JP5464153B2 - 配線ユニット - Google Patents
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まず第1に1次、2次成形の両方において、金型内にインサート品を規定どおりに配置する必要があるため、作業が煩雑である。
第2に1次、2次成形用の両方の金型において、導通部材のターミナル部分(以下、ターミナルと呼ぶ。)について型抜き方向を考慮しなければならず、金型コストが高くなってしまう。
すなわち、ターミナルを1次インサート成形品から突出するように設け、さらに2次成形において、突出したターミナルの周囲に樹脂をモールドすると、樹脂の流動圧によりターミナルが変形してターミナル同士が接触し、短絡する虞がある。
請求項1の手段によれば、配線ユニットは、電気配線としての導通部材が樹脂モールドされたものであり、導通部材を所定の台座に保持させた少なくとも2つの1次組立体を有し、2つの1次組立体を所定の金型にインサートするとともに樹脂材料を注入して2次成形することで設けられている。また、台座には導通部材が嵌まる嵌合溝が設けられ、導通部材は、嵌合溝に嵌ることで台座に保持されている。
請求項2の手段によれば、一方の1次組立体では、1つの嵌合溝に少なくとも2つの導通部材が上下2層に離れて嵌っており、2つの導通部材の内の上側の導通部材には切り欠きが設けられている。そして、突起は、切り欠きを通過して下側の導通部材に当接し、下側の導通部材の浮き上がりを規制する。
これにより、1つの嵌合溝に少なくとも2つの導通部材が嵌っている場合に、下側の導通部材の浮き上がりを規制することで、2つの導通部材が接触して短絡することを防止することができる。
請求項3の手段によれば、突起により浮き上がりを規制される導通部材は、上下方向以外の方向に広がる拡幅部を有する。そして、突起は拡幅部に当接することで導通部材の浮き上がりを規制する。
これにより、例えば、1つの嵌合溝に2つの導通部材を上下2層に離して嵌めている場合、上側の導通部材にさほど大きな切り欠きを設けなくても、突起を細めることで、突起に上側の導通部材を通過させ、上側の導通部材を通過した突起を下側の導通部材に当接させることができる。このため、上側の導通部材の電流容量を確保しながら、突起の拡幅部への当接により下側の導通部材の浮き上がりを規制することができる。
請求項4の手段によれば、導通部材は複数の先端部を有する。そして、先端部は、配線ユニットの表面から突出したり、配線ユニットの表面に露出したりするように2次成形されて、他の電気機器のターミナルと電気的に接続する配線ユニット側のターミナルをなす。
請求項5の手段によれば、他の電気機器とは、自動変速機を制御する電子制御ユニット、自動変速機のレンジを検出するレンジセンサ、自動変速機の回転数を検出する回転センサ、自動変速機の油圧を検出する油圧センサ、および自動変速機の油圧を可変する電磁ソレノイド弁である。
また、突起により浮き上がりを規制される導通部材は、上下方向以外の方向に広がる拡幅部を有する。そして、突起は拡幅部に当接することで導通部材の浮き上がりを規制する。
なお、他の電気機器とは、自動変速機を制御する電子制御ユニット、自動変速機のレンジを検出するレンジセンサ、自動変速機の回転数を検出する回転センサ、自動変速機の油圧を検出する油圧センサ、および自動変速機の油圧を可変する電磁ソレノイド弁である。
実施例の配線ユニット1の構成を、図1〜図3を用いて説明する。
なお、配線ユニット1は、電気配線としての導通部材2が樹脂モールドされたものであり、例えば、自動変速機の電子制御ユニット(以下、TCU3と呼ぶ。)と、TCU3以外の自動変速機に係わる電気機器とを電気的に接続するために利用されている。
また、外部コネクタ部13や内部コネクタ部14では、それぞれの内部においてターミナル4が内部奥底の表面から突出している。そして、外部コネクタ部13や内部コネクタ部14におけるターミナル4は、それぞれ、自動変速機の外部および内部の機器と電気的に導通している外部機器側、内部機器側のターミナル(図示せず)と電気的に導通される。
ここで、絶縁壁18は、主に沿面距離の確保を目的として設けられるものであり、押え部材19は、レーザ溶接時のターミナル4の位置を安定させることを目的として装着されるものである。
実施例の配線ユニット1の特徴を、図4〜図17に基づいて説明する。
まず、配線ユニット1は、電気配線としての複数の導通部材2を複数の台座21の所定部位に保持させた1次組立体22を有し、1次組立体22を所定の金型にインサートするとともに樹脂材料を注入して2次成形することで設けられている(図4〜図6等参照)。
また、台座21には導通部材2が嵌まる嵌合溝23が設けられ、導通部材2は、嵌合溝23に嵌ることで台座21に保持されている(図7〜図15等参照)。
実施例の配線ユニット1は、1次組立体22Aの上側に1次組立体22Bを積層した1次積層体24を金型にインサートして2次成形することで設けられる。ここで、1次組立体22Bを構成する台座21bの下面には下側に向かって伸びる突起26a〜26hが設けられており、突起26a〜26hは、1次積層体24において、1次組立体22Aを構成する導通部材2a、2bの上側への浮き上がりを規制する。
配線ユニット1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、実施例の配線ユニット1によれば、1次積層体24は2つの1次組立体22A、22Bが上下に積層されたものであったが、3つ以上の1次組立体22を上下に積層してもよい。
2 導通部材
2a、2b 導通部材(下側の導通部材)
2c、2d 導通部材(上側の導通部材)
3 TCU(他の電気機器、電子制御ユニット)
4、4a、4b ターミナル(配線ユニット側のターミナル)
5 ターミナル(他の電気機器のターミナル)
21、21a、21b 台座
22 1次組立体
22A 1次組立体(一方の1次組立体)
22B 1次組立体(他方の1次組立体)
23 嵌合溝
26、26a〜26h 突起
27 切り欠き
28 拡幅部
Claims (5)
- 電気配線としての導通部材が樹脂モールドされた配線ユニットにおいて、
前記導通部材を所定の台座に保持させた少なくとも2つの1次組立体を有し、この2つの1次組立体を所定の金型にインサートするとともに樹脂材料を注入して2次成形することで設けられ、
前記台座には前記導通部材が嵌まる嵌合溝が設けられ、前記導通部材は、この嵌合溝に嵌ることで前記台座に保持され、
前記2つの1次組立体の内の一方の1次組立体において、前記嵌合溝の底側を下側と定義し、前記嵌合溝の開口側を上側と定義すると、
前記2つの1次組立体は、前記一方の1次組立体の上側に他方の1次組立体が積層された状態で2次成形され、
前記他方の1次組立体は下側に向かって伸びる突起を有し、この突起は前記一方の1次組立体が有する前記導通部材の上側への浮き上がりを規制することを特徴とする配線ユニット。 - 請求項1に記載の配線ユニットにおいて、
前記一方の1次組立体では、1つの前記嵌合溝に少なくとも2つの前記導通部材が上下2層に離れて嵌っており、
2つの前記導通部材の内の上側の前記導通部材には切り欠きが設けられ、
前記突起は、この切り欠きを通過して下側の前記導通部材に当接し、下側の前記導通部材の浮き上がりを規制することを特徴とする配線ユニット。 - 請求項1または請求項2に記載の配線ユニットにおいて、
前記突起により浮き上がりを規制される前記導通部材は、上下方向以外の方向に広がる拡幅部を有し、
前記突起は前記拡幅部に当接することで前記導通部材の浮き上がりを規制することを特徴とする配線ユニット。 - 請求項1ないし請求項3の内のいずれか1つに記載の配線ユニットにおいて、
前記導通部材は複数の先端部を有し、
この先端部は、前記配線ユニットの表面から突出したり、前記配線ユニットの表面に露出したりするように2次成形されて、他の電気機器のターミナルと電気的に接続する前記配線ユニット側のターミナルをなすことを特徴とする配線ユニット。 - 請求項4に記載の配線ユニットにおいて、
前記他の電気機器とは、
自動変速機を制御する電子制御ユニット、前記自動変速機のレンジを検出するレンジセンサ、前記自動変速機の回転数を検出する回転センサ、前記自動変速機の油圧を検出する油圧センサ、および前記自動変速機の油圧を可変する電磁ソレノイド弁であることを特徴とする配線ユニット。
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