JP5464471B2 - 衝撃式締付工具 - Google Patents

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この発明は、ボルトやナットを締付けるための衝撃式締付工具に関する。
衝撃式締付工具は、下記本出願人による特許文献1に示すように、モータに油圧パルス発生部を連結し、モータを駆動源として打撃衝撃を発生させ、この衝撃力を間欠的に与えてネジ締め等を行うものである。
この衝撃式締付工具は、衝撃によるエネルギーが発熱、騒音、振動等となり、製品寿命や部品寿命を低下させ、作業者の作業負担を高め、作業環境を悪化させる等の点で改善の余地がある。
この点、特許文献1の第1図に示されるように、衝撃式締付工具の軸芯は、モータにおいては両端においてベアリング等で保持される一方、油圧パルス発生部においてはメインシャフトを片持ちで支持する構造になっており、また、モータと一体的に回転する油圧パルス発生部の回転部材であるライナ自体は全く支持されていない。
本出願人は、上記構造によってエネルギーが損失し、発熱、騒音、振動等を生じ、製品寿命や部品寿命を低下させ、作業者の作業負担を高め、作業環境を悪化させる原因であると考え、その改善策を鋭意検討した結果、本願発明の創作に至った。
特開2005−212022
本発明の課題は、モータの軸芯と衝撃発生部の軸芯とを別々の基準で保持し、軸芯を固定することにより、発熱、騒音、振動を低減させることである。
本発明は、モータと、モータの駆動軸に連結されて回転する回転部材と、回転部材をメインシャフト回りに回転させてメインシャフトに衝撃力を与える衝撃式締付工具において、少なくとも前記回転部材を回転可能に支持する軸受け部を備え、前記回転部材は、前記メインシャフトが挿通される挿通孔を形成した前端部と、モータの駆動軸に雄雌嵌合して連結される後端部とを有し、前記回転部材を回転可能に支持する軸受け部は、回転部材の後端部を支持する軸受け部と、回転部材の前端部を支持する軸受け部であることを特徴とする衝撃式締付工具である(請求項1)。
また、前記モータの駆動軸の後端部を支持する軸受け部と、前記モータの駆動軸の前端部を支持する軸受け部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の衝撃式締付工具である(請求項2)。
また、前記回転部材を回転可能に支持する軸受け部は、内輪部と、転動体と、転動体を介して内輪部を回転可能に支持する外輪部とからなる軸受け部であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の衝撃式締付工具である(請求項3)。
また、前記回転部材をライナとし、前記メインシャフトが挿通される挿通孔を形成した前端部を、ライナの前端部であるライナ下板の先端部分とし、前記モータの駆動軸に雄雌嵌合して連結される後端部を、ライナの後端部であるライナ上板の先端部分としたことを特徴とする請求項1に記載の衝撃式締付工具である(請求項4)
本発明によれば、モータの軸芯と衝撃発生部の軸芯とを別々の基準で保持して軸芯を固定することにより、発熱、騒音、振動を低減させることができる。
本実施形態の断面図 図1に示す本実施形態の分解図 図1に示す本実施形態の一部分解図 本実施形態の衝撃発生部の断面図 図4のA―A線断面図を用いたライナの動作説明図 図5(1)の拡大図 図5(2)の拡大図
以下、本発明の衝撃式締付工具の実施形態について説明する。
本実施形態は、回転駆動するモータMの回転力を衝撃発生装置によって間欠的な衝撃力に変換し、衝撃力によって付与されるメインシャフト7の回転力によりボルト・ナット等を締め付ける衝撃式締付工具であり、スロットルレバーSLの操作により圧縮空気をモータMに導き、モータMの回転力を衝撃発生部Pに伝達するようにし、メインシャフト7を介して打撃を生じさせて締付を行うものである。
(モータM)
駆動源であるモータMは、切り換えスイッチの操作に応じて正転又は逆転可能な公知のモータであり、エア供給通路から供給される駆動流体圧によって回転駆動するエアモータである。操作部であるスロットルレバーSLのON/OFF操作によって回転/停止し、また、スロットルレバーSLの引き込み量に応じてモータMの回転速度は変化する。エア供給源からエアを供給する外部エアホースが工具本体にコネクタを介して連結されている。エアホースから供給されるエアは、工具本体中に形成されたエア供給通路を通ってモータに供給されるものであり、スロットルレバーSLの操作によって開閉操作されるメインバルブから、切り換えスイッチによって操作される切り換えバルブを介して、モータMに供給される。
モータMの回転する駆動軸M1は、図1,2に示すように、ケーシングを構成する前側ケーシングC1及び後側ケーシングC2のうち、後側ケーシングC2内において、軸受け部B1、B2によって前後両端部が支持される。なお、モータMを支持する軸受け部の数は特に問わない。
軸受け部B1、B2は、公知のラジアルボールベアリングである。具体的には、図2に示すように、軸受け部B1は、内輪部B11と、転動体B13と、転動体B13を介して内輪部B11を回転可能に支持する外輪部B12とからなる。軸受け部B2も同様、内輪部B21と、転動体B23と、転動体B23を介して内輪部B21を回転可能に支持する外輪部B22とからなる。
モータMの駆動軸M1の前端部M11を支持する軸受け部B2は、図2に示すように、前端部M11の外周面と、前記外周面と径方向に所定間隔を介して対向する対向壁面部(モータ下板M2の一部)との間に配置され、駆動軸M1の前端部M11を支持する。対向壁面部は、モータ下板M2の前方端面から前方に一体的に立設された壁部分であり、軸受け部B2は、対向壁面部の内周面と外輪部B22の外周面とが対接すると共に、内輪部B21の内周面と前端部M11の外周面とが対接する態様で、駆動軸M1の前端部M11を支持する。
また、モータMの駆動軸M1の後端部M12を支持する軸受け部B1は、図2に示すように、後端部M12の外周面と、前記外周面と径方向に所定間隔を介して対向する対向壁面部(モータ上板M3の一部)との間に配置され、駆動軸M1の後端部M12を支持する。対向壁面部は、モータ上板M3の後方端面から後方に一体的に立設された壁部分であり、軸受け部B1は、対向壁面部の内周面と外輪部B12の外周面とが対接すると共に、内輪部B11の内周面と後端部M12の外周面とが対接する態様で、駆動軸M1の後端部M12を支持する。
また、図2に示すとおり、モータMの駆動軸M1の前端部M11には連結部M4が形成されている。連結部M4は、回転部材であるライナ2Aの構成要素であるライナ上板4に形成されて後方に突出する連結部41に嵌合するものである。連結部M4は、内面多角形状の凹状の雌部であり、ライナ上板4に形成された凸状且つ外面多角形状の連結部41に雄雌嵌合するものである。なお、連結部M4は、上記とは逆に、ライナ上板4に形成された凹状の連結部に対応した多角形状の凸状の雄部とし、これらを雄雌嵌合して連結するものであっても良い。
なお、モータMは上記に限らず、電源によって回転駆動する電動モータでも良い。
(衝撃発生部P)
衝撃発生部Pは、モータMの出力を打撃衝撃に変換するものであって、公知の構造を用いることができ、例えば、ライナ2A(ライナ本体、ライナケース、ライナ上板、ライナ下板からなるライナ2A)の内部に収容した作動油の圧力を利用してメインシャフト7に衝撃力を発生させる公知の油圧パルス発生装置を用いるのが好適である。なお、衝撃発生装置は油圧に限らず、モータMの出力を打撃衝撃に変換するものであれば特に限定されず、例えば、機械的な衝撃力を発生させる公知の衝撃発生装置でも良い。
具体的には、図4に示すとおり、ライナケース1内にライナ本体2を一体的に固着し、ライナ本体2内にメインシャフト7を嵌挿してライナケース1及びライナ本体2をメインシャフト7に対して回転自在とし、このライナ本体2内にトルクを発生させる為の作動油を充填してライナ本体2の両端に取り付けたライナ下板3とライナ上板4によって密封している。
図5等に示すとおり、ライナ本体2内部は断面楕円形のライナ室20を形成しており、メインシャフト7に形成した溝にバネ6を介してブレード5を挿入し、ブレード5がライナ2の断面楕円形の内面に出没可能に当接するものとしている。締め付け作業時にナットが着座するまでの低負荷時は、ライナケース1及びライナ本体2とメインシャフト7が一体的に回転する一方、着座した後の高負荷時は、ライナケース1及びライナ本体2の一回転中に一度だけオイルにピーク圧を発生させ、締め付けトルクを発生するものである。以下、衝撃発生部Pの具体的構成を詳細に説明する。
(衝撃発生部Pの作用)
衝撃発生部Pは、図4,5に示すように、筒状のライナケース1と、ライナケース1に一体的に固着された筒状のライナ本体2と、ライナケース1及びライナ本体2の両端に取り付けてライナ本体2内を密封するライナ上板4及びライナ下板3とからなる回転部材であるライナ2Aを備え、前記ライナ本体2内にメインシャフト7を嵌挿してライナケース1及びライナ本体2をメインシャフト7回りに回転自在とし、このライナ本体2内にトルクを発生するための油を充填してなるものである。
ライナ下板3には、メインシャフト7を挿通するための挿通孔30が形成されており、この挿通孔30の構成壁面とメインシャフト7の外周面との間にできた室内にこれら相互間の気密性(流体密性)を確保するためのOリングを収容させてある。
ライナ上板4には、モータMの連結部M2に嵌合する連結部41が後方へ突出形成されており、連結部41は外面多角形状の凸状の雄部である。
ライナ本体2内部は、図5等に示すように、断面楕円形のライナ室20を形成しており、メインシャフト7の対向する2つの溝70,70にバネ6を介してブレード5を挿入し、ブレード5がライナ2の断面楕円形の内面に出没可能に当接するものとしている。
二枚のブレード5,5間のメインシャフト7の外面には、二本の突条を形成して成る第2シール面71,72を設けてあり、前記第2シール面71は階段状に、第2シール面72は直線状に、それぞれ形成してある。
ライナ本体2の内面には、断面楕円形の短軸の両端及び長軸の両端に突状の第1シール面21,22,23,24を設けてある。そして、メインシャフト7に対してライナ2Aが1回転しているときに一度だけ、図5の(1)(2)に示すように、第1シール面21と第2シール面71が、第1シール面22と第2シール面72が、第1シール面23と一方のブレード5の外周面が、第1シール面24と他方のブレード5の外周面が、それぞれ合致し、これによりライナ室20が2つの高圧室Hと2つの低圧室Lの4室に密閉区画されるようになっている。これを実現するため、第1シール面21は第2シール面71と同じく階段状に、第1シール面22は第2シール面72と同じく直線状に、それぞれ形成してある。
衝撃発生部Pは、図5の(1)→(2)→(3)→(4)→(5)に示したように作動し、図5の(1)及び(2)は、メインシャフト7に衝撃パルスによる打撃力が発生するときの状態を示している。
図5の(1)及びこれを拡大した図6の状態では、第1シール面21と第2シール面71が、第1シール面22と第2シール面72が、第1シール面23と一方のブレード5の外周面が、第1シール面24と他方のブレード5の外周面が、それぞれ合致し、これによりライナ室20が2つの高圧室Hと2つの低圧室Lの4室に密閉区画されている。
そして、図5の(2)及びこれを拡大した図7の状態では、さらにモータMの回転によってライナ2Aが回転すると、高圧室Hの容積は減少するため油は圧縮されて瞬間的に高圧が発生し、この高圧はブレード5を低圧室L側に押しやる。メインシャフト7には上下のブレード5,5を介して瞬間的に偶力が作用して強力なトルクが発生する。
図5の(3)は、メインシャフト7にトルクが発生した後、ライナ2Aが90°回転した状態を示している。ライナ室20は上下のブレード5,5を挟んで形成された高圧室Hと低圧室Lが連通して一室となりトルクは発生せず、ライナ本体2はモータMの回転によりさらに回転する。
図5の(4)は、図5の(3)の状態から更に90°回転した状態で打撃時より180°回転した状態を示している。第1シール面21と第2シール面72は合致せず、第1シール面22と第2シール面71とは極一部で合致しているのみである。そのため、これらのシール面間ではシールが行われず、圧力変化は生じないためトルクは発生しない。ライナ2Aはそのまま回転する。
図5の(5)は、(4)の状態から更に90°回転し、打撃時より270°回転した状態を示している。この状態では図5の(3)の状態と実質的に同じであり、トルクは発生しない。
さらにライナ2Aが回転すると図5の(1)の状態に戻り、第1シール面21と第2シール面71が、第1シール面22と第2シール面72が、第1シール面23と一方のブレード5の外端面が、第1シール面24と他方のブレード5の外端面が、それぞれ合致し、再び打撃力が発生する。
このように、モータMの回転に伴ってライナ2Aが回転し、ネジ締め等によってメインシャフト7にかかる負荷によって、ライナ2Aがメインシャフト7に対して相対的に回転する。そして、ライナ2Aの4個のシール面とメインシャフトの外周面に形成された2個のシール面及び2個のブレードとが当接し互いに摺動すると、2つの高圧室Hと2つの低圧室Lとからなる4つの室が形成され、高圧室Hではオイルが圧縮されており、メインシャフト7が瞬間的に回転して衝撃パルスが発生する。
衝撃発生部Pは、図1、2等に示すとおり、前側ケーシングC1内に軸受け部B3、B4を介して回転可能に支持されている。なお、衝撃発生部Pの回転部材であるライナ2Aを支持する軸受け部の数は特に問わない。
本実施例の軸受け部B3は、図3に示すとおり、上記と同様の公知のラジアルボールベアリングであり、内輪部B31と外輪部B32の間に複数の転動体B33を配置したものである。軸受け部B4も同様、内輪部B41と外輪部B42の間に複数の転動体B43を配置したものである。いずれもの軸受け部も、内輪部と、転動体と、転動体を介して内輪部を回転可能に支持する外輪部とからなる。
回転部材であるライナ2Aは、図3に示すとおり、ライナ2Aの前端部であるライナ下板3の先端部分が軸受け部B4に挿入された状態で支持されると共に、ライナ2Aの後端部であるライナ上板4の先端部分が軸受け部B3に挿入された状態で支持された状態で回転可能に支持される。
軸受け部B4は、図2、3に示すとおり、前側ケーシングC1の先端部分の内面に形成された段部C11と、ライナ下板3の先端部分の外面に形成された段部31の間に配置されている。具体的には、軸受け部B4は、ライナ下板3の縮径した先端部の外周面と、前記外周面と径方向に所定間隔を介して対向する前側ケーシングC1の内周面との間(径方向間)に配置され、且つ、前記ライナ下板3の先端部の外周面の後方一端部から径方向に連設された壁面であるライナ下板3の前端面と、前記前側ケーシングC1の内周面の前方一端部に連設されてライナ下板3と前後方向に所定間隔を介して対向する前側ケーシングC1の内端面との間(前後方向間)に配置され、ライナ下板3を支持している。
前側ケーシングC1の段部C11における内周面と、外輪部B42の外周面とが対接すると共に、内輪部B41の内周面と、ライナ下板3の先端部の外周面とが対接する態様で、ライナ下板3は軸受け部B4に支持される。
軸受け部B4において、環状に形成された内輪部B41における挿通穴の内径は、ライナ下板3の先端部の外径と略同径に形成され、ライナ2Aが回転すると内輪部B41も同様に回転する。
なお、前側ケーシングC1は、ライナケース1の外周面と所定間隔を介して径方向に対向する内周面を有する大径部と、ライナ下板3の縮径した先端部の外周面と所定間隔を介して径方向に対向する内周面及び前記内周面の前方一端部から径方向に連設されて後方に対面する内端面とを有する第1小径部と、メインシャフトブッシュの基端部の外周面と径方向に対向する内周面を有する第2小径部と、メインシャフトブッシュの先端部の外周面と径方向に対向する内周面を有する第3小径部とから構成されている。
軸受け部B3は、ライナ上板4の先端部に形成された段部42と、前側ケーシングC1(スペーサ部材C13)の段部C12の間に配置されている。段部C12は、環状のスペーサ部材C13の内面に形成された段部である。環状のスペーサ部材C13は、図1、2に示すように、その外周面と前側ケーシングC1の内周面とが対接する態様で配置される。なお、環状のスペーサ部材C13の前後方向端面の中心には、ライナ上板4が挿入される前後方向に貫通した孔が形成されると共に、その周囲には前後方向に貫通する通気用の孔が形成されている。
また、ライナ上板4を支持する軸受け部B3は、ライナ上板4の縮径した先端部の外周面と、前記外周面と径方向に所定間隔を介して対向するスペーサ部材C13の内周面との間(径方向間)に配置され、且つ、前記ライナ上板4の先端部の外周面の前方一端部から径方向に連設された壁面であるライナ上板4の前端面と、前記のスペーサ部材C13の内周面の後方一端部に連設されてライナ上板4と前後方向に所定間隔を介して対向するスペーサ部材C13の内端面との間(前後方向間)に配置され、ライナ上板4を支持している。
スペーサ部材C13の内周面と、外輪部B32の外周面とが対接すると共に、内輪部B31の内周面と、ライナ上板4の先端部の外周面とが対接する態様で、ライナ上板4は軸受け部B3に支持される。ライナ上板4は、前記先端部の先方(後方)に連結部41を形成しており、モータMに連結する。
軸受け部B3において、環状に形成された内輪部B31の内径は、ライナ上板4の段部42における外径と略同径に形成されており、ライナ2Aが回転すると内輪部B31も回転する。
このように、モータMの駆動軸M1と、衝撃発生部Pとを別々の基準で支持して軸芯を固定することにより、具体的には、衝撃発生部Pの回転部材であるライナ2Aの前後両端を軸受け部で支持することにより、発熱、騒音、振動を低減させることができる。
なお、本発明に用いる回転部材を回転可能に支持する軸受け部は、玉軸受やころ軸受等の転がり軸受けのみならず、すべり軸受け、磁気軸受、流体軸受を用いることが可能である。例えば、実施態様に示すもののほか、ライナケース1の外周面を軸受け部で支持することも可能であり、その場合は、ころ軸受けであるニードルベアリングを用いるのが好適である。
また、回転部材を回転可能に支持する軸受け部の数は特に限定されるものではなく、任意に設定可能である。
M モータ
P 衝撃発生部
7 メインシャフト
2A 回転部材(ライナ)

Claims (4)

  1. モータと、モータの駆動軸に連結されて回転する回転部材と、回転部材をメインシャフト回りに回転させてメインシャフトに衝撃力を与える衝撃式締付工具において、少なくとも前記回転部材を回転可能に支持する軸受け部を備え、前記回転部材は、前記メインシャフトが挿通される挿通孔を形成した前端部と、モータの駆動軸に雄雌嵌合して連結される後端部とを有し、前記回転部材を回転可能に支持する軸受け部は、回転部材の後端部を支持する軸受け部と、回転部材の前端部を支持する軸受け部であることを特徴とする衝撃式締付工具。
  2. 前記モータの駆動軸の後端部を支持する軸受け部と、前記モータの駆動軸の前端部を支持する軸受け部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の衝撃式締付工具。
  3. 前記回転部材を回転可能に支持する軸受け部は、内輪部と、転動体と、転動体を介して内輪部を回転可能に支持する外輪部とからなる軸受け部であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の衝撃式締付工具。
  4. 前記回転部材をライナとし、前記メインシャフトが挿通される挿通孔を形成した前端部を、ライナの前端部であるライナ下板の先端部分とし、前記モータの駆動軸に雄雌嵌合して連結される後端部を、ライナの後端部であるライナ上板の先端部分としたことを特徴とする請求項1に記載の衝撃式締付工具。
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