JP5465078B2 - 家具の支柱 - Google Patents

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Description

本発明は、天板を昇降させて高さ位置を変更できる天板付き家具などに用いられる伸縮可能な支柱に関する。
近年、オフィス等で使用されるテーブル(家具)として、高さのあるスツール等の簡易的な椅子に軽く腰掛けた状態や椅子に座らずに起立した状態で行う会議、所謂立ち会議が提案されている。この立ち会議は、会議の時間を長引かせないようにするために新たに提案されているものであり、会議参加者の集中力や参加意識を高める点で一定の成果がある。
そして、このような立ち会議及び通常のように椅子に腰を掛けた状態で行う会議の両方で使用できるように、天板を昇降操作できるテーブルがある(例えば、特許文献1〜3参照)。このようなテーブルでは、金属等の剛体によって成形された固定支柱(外支柱)と可動支柱(内支柱)とで構成される脚部(支柱)を有し、固定支柱に可動支柱を長手方向に相対的に移動可能に嵌合させることで、脚部を伸縮させるようにしており、脚部の伸縮の際に、可動支柱がぐらつくことを防ぐための多数のガイドローラー(当接部)が可動支柱と固定支柱の間に配置されている(特に、特許文献3参照)。
特許第2761706号公報(第3頁、第1図) 特許第3601378号公報(第3頁、第2図) 特許第3051708号公報(第3頁、第6図)
ガイドローラー(当接部)は、固定支柱(外支柱)の内面から離れれば、可動支柱のぐらつきを防止することができず、かつガイドローラーが固定支柱の内面に強く当たり過ぎると、可動支柱(内支柱)の昇降の際の摺動抵抗となってしまうため、精密にガイドローラーを配置しなければならない。しかしながら、特許文献3にあっては、このガイドローラーは可動支柱に固定されたピンに軸着されているため、ガイドローラーの配置位置を調整できないようになっており、固定支柱及び可動支柱に製造誤差や経年使用による変形等があった場合に、ガイドローラーの位置を容易に調整できないという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、外支柱と内支柱とを長手方向に相対的に移動できる家具の支柱において、外支柱と内支柱との相対的なぐらつきを防ぐための当接部の配置位置を容易に調整できる家具の支柱を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の家具の支柱は、
略筒状をなす外支柱の内部空間に内支柱を挿入し、該外支柱と該内支柱とを長手方向に相対的に移動させることで伸縮可能とした家具の支柱であって、
前記内支柱の外面には、該内支柱の長手方向に延びる板体の連結部が連結され、該板体の上下両端部のうち、少なくとも一方の端部が遊端部となっており、該遊端部には、前記内支柱の外面を押圧する押圧手段と、該押圧手段によって前記板体が前記連結部を支点として弾性変形されることにより位置が調整されて前記外支柱の内面に当接される当接部と、が設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、当接部が外支柱の内面に当接されて、外支柱と内支柱との相対的なぐらつきを防ぐようになっており、この当接部の配置位置は、押圧手段を用いて外支柱の内面と内支柱の外面の離間幅に合わせて容易に調整でき、かつ弾性変形可能な板体の遊端部に当接部が配置されるため、当接部に外力が加わっても、板体の弾性力が外力を吸収して当接部の変形や破損等を防げるようになっている。
本発明の家具の支柱は、
前記当接部は、前記連結部と前記押圧手段との間に設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、当接部に加わる外力が連結部と押圧手段とに分散して加わるようになり、連結部と押圧手段とにより当接部を強固に支持できる。
本発明の家具の支柱は、
前記板体の遊端部は、前記内支柱から所定寸法の間隙部を設けて離間されることを特徴としている。
この特徴によれば、押圧手段により当接部の位置調整を行う際に、当接部の内支柱の外面に対する押し付け代、すなわち当接部の位置調整の調整代を大きく確保できる。
本発明の家具の支柱は、
前記板体は、前記当接部が前記内支柱の長手方向の端部近傍に配置されるように前記内支柱に連結されることを特徴としている。
この特徴によれば、最もぐらつき易い内支柱の端部のぐらつきを防止することができ、かつ外支柱に内支柱が挿入された状態で当接部の位置調整を行う際に、内支柱の端部を外支柱の端部から露呈させることで、操作者が押圧手段を容易に操作することができる。
本発明の家具の支柱は、
前記当接部は、前記板体の長手に直交する方向に延びる枢軸に枢支される転動体となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、外支柱と内支柱とを長手方向に相対的に移動させる際に、当接部が外支柱と内支柱との相対的なぐらつきを防止し、かつ当接部である転動体と外支柱の内面との摺動抵抗が低減されて、外支柱と内支柱と円滑に相対移動させることができる。
本発明の家具の支柱は、
前記押圧手段は、前記遊端部に形成された雌ネジ部に螺合される螺合部材となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、遊端部に形成された雌ネジ部と螺合部材という簡素な構成で押圧手段を設けることができ、かつ螺合部材の回転操作により当接部の位置の微調整を容易に行うことができる。
実施例におけるテーブルを示す斜視図である。 テーブルを示す正面図である。 図2における右側の脚体の内部構造を示すA−A縦断面図である。 脚体の下部を示す図3の部分拡大図である。 図4におけるC−C縦断面図である。 図3における脚体の内部構造を示すB−B横断面図である。 (a)は板体を示す正面図であり、(b)は板体を示す側面図である。 (a)は昇降杆に板体を連結した状態を示し、(b)はガイドローラーの調整動作を示す概念図である。 脚体の昇降動作を示す概念図である。
本発明に係る家具の支柱を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る家具の支柱につき、図1から図9を参照して説明する。以下、図3,図4,図6の紙面右側をテーブルの正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、本発明の適用された天板付き家具としてのテーブルである。このテーブル1は、左右に長い1枚の天板2と、この天板2の左右側部を支持する左右一対の脚体3(家具の支柱)と、を有している。テーブル1は、天板2を昇降させ、その高さ位置を変更できるようになっている。
図2に示すように、脚体3には、前後に延設されて床面に設置されるベース脚4と、ベース脚4の中央から立設された支持杆(外支柱,固定支柱)5と、支持杆5に内嵌された昇降杆6(内支柱,可動支柱)と、が設けられている。支持杆5の上部は開口しており、昇降杆6は、支持杆5に対して昇降自在に挿入されている。
また、左右の脚体3の上部には、アーム7が取り付けられており、この左右のアーム7は、左右方向に延びる連結杆8により連結されている。この連結杆8は略角柱形状をなし、左右の脚体3の間で略直線状に延設されている。更に、アーム7及び連結杆8の上部には、天板2が取り付けられており、昇降杆6の昇降とともに天板2が昇降されるようになっている。
図2に示すように、天板2の下面における中央部には、操作者が天板2を昇降させる際に操作される操作部9が取り付けられている。この操作部9は、天板2の前端部近傍に配置されている。操作者は、操作部9に設けられた操作レバー(図示略)を操作し、天板2を持ち上げたり下げたりすることで、天板2の高さ位置を自在に変更できるようになっている。
次に、左右のアーム7及び脚体3の内部構造について説明する。両アーム7及び両脚体3は、それぞれ前後が逆の状態で略同一構成となっているため、左側のアーム7及び脚体3について図3から図6を参照して説明する。図3は、図2におけるA−A断面図であり、テーブル1の内側から見た縦断側面図となっている。
図3に示すように、昇降杆6の内部における前方側(紙面右側)には、上下方向に伸縮可能なガススプリング10が設けられており、昇降杆6の内部における後方側(紙面左側)には、ベース脚4に固定された連結部材11が上下方向に延設されている。尚、ガススプリング10は、その下端部がベース脚4に固着されるとともに、その上端部がアーム7の下面に固着されている。
ガススプリング10は、ガスを封入させたシリンダ12と、シリンダ12内部に配置されてシリンダ12から出し入れされるピストンロッド13と、を有している。ピストンロッド13が出し入れされてガススプリング10が上下方向に伸縮されることで、ガススプリング10の上下長が任意の長さで変更可能となっている。
ピストンロッド13は、ガススプリング10の上端部に設けられたプッシュロッド14が押圧されることにより動作し、ガススプリング10の上下長を任意に変更できるようになっている。連結部材11とガススプリング10の間には、下部滑車部材15及び同期用ワイヤ部材16が設けられている。下部滑車部材15は、水平方向を向く枢軸15aを中心に回動されるとともに、下部滑車部材15は、昇降杆6とともに昇降可能になっている。
図3に示すように、アーム7の内部には、前後2つの上部滑車部材17が上部滑車枢支部材18に枢支されており、各上部滑車部材17は、それぞれ水平方向を向く枢軸17aを中心に回動し、前方側の上部滑車部材17と後方側の上部滑車部材17は、それぞれ独立して回動されるようになっている。また、上部滑車部材17から前後に離間された位置に垂直方向を向く枢軸43aを中心に回動する案内滑車部材43が設けられている。
同期用ワイヤ部材16は、上部前方側の上部滑車部材17から下部側の下部滑車部材15を介して上部後方側の上部滑車部材17に向かって略U字状に架け渡されている。そして、この同期用ワイヤ部材16は、左側のアーム7内の上部前方側の上部滑車部材17から案内滑車部材43を介して延出して右側のアーム7に向かって延び、右側のアーム7内の上部前方側の上部滑車部材17に架け渡されている。
左側のアーム7内の上部後方側の上部滑車部材17から延出する同期用ワイヤ部材16は、前後逆の状態で同様に架け渡され、同期用ワイヤ部材16は一体に形成されている。また、同期用ワイヤ部材16における連結部材11の近傍の部位には連結金具19が設けられており、同期用ワイヤ部材16は、この連結金具19を介して連結部材11の上端部に連結されている。
前後の上部滑車部材17の間には、ガススプリング10のプッシュロッド14を押圧するための押圧部材20が設けられている。この押圧部材20は、側面視で略L字状をなし、押圧部材20の上端部には、前述した操作部9から延出する操作用ワイヤ部材(図示略)が係合されている。
押圧部材20の下端部が上部滑車枢支部材18の下部に枢支されており、操作部9によって操作用ワイヤ部材(図示略)が内向きに牽引されると、押圧部材20が揺動して押圧部材20の下端部がガススプリング10のプッシュロッド14を押圧してガススプリング10が作動するようになっている。
天板2が昇降される際の動きについて、図9の概念図を参照して説明する。図9に示すように、下部滑車部材15と上部滑車部材17とは、いずれも昇降杆6とともに昇降されるようになっている。例えば、紙面右側の昇降杆6が上昇した場合には、右側の上部滑車部材17が上昇するが、同期用ワイヤ部材16aを連結金具19を介して連結部材11に固定されているため、右側の上部滑車部材17が引き上げられることにより、同期用ワイヤ部材16aによって、左側の下部滑車部材15が連動して右側の上部滑車部材17の移動距離と同じ距離だけ上昇する。
同様に、紙面左側の昇降杆6が上昇した場合には、左側の上部滑車部材17が上昇するが、同期用ワイヤ部材16bは連結金具19を介して連結部材11に固定されているため、左側の上部滑車部材17が引き上げられることにより、同期用ワイヤ部材16bによって、右側の下部滑車部材15が連動して左側の上部滑車部材17の移動距離と同じ距離だけ上昇する。
このように、同期用ワイヤ部材16aによる作用と同期用ワイヤ部材16bによる作用が同時に働いて相互に及ぼしあうため、左右の昇降杆6,6のいずれか一方のみが先行して上昇することがない。即ち、左右の昇降杆6,6が確実に同期して上昇するようになっている。尚、左右の昇降杆6,6が降下する場合においても、左側の昇降杆6と右側の昇降杆6が同時に同じ移動距離だけ連動して降下するように作用する。即ち、両方の脚体3の伸縮動作が同期されるため、天板2の高さ位置を変更する際に、天板2の左右で高さがずれることなく、天板2の水平状態が維持されて昇降されるようになる。
次に、昇降杆6の昇降動作をスムーズに行うためのガイドローラー22(当接部,転動体)について詳述する。図3及び図4に示すように、脚体3の下部における前部と後部には、支持杆5と昇降杆6との間に上下方向に延びる板金からなる板体21が設けられ、この板体21には、上下にガイドローラー22が枢支されている。
ガイドローラー22によって支持杆5と昇降杆6との間の隙間を埋めることができるとともに、昇降杆6が昇降される際に、これらのガイドローラー22が支持杆5に摺接して回動することで、昇降杆6の昇降動作がスムーズに行われるようになっている。
ここで、脚体3の前後に配置された板体21の詳細について、図7を参照して説明する。図7(a)は板体21の正面図であり、図7(b)は板体21の側面図を示している。図7(b)に示すように、板体21の上部と下部は、側面視で略コ字状に突出し、ガイドローラー22が設けられるローラー取付部23が形成されており、板体21の中央部には、その内側に後述する滑子24が嵌められるようになっている。
図7(a)に示すように、板体21におけるローラー取付部23の左右側部には、前方に延出するローラー枢支部材26が取り付けられている。また、図7(b)に示すように、このローラー枢支部材26には、ガイドローラー22の枢軸22aが取り付けられる枢軸孔26aが形成され、上下2つのガイドローラー22が枢支されるようになっている。
板体21の上端の板体上端部27(遊端部)及び板体21の下端の板体下端部28(遊端部)には、補助板29が溶接されており、板体上端部27及び板体下端部28に厚みが加えられている。板体上端部27及び板体下端部28と補助板29には、本発明における押圧手段としてのイモネジ30(螺合部材)が差し込まれるイモネジ孔31(雌ネジ部)が形成されており、補助板29の厚みの分だけイモネジ孔31の深さが深くなり、イモネジ30による螺合がし易くなっている。
板体21における上下のローラー取付部23,23との間には、それぞれ挿通孔32,32が形成されており、板体21は、ローラー取付部23における突出する側が昇降杆6を向くように取り付けられるようになっている(図4参照)。
図4に示すように、昇降杆6における前側の側壁6a(内支柱の外面)及び後側の側壁6b(内支柱の外面)には、前後の板体21のローラー取付部23と対応する位置に、ローラー取付部23が嵌合する上下2つの嵌合孔33が形成されるとともに、前後の板体21の挿通孔32と対応する位置には、上下2つのネジ孔34が形成されている。
前後の板体21には、その中央部に予め滑子24が嵌合されて取り付けられているとともに、板体21に取り付けられた上下のローラー枢支部材26には、左右方向を向く枢軸22aを中心に回動するガイドローラー22がそれぞれ取り付けられている。尚、滑子24は摩擦抵抗の少ない合成樹脂等により形成されている。
板体21を昇降杆6に取り付ける際には、板体21における上下のローラー取付部23が昇降杆6の前後の側壁6a,6bにおける上下の嵌合孔33に、昇降杆6の外側からそれぞれ嵌合するように取り付ける。そして、板体21における挿通孔32と昇降杆6のネジ孔34とにネジ35が差し込まれ、螺合されることで前後の板体21が昇降杆6に連結されている。
図4に示すように、板体上端部27及び板体下端部28と補助板29,29に形成されたイモネジ孔31にイモネジ30が差し込まれている。後述するように、このイモネジ30は、一端部に六角孔30aが形成されており、イモネジ30を締めたり緩めたりすることで、支持杆5に対するガイドローラー22の位置を調整できるようになっている(図8参照)。
尚、本実施例では、前後の板体21,21の両方にイモネジ孔31(雌ネジ部)が形成されているが、前後の板体21,21のうち、一方の板体21には、イモネジ30が取り付けられており、他方の板体21には、イモネジ30は取り付けられていない。そして、支持杆5に対するガイドローラー22の位置調整は、前後いずれか一方の板体21で行うようになっている。
尚、板体21に取り付けられる滑子24は、昇降杆6の前端部及び後端部に沿うように、平面視で略コ字状をなしている(図6参照)。昇降杆6が昇降される際に、この滑子24が板体21と昇降杆6との間及び昇降杆6と支持杆5との間で摺動することで、昇降杆6の昇降動作がスムーズに行われるようになっている。
次に、昇降杆6における左右の側壁6c,6d(内支柱の外面)に設けられた板体36について、図5に示す脚体3の縦断正面図を参照して説明する。図5に示すように、脚体3の下部における左部と右部にも、前後の板体21と同様に、支持杆5と昇降杆6との間に上下方向に延びる板体36が設けられている。
左右の板体36は、図7に示す前後の板体21と略同様の形状をなしているが、左右の板体36における上下の挿通孔32の間には、下部滑車部材15を取り付けるための上下2つの滑車取付孔37が形成されている点が前後の板体21と異なっている。
尚、本実施例では、左右の板体36,36の両方にイモネジ孔31(雌ネジ部)が形成されているが、左右の板体36,36のうち、一方の板体36には、イモネジ30が取り付けられており、他方の板体36には、イモネジ30は取り付けられていない。そして、支持杆5に対するガイドローラー22の位置調整は、左右いずれか一方の板体36で行うようになっている。
昇降杆6の左側の側壁6c及び右側の側壁6dには、左右の板体36のローラー取付部23と対応する位置に、ローラー取付部23が嵌合する上下2つの嵌合孔33が形成されるとともに、左右の板体36の挿通孔32と対応する位置には、上下2つのネジ孔34が形成されている。更に、板体36における上下のネジ孔32,32の間には、左右の板体36の滑車取付孔37と対応する上下2つのネジ孔38が形成されている。
下部滑車部材15の枢軸15aは、下部滑車枢支部材39に枢支されており、下部滑車部材15及び下部滑車枢支部材39は、昇降杆6の内部に配置され、昇降杆6におけるテーブル1の内側となる右側の側壁6dに取り付けられるようになっている。即ち、右側の脚体3における昇降杆6の場合には、下部滑車枢支部材39は左側の側壁(図示略)に取り付けられるようになっている。
また、左右の板体36に取り付けられた上下のローラー枢支部材26には、前後方向を向く枢軸22bを中心に回動するガイドローラー22がそれぞれ取り付けられている。左右の板体36は、左右の板体36におけるローラー取付部23が、昇降杆6の左右の側壁6c,6dにおける上下の嵌合孔33に、昇降杆6の外側からそれぞれ嵌合するように取り付けられている。
そして、左右の板体36の挿通孔32と昇降杆6のネジ孔34とにネジ35が差し込まれ、螺合されることで左右の板体36が昇降杆6に連結されている。更に、右側の板体36の滑車取付孔37と昇降杆6のネジ孔38と下部滑車枢支部材39のネジ孔40にネジ35が差し込まれ、螺合されることで下部滑車部材15が昇降杆6の右側の側壁6dに取り付けられている。
尚、左右の板体36,36は、いずれも滑車取付孔37が形成された同一形状をなしているため、いずれを用いても下部滑車部材15を昇降杆6に取り付けることができるようになっている。このように、前後の板体21と左右の板体36の2種類の板体を形成すれば前後左右の4箇所に板体21,36を取り付けることができるため、部品点数を減らして製造コストの低減が図られている。
図6に示すように、支持杆5における前後端部及び左右の中央部の内側面は、内向きに突出しており、各板体21,36に取り付けられたガイドローラー22が摺接する摺接部5a(外支柱の内面)となっている。これら4箇所の摺接部5aに、それぞれ板体21,36が摺接して回動することで、昇降杆6が前後左右のいずれの方向に揺れても、4つのガイドローラー22のいずれかが支持杆5に当接するため、昇降杆6の昇降動作がスムーズに行われる。
次に、支持杆5に当接するガイドローラー22の調整について、前後の板体21を例に、図8を参照して説明する。図8(a)には、板体21の上部を示しており、板体21が昇降杆6にネジ35で螺合された連結部41の上方にはガイドローラー22が枢支され、板体21における板体上端部27にはイモネジ30が取り付けられている。尚、2点鎖線は支持杆5の内側面を示す仮想線である。
図8(b)に示すように、六角ドライバー42(調整手段)をイモネジ30の六角孔30a(被調整部)に差し込み、イモネジ30を締める方向に六角ドライバー42を回転させると、板金からなる板体21が昇降杆6との連結部41を支点として弾性変形し、支持杆5の方向に角度θの分だけ傾けられる。
昇降杆6を支持杆5に内嵌させて確認しながら、ガイドローラー22が支持杆5に当接するように角度θを調整し、板体21に枢支されているガイドローラー22と支持杆5との距離を所定距離になるようにイモネジ30を締めたり緩めたりすることで調整が完了する。
このように、イモネジ30の端部を昇降杆6の外面に対して押し付けることで、ガイドローラー22と支持杆5との距離が調整可能となり、板金からなる板体21の弾性変形を利用して容易にガイドローラー22の位置調整ができるようになっている。尚、左右の板体36におけるガイドローラー22の位置調整についても同様である。
また、図4及び図5に示すように、板体21,36が昇降杆6に連結された状態において、イモネジ30が取り付けられた板体21,36における板体上端部27が、昇降杆6の外面から所定寸法の間隙部dを設けて離間するようになっているため、板体上端部27の支持杆5への押し付け代、即ち支持杆5に対するガイドローラー22の調整代を大きく確保できる。更に、イモネジ30が取り付けられていない板体21,36における板体上端部27が、昇降杆6の外面から所定寸法の間隙部dを設けているため、ガイドローラー22が昇降杆6に近づく方向に移動する移動代を確保できる。
更に、板体21,36が昇降杆6に連結された状態において、板体21,36に枢支されるガイドローラー22を備える下端部が、昇降杆6の下端部近傍に位置するようになっているため、支持杆5に昇降杆6をほぼ内嵌させた状態でもガイドローラー22の位置調整を行うことができる。
以上、本実施例におけるテーブル1では、昇降杆6の外面には、昇降杆6の長手方向に延びる板体21,36の連結部41が連結され、板体21,36の上下両端部のうち、少なくとも一方の端部が遊端部27,28となっており、遊端部27,28には、昇降杆6の外面を押圧するイモネジ30と、イモネジ30によって板体21,36が連結部41を支点として弾性変形されることにより位置が調整されて支持杆5の内面に当接されるガイドローラー22と、が設けられることで、ガイドローラー22が支持杆5の内面に当接されて、支持杆5と昇降杆6との相対的なぐらつきを防ぐようになっており、このガイドローラー22の配置位置は、イモネジ30を用いて支持杆5の内面と昇降杆6の外面の離間幅に合わせて容易に調整でき、かつ弾性変形可能な板体21,36の遊端部27,28にガイドローラー22が配置されるため、ガイドローラー22に外力が加わっても、板体21,36の弾性力が外力を吸収してガイドローラー22の変形や破損等を防げるようになっている。尚、板体21,36が幅方向に弾性変形されてガイドローラー22に加わる外力を吸収したり、板体21,36の遊端部27,28が昇降杆6から離れる方向に弾性変形されてガイドローラー22に加わる衝撃等を吸収したりできる。
また、ガイドローラー22は、連結部41とイモネジ30との間に設けられることで、ガイドローラー22に加わる外力が連結部41とイモネジ30とに分散して加わるようになり、連結部41とイモネジ30とによりガイドローラー22を強固に支持できる。
また、板体21,36の遊端部27,28は、昇降杆6から所定寸法の間隙部dを設けて離間されることで、イモネジ30によりガイドローラー22の位置調整を行う際に、ガイドローラー22の昇降杆6の外面に対する押し付け代、すなわちガイドローラー22の位置調整の調整代を大きく確保できる。
また、板体21,36は、ガイドローラー22が昇降杆6の長手方向の端部近傍に配置されるように昇降杆6に連結されることで、最もぐらつき易い昇降杆6の長手方向の端部のぐらつきを防止することができ、かつ支持杆5に昇降杆6が挿入された状態でガイドローラー22の位置調整を行う際に、昇降杆6の端部を支持杆5の端部から露呈させることで、操作者がイモネジ30を容易に操作することができる。
また、ガイドローラー22は、板体21,36の長手に直交する方向に延びる枢軸22a,22bに枢支されることで、支持杆5と昇降杆6とを長手方向に相対的に移動させる際に、ガイドローラー22が支持杆5と昇降杆6との相対的なぐらつきを防止し、かつガイドローラー22と支持杆5の内面との摺動抵抗が低減されて、支持杆5と昇降杆6と円滑に相対移動させることができる。
また、遊端部27,28に形成されたイモネジ孔31に螺合されるイモネジ30を設けることで、遊端部27,28に形成されたイモネジ孔31とイモネジ30という簡素な構成でイモネジ30を設けることができ、かつイモネジ30の回転操作によりガイドローラー22の位置の微調整を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、本発明における当接部としてガイドローラー22を設けたが、ガイドローラー22に限らず支持杆5の内面に当接する板部材等のみでもよく、この板部材を摩擦抵抗の少ない合成樹脂等で形成すれば、支持杆5をスムーズに摺動させることができる。
また、前記実施例では、前後の板体21,21のうち一方の板体21と、左右の板体36,36の一方の板体36に、押圧手段としてのイモネジ30が設けられ、前後及び左右のいずれかの一方からガイドローラー22の位置調整が行えるようになっているが、前後両方の板体21,21と、左右両方の板体36に、押圧手段としてのイモネジ30を設けて、前後及び左右の四方からガイドローラー22の位置調整が行えるようにしてもよい。
また、前記実施例では、板体21,36を昇降杆6の下部に設けているが、昇降杆6の上部に設けてもよい。これにより、板体21,36に枢支されるガイドローラー22を備える上端部が、昇降杆6の上端部近傍に位置するようになり、前記実施例と同様に、支持杆5に昇降杆6をほぼ内嵌させた状態でもガイドローラー22の位置調整を行うことができる。
また、前記実施例では、板体21,36の両端部にガイドローラー22を設けているが、いずれか一方でもよい。更に、板体21,36の遊端部である板体上端部27と板体下端部28とは、いずれか一方が遊端部をなしていればよく、例えば、板体上端部27をネジ等により昇降杆6に固定してしまい、板体下端部28を片持ち梁のような遊端部としてもよい。
尚、ガイドローラー22の位置と板体21,36の弾性変形の支点である連結部41との間の距離が大きいほど、板体21,36の遊端部27,28の移動距離を大きくすることができ、ガイドローラー22の位置調整の調整代を大きく確保できる。
1 テーブル(天板付き家具)
3 脚体(家具の支柱)
5 支持杆(外支柱,固定支柱)
5a 摺接部(外支柱の内面)
6 昇降杆(内支柱,可動支柱)
6a 前側の側壁(内支柱の外面)
6b 後側の側壁(内支柱の外面)
6c 左側の側壁(内支柱の外面)
6d 右側の側壁(内支柱の外面)
21 板体
22 ガイドローラー(当接部,転動体)
22a,22b 枢軸
27 板体上端部(遊端部)
28 板体下端部(遊端部)
30 イモネジ(押圧手段,螺合部材)
30a 六角孔(被調整部)
31 イモネジ孔(雌ネジ部)
36 板体
41 連結部
42 六角ドライバー(調整手段)

Claims (6)

  1. 略筒状をなす外支柱の内部空間に内支柱を挿入し、該外支柱と該内支柱とを長手方向に相対的に移動させることで伸縮可能とした家具の支柱であって、
    前記内支柱の外面には、該内支柱の長手方向に延びる板体の連結部が連結され、該板体の上下両端部のうち、少なくとも一方の端部が遊端部となっており、該遊端部には、前記内支柱の外面を押圧する押圧手段と、該押圧手段によって前記板体が前記連結部を支点として弾性変形されることにより位置が調整されて前記外支柱の内面に当接される当接部と、が設けられることを特徴とする家具の支柱。
  2. 前記当接部は、前記連結部と前記押圧手段との間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の家具の支柱。
  3. 前記板体の遊端部は、前記内支柱から所定寸法の間隙部を設けて離間されることを特徴とする請求項1または2に記載の家具の支柱。
  4. 前記板体は、前記当接部が前記内支柱の長手方向の端部近傍に配置されるように前記内支柱に連結されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の家具の支柱。
  5. 前記当接部は、前記板体の長手に直交する方向に延びる枢軸に枢支される転動体となっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の家具の支柱。
  6. 前記押圧手段は、前記遊端部に形成された雌ネジ部に螺合される螺合部材となっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の家具の支柱。
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