JP5471027B2 - 粉末成形用金型構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、セラミックスあるいは薬品などの粉末原料を加圧形成するためのパンチ部材を固定した粉末成形用金型構造に関する。
従来から下記特許文献1に記載されているような半導体装置製造用パンチ(パンチ部材)が提案されている。半導体装置用パンチ(パンチ部材)は、櫛歯状に形成されている先端部に、あらかじめ金属部材に超砥粒層を焼き付け成形した超硬チップをロウ付け法により固着したものである。そして、超砥粒層は、ダイヤモンド焼結体層又はCBN焼結体層であることが望まれている。
特開平9−293741号公報
ところで、上記した先行技術は、半導体装置製造用パンチ(パンチ部材)の先端部に超硬チップをロウ付けしなければならず、ロウ付けすることによる手間や工程が増加する問題がある。また、半導体装置製造用パンチ(パンチ部材)の先端部に超硬チップをロウ付けしたときに、超硬チップの先端部に対する位置ずれなどにより先端部の位置精度が低下するおそれがある。また、超硬チップを含めた先端部の位置精度が低下することにより、半導体装置製造用パンチ(パンチ部材)を固定した金型の位置精度も低下するおそれがある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、工程数を削減して容易に製造することができ、かつ位置精度を高めることができる粉末成形用金型構造を提供する。
本発明は、複数のパンチ部を連続して配置し全体として櫛型形状を成したパンチ部群と、前記パンチ部群に接続した基幹部と、を有するパンチ部材と、前記パンチ部材を位置決めするストリッパプレート、固定プレートおよびキー部材とを備えた粉末成形用金型構造であって、前記パンチ部が連続して配置される方向を第2の方向とし、前記パンチ部から前記基幹部から延びる方向を第3の方向とし、前記第2の方向および前記第3の方向に対して直交する方向を第1の方向とし、前記第1の方向のうちの一方の方向を第1の方向の正方向とし、前記第1の方向の正方向と反対の方向を第1の方向の負方向としたとき、前記ストリッパプレートは、前記基幹部が前記第3の方向に通過可能で、かつ、前記パンチ部群が前記第3の方向に挿入可能な貫通穴と、前記貫通穴に挿入された前記パンチ部群を前記第1の方向の正方向へ移動可能とし、かつ、前記パンチ部材を前記第1の方向の正方向および前記第2の方向へ位置決めするためのガイド穴と、を有し、前記固定プレートは、前記基幹部が前記第3の方向に挿入され、前記パンチ部材を前記第1の方向の正方向および前記第1の方向の負方向へ位置決めするための固定穴を有し、前記固定穴は、前記第3の方向からみたときに前記ガイド穴に対して重なる位置にあり、前記キー部材は、前記基幹部に接することにより、前記パンチ部材を前記第3の方向へ位置決めする
本発明によれば、パンチ部材の基幹部を第1の方向及び第3の方向に対して位置決めすることができ、パンチ部群を第1の方向および第2の方向に対して位置決めすることができる。このように、パンチ部材を相互に直交する3つの方向に対して同時に位置決めすることにより、パンチ部材の位置精度を高めることができる。また、パンチ部材を各固定部材に対して相対的に移動させて組み付けることにより、粉末成形用金型構造を容易に製造することができる。さらに、位置精度の優れたパンチ部材を移動させて組み付けることにより、粉末成形用金型構造全体の位置精度も高めることができる。
この場合、前記パンチ部材を位置決めする案内プレートをさらに備え、前記案内プレートは、前記ガイド穴にガイドされた前記パンチ部が挿入される挿入穴を有し、前記パンチ部が前記挿入穴に挿入された前記パンチ部材を前記第1の方向の負方向へ位置決めすることが好ましい
この構成によれば、挿入穴に挿入されたパンチ部が案内プレートにより第の方向の負方向に対して位置決めされる。これにより、パンチ部材及び粉末成形用金型構造全体の位置精度を一層高めることができる。
また、この場合、前記ストリッパプレートの前記ガイド穴は、複数前記パンチ部のうち1個の前記パンチ部のみを前記第2の方向に対して位置決めするように設定されていることが好ましい。
この構成によれば、ストリッパプレートのガイド穴は、複数パンチ部のうち1個のパンチ部のみを第2の方向に対して位置決めするように設定されている。これにより、1個のパンチ部を位置決めするガイド穴のみの加工精度を高めるだけで、パンチ部材及び粉末成形用金型構造を高精度に位置決めすることができる。この結果、ストリッパプレートのガイド穴の加工工程を削減でき、ガイド穴の加工効率を高めることができる。
また、この場合、前記案内プレートの前記挿入穴は、複数前記パンチ部のうち1個の前記パンチ部のみを前記第の方向の負方向に対して位置決めするように設定されていることが好ましい。
この構成によれば、案内プレートの挿入穴は、複数パンチ部のうち1個のパンチ部のみを第の方向の負方向に対して位置決めするように設定されている。これにより、1個のパンチ部を位置決めする挿入穴の一部分のみの加工精度を高めるだけで、パンチ部材及び粉末成形用金型構造を高精度に位置決めすることができる。この結果、案内プレートの挿入穴の加工工程を削減でき、挿入穴の加工効率を高めることができる。
本発明によれば、工程数を削減して容易に製造することができ、かつ位置精度を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係る粉末成形用金型構造を分解させて示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る粉末成形用金型構造のパンチ部材の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る粉末成形用金型構造の第1固定部材の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る粉末成形用金型構造の第2固定部材の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る粉末成形用金型構造を分解させて示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る粉末成形用金型構造の第4固定部材の平面図である。 本発明の第3実施形態に係る粉末成形用金型構造の第2固定部材の平面図である。 本発明の第3実施形態に係る粉末成形用金型構造の第4固定部材の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る粉末成形用金型構造のパンチ部材の第1変形例のパンチ部材となる正面図である。 本発明の第1実施形態に係る粉末成形用金型構造のパンチ部材の第2変形例のパンチ部材となる正面図である。
先ず、本発明の第1実施形態に係る粉末成形用金型構造について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、粉末成形用金型構造10は、主として、櫛型多連パンチ(パンチ部材)12と、粉末成形用金型14と、で構成されている。ここで、粉末成形用金型14は、固定プレート(第1固定部材)16と、ストリッパプレート(第2固定部材)18と、キー(第3固定部材)20と、を含んで構成されている。
櫛型多連パンチ12は、複数のパンチ部、具体的には、第1パンチ部(パンチ部)22、第2パンチ部(パンチ部)24、第3パンチ部(パンチ部)26が連続して配置し全体として櫛型形状を成したパンチ部群28と、パンチ部群28に接続した基幹部30と、を有している。第1パンチ部22、第2パンチ部24及び第3パンチ部26は、基幹部30の一平面30Eに、相互に所定の間隔をあけて設けられている。また、中央側の第2パンチ部24の両側に位置する第1パンチ部22及び第3パンチ部26の外側には、基幹部30の一平面30Eの端部が突出した構成になっている。基幹部30は、全体として平板状に形成されている。
ここで、基幹部30は、第1外側面30A、第2外側面30Bと、第3外側面30Cと、第4外側面30Dと、を有している。第1外側面30A及び第2外側面30Bは相互に同一の表面積であり、第3外側面30C及び第4外側面30Dは相互に同一の表面積である。そして、第1外側面30A及び第2外側面30Bの面積は、第3外側面30C及び第4外側面30Dの表面積よりも広くなるように設定されている。
また、第1パンチ部22は、第1外側面22Aと、第2外側面22Bと、第3外側面22Cと、第4外側面22Dと、を有している。第1外側面22A及び第2外側面22Bは相互に同一の表面積であり、第3外側面22C及び第4外側面22Dは相互に同一の表面積である。そして、第1外側面22A及び第2外側面22Bの面積は、第3外側面22C及び第4外側面22Dの表面積よりも広くなるように設定されている。
また、第2パンチ部24は、第1外側面24Aと、第2外側面24Bと、第3外側面24Cと、第4外側面24Dと、を有している。第1外側面24A及び第2外側面24Bは相互に同一の表面積であり、第3外側面24C及び第4外側面24Dは相互に同一の表面積である。そして、第1外側面24A及び第2外側面24Bの面積は、第3外側面24C及び第4外側面24Dの表面積よりも広くなるように設定されている。
また、第3パンチ部26は、第1外側面26Aと、第2外側面26Bと、第3外側面26Cと、第4外側面26Dと、を有している。第1外側面26A及び第2外側面26Bは相互に同一の表面積であり、第3外側面26C及び第4外側面26Dは相互に同一の表面積である。そして、第1外側面26A及び第2外側面26Bの面積は、第3外側面26C及び第4外側面26Dの表面積よりも広くなるように設定されている。
なお、各パンチ部22、24、26の個数は、3個に限られるものではなく、使用状況に応じて4個以上の複数個に設定してもよく、また、1個あるいは2個に設定してもよい。
固定プレート16は、平板状の固定プレート本体部32を備えている。固定プレート本体部32には、厚み方向に貫通した固定穴34が形成されている。固定穴34は、第1内側面34A、第2内側面34Bと、第3内側面34Cと、第4内側面34Dと、で区画形成されている。第1内側面34A及び第2内側面34Bは相互に同一の表面積であり、第3内側面34C及び第4内側面34Dは相互に同一の表面積である。そして、第1内側面34A及び第2内側面34Bの表面積は、第3内側面34C及び第4内側面34Dの表面積よりも広くなるように設定されている。
固定穴34の開口形状及び開口寸法は、櫛型多連パンチ12の基幹部30の底面の形状及び寸法に合致するように設定されている。このため、固定穴34には、櫛型多連パンチ12の基幹部30が挿入可能となっている。櫛型多連パンチ12の基幹部30が固定穴34に挿入された状態になると、基幹部30の第1外側面30A及び第2外側面30Bが固定穴34の第1内側面34A及び第2内側面34Bにそれぞれ接触して第1の水平方向(第1の方向、図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向))に対して位置決めされた状態になる。
このように、固定穴34の内壁面(図3の斜線部分に示す)の加工精度は、櫛型多連パンチ12の基幹部30を位置決めできるように、高精度に設計されている。
なお、固定プレート16の固定プレート本体部32には、ストリッパプレート18に対して位置決めするための位置決めピン(図示省略)が設けられている。
ストリッパプレート(第2固定部材)18は、平面視にて円柱状のストリッパプレート本体部36を備えている。ストリッパプレート本体部36には、厚み方向に貫通した貫通穴38が形成されている。この貫通穴38には、櫛型多連パンチ12の基幹部30が挿入し、さらに貫通可能となっている。また、貫通穴38には、ガイド穴40が連通して形成されている。ガイド穴40は、第1パンチ部22をガイドする第1ガイド穴42と、第2パンチ部24をガイドする第2ガイド穴44と、第3パンチ部26をガイドする第3ガイド穴46と、で構成されている。
第1ガイド穴42は、第1パンチ部22の第1外側面22Aをガイドする第1内側面42Aと、第1パンチ部22の第2外側面22Bをガイドする第2内側面42Bと、第1パンチ部22の第4外側面22Dをガイドする第3内側面42Cと、で構成されている。
第2ガイド穴44は、第2パンチ部24の第1外側面24Aをガイドする第1内側面44Aと、第2パンチ部24の第2外側面24Bをガイドする第2内側面44Bと、第2パンチ部24の第4外側面24Dをガイドする第3内側面44Cと、で構成されている。
第3ガイド穴46は、第3パンチ部26の第1外側面26Aをガイドする第1内側面46Aと、第3パンチ部26の第2外側面26Bをガイドする第2内側面46Bと、第3パンチ部26の第4外側面26Dをガイドする第3内側面46Cと、で構成されている。
このように、各ガイド穴42、44、46の各内側面(図4の斜線部分に示す)の加工精度は、各パンチ部22、24、26の各外側面を位置決めできるように高精度に設計されている。
櫛型多連パンチ12の第1パンチ部22が第1ガイド穴42にガイドされて第1ガイド穴42の内部に移動し、第2パンチ部24が第2ガイド穴44にガイドされて第2ガイド穴44の内部に移動し、かつ第3パンチ部26が第3ガイド穴46にガイドされて第3ガイド穴46の内部に移動することにより、櫛型多連パンチ12のパンチ部群28が第1の水平方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向))とは直交する第2の水平方向(図1中矢印Y方向(図1中矢印Y1方向及び矢印Y2方向))及び第1の水平方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向))の一方向側(図1中矢印X2方向)に対して位置決めされる。この状態では、櫛型多連パンチ12の第1パンチ部22の第1外側面22Aが第1ガイド穴42の第1内側面42Aと接触し、第1パンチ部22の第2外側面22Bが第1ガイド穴42の第2内側面42Bと接触し、第1パンチ部22の第4外側面22Dが第1ガイド穴42の第3内側面42Cと接触する。また、櫛型多連パンチ12の第2パンチ部24の第1外側面34Aが第2ガイド穴44の第1内側面44Aと接触し、第2パンチ部24の第2外側面24Bが第2ガイド穴44の第2内側面44Bと接触し、第2パンチ部24の第4外側面24Dが第2ガイド穴44の第3内側面44Cと接触する。さらに、櫛型多連パンチ12の第3パンチ部26の第1外側面26Aが第3ガイド穴46の第1内側面46Aと接触し、第3パンチ部26の第2外側面26Bが第3ガイド穴46の第2内側面46Bと接触し、第3パンチ部26の第4外側面26Dが第3ガイド穴46の第3内側面46Cと接触する(図4参照)。
そして、櫛型多連パンチ12の各パンチ部22、24、26が各ガイド穴42、44、46により第2の水平方向(図1中矢印Y方向(図1中矢印Y1方向及び矢印Y2方向))及び第1の水平方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向))の一方向側(図1中矢印X2方向)に対して位置決めされた状態で(図4参照)、櫛型多連パンチ12の基幹部30が固定プレート16の固定穴34に挿入可能になって挿入される。これにより、櫛型多連パンチ12の基幹部30が固定プレート16により第1の水平方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向))に対して位置決めされる(図3参照)。
以上のように、櫛型多連パンチ12は、固定プレート16により第1の水平方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向))に対して位置決めされ、かつストリッパプレート18により第1の水平方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向))と直交する第2の水平方向(図1中矢印Y方向(図1中矢印Y1方向及び矢印Y2方向))及び第1の水平方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向))の一方向側(図1中矢印X2方向)に対して位置決めされる。このように、櫛型多連パンチ12は、相互に直交する2軸方向に対して同時に位置決めされる。
加えて、櫛型多連パンチ12の基幹部30が固定プレート16の固定穴34に挿入された状態で、基幹部30の一平面30Eの一部がキー20の底面に接触してキー20により支持された状態になる。このキー20は、櫛型多連パンチ12の基幹部30が固定プレート16の固定穴34から抜け出ることを防止するものである。これにより、櫛型多連パンチ12の基幹部30は、第1の水平方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向))及び第2の水平方向(図1中矢印Y方向(図1中矢印Y1方向及び矢印Y2方向))のいずれにも直交する鉛直方向(第3の方向、図1中矢印Z方向(図1中矢印Z1方向及び矢印Z2方向))の一方向側(第3の方向、図1中矢印Z1方向)に対して位置決めされた状態になる。この結果、櫛型多連パンチ12は、固定プレート16、ストリッパプレート18及びキー20により、相互に直交する3軸方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向)、図1中矢印Y方向(図1中矢印Y1方向及び矢印Y2方向)、図1中矢印Z方向(図1中矢印Z1方向))に対して同時に位置決めされる。なお、図2に示すように、必要に応じて、2つのキーを用い、基幹部30の一平面30Eの2つの部位を支持するようにしてもよい。
なお、ストリッパプレート18のストリッパプレート本体部36には、位置決めピン(図示省略)が挿入される位置決め溝(図示省略)が形成されている。これにより、ストリッパプレート18の固定プレート16に対する位置決めが確保されるため、櫛型多連パンチ12の相対移動の際に、ストリッパプレート18が固定プレート16に対して位置ずれすることを防止できる。なお、ストリッパプレート18のストリッパプレート本体部36に位置決めピンが形成され、固定プレート16の固定プレート本体部32に位置決め溝が形成されるようにしてもよい。
次に、第1実施形態に係る粉末成形用金型構造の作用、すなわち、櫛型多連パンチ12を粉末成形用金型14に装着するときの動作について説明する。
前提として、ストリッパプレート18が固定プレート16に対して組み付けられた状態になっている。この状態では、固定プレート16の固定穴34の中心位置がストリッパプレート18の貫通穴38の中心位置からずれており(偏心しており)、かつストリッパプレート18の各ガイド穴42、44、46の真下に位置している。また、ストリッパプレート18の底面は、固定プレート16の上面から所定の距離だけ離れた状態になっている。
ストリッパプレート18が固定プレート16に対して組み付けられた状態で、櫛型多連パンチ12の基幹部30がストリッパプレート18の貫通穴38に挿入され、基幹部30の底面が固定プレート16の上面に接触する。そして、櫛型多連パンチ12が各ガイド穴42、44、46側に移動する。このとき、ストリッパプレート18が固定プレート16から離間しているため、櫛型多連パンチ12の基幹部30が各ガイド穴42、44、46に干渉することなく、櫛型多連パンチ12の移動が可能になる。そして、櫛型多連パンチ12が移動する際に、第1パンチ部22が第1ガイド穴42にガイドされ、第2パンチ部24が第2ガイド穴44にガイドされ、第3パンチ部26が第3ガイド穴46にガイドされる。これにより、第1パンチ部22の第1外側面22Aが第1ガイド穴42の第1内側面42Aと接触し、第1パンチ部22の第2外側面22Bが第1ガイド穴42の第2内側面42Bと接触し、第1パンチ部22の第4外側面22Dが第1ガイド穴42の第3内側面42Cと接触する。また、櫛型多連パンチ12の第2パンチ部24の第1外側面34Aが第2ガイド穴44の第1内側面44Aと接触し、第2パンチ部24の第2外側面24Bが第2ガイド穴44の第2内側面44Bと接触し、第2パンチ部24の第4外側面24Dが第2ガイド穴44の第3内側面44Cと接触する。さらに、櫛型多連パンチ12の第3パンチ部26の第1外側面26Aが第3ガイド穴46の第1内側面46Aと接触し、第3パンチ部26の第2外側面26Bが第3ガイド穴46の第2内側面46Bと接触し、第3パンチ部26の第4外側面26Dが第3ガイド穴46の第3内側面46Cと接触する。この結果、櫛型多連パンチ12のパンチ部群28がストリッパプレート18により第2の水平方向(図1中矢印Y方向(図1中矢印Y1方向及び矢印Y2方向))及び第1の水平方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向))の一方向側(図1中矢印X2方向)に対して位置決めされる(図4参照)。
櫛型多連パンチ12のパンチ部群28がストリッパプレート18により第2の水平方向(図1中矢印Y方向(図1中矢印Y1方向及び矢印Y2方向)に対して位置決めされた状態では、櫛型多連パンチ12の基幹部30が固定プレート16の固定穴34の真上に位置した状態となっている。
次に、櫛型多連パンチ12の基幹部30が固定プレート16の固定穴34に挿入される。これにより、櫛型多連パンチ12の基幹部30の第1外側面30Aが固定穴34の第1内側面34Aに接触し、櫛型多連パンチ12の基幹部30の第2外側面30Bが固定穴34の第2内側面34Bに接触する。この結果、櫛型多連パンチ12の基幹部30が固定プレート16により第1の水平方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向))に対して位置決めされる(図3参照)。
次に、ストリッパプレート18と固定プレート16との隙間をキー20が移動して、櫛型多連パンチ12の基幹部30の一平面30Eの一部上に位置して当該一平面の一部を支持する。これにより、櫛型多連パンチ12の基幹部30が固定プレート16の固定穴34から抜け出ることを防止できる。この結果、櫛型多連パンチ12の基幹部30がキー20により鉛直方向(図1中矢印Z方向(図1中矢印Z1方向及び矢印Z2方向)の一方向側(図1中矢印Z1方向)に対して位置決めされる。なお、2個のキー20を用意して、基幹部30の一平面30E上の異なる2つの部位を支持することにより、櫛型多連パンチ12の基幹部30を鉛直方向(図1中矢印Z方向(図1中矢印Z1方向及び矢印Z2方向)の一方向側(図1中矢印Z1方向)に対して確実に位置決めすることができる。
以上のように、櫛型多連パンチ12が粉末成形用金型14により第1の水平方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向)、第2の水平方向(図1中矢印Y方向(図1中矢印Y1方向及び矢印Y2方向)及び鉛直方向(図1中矢印Z方向(図1中矢印Z1方向及び矢印Z2方向)の一方向側(図1中矢印Z1方向)の3軸方向に対して同時に位置決めされる。
このように、先ず、ストリッパプレート18と固定プレート16とを組み付けて粉末成形用金型14を完成させ、ストリッパプレート18及び固定プレート16を固定した状態で、櫛型多連パンチ12のみを上記したように移動させることにより、櫛型多連パンチ12を粉末成形用金型14に容易に装着することができる。これにより、粉末成形用金型構造の組立工数を大幅に削減でき、かつ組立効率を上げることができる。
また、櫛型多連パンチ12は、高精度に設計されたガイド穴40及び固定穴34に位置決めされ、かつキー20により支持されて、相互に直交する3軸方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向)、図1中矢印Y方向(図1中矢印Y1方向及び矢印Y2方向)、図1中矢印Z方向(図1中矢印Z1方向))に対して同時に位置決めされている。このため、櫛型多連パンチ12がストリッパプレート18及び固定プレート16に対して位置ずれすることがない。これにより、櫛型多連パンチ12の位置精度を上げることができ、ひいては、粉末成形用金型構造全体の位置精度を高めることができる。
このようにして、粉末成形用金型14に組み付けられた櫛型多連パンチ12は、粉末成形用に使用される。
なお、櫛型多連パンチ12を粉末成形用金型14から取り外す場合には、上述した手順とは逆の順番で各工程を実行する。すなわち、先ず、櫛型多連パンチ12の基幹部30を支持しているキー20を取り除き、次に、櫛型多連パンチ12の基幹部30を固定プレート16の固定穴34から抜き出す。そして、櫛型多連パンチ12の各パンチ部22、24、26が各ガイド穴42、44、46の内部から引き出されて貫通穴38側に移動させる。さらに、櫛型多連パンチ12の基幹部30を貫通穴38から抜き出すことにより、櫛型多連パンチ12を粉末成形用金型14から容易に取り外すことができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る粉末成形用金型構造について、図面を参照して説明する。なお、第2実施形態に係る粉末成形用金型構造は、第1実施形態に係る粉末成形用金型構造に後述の案内プレートを追加した構成であるため、本発明の第1実施形態に係る粉末成形用金型構造の構成と同じ構成には同符号を付し、適宜、説明を省略する。
図5及び図6に示すように、第2実施形態に係る粉末成形用金型構造50は、主として、櫛型多連パンチ(パンチ部材)12と、粉末成形用金型14と、案内プレート(第4固定部材)52と、で構成されている。ここで、粉末成形用金型14は、固定プレート(第1固定部材)16と、ストリッパプレート(第2固定部材)18と、キー(第3固定部材)20と、を含んで構成されている。
なお、櫛型多連パンチ12及び粉末成形用金型14は、第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。
案内プレート52は、平板状の案内プレート本体部54を備えている。案内プレート本体部54には、厚み方向に貫通した挿入穴56が形成されている。挿入穴56は、第1内側面56Aと、第2内側面56Bと、第3内側面56Cと、第4内側面56Dと、で区画形成されている。第1内側面56A及び第2内側面56Bは相互に同一の表面積であり、第3内側面56C及び第4内側面56Dは相互に同一の表面積である。そして、第1内側面56A及び第2内側面56Bの表面積は、第3内側面56C及び第4内側面56Dの表面積よりも広くなるように設定されている。
挿入穴56には、櫛型多連パンチ12のパンチ部群28(第1パンチ部22、第2パンチ部24及び第3パンチ部26)が挿入可能となっている。櫛型多連パンチ12のパンチ部群28が挿入穴56に挿入された状態になると、パンチ部群28の各パンチ部22、24、26の第3外側面22C、24C、26Cが挿入穴56の第1内側面56Aに接触して第4の水平方向(図5中矢印X方向(図5中矢印X1方向及び矢印X2方向)の一方向側(図5中矢印X1方向)に対して位置決めされた状態になる(図6参照)。なお、第4の水平方向とは、固定プレート16の固定穴34で位置決め可能な第1の水平方向と同じ方向である。
このように、挿入穴56は、櫛型多連パンチ12のパンチ部群28を位置決めできるように高精度に設計されている。具体的には、案内プレート52の挿入穴56の第1内側面56Aのうち、第1パンチ部22の第3外側面22C、第2パンチ部24の第3外側面24C及び第3パンチ部26の第3外側面26Cが接触する全ての範囲(図6の斜線部分に示す)の加工精度が高められている。
第2実施形態によれば、第1実施形態で説明したように、櫛型多連パンチ12が固定プレート16、ストリッパプレート18と、キー20と、により、相互に直交する3軸方向(図1中矢印X方向(図1中矢印X1方向及び矢印X2方向)、図1中矢印Y方向(図1中矢印Y1方向及び矢印Y2方向)、図1中矢印Z方向(図1中矢印Z1方向))に対して同時に位置決めされた状態から、各ガイド穴42、44、46から露出した各パンチ部22、24、26に案内プレート52の挿入穴56が通される。これにより、各パンチ部22、24、26の第3外側面22C、24C、26Cが挿入穴56の第1内側面56Aにそれぞれ接触して第4の水平方向(図5及び図6中矢印X方向(図5及び図6中矢印X1方向及び矢印X2方向)の一方向側(図5及び図6中矢印X1方向)に対して位置決めされた状態になる。
このように、櫛型多連パンチ12の基幹部30が固定プレート16により第1の水平方向(図5及び図6中矢印X方向(図5及び図6中矢印X1方向及び矢印X2方向)に対して位置決めされ、また、キー20により鉛直方向(図5中矢印Z方向(図5中矢印Z1方向及び矢印Z2方向)の一方向側(図5中矢印Z1方向)に対して位置決めされる。また同時に、櫛型多連パンチ12の各パンチ部22、24、26がストリッパプレート18により第2の水平方向(図5及び図6中矢印Y方向(図5及び図6中矢印Y1方向及び矢印Y2方向)及び第1の水平方向(図5及び図6中矢印X方向(図5及び図6中矢印X1方向及び矢印X2方向)の一方向側(図5及び図6中矢印X2方向)に対して位置決めされ、かつ案内プレート18により第4の水平方向(図5及び図6中矢印X方向(図5及び図6中矢印X1方向及び矢印X2方向)の一方向側(図5及び図6中矢印X1方向)に対して位置決めされる。この結果、櫛型多連パンチ12が4つの方向に対して位置決めされた状態になる。
特に、各パンチ部22、24、26の先端部を案内プレート52により追加的に位置決めすることにより、櫛型多連パンチ12の固定プレート16及びストリッパプレート18に対する位置ずれを防止できる。これにより、櫛型多連パンチ12の基幹部30が2つの方向に対して位置決めされ、かつ各パンチ部22、24、26が2つの方向に対して位置決めされているため、櫛型多連パンチ12の位置決め精度を一層高めることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る粉末成形用金型構造について、図面を参照して説明する。なお、第3実施形態に係る粉末成形用金型構造は、第2実施形態に係る粉末成形用金型構造の構成要素と同じであるため、本発明の第2実施形態に係る粉末成形用金型構造の構成と同じ構成には同符号を付し、適宜、説明を省略する。
図7に示すように、ストリッパプレート18の3つの第1ガイド穴42、第2ガイド穴44及び第3ガイド穴46のうち、少なくとも1つのガイド穴の加工精度を高めたものである。例えば、第1パンチ部22をガイドする第1ガイド穴42(図7の斜線部分に示す)のみの加工精度が高められている。なお、第2ガイド穴44のみ、あるいは第3ガイド穴46のみの加工精度を高めた構成でもよく、第1ガイド穴42、第2ガイド穴44、第3ガイド穴46のいずれか2つのガイド穴の加工精度を高めた構成でもよい。本実施形態では、第1ガイド穴42(図7の斜線部分に示す)のみの加工精度が高められた構成を一例として示している。
ここで、第1ガイド穴42、第2ガイド穴44及び第3ガイド穴46の加工精度とは、櫛型多連パンチ12の第1パンチ部22、第2パンチ部24、第3パンチ部26を第2の水平方向(第2の方向、図7中矢印Y方向(図7中矢印Y1方向及び矢印Y2方向))及び第1の水平方向(第1の方向、図7中矢印X2方向)に対して正確に位置決めできるようにガイドするために要求される加工精度であることを意味している。
また、図8に示すように、案内プレート52の挿入穴56の第1内側面56Aのうち、第1パンチ部22の第3外側面22C、第2パンチ部24の第3外側面24C及び第3パンチ部26の第3外側面26Cが接触する全ての範囲の加工精度を高める構成に限られるものではなく、各パンチ部22、24、26のうち、いずれかの第3外側面22C、24C、26Cが接触する部位のみの加工精度を高めた構成が適用される。例えば、本実施形態では、挿入穴56の第1内側面56Aのうち、第1パンチ部22の第3外側面22Aが接触する部位のみ(図8の斜線部分に示す)の加工精度が高められている。なお、挿入穴56の第1内側面56Aのうち、第2パンチ部24の第3外側面24Cが接触する部位のみ、あるいは第3パンチ部26の第3外側面26Cが接触する部位のみの加工精度を高めた構成でもよい。また、挿入穴56の第1内側面56Aのうち、第1パンチ部22、第2パンチ部24あるいは第3パンチ部26の任意の2つのパンチ部の第3外側面が接触する部位のみの加工精度を高めた構成でもよい。
ここで、挿入穴56の加工精度とは、櫛型多連パンチ12の第1パンチ部22、第2パンチ部24、第3パンチ部26を第4の水平方向(図8中矢印X方向(図8中矢印X1方向及び矢印X2方向)の一方向側(図8中矢印X1方向)に対して正確に位置決めできるようにガイドするために要求される加工精度であることを意味している。
なお、上記加工精度については、ストリッパプレート18及び固定プレート16の両方の加工精度を高めた構成でもよいし、ストリッパプレート18又は固定プレート16のいずれか一方のみの加工精度を高めた構成でもよい。
第3実施形態によれば、ストリッパプレート18あるいは固定プレート16の最小限の部位の加工精度を高めるだけで、櫛型多連パンチ12を3つの方向(第1実施形態と同様)あるいは4つの方向(第2実施形態と同様)から同時に位置決めすることができる。これにより、ストリッパプレート18あるいは固定プレート16の加工の手間を低減することができ、ひいては加工工数及びこれに伴うコストを削減することができる。
なお、第3実施形態は、第2実施形態に前提にして説明しているが、案内プレート52が不要な第1実施形態を前提にしたものでもよい。この場合、ストリッパプレート18の第1ガイド穴42、第2ガイド穴44及び第3ガイド穴46の一部の加工精度のみを高めるだけで済むため、加工工数と加工に伴うコストを大幅に削減することができる。
次に、櫛型多連パンチ12の変形例について説明する。
櫛型多連パンチ12の第1変形例として、図9に示すように、櫛型多連パンチ12の基幹部30にキー20が挿入されるためのキー溝60が形成されている。このキー溝60は、キー20の数に対応しており、櫛型多連パンチ12の基幹部30の鉛直方向に対する位置決めを1個のキー20で実現する場合には、1個のキー溝60が形成され、櫛型多連パンチ12の基幹部30の鉛直方向に対する位置決めを2個のキー20で実現する場合には、2個のキー溝60が形成される。キー溝60にキー20が挿入されて櫛型多連パンチ12の基幹部30が支持されることにより、櫛型多連パンチ12が固定プレート16の固定穴34から抜け出ることを防止できる。特に、基幹部30の内部にキー20が介在する構成になるため、第1パンチ部22及び第3パンチ部26の近傍にキー20が位置しない。これにより、第1ガイド穴42及び第3ガイド穴46の設計自由度を高めることができる。
櫛型多連パンチ12の第2変形例として、図10に示すように、櫛型多連パンチ12を鉛直方向に対して位置決めする手段にキー20ではなく、断面円形又は断面角形のピン62を用いた場合のパンチ部材の構成を例示する。すなわち、櫛型多連パンチ12の基幹部30にピン62が挿入されるためのピン穴64が厚み方向に貫通して形成されている。このピン穴64は、ピン62の数に対応しており、櫛型多連パンチ12の基幹部30の鉛直方向に対する位置決めを1個のピン62で実現する場合には、1個のピン穴64が形成され、櫛型多連パンチ12の基幹部30の鉛直方向に対する位置決めを2個のピンで実現する場合には、2個のピン穴64が形成される。ピン穴64にピン62が挿入されて櫛型多連パンチ12の基幹部30が支持されることにより、櫛型多連パンチ12が固定プレート16の固定穴34から抜け出ることを防止できる。特に、基幹部30の内部にピン62が介在する構成になるため、第1パンチ部22及び第3パンチ部26の近傍にピン62が位置しない。これにより、第1ガイド穴42及び第3ガイド穴46の設計自由度を高めることができる。
10 粉末成形用金型構造
12 櫛型多連パンチ(パンチ部材)
16 固定プレート(第1固定部材)
18 ストリッパプレート(第2固定部材)
20 キー(第3固定部材)
22 第1パンチ部(パンチ部)
24 第2パンチ部(パンチ部)
26 第3パンチ部(パンチ部)
28 パンチ部群
30 基幹部
34 固定穴
38 貫通穴
40 ガイド穴
52 案内プレート(第4固定部材)
56 挿入穴

Claims (4)

  1. 複数のパンチ部を連続して配置し全体として櫛型形状を成したパンチ部群と、前記パンチ部群に接続した基幹部と、を有するパンチ部材と、前記パンチ部材を位置決めするストリッパプレート、固定プレートおよびキー部材とを備えた粉末成形用金型構造であって、
    前記パンチ部が連続して配置される方向を第2の方向とし、前記パンチ部から前記基幹部から延びる方向を第3の方向とし、前記第2の方向および前記第3の方向に対して直交する方向を第1の方向とし、前記第1の方向のうちの一方の方向を第1の方向の正方向とし、前記第1の方向の正方向と反対の方向を第1の方向の負方向としたとき、
    前記ストリッパプレートは、前記基幹部が前記第3の方向に通過可能で、かつ、前記パンチ部群が前記第3の方向に挿入可能な貫通穴と、前記貫通穴に挿入された前記パンチ部群を前記第1の方向の正方向へ移動可能とし、かつ、前記パンチ部材を前記第1の方向の正方向および前記第2の方向へ位置決めするためのガイド穴と、を有し、
    前記固定プレートは、前記基幹部が前記第3の方向に挿入され、前記パンチ部材を前記第1の方向の正方向および前記第1の方向の負方向へ位置決めするための固定穴を有し、前記固定穴は、前記第3の方向からみたときに前記ガイド穴に対して重なる位置にあり、
    前記キー部材は、前記基幹部に接することにより、前記パンチ部材を前記第3の方向へ位置決めする、粉末成形用金型構造。
  2. 前記パンチ部材を位置決めする案内プレートをさらに備え、
    前記案内プレートは、前記ガイド穴にガイドされた前記パンチ部群が挿入される挿入穴を有し、前記パンチ部群が前記挿入穴に挿入された前記パンチ部材を前記第1の方向の負方向へ位置決めする、請求項1に記載の粉末成形用金型構造。
  3. 前記ストリッパプレートの前記ガイド穴は、複数前記パンチ部のうち1個の前記パンチ部のみを前記第2の方向に対して位置決めするように設定されている請求項1又は2に記載の粉末成形用金型構造。
  4. 前記案内プレートの前記挿入穴は、複数前記パンチ部のうち1個の前記パンチ部のみを前記第の方向の負方向に対して位置決めするように設定されている、請求項2又は3に記載の粉末成形用金型構造。
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