JP5468618B2 - 容器閉栓装置及び容器閉栓方法 - Google Patents

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Description

この発明は、容器閉栓装置及び容器閉栓方法に係り、詳しくは、容器を蓋栓でねじ締めして閉栓するための容器閉栓装置及び容器閉栓方法に関する。
従来から良く知られているように、食品産業では、とりわけ、飲料をボトルなどの容器に滅菌充填する技術分野や、食品を滅菌包装する技術分野では、飲料や食品が充填される前に、容器の内面側と外面側を滅菌処理しておく必要がある。一般に、この種の滅菌処理では、例えば、過酸化水素などの化学薬品を用いて、例えば、紙、プラスチック、金属又は有機物などの各種材質からなる容器の内外両表面の滅菌状態を実現する。
ここで、飲料や食品の充填を確実に滅菌状態で行うためには、容器の滅菌処理のみならず、充填工程の最終段階で容器を閉栓密封するために用いられる、例えば、キャップや栓などの蓋栓も滅菌処理しておく必要がある。
このため、従来の容器閉栓装置は、蓋栓を滅菌処理するための滅菌処理部と、ねじ締め手段を有し、該ねじ締め手段で、ねじ式の蓋栓(ねじ蓋)を容器の口にあてがって、該蓋栓に所定の回転力を加えて、容器を蓋栓でねじ締めして閉栓するための蓋閉め部とから構成されている。上記滅菌処理部は、高温の滅菌流体(sterilization fluid)を蓋栓に吹き付ける噴霧手段を有している。なお、滅菌流体は、液体に限らず、必要性に応じて、加熱して気相状態で用いることもできる。それゆえ、蓋栓は、液相又は気相の滅菌流体を浴びせられるので、滅菌処理工程の期間中、加熱されることになる。
上記容器閉栓装置は、さらに、上記滅菌処理部と蓋閉め部との間に介挿されて、蓋栓を滅菌処理部から蓋閉め部に導くためのガイド部を備えている。このガイド部は、複数の蓋栓を同時に配置でき、これにより、滅菌処理部から蓋閉め部までの一連の蓋栓処理を、継続して実施できる構成となっている。しかしながら、滅菌処理部の処理速度と蓋閉め部の処理速度は、同一である必要はなく、異なっていても良い。それゆえ、処理速度が、滅菌処理部と蓋閉め部との間で異なるときは、ガイド部は、バッファ(緩衝部)としても機能する役割を担っている。
しかしながら、上記従来の容器閉栓装置には、次のような不具合がある。
つまり、蓋閉め部は、すべての蓋栓(ねじ蓋)に対して、一様な回転力(閉栓トルク)を加えて容器を蓋栓でねじ締めして閉栓するけれども、容器を開栓するとき、すなわち、容器から蓋栓を取り外すときは、開栓に要する回転力(開栓トルク)の大きさは、場合場合で、著しく異なる、という不具合である。
実際のところ、蓋栓を開ける際に、容器の蓋栓に加えられる開栓トルクは、閉栓処理の際に当該蓋栓に加えられた閉栓トルクの大きさと、当該閉栓トルクが加えられた時点における蓋栓温度(つまり、蓋閉め部内の蓋栓の温度)とに依存する。
蓋閉め部内での蓋栓の温度は、当該蓋栓が、滅菌処理部から排出されてからの経過時間、すなわち、蓋栓がガイド部に滞留する時間に左右されて変化する。つまり、蓋栓は、滅菌処理が完了すると、もはや、滅菌処理部内に存在する高温流体(すなわち、滅菌流体、乾燥滅菌技術が適用される場合は、蓋栓を乾燥させるための高温空気)に晒されなくなるので、すぐに冷え始める。
蓋閉め部内の蓋栓の温度分布分散(この結果として、開栓トルクの分布分散が生じる)は、容器閉栓装置が、万が一の故障の結果として(あるいは、何らかの理由により)停止したときに、顕著にあらわれる。
つまり、この種の容器閉栓装置では、当該装置が、故障、あるいは、何らかの理由で、突然停止したとき、滅菌処理部内の蓋栓は、高温の滅菌流体に長い間晒されつづけると、破損するので、滅菌処理部から放出される構成となっている。これに対して、ガイド部内の多数の蓋栓は、装置停止の原因が取り除かれ、運転が再開されるまで、ガイド部に滞留し続けることとなる。
それゆえ、従来の容器閉栓装置では、容器の閉め具合(閉栓品質)が、蓋栓が緩み過ぎていたり、蓋栓がきつく閉め過ぎていたり、まちまちであるため、結果として、容器の開け具合(開栓トルクの大きさ)が一様でない、という不都合があった。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、一様な、あるいは、略一様な回転力(開栓トルク)で、容器を開栓できるように、容器を安定的に開栓することができる容器閉栓装置及び容器閉栓方法を提供することを第1の目的としている。なお、この明細書で言う「高温」又は「加熱」とは、周囲温度を超える温度(気化温度も含む)を意味する。
また、この発明は、エネルギの無駄を回避できる、環境に優しい容器閉栓装置及び容器閉栓方法を提供することを第2の目的としている。
上記目的は、特許請求の範囲の欄に記載した内容によって特徴付けられる、この発明の容器閉栓装置及び容器閉栓方法によって確実に達成される。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、高温の滅菌流体を蓋栓に吹き付ける噴霧手段を有する滅菌処理部と、容器の口に前記蓋栓をあてがった状態で、該蓋栓に所定の閉栓トルクを加えて、前記容器を該蓋栓でねじ締めして閉栓するためのねじ締め手段を有する蓋閉め部と、複数の前記蓋栓を収容配列でき、これらの蓋栓を前記滅菌処理部から前記蓋閉め部に導くためのガイド部と、前記滅菌処理部から前記蓋閉め部に供給された前記蓋栓が前記蓋閉め部にて所望の温度を保持できるように、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓の温度を調節するための温度調節手段とを備えてなると共に、前記温度調節手段は、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓を加熱する加熱手段を有してなる容器閉栓装置に係り、前記ガイド部内で前記蓋栓の通過を検出する通過検出センサと、前記加熱手段と前記通過検出センサとに接続されて、前記蓋栓の通過が中断したとき、前記加熱手段を始動させる制御手段とを備えていることを特徴としている。
また、この発明の第2の構成は、滅菌処理部にて、高温の滅菌流体を蓋栓に吹き付けて、当該蓋栓を滅菌処理する滅菌処理工程と、滅菌処理された前記蓋栓を、ガイド部を介して、前記滅菌処理部から蓋閉め部に移送する移送工程と、前記蓋閉め部にて、容器の口に前記蓋栓をあてがった状態で、該蓋栓に所定の閉栓トルクを加えて、前記容器を該蓋栓でねじ締めして閉栓する閉栓工程と、前記滅菌処理部から前記蓋閉め部に供給された前記蓋栓が前記蓋閉め部にて所望の温度を保持できるように、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓の温度を調節する温度調節工程とを有してなると共に、前記温度調節工程は、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓を加熱する加熱工程からなる容器閉栓方法に係り、前記蓋閉め部に向かう前記蓋栓の通過を検出する工程を有し、前記蓋栓の通過が中断されたとき、前記加熱工程を始動させることを特徴としている。
この発明の構成によれば、(蓋栓に加えられる閉栓トルクが一様であることと併せて、)蓋閉め部内での閉栓処理時、蓋栓が所望の温度を保持できるように、蓋栓の温度を調節するための温度調節手段が設けられているので、(容器漏れの原因となる)蓋栓の緩み過ぎもなく、(容器を手で開けることが困難となる)蓋栓の閉め過ぎもない、安定した閉栓処理を行うことができる。それゆえ、ばらつきの小さい開栓トルクで、容器を開栓できる。つまり、容器の閉栓・開栓品質を高めることができる。
さらに、上記利点は、蓋栓が所望の温度値に加熱されるおかげで、蓋栓の乾燥滅菌技術でも達成できる。
また、この発明の構成によれば、エネルギの無駄を回避できる、環境に優しい装置及び方法を提供することができる。この効果は、温度調節手段を容器閉栓装置の駆動停止期間(したがって、蓋栓の流れの中断期間)に対応する、限られた時間内だけ稼動させる制御手段と、効率を最大限に高める温度調節手段の構成とによって達成される。
上記した特徴と利点は、この発明の好ましい実施態様の記載を添付図面と共に検討すれば、よりたやすく明白になる。なお、この発明は、次節で詳述する実施態様及び添付図面に限定されるものではないことは勿論である。
この発明の一実施形態である容器閉栓装置の構成を概略示す側面図である。 図1中の領域Aを拡大して示す拡大図である。 図2中の領域Bを拡大して示す拡大図である。
以下、図1乃至図3を参照して、この発明の一実施形態である容器閉栓装置について説明する。
図1に示すように、この実施形態の容器閉栓装置1は、飲料や食品の充填が完了した容器をキャップや栓などの蓋栓(ねじ蓋)2で密封して閉栓する容器閉栓装置に係り、滅菌処理部3と、蓋閉め部4と、滅菌処理部3と蓋閉め部4との間に介挿されて、蓋栓2、2、…を滅菌処理部3から蓋閉め部4に導くためのガイド部5とから概略構成されている。この容器閉栓装置1では、蓋栓2、2、…は、滅菌処理部3にて滅菌処理された後、ガイド部5に導かれて蓋閉め部4に転送され、蓋閉め部4にて対応する容器の口にあてがわれて、容器をねじ締めして閉栓する。
複数の蓋栓2、2、…は、滅菌処理部3から排出された後、蓋閉め部4に供給されるまでの間は、ガイド部5の中に収容配列されている。この実施形態では、ガイド部5は、複数の蓋栓2、2を同時に収容配置できるように構成されていて、これにより、滅菌処理部3と蓋閉め部4との間に介挿されるバッファとして機能する。このようなバッファ機能は、蓋閉め部4の処理速度が、滅菌処理部3のそれとは異なる(通常は、蓋閉め部4の処理速度の方が高い)状況のもとで、蓋栓2、2、…の処理を連続して行う上で、重要である。上記滅菌処理部3には、蓋栓2、2、…を前進させる処理経路6が設けられている。上記滅菌処理部3は、また、高温の滅菌流体を蓋栓2、2、…に吹き付ける噴霧手段を有する滅菌モジュール(滅菌手段)7を備えている。
とくに、滅菌モジュール7の噴霧手段は、高温の滅菌流体を処理経路6内に向けて噴射する構成となっている。ここで、噴霧手段としては、従来から知られている噴霧手段を好適に用いることができる。
この結果、滅菌処理部3は、蓋栓2、2、…の温度上昇を引き起こし、蓋栓2、2、…は、周囲環境の温度よりも高い温度Toutで、滅菌処理部3から排出されることになる。また、滅菌処理部3は、その好ましい形態として、滅菌モジュール7の下流側に、蓋栓2、2、…の表面に凝結している滅菌流体を蒸発させるための乾燥モジュール(乾燥手段)8を備えている。この乾燥モジュール8は、高温の無菌空気(sterilized air)を滅菌モジュール7の下流側の処理経路6に向けて吹き込むように構成されている。ここで、乾燥手段は、従来から知られている乾燥技術を適用して好適に具現できる。さらに、滅菌処理部3は、必要不可欠なものではないが、その好ましい形態として、滅菌モジュール7の上流側に、高温の無菌空気を処理経路6内に向けて噴射する予熱モジュール(予熱手段)9を備えている。
次に、上記蓋閉め部4は、容器の口に蓋栓(ねじ蓋)2をあてがった状態で、該蓋栓2に所定の回転力(閉栓トルク)を加えて、容器を蓋栓でねじ締めして閉栓するためのねじ締め手段10を備えている。上記蓋閉め部4は、図1及び図2に部分的に示すような回転式蓋閉め機11を用いて構成されるのが好ましい。ここで、蓋閉め部4は、従来から知られている蓋閉め技術を適用して具現できるものゆえ、その詳細な説明は省略する。
しかしながら、注目すべきことは、蓋閉め部4が、滅菌処理部3に対して低所に設置されることが好ましい、ということである。すなわち、ガイド部5を、上流側の滅菌処理部3から下流側の蓋閉め部4に向かって傾斜する態様に設置するようにすれば、滅菌処理部3から排出された蓋栓2、2、…が、傾斜したガイド部5を自重(重力の作用)で滑落走行して、その勢いで、蓋閉め部4に到達することができるので、好ましい。
ガイド部5は、蓋栓2、2、…の所望の移送経路を画定する。とくに、この実施形態では、ガイド部5は、滅菌処理部3の蓋栓排出口に対応して水平に配置された第1の領域と、蓋閉め部4の蓋栓供給口に対応して水平に、かつ、第1の領域よりも低所に配置された第2の領域と、傾斜状態又は垂直に配置されて、第1の領域と第2の領域とを接続する第3の領域とから構成されている。それゆえ、ガイド部5は、全体として、蓋閉め部4に向かって下向きに傾斜する(蓋栓2、2、…の)移送経路を画定する。
さらにまた、容器閉栓装置1は、蓋栓2、2、…を、滅菌処理部3に、さらに、蓋閉め部4に向けて移送する電動駆動部(アクチュエータ)12を備えている。この好ましい実施形態では、電動駆動部12は、滅菌処理部3の上流側に設置されて、その下流側(すなわち、滅菌処理部3の下流側やガイド部5内)に収容配列されたすべての蓋栓2、2、…をプッシュして、さらなる下流側に押しやる働きをなす。ここで、滅菌処理部3やガイド部5内の蓋栓2、2、…は、装置が、途切れのない一連の処理シークエンスで稼動できるように、並べられていて、前後の蓋栓2、2、…同士が接触して実質的にひとつなぎとなっている。
この実施形態の容器閉栓装置1は、ガイド部5内に収容配列された複数の蓋栓2、2、…の温度を調節するための温度調節手段13を備えていて、これにより、蓋栓2、2、…が、蓋閉め部4内で、予め決められた望ましい温度を保持できる構成となっている。それゆえ、この温度調節手段13は、蓋栓2、2、…の温度を安定化させるというこの発明の目的を実現する。このようにして、温度を一様に保たれた蓋栓2、2、…は、蓋閉め部4にて容器の口にあてがわれて、容器をねじ締めして閉栓する。
上記温度調節手段13は、具体的には、ガイド部5の近傍に配設され、ガイド部5内の蓋栓2、2、…に向けて無菌の温度調節流体を噴霧するための複数のノズル14を有している。温度調節流体は、ガイド部5内の蓋栓2、2、…の温度を増減して調節するために、温度調節手段13から蓋栓2、2、…に対して噴霧される。ここで、複数のノズル14は、ガイド部5によって画定される蓋栓2、2、…の移送経路に沿って配備されるのが好ましい。
上記構成では、ノズル14と蓋栓2、2、…との間の間隔を、できる限り短く設定することで、温度調節手段13の消費電力の節減を図ると共に、温度調節手段13の作用効果の最適化を図るようにしている。また、ノズル14は、ガイド部5によって画定される蓋栓2、2、…の移送経路に沿って、等間隔に配備されるのが好ましい。
ノズル14を等間隔に配備すれば、蓋栓2、2、…が、ガイド部5内で、同量の調節流体を浴びることを可能とするので、蓋閉め部4の蓋栓2、2、…の温度を安定化させることができる、という利点がある。
この実施形態の容器閉栓装置1は、また、滅菌処理部3内の蓋栓2、2、…を放出する手段や、蓋栓2、2、…をガイド部5内に所定の時間滞留させる手段など、図示せぬ公知の手段も備えている。
ところで、この実施形態の容器閉栓装置1では、万が一の装置故障、あるいは、何らかの事象により、滅菌処理部3又は蓋閉め部4のいずれかの処理動作が停止すると、容器の流れが停止する。このとき、滅菌処理部3では、排出ステーション15のゲートが開いて、滅菌処理部3内の蓋栓2、2、…が放出される。一方、この容器閉栓装置1では、蓋栓の流れも中断されるので、運転が再開されるまでは、ガイド部5内の蓋栓2、2、…は、ガイド部5内に滞留し続けることになる。つまり、蓋栓2、2、…は、容器閉栓装置1が駆動停止している期間に概略相当する期間(保持期間)、ガイド部5内に滞留する。
第1の実施例
次に、この発明の第1の実施例について説明する。
まず、第1の実施例による温度調節手段13は、ガイド部5内の蓋栓2、2、…の温度を調節するための加熱手段から構成されている。この加熱手段は、ガイド部5内の蓋栓2、2、…に対して、温度調節流体としての加熱無菌空気を吹き付けるためのノズル14を備えている。この好適な実施例では、加熱無菌空気は、導管16内を加圧流体として流れ、導管16に穿設された(ノズル14として機能する)複数の開口から噴射する構成となっている。このように、第1の実施例によるノズル14は、導管16に穿設された複数の開口によって画定される。
図2及び図3において、矢栓17は、ノズル14から噴射される加熱無菌空気(温度調節流体)の噴流の向きを示している。ここで、加熱無菌空気は、蓋栓2、2、…が滅菌処理部3から排出される際の蓋栓2、2、…の温度Toutと同等の温度に加熱されるのが好ましい。そこで、この好適な実施例では、上記加熱手段は、蓋栓排出時温度Toutと同等の温度で、ガイド部5内の蓋栓2、2、…を加熱する構成となっている。
上記したように、上記加熱手段は、ノズル14に高温の加熱流体を給送する導管16を備えているが、加熱無菌流体の温度が所望の温度以下又は以上であれば、加熱手段として機能し得ない。そこで、この好適な実施例では、所望の温度条件を満たさない流体による蓋栓2、2、…への吹き付けを回避するために、導管16には図示せぬ三方バルブが装着されている。
さらに、導管16には、好ましい形態として、導管16内の流体温度を検出するための温度センサも装着されている。このような構成において、温度センサによる検出温度が、所望の設定値以下の間は、(三方バルブが操作されて)加熱無菌流体が、蓋栓2、2、…の方向(したがって、ノズル14の方向)には流れないようになっていて、検出温度が予め決められた設定値に到達したとき、(三方バルブが操作されて)加熱無菌流体が、ノズル14を介して蓋栓2、2、…に向けて噴射する。
ここで、「所望の設定値以下の間」は、加熱手段の時間遅延、すなわち、加熱手段の加熱無菌流体が所望の設定温度に到達するまでの所要時間に相当する。
第1の実施例の容器閉栓装置1は、さらに、ガイド部5で蓋栓2、2、…の通過を検出する図示せぬ通過検出センサ(例えば、フォトセル)と、温度調節手段13と通過検出センサとに接続されて、ガイド部5内で蓋閉め部4に向けての蓋栓2、2、…の通過が中断したとき、加熱手段を始動させる制御手段とを備えている。ここで、通過検出センサは、ガイド部5に設置されるのが好ましい。
第1の実施例の制御手段は、好ましくは、容器閉栓装置1が駆動を余儀なく停止し、通過検出センサが、ガイド部5内の蓋栓2、2、…の通過の中断を検出したとき、保持時間の間、ガイド部5内に滞留する(放置しておけば、所望の設定温度以下に冷却される)蓋栓2、2、…を加熱するために、温度調節手段13を始動させる制御を行う一方、通過検出センサが、ガイド部5内の蓋栓2、2、…の通過を再び検出したとき、つまり、容器閉栓装置1が運転を再開したときは、温度調節手段13を停止する、制御を行う構成となっている。
第1の実施例の変形例
次に、第1の実施例の変形例について説明する。
この変形例の容器閉栓装置1は、ガイド部5から蓋閉め部4に搬入される蓋栓2、2、…の個数を計数する図示せぬカウンタと、温度調節手段13とカウンタとに接続されて、加熱手段の稼動中に、蓋閉め部4に搬入される蓋栓2、2、…の個数が、ガイド部5内に収容配列される蓋栓2、2、…の個数と同等又は同等以上になったとき、加熱手段を停止する図示せぬ制御手段とを備えて構成されている。
それ以外の構成は、上記した第1の実施例の構成と略同様である。このように、この変形例の構成によれば、温度調節手段13は、必要なときだけ稼動し、必要でないときは停止するので、エネルギの浪費を防止することができる。
上記したように、第1の実施例及びその変形例において、所望の温度は、蓋栓2、2、…が滅菌処理部3から排出される際の蓋栓2、2、…の温度Toutと概略同程度に設定されるのが好ましい。しかしながら、このような所望の温度が、温度Toutに対して10%程度のばらつきの範囲内なら、開栓トルクの安定化は損なわれない。
第1の実施例及びその変形例において、ノズル14は、ガイド部5の一方側に設定されるのが好ましい。また、ノズル14は、図3に示すように、ガイド部5内の蓋栓2、2、…の凹面に向けて高温空気を吹き付ける構成とするのが、温度調節効率の向上化の観点から、さらに好ましい。
第2の実施例
次に、この発明の第2の実施例について説明する。
この第2の実施例による温度調節手段13は、ガイド部5内の蓋栓2、2、…の温度を調節するための冷却手段を備えている。
この冷却手段は、ガイド部5の相対向する両側に配列されて、蓋栓2、2、…に冷却無菌流体を吹き付ける二組のノズル14、14から構成されている。これらのノズル14、14は、霧状の冷却無菌流体を吹き付ける構成となっている。上記構成において、冷却無菌流体は、通常のノズルから噴射されるのが好ましい。
この第2の実施例では、冷却無菌流体を生成する方法は、3通りあるが、いずれの生成方法も、流体を滅菌処理して無菌流体を得るための第1の工程と、得られた無菌流体を、冷却熱交換器を通して冷却するための第2の工程とを実施することで、冷却無菌流体を生成する。
第1の生成方法では、第1の工程で、フィルタを使用して液体水を無菌化し、この後、第2の工程で、無菌液体水を所望の温度まで冷却する。
また、第2の生成方法では、UHT(超高温滅菌)装置を使用して、冷却無菌流体を生成する。すなわち、この第2の生成方法では、UHT装置に、(無菌化を保証する条件として)所定の時間、所定の温度の下で、水などの流体を加熱して無菌化する第1の工程を実施させ、この後、水などの無菌流体を規定の温度値まで冷却する第2の工程を実施させる。
さらに、第3の生成方法では、復水器の使用をして、第1の工程で、(高温ゆえ、無菌化された)高温蒸気を冷却・凝結させて(冷却無菌状態の)水に戻し、この後、第2の工程で、水などの無菌流体を規定の温度値まで冷却する。
上述のいずれの生成方法でも、冷却手段は、容器閉栓装置1が運転状態にある間は、稼動状態でなければならない。
この点において、この発明の第1の実施形態によれば、加熱手段は、(容器閉栓装置1の停止期間に対応する)比較的短時間の間だけ、動作すれば良いので、エネルギを節約できる、とう利点がある。
また、この発明の容器閉栓方法は、滅菌処理部3にて、高温の滅菌流体を蓋栓2に吹き付けて、蓋栓2を滅菌処理する滅菌処理工程と、滅菌処理された蓋栓2を、ガイド部5を介して、滅菌処理部3から蓋閉め部4に移送する移送工程と、蓋閉め部4にて、容器の口に蓋栓2をあてがった状態で、該蓋栓2に所定の回転力(閉栓トルク)を加えて、容器を蓋栓2でねじ締めして閉栓する閉栓工程とを有している。
この発明による上記容器閉栓方法には、さらに、蓋閉め部4内での閉栓工程時、蓋栓2が所望の温度を保持できるように、蓋栓2の温度を調節する温度調節工程が付加されている。
それゆえ、上記容器閉栓方法は、必然的に、滅菌処理部3から蓋閉め部4への蓋栓2、2、…の継続的な流れの下で実施される。この流れの中で、蓋栓2、2、…の移送速度は、ガイド部5が、滅菌処理部3と蓋閉め部4との間に介挿されたバッファ(緩衝部)としての機能も担っているので、蓋栓2、2、…が辿る移送経路の途中途中で変化しても良い。
上記容器閉栓方法は、さらに、蓋閉め部4内での閉栓工程が停止したときは、ガイド部5では、所定の時間、蓋栓2、2、…をガイド部5内に保持滞留させ、滅菌処理部3では、蓋栓2、2、…を滅菌処理部3から放出する工程を有していても良い。ここで、所定の時間は、容器閉栓装置1の稼動が何らかの理由により一時停止し、これにより、滅菌処理部3から蓋閉め部4への蓋栓2、2、…の流れが中断している期間に相当する。
これらの工程は、上記したように、万が一の装置故障、あるいは、何らかの事象(例えば、容器を蓋閉め部4に供給する充填装置が停止したとき)により、容器閉栓装置1が、停止したときに、実施される。
この発明の第1の実施例において、上記温度調節工程は、ガイド部5内に収容配列された蓋栓2、2、…を加熱する工程である。
この発明の第1の実施例において、上記滅菌処理工程は、好ましくは、高温の滅菌流体を蓋栓2、2、…に吹き付ける吹き付け工程と、該吹き付け工程完了後、蓋栓2、2、…を乾燥させるための乾燥工程と、(必要不可欠なものではないが、)上記吹き付け工程前に、蓋栓2、2、…を予熱する予熱工程とを有している。
また、この発明の第1の実施例において、上記加熱工程では、ガイド部5内に収容配列された蓋栓に対して、高温無菌空気の吹き付けを行うのが好ましい。
また、この発明の第1の実施例では、蓋閉め部4に向かう蓋栓2、2、…の通過を検出する工程を設けるようにし、蓋栓2、2、…の通過が中断されたとき(すなわち、蓋栓2、2、…の通過が検出されなくなったとき)、加熱工程を始動させるようにするのが好ましい。蓋栓通過の中断は、容器閉栓装置が何らかの理由により、駆動停止を余儀なくされたことを意味する。それゆえ、蓋栓の通過が中断している期間、ガイド部5内で滞留する蓋栓2、2、…は、滅菌処理部3の出口温度に対して、著しく冷却するであろう。例えば、加熱手段は、ガイド部5内で滞留する蓋栓2、2、…が、所望の温度に到達することを保証するために、このようなときに、所定の期間(例えば、蓋栓の通過が再開されるまでの期間)、稼動するようにしても良い。
第1の実施例の変形例として、上記容器閉栓方法は、さらに、ガイド部5から蓋閉め部4に搬入される蓋栓2、2、…の個数を計数する工程と、加熱工程の実施中に、蓋閉め部4に搬入される蓋栓2、2、…の個数が、ガイド部5内に収容配列される蓋栓2、2、…の個数と同等又は同等以上になったとき、加熱工程の実施を停止(解除)する工程とを有するようにしても良い。
上記変形例の方法によって、容器閉栓装置の駆動停止期間中(したがって、蓋栓の流れの中断中)、ガイド部5内に滞留保持されていた蓋栓2、2、…のすべてが、蓋閉め部4に転送されると、次に続く蓋栓は、もはや、ガイド部5内に滞留保持された蓋栓ではないので、温度Tout(蓋栓2、2、…が滅菌処理部3から排出される際の蓋栓2、2、…の温度)と概略同等の温度を持つと考えられる。この点において、上記加熱工程は、温度Tout(蓋栓2、2、…が滅菌処理部3から排出される際の蓋栓2、2、…の温度)で、蓋栓2、2、…を加熱するのが好ましい。
この発明の第2の実施例において、上記温度調節工程は、ガイド部5内に収容配列された蓋栓2、2、…を冷却する冷却工程からなっている。上記冷却工程は、ガイド部5の相対向する両側に配列された二組のノズルを用いて、ガイド部5内の蓋栓2、2、…に冷却流体(好ましくは、無菌水)を吹き付ける吹き付け工程を伴っている。
以上、この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
1 容器閉栓装置
2 蓋栓
3 滅菌処理部
4 蓋閉め部
5 ガイド部
6 滅菌処理部の処理経路
7 滅菌処理部の滅菌モジュール
8 滅菌処理部の乾燥モジュール
9 滅菌処理部の予熱モジュール
10 蓋閉め部のねじ締め手段
11 蓋閉め部の回転式蓋閉め機
12 電動駆動部
13 温度調節手段
14 温度調節手段のノズル
15 排出ステーション
16 温度調節手段の導管
17 矢栓(ノズルから噴射される温度調節流体の噴流の向き)

Claims (16)

  1. 高温の滅菌流体を蓋栓に吹き付ける噴霧手段を有する滅菌処理部と、
    容器の口に前記蓋栓をあてがった状態で、該蓋栓に所定の閉栓トルクを加えて、前記容器を該蓋栓でねじ締めして閉栓するためのねじ締め手段を有する蓋閉め部と、
    複数の前記蓋栓を収容配列でき、これらの蓋栓を前記滅菌処理部から前記蓋閉め部に導くためのガイド部と、
    前記滅菌処理部から前記蓋閉め部に供給された前記蓋栓が前記蓋閉め部にて所望の温度を保持できるように、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓の温度を調節するための温度調節手段とを備えてなると共に、
    前記温度調節手段は、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓を加熱する加熱手段を有してなる容器閉栓装置であって、
    前記ガイド部内で前記蓋栓の通過を検出する通過検出センサと、
    前記加熱手段と前記通過検出センサとに接続されて、前記蓋栓の通過が中断したとき、前記加熱手段を始動させる制御手段とを備えていることを特徴とする容器閉栓装置。
  2. 前記ガイド部は、上流側の前記滅菌処理部から下流側の前記蓋閉め部に向かって傾斜する態様に設置されていることを特徴とする請求項記載の容器閉栓装置。
  3. 前記温度調節手段は、前記ガイド部の近傍に配設され、前記ガイド部内の前記蓋栓に向けて無菌の流体を噴霧するための複数のノズルを有してなることを特徴とする請求項1又は2記載の容器閉栓装置。
  4. 前記ノズルは、前記ガイド部によって画定される前記蓋栓の移送経路に沿って、等間隔に配備されていることを特徴とする請求項記載の容器閉栓装置。
  5. 前記加熱手段は、前記蓋栓が前記滅菌処理部から排出される際の前記蓋栓の温度と同等の温度で、前記ガイド部内の前記蓋栓を加熱するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載の容器閉栓装置。
  6. 前記蓋閉め部に搬入される前記蓋栓の個数を計数するカウンタと、前記加熱手段と前記カウンタとに接続されて、前記加熱手段の稼動中に、前記蓋閉め部に搬入される前記蓋栓の個数が、前記ガイド部内に収容配列される前記蓋栓の個数と同等又は同等以上になったとき、前記加熱手段の稼動を停止させる制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一に記載の容器閉栓装置。
  7. 前記滅菌処理部は、前記噴霧手段の下流側に配置されて、前記蓋栓を乾燥させるための乾燥手段とを有すると共に、
    前記加熱手段は、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓に対して、高温無菌空気の吹き付けを行うノズルを備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一に記載の容器閉栓装置。
  8. 前記ノズルは、前記ガイド部5内の前記蓋栓の凹面に向けて前記高温無菌空気を吹き付けるように構成されていることを特徴とする請求項記載の容器閉栓装置。
  9. 前記蓋閉め部内での前記閉栓処理が停止したときは、前記ガイド部内の前記蓋栓を、所定の時間、前記ガイド部内に保持して滞留させる一方、前記滅菌処理部内の前記蓋栓を前記滅菌処理部から放出することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一に記載の記載の容器閉栓装置。
  10. 高温の滅菌流体を蓋栓に吹き付ける噴霧手段を有する滅菌処理部と、
    容器の口に前記蓋栓をあてがった状態で、該蓋栓に所定の閉栓トルクを加えて、前記容器を該蓋栓でねじ締めして閉栓するためのねじ締め手段を有する蓋閉め部と、
    複数の前記蓋栓を収容配列でき、これらの蓋栓を前記滅菌処理部から前記蓋閉め部に導くためのガイド部と、
    前記滅菌処理部から前記蓋閉め部に供給された前記蓋栓が前記蓋閉め部にて所望の温度を保持できるように、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓の温度を調節するための温度調節手段とを備えてなると共に、
    前記温度調節手段は、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓を加熱する加熱手段を有してなる容器閉栓装置であって、
    前記蓋閉め部に搬入される前記蓋栓の個数を計数するカウンタと、
    前記加熱手段と前記カウンタとに接続されて、前記加熱手段の稼動中に、前記蓋閉め部に搬入される前記蓋栓の個数が、前記ガイド部内に収容配列される前記蓋栓の個数と同等又は同等以上になったとき、前記加熱手段の稼動を停止させる制御手段とを備えていることを特徴とする容器閉栓装置。
  11. 滅菌処理部にて、高温の滅菌流体を蓋栓に吹き付けて、当該蓋栓を滅菌処理する滅菌処理工程と、
    滅菌処理された前記蓋栓を、ガイド部を介して、前記滅菌処理部から蓋閉め部に移送する移送工程と、
    前記蓋閉め部にて、容器の口に前記蓋栓をあてがった状態で、該蓋栓に所定の閉栓トルクを加えて、前記容器を該蓋栓でねじ締めして閉栓する閉栓工程と、
    前記滅菌処理部から前記蓋閉め部に供給された前記蓋栓が前記蓋閉め部にて所望の温度を保持できるように、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓の温度を調節する温度調節工程とを有してなると共に、前記温度調節工程は、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓を加熱する加熱工程からなる容器閉栓方法であって、
    前記蓋閉め部に向かう前記蓋栓の通過を検出する工程を有し、前記蓋栓の通過が中断されたとき、前記加熱工程を始動させることを特徴とする容器閉栓方法。
  12. 前記蓋閉め部内での閉栓工程が停止したときは、前記ガイド部では、所定の時間、前記蓋栓を前記ガイド部内に保持滞留させ、
    前記滅菌処理部では、前記蓋栓を前記滅菌処理部から放出することを特徴とする請求項11記載の容器閉栓方法。
  13. 前記滅菌処理工程は、高温の前記滅菌流体を前記蓋栓に吹き付ける吹き付け工程と、該吹き付け工程完了後、前記蓋栓を乾燥させるための乾燥工程とを有すると共に、
    前記加熱工程は、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓に対して、高温無菌空気の吹き付けを伴うことを特徴とする請求項11又は12記載の容器閉栓方法。
  14. 前記蓋閉め部に搬入される前記蓋栓の個数を計数する工程と、前記加熱工程の実施中に、前記蓋閉め部に搬入される前記蓋栓の個数が、前記ガイド部内に収容配列される前記蓋栓の個数と同等又は同等以上になったとき、前記加熱工程の実施を停止する工程とを有していることを特徴とする請求項11、12又は13記載の容器閉栓方法。
  15. 前記蓋栓は、前記蓋栓が前記滅菌処理部から排出される際の前記蓋栓の温度と同等の温度で、加熱されることを特徴とする請求項11ないし14のいずれか一に記載の容器閉栓方法。
  16. 滅菌処理部にて、高温の滅菌流体を蓋栓に吹き付けて、当該蓋栓を滅菌処理する滅菌処理工程と、
    滅菌処理された前記蓋栓を、ガイド部を介して、前記滅菌処理部から蓋閉め部に移送する移送工程と、
    前記蓋閉め部にて、容器の口に前記蓋栓をあてがった状態で、該蓋栓に所定の閉栓トルクを加えて、前記容器を該蓋栓でねじ締めして閉栓する閉栓工程と、
    前記滅菌処理部から前記蓋閉め部に供給された前記蓋栓が前記蓋閉め部にて所望の温度を保持できるように、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓の温度を調節する温度調節工程とを有してなると共に、前記温度調節工程は、前記ガイド部内に収容配列された前記蓋栓を加熱する加熱工程からなる容器閉栓方法であって、
    前記蓋閉め部に搬入される前記蓋栓の個数を計数する工程と、
    前記加熱工程の実施中に、前記蓋閉め部に搬入される前記蓋栓の個数が、前記ガイド部内に収容配列される前記蓋栓の個数と同等又は同等以上になったとき、前記加熱工程の実施を停止する工程とを有していることを特徴とする容器閉栓方法。
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