを物理ページ2に縮小して再配置し、(残りのページは同様に再配置)することなる。
続いて、S606で、MFP104のCPUは、地紋モードフラグ207がデバイス地紋(第1の地紋)であるのか、それともドライバ地紋(第2の地紋)であるのかを判断する処理を行う。ここで、ドライバ地紋とは、クライアントPC105にインストールされているプリンタドライバにより指定されるものである。また、各地紋画像は、各地紋属性に従い、MFP104の画像処理部により生成される。
本実施形態では、図3に示している通り、論理ページ毎に地紋モードフラグ207を設定することが可能に構成されているが、印刷ジョブ毎に1つのフラグを持ち、ACT印刷制限システム全体として1つのフラグとする構成でもよい。ここで、地紋モードフラグとは、地紋処理モードを指定するものであり、第1の地紋属性に従い第1の地紋画像を生成するか、第2の地紋属性に従い第2の地紋画像を生成するかを指定する。このように地紋処理モードを指定することで、クライアントPC105のプリンタドライバが指定する第2の地紋属性を第1の地紋属性で代替させる処理を実行させることができる。
なお、以下の説明では、印刷ジョブ内の各論理ページの地紋モードフラグは同じ設定になっているものと仮定する。
S606の判断の結果、MFP104のCPUがドライバ地紋であると判断した場合は、S608へ進む。
そして、S608で、物理ページ用地紋画像を印刷ジョブに添付されている論理ページのドライバ地紋から準備する。
例えば、S605で1−Up→2−Upへ強制レイアウトした場合、論理ページ1のドライバ地紋を物理ページ1用に90度回転し、S604で論理ページ1及び論理ページ2の各コンテンツ画像との合成作業に前準備する。同様に論理ページ3のドライバ地紋を物理ページ2用に90度回転しておく。
一方、S606で、MFP104のCPU12がデバイス地紋であると判断した場合は、S607へ進み地紋マッチ処理を行う。
本実施形態において、地紋マッチ処理とは、所定のルールに従い、印刷ジョブ200内の地紋画像属性205に基づいて、ドライバ生成した地紋の最適な代替物を探し出す処理である。なお、詳細については図8を参照しながら説明する。
図8は、本実施形態を示画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、MFP104が印刷ジョブと共にSA102から受信したACTを解析し、印刷アクセス制御の処理例である。なお、S701〜S704は各ステップを示す。また、各ステップは、MFP104のCPU12がROM13又は外部メモリ14に記憶される制御プログラムをRAM19にロードして実行することで実現される。
S701で、MFP104のCPU12は、本体が生成可能な地紋データ一覧を作成する。ここで、生成地紋の種類はデバイスの地紋生成能力によって大別する。本実施形態では説明の便宜上、デバイス地紋の潜像領域は文字模様しか対応しない、背景領域は無地と仮定する。
勿論、文字以外のイメージやグラフィックス模様の潜像及び、各種模様の背景を実施する場合でも本発明の適用範囲である。そして、S701により、図9に示す地紋データ一覧が得られる。
次に、S702で、MFP104のCPU12は、印刷ジョブから送られてきた地紋属性情報に基づいて、マッチ処理を行う。
例えば、図5に示した地紋画像属性を使い、地紋文字の一番重要度の高い属性→低い属性の順番(以下はルールと呼ぶ、なおルールは実施状況によってユーザがカスタマイズ可能に構成されている)でマッチ処理を行う。
次に、S704で、MFP104のCPU12は、全てのマッチ処理が完了しているかどうかを判断する。ここで、MFP104のCPU12は、全てのマッチ処理が完了していると判断した場合は、本処理を終了する。
一方、S704で、全てのマッチ処理が完了していないと判断した場合は、S703へ戻り、マッチ処理を繰り返す。
これにより、図10に示すような、マッチ結果に基づく地紋属性が決定される。そして、上記マッチ結果と地紋属性の背景ディザマトリックスと潜像ディザマトリックスを使用して、MFP104のCPU12は、ドライバ地紋に一番近い地紋画像を生成することができる。なお、マッチ理由は、説明上記載している。また、レイアウト変更後、物理ページの用紙サイズと向きに合わせる必要がある。
図11は、図1に示したMFP104で出力される出力結果の一例を示す図である。本例は、強制2−Up変更後に合わせて、地紋画像801を右90度回転の結果に、論理ページ802、803のコンテンツ画像を重ねた結果を示す。この合成結果が図7に示すS604で出力される。
上記実施形態によれば、ページ強制N−Up処理の場合でも地紋画像のパターンは崩れることがなく、正しく印刷できる。
〔第2実施形態〕
図12は、本発明の第2実施形態を示す印刷制限システムの一例を示す図である。本例は、印刷制限システム(ACQ)実施形態を示す。
図12は、本発明の第2実施形態を示す印刷制限システムの一例を示す図である。本例は、印刷制限システム(ACQ)実施形態を示す。
本例はクライアントPC901〜903の3台と、どこでもプリントサーバ905、認証サーバ906、MFPプリンタ904から構成されていて、更にネットワークケーブルで接続している。
ユーザ907が各種帳票や印刷物をクライアントPCにインストール済のドライバ経由で1−UpのPDLジョブを作成し、どこでもプリントサーバ905のデータベースに保存しておく。
このような印刷制限システムにおいて、印刷物出力が必要な場合、ユーザ907はMFPプリンタ904が設置される場所に行って、認証カードで認証処理した後、印刷物のPDLジョブ名を指定する。なお、認証方法は、認証カード以外の認証処理であってもよい。なお、ジョブはどこでもプリントサーバ905のデータベースから取り出され、ネットワーク908経由でMFPプリンタ904に送信する仕組みである。
また、ユーザ907がPDLジョブ名を指定すると同時に、ジョブの印刷設定も行える。
なお、例えば地紋付きPDLジョブで且つ、N−Up指定される場合、地紋画像とページコンテンツ画像が同時にN−Up処理すると、地紋パターンが崩れ、地紋の牽制効果がなくなる問題を第1実施形態において既に説明した。この問題を解決するには、図13に示す処理で解決することができる。
図13は、本実施形態を示画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、MFP104が印刷ジョブと共にSA102から受信したACTを解析し、印刷アクセス制御の処理例である。なお、S1001〜S1007は各ステップを示す。また、各ステップは、MFP104のCPU12がROM13又は外部メモリ14に記憶される制御プログラムをRAM19にロードして実行することで実現される。
S1001で、MFP104のCPU12は、N−Up印刷しようとしているPDLジョブは地紋が付加されているかどうかを判断する。ここで、MFP104のCPU12により地紋が付加されていないと判断した場合は、S1002へ進み、通常のN−Up印刷処理を行って、本処理を終了する。
一方、S1001でPDLジョブは地紋が付加されていると判断した場合は、S1003で、MFPプリンタ904が備える操作パネル上ダイアログボックスを表示し、ユーザ907に地紋印刷モードを選択させる。
次に、S1004で、MFP104のCPU12がユーザ907によりドライバ地紋が選択されているかどうかを判断する。ここで、MFP104のCPU12によりドライバ地紋が選択されていると判断した場合は、S1007で論理ページ情報から地紋画像データを抽出し、N−Up後物理ページ用地紋画像として使う。
一方、S1004で、MFP104のCPU12によりユーザ907がデバイス地紋を選択していないと判断した場合は、S1005でデバイス代替地紋を生成する。なお、代替地紋の生成方法は第1実施形態の地紋マッチ手法と同様であり、ここで説明を割愛する。
次に、S1006で、S1005で生成されたデバイス地紋画像或いは、S1007で得たドライバ地紋画像を使用して、N−Upページ画像と合成して結果を通常の用紙にエンジン部から出力して、本処理を終了する。
上記実施形態によれば、ページN−Up処理が必要な場合でも地紋画像のパターンは崩れることがなく、正しく印刷できる。
また、本実施形態では、情報処理装置から印刷ジョブを画像処理装置が取得した場合で、かつ、印刷ジョブのページレイアウト変更処理を施すと判断した場合に、取得する情報に付加されている地紋モードの内容で地紋処理を切替えている。このため、地紋としての機能を損なわずに物理ページに必要な地紋画像を印刷ジョブ内のドライバ地紋で加工するか、或いはデバイス本体で生成するかを指定することが可能となる。
これにより、何れの地紋処理が選択された場合でも、情報処理装置から取得する情報と生成される地紋画像とを合成した合成画像を高速に処理することができる。また、画像処理装置側の地紋資源で、デバイスドライバが要求する地紋画像に近い地紋画像を生成するため、印刷パフォーマンスに大きな影響を与えずに、最適な地紋印刷処理を行うことができる。
〔第3実施形態〕
以下、図14に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
以下、図14に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図14は、本発明に係る画像処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図7、図8、図13に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
101 ADサーバ
102 SA
103 JSS
104 MFP
105 クライアントPC
106 ユーザ
102 SA
103 JSS
104 MFP
105 クライアントPC
106 ユーザ
Claims (18)
- 情報処理装置から情報を取得して出力する画像処理装置であって、
第1の地紋属性に基づいて第1の地紋画像を生成する第1の生成手段と、
前記情報に付加される第2の地紋属性に基づいて第2の地紋画像を生成する第2の生成手段と、
前記情報に対して指定される地紋処理モードに基づいて、前記第1の生成手段または前記第2の生成手段のいずれかを選択する選択手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記第1又は第2の地紋画像の何れかと、前記情報とを合成して画像を出力する出力手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記情報で指定される出力画像のレイアウトを変更するかどうかを判断する判断手段と、
前記判断手段がレイアウトを変更すると判断した場合、前記情報に指定されるレイアウト情報に基づいて、前記第1または第2の地紋画像に対して特定の画像処理を行う画像処理手段と、
を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 前記選択手段により前記第1の生成手段を選択した場合、前記第1の生成手段は、前記第1の地紋属性に基づいて、前記第2の地紋属性に近似する第1の地紋画像を生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記画像処理手段は、1印刷ページ内に複数の出力ページをレイアウトする特定の画像処理を行うことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
- 前記第1の生成手段は、前記第2の地紋属性に合致する優先順位の高い第1の地紋属性を選択して、前記第2の地紋画像に近似する第1の地紋画像を生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記判断手段は、前記情報の要求者に対してあらかじめ設定された出力レイアウト権限内で、前記情報に指定された出力レイアウト要求を実行可能かどうかに基づいて、前記出力画像のレイアウトを変更するかどうかを判断することを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
- 前記第1の生成手段は、あらかじめ記憶された前記第1の地紋属性に従う複数の第1の地紋画像を生成可能とすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 情報処理装置から情報を取得して出力する画像処理装置における画像処理方法であって、
第1の地紋属性に基づいて第1の地紋画像を生成する第1の生成工程と、
前記情報に付加される第2の地紋属性に基づいて第2の地紋画像を生成する第2の生成工程と、
前記情報に対して指定される地紋処理モードに基づいて、前記第1の生成工程または前記第2の生成工程のいずれかを選択する選択工程と、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 前記第1又は第2の地紋画像の何れかと、前記情報とを合成して画像を出力する出力工程を有することを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
- 前記情報で指定される出力画像のレイアウトを変更するかどうかを判断する判断工程と、
前記判断工程がレイアウトを変更すると判断した場合、前記情報に指定されるレイアウト情報に基づいて、前記第1または第2の地紋画像に対して特定の画像処理を行う画像処理工程と、
を有することを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。 - 前記選択工程により前記第1の生成工程を選択した場合、前記第1の生成工程は、前記第1の地紋属性に基づいて、前記第2の地紋属性に近似する第1の地紋画像を生成することを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
- 前記画像処理工程は、1印刷ページ内に複数の出力ページをレイアウトする特定の画像処理を行うことを特徴とする請求項11記載の画像処理方法。
- 前記第1の生成工程は、前記第2の地紋属性に合致する優先順位の高い第1の地紋属性を選択して、前記第2の地紋画像に近似する第1の地紋画像を生成することを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
- 前記判断工程は、前記情報の要求者に対してあらかじめ設定された出力レイアウト権限内で、前記情報に指定された出力レイアウト要求を実行可能かどうかに基づいて、前記出力画像のレイアウトを変更するかどうかを判断することを特徴とする請求項11記載の画像処理方法。
- 前記第1の生成工程は、あらかじめ記憶された前記第1の地紋属性に従う複数の第1の地紋画像を生成可能とすることを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
- 請求項9乃至16のいずれかに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項9乃至16のいずれかに記載の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007121663A JP2008278369A (ja) | 2007-05-02 | 2007-05-02 | 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007121663A JP2008278369A (ja) | 2007-05-02 | 2007-05-02 | 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体、プログラム |
Publications (1)
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JP2007121663A Withdrawn JP2008278369A (ja) | 2007-05-02 | 2007-05-02 | 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体、プログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010191570A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Ricoh Co Ltd | 印刷制御装置、印刷システム、印刷制御方法、プログラムおよび記録媒体 |
JP2015011410A (ja) * | 2013-06-26 | 2015-01-19 | 理想科学工業株式会社 | 印刷装置 |
-
2007
- 2007-05-02 JP JP2007121663A patent/JP2008278369A/ja not_active Withdrawn
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