JP5467486B2 - ステッピングモータ制御装置 - Google Patents
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Description
上述の構成において、ステッピングモータ1自体をペンキャリッジ60に装着する(可動キャリッジ)。ラック・ピニオン機構(ラック62)でペンキャリッジ60はペン63を取り付けた状態で自走する。
ステッピングモータ1のモータ軸には、例えば5枚羽根のエンコーダディスク2がモータ励磁位置と一定の関係をもって圧入されて取り付けられている。エンコーダディスク2の回転は、検出信号に所定の位相差を生じるように配置された2個のフォトセンサ3a,3bで検出される。
図3の場合、偏差が大きく64以上であれば待ち時間なしで2相励磁駆動を行い、偏差が小さくなるとマイクロステップ駆動に切り換え、偏差に応じた更新待ち時間をテーブルから選択する。
2相励磁駆動の場合、図4(b)のNo.1,4,7,10のポイントで切り換えて動作させるが、マイクロステップ駆動の場合、No.0〜11のポイントを順番に1ポイントずつ切り換えて動作させる。No.0〜11のポイントを昇順に切り換える場合と降順に切り換える場合とでステッピングモータの回転方向が変わる。
ステッピングモータの動作状態で必要な駆動電流の大きさが異なるので、駆動電流を動作状態に応じて適切に制御することにより消費電力の低減を図ることができる。
ペンの目標位置と現在位置との偏差が規定値(例えば64)より大きいか小さいかを判断する(S1)。
ペンの目標位置と現在位置との偏差が規定値より大きい場合は通常動作の相PWMテーブルを使用し、規定値より小さくなるまで通常動作の相PWMテーブルを使用する(S2)。
ペンの目標位置と現在位置との偏差が規定値より小さい場合はパワーダウン動作の相PWMテーブルを使用する(S3)。
ペンが目標位置に到達すると静止動作の相PWMテーブルを使用し(S4,S5)、目標位置が移動するまで静止動作の相PWMテーブルを使用する(S6)。
エンコーダディスク2がステッピングモータ1の励磁相に対して理想的に取り付けられていない場合、ステッピングモータ1の時計回り回転と反時計回り回転とで速度差が生じる。そこで、この速度差を無くすため進み角制御により補正を行う。遅い方の回転が早くなるように進角補正することにより、逆に早い方の回転は遅くなる。
図8は、1.5°進角補正した相PWMテーブルの例であり、この他にも進角の違う複数のテーブルを予め用意しておく。ペン位置の調整時に、これら進角の相PWMテーブルを切り換えて時計回り回転、反時計回り回転で速度差が小さくなる最適なテーブルを選択し、調整値として格納しておく。
ペンレコーダに必要なペンサーボモータ動作を行うためのCPU6の処理は、最初にパルスレートテーブル40及び相PWMテーブル50をメモリ10に展開した後は、測定記録信号をデジタル信号に変換した目標位置データのみをレジスタ24に書き込むだけでよく、ペン位置制御のためのCPU負荷を大幅に軽減できる。
また、ステッピングモータの高精度の位置決め及び高速移送と、低い振動性とをともに実現するステッピングモータ制御装置を示したものとして、例えば特許文献3に記載されたものがある。
そのため、マイクロステップ動作での静止角度誤差(理論上の回転角度(計算値)と実際の出力軸回転角度の差)が大きいステッピングモータを使用する場合、エンコーダの誤検出が発生してしまう。
マイクロステップ動作での静止角度誤差が悪いモータであったため、位相切替ポイントを通過した点で静止してしまう。
本来の静止時位相と異なるため、エンコーダ誤検出となる。
という問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、位相切替ポイントでのエンコーダ誤検出が発生しないマイクロステップ駆動安定制御装置を実現することを目的とする。
入力パルス信号に応じてステッピングモータの励磁コイルを駆動するドライバと、該ドライバに与える前記パルス信号を変化させてステッピングモータの回転を制御するPWM制御部と、
前記ステッピングモータの回転に応じて回転し、移動対象の位置に対応したパルスを出力するパルスエンコーダと、
該パルスエンコーダより出力されるパルスをカウントして移動対象の現在位置を検出する位置カウンタと、
前記PWM制御部に移動対象の目標位置と現在位置との偏差に応じて前記ドライバに与える前記パルス信号の更新待ち時間を制御するレート制御信号を与えるパルスレート制御部と、を具備し、
前記PWM制御部における前記パルスエンコーダの遮断・透過が切り替わる位相切換えポイントの直近のマイクロステップポイントを所定角度分2相励磁ポイントに近づけることにより前記位相切替ポイントから離れるように補正して位相切替ポイントでのエンコーダ誤検出防止を行うことを特徴とする。
マイクロステップポイントを所定角度分2相励磁ポイントに近づけるように補正したので、位相切替ポイントでのエンコーダ誤検出を防止することができる。
図11はマイクロステップの補正の一例を示すものである。図10と同様、横軸はSinにおける電気角(°)、縦軸はPWM Table値(10進)を示している。図に示すように、2相励磁ポイントを等分割した点をマイクロステップポイントにするのではなく、ある角度(以下、補正角度とする)分、マイクロステップポイントを2相励磁ポイントに近づける(位相切替ポイントから離れる)よう補正する。
2 エンコーダディスク
3 フォトセンサ
20 デジタル回路
22 位置カウンタ
25 パルスレート制御部
26 PWM制御部
30 ドライバ
40 パルスレートテーブル
50 相PWMテーブル
Claims (1)
- 入力パルス信号に応じてステッピングモータの励磁コイルを駆動するドライバと、該ドライバに与える前記パルス信号を変化させてステッピングモータの回転を制御するPWM制御部と、
前記ステッピングモータの回転に応じて回転し、移動対象の位置に対応したパルスを出力するパルスエンコーダと、
該パルスエンコーダより出力されるパルスをカウントして移動対象の現在位置を検出する位置カウンタと、
前記PWM制御部に移動対象の目標位置と現在位置との偏差に応じて前記ドライバに与える前記パルス信号の更新待ち時間を制御するレート制御信号を与えるパルスレート制御部と、を具備し、
前記PWM制御部における前記パルスエンコーダの遮断・透過が切り替わる位相切換えポイントの直近のマイクロステップポイントを所定角度分2相励磁ポイントに近づけることにより前記位相切替ポイントから離れるように補正して位相切替ポイントでのエンコーダ誤検出防止を行うことを特徴とするステッピングモータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007230933A JP5467486B2 (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | ステッピングモータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007230933A JP5467486B2 (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | ステッピングモータ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009065770A JP2009065770A (ja) | 2009-03-26 |
JP5467486B2 true JP5467486B2 (ja) | 2014-04-09 |
Family
ID=40559837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007230933A Active JP5467486B2 (ja) | 2007-09-06 | 2007-09-06 | ステッピングモータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5467486B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63171197A (ja) * | 1986-12-31 | 1988-07-14 | Ricoh Co Ltd | ステツプモ−タ駆動装置 |
JP4665507B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2011-04-06 | 横河電機株式会社 | ペンレコーダ |
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2007
- 2007-09-06 JP JP2007230933A patent/JP5467486B2/ja active Active
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JP2009065770A (ja) | 2009-03-26 |
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