JP5465487B2 - 可動役物機構 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機の遊技盤において、特定の遊技状態になったときに演出部材(役物)を自重によって勢いよく現われるようにした可動役物機構に関するものである。
この種の可動役物機構は、演出部材を、定常時は遊技者から見えない位置や見え難い形態で隠しておき、特定の遊技状態になったときには遊技者から見える位置に勢いよく現われるような演出を行う場合に有用であり、従来、特許文献1に記載のものがあった。
これは、定常状態では、回転板がアームの後端部を押下げ、アームの先端部を上限位置に維持することにより演出部材を所定の上昇位置に保持する。この定常状態から電動モータを回転させると、回転板の回転により回転板とアームとの係合状態が一時的に解除され、演出部材はその自重によって所定の下降位置まで落下するという役物機構である。
特開2007−007057号公報
特許文献1に記載の従来技術では、モータの回転により回転板とアームとの係合状態が解除されることにより演出部材がその自重により落下(瞬時に変位)するが、演出部材の動き方はこの落下動作の一種類だけで単調だった。
本発明は、演出部材の動き方の単調さをなくすことができ、しかも駆動源は従来と同様に1つのモータですむ可動役物機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、機構ベースに回動自在に軸支され、デフォルト姿勢において自重により前記軸支位置を中心に一方向に倒動される重心を有するように形成された演出部材と、支持壁面を有する、前記演出部材に一体に設けられた倒動切換部材と、1つのモータと、前記機構ベースに固定されたモータベースに軸支され、前記1つのモータにより回転して外周側に固着されたリンクピンを前記軸支位置を中心に回転させる起倒動用ギヤとを備え、前記デフォルト姿勢では前記リンクピンを前記支持壁面のデフォルト位置に位置させ前記演出部材を支持してその倒動を抑止し、この抑止状態から前記リンクピンが一定角度正転又は逆転することにより、前記演出部材の自重が作用して前記支持壁面を摺接する前記リンクピンに支持されながら前記演出部材が緩慢に倒伏姿勢まで倒動し、前記抑止状態から前記リンクピンが一定角度逆転又は正転することにより前記支持壁面から離脱し、前記演出部材が自重により急激に倒伏姿勢まで倒動し、前記倒伏姿勢からは前記リンクピンが一定角度逆転又は正転することにより前記演出部材がデフォルト姿勢に復帰することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記演出部材にはガイドピンが固着され、前記機構ベースには前記演出部材の起倒動を案内するガイド穴が穿設されて前記ガイドピンが挿通され、このガイドピン又は前記ガイド穴の終端部には、前記演出部材が自重により急激に倒伏姿勢まで倒動する際に前記ガイドピン及び前記ガイド穴終端部間に生じる衝撃を吸収する緩衝部材を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、1つのモータによって回転されるリンクピンの回転方向を変えることによって2種類の動き(緩慢な倒動と急激な倒動)を演出部材に与えることができる。したがって、演出部材の動き方の単調さをなくすことができ、しかも駆動源は従来と同様に1つのモータですむという効果を発揮できる。
請求項に記載の発明によれば、演出部材が自重により急激に倒伏姿勢(下方向に最も倒動した姿勢)まで倒動する際にガイドピン及びガイド穴終端部間で発生する衝撃を吸収できる。したがって、遊技中に無用な衝撃音が発生したり、ガイドピン及びガイド穴終端部やそれらの周辺部分が破損すること等を防止でき、また上記衝撃による演出部材の跳ね返りを防止できる。
本発明の一実施形態に係る可動役物機構(デフォルト時)が適用された遊技盤の正面図である。 同じく可動役物機構(倒伏時)が適用された遊技盤の正面図である。 図1中の可動役物機構の要部(裏ベースより前側部分)を取り出し、拡大して示す正面図である。 同じく裏面図である。 図2中の可動役物機構の要部(裏ベースより前側部分)を取り出し、拡大して示す正面図である。 同じく裏面図である。 図1中のセンタ役物(デフォルト時の可動役物機構を含む)を取り出して示す裏面図である。 同じくセンタ役物(倒伏時の可動役物機構を含む)を取り出して示す裏面図である。 同じくセンタ役物の要部(倒動動作中の可動役物機構を含む)を取り出して正面側から示す斜視図である。 同じく分解斜視図である。 図1中のセンタ役物の要部(倒動動作中の可動役物機構を含む)を取り出して裏面側から示す斜視図である。 同じく分解斜視図である。 図1中のセンタ役物の要部(可動役物機構の裏ベース及びその後側部分を含む)を取り出し、拡大して示す正面図である。 同じく裏面図である。 本発明の一実施形態に係る可動役物機構の演出部材がデフォルト姿勢にある状態を説明するための図である。 同じく演出部材が緩慢に倒動する際の動作を説明するための図である。 同じく演出部材が自重により急激に倒伏姿勢まで倒動する際の動作を説明するための図である。 同じく演出部材が倒伏姿勢にある状態を説明するための図である。 同じく演出部材がデフォルト姿勢にある場合の演出部材、倒動切換部材及び起倒動駆動機構を取り出して示す図である。 同じく演出部材が倒伏姿勢にある場合の演出部材、倒動切換部材及び起倒動駆動機構を取り出して示す図である。 同じく演出部材が倒伏姿勢にある場合の起倒動駆動機構と倒動切換部材とを取り出して示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、各図間において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1及び図2から分かるように、本実施形態に係る可動役物機構は、パチンコ機等の遊技機の遊技盤1において、演出部材2を、定常時(デフォルト時)は遊技者から見え難い形態で隠され、特定の遊技状態になったときには遊技者から見える位置にゆっくりと、又は勢いよく現われる演出を行う場合に用いられる。特定の遊技状態としては、いわゆるノーマルリーチやスーパーリーチ等が挙げられる。
図19及び図20に示すように、本実施形態に係る可動役物機構は、演出部材2と、倒動切換部材3と、起動,倒動をさせるために用いる起倒動用ギヤ4とを備える。
なお、起動は演出部材2を起こす(最終的に起立姿勢にさせる)動作を、倒動は演出部材2を倒す(最終的に倒伏姿勢にさせる)動作を指す。
上記演出部材2は、機構ベース、ここではセンタ役物裏ベース(以下、裏ベースと略記する。)5の表側に回動自在に軸支される(図7、図8、図10〜図12参照)。
この演出部材2は、図1、図3、図4、図7及び図19に示すデフォルト時の姿勢において、自重により軸支位置Po(図4、図6、図7、図8、図10〜図14、図19及び図20参照)を中心に一方向に倒動される重心を有するように形成されている。演出部材2のデフォルト時の姿勢を、デフォルト姿勢あるいは起立姿勢と記す。
本実施形態において、演出部材2は特定のフィギアの頭部を模して形成され(図1、図2、図3及び図5参照)、また図1に示すように、デフォルト姿勢において周囲の部分とは容易に見分けがつかない形態とされている。そして、自重によって前方斜め下方(矢印ア方向)に倒動されるような重心が与えられている。
なお、便宜上、演出部材2の基本部分の輪郭を太線で表す(図4、図6、図12、図19及び図20参照)。
上記倒動切換部材3は、図4、図6、図19及び図20に示すように、直線状の支持壁面6を有し、演出部材2の裏面側に一体に設けられている。
上記起倒動用ギヤ4は、図14に示すように、裏ベース5の裏側に固定されたモータベース7に軸支されてモータ8により回転し、その側面外周側に植設固着されて裏ベース5の表側に突出するリンクピン9を同起倒動用ギヤ4の軸支位置を中心に回転させるようになされている。なお、モータ8は1つ備え、同モータ8には電動モータが用いられている。
本実施形態において、モータベース7は起倒動用ギヤ4のみが臨むように裏ベース5に開けられた円形の貫通窓10(図13参照)を裏ベース5の裏面側から蓋するように形成されている。このモータベース7の内部には、上記起倒動用ギヤ4と、この起倒動用ギヤ4に噛合し、同起倒動用ギヤ4よりも歯数の少ない小ギヤ11が収納されている。モータ8はモータベース7の外側に固定され、その回転軸はモータベース7を貫通して小ギヤ11に連結し、この小ギヤ11を介して上記起倒動用ギヤ4を回転可能である。
なお、モータベース7に固定された1つのモータ8、小ギヤ11及び起倒動用ギヤ4を起倒動駆動機構12と総称する(図14、図19〜図21参照)。図14では、この起倒動駆動機構12をモータベース7上から透視して示している。
上記リンクピン9は、演出部材2がデフォルト姿勢にある場合に、倒動切換部材3の支持壁面6のデフォルト位置P1(図15参照)に位置させ、演出部材2を支持してその自重による倒動を抑止するように支持壁面6との位置関係が設定されている。このように、リンクピン9が支持壁面6のデフォルト位置P1に位置し、演出部材2を支持してその自重による倒動を抑止している状態(図15に示す状態)を、抑止状態あるいは自重倒動抑止状態と記す。
図3及び図4に、デフォルト姿勢、つまり起立姿勢にある場合の演出部材2を取り出して示し、図7に、デフォルト姿勢の演出部材2を含むセンタ役物13を取り出して裏面側から示し、図19に、演出部材2がデフォルト姿勢にある場合の演出部材2、倒動切換部材3及び起倒動駆動機構12を取り出して示す。
上記モータベース7には、図11及び図12に示すように、演出部材2側に突出する遮光板部14が形成され、演出部材2の裏面側にはフォトインタラプタ15が固定されている。そして、演出部材2がデフォルト姿勢(図1、図3、図4、図7及び図19参照)にある場合に、フォトインタラプタ15が遮光板部14を検出可能に相互位置が設定されている。したがって、フォトインタラプタ15が遮光板部14を検出している時の演出部材2の姿勢はデフォルト姿勢である。
演出部材2のデフォルト姿勢の検出は、上記遮光板部14及びフォトインタラプタ15のような光学的な手段に限らず、その他の位置検出手段であってもよい。この位置検出手段としては非接触形が好ましい。
更に、上記リンクピン9は、倒動切換部材3の支持壁面6(図15〜図21参照)との位置関係について次のように設定されている。
すなわちリンクピン9は、抑止状態(図15に示す状態)から一定角度正転又は逆転、本実施形態では180°程度正転することにより、演出部材2を倒伏姿勢(下方向に最も倒動した姿勢:図2、図5、図6、図8及び図20参照)まで倒動させるように設定されている(図15、図16、図18及び図3〜図6参照)。本実施形態では、演出部材2はデフォルト姿勢から30°程度の倒動で倒伏姿勢に達する。
この場合の倒動は、演出部材2の自重がリンクピン9に作用し、このリンクピン9が倒動切換部材3の支持壁面6を摺接し(図15及び図16参照)、演出部材2を支持しながら行われるので、緩慢な倒動となる。
図5及び図6に、倒伏姿勢にある場合の演出部材2を取り出して示し、図8に、倒伏姿勢の演出部材2を含むセンタ役物13を取り出して裏面側から示し、図20に、演出部材2が倒伏姿勢にある場合の演出部材2、倒動切換部材3及び起倒動駆動機構12を取り出して示す。図21には、上記演出部材2が倒伏姿勢にある場合の起倒動駆動機構12と倒動切換部材3とを取り出し斜視図にて示す。
図9〜図12は、デフォルト姿勢から倒伏姿勢への倒動途中の演出部材2を含むセンタ役物13の要部を取り出して示している。
なお演出部材2は、ガイドピン16及びガイド穴17によって案内されて倒動される(図7、図8、図11及び図12参照)。
この場合、ガイドピン16は、図4及び図6に示すように演出部材2に固着されている。また、ガイド穴17は、図7、図8、図11及び図12に示すように裏ベース5に穿設され、このガイド穴17内に上記ガイドピン16が挿通されている。
ガイドピン16はガイド穴17内に挿通された状態で保持されるように先端側に止め具が取り付けられている。ガイド穴17は、ガイドピン16が演出部材2の起倒動時に描く軌跡に対応して裏ベース5に円弧状に穿設されていて、その長さ(回転角寸法)により演出部材2の倒伏姿勢における倒動角度が規定される。
リンクピン9は、抑止状態(図15に示す状態)から一定角度逆転又は正転、本実施形態では35°程度逆転することにより、倒動切換部材3の支持壁面6への摺接から離脱する(図17参照)。すなわち上記抑止状態が解除され、演出部材2を自重により急激に倒伏姿勢(図2、図5、図6、図8及び図20参照)まで倒動させるように設定されている。
演出部材2の倒伏姿勢自体は、演出部材2を緩慢に倒動させて倒伏姿勢に至った場合と特に変わらないが(図5、図6、図8、図20及び図21参照)、倒伏姿勢に至る時間の経過が大きく異なる。緩慢な倒動においてはゆっくりと、急激な倒動においては勢いよく、図2に示す遊技者から見える位置に現われる。
同じ倒伏姿勢に至る倒動であっても、この急激な倒動と上記の緩慢な倒動とは趣を大きく異にするので、単に2種類の動きをもたせたこと以上の演出効果を発揮でき、演出部材2の動き方の単調さをなくせる。しかも、駆動源は従来と同様に1つのモータ8ですむ。
倒伏姿勢からは、倒伏姿勢に至った回転方向に拘わらず、リンクピン9が一定角度逆転又は正転、本実施形態では180°程度逆転することにより演出部材2が起こされて(起動されて)デフォルト姿勢、つまり起立姿勢に復帰するように設定されている(図18、図16、図15及び図6〜図3参照)。
この復帰は、図11及び図12に示す、モータベース7に形成された遮光板部14を演出部材2に固定されたフォトインタラプタ15が検出することによって検出される。遮光板部14をフォトインタラプタ15が検出すると、上記モータ8が停止されて起倒動用ギヤ4が停止、つまりリンクピン9が倒動切換部材3の支持壁面6のデフォルト位置P1(図15参照)で停止し、復帰を完了する。
なお、リンクピン9はモータベース7に固定された起倒動用ギヤ4に固着され、モータベース7は裏ベース5に固定されているので、リンクピン9の回転中心位置は演出部材2の起倒動に拘わらず一定である。したがって、リンクピン9の回転によって上記のような演出部材2の起倒動が可能である。また、演出部材2は裏ベース5の軸支位置でのみ軸支され、この軸支位置を中心に回動(起倒動)可能であることは図4、図6、図19及び図20に示す通りである。
演出部材2の倒伏姿勢(図2、図5、図6、図8及び図20参照)において、リンクピン9は倒動切換部材3の支持壁面6に対して図18に示す位置に位置し、ガイドピン16は、図8に示すようにガイド穴17の終端部(演出部材2の倒伏姿勢においてガイドピン16が接する側の端部)17aに位置する。
このガイド穴17の終端部17aには、演出部材2が自重により急激に倒伏姿勢まで倒動する際にガイドピン16が同終端部17aに衝突するために生じる衝撃を吸収する緩衝部材18を備える(図7、図8、図11及び図12参照)。
緩衝部材18としては、本実施形態では環状ゴム材が用いられている。この環状ゴム材18は、ガイド穴終端部17aに突設されたボス部19の外周に填め込まれ、ボス部19上端に抜け止めが止着されて位置決め支持される。
この緩衝部材18によれば、演出部材2が自重により急激に倒伏姿勢まで倒動する際にガイドピン16及びガイド穴終端部17a間で発生する衝撃が吸収される。したがって、遊技中に無用な衝撃音が発生したり、ガイドピン16及びガイド穴終端部17aやそれらの周辺部分が破損すること等が防止され、また上記衝撃による演出部材2の跳ね返りが防止される。
なお、緩衝部材18をガイド穴17側ではなくガイドピン16側に設けてもよい。この場合、緩衝部材18は、ガイド穴17におけるガイドピン16の移動に支障を来たさないように、例えばガイド穴17から抜け出たガイドピン16の上端部に取り付けられ、演出部材2が自重により急激に倒伏姿勢まで倒動する際に、ガイド穴17の終端部17aに突設されたボス部19に衝突するように設定される。
次に、上述した可動役物機構の動作について説明する。
いま、演出部材2が図1、図3、図4、図7及び図19に示すデフォルト姿勢(起立姿勢)にあるとする。このデフォルト姿勢においては、図15に示すようにリンクピン9が倒動切換部材3の支持壁面6における位置P1に位置し、同リンクピン9が演出部材2を支持していることによって演出部材2の自重による倒動が抑止され、デフォルト姿勢が保持されている。
この演出部材2のデフォルト姿勢は、図11及び図12に示すフォトインタラプタ15がモータベース7に突出形成された遮光板部14を検出していることによって検出されている。
このようなデフォルト姿勢において、遊技機が特定の遊技状態、例えばノーマルリーチ状態になると、モータ8(図19参照)が回転開始し、小ギヤ11を介して起倒動用ギヤ4、換言すればリンクピン9が回転、本実施形態では正転(図15において時計回りに回転)する。
すると演出部材2は、自重によってその軸支位置を中心に矢印イ方向に倒動開始する(図4及び図19参照)。図15〜図18中の矢印ウは、演出部材2の倒動に伴う倒動切換部材3(支持壁面6)の倒動方向を示す。
この場合、演出部材2の自重がリンクピン9に作用し、このリンクピン9が倒動切換部材3の支持壁面6を摺接して演出部材2を支持しながら倒動するので(図15、図16、図18〜図20参照)、緩慢な倒動となる。
リンクピン9は、デフォルト姿勢における回転角位置から180°程度正転し、演出部材2を倒伏姿勢まで倒動させた位置でモータ8が停止することにより停止する。演出部材2は、デフォルト姿勢から30°程度の倒動で倒伏姿勢に達し、停止する(図18〜図21、図3〜図6参照)。
このように倒伏姿勢まで緩慢に倒動させることによれば、演出部材2は、図1に示す位置から、図2に示す位置にゆっくり現われるという演出が行われる。
緩慢な倒動による演出部材2の倒伏姿勢は、その後、終了し、元のデフォルト姿勢への復帰を開始する。復帰は、リンクピン9が上記とは逆方向に同角度回転、つまり180°程度逆転(図18において反時計回りに回転)することにより演出部材2を起こして(起動して)行き、デフォルト姿勢に戻して完了する(図18、図16、図15及び図6〜図3参照)。
具体的には、演出部材2が起こされて行くと、図11及び図12に示すフォトインタラプタ15も元の位置に戻って行ってモータベース7に突出形成された遮光板部14を挟み込む位置に達し、同遮光板部14を検出して演出部材2がデフォルト姿勢に戻ったことを検出する。そしてモータ8(図19参照)を停止し、起倒動用ギヤ4を停止、つまりリンクピン9を停止させて復帰動作を完了する。リンクピン9は、倒動切換部材3の支持壁面6のデフォルト位置P1(図15参照)に戻って停止する。
また、上記デフォルト姿勢において、遊技機が特定の遊技状態、例えばスーパーリーチ状態になると、モータ8(図19参照)が回転開始し、小ギヤ11を介して起倒動用ギヤ4が、したがってリンクピン9が回転、本実施形態では逆転(図15において反時計回りに回転)する。
リンクピン9は、上記デフォルト姿勢(自重倒動抑止状態)から35°程度逆転すると、倒動切換部材3の支持壁面6への摺接から離脱する(図17参照)。したがって、上記抑止状態が解除され、演出部材2は自重により急激に倒伏姿勢まで倒動する(図15、図17〜図21及び図3〜図6参照)。
このように倒伏姿勢まで急激に倒動させることによれば、演出部材2は、図1に示す遊技者から隠された状態から、図2に示す遊技者から見える位置に勢いよく現われるという演出が行われる。
急激な倒動による演出部材2の倒伏姿勢は、その後、終了し、元のデフォルト姿勢への復帰を開始する。復帰は、リンクピン9が上記と同方向(図18において反時計回り)に360°−35°程度回転することにより演出部材2を起こして行き、デフォルト姿勢(起立姿勢)に戻して完了する(図18、図16、図15及び図6〜図3参照)。
図11及び図12に示す遮光板部14及びフォトインタラプタ15による復帰動作は、上記の緩慢な倒動による倒伏姿勢からの復帰動作と同様である。リンクピン9が倒動切換部材3の支持壁面6のデフォルト位置P1(図15参照)で停止することも同様である。
緩慢な倒動及び急激な倒動、並びに倒伏姿勢からデフォルト姿勢への復帰(起動)のいずれの場合も、演出部材2は、同演出部材2に固着されたガイドピン16が裏ベース5に穿設されたガイド穴17内を移動することによって案内される(図7、図8、図11及び図12参照)。
ガイド穴終端部17aに設けられた緩衝部材18は、演出部材2が自重により急激に倒伏姿勢まで倒動した際のガイドピン16及びガイド穴終端部17a間で発生する衝撃を吸収する。
以上述べたように本実施形態によれば、図19及び図20に示すように、モータ8によって回転されるリンクピン9の回転方向を変えることによって2種類の動き(緩慢な倒動と急激な倒動)を演出部材2に与えることができる。したがって、演出部材2の動き方の単調さをなくすことができ、しかも駆動源は従来と同様に1つのモータ8ですむという効果を発揮できる。
また、図7、図8、図11及び図12に示すように、倒動時に演出部材2を案内するためのガイド穴17の終端部17aに、演出部材2が急激に倒伏姿勢まで倒動する際にガイドピン16がガイド穴終端部17aに衝突するために生じる衝撃を吸収する緩衝部材18を設けた。したがって、遊技中に無用な衝撃音が発生したり、ガイドピン16及びガイド穴終端部17aやそれらの周辺部分が破損すること等を防止でき、また上記衝撃による演出部材2の跳ね返りを防止できる。
1:遊技盤、2:演出部材、3:倒動切換部材、4:起倒動用ギヤ、5:裏ベース、6:支持壁面、7:モータベース、8:モータ、9:リンクピン、16:ガイドピン、17:ガイド穴、17a:ガイド穴終端部、18:緩衝部材。

Claims (2)

  1. 機構ベースに回動自在に軸支され、デフォルト姿勢において自重により前記軸支位置を中心に一方向に倒動される重心を有するように形成された演出部材と、
    支持壁面を有する、前記演出部材に一体に設けられた倒動切換部材と、
    1つのモータと、
    前記機構ベースに固定されたモータベースに軸支され、前記1つのモータにより回転して外周側に固着されたリンクピンを前記軸支位置を中心に回転させる起倒動用ギヤとを備え、
    前記デフォルト姿勢では前記リンクピンを前記支持壁面のデフォルト位置に位置させ前記演出部材を支持してその倒動を抑止し、
    この抑止状態から前記リンクピンが一定角度正転又は逆転することにより、前記演出部材の自重が作用して前記支持壁面を摺接する前記リンクピンに支持されながら前記演出部材が緩慢に倒伏姿勢まで倒動し、
    前記抑止状態から前記リンクピンが一定角度逆転又は正転することにより前記支持壁面から離脱し、前記演出部材が自重により急激に倒伏姿勢まで倒動し、
    前記倒伏姿勢からは前記リンクピンが一定角度逆転又は正転することにより前記演出部材がデフォルト姿勢に復帰することを特徴とする可動役物機構。
  2. 前記演出部材にはガイドピンが固着され、
    前記機構ベースには前記演出部材の起倒動を案内するガイド穴が穿設されて前記ガイドピンが挿通され、
    このガイドピン又は前記ガイド穴の終端部には、前記演出部材が自重により急激に倒伏姿勢まで倒動する際に前記ガイドピン及び前記ガイド穴終端部間に生じる衝撃を吸収する緩衝部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の可動役物機構。
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