JP5464303B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、相手側機器と電磁界信号を介して通信するRFID(Radio Frequency Identification)システムや短距離無線通信(NFC:Near Field Communication)システムに用いられるアンテナ装置に関するものである。
近年、利用が拡大しているRFIDシステムや短距離無線通信システムにおいては、携帯電話端末等の携帯電子機器とリーダ・ライタとで通信を行うために、または携帯電子機器同士で通信を行うために、各々の機器に通信用のアンテナが搭載されている。これらのアンテナのうち携帯電子機器に搭載されるアンテナが特許文献1に開示されている。
図8は特許文献1に開示されているアンテナ装置のうち一つの構成を示す図であり、図8(A)はフレキシブル基材10に対して二つの磁性体コア31,32を装着する状態の斜視図、図8(B)は磁性体コア31,32を装着した状態の斜視図である。図9はフレキシブル基材10に形成されるコイル導体パターンの例を示す図であり、フレキシブル基材を展開した状態での平面図である。
図9の例では、フレキシブル基材10にコイル導体11c,12cを形成するとともに、このフレキシブル基材10を二点鎖線部分で折り曲げて、スリット21,22にそれぞれ磁性体コア31,32が挿入される。この状態で、前記二つの磁性体コアにより二つのコイル導体11c,12cを内外方向に貫通する磁束により発生する電流が同相となる向きに、この二つのコイル導体11c,12cが接続されている。そしてそれぞれの一方端をコイル導体接続部11t,12tとして形成されている。
国際公開第2009/078214号
図8、図9に示されるように、導体パターンが形成されたフレキシブル基材と磁性体コアとを備え、導体パターンが、巻回中心部を導体開口部とする二つのコイル部を備えたアンテナ装置においては、フレキシブル基材のサイズが大きくなり、コイル部以外の領域が広がるので材料使用効率が悪い。すなわち、サイズの大きなフレキシブル基材に多数のアンテナ装置形成用の導体パターンを形成してフレキシブル基材による集合基板を構成した後、この集合基板をアンテナ装置用の個別の基板に分割する方法で製造されるが、コイル部以外の領域は単に距離を保つ(稼ぐ)ため存在することになる。また、二つのコイル部以外の領域を細くして配線導体のみが通るようにするためには、フレキシブル基材の不要な部分を除去する工程が必要になり工程数が増す。また、フレキシブル基材を廃棄せざるをえない部分が増加してコストアップにつながるおそれがある。
また、二つのコイル部の形成領域の間に屈曲部(例えば90°折れ曲がった箇所)を設けるアンテナ装置を得ようとする場合においても、上記と同様の問題が生じる。
上述の問題は、特にコイル部以外の領域が広がった、幅方向に広いアンテナ装置を構成する場合に顕著となる。
本発明は上述の課題を解決するためになされ、フレキシブル基材の利用効率を高めることのできるアンテナ装置を提供することを目的としている。
本発明のアンテナ装置は次のように構成される。
(1)導体パターンが形成されたフレキシブル基材と磁性体コアとを備え、前記導体パターンは、巻回中心部を導体開口部とする二つのループ状または渦巻き状の第1コイル部および第2コイル部ならびに第1コイル部と第2コイル部との間に設けられる配線部を備え、前記フレキシブル基材は前記導体開口部に形成された第1スリットおよび第2スリットを備え、前記磁性体コアは、前記スリットにそれぞれ挿入されていて、前記配線部に、前記第1コイル部および前記第2コイル部の少なくとも一方の位置が折り曲げ前の状態から変化するように折り曲げられた1箇所以上の折り曲げ部を有することを特徴とする。
(2)前記第1スリットと第2スリットとが平行またはほぼ平行になるように折り曲げられていることが好ましい。
(3)前記フレキシブル基材の折り曲げ前の状態で前記第1スリットおよび前記第2スリットは同一方向から前記磁性体コアが挿入されるように向いていることが好ましい。
(4)前記フレキシブル基材は前記折り曲げ前の状態で、前記第1コイル部形成領域および前記第2コイル部形成領域は前記配線部形成領域に隣接し、前記第1コイル部形成領域は前記第2コイル部形成領域に隣接し、前記フレキシブル基材は、前記第1コイル部形成領域および前記第2コイル部形成領域と前記配線部形成領域との境界で切り込みが形成され、前記第1コイル部形成領域と前記第2コイル部形成領域との境界で切り込みが形成されていることが好ましい。
(5)前記フレキシブル基材は前記折り曲げ前の状態で、前記第1コイル部形成領域、前記配線部形成領域および前記第2コイル部形成領域がこの順に直線状に配置されていることが好ましい。
(6)前記フレキシブル基材は折り曲げ前の状態で矩形状の外形を有することが好ましい。
本発明によれば、フレキシブル基材の利用効率が高まり、フレキシブル基材の不要部分を除去する必要がない。特に集合基板を構成して分割する場合に取り個数が増える。そのため低コスト化が図れる。
図1は第1の実施形態のアンテナ装置101の構造と製造手順について示す図である。 図2はアンテナ装置101が通信相手(リーダ・ライターのアンテナ等)と磁界結合している状態での磁束の経路を示す図である。 図3は第2の実施形態のアンテナ装置102の構造と製造手順について示す図であり、図3(A)は導体パターンが形成されたフレキシブル基材10の平面図、図3(B)はフレキシブル基材10のスリット21,22に磁性体コア31,32が挿入された状態を示す平面図、図3(C)はフレキシブル基材10に切り込みSを形成した状態の平面図、図3(D)はアンテナ装置102の平面図である。 図4は第3の実施形態のアンテナ装置103の構造と製造手順について示す図であり、図4(A)は導体パターンが形成されたフレキシブル基材10の平面図、図4(B)はフレキシブル基材10のスリット21,22に磁性体コア31,32が挿入された状態を示す平面図、図4(C)はアンテナ装置103の平面図である。 図5(A)、図5(B)は第5の実施形態のアンテナ装置104A,104Bの平面図である。 図6は第5の実施形態のアンテナ装置105の平面図である。 図7は通信端末装置に対するアンテナ装置105の実装構造を示す概略図である。 図8は特許文献1に開示されているアンテナ装置のうち一つの構成を示す図であり、図8(A)はフレキシブル基材23に対して二つの磁性体コア22−1,22−2を装着する状態の斜視図、図8(B)は磁性体コア22−1,22−2を装着した状態の斜視図である。 図9はフレキシブル基材23に形成されるコイル導体パターンの例を示す図であり、フレキシブル基材を展開した状態での平面図である。
《第1の実施形態》
図1は第1の実施形態のアンテナ装置101の構造と製造手順について示す図である。図1(D)はアンテナ装置101の平面図である。
図1(A)は導体パターンが形成されたフレキシブル基材10の平面図である。フレキシブル基材10には導体パターンが設けられている。この導体パターンは、巻回中心部を導体開口部CW1,CW2とする二つの渦巻き状の第1コイル部11cおよび第2コイル部12cならびに第1コイル部と第2コイル部とを電気的に接続する配線部112iを備えている。第1コイル部11cの端部は接続部11tに導通していて、第2コイル部12cの端部は接続部12tに導通している。フレキシブル基材10の導体開口部CW1,CW2には第1スリット21および第2スリット22が形成されている。
図1(B)はフレキシブル基材10のスリット21,22に磁性体コア31,32が挿入された状態を示す平面図である。
図1(C)はフレキシブル基材10に切り込みSを形成した状態の平面図である。フレキシブル基材10は、第1領域A1、第2領域A2および第3領域A3に区分するようにT字形状の切り込みSが形成される。この切り込みは例えばトムソン型やピナクルダイによるカットまたはレーザー加工により形成される。
切り込みSは、フレキシブル基材10を第1領域A1、第2領域A2および第3領域A3に区分するとともに、第1領域A1と第3領域A3との間で折り曲げ、第2領域A2と第3領域A3との間で折り曲げるために設けられる。第1領域A1は第1コイル部11cの形成領域、第2領域A2は第2コイル部12cの形成領域、第3領域A3は配線部112iの形成領域である。
フレキシブル基材10は、折り曲げ前の状態で、第1領域A1および第2領域A2は第3領域A3に隣接し、第1領域A1は第2領域A2に隣接する。
したがって、フレキシブル基材10は、第1領域A1と第3領域A3との境界、および第2領域A2と第3領域A3との境界に切り込みが形成されていて、さらに第1領域A1と第2領域A2との境界に切り込みが形成されている。
図1(D)はアンテナ装置101の平面図である。このアンテナ装置101は、図1(C)に示した状態からフレキシブル基材10を折り曲げることによって構成される。具体的には、フレキシブル基材10の第3領域(配線部の形成領域)A3と第1領域(第1コイル部の形成領域)A1との間が折り曲げられ、第3領域A3と第2領域(第2コイル部の形成領域)A2との間が折り曲げられる。なお、折り曲げた状態で形状を保つ場合には、折り曲げ部に両面粘着シートを挟み込むか、接着剤で接着する。この折り曲げにより、第1スリット21と第2スリット22とが平行になる。
図1に示したように、フレキシブル基材10は単純な矩形形状でありながら、その折り曲げにより最適な形状にできるので、集合基板からの取り個数が最も増えて効率的であり、廃棄せざるをえないゴミも殆ど生じない。
また、フレキシブル基材10の折り曲げ前の状態で第1スリット21および第2スリット22に対して磁性体コア31,32を同一方向から挿入できるので製造が容易である。
図2はアンテナ装置101が通信相手(リーダ・ライターのアンテナ等)と磁界結合している状態での磁束の経路を示す図である。磁束は磁性体コア31,32の内側と外側との間を通過する。したがって第1コイル部11cおよび第2コイル部12cに対して磁束が鎖交することになる。二つのコイル導体11c,12cは、この磁束の鎖交状態でコイル導体11c,12cに発生する電流が同相となる向きに接続されている。
なお、図2に示した状態でアンテナ装置101の下面に金属板などの導体面が存在していても、磁束は磁性体コア31,32を通るので、導体面で渦電流が殆ど生じることなく、低損失状態を保てる。また、共振周波数のずれを回避できる。
《第2の実施形態》
図3は第2の実施形態のアンテナ装置102の構造と製造手順について示す図である。図3(D)はアンテナ装置102の平面図である。
図3(A)は導体パターンが形成されたフレキシブル基材10の平面図である。フレキシブル基材10には導体パターンが設けられている。またフレキシブル基材10にはスリット21,22が形成されている。導体パターンは、巻回中心部を導体開口部CW1,CW2とする二つの渦巻き状の第1コイル部11cおよび第2コイル部12cならびに第1コイル部と第2コイル部とを電気的に接続する配線部112iを備えている。第1コイル部11cの端部は接続部11tに導通していて、第2コイル部12cの端部は接続部12tに導通している。フレキシブル基材10は導体開口部CW1,CW2に形成された第1スリット21および第2スリット22を備えている。第1の実施形態で図1(A)に示したフレキシブル基材10とはスリット21,22の向きが異なる。
図3(B)はフレキシブル基材10のスリット21,22に磁性体コア31,32が挿入された状態を示す平面図である。
図3(C)はフレキシブル基材10に切り込みSを形成した状態の平面図である。フレキシブル基材10は、第1領域A1、第2領域A2および第3領域A3に区分するようにT字形状の切り込みSが形成される。
切り込みSは、フレキシブル基材10を第1領域A1、第2領域A2および第3領域A3に区分するとともに、第1領域A1で折り曲げ、また第2領域A2で折り曲げるために設けられる。第1領域A1は第1コイル部11cの形成領域、第2領域A2は第2コイル部12cの形成領域、第3領域A3は配線部112iの形成領域である。
フレキシブル基材10は、折り曲げ前の状態で、第1領域A1および第2領域A2は第3領域A3に隣接し、第1領域A1は第2領域A2に隣接する。
したがって、フレキシブル基材10は、第1領域A1と第3領域A3との境界、および第2領域A2と第3領域A3との境界に切り込みが形成されていて、さらに第1領域A1と第2領域A2との境界に切り込みが形成されている。
図3(D)はアンテナ装置102の平面図である。このアンテナ装置102は、図3(C)に示した状態からフレキシブル基材10を折り曲げることによって構成される。具体的には、フレキシブル基材10の第1領域(第1コイル部の形成領域)A1の一辺付近が折り曲げられ、第2領域(第2コイル部の形成領域)A2の一辺付近が折り曲げられる。なお、折り曲げた状態で形状を保つ場合には、折り曲げ部に両面粘着シートを挟み込むか、接着剤で接着する。フレキシブル基材10の折り曲げ後も第1スリット21と第2スリット22とは平行である。
アンテナ装置102が通信相手(リーダ・ライターのアンテナ等)と磁界結合している状態での磁束の経路は図2に示した例と同じである。そして、二つのコイル導体11c,12cは、その磁束の鎖交状態でコイル導体11c,12cに発生する電流が同相となる向きに接続されている。
図3に示したように、フレキシブル基材10は単純な矩形形状でありながら、その折り曲げにより最適な形状にできるので、集合基板からの取り個数が最も増えて効率的であり、廃棄せざるをえないゴミも殆ど生じない。
《第3の実施形態》
図4は第3の実施形態のアンテナ装置103の構造と製造手順について示す図である。図4(C)はアンテナ装置103の平面図である。
図4(A)は導体パターンが形成されたフレキシブル基材10の平面図である。フレキシブル基材10には導体パターンが設けられている。またフレキシブル基材10にはスリット21,22が形成されている。導体パターンは、巻回中心部を導体開口部CW1,CW2とする二つの渦巻き状の第1コイル部11cおよび第2コイル部12cならびに第1コイル部と第2コイル部とを電気的に接続する配線部112iを備えている。第1コイル部11cの端部は接続部11tに導通していて、第2コイル部12cの端部は接続部12tに導通している。フレキシブル基材10は導体開口部CW1,CW2に形成された第1スリット21および第2スリット22を備えている。
図4(B)はフレキシブル基材10のスリット21,22に磁性体コア31,32が挿入された状態を示す平面図である。
図4(C)はアンテナ装置103の平面図である。このアンテナ装置103は、図4(C)に示した状態からフレキシブル基材10を折り曲げることによって構成される。
フレキシブル基材10は、折り曲げ前の状態で、第1領域(第1コイル部形成領域)A1、第3領域(配線部形成領域)A3および第2領域(第2コイル部形成領域)A2がこの順に直線状に配置されている。フレキシブル基材10は第1領域A1と第3領域A3との間で90°(折り曲げラインの角度は45°)に折り曲げられ、第2領域A2と第3領域A3との間で90°(折り曲げラインの角度は45°)に折り曲げられる。なお、折り曲げた状態で形状を保つ場合には、折り曲げ部に両面粘着シートを挟み込むか接着剤で接着する。この折り曲げにより、第1スリット21と第2スリット22とが平行になる。
アンテナ装置103が通信相手(リーダ・ライターのアンテナ等)と磁界結合している状態での磁束の経路は図2に示した例と同じである。そして、二つのコイル導体11c,12cは、その磁束の鎖交状態でコイル導体11c,12cに発生する電流が同相となる向きに接続されている。
図4に示したように、フレキシブル基材10は単純な矩形形状でありながら、その折り曲げにより最適な形状にできるので、集合基板からの取り個数が最も増えて効率的であり、廃棄せざるをえないゴミも殆ど生じない。
また、フレキシブル基材10の折り曲げ前の状態で第1スリット21および第2スリット22に対して磁性体コア31,32を同一方向から挿入できるので、製造が容易である。
《第4の実施形態》
図5(A)、図5(B)は第5の実施形態のアンテナ装置104A,104Bの平面図である。
アンテナ装置104Aの基本的な構造は、第3の実施形態で図4(C)に示したアンテナ装置103と同様である。図5(A)に示す例では、第1スリット21に挿入する磁性体コア31と第2スリット22に挿入する磁性体コア32とのサイズが異なる。図5(A)の例では磁性体コア32の幅が磁性体コア31の幅より大きい。そのため、第1領域A1より第2領域A2が長い。
アンテナ装置104Bの基本的な構造は、第3の実施形態で図4(C)に示したアンテナ装置103と同様である。但し、第1スリット21に対する磁性体コア31の挿入方向を逆にするとともに、第1領域A1の折り曲げ方向を第2領域A2の折り曲げ方向とは逆方向にしている。このような構造であっても、第3領域A3の中央から磁性体コア31方向および磁性体コア32方向へそれぞれ磁束が通る。そして、スリット21,22の周囲に巻回されているコイル導体は、磁束の鎖交状態で二つのコイル導体に発生する電流が同相となる向きに接続されている。
なお、二つの磁性体コア31,32のそれぞれの軸が同じ直線に重なるように、第1領域A1および第2領域A2の折り曲げ角度を90°より大きく折り曲げてもよい。
《第5の実施形態》
図6は第5の実施形態のアンテナ装置105の平面図である。アンテナ装置105のフレキシブル基材10の基本的な構造は、第3の実施形態で図4(A)に示したものと同様である。また、第1領域A1は折り曲げず、第2領域A2のみを折り曲げている。このような構造であっても、第3領域A3のほぼ中央から磁性体コア31方向および磁性体コア32方向へそれぞれ磁束が通る。そして、スリット21,22の周囲に巻回されているコイル導体は、磁束の鎖交状態で二つのコイル導体に発生する電流が同相となる向きに接続されている。なお、二つの磁性体コア31,32のそれぞれの軸が成す角度が小さくなるように、第2領域A2の折り曲げ角度を90°より大きく折り曲げてもよい。
図7は通信端末装置に対するアンテナ装置105の実装構造を示す概略図である。第5の実施形態で示したアンテナ装置105は通信端末装置201の筐体40の角部に配置することができる。そのことにより、図7に示すx軸方向成分を含む磁束およびy軸方向成分を含む磁束の両方に結合するアンテナ装置として使用できる。
《他の実施形態》
以上に示した各実施形態では、フレキシブル基材10に渦巻き状の導体パターンによるコイル部を設けたが、このコイル部は渦巻き状に限らずループ状であってもよい。
また、以上に示した各実施形態では、フレキシブル基材10の片面にコイル部の主要部を形成したが、フレキシブル基材の両面に渦巻き状の導体パターンを形成することによりコイル部を設けてもよい。
また、各実施形態において磁性体コア31,32の挿入方向は逆になっていてもよく、磁性体コアのうち一方の挿入方向が他方と逆になっていても構わない。すなわち、通信相手との関係で適宜選択し得る。
A1…第1領域
A2…第2領域
A3…第3領域
CW1,CW2…導体開口部
S…切り込み
10…フレキシブル基材
11c…第1コイル部
11t…接続部
12c…第2コイル部
12t…接続部
21…第1スリット
22…第2スリット
31,32…磁性体コア
40…筐体
101〜103…アンテナ装置
104A,104B…アンテナ装置
105…アンテナ装置
112i…配線部
201…通信端末装置

Claims (6)

  1. 導体パターンが形成されたフレキシブル基材と磁性体コアとを備え、前記導体パターンは、巻回中心部を導体開口部とする二つのループ状または渦巻き状の第1コイル部および第2コイル部ならびに第1コイル部と第2コイル部との間に設けられる配線部を備え、前記フレキシブル基材の前記導体開口部に第1スリットおよび第2スリットが形成されていて、前記磁性体コアが前記第1スリットおよび第2スリットにそれぞれ挿入されているアンテナ装置において、
    前記配線部に、前記第1コイル部および前記第2コイル部の少なくとも一方の位置が折り曲げ前の状態から変化するように折り曲げられた1箇所以上の折り曲げ部を有することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記第1スリットと第2スリットとが平行またはほぼ平行になるように折り曲げられた、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記フレキシブル基材の折り曲げ前の状態で前記第1スリットおよび前記第2スリットは同一方向から前記磁性体コアが挿入されるように向いている、請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記フレキシブル基材は前記折り曲げ前の状態で、前記第1コイル部の形成領域および前記第2コイル部の形成領域は前記配線部の形成領域に隣接し、前記第1コイル部の形成領域は前記第2コイル部の形成領域に隣接し、
    前記フレキシブル基材は、前記第1コイル部の形成領域および前記第2コイル部の形成領域と前記配線部の形成領域との境界で切り込みが形成され、前記第1コイル部の形成領域と前記第2コイル部の形成領域との境界で切り込みが形成された、請求項1から請求項3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記フレキシブル基材は前記折り曲げ前の状態で、前記第1コイル部の形成領域、前記配線部の形成領域および前記第2コイル部の形成領域がこの順に直線状に配置されている、請求項1から請求項3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  6. 前記フレキシブル基材は折り曲げ前の状態で矩形状の外形を有する、請求項1から請求項5のいずれかに記載のアンテナ装置。
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