JP5467647B2 - 自励式フライバックコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、電圧共振動作を行うことによりゼロ電圧スイッチングを実現する自励式フライバックコンバータに関する。
現在、家庭用電化製品や事務機器をはじめとする電子機器の電源部には、一般的に高効率でありこれらの低消費電力化に対するニーズに応え得るスイッチング電源装置が多用されている。
その中でも、自励式フライバックコンバータは絶縁型コンバータであると共に自励式でその基本動作がシンプルであることから、様々な電化製品の電源部に採用されている。
図5に例示するのは、従来知られた自励式フライバックコンバータの一例を示す回路図である。これは、以下に説明する様な電圧共振をさせていない構成のものであり、図5に示す通り、トランスTの一次側主巻線Pの両端にスナバ回路60が接続されており、スイッチング時にスイッチング素子Q1に生じるサージ電圧を吸収する構成とされている。
また、図5の自励式フライバックコンバータ110では、自励動作を実現すべく、起動抵抗Rwと、トランスTに補助巻線として巻回されたゲート駆動巻線Gとを備えている。図5の例では、ゲート駆動巻線Gと一次側主巻線Pとは同一極性とされている(なおトランスTについては、●印の側を一端側、反対側を他端側とする。以下同じ)。ゲート駆動巻線Gの巻数については、ゲート駆動巻線Gの一端側に出力される電圧が、スイッチング素子Q1のゲート駆動の閾値電圧Vより高い電圧を出力することが可能な範囲に予め設定されている。
図5の自励式フライバックコンバータ110の概略動作を説明すると、まず起動については、起動抵抗Rwによって一旦スイッチング素子Q1がターンオンし、トランスTの一次側主巻線Pに入力電圧E1が印加されると共にゲート駆動巻線Gに一次側主巻線Pとの巻数比に応じた比例電圧が誘起される。その電圧によって、スイッチング素子Q1を完全にターンオンする。スイッチング素子Q1が完全にターンオンした後のターンオン期間については、図5に例示される様なオン幅決定回路70およびフィードバック回路80により決定される。
以降の動作は自励特有のものではなく、スイッチング素子Q1がターンオン状態にあるとき、二次側主巻線Sに誘導される電圧によって二次側整流ダイオードD2に逆バイアスが印加され、二次側主巻線Sには電流が流れない。スイッチング素子Q1がターンオン状態にある間、一次側主巻線Pは入力電圧E1で励磁され、エネルギーはリアクトルに蓄積される。
一方、スイッチング素子Q1がターンオフ状態にあるとき、二次側主巻線Sは出力電圧E2でリセットされ、蓄積されたエネルギーは二次側の出力端に接続された負荷に放出される。
上記した自励式フライバックコンバータ110は、回路構成自体はシンプルであるものの、スイッチング時にスイッチング素子Q1に生じるスイッチング損失が問題となり、効率の面から不利である。
この図5に例示した自励式フライバックコンバータを電圧共振させることによりゼロ電圧スイッチング(ゼロ電圧ターンオン)を実現するようにした自励式フライバックコンバータとして、図6に例示されるものが挙げられる。
図6(a)に示される電圧共振フライバックコンバータ100’は、スイッチング素子3がターンオフしている期間に、トランス4の漏れインダクタンスとスイッチング素子3のドレイン−ソース間に接続された共振用コンデンサ2とで電圧共振させ、スイッチング素子3のドレイン−ソース間電圧がゼロになったことを図6(b)に例示されるゲート方向電流開閉回路13で検出し、そのタイミングでスイッチング素子3をターンオンさせる制御を行うことでゼロ電圧スイッチングを実現させ、スイッチング素子3のスイッチング損失を低減し、全体的な高効率化を図っている。
ここで、ゲート方向電流開閉回路13とは、スイッチング素子3のドレイン電位に応じてターンオンまたはターンオフするもので、トランス4のゲート駆動巻線7とスイッチング素子3のゲートとの間に挿入されるものである。このゲート方向電流開閉回路13は、スイッチング素子3のドレイン電位が略グランド電位になったときにターンオンし、ドレイン電位がグランド電位から上昇するとターンオフすることにより上記スイッチング素子3のゲート方向の電流を規制する働きを行うものであって、図6(b)に例示される様な回路構成を持つものである。
しかしながら、上記の通りスイッチング素子のゼロ電圧検出およびゼロ電圧スイッチングを実現するためにこれまで必要とされていたゲート方向電流開閉回路は、構成が複雑であると共に部品点数が多く、全体的な製造コストの引き下げ、および信頼性アップの妨げとなっていた。
特開平5−130776号公報
従って本発明は、スイッチング素子の両端電圧がゼロになったことを検出するのに複雑な構成を必要とせず、シンプルな回路構成によりスイッチング素子のゼロ電圧検出およびゼロ電圧スイッチングをなし得る新規な電圧共振フライバックコンバータを提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく種々検討を重ねた結果、本願発明者は、
i) スイッチング素子のドレイン側とソース側との間に共振用コンデンサを接続すると共に、
ii) ドレイン電流が流れるルートにカレントトランスの一次側両端子を挿入することにより、マイナス方向に流れているドレイン電流のみを整流ダイオードを介してカレントトランスの二次側両端子より電圧として取り出す構成とし、さらに、
iii) 取り出した当該電圧をスイッチング素子のゲートへ印加することで強制的にスイッチング素子をターンオンさせる、
構成とすることにより上記課題を解決可能なことを見い出し、本発明を完成した。
上記課題を解決可能な本発明の電圧共振フライバックコンバータは、(1)一次側主巻線および二次側主巻線、並びにゲート駆動巻線からなるトランスと、
前記トランスの一次側主巻線に直列接続され、前記ゲート駆動巻線により駆動されるスイッチング素子と、
前記トランスの二次側主巻線に直列接続された二次側整流ダイオードと、
を備え、前記スイッチング素子が電圧共振動作を行うことによりゼロ電圧スイッチングを実現する自励式フライバックコンバータであって、
前記スイッチング素子のドレイン側とソース側との間に接続された共振用コンデンサと、
一次巻線をドレイン電流が流れる経路中に挿入したカレントトランスと、
前記カレントトランスの二次巻線よりソースからドレインに向かう方向に流れている前記ドレイン電流を電圧変換する整流ダイオードと、
をさらに備え、
前記整流ダイオードによって変換された電圧を前記スイッチング素子のゲートへ印加することで強制的に前記スイッチング素子をターンオンさせることを特徴とするものである。
上記の電圧共振フライバックコンバータは、好ましくは、(2)前記スイッチング素子のドレイン側は前記トランスの一次側主巻線の他端側に、ソース側は前記一次側平滑コンデンサの他端側に接続され、
前記二次側整流ダイオードのアノードは前記トランスの二次側主巻線の他端側に接続され、
前記ゲート駆動巻線の一端側は前記スイッチング素子のゲートに接続されると共に、
前記カレントトランスの一次巻線は、他端側が前記トランスの一次側主巻線の一端側に、一端側が前記一次側平滑コンデンサの一端側に接続され、
他方、前記カレントトランスの二次巻線は、一端側が前記ゲート駆動巻線の他端側に接続されており、さらに、
前記整流ダイオードのアノードは前記カレントトランスの二次巻線の他端側に、カソードが前記スイッチング素子のゲート側に接続される構成からなる。
上記(1)、(2)の電圧共振フライバックコンバータは、より好ましくは、(3)前記スイッチング素子のゲート側と入力電圧の正極側との間に接続された起動抵抗をさらに備え、起動時に当該起動抵抗を通じて前記スイッチング素子をターンオンさせ得る構成を備える。
なお、本発明においては、一次巻線がドレイン電流が流れる経路中に挿入され、二次巻線よりソースからドレインに向かう方向(以下「マイナス方向」という)に流れている前記ドレイン電流のみが整流ダイオードを介して電圧として取り出されるカレントトランスと、取り出した当該電圧をスイッチング素子のゲートへ印加することで強制的にスイッチング素子をターンオンさせ得る構成部分とが、スイッチング素子のゼロ電圧検出およびゼロ電圧スイッチングを実現し得る補助回路に該当する。
下記の実施例では、カレントトランスLa、その二次巻線に直列接続された整流ダイオードDa、そしてカレントトランスの二次巻線と整流ダイオードDaにさらに直列接続された電流制限抵抗Raとの組み合わせが、補助回路50に該当する。
また、本明細書でスイッチング素子Q1に関連して「ゲート」駆動巻線、或いは「スイッチング素子のドレイン側とソース側との間」と表現されているのは、スイッチング素子Q1として一応、電界効果トランジスタが想定されていることの表れであり、便宜上そう表現されたに過ぎないものである。したがって、当該表現を根拠としてスイッチング素子Q1が電界効果トランジスタに限定されるものでは決してない。スイッチング素子Q1としては、同等の機能を果たすものであれば特に限定されず、その場合、電界効果トランジスタとは異なる三端子表現が用いられるものに対しては当然、相当する表現が該当するであろうことは明白である。
また、共振用コンデンサCrについて、本明細書で「スイッチング素子のドレイン側とソース側との間に接続された」と表現されているのは、共振用コンデンサCrの他端側がスイッチング素子Q1のソースに直接接続されている場合のほかに、両者の間にオン幅決定回路70の構成のために要するシャント抵抗その他の諸素子が接続されている場合をも包含する意図があることを明らかにするためである。
上記した通り、従来例に係る電圧共振フライバックコンバータでは、スイッチング素子のドレイン−ソース間電圧がゼロになったことを検出し、ゼロ電圧が検出されるとスイッチング素子をターンオンさせる一連の制御を複雑な回路で実現していたが、本発明によればカレントトランスと整流ダイオードと電流制限抵抗とを適宜組み合わせてなるシンプルな補助回路によって同様の効果を得ることができ、部品点数を大幅に削減することができる。
さらに本発明によれば、基本動作はそのままに、シンプルな回路構成が実現されることによって全体的な信頼性のアップを図ることができる。
本発明に係る電圧共振フライバックコンバータの一実施例を示す回路図である。 電圧共振回路の基本回路について示す図である。 電圧共振回路の基本動作に関する各部動作波形図である。 本発明に係る電圧共振フライバックコンバータの変形例を示す回路図である。 本発明に係る電圧共振フライバックコンバータの変形例を示す回路図である。 従来知られた自励式フライバックコンバータの一例を示す回路図である。 従来例に係る電圧共振フライバックコンバータの一例を示す回路図である。
以下、本発明の電圧共振フライバックコンバータの詳細に付き、一実施例を用いて説明する。
[構成]
図1に、本実施例に係る電圧共振フライバックコンバータ100の回路図を示す。これは、図5に示す従来知られた自励式フライバックコンバータ110に、以下に説明するカレントトランスLaと整流ダイオードDaと電流制限抵抗Raとを適宜組み合わせてなる本発明の補助回路50と、共振用コンデンサCrとを適用して構成されたものである。
なお、これより説明する通り、上記構成によって本実施例はゼロ電圧スイッチングが実現される電圧共振回路となることから、図5に示す従来知られた自励式フライバックコンバータ110で設けられていたスナバ回路60は撤去されている。
以下、図1の構成の説明に関し、図5の説明で使用した箇所と同一箇所については同一の参照符を用いるものとする。
本実施例に係る電圧共振フライバックコンバータ100は、一次側主巻線Pおよび二次側主巻線S、並びにゲート駆動巻線GからなるトランスTと、トランスTの一次側主巻線に直列接続されたスイッチング素子Q1と、トランスTの二次側主巻線Sに直列接続された二次側整流ダイオードD2と、を含んでなる、電圧共振動作を行うことによりゼロ電圧スイッチングを実現する自励式フライバックコンバータである。本実施例では、スイッチング素子Q1には電界効果トランジスタが用いられている。
さらに、本実施例に係る電圧共振フライバックコンバータ100は、スイッチング素子Q1のドレイン側とソース側との間に接続された共振用コンデンサCrと、一次巻線がドレイン電流Iが流れる経路中に挿入され、二次巻線よりマイナス方向に流れている上記ドレイン電流Iのみが整流ダイオードDaを介して電圧として取り出されるカレントトランスLaとを備え、取り出した当該電圧をスイッチング素子Q1のゲートへ印加することで強制的に上記スイッチング素子Q1をターンオンさせる、構成を備えている。
本実施例においては、カレントトランスLa、その二次巻線に直列接続された整流ダイオードDa、そしてカレントトランスの二次巻線と整流ダイオードDaとの間にさらに直列接続された電流制限抵抗Raとの組み合わせが補助回路50に該当する。
本実施例によれば、i)スイッチング素子Q1のドレイン−ソース間に共振用コンデンサCrを接続すると共に、ii)ドレイン電流Iが流れるルートにカレントトランスLaの一次巻線を挿入することにより、マイナス方向に流れているドレイン電流Iのみを整流ダイオードDaを介してカレントトランスLaの二次巻線より電圧として取り出す構成とし、さらに、iii)取り出した当該電圧をスイッチング素子Q1のゲートへ印加することで強制的にスイッチング素子をターンオンさせる、といったシンプルな回路構成でありながら、スイッチング素子Q1のゼロ電圧検出およびゼロ電圧スイッチングを実現させることが可能となる。
本実施例の電圧共振フライバックコンバータ100では、スイッチング素子Q1のドレイン側はトランスTの一次側主巻線Pの他端側に、ソース側は公知のオン幅決定回路70のシャント抵抗Rsを介して一次側平滑コンデンサC1の他端側に接続されている。
一方、二次側整流ダイオードD2のアノードはトランスTの二次側主巻線Sの他端側に、カソードが二次側平滑コンデンサC2の一端側に接続されている。トランスTの二次側主巻線Sの一端側は二次側平滑コンデンサC2の他端側に接続されている。
又、本実施例の電圧共振フライバックコンバータ100では、補助回路50に関し、カレントトランスLaの一次巻線は、他端側がトランスTの一次側主巻線Pの一端側に、一端側が一次側平滑コンデンサC1の一端側に接続されている。他方、カレントトランスLaの二次巻線は、一端側がゲート駆動巻線Gの他端側に接続されている。さらに、整流ダイオードDaのアノードはカレントトランスLaの二次巻線の他端側に、カソードがスイッチング素子Q1のゲート側に接続されている。
なお、回路の起動および自励発振の継続に関し、本実施例では、起動時にスイッチング素子Q1をターンオンさせるべく、入力電圧の正極側に当たる一次側平滑コンデンサC1の一端側とスイッチング素子Q1のゲート側との間に起動抵抗Rwが接続されている。また、ゲート駆動巻線Gの一端側がスイッチング素子Q1のゲートに接続されている。
ここで、ゲート駆動巻線Gの巻数或いは一次側主巻線Pとの巻数比については、例えばゲート駆動巻線Gの一端側に出力される電圧が、スイッチング素子Q1のゲート駆動の閾値電圧Vより高い電圧を出力することが可能な範囲であれば特に限定されない。
[動作]
次に、上で回路構成の説明を一通り行った図1に示す本実施例の電圧共振フライバックコンバータ100の動作につき説明する。
以下ではまず、次に説明する図2に示す電圧共振回路の基本回路を参照しつつ、本実施例の電圧共振フライバックコンバータ100の基本動作につき説明する。そののち、基本動作の説明を踏まえつつ、補助回路50の動作説明を行う。
[電圧共振回路の基本回路]
図2は、電圧共振回路の基本回路について示す図である。
電圧共振回路の基本回路120は、自励式フライバックコンバータであって、一次側主巻線Pおよび二次側主巻線SからなるトランスTと、トランスTの一次側主巻線Pに直列接続されたスイッチング素子Q1と、トランスTの二次側主巻線Sに直列接続された二次側整流ダイオードD2と、を含んでなり、さらに、トランスの漏れインダクタンスLrおよびトランス一次側オープンインダクタンスLと、スイッチング素子Q1のドレイン−ソース間に接続された共振用コンデンサCrおよび寄生ダイオードD1と、一次側平滑コンデンサC1および二次側平滑コンデンサC2とを備え、電圧共振動作を行うことによりゼロ電圧スイッチングを実現させる構成からなっている。
より詳しくは、電圧共振回路の基本回路120では、スイッチング素子Q1のドレイン側はトランス一次側オープンインダクタンスLを包含するトランスTの一次側主巻線Pの他端側に、ソース側は一次側平滑コンデンサC1の他端側に接続されている。なお、このスイッチング素子Q1のドレイン−ソース間に並列して、共振用コンデンサCrおよび寄生ダイオードD1も接続される。他方、トランス一次側オープンインダクタンスLを包含するトランスTの一次側主巻線Pの一端側には、一次側平滑コンデンサC1の一端側が接続される。
また、二次側整流ダイオードのアノードは、トランスの漏れインダクタンスLrを介して前記トランスの二次巻線の他端側に、カソードが二次側平滑コンデンサの一端側に接続されている。また、トランスTの二次側主巻線Sの一端側は二次側平滑コンデンサC2の他端側に接続されている。
ここで、図1に示した本実施例の電圧共振フライバックコンバータ100と、図2に示した電圧共振回路の基本回路120との構成上の差異につき念のため整理すると、図2では基本動作の説明をわかりやすくするために、起動時にスイッチング素子Q1をターンオンするための起動抵抗Rw、自励発振を持続させるためのゲート駆動巻線G、オン幅決定回路70およびフィードバック回路80、並びに本発明の補助回路50については記載を省略している。
一方、図1では、あくまで等価回路として回路図上に現れるものに過ぎないトランス一次側オープンインダクタンスLおよびトランス二次側の漏れインダクタンスLrについては記載を省略している。
したがって、本実施例の電圧共振フライバックコンバータ100の基本動作の説明については、かかる等価回路的性格をも有する図2に示す電圧共振回路の基本回路120を参照しつつ行う。
[各部動作波形について]
次に、本実施例の電圧共振フライバックコンバータ100の基本動作を、図3に示す各部動作波形に基づき状態毎に分けて説明する。
なお、図3に示す電圧共振回路の基本動作に関する各部動作波形図において、
(a)はスイッチング素子Q1或いはその寄生ダイオードD1を流れるドレイン電流I(実線)、およびトランスTの一次側巻線電流IN1(破線)を示すものである。なお、以下に示す状態1、4および5の各状態においては、上記Iを示す実線とIN1を示す破線とが重複している。
(b)に示す実線は、共振用コンデンサCrの電圧VCrを表している。なお、破線部分に関しては、状態4の項で説明する通り、実際には状態4以降においては共振用コンデンサCrの電圧VCrはスイッチング素子Q1の寄生ダイオードD1の順方向ドロップ電圧にクランプされることを表している。
(c)に示す実線は、共振用コンデンサCrの電流ICrを表している。なお、破線部分に関しては、状態4の項で説明する通り、実際にはこれら状態4以降はスイッチング素子Q1の寄生ダイオードD1がターンオンするので、共振用コンデンサCrの電流ICrは引き続き、ターンオンした寄生ダイオードD1を通って流れることを表している。
(d)はトランスTの二次側巻線電流IN2を示すものである。
本実施例の電圧共振フライバックコンバータ100の基本動作は、図3に示す通り時刻t0〜τ5からなる1スイッチング周期Tにおいて5つの動作状態に分けることが出来る。
なお、状態1がスイッチング素子Q1のターンオン期間TON、残る状態2−5がターンオフ期間TOFFに相当する。
以下では、電圧共振回路の基本回路について示す図2およびその基本動作に関する各部動作波形図である図3に基づき、各動作状態ごとに説明する。
(1)状態1 [t0≦t<τ1]
Q1ターンオン (D1ターンオフ、D2ターンオフ);
はじめに、図2において、共振用コンデンサCrの電流ICr、電圧VCrをゼロとし、二次側平滑コンデンサC2の電圧VC2は出力電圧E2に充電されているとする。図1の場合も同様である。
なお、図1および図2には、以下に説明する主要素子の電圧、電流の正負を示す符号が併記されている。
この状態においてt=t0でスイッチング素子Q1をターンオンさせると、トランスTの一次側巻線電流IN1は、
N1=(E1/L)×t (1)
ただし、LはトランスTの一次側オープンインダクタンスである。
でtと共に直線的に上昇する。
(2)状態2 [τ1≦t<τ2]
Q1ターンオフ (D1ターンオフ、D2ターンオフ);
t=τ1においてスイッチング素子Q1をターンオフさせると、共振用コンデンサCrの電圧VCrは、入力電圧E1およびトランス一次側オープンインダクタンスLのエネルギーにより、徐々に上昇する。
図3(c)に示す通り、VCr=E1となるt=τ2’の時点で、共振用コンデンサCrの電流ICrはピークに達する。その後もトランスTの一次側オープンインダクタンスLと共振用コンデンサCrの共振により、共振用コンデンサCrの電圧VCrは上昇し続ける。
(3)状態3 [τ2≦t<τ3]
D2ターンオン (Q1ターンオフ、D1ターンオフ);
Cr=E1+(N1/N2)×E2 (2)
となる時点τ2で、二次側整流ダイオードD2が導通する。
これにより、トランスTの二次側主巻線Sは二次側平滑コンデンサC2を介して短絡された形となり、共振用コンデンサCrの電圧VCrはt=τ3’の時点をピークとした、トランスTの漏れインダクタンスLrと共振用コンデンサCrとによる共振波形となる。
トランスTの二次側巻線電流IN2は、共振用コンデンサCrの電圧VCrが再び、
Cr=E1+(N1/N2)×E2 (2)
となるt=τ3’’の時点まで上昇する。さらに二次側巻線電流IN2は、トランスTの漏れインダクタンスLrにより流れ続け、二次側主巻線Sの短絡状態が続く。
共振用コンデンサCrの電圧VCrは、t=τ3’’’の時点で入力電圧E1に達しても、トランスTの漏れインダクタンスLrとの共振によりさらに降下を続け、t=τ3の時点でゼロとなる。
(4)状態4 [τ3≦t<τ4]
D1ターンオン (Q1ターンオフ、D2ターンオン);
t=τ3の時点でスイッチング素子Q1の寄生ダイオードD1がターンオンする。これにより、t=τ3以降は、共振用コンデンサCrの電流ICrは、ターンオンした寄生ダイオードD1を通って引き続き流れることとなる。すなわち、t=τ3以降、スイッチング素子Q1の寄生ダイオードD1が導通するようになった後は、共振用コンデンサCrの電流ICrは寄生ダイオードD1を通って引き続き流れることとなる(=引き継がれる)。このとき、共振用コンデンサCrの電圧VCrは寄生ダイオードD1の順方向ドロップ電圧にクランプされる。
(5)状態5 [τ4≦t<τ5(=T)]
D2ターンオフ (Q1ターンオフ、D1ターンオン);
t=τ4の時点でトランスTの二次側巻線電流IN2はゼロとなり、この時点で二次側整流ダイオードD2がターンオフする。
したがってこれ以降は、トランスTの一次側巻線電流IN1は、
N1=(E1/L)×t−IN1(τ4) (3)
でtと共に直線的に上昇する。そして、一次側巻線電流IN1は、t=τ5すなわちt=Tでゼロに戻る。時刻τ5においてスイッチング素子Q1が再びターンオンし、一スイッチング周期Tが終了する。時刻τ5より先は、これまで説明した時刻t0以降と同様の動作である。
[ゼロ電圧スイッチングについて]
本実施例に係る電圧共振フライバックコンバータ100につき、以上に説明した電圧共振回路の基本動作を基に説明する。
図3に示す電圧共振回路の基本動作に関する各部動作波形図からも明らかな通り、上記状態4、5そして再び状態1に戻る一連の流れにおいては、スイッチング素子Q1がターンオフ状態からターンオン状態へ遷移するときのドレイン電流Iは、スイッチング素子Q1のドレイン−ソース間電圧に相当する共振用コンデンサCrの電圧VCrについてサイン波状の電圧共振が終了した直後であるt=τ3の時点では、共振電流が存在することからマイナス方向の電流からスタートしている。
ここで、マイナス方向とは、スイッチング素子Q1のドレイン電流がソースからドレインに向かって流れている状態を示す(通常は、プラス方向であるドレインからソースに向かって流れる)。このマイナス方向はまた、スイッチング素子Q1のドレイン−ソース間にダイオードが並列に接続されているときに(図2のD1に相当)、ダイオードD1に電流が流れている状態を示す。なお、ダイオードD1を接続したときのドレイン電流とは、スイッチング素子Q1のドレインに流れる電流と、ダイオードD1に流れる電流との合計を意味する。
本発明ではこの点に着目し、図1に示す通りドレイン電流Iが流れるルートにカレントトランスLaの一次巻線を挿入して、マイナス方向に流れているドレイン電流Iのみを整流ダイオードDaを介してカレントトランスLaの二次巻線より電圧として取り出し、取り出した当該電圧をスイッチング素子Q1のゲートへ印加することで強制的にスイッチング素子Q1をターンオンさせる構成としている。なおここで、抵抗Raは電流制限抵抗である。
なお、上記カレントトランスLaの二次巻線の巻数或いは一次側と二次側との巻数比については、ゲート駆動巻線Gの場合と同様、例えばカレントトランスLaの二次巻線の他端側に出力される電圧が、スイッチング素子Q1のゲート駆動の閾値電圧Vより高い電圧を出力することが可能な範囲であれば特に限定されない。
上記の様に、カレントトランスLa、整流ダイオードDaおよび電流制限抵抗Raを組み合わせてなる補助回路50を利用してスイッチング素子Q1を強制的にターンオンさせる本実施例の構成によれば、従来の様にスイッチング素子のドレイン−ソース間電圧がゼロになったことを検出し、ゼロ電圧が検出されるとスイッチング素子をターンオンさせる制御を行うのと同じ結果を得ることができる。
したがって本発明によれば、スイッチング素子の両端電圧がゼロになったことを検出するのに複雑な構成を必要とせず、シンプルな補助回路によりスイッチング素子のゼロ電圧検出およびゼロ電圧スイッチングをなし得る新規な電圧共振フライバックコンバータを提供することができる。
[変形例]
以上、一実施例に基づき本発明の電圧共振フライバックコンバータに付き説明してきたが、本発明は上記実施例記載の構成に限定されず、種々変形実施することが可能である。
例えば、本実施例ではカレントトランスLaの一次巻線を、一次側平滑コンデンサC1のプラス側とトランスTの一次側主巻線Pの一端側との間に挿入する構成としたが、これに限らず、カレントトランスLaの一次側両端子を挿入する箇所は、図4Aおよび図4Bに例示する様にスイッチング素子Q1のドレイン電流Iが流れるルートであれば良い。
その際、マイナス方向に流れているドレイン電流Iのみを整流ダイオードDaを介してカレントトランスLaの二次巻線より電圧として取り出せる様、カレントトランスLaの一次側および二次側のそれぞれの極性について、図4に示す様に十分注意が払われるべきである。
整流ダイオードDaについても、本実施例ではスイッチング素子Q1のゲートとカレントトランスLaの二次側との間に接続する構成としたが、これに限らず、ゲート駆動巻線Gの他端側とカレントトランスLaの二次側との間に接続する構成としても構わない。
この場合、整流ダイオードDaのカソードがカレントトランスLaの二次巻線の一端側に接続され、アノードがゲート駆動巻線Gの他端側に接続される。
二次側整流ダイオードD2についても、本実施例ではトランスTの二次側主巻線Sの他端側と二次側平滑コンデンサC2の一端側との間に接続する構成としたが、これに限らず、トランスTの二次側主巻線Sの一端側と二次側平滑コンデンサC2の他端側との間に接続する構成としても構わない。
この場合、二次側整流ダイオードD2のカソードがトランスTの二次側主巻線Sの一端側に接続され、アノードが二次側平滑コンデンサC2の他端側に接続される。
また、本明細書ではスイッチング素子Q1について電界効果トランジスタが用いられることを前提に説明を行ったが、スイッチング素子Q1としては、同等の機能を果たすものであれば特に限定されない。
また、本明細書ではオン幅決定回路70について、図1並びに図4Aおよび図4Bに記載した様な構成を例示したが、オン幅決定回路70の構成はこれに限定されず、種々の公知の構成を採用して構わない。また、オン幅決定回路70中の回路定数についても、電圧共振フライバックコンバータ100の主回路の仕様や取り扱う容量等に合わせて種々変更して適用されることは当業者の技術常識として理解されるところである。以上のことは、フィードバック回路80についても同じことが言える。
また、本実施例で説明した補助回路50では電流制限抵抗Raを整流ダイオードDaに直列接続する構成としたが、本発明としては、最低限カレントトランスRaとその二次巻線に直列接続された整流ダイオードDaから補助回路50が構成されることが最低限必要な要件であって、設計上、必要に応じて電流制限抵抗Raを省略する構成としても構わない。
以上の通り、本発明はスイッチング素子の両端電圧がゼロになったことを検出するのに複雑な構成を必要とせず、シンプルな補助回路によりスイッチング素子のゼロ電圧検出およびゼロ電圧スイッチングをなし得る新規な電圧共振フライバックコンバータを提供する新規かつ有用なるものであることが明らかである。
100、100’ 電圧共振フライバックコンバータ
110 自励式フライバックコンバータ
120 基本回路
50 補助回路
60 スナバ回路
70 オン幅決定回路
80 フィードバック回路
C1 一次側平滑コンデンサ
C2 二次側平滑コンデンサ
Cr 共振用コンデンサ
D1 スイッチング素子の寄生ダイオード
D2 二次側整流ダイオード
Da 整流ダイオード
G ゲート駆動巻線
L トランス一次側オープンインダクタンス
La カレントトランス
Lr トランスの漏れインダクタンス
P 一次側主巻線
Q1 スイッチング素子
Ra 電流制限抵抗
Rs 電流制限抵抗
Rw 起動抵抗
S 二次側主巻線
T トランス

Claims (3)

  1. 一次側主巻線および二次側主巻線、並びにゲート駆動巻線からなるトランスと、
    前記トランスの一次側主巻線に直列接続され、前記ゲート駆動巻線により駆動されるスイッチング素子と、
    前記トランスの二次側主巻線に直列接続された二次側整流ダイオードと、
    を備え、前記スイッチング素子が電圧共振動作を行うことによりゼロ電圧スイッチングを実現する自励式フライバックコンバータであって、
    前記スイッチング素子のドレイン側とソース側との間に接続された共振用コンデンサと、
    一次巻線をドレイン電流が流れる経路中に挿入したカレントトランスと、
    前記カレントトランスの二次巻線よりソースからドレインに向かう方向に流れている前記ドレイン電流を電圧変換する整流ダイオードと、
    をさらに備え、
    前記整流ダイオードによって変換された電圧を前記スイッチング素子のゲートへ印加することで強制的に前記スイッチング素子をターンオンさせることを特徴とする自励式フライバックコンバータ。
  2. 前記スイッチング素子のドレイン側は前記トランスの一次側主巻線の他端側に、ソース側は前記一次側平滑コンデンサの他端側に接続され、
    前記二次側整流ダイオードのアノードは前記トランスの二次側主巻線の他端側に接続され、
    前記ゲート駆動巻線の一端側は前記スイッチング素子のゲートに接続されると共に、
    前記カレントトランスの一次巻線は、他端側が前記トランスの一次側主巻線の一端側に、一端側が前記一次側平滑コンデンサの一端側に接続され、
    他方、前記カレントトランスの二次巻線は、一端側が前記ゲート駆動巻線の他端側に接続されており、さらに、
    前記整流ダイオードのアノードは前記カレントトランスの二次巻線の他端側に、カソードが前記スイッチング素子のゲート側に接続されることを特徴とする請求項1に記載の自励式フライバックコンバータ。
  3. 前記スイッチング素子のゲート側と入力電圧の正極側との間に接続された起動抵抗をさらに備え、起動時に当該起動抵抗を通じて前記スイッチング素子をターンオンさせ得ることを特徴とする請求項1または2に記載の自励式フライバックコンバータ。
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