JP2003106929A - ガス供内管の漏洩試験方法および漏洩試験用工具 - Google Patents

ガス供内管の漏洩試験方法および漏洩試験用工具

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JP2003106929A
JP2003106929A JP2001301855A JP2001301855A JP2003106929A JP 2003106929 A JP2003106929 A JP 2003106929A JP 2001301855 A JP2001301855 A JP 2001301855A JP 2001301855 A JP2001301855 A JP 2001301855A JP 2003106929 A JP2003106929 A JP 2003106929A
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Japan
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gas
pressure
pipe
low
leak test
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Application number
JP2001301855A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tsurui
弘 敦井
Shigeru Koyama
滋 小山
Tatsuo Oshima
龍雄 大島
Masanobu Iida
征伸 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishiyama Corp
Hokuriku Gas Co Ltd
Original Assignee
Nishiyama Corp
Hokuriku Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業時間の短縮を図って効率よく漏洩試験を
行い得るガス供内管の漏洩試験方法および漏洩試験用工
具を提供する。 【解決手段】 漏洩試験用工具としてのストッパ30
は、低圧ガスに分類されるガスが流通する低圧導管10
からメータガス栓にガスを供給するガス供内管23にお
ける漏洩を試験する際に用いられ、低圧導管とガス供内
管とを連通するサービスチーズ11に着脱自在に取り付
けられる。ストッパは、低圧導管とガス供内管との直接
的な連通を遮断した状態で低圧導管内のガスを導入して
ガス供内管に案内するガス通路31と、ガス通路内のガ
ス圧力を検出する圧力測定器32と、ガスの圧力を昇圧
する昇圧ポンプ33と、を有している。漏洩試験の際に
は、低圧導管内のガスのみを用いてガス供内管における
漏洩試験を行い、漏洩試験後のエアーパージ作業を不要
にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス供内管の漏洩
試験方法および漏洩試験用工具に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、住宅用のガス配管を示す概念図
である。図示するように、公共道路などの地下に埋設さ
れている低圧導管10(本支管)には、サービス用取り
出し管口であるサービスチーズ11が取り付けられてお
り、低圧導管10から供給されるガスは、サービスチー
ズ11により分岐され、さらに導管12を介して、ガス
使用契約者である需要家が所有する私有地内に導かれて
いる。公共用地と私有地との敷地境界線までの導管12
は「供給管」20と指称され、その所有権はガス供給事
業者にある。また、敷地境界線からガスメータ14近傍
に設置されるメータガス栓13までの導管12は「灯外
内管」21と指称され、メータガス栓13から屋内の端
末ガス栓16までの導管15は「灯内内管」22と指称
され、これらの所有権は需要家にある。なお、供給管2
0と灯外内管21とを合わせて、通常、「ガス供内管」
23と呼ばれている。
【0003】ガス供内管23を通して需要家に供給され
る都市ガスは、分類上低圧ガス(ガス圧力値:1.0k
Pa〜2.5kPa)に属している。ガス供給事業者
は、ガス供内管23の配管工事、修理工事および保守点
検をしなければならず、安全かつ安定なガス供給を行う
べく、ガス供内管23の漏洩試験を実施している。
【0004】導管修理工事などにおける既設のガス供内
管23に対する従来の漏洩試験は、概説すれば、低圧導
管10からの分岐部に設置されたサービスチーズ11
に、低圧導管10からのガス供給を遮断する機能と外気
注入機能とを有する「ストッパ」とも称される遮断工具
を挿入・設置し、必要に応じて加圧した外気(空気)を
ガス供内管23に強制的に送り込み、ガス供内管23内
のガス圧を測定するための圧力計を用いてガス供内管2
3内の圧力変動を監視するものである。そして、所定時
間経過後においてガス供内管23の管内圧力値が低下し
ていないことをもって、管内の気密性が保持されている
ことを確認している。
【0005】なお、ガス供内管23を埋設する環境が水
場のような場合には、ガス供内管23表面にサビなどの
腐食が発生する他に、土中圧に対して管内のガス圧が低
いためにガス供内管23表面のピンホールなどを介して
管内に水が入り込み、「差水」と呼ばれる現象が生じる
ことがある。ガス供内管23内に「差水」がある場合に
は、吸引器を用いて差水を除去するか、管内の圧力を上
昇させて差水を管外に排出させた上で、漏洩試験が実施
される。
【0006】図5は、従来のガス供内管23の漏洩試験
用工具100(ストッパ)を示す構成図である。この図
を参照しつつ、従来のガス供内管23の漏洩試験の手順
を説明する。
【0007】 需要家の許可を得て、当該需要家の私
有地内のガスメータ14近傍に付設されているメータガ
ス栓13を「閉」にし、家宅内へのガス流路を遮断す
る。
【0008】 サービスチーズ11のプラグ17(止
栓)を外し、ストッパ100の立て管スリーブ101の
下端をネジ込み、ストッパ100をサービスチーズ11
に装着する。このとき、ストッパ100取り付け作業時
のガス放散を少なくするため、サービスチーズ11を含
めて低圧導管10にガスバッグを装着し、その内部で作
業を行うノーブロー(無噴出)化により安全性が高めら
れている。
【0009】 ストッパ100は、ガス遮断用の弾性
変形自在なゴムプラグ102がナットを介して先端に取
り付けられたシャフト103と、当該シャフト103が
摺動自在に挿通された押込スリーブ104と、シャフト
103の上端部に形成された外ネジ105に噛みあう内
ネジ106が形成された押込ナット107と、を有して
いる。ゴムプラグ102の近傍部分を、立て管スリーブ
101から突出させてサービスチーズ11内に挿入し、
キャップ108を立て管スリーブ101に締結する。
【0010】 押込ナット107のハンドル109を
回し、シャフト103を引っ張り上げることにより、ゴ
ムプラグ102を圧縮膨張させ、サービスチーズ11の
低圧導管10側の開口部に密着させてガスの流入を遮断
する。このとき、サービスチーズ11のガス供内管23
側の開口部は開放されているので、立て管スリーブ10
1内のガス圧力値は、ガス供内管23内のガス圧力値と
同じに保たれる。
【0011】 立て管スリーブ101に取り付けられ
たカプラ110、111を介して、昇圧ポンプ112お
よび圧力測定器113(マノメータ)を接続する。漏洩
試験におけるガス供内管23内の圧力値が、通常におい
て3.0kPa程度、差水の状況を考慮する場合には
5.0kPa〜10.0kPa程度となるように、昇圧
ポンプ112を用いて立て管スリーブ101内に空気を
送り込む。ガス供内管23内の圧力値が所定の試験圧力
値に達すると止栓114を閉じ、5分〜30分間、圧力
測定器113の指示値が低下しないことを監視し、ガス
供内管23管内の気密性をチェックする。所定時間が経
過しても圧力測定器113の指示値が低下しなければ、
ガス供内管23にガス漏洩が生じていないと判断する。
【0012】 ガス供内管23の内圧に変動が生じな
いことを確認した後、空気抜き(エアーパージ)を行
う。エアーパージは、ガス供内管23内の昇圧空気を大
気圧まで放散させ、その後、配管内に残留している空気
を排除ないし追い出してガスに置換する不可欠な作業で
ある。エアーパージは、次の手順で行われる。
【0013】まず、メータガス栓13を「開」状態に
し、家宅内の端末ガス栓16のすべてを「開」状態にす
る。つまり、配管内を大気圧状態にする。
【0014】次に、ハンドル109をゆっくり逆方向に
回転してシャフト103を押し出し、ゴムプラグ102
を伸張収縮させ、低圧導管10からのガスを徐々にガス
供内管23に流入させる。検査のために注入された空気
を、供給ガスによって追い出し、ガス供内管23はもと
より家宅内の末端に至るすべてのガス供給路内をガスの
みに置換する。ガス供内管23および灯内内管22が完
全にガス置換されているか否かの確認は、端末ガス栓1
6に接続されたガス機器18を用いて、正規のガス燃焼
状態にあるか否かを目視観察することにより行われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】(1)上述した従来の
ガス供内管23の漏洩試験においては、大量の空気をガ
ス供内管23内に強制的に注入することとなるため、需
要家の私有地内に入ってメータガス栓13を「閉」に止
栓することから始まる前処理作業と、漏洩試験終了後に
メータガス栓13を「開」に開いて配管内をガス置換す
るエアーパージを主とする後処理作業と、が必要不可欠
である。また、これら前処理作業や後処理作業は、需要
家の在宅を前提に成立するものである。ガス供内管23
の漏洩試験作業において、最も長時間を要する作業がエ
アーパージであり、一件当たりの作業時間は数時間に達
し、一日当たりの処理件数としては2ないし3件が限界
である。このように作業時間がかかり、作業工数も多い
ことから、漏洩試験に要する経費の負担が増大するとい
う問題がある。また、エアーパージは需要家宅内の端末
ガス栓16での作業が伴うため、需要家にも相当の手間
を取らせる作業となっている。
【0016】このため、作業時間の短縮を図って効率よ
く漏洩試験を行うことができ、漏洩試験に要する経費を
低減し得るガス供内管23の漏洩試験が要請されてい
る。
【0017】(2)需要家が留守にしている場合には、
メータガス栓13を「閉」にする前処理作業自体に着手
することができない。ここで、仮に、メータガス栓13
を「閉」にしてガス供内管23に対する漏洩試験を行お
うとしても、留守宅内の端末ガス栓16を全開放するエ
アーパージを行うことはできない。また、留守宅内の端
末ガス栓16は通常「閉」状態に置かれ、灯内内管22
に漏れが生じていない場合が多いと考えられるため、メ
ータガス栓13を「閉」にすることなく、ガス供内管2
3と灯内内管22の双方に対する漏洩試験を行おうとし
ても、同様に、エアーパージを行うことができない。こ
のように需要家が留守にしている場合にはエアーパージ
を行うことができないことから、従来のガス供内管23
の漏洩試験の実施は、需要家が在宅している場合に限定
され、ガス供給事業者の顧客である需要家に作業協力を
仰がねばならず、需要家側の負担が大きいものとなって
いる。
【0018】しかしながら、近年では日中に留守となる
家宅数が増加する傾向にあり、ガス供内管23の漏洩試
験を計画どおりに実施することが難しくなってきてい
る。また、留守宅数の増加に伴い、再度訪問して漏洩試
験を再実施しなければならない件数が著しく増加してい
る。
【0019】このため、需要家およびガス供給事業者の
双方にとって多大な手間が掛かり、需要家に迷惑を掛
け、作業に要する時間がさらにかかり、作業工数の増大
による経費の負担増大をも招いていた。留守の需要家宅
に対しては試験の実施は不可能であり、再実施を要する
ために作業効率の低下は免れ得なかった。ガス供内管2
3に対する漏洩試験の留守宅対策は、長年に亘り問題提
起されていたものの、未だに解決されていない。
【0020】(3)エアーパージは、ガス供内管23内
の昇圧空気を大気圧まで放散させた後に、ガス遮断のた
めに用いたストッパ100のゴムプラグ102を徐々に
緩めながら、配管の一端よりガスを流入させ、他端より
空気を放出させて配管内をガスに置換する手法が採用さ
れ、低圧導管10、ガス供内管23および灯内内管22
内のガス圧力に大きな圧力変動を生じさせ得るものであ
る。低圧導管10からガス供内管23へのガス供給を復
旧するときにおいて、ガス圧力が急激に変動すると、灯
外内管21に接続されているガスメータ14、特にいわ
ゆるマイコンガスメータでは急激な圧力変動に対する保
護装置が作動して自動的に停止状態にセットされること
があり、エアーパージ作業完了後にマイコンガスメータ
14をリセットして再起動ないし復帰する作業が新たに
必要となる。また、需要家宅内に設置されている各種ガ
ス機器18に動作不良や故障などを生じさせる虞があ
り、ガス設備の点検や、点火試験などにより機能を確認
することが必要であり、ガス供給の復帰が遅れる一要因
にもなっている。
【0021】(4)エアーパージは、本質的にガスを強
制的に大気中に放出させるため、ガス供内管23のみな
らず需要家宅内を含む導管末端部にまで及ぶ作業である
ため、作業環境および周囲の環境に対する安全性の確保
が必須である。また、需要家に対しては、ガス供給が停
止される時間と、作業のために使用されるガスの費用負
担とを掛けている。ガス事業者にとっても熱エネルギ商
品であるガスを浪費することになり、工事施工者側には
多くの作業時間を要するものであり、コスト面において
も好ましい作業ではなかった。
【0022】(5)加えて、エアーパージ作業が需要家
宅内に立ち入っての作業であることや、掘削作業に伴な
う衣類などの濡れや汚れの発生があり、特に衣服の脱着
を要する冬場や降雨環境下での漏洩試験の実施は極めて
面倒な作業の一つであり、作業環境に左右されない試験
方法の確立が要望されていた。
【0023】本発明は、上述した従来技術に伴う課題を
解決するためになされたものであり、その目的は、作業
時間の短縮を図って効率よく漏洩試験を行うことがで
き、漏洩試験に要する経費を低減でき、需要家に大きな
負担を掛けずに漏洩試験を行うことができ、ガス供給の
復帰が容易かつ迅速であり、しかも、ガスの放散を可及
的に低減し、留守宅対策の解決策をも提供し得るガス供
内管の漏洩試験方法および漏洩試験用工具を提供するこ
とにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記す
る手段により達成される。
【0025】(1)低圧ガス(ゲージ圧力約1.0kP
a〜2.5kPa)に分類されるガスが流通する低圧導
管から需要家ガス設備に前記ガスを供給するガス供内管
における漏洩を試験する漏洩試験方法であって、前記低
圧導管と前記ガス供内管との直接的な連通を遮断した状
態で前記低圧導管内の前記ガスを導入して前記ガス供内
管に案内するガス通路と、前記ガス通路の途上に配置さ
れ当該ガス通路内のガス圧力を検出するガス圧力検出手
段とを備えた漏洩試験用工具を、前記低圧導管と前記ガ
ス供内管とを連通する接続部に取り付ける工程と、前記
漏洩試験用工具の前記ガス通路を介して前記低圧導管内
の前記ガスを前記ガス供内管内に供給するガス供給工程
と、前記ガス圧力検出手段による検出値に基づいて前記
ガス供内管の漏洩の有無を検出する工程と、を有してな
り、前記低圧導管内の前記ガスのみを用いて前記ガス供
内管における漏洩試験を行い、漏洩試験後に前記ガス以
外の流体を前記ガス供内管から排出するパージ作業を不
要にしてなるガス供内管の漏洩試験方法。
【0026】(2)前記漏洩試験用工具は、前記ガス圧
力検出手段よりも前記ガス通路におけるガス流れ方向の
上流側位置に配置されて前記ガスの圧力を昇圧する昇圧
手段をさらに有し、前記ガス供給工程は、前記昇圧手段
により前記ガスの圧力を前記ガス供内管の埋設環境に応
じたガス圧力に昇圧して、当該昇圧されたガスを前記ガ
ス供内管内に供給してなる上記(1)に記載のガス供内
管の漏洩試験方法。
【0027】(3)低圧ガス(ゲージ圧力約1.0kP
a〜2.5kPa)に分類されるガスが流通する低圧導
管から需要家ガス設備に前記ガスを供給するガス供内管
における漏洩を試験する際に用いられ、前記低圧導管と
前記ガス供内管とを連通する接続部に着脱自在に取り付
けられる漏洩試験用工具であって、前記低圧導管と前記
ガス供内管との直接的な連通を遮断した状態で前記低圧
導管内の前記ガスを導入して前記ガス供内管に案内する
ガス通路と、前記ガス通路の途上に配置され当該ガス通
路内のガス圧力を検出するガス圧力検出手段と、を有
し、前記低圧導管内の前記ガスのみを用いて前記ガス供
内管における漏洩試験を行い、漏洩試験後に前記ガス以
外の流体を前記ガス供内管から排出するパージ作業を不
要にしてなるガス供内管の漏洩試験用工具。
【0028】(4)前記ガス圧力検出手段よりも前記ガ
ス通路におけるガス流れ方向の上流側位置に配置されて
前記ガスの圧力を昇圧する昇圧手段をさらに有してなる
上記(3)に記載のガス供内管の漏洩試験用工具。
【0029】(5)低圧ガス(ゲージ圧力約1.0kP
a〜2.5kPa)に分類されるガスが流通する低圧導
管から需要家ガス設備に前記ガスを供給するガス供内管
における漏洩を試験する際に用いられる漏洩試験用工具
であって、前記低圧導管と前記ガス供内管とを連通する
接続部(サービスチーズ)に着脱自在に取り付けられ、
前記接続部に連通する内部空間が形成された中空形状の
保持手段(立て管スリーブ)と、前記保持手段の開放端
を閉塞するキャップ部材と、前記キャップ部材を貫通し
て前記保持手段内に進退移動自在に挿入される中空形状
の押し込み手段(押し込みスリーブ)と、前記キャップ
部材側に位置する後端開口から前記押し込み手段内に摺
動自在に挿通される中空の摺動手段と、前記押し込み手
段の先端と前記押し込み手段の先端開口から突出した前
記摺動手段の先端とを相対的に接近離反移動する移動手
段と、前記押し込み手段の先端と前記摺動手段の先端と
の間に設けられ、前記押し込み手段の先端と前記摺動手
段の先端とが相対的に接近移動することにより圧縮され
て膨張変形して、前記低圧導管と前記ガス供内管との直
接的な連通を遮断する遮断部材と、中空摺動手段内の中
空部と前記保持手段内の前記内部空間とを連通する管路
と、前記管路の途上に配置されガス圧力を検出するガス
圧力検出手段と、前記ガス圧力検出手段よりも前記管路
におけるガス流れ方向の上流側位置に配置されて前記ガ
スの圧力を昇圧する昇圧手段と、を有し、前記中空部、
前記管路および前記内部空間により、前記低圧導管と前
記ガス供内管との直接的な連通を遮断した状態で前記低
圧導管内の前記ガスを導入して前記ガス供内管に案内す
るガス通路を形成し、前記低圧導管内の前記ガスのみを
用いて前記ガス供内管における漏洩試験を行い、漏洩試
験後に前記ガス以外の流体を前記ガス供内管から排出す
るパージ作業を不要にしてなるガス供内管の漏洩試験用
工具。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0031】図1〜図3は、本発明の実施形態に係るガ
ス供内管23の漏洩試験用工具(ストッパ30)をサー
ビスチーズ11に取り付けられた状態で示す構成図であ
り、図1は、ストッパ30の取り付けが完了した状態が
示され、図2は、図1に示される状態からスペースホル
ダ86を取り外して押込スリーブ60を押し込んだ状態
が示され、図3は、図2に示される状態から中空スライ
ドシャフト70を引き上げてゴムプラグ85を膨張変形
させ、低圧導管10とガス供内管23との直接的な連通
が遮断された状態が示されている。なお、説明の便宜
上、ストッパ30を構成する部材において、図中上側に
示される端部を「後端」とし、図中下側に示される端部
を「先端」として説明する。
【0032】本実施形態のストッパ30は、低圧導管1
0とガス供内管23とを連通する接続部としてのサービ
スチーズ11に着脱自在に取り付けられ、低圧ガス(ゲ
ージ圧力約1.0kPa〜2.5kPa)に分類される
ガス(「活性ガス」とも言う)が流通する低圧導管10
からメータガス栓13(需要家ガス設備に相当する)に
ガスを供給するガス供内管23における漏洩を試験する
際に用いられる。ストッパ30は、概説すれば、低圧導
管10とガス供内管23との直接的な連通を遮断した状
態で低圧導管10内のガスを導入してガス供内管23に
案内するガス通路31と、ガス通路31の途上に配置さ
れ当該ガス通路31内のガス圧力を検出する圧力測定器
32(ガス圧力検出手段に相当する)と、を有してい
る。ストッパ30はさらに、圧力測定器32よりもガス
通路31におけるガス流れ方向の上流側位置に配置され
てガスの圧力を昇圧する昇圧ポンプ33(昇圧手段に相
当する)を有している。
【0033】さらに詳述すると、ストッパ30は、サー
ビスチーズ11に着脱自在に取り付けられ当該サービス
チーズ11に連通する内部空間41が形成された中空形
状の立て管スリーブ40(保持手段に相当する)と、立
て管スリーブ40の図中上側に示される開放端42を閉
塞する抜け防止用のキャップ部材50と、キャップ部材
50を貫通して立て管スリーブ40内に進退移動自在に
挿入される中空形状の押込スリーブ60(押し込み手段
に相当する)と、キャップ部材50側に位置する後端開
口61から押込スリーブ60内に摺動自在に挿通される
中空スライドシャフト70(摺動手段に相当する)と、
を有している。
【0034】前記立て管スリーブ40は、サービスチー
ズ11の取付穴11aにネジ締結するためのテーバーネ
ジ部43が先端に形成され、キャップ部材50をネジ締
結するための平行ネジ部44が後端に形成されている。
サービスチーズ11の取付穴11aは、通常使用時に
は、プラグ17により閉塞されている(図4参照)。
【0035】前記押込スリーブ60は、後端フランジ部
62が後端に形成され、先端フランジ部63が先端に形
成されている。また、押込スリーブ60の外周には、外
部へのガス漏れを防止するため、Oリング64が取り付
けられたシーリングホルダ65が固定されている。シー
リングホルダ65は、Oリング64が立て管スリーブ4
0の内周面に摺接しながら、押込スリーブ60とともに
進退移動する。
【0036】前記中空スライドシャフト70の先端は、
押込スリーブ60の先端開口66から突出している。中
空スライドシャフト70の後端には、低圧導管10内の
活性ガスを中空部71を経て昇圧ポンプ33に供給する
ための流路を開閉する止栓72が設けられている。
【0037】ストッパ30は、押込スリーブ60の先端
と中空スライドシャフト70の先端とを相対的に接近離
反移動する移動手段80を有する。図示例の移動手段8
0は、押込スリーブ60に対して中空スライドシャフト
70をスライド運動させる手段から構成され、より具体
的には、中空スライドシャフト70の後端近傍の外周部
に形成した外ネジからなる送りネジ部73と、この送り
ネジ部73に噛み合う内ネジ部74が形成された押込ナ
ット75と、から構成されている。押込ナット75に
は、回転する際に操作するハンドル76が接続されてい
る。後端フランジ部62に押込ナット75を当接させた
状態で押込ナット75を一の方向に回転させると、送り
ネジ部73と内ネジ部74との共働によって中空スライ
ドシャフト70が持ち上げられる結果、押込スリーブ6
0の先端と中空スライドシャフト70の先端とが接近移
動する。押込ナット75を他の方向に逆転させると、送
りネジ部73と内ネジ部74との共働によって中空スラ
イドシャフト70が押し下げられる結果、押込スリーブ
60の先端と中空スライドシャフト70の先端とが離反
移動する。
【0038】中空スライドシャフト70の先端に形成さ
れたネジ部には、リング形状を有する取付板77がねじ
込まれて固定されている。押込スリーブ60の先端フラ
ンジ部63と中空スライドシャフト70の取付板77と
の間には、サービスチーズ11内におけるガス流路を遮
断する弾性変形自在なゴムプラグ85(遮断部材に相当
する)が設けられている。このゴムプラグ85は、図1
に示すように、中空スライドシャフト70を押し込ん
で、押込スリーブ60の先端と中空スライドシャフト7
0の先端とが離反移動している通常状態においては、伸
張収縮状態にある。図1に示される状態から、押込スリ
ーブ60をサービスチーズ11内に押込み、さらに、押
込スリーブ60の位置を保持したまま、押込ナット75
を回転して中空スライドシャフト70を引き上げると、
押込スリーブ60の先端と中空スライドシャフト70の
先端とが接近移動している遮断状態に至る。ゴムプラグ
85は、図3に示すように、遮断状態においては、圧縮
されて膨張変形して、サービスチーズ11の低圧導管1
0側の開口部11bに圧接し、低圧導管10とガス供内
管23との直接的な連通を遮断する。
【0039】ストッパ30には、中空スライドシャフト
70内の中空部71と立て管スリーブ40の内部空間4
1とを連通する接続ホース90(管路に相当する)が設
けられている。この接続ホース90の途上には、ガス圧
力を検出してガス供内管23内の圧力の計測および監視
を行う圧力測定器32が配置されている。図示例では、
Tチーズ91に取り付けた圧力測定器32を、カプラ9
2、93を介して接続ホース90に接続してある。
【0040】圧力測定器32よりも接続ホース90にお
けるガス流れ方向の上流側位置には、活性ガスの圧力を
昇圧する昇圧ポンプ33が配置されている。昇圧ポンプ
33は、ゴムなどの弾性体から形成された可撓自在な本
体部と、本体部の吸入口および排気口のそれぞれに内蔵
された逆止弁とを有している。作業者が本体部を手動操
作によって繰り返し握ることにより、ガスの圧力が徐々
に昇圧する。昇圧ポンプ33の排気口側には、流路を開
閉する止栓94が設けられている。
【0041】そして、中空スライドシャフト70の中空
部71、接続ホース90および立て管スリーブ40の内
部空間41により、低圧導管10とガス供内管23との
直接的な連通を遮断した状態で低圧導管10内のガスを
導入してガス供内管23に案内するガス通路31が形成
される。ガス供内管23における漏洩試験を行う際に
は、低圧導管10内のガスのみが用いられる。
【0042】ストッパ30の立て管スリーブ40をサー
ビスチーズ11の取付穴11aに取り付ける際には、需
要家へのガス供給量や供給路に変動を与えないようにし
なければならない。このためには、ストッパ取り付け作
業時に、低圧導管10内を流通するガスがサービスチー
ズ11の低圧導管10側の開口部11bからガス供内管
23側の開口部11cに容易に流入し得る位置にゴムプ
ラグ85を保持しておく必要がある。但し、サービスチ
ーズ11の機種や形状によって、ゴムプラグ85を保持
すべき最適な位置が異なっている。
【0043】そこで、本実施形態では、図1に示すよう
に、立て管スリーブ40の開放端36に取り付けたキャ
ップ部材50と押込スリーブ60の後端フランジ部62
との間に、サービスチーズ11内でゴムプラグ85を保
持する位置を規制するスペースホルダ86を着脱自在に
取り付けてある。スペースホルダ86は、押込スリーブ
60を受け入れる大きさの凹部が形成されたコの字形状
を有し、側方から押込スリーブ60に差し込むようにし
てキャップ部材50と後端フランジ部62との間に挿入
される。スペースホルダ86は、高さ寸法が異なる複数
種類が準備されている。そして、ストッパ取り付け作業
時には、複数種類のスペースホルダ86の中から、漏洩
検査を行う箇所のサービスチーズ11の機種などに応じ
た最適なスペースホルダ86を選択して取り付け、ゴム
プラグ85を最適位置にセットする。
【0044】なお、サービスチーズ11内でゴムプラグ
85を保持する位置を規制する手段は、脱者式スペース
ホルダ86に限られるものではない。例えば、キャップ
部材50と後端フランジ部62との間にコイルスプリン
グを挿入する形態でもよく、その他の冶具や機構を用い
てもよい。
【0045】次に、上述したストッパ30を用いた、ガ
ス供内管23の漏洩試験方法を説明する。
【0046】本発明に係るガス供内管23の漏洩試験方
法は、概説すれば、低圧ガスに分類されるガスが流通す
る低圧導管10からメータガス栓13にガスを供給する
ガス供内管23における漏洩を試験する漏洩試験方法で
あって、上述した構成を有するストッパ30をサービス
チーズ11に取り付ける工程と、ストッパ30のガス通
路31を介して低圧導管10内のガスをガス供内管23
内に供給するガス供給工程と、圧力測定器32による検
出値に基づいてガス供内管23の漏洩の有無を検出する
工程と、を有している。そして、低圧導管10内のガス
のみを用いてガス供内管23における漏洩試験を行い、
漏洩試験後にガス以外の流体をガス供内管23から排出
するパージ作業を不要にしたものである。また、前記ガ
ス供給工程においては、昇圧ポンプ33によりガスの圧
力をガス供内管23の埋設環境に応じたガス圧力に昇圧
して、当該昇圧されたガスをガス供内管23内に供給し
ている。
【0047】以下に、図1〜図3を参照しつつ、ガス供
内管23の漏洩試験の手順を詳述する。
【0048】 需要家が在宅の場合には、需要家の許
可を得て、当該需要家の私有地内のマイコンガスメータ
などのガスメータ14近傍に付設されているメータガス
栓13を「閉」にし、家宅内へのガス供給を遮断する。
【0049】 道路地下に埋設されているサービスチ
ーズ11を露出し、外部環境に対するガス漏洩を減少さ
せるために、サービスチーズ11にノーブローバッグを
装着する。ノーブローバッグ内で、サービスチーズ11
の取付穴11aを閉塞しているプラグ17を取り外し、
ストッパ30の立て管スリーブ40のテーバーネジ部4
3をネジ込んで、ストッパ30をサービスチーズ11に
装着する。ノーブローバッグの内部でストッパ30の取
り付け作業を行うことにより、ノーブロー化が図られ、
高い安全性が確保される。
【0050】ストッパ30の取り付け作業時には、サー
ビスチーズ11の機種などに応じたスペースホルダ86
をキャップ部材50と後端フランジ部62との間に挿入
し、サービスチーズ11内のゴムプラグ85を最適位置
にセットする。これにより、低圧導管10内を流通する
ガスがサービスチーズ11の低圧導管10側の開口部1
1bからガス供内管23側の開口部11cに容易に流入
し、需要家へのガス供給量や供給路に与える変動を低減
できる。
【0051】ストッパ30の取り付けが完了した状態が
図1に示され、この状態では、低圧導管10内を流通す
るガスは、開口部11bを通ってストッパ30内に導入
される。
【0052】 ガス供給時のガス圧(一般に、2.0
kPa前後)を圧力測定器32の指示値で確認する。確
認後、図2に示すように、スペースホルダ86を取り外
し、押込スリーブ60を押し込み、ゴムプラグ85をサ
ービスチーズ11内に縦方向に挿入する。
【0053】さらに、図3に示すように、ハンドル76
を回転し、押込ナット75を徐々に押し込んで中空スラ
イドシャフト70を引き上げる。すると、中空スライド
シャフト70の取付板77が押込スリーブ60の先端フ
ランジ部63に接近移動し、ゴムプラグ85は、先端フ
ランジ部63に押し付けられて縦方向に圧縮され、サー
ビスチーズ11の管壁方向(横方向)に膨張変形する。
これにより、ゴムプラグ85が開口部11bに圧接し、
低圧導管10とガス供内管23との直接的な連通が遮断
され、低圧導管10からガス供内管23への直接的なガ
ス供給が遮断される(ストッパ30取り付け工程の終
了)。
【0054】 この状態で、圧力測定器32の指示値
に減少変動が無いことを確認し、試験対象のガス供内管
23に漏洩がないことを確認する。
【0055】 次に、常時「閉」状態にある止栓7
2、94を、図3に示すように、「開」状態とする。低
圧導管10とガス供内管23との直接的な連通を遮断し
た状態で、低圧導管10内の活ガスを、中空スライドシ
ャフト70内の中空部71および接続ホース90を介し
て昇圧ポンプ33に導入する。昇圧ポンプ33の本体部
を手動操作し、活ガスを昇圧ポンプ33により、例え
ば、通常のガス圧(一般に2.0kPa程度)から約
3.0〜6.0kPa程度にまで昇圧し、当該昇圧され
たガスをガス供内管23に供給する(ガス供給工程)。
圧力測定器32の指示値により所定の圧力まで昇圧した
ことを確認したならば、各止栓72、94を「閉」状態
に保持し、圧力測定器32の指示値の変動に基づいてガ
ス供内管23の漏洩の有無を検出ないし確認する(漏洩
検出工程)。
【0056】なお、ガス供内管23の埋設環境が水場な
どの環境下であり、ガス供内管23内に差水が発生して
いることが予測される場合には、ガス供内管23の圧力
が比較的低圧のときには、差水がガス供内管23の管壁
の保護膜として作用し、漏洩の有無を正確に確認できな
い虞がある。そこで、このような場合には、昇圧ポンプ
33をさらに操作し、ガス供内管23内の圧力値を例え
ば10.0kPa程度にまで昇圧させた状態下で漏洩の
有無を確認する。このように、ガス供内管23の埋設環
境に応じたガス圧力に昇圧することで、漏洩の有無をよ
り一層正確に検出することができる。
【0057】 ガスの漏洩が無いことを確認した後、
ストッパ30の各止栓72、94を「開」状態に戻し、
ハンドル76を逆に回して押込ナット75を逆回転さ
せ、中空スライドシャフト70を徐々に下降させ、膨張
状態にあったゴムプラグ85を伸張収縮状態にして低圧
導管10側の開口部11bを開き、上昇させた管内圧力
を低圧導管10の圧力値に合致するまで下降させる。
【0058】通常圧力での安定状態を確認した後、サー
ビスチーズ11から立て管スリーブ40を外し、サービ
スチーズ11の取付穴11aにプラグ17を装着して取
付穴11aを閉塞し、ノーブローバッグの装着を解除す
る。
【0059】 需要家宅内のメータガス栓13を
「開」にし、露出させていたサービスチーズ11を被覆
処理する。これにより、試験対象のガス供内管23に対
する一連の漏洩試験作業が完了する。
【0060】上述したように、本実施形態に係るガス供
内管23の漏洩試験方法および漏洩試験用工具によれ
ば、外気(空気)の注入ないし流入を排除し、低圧導管
10を通って送られてくる活ガスのみを用いて、ガス供
内管23の漏洩試験を実施している。従来では、漏洩試
験後にガス以外の流体(空気)をガス管から排出してガ
スに置換するエアーパージ作業と、端末ガス栓16に接
続されたガス機器18などによる点火テストを行ってガ
ス置換されたことを確認する作業と、が不可欠であっ
た。これに対して、本実施形態によれば、漏洩試験後に
ガス以外の流体をガス管から排出するパージ作業および
ガス置換されたことを確認する作業が根本的に不要とな
る。
【0061】後処理作業のうち長時間を要していたエア
ーパージ作業が不要となることから、ガス供内管23の
漏洩試験における一連の作業を簡素化でき、作業時間を
従来の1/3以下にまで大幅に短縮でき、低効率作業の
一つとされていた漏洩試験作業の高効率化を図ることが
でき、経費の大幅な低減を達成できる。また、需要家に
とっては、宅内での作業がなくなる分だけ、負担が減少
する。
【0062】また、エアーパージ作業を不要とすること
により、ガス管の管内圧力に大きな変動を与える要因を
排除し、管内圧力をほぼ一定に保持しているので、例え
ばマイコンガスメータ14の保護装置が作動して自動的
に停止状態にセットされたり、需要家宅内に設置されて
いる各種ガス機器18に動作不良や故障などが生じたり
する事態が発生しない。これに伴い、漏洩試験が完了し
た後のガス供給の復帰を容易かつ迅速に行うことができ
る。
【0063】さらに、従来からガス放散の主要原因とさ
れていたエアーパージを不要としたことにより、従来の
漏洩試験に比べて極めて少ないガス放出量での漏洩試験
を実現でき、作業環境および周囲環境を良好にできる。
【0064】また、エアーパージを不要にする新しい漏
洩試験方法および漏洩試験用工具の採用により、需要家
が不在であり、需要家宅のメータガス栓13を「閉」に
できず「開」状態のままであっても、次のような漏洩試
験が可能となる。つまり、需要家宅が留守であったとし
ても、上述したの段階で圧力測定器32の指示値に低
下が認められず安定している場合は、同宅内の端末ガス
栓16がすべて「閉」状態にあり、ガス流入が完全に停
止していることを示している。このときには、ガス供内
管23のみならず宅内の配管である灯内内管22をも含
めたガス供給路に対して、ガス供給圧力での漏洩試験の
実施が可能となる。そして、漏洩が認められなかった場
合には、サービスチーズ11の分岐から需要家宅内の端
末ガス栓16までのガス供給路における無漏洩が確認さ
れたことを意味し、漏洩試験作業における安全性を確保
しつつ、ガス供内管23に対する漏洩試験を実施したと
みなすことができる。
【0065】需要家宅のメータガス栓13が「開」の状
態のままでも漏洩試験の対象にできることは、本実施形
態における特徴の一つであり、計画した試験対象の需要
家全てに漏洩試験を実施することが可能となる。したが
って、留守宅内の端末ガス栓16がすべて「閉」状態に
あること、という条件付きではあるものの、従来は再実
施以外に対処不可能であった留守宅に対するガス供内管
23の漏洩試験を実施でき、現場における大幅な作業効
率の向上を実現できる。よって、ガス事業者側には留守
宅対策の有効かつ効果的な解決策を提供できる一方、需
要家側には漏洩試験に伴う負担を極めて軽微なものに軽
減することができる。
【0066】また、需要家宅の室内に立ち入るために作
業者の着衣の脱着を必要とする従来方法に対し、漏洩試
験に係る全作業を天候状況に拘らず、すべて屋外で実施
することができ、作業環境に左右されない漏洩試験方法
を確立できる。
【0067】
【発明の効果】請求項1〜5に記載の発明によれば、漏
洩試験後のパージ作業が根本的に不要となることから、
次のような効果を奏する。
【0068】すなわち、作業時間の短縮を図って効率よ
く漏洩試験を行うことができ、漏洩試験に要する経費を
低減できる。また、需要家に大きな負担を掛けずに漏洩
試験を行うことができる。さらに、ガス管の管内圧力に
大きな変動を与える要因を排除できるので、漏洩試験が
完了した後のガス供給の復帰を容易かつ迅速に行うこと
ができる。しかも、従来の漏洩試験に比べて極めて少な
いガス放出量での漏洩試験を実現でき、作業環境および
周囲環境を良好にできる。需要家宅の室内に立ち入る必
要がないので、漏洩試験に係る全作業を天候状況に拘ら
ず、すべて屋外で実施することができ、作業環境に左右
されない漏洩試験方法を確立できた。また、留守宅内の
端末ガス栓がすべて「閉」状態にあること、という条件
付きではあるものの、従来は再実施以外に対処不可能で
あった留守宅に対するガス供内管の漏洩試験を実施で
き、留守宅対策の有効かつ効果的な解決策を提供でき
る。
【0069】請求項2、4および5に記載の発明によれ
ば、さらに、昇圧手段によりガス供内管の埋設環境に応
じたガス圧力に昇圧することで、ガス供内管における漏
洩の有無をより一層正確に検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るガス供内管の漏洩試
験用工具(ストッパ)をサービスチーズに取り付けられ
た状態で示す構成図であり、ストッパの取り付けが完了
した状態を示す図である。
【図2】 図1に示される状態からスペースホルダを取
り外して押込スリーブを押し込んだ状態を示す図であ
る。
【図3】図2に示される状態から中空スライドシャフト
を引き上げてゴムプラグを膨張変形させ、低圧導管とガ
ス供内管との直接的な連通を遮断した状態を示す図であ
る。
【図4】 住宅用のガス配管を示す概念図である。
【図5】 従来のガス供内管の漏洩試験用工具を示す構
成図である。
【符号の説明】
10…低圧導管 11…サービスチーズ(接続部) 13…メータガス栓(需要家ガス設備) 18…ガス機器 20…供給管 21…灯外内管 22…灯内内管 23…ガス供内管(供給管および灯外内管) 30…ストッパ(漏洩試験用工具) 31…ガス通路 32…圧力測定器(ガス圧力検出手段) 33…昇圧ポンプ(昇圧手段) 40…立て管スリーブ(保持手段) 41…内部空間 42…開放端 50…キャップ部材 60…押込スリーブ(押し込み手段) 61…後端開口 66…先端開口 70…中空スライドシャフト(摺動手段) 71…中空部 80…移動手段(73…送りネジ部、75…押込ナッ
ト) 85…ゴムプラグ(遮断部材) 86…スペースホルダ 90…接続ホース(管路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 滋 新潟県新潟市長潟2丁目16番1号 北陸瓦 斯株式会社内 (72)発明者 大島 龍雄 新潟県新潟市附船町1丁目4401番地 北陸 瓦斯株式会社新潟支社内 (72)発明者 飯田 征伸 東京都品川区南大井6丁目25番3号 ビリ ーブ大森6F 株式会社ニシヤマ大森別館 内 Fターム(参考) 2G067 AA14 BB04 BB34 CC04 DD02 3J071 BB11 BB14 EE09 EE37 FF03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧ガス(ゲージ圧力約1.0kPa〜
    2.5kPa)に分類されるガスが流通する低圧導管
    (10)から需要家ガス設備(13)に前記ガスを供給
    するガス供内管(23)における漏洩を試験する漏洩試
    験方法であって、 前記低圧導管(10)と前記ガス供内管(23)との直
    接的な連通を遮断した状態で前記低圧導管(10)内の
    前記ガスを導入して前記ガス供内管(23)に案内する
    ガス通路(31)と、前記ガス通路(31)の途上に配
    置され当該ガス通路(31)内のガス圧力を検出するガ
    ス圧力検出手段(32)とを備えた漏洩試験用工具(3
    0)を、前記低圧導管(10)と前記ガス供内管(2
    3)とを連通する接続部(11)に取り付ける工程と、 前記漏洩試験用工具(30)の前記ガス通路(31)を
    介して前記低圧導管(10)内の前記ガスを前記ガス供
    内管(23)内に供給するガス供給工程と、 前記ガス圧力検出手段(32)による検出値に基づいて
    前記ガス供内管(23)の漏洩の有無を検出する工程
    と、を有してなり、 前記低圧導管(10)内の前記ガスのみを用いて前記ガ
    ス供内管(23)における漏洩試験を行い、漏洩試験後
    に前記ガス以外の流体を前記ガス供内管(23)から排
    出するパージ作業を不要にしてなるガス供内管の漏洩試
    験方法。
  2. 【請求項2】 前記漏洩試験用工具(30)は、前記ガ
    ス圧力検出手段(32)よりも前記ガス通路(31)に
    おけるガス流れ方向の上流側位置に配置されて前記ガス
    の圧力を昇圧する昇圧手段(33)をさらに有し、 前記ガス供給工程は、前記昇圧手段(33)により前記
    ガスの圧力を前記ガス供内管(23)の埋設環境に応じ
    たガス圧力に昇圧して、当該昇圧されたガスを前記ガス
    供内管(23)内に供給してなる請求項1に記載のガス
    供内管の漏洩試験方法。
  3. 【請求項3】 低圧ガス(ゲージ圧力約1.0kPa〜
    2.5kPa)に分類されるガスが流通する低圧導管
    (10)から需要家ガス設備(13)に前記ガスを供給
    するガス供内管(23)における漏洩を試験する際に用
    いられ、前記低圧導管(10)と前記ガス供内管(2
    3)とを連通する接続部(11)に着脱自在に取り付け
    られる漏洩試験用工具(30)であって、 前記低圧導管(10)と前記ガス供内管(23)との直
    接的な連通を遮断した状態で前記低圧導管(10)内の
    前記ガスを導入して前記ガス供内管(23)に案内する
    ガス通路(31)と、 前記ガス通路(31)の途上に配置され当該ガス通路
    (31)内のガス圧力を検出するガス圧力検出手段(3
    2)と、を有し、 前記低圧導管(10)内の前記ガスのみを用いて前記ガ
    ス供内管(23)における漏洩試験を行い、漏洩試験後
    に前記ガス以外の流体を前記ガス供内管(23)から排
    出するパージ作業を不要にしてなるガス供内管の漏洩試
    験用工具。
  4. 【請求項4】 前記ガス圧力検出手段(32)よりも前
    記ガス通路(31)におけるガス流れ方向の上流側位置
    に配置されて前記ガスの圧力を昇圧する昇圧手段(3
    3)をさらに有してなる請求項3に記載のガス供内管の
    漏洩試験用工具。
  5. 【請求項5】 低圧ガス(ゲージ圧力約1.0kPa〜
    2.5kPa)に分類されるガスが流通する低圧導管
    (10)から需要家ガス設備(13)に前記ガスを供給
    するガス供内管(23)における漏洩を試験する際に用
    いられる漏洩試験用工具(30)であって、 前記低圧導管(10)と前記ガス供内管(23)とを連
    通する接続部(11)に着脱自在に取り付けられ、前記
    接続部(11)に連通する内部空間(41)が形成され
    た中空形状の保持手段(40)と、 前記保持手段(40)の開放端(42)を閉塞するキャ
    ップ部材(50)と、 前記キャップ部材(50)を貫通して前記保持手段(4
    0)内に進退移動自在に挿入される中空形状の押し込み
    手段(60)と、 前記キャップ部材(50)側に位置する後端開口(6
    1)から前記押し込み手段(60)内に摺動自在に挿通
    される中空の摺動手段(70)と、 前記押し込み手段(60)の先端と前記押し込み手段
    (60)の先端開口(66)から突出した前記摺動手段
    (70)の先端とを相対的に接近離反移動する移動手段
    (80)と、 前記押し込み手段(60)の先端と前記摺動手段(7
    0)の先端との間に設けられ、前記押し込み手段(6
    0)の先端と前記摺動手段(70)の先端とが相対的に
    接近移動することにより圧縮されて膨張変形して、前記
    低圧導管(10)と前記ガス供内管(23)との直接的
    な連通を遮断する遮断部材(85)と、 中空摺動手段(70)内の中空部(71)と前記保持手
    段(40)内の前記内部空間(41)とを連通する管路
    (90)と、 前記管路(90)の途上に配置されガス圧力を検出する
    ガス圧力検出手段(32)と、 前記ガス圧力検出手段(32)よりも前記管路(90)
    におけるガス流れ方向の上流側位置に配置されて前記ガ
    スの圧力を昇圧する昇圧手段(33)と、を有し、 前記中空部(71)、前記管路(90)および前記内部
    空間(41)により、前記低圧導管(10)と前記ガス
    供内管(23)との直接的な連通を遮断した状態で前記
    低圧導管(10)内の前記ガスを導入して前記ガス供内
    管(23)に案内するガス通路(31)を形成し、前記
    低圧導管(10)内の前記ガスのみを用いて前記ガス供
    内管(23)における漏洩試験を行い、漏洩試験後に前
    記ガス以外の流体を前記ガス供内管(23)から排出す
    るパージ作業を不要にしてなるガス供内管の漏洩試験用
    工具。
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