JP5469946B2 - フライホイール付産業機械の始動装置 - Google Patents

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本発明は、フライホイール付産業機械で、特に大口径のフライホイールが付いた大形の産業機械における始動装置に関するものである。
従来、切断や圧縮等の加工をする産業機械においては、フライホイールが回転用に設けられている。このフライホイールは電動モータなどを始動モータとして、回転されるものである。一方、車両等の内燃機関のエンジンを備えたものにも始動用のモータが備えられている。これは、エンジンのフライホイールを始動モータで回転駆動させるものであり、特許文献1に記載の始動装置のように、一方向クラッチを有して、そのクラッチにピニオン部材を移動自在にして、マグネティックスイッチの負荷を軽減して、このマグネティックスイッチの容量を小さくしてクラッキング時の騒音を低減するものが知られている。
特開2008−88895号公報
しかし、従来のフライホイール付産業機械の始動装置では、大型の産業用機械に大口径(例えば直径が約1m以上)のフライホイールが付いているので、通常の内燃機関エンジン用の始動モータでは容量不足で使用することができない。そこで大型作業用機械の為には出力の大きい特殊な始動モータが必要であが、その特殊な始動モータの価格が高く、常に入手しやすい物ではなく在庫状況により長期間入手できないことがある。本発明に係るフライホイール付産業機械の始動装置は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係るフライホイール付産業機械の始動装置の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、フライホイール付機械における始動用の始動モータに、
油圧モータおよび油圧モータ駆動用装置と、
該油圧モータの回転駆動を伝達する伝達装置と、
該伝達装置の回転部の一部を前記電動モータの回転用に接続させたり非接続にしたりする駆動切替装置と、
前記フライホイールの回転負荷を前記油圧モータ側で検出する圧力センサーと、
該圧力センサーに電気的に接続されこの圧力センサーの検出する値が所定の閾値以下になると前記駆動切替装置を駆動させて前記伝達装置を前記始動モータに対して回転非接続状態にするとともに前記始動モータを回転駆動させるように始動モータ用駆動装置に通電させる制御を行う制御装置と、
からなる始動補助装置が設けられていることである。
本発明のフライホイール付産業機械の始動装置によれば、例えば、直径1m以上の大口径のフライホイールが付いている場合でも、油圧モータを回転駆動させてフライホイールを回転させて、次第に回転用負荷が軽減されたところで、始動モータを回転駆動させる。これにより、油圧モータで回転初期の大きな負荷を負担するので、始動モータの焼き付けなどの課題を解消することができる。また、小型の油圧モータで十分にフライホイールを駆動させることができるのでコストも廉価に抑えることができる。
本発明に係るフライホイール付産業機械の始動装置1の概略使用状態を示す平面図である。 同始動装置1の正面図である。 同始動装置1における切替駆動装置11の作用を示す説明図(A),(B)であり、回転伝達接続状態が(A)であり、回転非接続状態が(B)である。 同始動装置1の一部を示す平面図(A)と、側面図(B)とである。 本発明に係る始動装置1の全体構成を示す概略構成図である。
本発明に係るフライホイール付産業機械の始動装置1は、図1に示すように、始動モータ2に始動補助装置3が設けられて成るものである。
フライホイール付機械は、例えば大形の産業廃棄物や穀物類等のカッター装置や破砕機等である。この産業機械における始動モータで2ある電動モータは、例えば、三相篭形誘導電動機である。この始動モータ2で前記フライホイール6を回転させるものである。この回転には、始動モータ側のプーリ5とフライホイール6と、両者を伝達させるベルト7で行われる。
前記フライホイール6と回転軸4cによって同軸で回転されるカッターホイール4には、カッター4a,4aが備えられている。そして、このカッターホイール4は、軸受け4b,4bによって回転軸4cが回転自在に支持されている。
前記始動モータ2の回転軸には、リングギア8が設けられている。そして、このリングギア8に歯合するピニオンギア9が、油圧モータ10の回転軸に設けられている。この油圧モータ10には、高圧油を供給する油圧モータ駆動用装置(図5参照)が設けられる。
前記油圧モータ10の回転駆動を伝達する伝達装置であるピニオンギア9を、前記始動モータ2の回転用に、回転接続にしたり回転非接続にしたりする切替駆動装置11が在る。これは、図2乃至図4(A),(B)に示すように、産業機械の台座などに固定される取付基台11aと、該取付基台11aに回転自在に支持される電動シリンダー11bと、前記取付基台11aおよび前記電動シリンダー11bにピン接合される揺動アーム11cとで、前記切替駆動装置11が構成される。
前記切替駆動装置11における揺動アーム11cに、前記油圧モータ10がボルト等で取り付けられている。前記電動シリンダー11bは、伸縮ロッドを有して、シリンダー部がネジ・ナット機構の採用により直線作動するものである。なお、この電動シリンダー11bは一例であり、その他の公知の油圧シリンダーやエアーシリンダーなどでも良い。また、前記リングギア8とピニオンギア9との回転伝達の接続・非接続の切替手段は、公知の手段であるワンウエイクラッチを使用することもできるし、始動モータ2の回転軸に対してその軸の前後方向に回転手段を出没させるようにして切替えることもできる。特に、実施例の切替駆動装置11に限定するものではない。
前記フライホイール6の回転負荷を検出する圧力センサー13(図5参照)が前記油圧モータ10側の、例えば油圧モータ駆動用装置(図5参照)の高圧油供給路の一部に設けられる。更に、該圧力センサー13に電気的に接続され、この圧力センサー13の検出する値が所定の閾値以下になると前記切替駆動装置11を駆動させて前記伝達装置であるピニオンギア9を前記始動モータ2に対して回転非接続状態にするとともに、前記始動モータ2を回転駆動させるように始動モータ用駆動装置(図5参照)に通電させる制御を行う制御装置14がある。このようにして始動補助装置3が設けられている。この始動補助装置3と全体の概略構成を図5に示す。
このように構成される始動装置1によれば、カッター等の産業機械を始動させるには、まず、図3(A)に示す状態から、制御装置14からの指令で油圧モータ駆動用装置を駆動させ高圧油を油圧モータ10に供給させる。この油圧モータ10が前記高圧油でゆっくりと回転し始める。この油圧モータ10では、負荷に対して余った油がタンクへと戻されるので焼付け等の心配は一切無い。
前記油圧モータ10が回転すると、図1に示すように、ピニオンギア9が回転し、これに歯合するリングギア8が回転する。それにより、始動モータ2の回転軸2aが回転されて、プーリ5が回転してベルト7を介してフライホイール6が回転する。
前記フライホイール6は大口径で慣性力が大きいので最初はゆっくりと回転して、次第に回転速度が増してくる。それにより、フライホイール6を回転させる負荷が急速に減少してくる。それを圧力センサー13で検出し、制御装置14に測定データを送信する。
前記圧力センサー13からの測定データの値が所定の閾値以下になると、前記制御装置14から前記切替駆動装置11における電動シリンダー11bを駆動させる。すると、図3(A)に示すように、電動シリンダー11bのロッドaが伸びている状態から、図3(B)に示すように、前記ロッドaが収縮して揺動アーム11cが反時計方向に回転する。
前記揺動アーム11c前記伝達装置であるピニオンギア9をリングギア8から離隔させて、前記始動モータ2に対して回転非接続状態にする。これで、始動補助装置3の役目が完了する。そして、同時に、始動モータ2を回転駆動させるように前記制御装置14から始動モータ用駆動装置(図5参照)に通電させる制御を行う。この始動モータ用駆動装置は、例えば、スターデルタ,リアクトル,コンドルファ等の始動用結線装置である。こうして始動モータ2が始動するが、フライホイール6が既に回転していてその回転負荷が非常に少ないので、当該始動モータ2がスムーズに立ち上がる。
前記始動モータ2の回転立ち上げ後、産業機械の使用が終了した後に、前記始動モータ2の回転停止させて、前記始動補助装置3の電動シリンダー11bのロッドaを伸長させて、ピニオンギア9とリングギア8とを歯合させておく。このように、ギア同士を歯合させておくことで、フライホイール6が回転しない様に規制されて、不測の事態を防ぐ安全上のブレーキ手段となる。これで、図3(A)に示す初期状態に戻る。
本発明に係る始動装置1は、産業機械ばかりでなく内燃機関エンジン用始動装置としても適用できるものである。始動モータを従来よりも小型のものを使用できる様になり、始動装置全体をコンパクトに収めることが出来るようになる。
1 始動装置、
2 始動モータ、
3 移動補助装置、
4 カッターホイール、 4a カッター、
4b 軸受け、 4c 回転軸、
5 プーリ、
6 フライホイール、
7 ベルト、
8 リングギア、
9 ピニオンギア、
10 油圧モータ、
11 切替駆動装置、
11a 取付基台、
11b 電動シリンダー、
11c 揺動アーム、
13 圧力センサー、
14 制御装置。

Claims (1)

  1. フライホイール付機械における始動用の始動モータに、
    油圧モータおよび油圧モータ駆動用装置と、
    該油圧モータの回転駆動を伝達する伝達装置と、
    該伝達装置の回転部の一部を前記電動モータの回転用に接続させたり非接続にしたりする駆動切替装置と、
    前記フライホイールの回転負荷を前記油圧モータ側で検出する圧力センサーと、
    該圧力センサーに電気的に接続されこの圧力センサーの検出する値が所定の閾値以下になると前記駆動切替装置を駆動させて前記伝達装置を前記始動モータに対して回転非接続状態にするとともに前記始動モータを回転駆動させるように始動モータ用駆動装置に通電させる制御を行う制御装置と、
    からなる始動補助装置が設けられていること、
    を特徴とするフライホイール付産業機械の始動装置。
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