JP5466426B2 - 流体パイプに流監視装置を挿入するツールセットおよびその設置方法 - Google Patents

流体パイプに流監視装置を挿入するツールセットおよびその設置方法 Download PDF

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Description

本発明は概して、流体供給ネットワーク、特に気体供給ネットワークを管理し作動させる技術に関する。
より具体的には本発明は第1の局面によると、流監視装置を流体配管に設置するツールセットであって、前記流監視装置が、上流側端部と下流側端部とを備えた中空本体と、前記中空本体に一体化されて前記配管内の流体流量が最大閾値流量を超えると閉じるように設計されたバルブと、前記中空本体の前記下流側端部に設けられたカップ型密閉部材と、前記中空本体の前記上流側端部と前記下流側端部との間で前記中空本体に連結されて、前記中空本体の前記下流側端部に向けて折り曲がる自由端で弾性的に拡がるように設計された複数の弾性レッグとを含み、前記装置が前記パイプに一旦設置された状態で、前記ツールセットがシースを含み、前記装置が準備構成において最初に中空本体の下流側端部から前記シースに挿入され、前記準備構成において前記密閉部材と前記レッグとが前記シース内で半径方向に折れ曲がり弾性的に加圧されるツールセットに関する。
関連するタイプの流監視装置は図3に示しており、特許出願FR2916511号に記載されている。
特許文献FR2870316号およびFR2916511号に記載されているように、このタイプの装置は半径方向に加圧された状態でシースに部分的に導入された後に、流れを監視する配管内に設置しなければならない。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるツールセットを有利な適用状態で示す模式図である。 図2は、本発明のツールセットが典型的に適合される配管の模式図である。 図3は、本発明のツールセットによって配管内に設置することが可能となる流監視装置の斜視図である。 図4は、本発明の好ましい実施形態によるツールセットの模式的部分断面図である。 図5は、本発明の好ましい実施形態によるツールセットの模式的部分断面図である。 図6Aは、図4および図5に示すツールセットの詳細を示す拡大図である。 図6Bは、図4および図5に示すツールセットの詳細を示す拡大図である。 図6Cは、図4および図5に示すツールセットの詳細を示す拡大図である。 図7は、本発明の好ましい実施形態による部分的模式図である。 図8は、図7に示すが図8に示さないツールセット内で用いられるジャックを示す図である。 図9は、本発明によるツールセット内で用いられるジャックの拡大図であって、図3に示すような流監視装置の配管内への設置段階を示す図である。 図10は、本発明の好ましい実施形態によるツールセット内で用いられるテストバルブの構成を示す図である。
この状況を鑑みて本発明は特に、この設置を確実かつ容易に進めることを可能にするツールセットを提供するという目的を有する。
この目的を達成するために、上記の前提部に示す包括的定義に沿う本発明のツールセットは実質的に、さらに、中空半可撓性ホースと;前記ホースの第1の端部に連結され且つ前記ホースの内圧を監視するように適合されたポンプと;前記ホース内の支配的圧力に曝されるマノメータと;ジャックであって前記ホースの第2の端部に設けられて、前記ホース内の支配的圧力に曝されるシリンダとピストンとを含み、前記装置の前記下流側端部側で前記ジャックの前記シリンダに前記シースがネジ止めされているジャックと;支持部材であってその第1の端部が前記ホースが摺動しながら内部を通過するメータカウンタを受け且つその第2の端部内をも前記ホースが摺動しながら通過する支持部材と;導入エアロックとをさらに含み、前記導入エアロックが、前記ホースの、前記ジャックを受ける端部が通過する少なくとも1つのパイプを含み且つ少なくとも1つの直線で且つ剛性の終端ガイド部を有し、前記パイプの第1の端部が前記支持部材に担持され且つ前記ホースが摺動しながら通過する保持リング(例えばスタッフィングボックス(stuffing box)など)を含み、前記パイプの第2の端部が前記終端ガイド部を含み且つ前記終端ガイド部の延長部に設けられた前記配管のアクセス可能部に密閉式にネジ止めされるように適合されており、前記ホースが前記2つの支持端部の間に、アクセス可能で押したり引いたりすることができ前記ジャックを前記配管に導入すること又は前記配管から引き抜くことが可能な長手方向部を有し、前記ジャックの前記ピストンが前記ジャックの前記シリンダ内で、前記ホースの内圧に依存する位置を取り且つ前記装置を前記シースから選択的に突出させるように適合されていることを特徴とする。
しかし、さらに好ましくは本発明のツールセットは、前記ツールセットがさらに少なくとも1つのバイパスと、遮断バルブと、2つのテストバルブとを含んでもよく;前記バイパスが2つの端部を有しており、前記第1の端部が前記エアロックに連結されており;前記遮断バルブが前記バイパスの前記端部の間で前記バイパスに取り付けられており;前記2つのテストバルブが互いに平行な状態で前記バイパスの前記第2の端部を大気圧に連通させ;前記第1および第2のテストバルブが互いに異なる第1および第2の通路部をそれぞれ有しており、前記第1の通路部が前記配管からの最大閾値流量以下の流体流量を許容し、前記第2の通路部が前記配管からの前記最大閾値流量よりも大きい流体流量を許容するように達成される。
有利な形態では、前記エアロックの前記パイプが前記保持リングと前記終端ガイド部との間に延びるエルボーを有し;前記バイパスが前記保持リングと前記エルボーとの間で前記エアロックに連結されている。
好ましくは、前記バイパスにはさらに、前記バイパスの前記第1の端部と前記遮断バルブとの間に設けられた膨張バルブが備えられている。
前記エアロックの前記パイプは、前記終端ガイド部から間隔をあけて内部ストッパと内部直径とを有してもよく、前記内部直径が前記ジャックにハウジングを提供し且つ前記ジャックの周囲に流体流路を提供しており、前記内部ストッパが前記流体の流れを遮断することなく前記保持リング方向への前記ジャックの移動を阻止する。
本発明のツールセットはさらに、シャーシと、前記ホースが巻回されたスプールとを含んでもよく、前記スプールが前記シャーシ上に回転可能に支持されている。
本ツールセットはさらに、前記支持部材に適合するように且つ前記支持部材用のスタンドを構成するように設計されている折りたたみ式ロッドをさらに含んでもよい。
前記シャーシがホイールマレットに属している場合は、前記折りたたみ式ロッドがマレットに適合するように且つ前記マレットの移動を容易にするハンドルを構成するように設計されていてもよい。
本発明はさらに、半径方向に加圧された状態でシースに部分的に導入された流監視装置を流体配管に挿入するツールセットを設置する方法に関する。本方法は、前記配管内に前記流監視装置が存在しないことをチェックする工程と、前記配管のアクセス可能部が備える分岐バルブを閉じる工程と、前記配管の前記アクセス可能部の端部であって前記分岐バルブに対して下流に設けられた下流側端部を開く工程と、エアロックのパイプの第2の端部を前記配管の前記アクセス可能部の前記下流側端部にネジ止めする工程と、ホースを前記配管内で押圧し、前記流監視装置を前記分岐バルブおよび前記アクセス可能部を介して前記配管内部で前進させる工程と、前記装置の前進に対する抵抗を検出する工程であって、前記抵抗が装置がその設置点を越えていることを示す工程と、所定の距離に亘って前記ホースを引いて前記装置をその設置点まで移動させる工程と、ポンプを作動させて前記ホースの内圧を上昇させる工程と、所定の期間待機する工程と、再び前記ホースを引いて、前記エアロック内にジャックを挿入する工程とを含むことを特徴とする。
前記ホースを引く工程が、前記ジャックが内部ストッパによって遮断されるまで実行されてもよく、本方法はさらに、前記バイパスの遮断バルブを開く工程と、第1のテストバルブを開く工程と、流体が前記配管内を流れて前記第1のテストバルブに達することをチェックする工程と、第2のテストバルブを開く工程と、流体がもはや前記配管内を流れておらず前記第2のテストバルブに達していないことをチェックする工程と、前記テストバルブおよび前記バイパスの前記遮断バルブを閉じる工程とを含む。
本方法が最も完全なツールセットで実施される場合、本方法はさらに、前記エアロック内の圧力が所定の圧力に達するまで、膨張バルブを介して前記エアロック内に流体を注入する工程と、前記バイパスの前記遮断バルブを開く工程と、前記第1のテストバルブを開く工程と、流体が前記配管内を流れて前記第1のテストバルブに達することをチェックする工程と、前記第1のテストバルブと前記バイパスの前記遮断バルブとを閉じる工程と、前記配管の前記アクセス可能部の前記分岐バルブを閉じる工程と、前記エアロックの前記パイプの前記第2の端部を、前記配管の前記アクセス可能部の前記下流側端部から取り外す工程と、前記分岐バルブを再び開く工程とを含む。
本発明の他の特徴および利点は、本発明を限定しない実施例による以下の記載を、添付の図面を参照しながら読むことによって、より明らかとなる。
上記のように本発明は、典型的には気体供給設備から構成される流体配管K内に流監視装置1を設置する(図1)ことを可能にするツールセットに関する。
関連するタイプの流監視装置は特許出願FR2916511号に記載されており、さらに図3に示す。
このような装置1は典型的には、中空本体11とバルブ12とカップ型密閉部材13と複数の弾性レッグ14とを含む。
中空本体11は、導入ノーズを構成する上流側端部111と、カップ型密閉部材13を受ける下流側端部112とを有する。
バルブ12は中空本体11内に設けられており、配管K内の流体の流量が所定の閾値を超えると閉じ、それに伴って中空本体11を閉状態にするように設計されている。
カップ型密閉部材13は中空本体11を取り囲み且つ配管Kの内壁に取り付けられており、強制的に配管内の流体の流れが中空本体11を通過するようにする。その結果、バルブ12が中空本体11を閉状態にすると、流体の流れが遮断される。
弾性レッグ14は中空本体11の上流側端部111と下流側端部112との間で中空本体11に連結されており、装置1が配管内に設置されると、自由端140が中空本体11の下流側端部112方向に折れ曲がることにより弾性レッグ14が弾性的に拡がって装置を配管内に保持するように設計されている。
しかし装置1を配管内に挿入するためには、前もってシース2(図9)内に部分的に導入しなければならない。それにより密閉部材13とレッグ14とがシース内で半径方向に折り曲がって弾性的に加圧される。
本発明のツールセットは、図3に示すような流監視装置1を、図2に示し且つより模式的には図1に示すような気体供給設備に挿入するために特によく適合されている。
このような設備は典型的には、分岐パイプを介して気体を分岐ボックスCBに供給する分岐プラグPBを含む。この場合は、分岐パイプは配管Kを構成している。
配管Kは地表レベルNSより上に配管アクセス可能部Koを有する。分岐バルブRBは配管アクセス可能部Koに設置されており、アクセス可能部Koのうち、気体流方向において分岐プラグPBから最も下流側に位置する端部Koxを分岐プラブPBから遮断することを可能にする。
図1に示すように本発明のツールセットは、図3に示すような流監視装置1を配管アクセス可能部Koの下流側端部Koxに導入した後、分岐バルブRBを介して配管Kに挿入することを可能にする。
このようなツールセットはシース2に加えて、中空の半可撓性ホース31とポンプ32とマノメータ321とジャック33と支持部材4とメータカウンタ411と導入エアロック5とを特に含む。
ポンプ32はホース31の第1の端部311に連結されており、ホース31内の内圧を監視することを可能にする、すなわち必要に応じて内圧を変化させることを可能にする。
マノメータ321は好ましくはポンプ32に取り付けられており、ホース31内の支配的圧力に曝される。マノメータ321はこれにより任意の時間にこの圧力を知ることを可能にする。
ジャック33(図8)はホース31の第2の端部312に設けられており、ホース31内の支配的圧力に曝されるシリンダ331を含む。シリンダ331内ではピストン332が摺動する。
図3と図9とを比較することによってわかるように、シース2は例えばネジによって、装置1の下流側端部112でジャック33のシリンダ331に連結されている。
従ってピストン332はジャック33のシリンダ331内でホース31内の支配的圧力に依存する位置にあるが、これにより装置1をシース2から制御可能に突出させるように適合されている。
ジャック33は、湾曲した配管K内を容易に通過できるように、図8および図9に具体的に示すような1以上のジョイント333を有していてもよい。
メータカウンタ411は支持部材4の第1の端部41に担持されており、ホース31がこの中を摺動しながら通過する。メータカウンタ411は、カウンタ内のホースの摺動の範囲を、摺動方向を考慮しながら測定する。
エアロック5は支持部材4の第2の端部42に担持されており、ホース31はこの中をも摺動しながら通過する。
ホース31は、支持部材4の第1の端部41と第2の端部42との間に長手方向部310を有する。長手方向部310にはいずれのオペレータもアクセスすることができ、押したり引いたりすることができる。これによりジャック33を配管K内に導入したり配管Kから引き抜いたりすることが可能となる。
導入エアロック5は特にパイプ50を含み、ホース31の、ジャック33を受ける端部312がパイプ50を通過する。
パイプ50の第1の端部51は支持部材4の端部42に担持されており、保持リング511を含む。保持リング511はスタッフィングボックスなどであり、ホース31がこの中を摺動しながら通過する。
パイプ50はさらに第2の端部52に、直線で且つ剛性の終端ガイド部500を形成する内部被覆を含む。終端ガイド部500はジャック33を、厳密に軸に沿ってガイドするように適合されている。
パイプ50の第2の端部52はさらに、配管Kのアクセス可能部Koの端部Koxに密閉式にネジ止めされるように設計されている。この場合、配管のこの部分Koはパイプ50の終端ガイド部500の延長部に正確に位置するようになっている。
好ましい実施形態では、本発明のツールセットはさらに、バイパス6と遮断バルブ63と2つのテストバルブ71および72とを含む。
バイパス6はエアロック5と連通し、第1の端部61がエアロック5に連結されている。
遮断バルブ63は、バイパス6の端部61と端部62との間でバイパス6に取り付けられており、それによりこれら2つの端部を互いに遮断することができる。
2つのテストバルブ71および72は、例えば可撓性管65によってバイパス6の第2の端部62に連結されており、互いに平行な状態でバイパス6の第2の端部62を大気圧に連通させる。
テストバルブ71および72は、互いに異なる通路部を有する。
より厳密には、第1のテストバルブ71は配管Kからの最大閾値流量以下の流体流量を許容する。最大閾値流量以下の流量は異常の欠如を特徴づける。他方第2のテストバルブ72は、配管Kからの最大閾値流量を超える流体流量を許容する。
エアロック5のパイプ50は例えば、保持リング511と終端ガイド部500との間に延びるエルボー53を含む。この場合、バイパス6は保持リング511とエルボー53との間でエアロック5に連結されている。
さらに図4および図5に具体的に示すように、バイパス6は好ましくは、バイパス6の第1の端部61と遮断バルブ63との間に設けられた膨張バルブ64を備える。
有利な形態ではエアロック5のパイプ50は、終端ガイド部500から間隔をあけて、内部ストッパ54を有する(図6Aおよび図6B)。内部ストッパ54は、ジャック33が保持リング511方向に後退することを阻止するように適合されている。
パイプ50は内部ストッパ54と終端ガイド部500との間で、ジャック33にハウジングを提供し同時にジャック33の周囲に流路を提供する内径を有する。内部ストッパ54はそれ自体、この流体の流れを阻止しないように設計されている。
図1および図7に示すように、本発明のツールセットはさらに、シャーシ81とスプール82とを含んでもよい。ホース31はスプール82に巻回されており、スプール82は回転可能にシャーシ81上に支持されている。
本発明の好ましい実施形態では、シャーシ81はホイール80を備えたマレット8に属している。
図1、図4および図5に示す折りたたみ式ロッド83が設けられて、支持部材4に適合し且つ支持部材4用のスタンドを構成するようになっていてもよく、さらにマレットに適合し且つマレット8の移動を容易にするハンドルを構成するようになっていてもよい。
本発明はさらに、半径方向に加圧された状態で部分的にシース2内に導入された流監視装置1を気体配管Kに挿入するために上記ツールセットを設置する方法に関する。
本方法は特に以下の工程を含む:
(a)配管K内に流監視装置1が存在しないことをチェックする工程と、
(b)配管Kのアクセス可能部Koが備える分岐バルブRBを閉じる工程と、
(c)配管Kのアクセス可能部Koの下流側端部Kox、すなわちこのパイプ部のうち分岐バルブRBから下流側に設けられた端部を開く工程と、
(d)エアロック5のパイプ50の第2の端部52を配管Kのアクセス可能部Koの下流側端部Koxにネジ止めする工程と、
(e)ホース31のアクセス可能長手方向部310に作用してホースを配管K内で押圧し、流監視装置1を分岐バルブRBおよびアクセス可能部Koにより配管K内部で前進させる工程と、
(f)装置1の前進に対する抵抗を検出する工程であって、この抵抗が装置1が分岐プラグPBの垂直壁に接し配管K内の最適設置点を越えていることを示す工程と、
(g)所定の距離に亘ってホース31を引いて装置1を逆に移動させ、配管K内の最適設置位置で置換する工程と、
(h)ポンプ32を作動させてホース31の内圧を上昇させる工程と、
(i)所定の期間待機して、ホース31内の支配的圧力の影響下でジャック33のピストン332がシース2内で装置1を引き留める傾向にある摩擦力に打ち勝つことを可能にし、装置をシースから突出させることにより移動させる工程と、
(j)再びホース31を引いて、ホース31がストッパ54で遮断されるまでエアロック5のジャック33を挿入する工程。
好ましい実施形態では、配管K内に装置1を設置することは、装置の性能をチェックすることを含み、本発明の方法は、以下の工程をさらに含む。
(k)バイパス6の遮断バルブ63を開く工程と、
(l)第1のテストバルブ71を開く工程であって、これにより通常の気体流量のみを許容することによって配管Kが外部の空気と連通することを可能にする工程と、
(m)気体が配管K内を流れて第1のテストバルブ71に達することをチェックする工程であって、これにより装置1が配管Kを遮断しておらずバルブ12が異常閾値より低い気体流量の通過を許容することをチェックする工程と、
(n)第2のテストバルブ72を開く工程であって、これにより異常に多い気体流量を許容することによって配管Kが外部の空気と連通することを可能にする工程と、
(o)流体がもはや配管K内を流れておらず第2のテストバルブ72に達しないことをチェックする工程であって、これによりバルブ12がその機能を正しく果たしていることをチェックする工程と、
(p)テストバルブ71および72並びにバイパス6の遮断バルブ63を閉じる工程。
工程(o)が実際に上手く達成されれば、装置1は、バルブ12が分岐プラグPBから分岐ボックスCBを遮断する構成となる。
従ってバルブ12が通常の気体流量の通過を許可する構成で装置1を置換することが通常必要である。
この目的を達成するために、本発明の方法は、以下の追加の工程を含む。
(q)エアロック5と配管Kとが装置1のバルブ12が再び開状態になる所定の圧力に達するまで、膨張バルブ64を介してエアロック5内に気体または空気を注入する工程と、
(r)バイパス6の遮断バルブ63を開く工程と、
(s)第1のテストバルブ71を開く工程と、
(t)流体が配管K内を流れて第1のテストバルブ71に達することをチェックする工程と、
(u)第1のテストバルブ71とバイパス6の遮断バルブ63とを閉じる工程と、
(v)配管Kのアクセス可能部Koの分岐バルブRBを閉じる工程と、
(w)エアロック5のパイプ50の第2の端部52を、配管Kのアクセス可能部Koの下流側端部Koxから取り外す工程と、
(x)配管Kのアクセス可能部Koの下流側端部Koxを閉じる工程と、
(y)分岐バルブRBを再び開く工程。
工程(a)の設置には様々な技術が公知であるが、当業者であれば本明細書の記載を読むことにより、この工程は本発明のツールセットを用い且つ上記の一連の工程(k)から(o)を実行することによっても実施し得ることを理解する。

Claims (12)

  1. 流監視装置(1)を流体配管(K)に設置するツールセットであって、
    前記流監視装置(1)が、
    上流側端部(111)と下流側端部(112)とを備えた中空本体(11)と、
    前記中空本体(11)に一体化されて前記流体配管(K)内の流体流量が最大閾値流量を超えると閉じるように設計されたバルブ(12)と、
    前記中空本体(11)の前記下流側端部(112)に設けられたカップ型密閉部材(13)と、前記中空本体(11)の前記上流側端部(111)と前記下流側端部(112)との間で前記中空本体(11)に連結されて、前記中空本体(11)の前記下流側端部(112)に向けて折り曲がる自由端(140)で弾性的に拡がるように設計された複数の弾性レッグ(14)とを含み、
    前記流監視装置(1)が前記流体配管(K)に一旦設置されると、前記ツールセットがシース(2)を含み、前記流監視装置が準備構成において最初に中空本体(1)の下流側端部(112)から前記シース(2)に挿入され、前記準備構成において前記密閉部材(13)と前記レッグ(14)とが前記シース(2)内で半径方向に折れ曲がり弾性的に加圧され、
    前記ツールセットが、さらに、
    中空半可撓性ホース(31)と、
    前記ホース(31)の第1の端部(311)に連結され且つ前記ホース内の支配的圧力を監視するように適合されたポンプ(32)と、
    前記ホース(31)内の支配的圧力に曝されるマノメータ(321)と、
    前記ホース(31)の第2の端部(312)に設けられるジャック(33)であって、前記ホース(31)内の支配的圧力に曝されるシリンダ(331)とピストン(312)とを含み、前記流監視装置(1)の前記下流側端部(112)側で前記ジャック(33)の前記シリンダ(331)に前記シース(2)がネジ止めされているジャック(33)と、
    その第1の端部(41)が前記ホース(31)が摺動しながら内部を通過するメータカウンタ(411)を受け且つその第2の端部(42)内を前記ホース(31)が摺動しながら通過する支持部材(4)と、
    前記ホース(31)の前記ジャック(33)を支える端部(312)が通過し且つ少なくとも1つの直線的な剛性の終端ガイド部(500)を有する少なくとも1つのパイプ(50)と、
    前記支持部材(4)に担持され且つ前記ホース(31)を摺るように通過させるスタッフィングボックスなどの保持リング(511)を含む前記パイプ(50)の第1の端部と、前記終端ガイド部(500)を含み且つ前記終端ガイド部(500)の延長部に設けられた前記流体配管(K)のアクセス可能部(Ko)に密閉式にネジ止めされるように適合された前記パイプ(50)の第2の端部(52)と、を含む導入エアロック(5)とを含み、
    前記ホース(31)が、前記支持部材(4)の2つの端部(41、42)の間に、アクセス可能で押したり引いたりすることができ前記ジャック(33)を前記流体配管(K)に導入すること又は前記流体配管(K)から引き抜くことが可能な長手方向部(310)と、前記ジャック(33)の前記シリンダ(331)内で、前記ホース(31)の内圧に依存する位置を取り且つ前記流監視装置(1)を前記シース(2)から選択的に突出させるように適合された前記ジャック(33)の前記ピストン(332)とを有することを特徴とする、ツールセット。
  2. 前記ツールセットが、さらに、少なくとも1つのバイパス(6)と、遮断バルブ(63)と、2つのテストバルブ(71、72)とを含み、
    前記バイパス(6)が2つの端部(61、62)を有し、前記2つの端部の第1の端部(61)が前記エアロック(5)に連結され、
    前記遮断バルブ(63)が前記バイパス(6)の前記2つの端部(61、62)の間で前記バイパス(6)に取り付けられ、
    前記2つのテストバルブ(71、72)が互いに平行な状態で前記バイパス(6)の前記2つの端部の第2の端部(62)を大気圧に連通させ、
    前記第1および第2のテストバルブ(71、72)が互いに異なる第1および第2の通路部をそれぞれ有し、前記第1の通路部が前記流体配管(K)からの最大閾値流量以下の流体流量を許容し、前記第2の通路部が前記流体配管(K)からの前記最大閾値流量よりも大きい流体流量を許容することを特徴とする、請求項1に記載のツールセット。
  3. 前記エアロック(5)の前記パイプ(50)が前記保持リング(511)と前記終端ガイド部(500)との間に延びるエルボー(53)を有し、
    前記バイパス(6)が前記保持リング(511)と前記エルボー(53)との間で前記エアロック(5)に連結されていることを特徴とする、請求項2に記載のツールセット。
  4. 前記バイパス(6)に、前記バイパス(6)の前記第1の端部(61)と前記遮断バルブ(63)との間に設けられた膨張バルブ(64)が備えられていることを特徴とする、請求項2または3に記載のツールセット。
  5. 前記エアロック(5)の前記パイプ(50)が前記終端ガイド部(500)から間隔をあけて内部ストッパ(54)と内部直径とを有し、前記内部直径が前記ジャック(33)にハウジングを提供し且つ前記ジャック(33)の周囲に流体流路を提供しており;
    前記内部ストッパ(54)が前記流体の流れを遮断することなく前記保持リング(511)方向への前記ジャック(33)の移動を阻止することを特徴とする、請求項2から4のいずれかひとつに記載のツールセット。
  6. 前記ツールセットが、シャーシ(81)と、前記ホース(31)が巻回されたスプール(82)とを含み、前記スプールが前記シャーシ(81)上に回転可能に支持されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかひとつに記載のツールセット。
  7. 前記ツールセットが、前記支持部材(4)に適合するように且つ前記支持部材(4)用のスタンドを構成するように設計されている折りたたみ式ロッド(83)をさらに含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかひとつに記載のツールセット。
  8. 前記シャーシ(81)がホイール(80)を備え、
    前記折りたたみ式ロッド(83)が、前記シャーシ(81)に適合するように且つ前記シャーシ(81)の移動を容易にするハンドルを構成するように設計されていることを特徴とする、請求項6に従属する請求項7に記載のツールセット。
  9. 前記ジャック(33)が少なくとも1つのジョイント(333)を含む、請求項1〜のいずれかひとつに記載のツールセット。
  10. 半径方向に加圧された状態でシース(2)に部分的に導入された流監視装置(1)を流体配管(K)に挿入する、請求項1〜9のいずれかひとつに記載のツールセットを設置する方法であって、
    前記流体配管(K)内に前記流監視装置(1)が存在しないことをチェックする工程と、
    前記流体配管(K)のアクセス可能部(Ko)が備える分岐バルブ(RB)を閉じる工程と、
    前記流体配管(K)の前記アクセス可能部(Ko)の端部であって前記分岐バルブ(RB)に対して下流に設けられた下流側端部(Kox)を開く工程と、
    エアロック(5)のパイプ(50)の第2の端部(52)を前記流体配管(K)の前記アクセス可能部(Ko)の前記下流側端部(Kox)にネジ止めする工程と、
    ホース(31)を前記流体配管(K)内で押圧し、前記流監視装置(1)を前記分岐バルブ(RB)および前記アクセス可能部(Ko)を介して前記流体配管(K)内部で前進させる工程と、
    前記流監視装置(1)の前進に対する抵抗を検出する工程であって、前記抵抗が前記流監視装置(1)がその設置点を越えていることを示す工程と、
    所定の距離に亘って前記ホース(31)を引いて前記流監視装置(1)をその設置点まで移動させる工程と、
    ポンプ(32)を作動させて前記ホース(31)の内圧を上昇させる工程と、
    所定の期間待機する工程と、
    再び前記ホース(31)を引いて、前記エアロック(5)内にジャック(33)を挿入する工程とを含むことを特徴とする、方法。
  11. 請求項2および5と組み合わされた請求項1から9のいずれかひとつに記載のツールセットを設置する、請求項10に記載の方法であって、
    前記ホース(31)を引く工程が、前記ジャック(33)が内部ストッパ(54)によって遮断されるまで行われ、さらに、前記バイパス(6)の遮断バルブ(63)を開く工程と;
    第1のテストバルブ(71)を開く工程と;
    流体が前記流体配管(K)内を流れて前記第1のテストバルブ(71)に達することをチェックする工程と;
    第2のテストバルブ(72)を開く工程と;
    流体がもはや前記流体配管(K)内を流れておらず前記第2のテストバルブ(72)に達しないことをチェックする工程と;
    前記テストバルブ(71、72)および前記バイパス(6)の前記遮断バルブ(63)を閉じる工程とを含む、方法。
  12. 請求項2、4および5と組み合わされた請求項1から9のいずれかひとつに記載のツールセットを設置する、請求項11に記載の方法であって、
    さらに、前記エアロック(5)内の圧力が所定の圧力に達するまで、膨張バルブ(64)を介して前記エアロック(5)内に流体を注入する工程と;
    前記バイパス(6)の前記遮断バルブ(63)を開く工程と;
    前記第1のテストバルブ(71)を開く工程と;
    流体が前記流体配管(K)内を流れて前記第1のテストバルブ(71)に達することをチェックする工程と;
    前記第1のテストバルブ(71)と前記バイパス(6)の前記遮断バルブ(63)とを閉じる工程と;
    前記流体配管(K)の前記アクセス可能部(Ko)の前記分岐バルブ(RB)を閉じる工程と;
    前記エアロック(5)の前記パイプ(50)の前記第2の端部(52)を、前記流体配管(K)の前記アクセス可能部(Ko)の前記下流側端部(Kox)から取り外す工程と;
    前記流体配管(K)の前記アクセス可能部(Ko)の前記下流側端部(Kox)を閉じる工程と;
    前記分岐バルブ(RB)を再び開く工程とを含む、方法。
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